JP3248158B2 - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

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JP3248158B2
JP3248158B2 JP5989193A JP5989193A JP3248158B2 JP 3248158 B2 JP3248158 B2 JP 3248158B2 JP 5989193 A JP5989193 A JP 5989193A JP 5989193 A JP5989193 A JP 5989193A JP 3248158 B2 JP3248158 B2 JP 3248158B2
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光宏 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非印字時にアーマチュ
アを位置決めするゴム材のダンパを有する吸引型の印字
ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の従来の印字ヘッドの構造
概要説明図で、図中、1は先端にワイヤ2が固定された
アーマチュア、3はワイヤ2の先端部をガイドするワイ
ヤガイド、4はシリコンゴム(ゴム材)のダンパ、5は
ダンパ4に重ねて配置されたステンレス,樹脂等の補助
ダンパである。本図は非印字状態を示し、アーマチュア
1はダンパ4に係止して位置決めされている。なお、本
図では省略したが、アーマチュア1,ワイヤ2の組は、
円周方向に複数組配置されている。
【0003】印字に際しては、所定のアーマチュア1に
対応するヨークの磁極部に巻装された図示しないコイル
に所定時間通電する。これにより、アーマチュア1は磁
極部に吸着されて矢印A方向に回動し、ワイヤ2がワイ
ヤガイド3から突出する。この動作により、ワイヤ2
は、図示しないインクリボン,記録紙をプラテンに押し
付けて印字が行われる。
【0004】コイルへの通電は印字完了時には停止され
ており、印字を終えたワイヤ2,アーマチュア1は、図
示しない復旧用弾性体に付勢されてもとの状態に復帰す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この印字動作が長時間
繰り返されると、ヘッドが昇温し、ダンパ周囲の温度も
上昇してシリコンゴムのダンパ4の厚さは図8のように
変化(熱膨張)する。しかし、上記従来構造では、補助
ダンパ5は、ステンレスや樹脂等で構成されているため
にダンパ4の熱膨張を吸収することができず、ダンパ全
体の厚さが増加してしまう。
【0006】従って、高温時には、ワイヤ2がワイヤガ
イド3よりも出てしまっていた。また逆に、低温時に
は、ダンパ4が収縮するため、ワイヤ2がワイヤガイド
3よりも引っ込んでいた。そのため、前者の状態(ワイ
ヤ2がワイヤガイド3よりも出た状態)で印字を行う
と、リボン汚れやリボン引っ掛けを起こしていた。ま
た、後者の状態で印字を行うと、見掛け上のワイヤのス
トローク量が減り、印字かすれを起こしていた。その解
決策として、ダンパの下に形状記憶合金を入れ、昇温時
及び低温時のダンパの厚さを一定にすることも考えられ
るが、形状記憶合金は温度にリニアに厚さが変化しない
という問題がある。
【0007】本発明は、ゴム材のダンパの温度変化によ
る伸縮を補正することのできる印字ヘッドを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図中、4はゴム材より成る従来と同様のダン
パ、13はダンパ4に重なる補助ダンパである圧電素子
である。本発明の印字ヘッドは、これらのダンパ4,圧
電素子13を備え、非印字時にアーマチュアをダンパ4
に係止させて位置決めする吸引式のものである。
【0009】圧電素子13は、周囲の温度変化に応じ伸
縮し、該温度変化によるダンパ4の厚さの変化を吸収す
る。具体的には、周囲温度が上昇したときは印加電圧を
低くして、それによる圧電素子13の収縮によりダンパ
4の厚さの増加を吸収する。また逆に、周囲温度が低下
したときは印加電圧を高くし、それによる圧電素子13
の伸びによりダンパ4の厚さの減少を吸収する。
【0010】なお、圧電素子13を周囲温度の変化に応
じ伸縮させるために、印字ヘッドに、ダンパ周囲の温度
変化を検出する温度センサ14を付加し、該温度センサ
14の検出結果により圧電素子13への印加電圧を制御
するようにしても良い。
【0011】
【作用】本発明の印字ヘッドは以上のように構成されて
いるため、非印字時にダンパ4により係止されるアーマ
チュアの位置は、周囲温度が変化しても常に一定にな
る。その結果、アーマチュアの先端に固定されるワイヤ
の先端がワイヤガイドに支持される位置も一定になり、
周囲温度とともに変化することはなくなる。従って、従
来問題となっていたリボン汚れ,リボン引っ掛け,印字
かすれを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図2乃至図6に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0013】図2は本発明の実施例の印字ヘッド10の
側面図で、図中、11は筐体12内に円周方向に所定の
ピッチで配置された複数個のヨーク、13は圧電素子
(補助ダンパ)、14は温度センサである。
【0014】ヨーク11の磁極部11aにはコイル15
が巻装され、該磁極部11aの端にはアーマチュア1が
対向している。アーマチュア1は、復旧用弾性体16に
より矢印B方向に付勢され、非印字時(コイル15に通
電しないとき)には先端がダンパ4に係止して位置決め
されている。圧電素子13は、従来の補助ダンパ5に代
わるもので、ダンパ4に重ねて筐体12の凹部12a内
に配置されている。圧電素子13には、例えば、印字ヘ
ッドを駆動させる電圧の2/3の電圧を常温時に印加し
ておく。
【0015】温度センサ14は、凹部12aの近くに配
置されており、ダンパ4,圧電素子13の周囲の温度を
検出する。
【0016】この印字ヘッドによる印字は従来と同様に
行われるが、作動を続けていてヘッドが昇温すると、こ
れに伴ってダンパ部分の温度及びその周囲の温度も上昇
する。この温度上昇は温度センサ14により検出される
が、この上昇分に応じて圧電素子13への印加電圧を落
としていく。また逆に、温度が低下したときはその低下
分に応じて圧電素子13への印加電圧を上げる。
【0017】このように、圧電素子13への印加電圧は
周囲温度変化に比例して変化し、圧電素子13の厚さは
図3に示すように温度変化に対しリニアに変化する。従
って、この変化により、ダンパ4の厚さの増減は吸収さ
れて補正される。従って、非印字時におけるアーマチュ
アの係止位置は一定となり、従来問題となっていたリボ
ン汚れ,リボン引っ掛け,印字かすれはなくなり、品質
の安定した印字が実現される。
【0018】次に、温度センサ14を用いた場合の制御
方式(構成,作用)について説明する。
【0019】図4は温度センサ使用時の制御方式を示す
回路ブロック図で、印字ヘッド10には印字ヘッド駆動
回路29が接続している。また、温度センサ14は検出
回路26,I/Oポート25を介しCPU(中央処理装
置)21に接続している。I/Oポート25の出力側に
は圧電素子13への印加電圧設定部27が接続され、こ
の印加電圧設定部27は圧電素子駆動回路28を介し圧
電素子13に接続している。
【0020】さらに、CPU21はインターフェース
(I/F)22を介しホストコンピュータに接続され、
また、温度センサ14の検出データを格納するRAM2
4と、温度センサ14の検出データに応じて圧電素子1
3への印加電圧設定部27の設定値を変えるプログラム
が書き込まれた記憶部であるROM23とがCPU21
に接続されている。温度センサ14は、温度の変化に応
じて抵抗値が変化するものである。
【0021】このような構成において、温度センサ14
の温度変化により変化した抵抗値は、検出回路26に検
出されてRAM24に蓄えられ、このRAM24のデー
タが呼び出され、ROM23に書き込まれたプログラム
に従ってCPU21が演算した結果、圧電素子13への
印加電圧の設定値が選択決定される。
【0022】ここで、図5に示すフローチャートを参照
してメインルーチンを説明する。パワーオンすると、印
字ヘッド10を所定の位置へ移動させるといった印字開
始前のイニシアル動作を行い(ステップS1)、ホスト
コンピュータから印字データを受信し(ステップS
2)、1ページ分の印字データをRAM24にセットす
る(ステップS3)。
【0023】その後、温度センサ14のデータに基づい
て、圧電素子13への印加電圧が設定され(ステップS
4)、印字が開始される(ステップS5)。1ページ分
の印字データの印字が完了すると、最終ページか?が判
断され(ステップS6)、NOの場合は次ページの印字
データをセットするステップS3以降を繰り返す。YE
Sの場合は、印字動作を終了する。
【0024】次に、このメインルーチン中の圧電素子1
3への印加電圧設定の動作を図6に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0025】温度センサ14により温度が検知され(ス
テップS10)、その検出温度が0℃以上か?が判断さ
れ(ステップS11)、NOの場合は、印加電圧設定部
27において圧電素子印加電圧に2Vが設定される(ス
テップ21)。YESの場合は、次のステップS12に
進み、同様の手順によって、温度センサ14の検知温度
に対応した圧電素子への印加電圧が設定される。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、周
囲温度が変化したときのダンパの厚さの変化を、ダンパ
に重なる圧電素子への印加電圧を制御することにより吸
収,補正することができるため、従来問題となっていた
リボン汚れ,リボン引っ掛け,印字かすれをなくして品
質の安定した印字を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の印字ヘッドの側面図である。
【図3】本発明の実施例の圧電素子の温度特性図であ
る。
【図4】本発明の実施例の温度センサ使用時の制御方式
を示す回路ブロック図である。
【図5】図4の制御方式による印字動作のメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】図4の制御方式による圧電素子への印加電圧設
定を示すフローチャートである。
【図7】従来の印字ヘッドの構造概要説明図である。
【図8】従来のシリコンゴムダンパの温度特性図であ
る。
【符号の説明】
1 アーマチュア 2 ワイヤ 3 ワイヤガイド 4 ゴム材のダンパ 10 印字ヘッド 13 圧電素子(補助ダンパ) 14 温度センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−341865(JP,A) 特開 平6−286166(JP,A) 特開 平3−256752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/275 - 2/295 B41J 2/235 B41J 29/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム材のダンパと、該ダンパに重なる補
    助ダンパとを備え、非印字時にアーマチュアを前記ダン
    パに係止させて位置決めする吸引型の印字ヘッドにおい
    て、 前記補助ダンパを厚さ方向に変位する圧電素子で構成
    し、該圧電素子を周囲の温度変化に応じ伸縮させること
    により、温度変化による前記ダンパの厚さの変化を吸収
    するようにしたことを特徴とする印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印字ヘッドに、ダンパの
    周囲の温度変化を検出する温度センサを付加し、該温度
    センサの検出結果により圧電素子への印加電圧を制御す
    るようにしたことを特徴とする印字ヘッド。
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