JP3247620B2 - 海洋ミネラル成分からなる治療及び/または予防剤 - Google Patents
海洋ミネラル成分からなる治療及び/または予防剤Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋ミネラル成分
からなる治療剤に関する。更に詳しくは、海水濃縮物か
ら塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去したミネラル複
合体を有効成分とする、肝炎、高血圧、腫瘍(ガン)、
及びアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等のアレルギ
ー治療剤及び/または予防剤に関する。
からなる治療剤に関する。更に詳しくは、海水濃縮物か
ら塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去したミネラル複
合体を有効成分とする、肝炎、高血圧、腫瘍(ガン)、
及びアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等のアレルギ
ー治療剤及び/または予防剤に関する。
【0002】
【背景技術の説明】近年、微量ミネラル成分の欠乏と老
化との関連が注目されている。老化症状と微量ミネラル
欠乏症状との間には下記表1に示す類似性があるといわ
れている。
化との関連が注目されている。老化症状と微量ミネラル
欠乏症状との間には下記表1に示す類似性があるといわ
れている。
【0003】 表1:老化症状と微量ミネラル欠乏症の類似性 老化症状 欠乏時類似症状を示すミネラル 体力低下、活力減退 全てのミネラル 皮膚の萎縮と脱毛 亜鉛 傷の治癒の遅れ 亜鉛 性腺機能の低下 亜鉛 味覚低下・食欲低下 亜鉛 白内障の出現 亜鉛 免疫能低下 亜鉛、銅、セレン 鬱状態・痴呆の出現 亜鉛・銅 虚血性心疾患 銅、セレン、亜鉛、珪素 自己免疫疾患 亜鉛、銅、セレン ガン 亜鉛、セレン 耐糖能異常・糖尿病 クロム、亜鉛
【0004】老化の病態学的背景には活性酵素・フリー
ラジカルの増加、免疫性の低下、血圧上昇や高脂血症な
どの循環疾患、耐糖能異常乃至発ガン等があるが、多く
の種類の微量ミネラル欠乏で同じ病態が引き起こされ
る。特に、フリーラジカルは生体内の代謝過程で発生し
て細胞を阻害する要素となり、このフリーラジカルの増
加は老化、成人病、発ガンのメカニズムに関与する事が
判ってきた。通常はこれを消去する酵素(スーパーオキ
サイドジスターゼ、SOD)が働いて有害作用を抑えて
いるが、老化した生体で微量ミネラルが欠乏するとこの
酵素の働きが阻害される。このため、生体に備わる防御
機構に狂いが生じて生体の活力が失われ、成人病が発生
しやすくなるといわれている。これは老化や微量ミネラ
ル欠乏によるSODの低下は微量ミネラルの添加で是正
され、さらに実験的には高血圧、高脂肪症、糖尿病など
の成人病が微量ミネラルの添加で改善されるとの事実か
ら裏付けられている。又、セレン欠乏や亜鉛欠乏でガン
の発生率が増加することは古くから疫学調査で報告され
ている。このように微量ミネラルの欠乏は老化や疫病と
重要な関係にある。
ラジカルの増加、免疫性の低下、血圧上昇や高脂血症な
どの循環疾患、耐糖能異常乃至発ガン等があるが、多く
の種類の微量ミネラル欠乏で同じ病態が引き起こされ
る。特に、フリーラジカルは生体内の代謝過程で発生し
て細胞を阻害する要素となり、このフリーラジカルの増
加は老化、成人病、発ガンのメカニズムに関与する事が
判ってきた。通常はこれを消去する酵素(スーパーオキ
サイドジスターゼ、SOD)が働いて有害作用を抑えて
いるが、老化した生体で微量ミネラルが欠乏するとこの
酵素の働きが阻害される。このため、生体に備わる防御
機構に狂いが生じて生体の活力が失われ、成人病が発生
しやすくなるといわれている。これは老化や微量ミネラ
ル欠乏によるSODの低下は微量ミネラルの添加で是正
され、さらに実験的には高血圧、高脂肪症、糖尿病など
の成人病が微量ミネラルの添加で改善されるとの事実か
ら裏付けられている。又、セレン欠乏や亜鉛欠乏でガン
の発生率が増加することは古くから疫学調査で報告され
ている。このように微量ミネラルの欠乏は老化や疫病と
重要な関係にある。
【0005】一般に中高年にさしかかると生体内の微量
ミネラルは、摂取・吸収量の低下や代謝・排泄過程の障
害でバランスが崩れ、慢性的な欠乏状態に陥るとされて
いる。従って、微量ミネラルの摂取はこれから中高年に
さしかかる人たちの健康維持・疫病予防に重要な役割を
果たすことになる。
ミネラルは、摂取・吸収量の低下や代謝・排泄過程の障
害でバランスが崩れ、慢性的な欠乏状態に陥るとされて
いる。従って、微量ミネラルの摂取はこれから中高年に
さしかかる人たちの健康維持・疫病予防に重要な役割を
果たすことになる。
【0006】海水中には、地球誕生後36億年間に海底
の熱泉鉱床から湧き出したミネラルおよび陸地から流出
したミネラルが溶解しており、上記老化症状に関係する
微量元素はすべて含まれている。人体内に流れる血液あ
るいは体液の成分は、原始海洋成分に酷似するといわれ
ており、微量元素が生体の生命活動を支える細胞レベル
の代謝に必須な構成要素であることは以前から予想され
ている。
の熱泉鉱床から湧き出したミネラルおよび陸地から流出
したミネラルが溶解しており、上記老化症状に関係する
微量元素はすべて含まれている。人体内に流れる血液あ
るいは体液の成分は、原始海洋成分に酷似するといわれ
ており、微量元素が生体の生命活動を支える細胞レベル
の代謝に必須な構成要素であることは以前から予想され
ている。
【0007】最近、生体内に低濃度しか存在しない元素
の分析に必要な測定法が進歩し、また生化学的検討で種
々の微量元素の機能が明らかにされ、微量元素の人体に
おける必須性が確認されるようになっている。
の分析に必要な測定法が進歩し、また生化学的検討で種
々の微量元素の機能が明らかにされ、微量元素の人体に
おける必須性が確認されるようになっている。
【0008】蛋白質、核酸、血液等として、生体を構成
している主要元素は、水素(H)、酸素(O)、炭素
(C)、窒素(N)であり、これに少量のリン(P)や
硫黄(S)が含まれている。さらに骨や体液を構成する
元素として、カルシウム(Ca)、ナトリウム(N
a)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、塩素
(Cl)がある。これら常量元素に対して、生体内には
必須微量元素が存在する。すなわち、鉄(Fe)、亜鉛
(Zn)、銅(Cu)、ひ素(As)、クロム(C
r)、コバルト(Co)、セレン(Se)、マンガン
(Mn)、モリブデン(Mo)、珪素(Si)、フッ素
(F)、バナジウム(V)、ニッケル(Ni)、スズ
(Sn)、よう素(I)等が挙げられる。
している主要元素は、水素(H)、酸素(O)、炭素
(C)、窒素(N)であり、これに少量のリン(P)や
硫黄(S)が含まれている。さらに骨や体液を構成する
元素として、カルシウム(Ca)、ナトリウム(N
a)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、塩素
(Cl)がある。これら常量元素に対して、生体内には
必須微量元素が存在する。すなわち、鉄(Fe)、亜鉛
(Zn)、銅(Cu)、ひ素(As)、クロム(C
r)、コバルト(Co)、セレン(Se)、マンガン
(Mn)、モリブデン(Mo)、珪素(Si)、フッ素
(F)、バナジウム(V)、ニッケル(Ni)、スズ
(Sn)、よう素(I)等が挙げられる。
【0009】これらの必須微量元素はいずれも荷電状態
が変化しやすい遷移元素であり、生体内で電子授受によ
る酸化還元反応の触媒となる酵素や補酵素の構成因子と
して働くものが多い。近年、クロムや亜鉛等の必須微量
元素の欠乏で、インスリンを要求する糖代謝の障害やタ
ンパク質、核酸代謝の異常が起こること等からこれらの
微量元素の機能が明らかにされてきた(最新医学,45,
808,(1990)等)。また、糖尿病については、実験糖尿病
マウスに対する海水ミネラルの効果が確認されている
(日本医事新報,第3675号、平成6年10月1日発
行)。
が変化しやすい遷移元素であり、生体内で電子授受によ
る酸化還元反応の触媒となる酵素や補酵素の構成因子と
して働くものが多い。近年、クロムや亜鉛等の必須微量
元素の欠乏で、インスリンを要求する糖代謝の障害やタ
ンパク質、核酸代謝の異常が起こること等からこれらの
微量元素の機能が明らかにされてきた(最新医学,45,
808,(1990)等)。また、糖尿病については、実験糖尿病
マウスに対する海水ミネラルの効果が確認されている
(日本医事新報,第3675号、平成6年10月1日発
行)。
【0010】しかし、他の疾病に対する、具体的な治療
効果についての詳細は不明である。さらに、これらの必
須微量元素の投与が微量元素の欠乏以外で引き起こされ
る生体の異常を改善したり、薬剤などにより障害を受け
た細胞の機能を賦活する効果があるか否かについても未
だ不明である。
効果についての詳細は不明である。さらに、これらの必
須微量元素の投与が微量元素の欠乏以外で引き起こされ
る生体の異常を改善したり、薬剤などにより障害を受け
た細胞の機能を賦活する効果があるか否かについても未
だ不明である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、必須
微量元素を含む海洋ミネラル成分を有効利用した健康保
持剤、あるいは病気治療剤を提供することにある。
微量元素を含む海洋ミネラル成分を有効利用した健康保
持剤、あるいは病気治療剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、海水濃縮
物から塩化ナトリウムを可能な限り除去した後、さらに
水銀等の有毒成分を除いた、常量及び微量元素含有ミネ
ラル複合体( MarinaCalcium Mineral ;以下、MCM
と略記する。)を経口的に投与することが、肝炎、高血
圧、腫瘍、アトピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの
治療剤として有効であることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
物から塩化ナトリウムを可能な限り除去した後、さらに
水銀等の有毒成分を除いた、常量及び微量元素含有ミネ
ラル複合体( MarinaCalcium Mineral ;以下、MCM
と略記する。)を経口的に投与することが、肝炎、高血
圧、腫瘍、アトピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの
治療剤として有効であることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0013】すなわち、本発明は 1)海水濃縮物から塩化ナトリウムおよび有毒成分を除
去した残留物を有効成分とする治療及び/または予防
剤、 2)残留物成分をキレート化した結晶性固体粉末を使用
する前記1に記載の治療及び/または予防剤、 3)肝炎治療剤である前記1または2に記載の治療及び
/または予防剤、 4)高血圧治療剤である前記1または2に記載の治療及
び/または予防剤、 5)腫瘍治療剤である前記1または2に記載の治療及び
/または予防剤、 6)アレルギー治療剤である前記1または2に記載の治
療及び/または予防剤、および 7)アトピー性皮膚炎または鼻炎である前記6に記載の
治療及び/または剤を提供する。
去した残留物を有効成分とする治療及び/または予防
剤、 2)残留物成分をキレート化した結晶性固体粉末を使用
する前記1に記載の治療及び/または予防剤、 3)肝炎治療剤である前記1または2に記載の治療及び
/または予防剤、 4)高血圧治療剤である前記1または2に記載の治療及
び/または予防剤、 5)腫瘍治療剤である前記1または2に記載の治療及び
/または予防剤、 6)アレルギー治療剤である前記1または2に記載の治
療及び/または予防剤、および 7)アトピー性皮膚炎または鼻炎である前記6に記載の
治療及び/または剤を提供する。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。 [常量及び微量元素含有ミネラル複合体の製造方法]本
発明で使用する有効成分であるMCMは、例えば水深1
00m程度の清浄な海水域がら汲み上げた海水を原料と
して調製される。表2に典型的な黒潮海域(大洗沖)の
海面下約100mで汲んだ清浄な海水を18リットルに
含まれる主要元素とその割合を示す。
する。 [常量及び微量元素含有ミネラル複合体の製造方法]本
発明で使用する有効成分であるMCMは、例えば水深1
00m程度の清浄な海水域がら汲み上げた海水を原料と
して調製される。表2に典型的な黒潮海域(大洗沖)の
海面下約100mで汲んだ清浄な海水を18リットルに
含まれる主要元素とその割合を示す。
【0015】表2:採取した海水18リットル当りの各
元素量(μg) 元素 重量(μg) ナトリウム (Na) 49,500,000 マグネシウム(Mg) 6,125,000 硫黄 (S) 4,240,000 カリウム (Ca) 1,790,000 カルシウム (K) 1,880,000 炭素 (C) 132,000 珪素 (Si) 14,130 窒素 (N) 2,350 燐 (P) 330 亜鉛 (Zn) 150 鉄 (Fe) 150 クロム (Cr) 470セレン (Se) 14
元素量(μg) 元素 重量(μg) ナトリウム (Na) 49,500,000 マグネシウム(Mg) 6,125,000 硫黄 (S) 4,240,000 カリウム (Ca) 1,790,000 カルシウム (K) 1,880,000 炭素 (C) 132,000 珪素 (Si) 14,130 窒素 (N) 2,350 燐 (P) 330 亜鉛 (Zn) 150 鉄 (Fe) 150 クロム (Cr) 470セレン (Se) 14
【0016】この原料海水を、常圧あるいは減圧下で加
熱して、容量が60分の1程度となるまで濃縮する。つ
いで、この濃縮液から可能な限り塩化ナトリウムを除去
する。すなわち、濃縮液に対しほぼ等容量の99%グレ
ード酢酸と木炭粉約 0.5重量%を添加し、400℃程度
に加熱した後−12℃程度まで冷却すると、塩化ナトリ
ウムを主体とし水銀等の成分を含む成分が固形化する。
この固形物をろ過する。ろ液について、上記と同様に酢
酸と木炭粉の添加、加熱、ろ過の操作を4回程度繰り返
し、最終ろ液を濃縮する。かくして得られる残留固形物
は、海水中の有機成分であるピコプランクトンによりキ
レート化されており、これをそのまま本発明の治療・予
防剤剤に使用することができる。
熱して、容量が60分の1程度となるまで濃縮する。つ
いで、この濃縮液から可能な限り塩化ナトリウムを除去
する。すなわち、濃縮液に対しほぼ等容量の99%グレ
ード酢酸と木炭粉約 0.5重量%を添加し、400℃程度
に加熱した後−12℃程度まで冷却すると、塩化ナトリ
ウムを主体とし水銀等の成分を含む成分が固形化する。
この固形物をろ過する。ろ液について、上記と同様に酢
酸と木炭粉の添加、加熱、ろ過の操作を4回程度繰り返
し、最終ろ液を濃縮する。かくして得られる残留固形物
は、海水中の有機成分であるピコプランクトンによりキ
レート化されており、これをそのまま本発明の治療・予
防剤剤に使用することができる。
【0017】表3に塩化ナトリウムおよび有毒成分が除
去され海水中の有機物でキレート化された結晶性固形分
(MC)1g中に含まれる元素成分を示す。
去され海水中の有機物でキレート化された結晶性固形分
(MC)1g中に含まれる元素成分を示す。
【0018】表3:MC1g中に含まれる常量元素・微
量元素重量 成分 重量(μg) 水分 (H2O) 242,700 ナトリウム (Na) 54,300 カリウム (k) 81,600 カルシウム (Ca) 310,500 マグネシウム(Mg) 1,700 有機物(C,H,O,S,P,N) 253,400 塩素 (Cl) 35,300 珪素 (Si) 125 鉄 (Fe) 125 銅 (Cu) 8 クロム (Cr) 250 マンガン (Mn) 10 亜鉛 (Zn) 60 セレン (Se) 16 カドミウム (Cd) 検出せず 鉛 (Pb) 検出せず有機水銀 (Hg) 検出せず
量元素重量 成分 重量(μg) 水分 (H2O) 242,700 ナトリウム (Na) 54,300 カリウム (k) 81,600 カルシウム (Ca) 310,500 マグネシウム(Mg) 1,700 有機物(C,H,O,S,P,N) 253,400 塩素 (Cl) 35,300 珪素 (Si) 125 鉄 (Fe) 125 銅 (Cu) 8 クロム (Cr) 250 マンガン (Mn) 10 亜鉛 (Zn) 60 セレン (Se) 16 カドミウム (Cd) 検出せず 鉛 (Pb) 検出せず有機水銀 (Hg) 検出せず
【0019】
【発明の効果】後述の実施例に示される通り、本発明に
よるMCMは経口投与により肝炎、高、血圧、腫瘍、ア
トピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの症状の改善に
有効である。
よるMCMは経口投与により肝炎、高、血圧、腫瘍、ア
トピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの症状の改善に
有効である。
【0020】
【毒性】本発明の海洋ミネラル複合体の毒性は十分に低
いものであり、医薬品として十分安全に使用できること
が確認されている。
いものであり、医薬品として十分安全に使用できること
が確認されている。
【0021】
【医薬品への適用】本発明にかかる海洋ミネラル複合体
は、すでに知られている糖尿病のほか、肝炎、高血圧、
腫瘍、アトピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの治療
剤及び予防剤として有効である。本発明による海洋ミネ
ラル複合体を上記の目的で用いるには、通常、経口の形
で投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効
果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人
1人当たり、1回について、300mgから400mg
の範囲で、1日1回から数回経口投与される。
は、すでに知られている糖尿病のほか、肝炎、高血圧、
腫瘍、アトピー性皮膚炎、鼻炎などのアレルギーの治療
剤及び予防剤として有効である。本発明による海洋ミネ
ラル複合体を上記の目的で用いるには、通常、経口の形
で投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効
果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人
1人当たり、1回について、300mgから400mg
の範囲で、1日1回から数回経口投与される。
【0022】本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成物
として用いられる。経口投与のための固体組成物には、
錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳
濁剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤、さらには不
活性な希釈剤(例えば精製水、エタノール)を含有す
る。この組成物には、さらに湿潤剤、懸濁剤のような補
助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有せしめて
もよい。
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成物
として用いられる。経口投与のための固体組成物には、
錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳
濁剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤、さらには不
活性な希釈剤(例えば精製水、エタノール)を含有す
る。この組成物には、さらに湿潤剤、懸濁剤のような補
助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有せしめて
もよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明の治療剤の効果を実施例に基づ
いて説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されな
い。
いて説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されな
い。
【0024】MCMの調製:黒潮海域(大洗沖)の海面
下約100mの清浄な海水を18リットル採取し(成分
は前記表2参照)、塩化ナトリウムと有機水銀等の生体
に有害な成分を除去し、加熱と凍結・除去を繰り返し、
その海洋ミネラルを凝縮・結晶化させ、前記表3に示す
粉末状の固体を得た。
下約100mの清浄な海水を18リットル採取し(成分
は前記表2参照)、塩化ナトリウムと有機水銀等の生体
に有害な成分を除去し、加熱と凍結・除去を繰り返し、
その海洋ミネラルを凝縮・結晶化させ、前記表3に示す
粉末状の固体を得た。
【0025】実施例1:腫瘍細胞に対するMCMの効果 前記の製造法で作製したMCMを用いて、3種類の腫瘍
細胞についてMCMの効果を検討した。1つはヒトBurk
itリンパ腫瘍(Raji)、その他にヒト前骨髄芽細胞
腫(HL60)、及びマウスのマクロファージ系腫瘍細
胞(P388)を用いた。10、50、100、150
μg/mlのMCMを加えて37℃で3日間これらの腫
瘍細胞を培養し、MTT法で腫瘍細胞の発育抑制を評価
した。その結果、すべての腫瘍細胞系列で増殖抑制効果
を示した。 1)この効果は既に、50μg/mlのMCM投与群で
認められた。 2)腫瘍細胞種によって効果に強弱が認められた(HL
60>P388>Raji)。 3)MCMの効果は培養1日目から見られ、2〜3日目
にその効果は最大になった。 以上のことから、MCMは培養腫瘍細胞の増殖抑制効果
があることが判明した。
細胞についてMCMの効果を検討した。1つはヒトBurk
itリンパ腫瘍(Raji)、その他にヒト前骨髄芽細胞
腫(HL60)、及びマウスのマクロファージ系腫瘍細
胞(P388)を用いた。10、50、100、150
μg/mlのMCMを加えて37℃で3日間これらの腫
瘍細胞を培養し、MTT法で腫瘍細胞の発育抑制を評価
した。その結果、すべての腫瘍細胞系列で増殖抑制効果
を示した。 1)この効果は既に、50μg/mlのMCM投与群で
認められた。 2)腫瘍細胞種によって効果に強弱が認められた(HL
60>P388>Raji)。 3)MCMの効果は培養1日目から見られ、2〜3日目
にその効果は最大になった。 以上のことから、MCMは培養腫瘍細胞の増殖抑制効果
があることが判明した。
【0026】実施例2:ガン患者に対するMCMの効果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、5人のガン
患者に1日に体重1kg当り70mgを経口投与し5月
間投与した。20ccの血液を採取し、血漿を分離した
後ナチュラルキラー細胞の活性を31Crアッセイ法にて
測定した。フローサイトメトリーにてナチュラルキラー
細胞(CD56+及びCD16+)の占める割合を測定
した。その結果、全症例において1カ月後MCMはナチ
ュラルキラー細胞を176〜198%活性化させた。こ
の活性化はMCMの投与を継続すると2〜5ケ月後も維
持された。一方、ナチュラルキラー細胞の総数及び免疫
細胞に占める割合は変化がなかった。以上のことから、
MCMはナチュラルキラー細胞を活性化させ、新しい生
体活性物質でありガン免疫療法に有用であると考えられ
る。
患者に1日に体重1kg当り70mgを経口投与し5月
間投与した。20ccの血液を採取し、血漿を分離した
後ナチュラルキラー細胞の活性を31Crアッセイ法にて
測定した。フローサイトメトリーにてナチュラルキラー
細胞(CD56+及びCD16+)の占める割合を測定
した。その結果、全症例において1カ月後MCMはナチ
ュラルキラー細胞を176〜198%活性化させた。こ
の活性化はMCMの投与を継続すると2〜5ケ月後も維
持された。一方、ナチュラルキラー細胞の総数及び免疫
細胞に占める割合は変化がなかった。以上のことから、
MCMはナチュラルキラー細胞を活性化させ、新しい生
体活性物質でありガン免疫療法に有用であると考えられ
る。
【0027】実施例3:高血圧患者に対するMCMの効
果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、重症高血圧
症の患者に入院当初より使用していた血圧降下剤に加え
て、入院後約3週間目より、MCMを1日3回(全量約
1.0g)服用させた。服用1カ月を経過した時点では1日
内での血圧の変動はある程度小さくなり、かつ最高・最
低血圧は改善された(168/90から120/60に
低下)。
果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、重症高血圧
症の患者に入院当初より使用していた血圧降下剤に加え
て、入院後約3週間目より、MCMを1日3回(全量約
1.0g)服用させた。服用1カ月を経過した時点では1日
内での血圧の変動はある程度小さくなり、かつ最高・最
低血圧は改善された(168/90から120/60に
低下)。
【0028】実施例4:肝機能障害及び高血圧症の患者
に対するMCMの効果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、慢性の肝機
能障害(軽度)を持つ高血圧症の患者に、1日3回、約
1.0gのMCMを投与した。投与後4週間で服用後肝機
能障害の改善(GOT値は41から18に低下、γ−G
TP値は72から22に低下)と血圧の低下・安定化
(156/90から120/89に低下)がみられた。
に対するMCMの効果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、慢性の肝機
能障害(軽度)を持つ高血圧症の患者に、1日3回、約
1.0gのMCMを投与した。投与後4週間で服用後肝機
能障害の改善(GOT値は41から18に低下、γ−G
TP値は72から22に低下)と血圧の低下・安定化
(156/90から120/89に低下)がみられた。
【0029】実施例5:慢性の腎不全高血圧症患者に対
するMCMの効果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、慢性の腎不
全高血圧症の患者に、アダラートを使用していたが、入
院後約3週間後よりMCMを服用した。アダラートの使
用回数が減少し、極端な血圧上昇はみられない等高血圧
は緩除であるが改善された(202/90から160/
100)。血液中のカリウム値は高め( 6.0〜 5.2)で
あるが、BUN/クレアチニン値(45〜38)は改善
されており、診察上でも抹消の浮腫が改善するなど、M
CM服用後は慢性腎不全による検査値の異常と症状の改
善が見られた。
するMCMの効果 前記の製造方法で作製したMCMを用いて、慢性の腎不
全高血圧症の患者に、アダラートを使用していたが、入
院後約3週間後よりMCMを服用した。アダラートの使
用回数が減少し、極端な血圧上昇はみられない等高血圧
は緩除であるが改善された(202/90から160/
100)。血液中のカリウム値は高め( 6.0〜 5.2)で
あるが、BUN/クレアチニン値(45〜38)は改善
されており、診察上でも抹消の浮腫が改善するなど、M
CM服用後は慢性腎不全による検査値の異常と症状の改
善が見られた。
【0030】実施例6:糖尿・肝機能障害・高脂血症の
患者に対するMCMの効果 糖尿病、肝機能障害、及び高脂血症の患者に、前記の製
造方法で作製したMCMを投与した。MCM服用後は高
脂血症が改善されコレステロール値が低下した(Tch
o:243から216に低下)。また、脂肪肝による軽
度の肝機能障害及び糖尿病による高血糖も多少改善され
た(GOT31から29に低下、γ−GTP68から5
9に低下)。
患者に対するMCMの効果 糖尿病、肝機能障害、及び高脂血症の患者に、前記の製
造方法で作製したMCMを投与した。MCM服用後は高
脂血症が改善されコレステロール値が低下した(Tch
o:243から216に低下)。また、脂肪肝による軽
度の肝機能障害及び糖尿病による高血糖も多少改善され
た(GOT31から29に低下、γ−GTP68から5
9に低下)。
【0031】実施例7:抗炎症剤、筋肉弛緩剤、精神安
定剤、自立神経安定剤、漢方薬の投与を行っていた重症
の肩こり、片頭痛、眩覚、下枝の冷えを訴えていた患者
に、前記のMCMを服用させたところ、3日後上記症状
の改善と頑固な便秘の解消が見られた。
定剤、自立神経安定剤、漢方薬の投与を行っていた重症
の肩こり、片頭痛、眩覚、下枝の冷えを訴えていた患者
に、前記のMCMを服用させたところ、3日後上記症状
の改善と頑固な便秘の解消が見られた。
【0032】実施例8:末期ガン患者に対するMCMの
効果 前記のMCMを用いて、末期ガンの4人の患者について
検討を行った。それらの概要を下記に示す。 (1)平成5年に子宮ガンの手術を受け、その後肝臓及
び肺に転移し、余命数カ月と宣告され、栄養状態が不良
で歩行困難な状態であった。処方薬としてはとう痛及び
不安状態の緩和のためのMSコンチンが処方されている
に過ぎなかった。このような状態に対してMCMの大量
投与(5g/日)と高単位の天然ビタミン及びアミノ酸
を服用させた。その結果、著しい栄養状態の改善がみら
れ、ガン性とう痛が消失した。 (2)大腸ガンの全身転移例で肺転移による呼吸困難に
対してMCM投与(5g/日)を行い症状の緩和と延命
を計っており、効果が見られた。 (3)大腸ガンの肝転移例で腹水貯留が軽減した。 (4)子宮ガン再発で放射線治療後に、強い吐き気のた
めに食物摂取ができなくなり全身状態が悪化し、臥床状
態になったが、MCM大量投与後には食物摂取が可能に
なり全身状態が改善した。
効果 前記のMCMを用いて、末期ガンの4人の患者について
検討を行った。それらの概要を下記に示す。 (1)平成5年に子宮ガンの手術を受け、その後肝臓及
び肺に転移し、余命数カ月と宣告され、栄養状態が不良
で歩行困難な状態であった。処方薬としてはとう痛及び
不安状態の緩和のためのMSコンチンが処方されている
に過ぎなかった。このような状態に対してMCMの大量
投与(5g/日)と高単位の天然ビタミン及びアミノ酸
を服用させた。その結果、著しい栄養状態の改善がみら
れ、ガン性とう痛が消失した。 (2)大腸ガンの全身転移例で肺転移による呼吸困難に
対してMCM投与(5g/日)を行い症状の緩和と延命
を計っており、効果が見られた。 (3)大腸ガンの肝転移例で腹水貯留が軽減した。 (4)子宮ガン再発で放射線治療後に、強い吐き気のた
めに食物摂取ができなくなり全身状態が悪化し、臥床状
態になったが、MCM大量投与後には食物摂取が可能に
なり全身状態が改善した。
【0033】実施例9:肝炎に対するMCMの効果 肝炎患者2名に対してMCMを用いて治療を行った結
果、下記に示すようにGOT、GPT、γ−GTPが改
善され、肝炎の治療に効果があった。
果、下記に示すようにGOT、GPT、γ−GTPが改
善され、肝炎の治療に効果があった。
【0034】 患者A(平成4年12月から5年6月): 検査日 12月2日 5月18日 5月26日 6月1日 GOT 87 33 43 40 GPT 36 20 18 19 γ-GTP 87 21 20 28
【0035】 患者B(平成5年5月から6月): 検査日 5月7日 5月14日 5月26日 6月1日 GOT 308 297 101 68 GPT 131 11O 69 48 γ-GTP 723 461 237 186
【0036】実施例10:糖尿病による高血糖患者に対
するMCMの効果 糖尿病による高血糖患者にMCMを服用(1〜2g/
日)させた。その結果、10人の患者の内7人の血糖値
が約50〜100mg/dl降下し、効果があった。著
しい効果が出なかった3人は、糖尿病として診断されて
から治療開始までの期間が長く、高度の高血糖(250
〜350mg/dl)が数年間(5年程度)続いた重症
患者であった。
するMCMの効果 糖尿病による高血糖患者にMCMを服用(1〜2g/
日)させた。その結果、10人の患者の内7人の血糖値
が約50〜100mg/dl降下し、効果があった。著
しい効果が出なかった3人は、糖尿病として診断されて
から治療開始までの期間が長く、高度の高血糖(250
〜350mg/dl)が数年間(5年程度)続いた重症
患者であった。
【0037】実施例11:アトピー性皮膚炎患者に対す
るMCMの効果 アトピー性皮膚炎の患者にMCMを1g/日投与した。
その結果、服用後数日で体幹や四肢に強烈な発赤、痒み
がみられた後に皮膚の炎症が消退した。この強烈な発
赤、痒みに不安がある患者には化粧水型のローションを
塗布しても同様な効果があった。
るMCMの効果 アトピー性皮膚炎の患者にMCMを1g/日投与した。
その結果、服用後数日で体幹や四肢に強烈な発赤、痒み
がみられた後に皮膚の炎症が消退した。この強烈な発
赤、痒みに不安がある患者には化粧水型のローションを
塗布しても同様な効果があった。
【0038】実施例12:アレルギー性鼻炎患者に対す
るMCMの効果 十数年来の接触性皮膚炎で抗ヒスタミン剤、ステロイド
剤の外用薬及び内服剤で治療していたが、改善しなかっ
た。また、アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)で小青竜湯
を服用していたが、改善しなかった。本態性高血圧症
(血圧:165〜105mmHg)にて血圧降下剤を服
用していたため、MCMを1〜2g/日併用して服用し
た。その結果、服用数日で全身に軽度の掻痒感を伴う発
赤がみられ、次第に増強した。MCM服用量1日0.75g
程度にして服用を継続させたが、数日で発赤は消退し、
その後皮膚炎は消失した。また、アレルギー性鼻炎の発
症もなくなり、MCM服用の継続で血圧は正常化し、血
圧降下剤の服用は不要になった。
るMCMの効果 十数年来の接触性皮膚炎で抗ヒスタミン剤、ステロイド
剤の外用薬及び内服剤で治療していたが、改善しなかっ
た。また、アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)で小青竜湯
を服用していたが、改善しなかった。本態性高血圧症
(血圧:165〜105mmHg)にて血圧降下剤を服
用していたため、MCMを1〜2g/日併用して服用し
た。その結果、服用数日で全身に軽度の掻痒感を伴う発
赤がみられ、次第に増強した。MCM服用量1日0.75g
程度にして服用を継続させたが、数日で発赤は消退し、
その後皮膚炎は消失した。また、アレルギー性鼻炎の発
症もなくなり、MCM服用の継続で血圧は正常化し、血
圧降下剤の服用は不要になった。
【0039】
【発明の効果】海水濃縮物から、塩化ナトリウム、有機
水銀などの有毒成分を除去した成分から構成される主成
分としてのカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネ
シウム、のほか微量元素成分を含んでおり、肝炎、高血
圧、ガン、アトピー性皮膚炎等のアレルギーの治療薬と
して、有効に利用することができる。
水銀などの有毒成分を除去した成分から構成される主成
分としてのカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネ
シウム、のほか微量元素成分を含んでおり、肝炎、高血
圧、ガン、アトピー性皮膚炎等のアレルギーの治療薬と
して、有効に利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 37/08 A61P 37/08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 33/00 A61P 1/16 A61P 9/12 A61P 17/00 A61P 35/00 A61P 37/08 BIOSIS(STN) CAPLUS(STN) JICSTファイル(JOIS) MEDLINE(STN) EMBASE(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】 海水中のピコプランクトンに由来する有
機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル
分を含有する海水の濃縮物を酢酸で処理し、塩化ナトリ
ウム及び有毒成分を除去して得られる、キレート化され
たミネラル分を含む残留物を有効成分とする治療及び/
または予防剤。 - 【請求項2】 海水中のピコプランクトンに由来する有
機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル
分を含有する前記海水の濃縮物に木炭粉と酢酸を添加
し、加熱後冷却することにより塩化ナトリウムと有毒成
分を沈殿として除去し、得られるキレート化したミネラ
ルを含む結晶性固体粉末を使用する請求項1に記載の治
療及び/または予防剤。 - 【請求項3】 前記ミネラルを含む結晶性固体粉末がプ
ランクトン由来の有機成分を約25質量%含有する請求
項1または2に記載の治療及び/または予防剤。 - 【請求項4】 肝炎治療剤である請求項1乃至3のいず
れかに記載の治療及び/または予防剤。 - 【請求項5】 高血圧治療剤である請求項1乃至3のい
ずれかに記載の治療及び/または予防剤。 - 【請求項6】 腫瘍治療剤である請求項1乃至3のいず
れかに記載の治療及び/または予防剤。 - 【請求項7】 アレルギー治療剤である請求項1乃至3
のいずれかに記載の治療及び/または予防剤。 - 【請求項8】 アトピー性皮膚炎治療剤または鼻炎治療
剤である請求項7に記載の治療及び/または予防剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28232296A JP3247620B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 海洋ミネラル成分からなる治療及び/または予防剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28232296A JP3247620B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 海洋ミネラル成分からなる治療及び/または予防剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120578A JPH10120578A (ja) | 1998-05-12 |
JP3247620B2 true JP3247620B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17650911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28232296A Expired - Lifetime JP3247620B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 海洋ミネラル成分からなる治療及び/または予防剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247620B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010047531A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Akita Univ | 海洋ミネラル成分からなる動脈硬化治療及び/または予防剤 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003063969A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Goshu Yakuhin Kk | 海洋深層水より分離したミネラル濃縮液を用いた機能性商品 |
JPWO2005039601A1 (ja) * | 2003-10-27 | 2007-02-22 | 小塚 義信 | 海洋深層水を用いた抗癌剤 |
US7919620B2 (en) | 2005-06-01 | 2011-04-05 | Coral Biotech Kabushiki Kaisha | Agent for suppressing blood pressure elevation |
JP2008063255A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Kochi Univ | アレルギー疾患抑制剤 |
JP2008094762A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなるnk細胞活性化剤 |
JP2008094763A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなるインターフェロンγ産生増強剤 |
JP2012046432A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Takeshi Ogura | カルシウム強化海洋ミネラル複合体を有効成分とする抗ストレス剤及び糖質コルチコイドの分泌抑制剤 |
CN107281221B (zh) * | 2017-07-19 | 2018-06-29 | 广州此壹海洋资源开发有限公司 | 深海矿物质浓缩液、制备方法及在酒精性肝损伤中的应用 |
KR102580677B1 (ko) * | 2020-12-04 | 2023-09-19 | 강태곤 | 고형 염분이 제거된 고농축 액상미네랄의 제조방법 및 이에 의해 제조된 고농축 액상미네랄 |
WO2023112974A1 (ja) * | 2021-12-14 | 2023-06-22 | シード医療製薬株式会社 | 海藻抽出物を含む高血圧症改善剤並びに同高血圧症改善剤を含む機能性食品、医薬部外品及び医薬品 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP28232296A patent/JP3247620B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010047531A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Akita Univ | 海洋ミネラル成分からなる動脈硬化治療及び/または予防剤 |
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---|---|
JPH10120578A (ja) | 1998-05-12 |
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