JP3248609B2 - 遠心流動層脱硝装置 - Google Patents

遠心流動層脱硝装置

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友昭 高田
香津雄 堤
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  • Catalysts (AREA)
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中のNOx
を効率よく除去する遠心流動層脱硝装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、特開平6−106043号公
報に記載されているように、流動層反応器を円筒状とし
回転させて遠心流動層とすることにより、大きな流動化
ガス線速度を得、排ガス処理量を大きくし、装置全体の
小型化が図れる、排ガスなどの脱硝、脱硫又は/及び脱
塵を行う遠心流動層排ガス処理装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の遠心流
動層排ガス処理装置においては、流動化粒子として脱硝
触媒を用いることにより、排ガスの脱硝処理を行うこと
ができるが、ガス分散板や脱硝触媒に未燃カーボンが付
着して目詰まりを起こし、充分満足する脱硝率を得るこ
とができない。本発明は上記の点に鑑み、NO2 、N
O、N2 O、O2 の順にCとの反応性が大きい、すなわ
ち、Cとの反応性がNO2 >NO>N2 O>O2 である
ことに着目してなされたもので、その目的は、排ガス中
のNOをNO2 に酸化した後、炭素と反応させて、N2
とCO2 とに分解して無害化することができるとともに
目詰まりを抑制することができる遠心流動層脱硝装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の遠心流動層脱硝装置は、排ガスなどの被
処理気体の導入管を有する外ケーシングと、この外ケー
シングの内部に設けられた略円筒形の流動層反応器とか
らなり、この流動層反応器は被処理気体を導入するため
の多孔状円筒からなるガス分散板と、このガス分散板の
内側のフリーボード部に設けられた円筒状のフィルター
と、前記ガス分散板の両端の遮蔽端板とを有するととも
に、この多孔状円筒の中心軸線まわりで回転駆動可能と
されており、流動層反応器はその内部のフィルターとガ
ス分散板との間に流動化粒子を有し、流動層反応器の出
口側の遮蔽端板には清浄気体の排気管が接続され、この
排気管が前記外ケーシングの外部に突出して形成され
浄化されたガスはフィルターを通って排気管から外部へ
放出されるようにした遠心流動層排ガス処理装置におい
て、前記ガス分散板の少なくとも外面に、酸化触媒から
なる酸化触媒層を設けて構成されている。ガス分散板と
しては、例えば、焼結金属からなる板が用いられる。ま
た、酸化触媒層は、コーティング法又は蒸着法により形
成された層とすることが好ましい。上記の装置におい
て、酸化触媒層は、白金及びパラジウムの少なくともい
ずれかからなる層であることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
による遠心流動層脱硝装置の縦断面を示し、図4は図1
における4−4断面を示している。本例の遠心流動層脱
硝装置は、排ガスなどの被処理気体の導入管10を有す
る外ケーシング12と、この外ケーシングの内部に設け
られた略円筒形の流動層反応器14とからなっている。
そして、流動層反応器14の内筒面をガス分散板16と
し、この分散板の両端に遮蔽端板18、20を取り付け
て形成した円筒構造となっている。一方の端板20の中
心部には、排気管24(駆動軸)が取り付けられてい
る。なお、一方の端板20に排気管を取り付け、他方の
端板18に駆動軸を取り付けて排気管と駆動軸とを別々
にすることも可能である。22は流動化粒子、26は軸
受けである。28は、フリーボード部30に設けられた
円筒状のフィルターで、導入管10及び排気管24と同
一軸線上に設けられ、流動層からの粒子の飛び出しを防
止し、被処理ガス中に含まれる煤塵などを捕集するため
のものである。
【0006】ガス分散板16の外面には、Pt、Pdな
どの酸化触媒からなる酸化触媒層40が形成されてい
る。この酸化触媒層40はコーティング法、蒸着法等に
より形成される。排気管24にはプーリー(図示略)が
設けられており、例えば、ディーゼルエンジンの回転軸
(図示略)から減速機構、駆動ベルト(図示略)などの
駆動伝達機構を介して、エンジンの回転数に対応した回
転駆動が排気管24に伝達されるように構成されてい
る。また、流動層反応器14及び導入管10などは分解
可能で、流動化粒子やフィルター28などの部品交換、
清掃などのメンテナンスが行われるように構成されてい
る。
【0007】つぎに、上記実施の形態について作用を説
明する。エンジンが始動すると、その回転駆動力は、減
速機構や駆動伝達機構を介して駆動軸である排気管24
に伝達され、排気管24が回転する。このため、流動層
反応器14内の流動化粒子は遠心力によってガス分散板
16の内面に張り付くように流動せしめられ、一方、エ
ンジンの始動と同時に排ガスは導入管10から導入さ
れ、エンジンによるガス圧によって排ガスはガス分散板
16を通って反応器14の内部に入り、流動化粒子を流
動させる。粒子が触媒の場合は、排ガスは粒子と接触反
応して、例えば、脱硝反応が行われると同時に、煤塵は
粒子間に捕集される。
【0008】排ガスが酸化触媒層40と接触すると、排
ガス中のNOがNO2 に酸化されるとともに、未燃カー
ボン(C)の一部分又は大部分がCO2 に酸化される。
NO2 は排ガス中の未燃カーボン又は遠心流動層内で捕
捉された未燃カーボンと、次式のように反応して分解さ
れる。 NO2 +C→N2 +CO2 上記のようにして浄化されたガスはフィルター28を通
って排気管24から外部に放出される。酸化触媒層はガ
ス分散板の外面に設けるとともに、ガス分散板の内面に
も設けると、一層効果的である。図2及び図3は、一例
として、焼結金属粒子42からなる焼結金属板でガス分
散板16aを形成し、この焼結金属粒子42の表面に、
酸化触媒層としてPt又は/及びPdのコーティング層
40aを設けた場合を示している。なお、上記の形態で
は、流動層反応器を横型とする場合について説明した
が、縦型とすることも勿論可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 酸化触媒層でNOをよりCとの反応性の高いN
2 に酸化した後、脱硝反応を行わせるように構成され
ているので、脱硝率の向上を図ることができる。 (2) 酸化触媒層で未燃カーボン(C)をCO2 に酸
化するので、未燃カーボンによるガス分散板及び流動層
の目詰りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による遠心流動層脱硝
装置の概略的な構成を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるガス分散板を焼結金属板で構成し
た場合の拡大断面図である。
【図3】図2における焼結金属粒子及びコーティング層
を示す拡大断面図である。
【図4】図1における4−4線断面図である。
【符号の説明】
10 導入管 12 外ケーシング 14 流動層反応器 16、16a ガス分散板 22 流動化粒子 24 排気管 28 フィルター 40 酸化触媒層 40a コーティング層 42 焼結金属粒子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/86 B01D 53/94 B01D 53/56 B01J 21/00 - 38/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスなどの被処理気体の導入管を有す
    る外ケーシングと、この外ケーシングの内部に設けられ
    た略円筒形の流動層反応器とからなり、 この流動層反応器は被処理気体を導入するための多孔状
    円筒からなるガス分散板と、このガス分散板の内側のフ
    リーボード部に設けられた円筒状のフィルターと、前記
    ガス分散板の両端の遮蔽端板とを有するとともに、この
    多孔状円筒の中心軸線まわりで回転駆動可能とされてお
    り、 流動層反応器はその内部のフィルターとガス分散板との
    に流動化粒子を有し、流動層反応器の出口側の遮蔽端
    板には清浄気体の排気管が接続され、この排気管が前記
    外ケーシングの外部に突出して形成され、浄化されたガ
    スはフィルターを通って排気管から外部へ放出されるよ
    うにした遠心流動層排ガス処理装置において、 前記ガス分散板の少なくとも外面に、酸化触媒からなる
    酸化触媒層を設けたことを特徴とする遠心流動層脱硝装
    置。
  2. 【請求項2】 ガス分散板が、焼結金属板からなる請求
    項1記載の遠心流動層脱硝装置。
  3. 【請求項3】 酸化触媒層が、コーティング法又は蒸着
    法により形成された層である請求項1又は2記載の遠心
    流動層脱硝装置。
  4. 【請求項4】 酸化触媒層が、白金及びパラジウムの少
    なくともいずれかからなる層である請求項1、2又は3
    記載の遠心流動層脱硝装置。
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