JP2985379B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2985379B2
JP2985379B2 JP3162235A JP16223591A JP2985379B2 JP 2985379 B2 JP2985379 B2 JP 2985379B2 JP 3162235 A JP3162235 A JP 3162235A JP 16223591 A JP16223591 A JP 16223591A JP 2985379 B2 JP2985379 B2 JP 2985379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願各発明は、自動演奏装置に関
し、詳しくは、自動演奏中に曲の音色、リズム等の演奏
制御情報をその切換時点毎に表示可能とするとともに、
演奏中の楽音以外の楽音に対応する演奏制御情報をも表
示可能とする自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動演奏装置においては、あらかじめ入
力された自動演奏用の音符情報やテンポ、音色、リズム
及びその切換時点等の演奏制御情報をメモリに記憶し、
自動演奏時、該メモリから音符情報や演奏制御情報を読
み出して、自動演奏を行なう。ところが、自動演奏装置
においては、演奏させる曲を使用者が外部から鍵盤等に
より入力できるものにあっては、入力した音符情報や演
奏制御情報が間違っていないかどうか確認する必要があ
る。そこで、従来の自動演奏装置においては、演奏モー
ドとは別に表示モードを設け、所定のスイッチ、例え
ば、確認スイッチを操作することにより、メモリに記憶
させた内容の全部あるいは一部を表示装置、例えば、液
晶表示装置等に表示させるようになっている。したがっ
て、使用者は、表示モードに設定し、所定のスイッチを
操作することによりメモリ内の音符情報や演奏制御情報
を確認することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動演奏装置にあっては、演奏モードとは別
に表示モードを設け、所定のスイッチが操作されると、
メモリから音符情報や演奏制御情報を読み出して、表示
装置に表示するようになっていたため、この表示モード
でない演奏中に音符情報や演奏制御情報を確認すること
ができないだけでなく、演奏している小節から先の小節
でどのように音符情報や演奏制御情報が変化するのか、
特に演奏制御情報がどのように変化するのかを確認する
ことができず、自動演奏装置を利用するうえで不便であ
った。すなわち、自動演奏装置としては、あらかじめ入
力した曲を自動演奏させるだけでなく、自動演奏装置に
より自動演奏される曲に合わせて、他の楽器等を演奏し
て練習するのに使用されるが、この場合、現在演奏中の
小節の音符情報や演奏制御情報を知る必要があるだけで
なく、現在演奏中の小節から先の小節で、音色やリズム
等がどの様に変化するのかを知る必要がある。このよう
な場合、従来の自動演奏装置では、演奏モードとは別の
モードを設定して音符情報や演奏制御情報を表示させて
確認するしか方法がなく、自動演奏装置の利用性が悪い
という問題があった。そこで、本願各発明は、演奏モー
ドにおいても演奏制御情報を表示可能とするとともに、
現在演奏中の小節の演奏制御情報だけでなく、任意の小
節の演奏制御情報を切り換えて表示可能とし、自動演奏
装置の利用性を向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
自動演奏用の音符情報を記憶する音符情報記憶手段と、
自動演奏用のテンポ、音色、リズムの少なくとも1つと
その切換時点とからなる演奏制御情報を演奏順に記憶す
る演奏制御情報記憶手段と、記音符情報記憶手段に記
された音符情報と前記演奏制御情報記憶手段に記憶
た演奏制御情報に基づいて楽音を発生する楽音発生
手段と、前記楽音発生手段による自動演奏と並行して前
記演奏制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報を読
み出して表示する表示手段と、所定の操作を行なう度
に、前記演奏制御情報を、前記演奏制御情報記憶手段か
前記切換時点毎に所定の順序で切り換えて読み出させ
る切換手段と、を備え、前記楽音発生手段による自動演
奏状態において、現在演奏中の楽音に対応する演奏制御
情報を前記表示手段に表示するとともに、前記切換手段
によって読み出された演奏制御情報を表示させ、演奏中
以外の楽音に対応する演奏制御情報を表示可能としたこ
とを特徴とし、請求項2記載の発明は、自動演奏用の音
符情報を記憶する音符情報記憶手段と、自動演奏用のテ
ンポ、音色、リズムの少なくとも1つとその切換時点
からなる演奏制御情報を演奏順に記憶する演奏制御情報
記憶手段と、記音符情報記憶手段に記憶された音符情
報と前記演奏制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情
に基づいて楽音を発生する楽音発生手段と、前記楽
音発生手段による自動演奏と並行して前記演奏制御情報
記憶手段に記憶された演奏制御情報を読み出して表示
る表示手段と、前記演奏制御情報を、前記演奏制御情報
記憶手段から前記切換時点毎に所定の順序で一定時間毎
自動的に切り換えて読み出させる切換手段と、を備
え、前記楽音発生手段による自動演奏状態において、現
在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を前記表示手段
に表示するとともに、前記切換手段によって読み出され
た演奏制御情報を表示させ、演奏中以外の楽音に対応す
る演奏制御情報を表示可能としたことを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明においては、自動演奏用の
音符情報を音符情報記憶手段に記憶し、自動演奏用のテ
ンポ、音色、リズムの少なくとも1つとその切換時点
からなる演奏制御情報を演奏制御情報記憶手段に演奏順
に記憶する。この音符情報記憶手段に記憶された音符情
報と前記演奏制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情
に基づいて楽音発生手段が楽音を発生して自動演奏
を行ない、この楽音発生手段による自動演奏と並行して
前記演奏制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報を
読み出して表示手段に表示する。表示手段には、通常、
楽音発生手段で発生中の小節の演奏制御情報を演奏制御
情報記憶手段から読み出して表示するが、切換手段が操
作されると、操作が行なわれる度に、演奏制御情報を、
演奏制御情報記憶手段から切換時点毎に所定の順序で切
り換えて読み出し、表示させる。したがって、演奏中
に、現在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を表示手
段に表示することができるとともに、切換手段によって
読み出された演奏制御情報を表示させることができ、自
動演奏装置により自動演奏させながら他の楽器等の練習
をする場合等において、演奏中の小節以降の小節におい
てどのように演奏制御情報が変化するかを知ることがで
きる。その結果、自動演奏装置の利用性を向上させるこ
とができる。請求項2記載の発明においては、切換手段
が演奏制御情報を演奏制御情報記憶手段から切換時点毎
に所定の順序で一定時間毎に自動的に切り換えて読み出
し、表示手段に表示させる。したがって、演奏中に、現
在演奏中の楽音の演奏制御情報を表示手段に表示するこ
とができるとともに、表示手段に表示する演奏制御情報
を自動的切り換えて表示させることができ、自動演奏
装置により自動演奏させながら他の楽器等の練習をする
場合等において、演奏中の小節以降の小節においてどの
ように演奏制御情報が変化するかをいちいちスイッチ等
を操作することなく、知ることができる。その結果、自
動演奏装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例に基づいて具体的に
説明する。図1〜図9は、請求項1記載の発明の自動演
奏装置の一実施例を示す図である。図1は、請求項1記
載の発明の自動演奏装置を適用した電子楽器1の外観図
であり、電子楽器1は、演奏操作子2、電源スイッチ
3、リズムスタート/ストップスイッチ4、一群の音色
スイッチ5、一群のリズムスイッチ6、表示確認スイッ
チ7、録音スイッチ8、自動演奏スタート/ストップス
イッチ9及び表示部10等を備えている。
【0007】演奏操作子2は、鍵盤等で構成され、この
演奏操作子2により電子楽器1を使用して演奏したり、
自動演奏させる曲の音符情報が入力される。電源スイッ
チ3は、電子楽器1の本体の電源のオン/オフを行なう
ためのものである。
【0008】リズムスタート/ストップスイッチ4は、
自動演奏する曲にリズムを入れるか入れないか、またリ
ズムを入れる曲の小節の位置とリズムを停止する小節の
位置を指定するときに使用する。
【0009】音色スイッチ5は、自動演奏する曲の音色
を設定するときに使用し、また、リズムスイッチ6は、
自動演奏する曲のリズムを設定するときに使用する。
【0010】表示確認スイッチ(切換手段)7は、表示
部10の表示内容を確認したことを示すために操作するス
イッチであり、この表示確認スイッチ7を操作すること
により、後述するように、表示部10で表示される演奏制
御情報を演奏制御情報の切換時点毎に所定の順序で切り
換えることができる。
【0011】録音スイッチ8は、自動演奏する曲を後述
するRAMに記憶させるときに使用し、自動演奏スター
ト/ストップスイッチ9は、記憶させた曲の自動演奏の
開始及び停止を指示するときに使用する。
【0012】表示部9は、例えば、液晶を使用した液晶
表示装置が使用され、電子楽器1から使用者に知らせる
ための各種情報、特に、本願各発明の音符情報やテン
ポ、音色、リズム及びその切換時点等の演奏制御情報を
表示する。
【0013】図2は、電子楽器1のブロック図であり、
電子楽器1は、上記演奏操作子2、スイッチ類11、表示
部10、CPU(Central Processing Unit)12、クロッ
ク発生器13、ROM(Read Only Memory)14、RAM
(Random Access Memory)15、音源LSI16、D/A変
換器17、アンプ18及びスピーカ19等を備えている。
【0014】CPU12には、クロック発生器13、演奏操
作子2、スイッチ類11及び表示部10が接続されており、
クロック発生器13は、発振器や分周器等を備えてクロッ
ク信号を発生する。クロック発生器13は、クロック信号
をCPU12に出力し、CPU12は、このクロック信号に
基づいて各種処理のタイミングを調整する。
【0015】スイッチ類11は、上記電源スイッチ3、リ
ズムスタート/ストップスイッチ4、一群の音色スイッ
チ5、一群のリズムスイッチ6、表示確認スイッチ7、
録音スイッチ8、自動演奏スタート/ストップスイッチ
9等を総称したものである。
【0016】ROM14には、電子楽器1の制御に必要な
各種プログラムやデータが記憶され、自動演奏装置とし
てのプログラムや電子楽器1としてのプログラムが記憶
される。
【0017】RAM15は、主にワークメモリとして利用
され、特に、図3に示すように、制御データ領域、演奏
制御情報領域、音符情報領域等に区分されて、自動演奏
装置としての処理、すなわち演奏制御情報の表示部10へ
の表示処理必要なデータを記憶する。この制御データ領
域には、例えば、現在地アドレスカウンタのカウント
値、表示確認スイッチオン回数、演奏制御情報録音中フ
ラグ、現在拍数及び1秒カウンタのカウント値等が格納
され、演奏制御情報領域には、イニシャルデータ、第1
変化点データ、第2変化点データ等の各変化点のデータ
及びストップデータ等が格納される。また音符情報領域
には、演奏操作子2により入力された音符情報が格納さ
れる。
【0018】CPU12は、このROM14のプログラムに
従って電子楽器1の各部を制御し、電子楽器1としての
シーケンスを実行するとともに、自動演奏装置としての
処理を実行する。
【0019】音源LSI16は、通常の音源LSIであ
り、CPU12から転送されてくる楽音データに基づい
て、楽音信号を生成して、D/A変換器17に出力する。
D/A変換器17は、入力されるディジタルの楽音信号を
アナログの楽音信号に変換し、アンプ18に出力する。ア
ンプ18は、入力されるアナログの楽音信号を増幅して、
スピーカ19に出力し、スピーカ19を介して楽音として発
生させる。
【0020】次に、作用を説明する。電子楽器1では、
自動演奏の録音モードと再生モードとがあり、まず録音
モードで自動演奏する音符情報や演奏制御情報を録音し
た後、録音モードで録音した音符情報や演奏制御情報に
基づいて、再生モードで再生して自動演奏する。この録
音モード及び再生モードでの各種操作を図1の演奏操作
子2や各種スイッチ3〜9を使用して行なう。
【0021】以下各モード毎に説明する。録音モードでの処理 自動演奏する曲を録音するときには、まず、リズムや音
色を設定し、録音モードにして、自動演奏をスタートさ
せることにより行なう。すなわち、電子楽器1のリズム
スイッチ6を操作してリズムNo. を設定し、音色スイッ
チ5を操作して音色No. を設定する。次いで、録音スイ
ッチ8を操作して録音モードにし、リズムが必要なとき
には、リズムスタート/ストップスイッチ4を投入した
後、自動演奏スタート/ストップスイッチ9をスタート
させる。自動演奏スタート/ストップスイッチ9をスタ
ートさせることにより録音状態となるので、演奏操作子
2により演奏して、必要な音符情報を入力する。
【0022】この録音モードでは、電子楽器1におい
て、図4に示すように、処理される。すなわち、電源ス
イッチ3が投入されると、まず、イニシャライズ処理を
行ない(ステップS1)、リズムスイッチ6がオンされ
たかどうかチェックする(ステップS2)。リズムスイ
ッチ6がオンされたときには、オンされたリズムスイッ
チ6に対応するリズムNo. をRAM15の演奏制御情報領
域にストア(格納)し(ステップS3)、リズムスイッ
チ6がオンされていないときには、そのままステップS
4に移行する。ステップS4で、音色スイッチ5がオン
されたかどうかチェックし、オンされたときには、オン
された音色スイッチ5に対応する音色No. をRAM15の
演奏制御情報領域にストアする(ステップS5)。ステ
ップS4で、音色スイッチ5がオンされていないときに
は、そのままステップS6に移行し、録音スイッチ8が
オンかどうかチェックする(ステップS6)。
【0023】いま、自動演奏の録音モードであるので、
録音スイッチ8が投入(オン)されている。したがっ
て、ステップS7に移行し、リズムスタート/ストップ
スイッチ4の状態をチェックする。リズムスタート/ス
トップスイッチ4がスタート状態のときには、リズムフ
ラグを1にセットして(ステップS8)、自動演奏スタ
ート/ストップスイッチ9の状態をチェックし(ステッ
プS10)、ステップS7で、リズムスタート/ストップ
スイッチ4がストップ状態のときには、リズムフラグを
0にセットして(ステップS9)、自動演奏スタート/
ストップスイッチ9の状態をチェックする(ステップS
10)。
【0024】自動演奏スタート/ストップスイッチ9が
ストップ状態のときには、まだ自動演奏の曲の録音操作
を開始しないと判断して、スタートフラグを0にセット
して(ステップS11)、ステップS2に戻り、同様の処
理を行なう。自動演奏スタート/ストップスイッチ9が
スタート状態であると、スタートフラグが1かどうかチ
ェックする(ステップS12)。このスタートフラグは、
初めて自動演奏スタート/ストップスイッチ9を投入し
たかどうかを示すフラグであり、自動演奏スタート/ス
トップスイッチ9が初めて投入されたときには、スター
トフラグは0である。いま、自動演奏スタート/ストッ
プスイッチ9が初めて投入されたのであるから、スター
トフラグは0であり、ステップS13に移行して、スター
トフラグを1にセットし、音長カウンタ及び拍カウンタ
をスタートさせる(ステップS14)。この音長カウンタ
及び拍カウンタは、CPU12のレジスタの一部を利用し
たものであり、音長カウンタは曲の音符の種類を検出す
るために、また拍カウンタは、曲の拍数を検出するため
に、利用される。
【0025】音長カウンタ及び拍カウンタをスタートさ
せると、演奏操作子2の操作状態をチェックし(ステッ
プS15)、演奏操作子2の操作状態がオンのときには、
その演奏操作子2の音階データ及び音長カウンタの値を
読み取ってRAM15の音符情報領域に書き込む(ステッ
プS16)。ステップS15で、演奏操作子2がオフのとき
には、OFFデータ及び音長カウンタの値をRAM15の
音符情報領域に書き込む(ステップS17)。また、ステ
ップS15で、演奏操作子2の状態に変化がないときに
は、RAM15へのデータの書き込みを行なわず、ステッ
プS18に移行して、リズムフラグが1かどうかチェック
する。
【0026】リズムフラグが1のときには、すなわちス
テップS7でリズムスタート/ストップスイッチ4がス
タート状態であると判断したときには、リズムスイッチ
6が切り換えられたかどうかチェックし(ステップS1
9)、リズムスイッチ6が切り換えられたときには、そ
のリズムスイッチ6のリズムNo.、音色No. 及び拍カウ
ント値をRAM15に書き込んで、ステップS21に移行す
る(ステップS20)。ステップS18でリズムフラグが1
でないときには、リズムスタート/ストップスイッチ4
がストップ状態であると判断して、ステップS21に移行
し、また、ステップS19で、リズムスタート/ストップ
スイッチ4はスタート状態であるがリズムスイッチ6が
切り換えられていないときには、ステップS3でRAM
15にストアしたリズムNo. に変更がないと判断して、ス
テップS21に移行する。
【0027】ステップS21において、音色スイッチ5が
切り換えられたかどうかチェックし、切り換えられたと
きには、リズムフラグが1かどうかチェックする(ステ
ップ22)。ステップS22で、リズムフラグが1のときに
は、リズムNo. 、切り換えられた音色スイッチ5に対応
する音色No. 及び拍カウント値をRAM15に書き込み
(ステップS23)、ステップS16あるいはステップS17
でRAM15に格納した音階データあるいはOFFデータ
及びステップS23でRAM15に書き込んだ音色データを
音源LSI16に転送するとともに、ステップS23でRA
M15に書き込んだリズムNo. のリズムパターンを設定す
る(ステップS25)。ステップS22で、リズムフラグが
0のときには、切り換えられた音色スイッチ5に対応す
る音色No.及び拍カウント値をRAM15に書き込み(ス
テップS24)、ステップS16あるいはステップS17でR
AM15に格納した音階データあるいはOFFデータ及び
ステップS24でRAM15に書き込んだ音色データを音源
LSI16に転送する(ステップS25)。このとき、リズ
ムフラグが0であるので、リズムパターンの設定は行な
わない。このように、音源LSI16へ音階データ等を設
定すると、音源LSI16は、通常の動作により、楽音を
生成し、D/A変換器17に楽音を出力する。これによ
り、音階データ及び音色データに対応する楽音がスピー
カ19から出力される。
【0028】以上の処理により、演奏操作子2及び各ス
イッチ4〜6により入力された音色、リズム、音階及び
拍カウント数等の自動演奏に必要なデータが、RAM15
に書き込まれるとともに、スピーカ19から対応する楽音
が発生される。
【0029】上記楽音の発生処理までが終了すると、ス
テップS6に戻り同様の処理を繰り返し行なうことによ
り、順次入力される音符情報及び演奏制御情報をRAM
15に書き込むことができるとともに、スピーカ19から楽
音として出力することができる。
【0030】上記処理を順次繰り返し行なっている途中
で、自動演奏スタート/ストップスイッチ9が操作され
て、ストップ状態になると、スタートフラグを0にセッ
トし(ステップS11)、ステップS2に戻ってリズムス
イッチ6が切り換えられるか、音色スイッチ5が切り換
えられるか、録音スイッチ8がオフにされるか、リズム
スタート/ストップスイッチ4が切り換えられるか等を
チェックする(ステップS2、S4、S6、S7)。各
スイッチの操作が行なわれると、対応する処理を行なう
(ステップS3、S5、S8、S9)。ステップS10
で、自動演奏スタート/ストップスイッチ9が再度スタ
ート状態に切り換えられると、上記各スイッチの状態に
対応した処理を上記同様に行なう。ステップS6におい
て、録音スイッチ8がオフにされると、録音モードを終
了し、次に説明する再生モード(自動演奏モード)に移
行する。
【0031】再生モードでの処理 再生モードは、録音モードでRAM15に録音された音符
情報と演奏制御情報とにより自動演奏するモードであ
り、この再生モード時に、演奏制御情報を表示部10に表
示する。
【0032】すなわち、上記図4のステップS6におい
て録音スイッチがオフに切り換えられると、図5に示す
ステップS26に移行し、再生モードを開始するための初
期設定を行う。すなわち、現在アドレスを1000Hに
設定し、表示確認スイッチを000Hに設定する。この
現在アドレスを1000Hに設定するのは、演奏制御情
報が格納されている演奏制御情報領域の先頭アドレスを
設定するためである。また、現在拍数として、初期値の
000Hを設定し、1秒カウンタとして000Hを設定
する。再生モードの初期設定が完了すると、自動演奏ス
タート/ストップスイッチ4の状態をチェックし(ステ
ップS27)、自動演奏スタート/ストップスイッチ4が
ストップ状態であると、まだ自動演奏は行わないと判断
し、スタートフラグを0にセットして(ステップS2
8)、図4のステップS2に戻る。
【0033】ステップS27で、自動演奏スタート/スト
ップスイッチ4がスタート状態のときには、自動演奏を
開始すると判断し、スタートフラグが1かどうか、すな
わち自動演奏の開始かどうかチェックする(ステップS
29)。スタートフラグが0のときには、初期の開始と判
断し、音長カウンタ、拍カウンタをスタートさせるとと
もに(ステップS30、S31)、スタートフラグを1にセ
ットする(ステップS32)。次に、RAM15から最初の
音符情報及び演奏制御情報を読み出し(ステップS3
3)、読み出した音符情報及び演奏制御情報に基づい
て、音階データ、音色データを音源LSI16に転送する
とともに、リズムパターンを設定する(ステップS3
4)。これにより音源LSI16から楽音が生成され、生
成された楽音をD/A変換器17でアナログ変換した後、
アンプ18を介してスピーカ19に転送して、スピーカ19か
ら発生する。
【0034】次に、音長カウンタのカウント値が音長デ
ータの値になったかどうか、すなわち音長データの時間
だけ楽音の発生を行ったかどうかチェックし(ステップ
S35)、音長カウンタのカウント値が音長データの値と
一致するときには、アドレスを1だけインクリメントし
て、RAM15から次の音符情報を読み出し(ステップS
36)、そのデータが音階データかどうかチェックする
(ステップS37)。その音符情報が音階データのときに
は、その音階データを音源LSI16に転送し、その音階
の楽音の発生を行わせる(ステップS38)。その音階デ
ータが音階データでないとき、すなわちOFFデータの
ときには、OFFデータを音源LSI16に転送し、楽音
の発生を停止させる(ステップS39)。なお、ステップ
S35で音長カウンタのカウント値と音長データの値が一
致しないときには、上記次の音階データの読み出しや設
定を行うことなく、ステップS40に移行する。
【0035】ステップS40で、拍カウンタのカウント値
と拍データが一致するかどうかチェックし、一致しない
ときには、ステップS35に戻って音長カウンタと音長デ
ータのチェックを行い、同様の処理を行う。ステップS
40で、拍カウンタのカウント値と拍データが一致すると
きには、アドレスカウンタを1だけインクリメントし
て、RAM15から次の演奏制御情報を読み出し(ステッ
プS41)、その演奏制御情報がストップデータかどうか
チェックする(ステップS42)。演奏制御情報が、スト
ップデータのときには、再生モードの停止であると判断
して、ステップS28に移行し、スタートフラグを0にセ
ットして、ステップS2に移行する。
【0036】ステップS42で、演奏制御情報がストップ
データでないときには、ステップS41で読み出した演奏
制御情報の音色データの音源LSI16への転送及びリズ
ムパターンの設定を行ない(ステップS43)、表示確認
スイッチ7が投入(オン)されたかどうかチェックする
(ステップS44)。ここで、表示確認スイッチ7がオン
されているときには、図6の表示処理のフローに移行
し、表示確認スイッチ7がオンされていないときには、
図7の表示処理のフローに移行する。
【0037】表示処理 図6において、いま、表示確認スイッチ7がオンされた
のであるから、表示確認スイッチ7がオンされてから次
にオンされるまでに1秒以上経過したかどうかをチェッ
クするための1秒カウンタをリセットし(ステップS4
5)、表示確認スイッチオン回数を1だけインクリメン
トする(ステップS46)。この1秒カウンタは、図3に
示したように、RAM15の制御データ領域に確保されて
いる。次に、現在地アドレスカウンタの示すアドレスか
ら表示確認スイッチオン回数分だけ先の演奏制御情報領
域の内容をRAM15から読み出し(ステップS47)、そ
の領域の演奏制御情報の内容がストップデータかどうか
チェックする(ステップS48)。ストップデータのとき
には、演奏制御情報の最後のデータであるので、表示確
認スイッチオン回数を1だけディクリメントして(ステ
ップS49)、ステップS50に移行し、ストップデータで
ないときには、そのままステップS50に移行する。ステ
ップS50で、現在拍数と表示確認スイッチオン回数分先
の演奏制御情報の拍数との差を算出し、図8に示すよう
に、該拍数の差とその表示確認スイッチオン回数分先の
演奏制御情報の内容とを表示部10に出力して、表示部10
に表示させる(ステップS50)。
【0038】したがって、現在演奏中の小節から何泊目
で、音色やリズム等の演奏制御情報がどのように変わる
かを表示することができ、自動演奏される曲がこれから
先どのように変化するかを表示部10の表示により知るこ
とができる。その結果、電子楽器1に自動演奏をさせな
がら他の楽器等の練習を行なう場合に、切換手段として
の表示確認スイッチ7を投入することにより、表示部10
に表示する演奏制御情報を順次切り換えて表示させるこ
とができ、自動演奏装置により自動演奏させながら他の
楽器等の練習をする場合等において、演奏中の小節以降
の小節においてどのように演奏制御情報が変化するかを
知ることができる。その結果、自動演奏装置としての電
子楽器1の利用性を向上させることができる。また、演
奏制御情報が最終データであって、その内容がストップ
のときには、表示確認スイッチオン回数を1だけディク
リメントして、以降表示確認スイッチ7がオンされても
その最終データを表示させることができる。なお、この
場合、最終データを表示させずに、現在演奏中の位置に
戻って、同様に、表示確認スイッチ7のオン回数に応じ
て表示の切り換えを行なうようにしてもよい。
【0039】一方、図5のステップS44において表示確
認スイッチ7がオンされていないときには、図7の処理
に移行し、まず、1秒カウンタが1秒をカウントしたか
どうかチェックする(ステップS51)。1秒カウンタが
1秒をカウントしたときには、1秒カウンタをクリアし
(ステップS52)、表示確認スイッチオン回数を0にセ
ットする(ステップS53)。次に、表示確認スイッチオ
ン回数が0かどうかチェックする(ステップS54)。い
ま、ステップS53で表示確認スイッチオン回数を0にセ
ットしたので、ステップS55に移行し、図9に示すよう
に、現在拍数(図9では、”5”)と「NORMAL」
を表示し、図5のステップS27に戻る。この「NORM
AL」表示は、表示部10の表示内容が、現在演奏中の拍
数を表示していることを示すものである。なお、表示確
認スイッチ7がオンされないときの表示内容としては、
この「NORMAL」表示をするものに限定されるもの
ではなく、例えば、現在演奏中の小節の演奏制御情報と
して、拍数、音色及びリズム等を全てあるいは、必要な
ものを表示するようにしてもよく、また演奏中の音符情
報を表示するようにしてもよい。
【0040】ステップS51で、1秒カウンタが1秒をカ
ウントしていないときには、1秒カウンタのクリア及び
表示確認スイッチオン回数のリセットを行なわずに、ス
テップS54に移行して、表示確認スイッチオン回数が0
かどうかチェックし、表示確認スイッチオン回数が0の
ときには、現在拍数と「NORMAL」を表示して、図
5のステップS27に戻る(ステップS55)。ステップS
54で、表示確認スイッチオン回数が0でないときには、
図6のステップS50に移行する。
【0041】すなわち、図5で表示確認スイッチ7がオ
ンされていないときには、表示確認スイッチ7がオンさ
れない状態が1秒間継続したかどうかチェックし、表示
確認スイッチ7がオンされない状態が1秒間継続してい
ないときには、表示確認スイッチ7のオン回数に対応し
た処理を行ない、表示確認スイッチ7がオンされない状
態が1秒間継続すると、1秒カウンタのクリアと表示確
認スイッチ7のオン回数のリセットを行なって初期の表
示状態に戻る。
【0042】上記録音処理及び再生処理をさらに具体的
に説明すると、図10に示すように、録音モードにおい
て、録音がスタートされると、拍数がカウントされ、ま
た最初に設定された音色No. (図10では、音色No. 2)
やリズムNo. (図10では、リズムNo. 1)がRAM15に
記憶される。8拍目に、リズムスイッチ6のNo. 4が投
入されると、その拍数とリズムNo. 4のデータがRAM
15に記憶され、14拍目に、音色スイッチ5のNo. 3が
投入されると、その拍数と音色No. 3がRAM15に記憶
される。その後、20拍目に、自動演奏スタート/スト
ップスイッチ9が投入されると、その拍数とストップデ
ータがRAM15に記憶される。
【0043】このようにしてRAM15に自動演奏する音
符情報と演奏制御情報が記憶されると、次に、再生モー
ドにより自動演奏が可能となる。すなわち、録音スイッ
チ8が解除され、自動演奏スタート/ストップスイッチ
9がスタートにセットされると、再生モードが開始さ
れ、まず、RAM15から初期状態を読み出し、図9に示
すように、その拍数と「NORMAL」を表示する。い
ま、拍数が、図10に示すように、6拍目であり、ここ
で、表示確認スイッチ7が投入されたとすると、現在演
奏中の小節と異なる演奏制御情報の拍数までの拍数の差
を演算し、その拍数の差とその異なる演奏制御情報の拍
数での演奏制御情報を表示部10に表示する。いま図10の
ものでは、6拍目で表示確認スイッチ7を投入し、演奏
制御情報が次に変わる拍数が8であるので、表示部10に
は、図8に示したように、拍数2(8−6=2)と、そ
の演奏制御情報として、音色No.2及びリズムNo. 4が
表示される。ここで、1秒以内に再度表示確認スイッチ
7が投入されると、その次に演奏制御情報が変化する拍
数との拍数の差、及びその変化後の演奏制御情報である
音色No.3及びリズムNo. 4が表示部10に表示される。
【0044】したがって、現在演奏中の小節から何泊目
で、音色やリズム等の演奏制御情報がどのように変わる
かを表示することができ、自動演奏される曲がこれから
先どのように変化するかを表示部10の表示により知るこ
とができる。その結果、電子楽器1に自動演奏をさせな
がら他の楽器等の練習を行なう場合に、切換手段として
の表示確認スイッチ7を投入することにより、表示部10
に表示する演奏制御情報を順次切り換えて表示させるこ
とができ、自動演奏装置により自動演奏させながら他の
楽器等の練習をする場合等において、演奏中の小節以降
の小節においてどのように演奏制御情報が変化するかを
知ることができる。その結果、自動演奏装置としての電
子楽器1の利用性を向上させることができる。
【0045】なお、上記音長カウンタ、拍カウンタ及び
1秒カウンタは、一定周期でCPU12に入力されるクロ
ックによるインタラプト処理(割り込み処理)により行
なわれる。
【0046】すなわち、図11に示すように、CPU12に
一定周期で入力されるクロックによりインタラプトがか
かり、まず音長カウンタをインクリメントし(ステップ
T1)、拍カウンタをインクリメントする(ステップT
2)。次に、再生モードかどうかチェックし(ステップ
T3)、再生モードでないときには、そのまま次のイン
タラプト処理を行なう。ステップT3で、再生モードの
ときには、1秒カウンタのインクリメント処理を行ない
(ステップT4)、次のインタラプト処理を行なう。
【0047】図12は、請求項2記載の発明の自動演奏装
置の一実施例を示す図である。本実施例は、上記図1、
図2及び図3に示した電子楽器1と同様の電子楽器に適
用したものであり、本実施例の説明にあたり同一の構成
部分には、同一の符号を使用して、その説明を省略す
る。
【0048】本実施例は、一旦表示確認スイッチ7がオ
ンされると、その後所定時間毎に自動的に、演奏制御情
報を順次切り換えて表示部10に表示させるものである。
したがって、本実施例の表示処理においては、上記図4
〜図7及び図11に示したフローチャートのうち、図4、
図5及び図11が同一の処理であり、図6及び図7が図12
に置き変わる。
【0049】そこで、本実施例の説明においては、図
4、図5及び図11の処理が行なわれるものとして、図12
について説明を行なう。
【0050】前記図5のステップS44において、表示確
認スイッチ7がオンされたかどうかチェックし、オンさ
れたときには、図12のステップP1へ、また、オンされ
ていないときには、図12のステップP12へ移行する。
【0051】いま、図5のステップS44で、表示確認ス
イッチ7がオンされていないときには、図12のステップ
P12に移行し、オンフラグ(表示確認スイッチ7がオン
されたかどうかを示すフラグ)が表示確認スイッチ7が
オンされたことを示す1であるかどうかチェックする。
ここで、表示確認スイッチ7が一度も投入されていない
ときには、オンフラグは0であるので、ステップP11に
移行し、現在拍数と「NORMAL」のデータを表示部
10に出力して、上記図9のように、表示部10に表示させ
る。
【0052】その後、表示確認スイッチ7が投入される
と、まず、図5のステップS44で、表示確認スイッチ7
が投入されたことを認識して、図12のステップP1に移
行し、オンフラグを1にセットする。オンフラグのセッ
トを行なうと、表示確認スイッチオン回数を0にセット
し(ステップP2)、1秒カウンタをクリアする(ステ
ップP3)。次いで、現在地アドレスカウンタの示すア
ドレスから表示確認スイッチオン回数分だけ先の演奏制
御情報領域の内容を読み出し(ステップP4)、読み出
した演奏制御情報の内容がストップデータかどうかチェ
ックする(ステップP5)。ストップデータでないとき
には、現在拍数と、表示確認スイッチオン回数分先の演
奏制御情報の拍数と、の差を算出し、この算出結果の拍
数の差と、その表示確認スイッチオン回数分先の演奏制
御情報の内容と、を表示部10に出力して、表示部10に上
記図8のように表示する(ステップP6)。
【0053】その後、1秒カウンタが1秒をカウントし
たかどうかチェックし(ステップP7)、1秒カウンタ
が1秒をカウントしていないときには、上記図5のステ
ップS27に移行して、前述した処理を同様に行なう。こ
こで、1秒カウンタが1秒をカウントすると、表示確認
スイッチオン回数を1だけインクリメントし(ステップ
P8)、ステップP3に移行して、1秒カウンタをクリ
アする。この状態で、図11に示したように、音長カウン
タ、拍カウンタ及び1秒カウンタのインクリメント、す
なわちカウント処理を行なう。
【0054】ステップP3で、1秒カウンタのクリアを
行なうと、上記同様に、現在地アドレスカウンタの示す
アドレスから表示確認スイッチオン回数分だけ先の演奏
制御情報領域の内容を読み出し(ステップP4)、読み
出した演奏制御情報の内容がストップデータかどうかチ
ェックする(ステップP5)。ストップデータでないと
きには、上記同様に、ステップP6に移行して、現在拍
数と、表示確認スイッチオン回数分先の演奏制御情報の
拍数と、の差を算出し、この算出結果の拍数の差と、そ
の表示確認スイッチオン回数分先の演奏制御情報の内容
と、を表示部10に出力して、表示部10に上記図8のよう
に表示する。
【0055】したがって、一旦表示確認スイッチ7が投
入されると、それ以降は、1秒カウンタが1秒をカウン
トする毎に、RAM15の演奏制御領域に記憶された演奏
制御情報の内容の異なる演奏制御情報を順次読み出し
て、表示部10に表示させることができる。その結果、表
示確認スイッチ7による切り換え操作を行なうことな
く、順次演奏制御情報を切り換えて表示させることがで
き、自動演奏に合わせて他の楽器等を演奏する場合の自
動演奏装置としての電子楽器1の利用性をより一層向上
させることができる。
【0056】上記ステップP5において、RAM15から
読み出した演奏制御情報の内容が、ストップデータのと
きには、ステップP9に移行して、表示確認スイッチオ
ン回数を0にセットし、オンフラグを0にセットする
(ステップP10)。すなわち、演奏制御情報がストップ
データであるということは、演算制御情報領域に記憶さ
れた演奏制御情報がそのデータが最終データであること
を示している。したがって、表示確認スイッチオン回数
を0及びオンフラグを0にセットして、上記演奏制御情
報の切換表示処理を一旦終了し、次に再度表示確認スイ
ッチ7が投入されるのを待って、同様の処理を行なう。
【0057】この表示確認スイッチオン回数及びオンフ
ラグのリセットを完了すると、現在拍数と「NORMA
L」のデータを表示部10に出力して、表示部10に表示さ
せる(ステップP11)。
【0058】したがって、一度表示確認スイッチ7が投
入されると、1秒毎に演奏制御情報の内容を切り換えて
順次表示部10に表示させることができるとともに、演奏
制御情報の最後まで表示を完了すると、切り換え表示を
終了し、次に表示確認スイッチ7が投入されると、同様
に、演奏制御情報の内容を順次切り換えて表示させるこ
とができる。その結果、表示確認スイッチ7による切換
操作を行なうことなく、順次演奏制御情報を切り換えて
表示させることができ、自動演奏に合わせて他の楽器等
を演奏する場合の自動演奏装置としての電子楽器1の利
用性をより一層向上させることができる。
【0059】なお、上記ステップP11における初期状態
での表示内容としては、「NORMAL」表示に限るも
のではなく、上記実施例の場合と同様に、例えば、現在
演奏中の小節の演奏制御情報として、拍数、音色及びリ
ズム等を全て、あるいは、必要なものを表示するように
してもよく、また演奏中の音符情報を表示するようにし
てもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、演奏中
に、現在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を表示手
段に表示することができるとともに、切換手段を操作す
る度に読み出された演奏制御情報を表示させることがで
きる。したがって、自動演奏装置により自動演奏させな
がら他の楽器等の練習をする場合等において、演奏中の
小節以降の小節においてどのように演奏制御情報が変化
するかを知ることができる。その結果、自動演奏装置の
利用性を向上させることができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、演奏中に、
現在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を表示手段に
表示することができるとともに、表示手段に表示する演
奏制御情報を自動的切り換えて表示させることができ
る。したがって、自動演奏装置により自動演奏させなが
ら他の楽器等の練習をする場合等において、切換操作を
いちいち行なうことなく、演奏中の小節以降の小節にお
いてどのように演奏制御情報が変化するかを知ることが
できる。その結果、自動演奏装置の利用性をより一層向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明による自動演奏装置を適用
した電子楽器の外観図。
【図2】図1の電子楽器の回路ブロック図。
【図3】図2のRAMに形成されるメモリマップを示す
図。
【図4】請求項1記載の発明による自動演奏処理及び演
奏制御情報表示処理の一部を示すフローチャート。
【図5】図4の自動演奏処理及び演奏制御情報表示処理
の続きの処理の一部を示すフローチャート。
【図6】図5の自動演奏処理及び演奏制御情報表示処理
の続きの処理の一部を示すフローチャート。
【図7】図5の自動演奏処理及び演奏制御情報表示処理
の続きの処理の一部を示すフローチャート。
【図8】演奏制御情報を切り換えて表示している場合の
表示部の表示内容を示す図。
【図9】初期状態の表示部の表示内容を示す図。
【図10】録音モード時及び再生モード時の処理の説明
図。
【図11】カウンタ類をインクリメントするためのクロッ
クインタラプト処理を示すフローチャート。
【図12】請求項2記載の発明の自動演奏装置による演奏
制御情報表示処理の一部を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 演奏操作子 4 リズムスタート/ストップスイッチ 5 音色スイッチ 6 リズムスイッチ 7 表示確認スイッチ 8 録音スイッチ 9 自動演奏スタート/ストップスイッチ 10 表示部 14 ROM 15 RAM 16 音源LSI

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動演奏用の音符情報を記憶する音符情報
    記憶手段と、自動 演奏用のテンポ、音色、リズムの少なくとも1つと
    その切換時点とからなる演奏制御情報を演奏順に記憶す
    る演奏制御情報記憶手段と、 記音符情報記憶手段に記憶された音符情報と前記演奏
    制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報に基づい
    て楽音を発生する楽音発生手段と、 前記楽音発生手段による自動演奏と並行して前記演奏制
    御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報を読み出して
    表示する表示手段と、所定の操作を行なう度に、前記演奏制御情報を、前記演
    奏制御情報記憶手段から 前記切換時点毎に所定の順序で
    切り換えて読み出させる切換手段と、 を備え、前記楽音発生手段による自動演奏状態におい
    て、現在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を前記表
    示手段に表示するとともに、前記切換手段によって読み
    出された演奏制御情報を表示させ、演奏中以外の楽音に
    対応する演奏制御情報を表示可能としたことを特徴とす
    る自動演奏装置。
  2. 【請求項2】自動演奏用の音符情報を記憶する音符情報
    記憶手段と、自動 演奏用のテンポ、音色、リズムの少なくとも1つと
    その切換時点とからなる演奏制御情報を演奏順に記憶す
    る演奏制御情報記憶手段と、 記音符情報記憶手段に記憶された音符情報と前記演奏
    制御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報に基づい
    て楽音を発生する楽音発生手段と、 前記楽音発生手段による自動演奏と並行して前記演奏制
    御情報記憶手段に記憶された演奏制御情報を読み出して
    表示する表示手段と、 前記演奏制御情報を、前記演奏制御情報記憶手段から前
    記切換時点毎に所定の順序で一定時間毎に自動的に切り
    換えて読み出させる切換手段と、 を備え、前記楽音発生手段による自動演奏状態におい
    て、現在演奏中の楽音に対応する演奏制御情報を前記表
    示手段に表示するとともに、前記切換手段によって読み
    出された演奏制御情報を表示させ、演奏中以外の楽音に
    対応する演奏制御情報を表示可能としたことを特徴とす
    る自動演奏装置。
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