JP3249543B2 - 樹脂製品の成形方法及び装置 - Google Patents

樹脂製品の成形方法及び装置

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JP3249543B2
JP3249543B2 JP09431491A JP9431491A JP3249543B2 JP 3249543 B2 JP3249543 B2 JP 3249543B2 JP 09431491 A JP09431491 A JP 09431491A JP 9431491 A JP9431491 A JP 9431491A JP 3249543 B2 JP3249543 B2 JP 3249543B2
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浩 伍井
功 金子
伊藤敏晴
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車内装部品
をパウダースラッシュ成形法により成形する樹脂製品の
成形方法及び装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】自動車用内装部品である例えばインスト
ルメントパッドあるいはドア内張材、コンソールボック
ス等のパッド材等の樹脂製品をパウダースラッシュ成形
法を採用して成形する従来の成形装置としては図1に示
す如き装置がある。
【0003】以下この従来の成形装置について述べる
と、1は赤外線ヒータ2を設備してなる加熱ステーショ
ンであって、この加熱ステーションに次いで、第1のパ
ウダーリングステーション3、第2のパウダーリングス
テーション4、加熱発泡ステーション5、冷却ステーシ
ョン6及び脱型ステーション7の順で設備されており、
そして、加熱ステーション1内で適温に加熱された金型
8は、その加熱ステーション1内からガイド9に案内さ
れて第1のパウダーリングステーション3内に送り込ま
れて、表皮となる非発泡のパウダー状樹脂が金型8の型
面に熱溶着されて、一定厚の非発泡樹脂層が形成され
る。後該金型は、直ちに第2のパウダーリングステーシ
ョン4内に移送され、この第2のパウダーリングステー
ション4内では、上記金型の全面に熱着されている非発
泡樹脂層の表面に発泡性であるパウダー状樹脂が熱溶着
され、これによって発泡樹脂層が形成され二重の樹脂層
が形成される。この二重樹脂層を有する金型8は加熱発
泡ステーション5内に供給されることで、上記発泡樹脂
層が発泡されて、金型8の型面には、図2に示す如き表
皮層10と発泡層12とからなる二重構造のパッド材1
3が形成される。次いで金型8を冷却ステーション6で
冷却した後、脱型ステーション7内で成形品を離型する
ことにより、パット材13が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かくして得られるパッ
ド材13にあっては、発泡樹脂層が加熱発泡ステーショ
ン5内で加熱されることで、その発泡樹脂層の全体が均
一の発熱を受けるために、当然のことながら発泡樹脂層
の全体が発泡されている。従って、パッド材13のクッ
ション性(柔軟性)は、各成形品とも同一となるので同
品質のパッド材13を成形するには問題ないが、異質の
クッション性を有する各種のパッド材13を同製法によ
り成形しようとすると、その都度発泡性樹脂の配合を変
更しなければならず、生産性、経済性の点で問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、発泡性樹脂層を加熱
して発泡成形する発泡成形工程時において、その発泡性
樹脂層を、その片面より加熱して発泡を生起させなが
ら、その他面より冷却して発泡を抑制させることによ
り、その冷却温度の調整によって、同質の発泡性樹脂の
使用であっても異質のクッション性(柔軟性)を有する
パッド材を生産することができる成形方法及びその成形
装置を提供することにある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図3乃至図5に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0007】21は赤外線ヒータ22を配設している加
熱ステーションであって、この加熱ステーション21に
次いで表皮樹脂を溶着する第1のパウダーリングステー
ション23、発泡樹脂を溶着する第2のパウダーリング
ステーション24、発砲ステーション25、脱型ステー
ション26の順で設備されている。27は金型を示す。
【0008】本実施例においての特長は、発泡ステーシ
ョン25であって、この発泡ステーション25にあって
は、前記第1のパウダーリングステーション23及び第
2のパウダーリングステーション24で二重に溶着され
た樹脂層を有する金型27に対してその上面から加熱す
る赤外線加熱手段28と、その下面から冷却する冷却手
段29を有しているものである。
【0009】次にその成形工程について述べると、先ず
加熱ステーション21内で適温に加熱された金型27は
その加熱ステーション21からガイド30案内されて、
第1のパウダーリングステーション23内に送り込まれ
て、表皮となる非発泡のパウダー状樹脂が金型27の型
面に熱溶着されて、一定厚の非発泡樹脂層31が形成さ
れる。その後該金型は、直ちに第2のパウダーリングス
テーション24内に移送され、この第2のパウダーリン
グステーション24内では、上記金型の全面に熱着され
ている非発泡樹脂層31の表面に発泡性であるパウダー
状樹脂が熱溶着され、これによって発泡樹脂層32が形
成され二重の樹脂層が形成される。この二重樹脂層3
1,32を有する金型27は加熱発砲ステーション25
内に供給されることで、上記金型27は、その上側から
赤外線加熱手段28による加熱力と、下側から例えば常
温水により冷却力を受ける。
【0010】このようにして、金型27の非発泡樹脂層
31側は冷却され、また発泡樹脂層32側は加熱される
ことから、その発泡樹脂層32の非発泡樹脂層31近傍
つまり金型面側は、冷却作用により殆んど発泡されず、
その発泡樹脂層32の表面側は加熱力を充分に受けて発
泡されることから、図5に示すように、その発泡樹脂層
32は、発泡部分と非発泡部とが生じる。すなわち、発
泡樹脂層を加熱発泡させる反面、冷却することで未発泡
部分を生ぜしめることができるので、これによって発泡
樹脂層32の柔軟性を変化せしめることができ、従って
冷却度合の調整によって、発泡樹脂層32の発泡度が調
整され、発泡度の硬度(柔軟性)が異る成形品を、発泡
性樹脂の材質を変ることなく任意に作成することができ
る。
【0011】しかる後その冷却を継続することにより成
形品を金型27より離型することが容易となる。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明は加熱された金型
型面に、非発泡性パウダー状樹脂と発泡性パウダー状樹
脂とによる二重の溶着層を形成し、次いでその金型に溶
着されている一方の溶着層側を加熱すると同時に他方の
溶着層側を冷却して、発泡性樹脂の一部と他部の発泡
度合いを異ならしめる樹脂製品の成形方法及び装置であ
るから、これによれば発泡樹脂層を加熱発泡させる反
面、冷却することで未発泡部分を生ぜしめることができ
るので、これによって発泡性樹脂層32のスプリング性
(柔軟性)を変化せしめることができ、従って冷却と加
の度合いの調整によって、発泡樹脂層32の発泡度が
容易に調整され、スプリング性(柔軟性)が異なる成形
および同一製品内においても部位によってスプリング
性(柔軟性)が異なる成形品を、発泡性樹脂の配合を変
えることなく任意に生産することができるという効果が
得られる。また、本発明に係る発泡ステーションは樹脂
製品を発泡性樹脂層の側から下向きに加熱するヒータ手
段と、金型を裏面から上向きに冷却する冷却手段を備え
ているので、冷却手段による冷却水が金型内に浸入して
加熱部を不要に冷却することがないという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図。
【図2】従来法による製品の断面説明図。
【図3】本発明よりなる成形装置の実施例を示した説明
図。
【図4】本実施例よりなる加熱発泡ステーションのみの
説明図。
【図5】本発明により形成される製品の断面の説明図。
【符号の説明】
21…加熱ステーション 22…赤外線ヒータ 23…第1のパウダーリングステーション 24…第2のパウダーリングステーション 25…発泡ステーション 26…脱型ステーショ
ン 27…金型 28…赤外線加熱手段 29…冷却手段 30…ガイド 31…非発泡樹脂層 32…発泡樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 B29C 67/22 (56)参考文献 特開 昭62−103112(JP,A) 特開 昭63−317309(JP,A) 特開 平1−150513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 41/22 B29C 33/02 B29C 41/18 B29C 41/40 B29C 41/46 B29C 44/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を加熱する加熱工程と、 前記加熱工程において加熱された金型に非発泡性樹脂層
    を溶着して表皮層を形成する第1のパウダリング工程
    と、 前記第1のパウダリング工程において成形された表皮層
    の上に発泡性樹脂層を溶着する第2のパウダリング工程
    と、 前記第2のパウダリング工程において成形された発泡性
    樹脂層を発泡させる発泡工程と、 前記発泡工程によって成形された樹脂製品を前記金型か
    ら取外す脱型工程とを順次有する成形方法であって、 前記発泡工程は、前記樹脂製品を前記発泡性樹脂層の側
    から加熱し、前記金型をその裏面側から冷却し、前記非
    発泡性樹脂層からなる表皮層と前記発泡性樹脂層の一部
    と他部の発泡度合いの異なる発泡層とを有することを特
    徴とする樹脂製品の成形方法。
  2. 【請求項2】 金型を加熱する加熱ステーションに次い
    で、当該加熱ステーションにおいて加熱された金型に非
    発泡性樹脂層を溶着して表皮層を形成する第1のパウダ
    リングステーション、 前記第1のパウダリングステーションにおいて成形され
    た表皮層の上に発泡性樹脂層を溶着する第2のパウダリ
    ングステーション、 前記第2のパウダリングステーションによって形成され
    た発泡性樹脂層を発泡させる発泡ステーション、 前記発泡ステーションによって発泡された樹脂製品を前
    記金型から取外す脱型ステーションを順次配設した成形
    装置であって、 前記発泡ステーションは、前記樹脂製品を前記発泡性樹
    脂層の側から下向きに加熱するヒータ手段と、前記金型
    を裏面側から上向きに冷却する冷却手段を備えてなるこ
    とを特徴とする樹脂製品の成形装置。
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