JP3248249B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3248249B2 JP18386992A JP18386992A JP3248249B2 JP 3248249 B2 JP3248249 B2 JP 3248249B2 JP 18386992 A JP18386992 A JP 18386992A JP 18386992 A JP18386992 A JP 18386992A JP 3248249 B2 JP3248249 B2 JP 3248249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、多数平行に配置され
た伝熱管と、該伝熱管の外周面に対してその管軸と平行
に接合された網目状フィンとからなるメッシュフィンタ
イプの熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数平行に配置された伝熱管に対して直
交状に多数の板状フィンを配置して構成されたクロスフ
ィンコイルタイプの熱交換器が従来から多用されてお
り、この種の熱交換器における伝熱性能の向上を図るた
めに、各種のフィン加工(例えば、フィン面に各種形状
の切り起こし片を形成する)が施されているが、このよ
うなフィン加工では伝熱性能向上に限界がある。
【0003】そこで、近年新たな構成の熱交換器である
メッシュフィンタイプの熱交換器の開発が進められるよ
うなってきている(例えば、実開昭61ー192185
号公報参照)。
【0004】このメッシュフィンタイプの熱交換器は、
図3および図4に示すように、多数平行に配置された伝
熱管1,1・・と、該伝熱管1,1・・の外周面に対し
てその管軸と平行に接合された多数の網目状フィン2,
2・・とによって構成されており、伝熱管1と網目状フ
ィン2,2・・とは、伝熱管1の両側から網目状フィン
2,2・・を挟み付けた後、ハンダ付あるいはロー付し
て接合するのが通例である。符号3は伝熱管1,1・・
の管端を支持する管板である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
のメッシュフィンタイプの熱交換器における網目状フィ
ン2としては、伝熱管1,1・・に対して斜めに交差す
る細線部4,4・・からなるものが多用されているが、
この場合、伝熱管1,1・・からの伝熱経路が長くなら
ざるを得ず、その分だけフィン効率が低下するという不
具合がある。
【0006】そこで、図5に示すように、網目状フィン
2における細線部4,4・・を伝熱管1,1・・に対し
て直交するようにすることが考えられるが、その場合、
網目状フィン2の強度あるいは形状確保等を考慮する
と、細線部4,4・・に対して直交する(即ち、伝熱管
1,1・・からの熱の伝導方向に直交する)細線部5,
5・・を配置する必要が生じ、この追加された細線部
5,5・・の存在により流通空気の抵抗を増大させるお
それがある。
【0007】また、上記公知例の場合、伝熱管1,1・
・の両側から網目状フィン2,2・・を挟み付けること
となっているため、網目状フィン2,2・・を所定位置
に、伝熱管1の外周面に沿わせるための凹溝を形成して
おく必要があるとともに、網目状フィン2,2・・の重
ね合わせや固着方法に高度の技術を要するという問題が
ある。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、流通空気の抵抗を増大させることなくフィン効率
の向上を図るとともに、伝熱管と網目状フィンとの組付
作業性を向上させることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、図面に示すように、多数
平行に配置された伝熱管1,1・・と、該伝熱管1,1
・・の外周面に沿ってそれぞれ接合される薄板帯状部6
と、該薄板帯状部6に対して直交状に配置される多数の
細線部4,4・・とからなる網目状フィン2とによって
構成するとともに、前記伝熱管1,1・・の管軸方向に
並ぶ細線部4,4・・の伝熱管1,1・・側への湾曲度
を、隣合う伝熱管1,1・・間において異ならしめてい
る。
【0010】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
【0011】即ち、網目状フィン2を構成する細線部
4,4・・が伝熱管1,1・・と直交しているため、伝
熱管1,1・・からの熱伝達経路が最短となるととも
に、1枚の網目状フィン2で複数枚と同様な作用が得ら
れ、しかも網目状フィン2を構成する薄板帯状部6と伝
熱管1,1・・との接触面積が大きくなり且つ両者の接
合が極めて容易に行えることとなる。なお、流通空気の
抵抗を増大させることもない。
【0012】
【発明の効果】本願発明によれば、多数平行に配置され
た伝熱管1,1・・と、該伝熱管1,1・・の外周面に
沿ってそれぞれ接合される薄板帯状部6と、該薄板帯状
部6に対して直交状に配置される多数の細線部4,4・
・とからなる網目状フィン2とによって構成するととも
に、前記伝熱管1,1・・の管軸方向に並ぶ細線部4,
4・・への湾曲度を、隣合う伝熱管1,1・・間におい
て異ならしめて、流通空気の抵抗を増大させることな
く、伝熱管1,1・・からの熱伝達経路が最短となると
ともに、薄板帯状部と伝熱管1,1・・との接触面積が
大きくなるようにしたので、フィン効率の低下がなく、
熱の集中も起こらないところから、熱交換性能の著しい
向上が図れるという優れた効果がある。また、伝熱管1
と網目状フィン2とが薄板帯状部6を介して容易に接合
され且つ1枚の網目状フィン2によって複数枚と同様の
作用が得られることとなるため、熱交換器製作時におけ
る作業性が著しく向上するという効果もある。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0014】この実施例にかかる熱交換器は、従来技術
の項において説明したメッシュフィンタイプの熱交換器
と同様に、多数平行に配置された伝熱管1,1・・と、
該伝熱管1,1・・の外周面に対してその管軸と平行に
接合された網目状フィン2とからなっているのである
(図3および図4参照)。
【0015】この熱交換器においては、図1および図2
に示すように、多数平行に配置された伝熱管1,1・・
の外周面には、1枚の網目状フィン2が接合されてお
り、該網目状フィン2は、前記各伝熱管1に沿ってそれ
ぞれ接合される薄板帯状部6と、該薄板帯状部6に対し
て互いに隣接状態で直交状に配置される多数の細線部
4,4・・とからなっている。なお、細線部4,4・・
間に所定間隔を設ける場合もある。なお、本実施例の場
合、網目状フィン2は、前記薄板帯状部6,6・・に対
して細線部4,4・・を織り込むことによって構成され
ている。
【0016】前記薄板帯状部6と細線部4,4・・との
接合は、伝熱管1の外周面に沿うように湾曲された薄板
帯状部6と伝熱管1との接合(例えば、ロー付あるいは
ハンダ付)により行なわれることとなっている。従っ
て、伝熱管1と網目状フィン2との接触面積が大きくな
り、熱の集中が起こらないようになっているのである。
【0017】そして、前記細線部4,4・・は、隣合う
伝熱管1,1・・間において伝熱管1,1・・側に相対
差をもって湾曲せしめられている。例えば、隣合う4本
の細線部4,4・・(以下、4A〜4D)を1組とし
て、細線部4A〜4Dのそれぞれの湾曲度が順次大きく
なるようにしている。
【0018】ところで、上記網目状フィン2における細
線部4の径d、薄板帯状部6のの幅a1および厚さa
2は、伝熱管1の外径をDとするとき、d=2〜0.2
mm、a1=2〜πD/2mm、a2=dとするのが、製
作上、性能上からも望ましい。
【0019】上記のように構成したことにより、流通空
気の抵抗を増大させることなく、伝熱管1,1・・から
の熱伝達経路が最短となるとともに、薄板帯状部6と伝
熱管1,1・・との接触面積が大きくなり、フィン効率
の低下がなく、熱の集中も起こらないところから、熱交
換性能の著しい向上が図れる。また、伝熱管1と網目状
フィン2とが薄板帯状部6を介して接合されることとな
っているため、両者の接合が極めて容易に行えることと
なり、熱交換器製作時における作業性が著しく向上す
る。しかも、細線部4,4・・を、隣合う伝熱管1,1
・・間において伝熱管1,1・・側に相対差をもって湾
曲せしめるようにしているので、1枚の網目状フィン2
によって複数枚と同様の作用が得られるとともに、伝熱
管1と細線部4A〜4Dとの接合も可能となるため伝熱
面積の拡大が図れる。
【0020】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる熱交換器の要部を示
す正面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかる熱交換器の要部を示
す断面図である。
【図3】従来公知のメッシュフィンタイプの熱交換器を
示す正面図である。
【図4】従来公知のメッシュフィンタイプの熱交換器に
おける要部断面図である。
【図5】もう一つの従来例にかかるメッシュフィンタイ
プの熱交換器の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
1は伝熱管、2は網目状フィン、4は細線部、6は薄板
帯状部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数平行に配置された伝熱管(1),
    (1)・・と、該各伝熱管(1)の外周面に沿ってそれ
    ぞれ接合される薄板帯状部(6)と該薄板帯状部(6)
    に対して直交状に配置される多数の細線部(4),
    (4)・・とからなる網目状フィン(2)とによって構
    成するとともに、前記細線部(4),(4)・・を、
    記伝熱管(1),(1)・・の管軸方向に並ぶ細線部
    (4),(4)・・の伝熱管(1),(1)・・側への
    湾曲度を、隣合う伝熱管(1),(1)・・間において
    異ならしめたことを特徴とする熱交換器。
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