JP3247613B2 - コイルボックス装置 - Google Patents

コイルボックス装置

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沼 祐 二 菅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の板材を連
続的に熱間圧延する連続鋼板処理設備におけるコイルボ
ックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種のコイルボックス装置を有
する熱間圧延設備の概略構成図である。同図において、
材料1は加熱炉2で加熱された後、粗圧延機3で粗圧延
され、バッファ機能としてのコイルボックス装置4に送
り込まれ、ここでコイルとして巻取られる。コイルボッ
クス装置4にはもう一つのコイルがあり、そのコイルの
巻戻しも同時に行われる。巻戻された材料1は仕上圧延
機5で仕上圧延された後、巻取装置6で製品コイルとし
て巻取られる。
【0003】図3はコイルボックス装置4の構成及びそ
の動作を説明するための説明図である。この場合、同図
(a)に示すように、材料1は、フォーミングロール7
を用いて、ロール8A,8Bでなる第1のクレードルロ
ール8上にコイル10として巻取られる。また、ロール
9A,9Bでなる第2のクレードルロール9上のコイル
20の板材が巻戻されて仕上圧延機5(図2参照)に送
り込まれる。通常、第2のクレードルロール9上のコイ
ル20の巻戻しが完了する以前に、第1のクレードルロ
ール8上にコイル10の巻取りを完了する。そして、第
2のクレードルロール9上のコイル20が払い出された
段階で、同図(b)に示すように第1のクレードルロー
ル8上のコイル10を第2のクレードルロール9上に移
載する。そのために、トランスファーアーム11及びピ
ーリング装置14が設けられる。これらは、巻取り及び
巻戻し中は、同図(a)に示すように待機状態にあり、
ロールの移載時にのみ所要の動作をする。
【0004】すなわち、トランスファーアーム11は、
コイル10の両端部に対をなして設置され、かつ、連携
動作するようになっている。また、これらのトランスフ
ァーアーム11は、図示省略の油圧駆動機構により、地
上部に固定された基点12を中心として図面の左右方向
に往復傾動可能に構成されている。そして、第1のクレ
ードルロール8側に傾斜した時、先端部の心棒挿入部1
3がコイル10の軸芯部に心棒を挿入し、その状態にて
第2のクレードルロール9側に傾斜せしめられる。これ
によって、コイル10は第1のクレードルロール8から
第2のクレードルロール9に移載される。また、この移
載の初期に、図示省略の油圧駆動機構により、回転中心
17を基点としてピーリング装置14の第1アーム15
及び第2アーム16を上方から下方に駆動して第1のク
レードルロール8上のコイルの終端部(巻戻しの先端部
になるため、以下、先端部と言う)19を開く、いわゆ
る、開端操作と、図2(b)中にa,b,c,dとして
示したように、略水平にする位置決め操作とを実行す
る。そして、水平に位置決めされた先端部19はその状
態にて把持され、かつ、移載中においてもコイル10の
巻戻しが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したコイルボック
ス装置4は、仕上圧延機5による仕上げ圧延前の材料の
バッファ機能として活用される。近年、仕上圧延機5の
前で材料を接合して圧延する、いわゆる、走間圧延によ
り歩留まり及び板厚精度の向上を図る傾向にある。この
ため、コイルボックス装置4の設置が不可欠であり、ま
た、材料の払い出しまでの時間短縮も要求される。一
方、接合設備を有しない熱間連続圧延設備においても、
材料の長手方向の温度差を少なくするために、コイルボ
ックス装置4を必要とする。
【0006】しかしながら、上述したコイルボックス装
置4は、トランスファーアーム11に対してピーリング
装置14が独立して設けられ、さらに、ピーリング装置
14はその先端部を三次元に移動させると共に、コイル
の移載に支障がないように動作させなければならないた
め、動作上の制約も多い。従って、機械相互間の干渉を
防止するための冗長時間が増大し、材料の巻取りの完了
から払出しまでの時間短縮が難しい状況にあった。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、材料の巻取りからその払出しまでの時間短
縮を可能とするコイルボックス装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコイルボッ
クス装置は、第1のクレードルロール上のコイルを第2
のクレードルロール上に移載するトランスファアーム自
体に、コイルの先端部をコイル本体から開く開端操作及
びこの先端部を位置決め操作する手段を設けたので、コ
イルの移載と、開端及び位置決めのための機構相互の干
渉が少なくなり、これによって、材料の巻取りからその
払出しまでの時間を短縮することができる。
【0009】この場合、開端及び位置決めのためのコイ
ルに対する接触部を、コイルの軸芯方向、径方向及び周
方向に移動させる移動機構と、この移動機構を油圧で操
作する油圧機構とにより容易に実現することができる。
【0010】また、コイルから見て接触部を軸芯方向、
径方向及び周方向に移動させる移動機構の代わりに、ト
ランスファアームから見て三次元に移動可能な移動機構
として、二つ以上の要素を協調して駆動する構成によ
り、機構の簡易化が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発
明の一実施形態の構成を、コイル10を基準とした場合
の側面図、図1(b)はその要部を断面で示した正面図
である。図中、従来装置を示す図3と同一の要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。図1に示した装
置はコイル10の両端部に設けられるものであるが、図
面の簡単化のためにその一方のみを示したものである。
【0012】図1において、トランスファーアーム11
は地上部に固定された基点12を中心としてコイルの移
載方向に往復して傾動するようになっている。基点12
とは反対側の端部に、挿入心棒21がコイル10の軸芯
方向(以下、Z軸方向と言う)に往復動可能に装着され
ている。この挿入心棒21はトランスファーアーム11
と一体的に設けられた図示省略の部材に固定された油圧
機構22によって出し入れされ、移載時にこれが押し出
されてコイル10の軸芯部に挿入され、移載を終了した
時点で引っ込められる。また、トランスファーアーム1
1には、その長手方向(以下、Y軸方向と言う)に細長
の案内開口31が形成され、ここに、Y軸方向移動部3
2が装着されている。このY軸方向移動部32は油圧機
構33によってY軸方向の位置制御を可能にしている。
また、Y軸方向移動部32にはY軸方向とZ軸方向とに
直角な方向(以下、X軸方向と言う)に移動可能なX軸
方向移動部34が、Y軸方向移動部32に対して往復動
可能に装着され、このX軸方向移動部34の一端部には
Y軸方向移動部32と一体的に設けられた図示省略の部
材に固定された油圧機構35が設けられ、この油圧機構
35によってX軸方向の位置制御が可能になっている。
また、X軸方向移動部34の他端の移動機構取付部36
にはZ軸方向移動部37がコイル10の軸芯方向に往復
動可能に装着されている。このZ軸方向移動部37の一
端部には、X軸方向移動部34を基準にしてこのZ軸方
向移動部37を出し入れする油圧機構38が設けられ、
さらに、Z軸方向移動部37の他端部には、コイル10
の先端部の開端及び位置決めのための接触部40が取付
けられている。
【0013】ここで、コイル10の移載を開始すると
き、トランスファーアーム11を図1(a)に示した如
く傾けて、挿入心棒21をコイル10の軸芯部に位置さ
せる。そこで、油圧機構22を用いて挿入心棒21をZ
軸方向に突出させてコイル10に挿入して移載可能の状
態とする。このとき、Y軸方向移動部32を油圧機構3
3により、X軸方向移動部34を油圧機構35により、
Z軸方向移動部37を油圧機構38によりそれぞれ位置
制御することにより、接触部40の接触端をコイル10
の外周面に押し当て、続いて、コイル10の先端部を恰
も果物の皮を剥くようにY軸方向移動部32及びX軸方
向移動部34を移動させる。この場合、接触部40がコ
イル10の外周面に沿って移動するように油圧機構33
及び油圧機構35を制御する。これによって、コイル1
0の先端部は図3(b)に示したように、ほぼ水平に位
置決めされる。
【0014】先端部はその状態にて把持され、そこで、
図3に示した第1のクレードルロール8から第2のクレ
ードルロール9への移載が開始されると共に、移載中に
巻戻しも行われる。そして、コイルの先端がコイルボッ
クス装置4の出側にあるピンチロールに噛込まれた段階
にて、それぞれZ軸方向に押出されていた挿入心棒21
及び接触部40は引っ込められ、トランスファーアーム
11は図3(a)に示した待機位置に戻される。
【0015】この実施形態によれば、トランスファーア
ーム11の傾動と併せて、接触部40による開端操作及
び位置決め操作を行っても何等の支障はなく、それぞれ
油圧機構22,33,35及び38の動作タイミング及
び操作を適切に決定すれば済むこととなり、従来装置で
問題となった機械相互間の干渉を無くすると共に、材料
の巻取りからその払出しまでの時間を短縮することがで
きる。
【0016】なお、上記実施形態によれば、トランスフ
ァーアーム11を基準にして接触部40を三次元に移動
させる構成としたので、構成の簡易化が達成できる反
面、油圧機構33及び35の操作量を互いに関連させて
決める必要がある。そこで、接触部40をコイル10の
軸芯方向、径方向及び周方向に移動させる移動機構を設
けるならば、これらの移動機構の各操作量を一義的に決
定できる点で有利である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のよって明らかなように、本
発明によれば、トランスファアーム自体に、コイルの先
端部をコイル本体から開く開端操作及びこの先端部を位
置決め操作する手段を設けたので、コイルの移載と、開
端及び位置決めのための機構相互の干渉が少なくなっ
て、材料の巻取りからその払出しまでの時間を短縮する
ことができる。
【0018】この場合、コイルに対する接触部を、コイ
ルの軸芯方向、径方向及び周方向に移動させる移動機構
と、この移動機構を油圧で操作する油圧機構とにより容
易に実現することができる。
【0019】また、その代わりに、トランスファアーム
から見て三次元に移動可能な移動機構として、二つ以上
の要素を協調して駆動する構成により、機構の簡易化が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す側面図及
びその一部を断面で示した正面図。
【図2】本発明のコイルボックス装置を適用する熱間圧
延設備の概略構成図。
【図3】従来のコイルボックス装置の構成及びその動作
を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 材料 4 コイルボックス装置 8 第1のクレードルロール 9 第2のクレードルロール 10 コイル 11 トランスファーアーム 21 挿入心棒 32 Y軸方向移動部 34 X軸方向移動部 37 Z軸方向移動部 22,33,35,38 油圧機構 40 接触部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−119328(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/24 B21C 47/34 B65H 19/10 B65H 19/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材を巻取って形成された第1のクレード
    ルロール上のコイルを、前記第1のクレードルロールに
    隣接する第2のクレードルロール上に移載するトランス
    ファアームと、前記第1のクレードルロール上のコイル
    の先端部をコイル本体から開く開端操作及び先端部を所
    定の位置に位置決めすることによって板材を巻戻しなが
    ら前記第2のクレードルロールへの移載を可能にする位
    置決め操作を行う手段とを備えたコイルボックス装置に
    おいて、前記開端操作及び位置決め操作を行う手段を前
    記トランスファアームに設置したことを特徴とするコイ
    ルボックス装置。
  2. 【請求項2】前記開端操作及び位置決め操作を行う手段
    は、開端及び位置決めのためのコイルに対する接触部
    を、前記コイルの軸芯方向、径方向及び周方向に移動さ
    せる移動機構と、この移動機構を油圧で操作する油圧機
    構とを備えたことを特徴とするコイルボックス装置。
  3. 【請求項3】前記移動機構及び油圧機構は、前記トラン
    スファアームから見て三次元に移動可能なものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコイルボックス装置。
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