JP3249630B2 - 自動リズム演奏装置 - Google Patents

自動リズム演奏装置

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JP3249630B2
JP3249630B2 JP08405493A JP8405493A JP3249630B2 JP 3249630 B2 JP3249630 B2 JP 3249630B2 JP 08405493 A JP08405493 A JP 08405493A JP 8405493 A JP8405493 A JP 8405493A JP 3249630 B2 JP3249630 B2 JP 3249630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動リズム演奏装置に
関し、詳しくは演奏するリズムのテンポを任意の速さで
プリセットすることができる自動リズム演奏装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シンセサイザー、電子ピアノや電子オル
ガン等の電子楽器は、一般的に自動リズム演奏装置を内
蔵しており、リズムの自動演奏が可能になっている。こ
の自動リズム演奏装置は、電子楽器の機種によっては1
00〜200ものリズムパターンおよびテンポをROM
に予め記憶しており、演奏者が自動演奏のリズム名を指
定すると、リズム名に対応するリズムパターンとテンポ
を自動的にROMから読み出し、その読み出したテンポ
とリズムパターンに基づいて自動演奏を行っている。こ
こで、この予め記憶されているテンポ(以下、「プリセ
ットテンポ」という)としては、具体的には、リズム名
がマーチの場合には、1分間に数えられる四分音符の数
が120というように、リズム毎にメーカーの推奨する
数値が用いられているが、演奏者の技量や好みが様々で
あるため、必ずしも演奏者にとり満足のいくテンポでは
ない場合がある。そのため、従来の自動リズム演奏装置
は、自動リズム演奏を開始した後、演奏者がテンポダウ
ンスイッチまたはテンポアップスイッチの操作により、
自分の技量や好みに合わせて演奏テンポを微妙に変化さ
せることができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動リ
ズム演奏装置には以下のような問題点がある。すなわ
ち、プリセットテンポはあくまでもメーカーの推奨値で
あり、演奏者は、自動リズム演奏の都度、自分の技量等
に合わせてテンポを設定し直さなければならず、煩雑で
あった。特に、演奏者がリズムの種類を変更した場合や
電源の入り切りを行った場合には、自動リズム演奏装置
の演奏がプリセットテンポで行われるため、その都度、
テンポダウンスイッチ等でプリセットテンポを設定し直
さなければならず、非常に煩雑となる。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑み為され
たものであり、演奏者がテンポの変更を希望するリズム
について、そのリズムの種類毎に任意の速さにテンポを
プリセットし直すことができるとともに、その変更した
プリセットテンポでリズムの自動演奏を行うことができ
る自動リズム演奏装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の請求項1は、リズムパターンおよびテンポを複数
のリズム名の各々に対応させて予め記憶するプリセット
テンポ記憶手段と、リズム名を指定するリズム指定手段
と、記憶されたリズムパターンおよびテンポをリズム指
定手段により指定されたリズム名に応じて読み出す読出
し手段とを有し、読み出されたリズムパターンおよびテ
ンポに基づいて自動演奏を行う自動リズム演奏装置にお
いて、演奏中のリズムのテンポを変更するテンポ変更手
段と、変更されたテンポを記憶させるか否かを選択する
ために設けられ、変更されたテンポを記憶させるときに
操作される変更テンポ書込み選択手段と、変更テンポ書
込み選択手段が操作されると、テンポ変更手段により変
更されたテンポを演奏中のリズムのリズム名に対応させ
て記憶する変更テンポ記憶手段とを備え、読出し手段
は、リズム指定手段によりリズム名が指定された場合に
おいて、当該指定されたリズム名がテンポを変更された
リズム名であるときは、当該リズム名に対応するテンポ
を変更テンポ記憶手段から読み出すように構成されてい
ることを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の自
動リズム演奏装置において、変更テンポ記憶手段は、プ
リセットテンポ記憶手段により予め記憶されているテン
ポを変更されたテンポに書き換えて記憶することにより
構成されることを特徴とする。
【0007】
【作用】上述した請求項1に係る自動リズム演奏装置に
よれば、自動演奏中のリズムのテンポを、演奏者の好み
によりテンポ変更手段によって変更することができる。
また、変更テンポ書込み選択手段を操作すると、変更テ
ンポ記憶手段は、変更されたテンポを演奏中のリズムの
リズム名に対応させて記憶する。そして、読出し手段
は、リズム指定手段により指定されたリズム名がテンポ
を変更していないリズム名であるときは、このリズム名
に対応するテンポをプリセットテンポ記憶手段から読み
出す一方、指定されたリズム名がテンポを変更したリズ
ム名であるときは、変更後のテンポを変更テンポ記憶手
段から読み出す。したがって、変更テンポ書込み選択手
を操作するだけで、変更したテンポを演奏中のリズム
名に対応させて、変更テンポ記憶手段に記憶させること
ができる。また、変更テンポ書込み選択手段を操作した
ときのみ、変更したテンポが記憶され、操作しないとき
は、変更したテンポの記憶がなされないので、使用者
は、変更したテンポを記憶させるか否か、すなわち、そ
のリズムでの次回の自動演奏を、変更前または変更後の
いずれのテンポで行うかを、任意に選択することができ
る。さらに、リズム指定手段でリズム名を単純に指定す
るだけで、そのリズム名のリズムパターンとそれに対応
するテンポ(変更があったときは変更後のテンポ)によ
る自動演奏を、容易に行うことができる。
【0008】また、請求項2に係る音響効果装置によれ
ば、自動リズムの演奏を開始した後、演奏者が、演奏中
のテンポをテンポ変更手段で変更するとともに、テンポ
書込み指示手段から書込み指示命令を出力させると、プ
リセット記憶手段は、予め記憶されているテンポを、変
更されたテンポに書き換えて記憶するため、変更テンポ
記憶手段とプリセット記憶手段とを兼用することができ
るとともに、演奏者がテンポを変更したリズムは、常に
その変更されたテンポで演奏される
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を挙げ、詳
細に説明する。図1に示すシステム図の符号1は自動リ
ズム演奏装置であり、電子鍵盤楽器としても用いられ
る。この自動リズム演奏装置1は、マイクロコンピュー
タ(以下、「CPU」という)2、RAM(変更テンポ
記憶手段)3、ROM4、楽音波形メモリ5、鍵盤イン
ターフェース6、パネルインターフェース7、自動演奏
データメモリ(プリセット記憶手段)8および楽音発生
回路9が、データバス10を介して互いに接続されるよ
うにして構成されている。また、この自動リズム演奏装
置1の鍵盤インターフェース6には鍵盤11が接続さ
れ、パネルインターフェース7にはパネル操作子12が
接続されている。このパネル操作子12は、リズムのテ
ンポを変更するテンポ変更手段およびテンポ書込み指示
手段を構成する押釦スイッチ式のテンポアップスイッチ
およびテンポダウンスイッチと、リズム名を指定するリ
ズム指定手段を構成するテンキースイッチと、リズムパ
ターンおよびテンポを読み出す読出し手段を構成する押
釦スイッチ式のリズムコールスイッチとから構成されて
いる(いずれも図示せず)。また、楽音発生回路9に
は、楽音を増幅する増幅器13が接続され、その増幅器
13には、楽音を出力するスピーカ14が接続されてい
る。
【0010】この自動リズム演奏装置1の動作の概略に
ついて説明すれば、演奏者が、希望する自動リズム演奏
のリズム番号をテンキースイッチの操作で図示しないL
CD表示部に表示させた後にリズムコールスイッチを押
すと、CPU2が、RAM3に記憶されている自動演奏
データメモリ8から読み出した自動演奏用のリズムパタ
ーンおよびテンポのデータを内部レジスタに設定するこ
とにより、リズム名およびテンポがそれぞれ指定され
る。そして、CPU2がそのデータを楽音発生回路9に
出力することにより、指定されたリズムパターンおよび
テンポに基づいたリズムの伴奏音がスピーカ14から出
力される。
【0011】一方、演奏者は、演奏されているリズムの
テンポが自分の好みなどに合わない場合、テンポアップ
スイッチまたはテンポダウンスイッチを操作すると、C
PU2が、自動演奏データメモリ8から読み込んだテン
ポをその操作に応じて変更し、その変更されたテンポに
基づいて演奏を行うように楽音発生回路9を制御する。
希望するテンポになったときに、演奏者がテンポアップ
スイッチとテンポダウンスイッチの両方を同時に押す
と、書込み指示命令が出力され、CPU2は、RAM3
内のその演奏しているリズム名に対応するアドレスにそ
の変更されたテンポを記憶させる。その後、演奏者がテ
ンキースイッチおよびリズムコールスイッチの操作で、
変更したリズム名を再び指定すると、自動リズム演奏装
置1は、リズム名に対応したリズムパターンおよび変更
されたテンポを読み出し、そのテンポに基づき、指定さ
れたリズムの自動演奏を行う。
【0012】次に、自動リズム演奏装置1の構成要素に
ついて詳しく説明する。CPU2は、読出し手段および
テンポ変更手段の一部を構成するとともに、自動リズム
演奏のための楽音発生回路9の制御や、電子楽器として
の、鍵盤11から入力されたキー信号に対応する楽音波
形データの楽音波形メモリ5からの読込みを初めとする
種々の制御を行う。
【0013】RAM3は、演奏者が変更したリズムのテ
ンポや、CPU3の一時的な演算データ等を記憶するも
のであり、図示しないリチウム電池によりバックアップ
されている。
【0014】ROM4は、CPU3を動作させるための
動作プログラム、リズム名に対応するRAM3のアドレ
ス番号、楽音情報のアドレス等を記憶する。
【0015】楽音波形メモリ5は、キー信号に対応した
楽音データ、例えばピアノやオルガン等の楽音波形を所
定のサンプリング周波数で予めサンプリングした楽音波
形の各振幅値を16ビットの2進符号に変換したPCM
(Pulse Code Modulation)ウェーブデータを所定のア
ドレスに記憶する。
【0016】鍵盤インターフェース6は、鍵盤11のキ
ー信号およびベロシティーを検出し、その検出データを
CPU2に出力する。
【0017】パネルインターフェース7は、パネル操作
子12から出力される各スイッチのON/OFF情報を
検出し、その検出データをCPU2に出力する。
【0018】自動演奏データメモリ8は、自動演奏のリ
ズムパターンやそのリズムに一般的に用いられるテンポ
(プリセットテンポ)を予め記憶する。
【0019】楽音発生回路9は、CPU2の制御の下で
楽音を生成するものであり、楽音波形メモリ5に記憶さ
れている、リズムパターンに対応した音源データや鍵盤
11のキー信号に対応した音源データに基づいて、所定
のエンベロープの楽音を生成する楽音生成部、楽音を所
定の振幅に設定する振幅制御回路およびデジタル楽音信
号をアナログの楽音に変換するD/A変換部等を内部に
備えている。
【0020】次に、自動リズム演奏装置1の自動リズム
演奏動作について、図2から図4に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0021】最初に、メイン処理について図2を用いて
説明する。電源を投入すると、初期設定が行われる(ス
テップ21)。この初期設定においては、CPU2が、
自動演奏データメモリ8に記憶されているリズム名に対
応するリズムパターンおよびテンポを全て読み込み、そ
のデータをRAM3に記憶させる。なお、このリズムパ
ターン等の読込みは、RAM3がバックアップされてい
るため、最初の電源投入時のみに行うようになってい
る。
【0022】次に、後述するパネル処理が行われた(ス
テップ22)後、鍵盤処理が行われる(ステップ2
3)。この鍵盤処理は、鍵盤11が押鍵された場合に、
そのキーナンバー及びベロシティーに対応した発音処理
を行うものであり、CPU2が、鍵盤インターフェース
6を介して入力される鍵盤11のキー信号の有無を監視
し、キー信号があった場合には、キー信号に対応する楽
音をスピーカ14から出力するように楽音発生回路9に
音源諸データをロードする。次に、RAM3に記憶され
ているテンポでリズムの自動演奏を行う自動演奏処理が
行われる(ステップ24)。この自動演奏処理は、後述
するテンポ処理で生成されたタイミングクロックを使用
して、指定されたテンポでリズムの演奏を行う処理であ
る。具体的には、この処理では、CPU2が、楽音波形
メモリ5から読み出したリズムパターンに対応する楽音
データを、タイミングクロックの立上がりタイミング毎
に、楽音発生回路9へ出力し、楽音発生回路9が入力さ
れたデータに応じた楽音を生成する。
【0023】次に、前述したステップ22のパネル処理
について図4を用いて詳しく説明する。この処理ではま
ず、CPU2が、パネルスキャン、すなわちパネルイン
ターフェース7を介してパネル操作子12のスイッチ信
号の入力があったか否かを監視する(ステップ31)。
スイッチ信号の入力がないときは、このパネル処理を終
了し(ステップ33)、スイッチ信号の入力があったと
きは、どのスイッチ信号が入力されたかを判別するイベ
ント分岐処理に進む(ステップ32)。
【0024】イベント分岐処理では、CPU2が、入力
されたスイッチ信号がテンポアップスイッチ、テンポダ
ウンスイッチおよびリズムコールスイッチのいずれかで
あるかを判別する(ステップ34)。テンポアップスイ
ッチが押された場合には、CPU2は、現在演奏されて
いる自動リズム演奏のテンポに値1を加算し、CPU2
内のレジスタ内容をその新たなテンポのデータに書き換
えた(ステップ35)後、このパネル処理を終了する
(ステップ33)。一方、テンポダウンスイッチが押さ
れた場合には、現在演奏されている自動リズム演奏のテ
ンポから値1を減算し、CPU2内のレジスタ内容をそ
の新たなテンポのデータに書き換えた(ステップ36)
後、このパネル処理を終了する(ステップ33)。な
お、ステップ35およびステップ36におけるデータの
書込みは、自動演奏データメモリ8に記憶されているプ
リセットテンポを書き換えるようにしてもよい。
【0025】また、テンポアップスイッチとテンポダウ
ンスイッチの両方が押された場合には、この2つのスイ
ッチ信号による書込み指示命令に基づき、CPU2は、
レジスタに記憶されている内容をRAM3内のリズム名
に対応した所定のアドレスに書き込んで(ステップ3
7)、このパネル処理を終了する(ステップ33)。な
お、テンキースイッチにより新たなリズム名を指定して
から、テンポアップスイッチおよびテンポダウンスイッ
チの両方を同時に押すことによって、データの書込みを
するようにしてもよい。この場合、自動演奏データメモ
リ8に記憶されている元のプリセットテンポに加えて、
変更したテンポがRAM3に記憶されるので、演奏者は
いずれか一方の希望するテンポのリズムを読み出すこと
ができる。また、イベント分岐処理で、リズムコールス
イッチが押された場合には、テンキースイッチにより指
定されたリズム名に対応してRAM3に記憶されている
プリセットテンポを読み込み、このデータをCPU2内
のレジスタに書き込んで(ステップ38)、このパネル
処理を終了する(ステップ33)。
【0026】次に、定期割込み処理について図3を用い
て説明する。この定期割込み処理は、メイン処理が行わ
れているときに所定時間毎に割り込んでテンポ処理等の
タイミングに関する処理を行うものであり、最初にテン
ポ処理を行う(ステップ41)。このテンポ処理は、現
在演奏されている自動リズム演奏のテンポを一定の速さ
に維持する処理であり、具体的には、例えば以下のよう
に行われる。すなわち、このテンポ処理を行うために、
自動リズム演奏装置1は、リズムパターンに応じた楽音
データをテンポに応じて出力するためのタイミングクロ
ック生成用のプログラムカウンタをCPU2内に、図示
しない所定周波数で発振するパルス発振器をCPU2の
外部にそれぞれ有しており、このパルス発振器の出力パ
ルスがプログラムカウンタに入力されるように構成され
ている。そして、このプログラムカウンタは、入力パル
スの数をカウントし、テンポに応じて予め設定されてい
るカウント値になったときにオーバーフラグを出力し、
CPU2は、このオーバーフラグを使用してタイミング
クロックを生成する。なお、図2のステップ24の自動
演奏処理において、CPU2は、タイミングクロックに
基づいて楽音データを楽音発生回路9へ出力した後に、
プログラムカウンタのカウント数をリセットする。
【0027】そして、テンポが変更されると、CPU2
は、変更されたテンポに対応するカウント値をプログラ
ムカウンタに設定する。したがって、プログラムカウン
タのオーバーフラグの出力周期は変更されたテンポに対
応して変化する。つまり、テンポに応じてタイミングク
ロックの時間間隔が変更されることになり、自動リズム
演奏のテンポが変更されたテンポになる。なお、このテ
ンポ処理において、プログラムカウンタの設定カウンタ
値を一定にしておき、パルス発振器の発振周波数を制御
してタイミングクロックの時間間隔を変更するようにし
てもよい。
【0028】次に、タイミング処理が行われる(ステッ
プ42)。このタイミング処理では、スピーカ14から
の出力楽音レベルの表示を行うLEDの点滅制御等の種
々のタイミングに関する処理を行う。
【0029】以上、詳細に説明したように、本発明の自
動リズム演奏装置1は、演奏者がテンポアップスイッチ
またはテンポダウンスイッチを操作すると、演奏者の好
みのテンポで自動リズムの演奏が行われる。またテンポ
アップスイッチとテンポダウンスイッチの両方を同時に
押すと、現在演奏されているリズムの変更されたテンポ
がRAM3に記憶される。このため、演奏者は、自分が
テンポを変更したリズムのうち、プリセットしたいと希
望するリズムのテンポだけをRAM3に記憶させること
ができ、かつ、その後に同じリズム名の自動リズム演奏
を行うときは、テンキースイッチおよびリズムコールス
イッチの操作で、そのリズム名を呼び出せば、リズムの
演奏を変更したテンポで自動的に行わせることができ
る。したがって、その都度プリセットテンポを設定し直
して自分の好みにあったテンポにするというような煩雑
な操作が不要になる。更に、演奏者が希望する場合に
は、プリセットテンポとは別に、変更したテンポを新た
なリズム名に対応して記憶させることができるので、そ
の後にプリセットテンポおよび変更されたテンポのどち
らでも任意に指定することができる。このため、標準的
なプリセットテンポのリズムをデータとして残してお
き、演奏者の演奏技量が向上したときなどに、プリセッ
トテンポのリズムで自動演奏を行わせることができると
いう効果がある。
【0030】また、テンポを変更するときに、例えばフ
ロッピーディスク等の書き換え可能な記録媒体の自動演
奏データメモリ8を使用し、そこに記憶されているプリ
セットテンポを書き換えるようにすれば、変更されたテ
ンポを記憶するメモリ記憶領域は不要になる。
【0031】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、適用する電子楽器は、実施例の
電子ピアノ等に限らず他の電子楽器や楽器玩具でもよ
い。また、具体的な動作についても、例えば実施例に示
したフローチャートやテンポを制御する方法等に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲で動作
を変更することが可能である。更に、テンポ書込み指示
手段は、テンポアップスイッチおよびテンポダウンスイ
ッチの同時押しによる手段のみならず、別個に独立した
押釦スイッチ等を設けて構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、演奏者が
テンポの変更を希望するリズムについて、そのリズムの
種類毎に任意の速さにテンポをプリセットし直すことが
できるとともに、その変更したプリセットテンポでリズ
ムの自動演奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動リズム演奏装置のブロック図
である。
【図2】メイン処理のフローチャートである。
【図3】定期割込み処理のフローチャートである。
【図4】パネル処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動リズム演奏装置 2 CPU 3 RAM 8 自動演奏データメモリ 12 パネル操作子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リズムパターンおよびテンポを複数のリ
    ズム名の各々に対応させて予め記憶するプリセットテン
    ポ記憶手段と、当該リズム名を指定するリズム指定手段
    と、前記記憶されたリズムパターンおよびテンポを前記
    リズム指定手段により指定されたリズム名に応じて読み
    出す読出し手段とを有し、当該読み出されたリズムパタ
    ーンおよびテンポに基づいて自動演奏を行う自動リズム
    演奏装置において、 当該演奏中のリズムのテンポを変更するテンポ変更手段
    と、 当該変更されたテンポを記憶させるか否かを選択するた
    めに設けられ、当該変更されたテンポを記憶させるとき
    に操作される変更テンポ書込み選択手段と、 当該変更テンポ書込み選択手段が操作されると、 前記テ
    ンポ変更手段により変更されたテンポを前記演奏中のリ
    ズムのリズム名に対応させて記憶する変更テンポ記憶手
    段とを備え、 前記読出し手段は、前記リズム指定手段によりリズム名
    が指定された場合において、当該指定されたリズム名が
    前記テンポを変更されたリズム名であるときは、当該リ
    ズム名に対応するテンポを前記変更テンポ記憶手段から
    読み出すように構成されていることを特徴とする自動リ
    ズム演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記変更テンポ記憶手段は、前記プリセ
    ットテンポ記憶手段により予め記憶されているテンポを
    前記変更されたテンポに書き換えて記憶することにより
    構成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動リ
    ズム演奏装置。
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