JPH082458B2 - 連続圧延ラインのピンチロール装置 - Google Patents

連続圧延ラインのピンチロール装置

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JPH082458B2
JPH082458B2 JP31505388A JP31505388A JPH082458B2 JP H082458 B2 JPH082458 B2 JP H082458B2 JP 31505388 A JP31505388 A JP 31505388A JP 31505388 A JP31505388 A JP 31505388A JP H082458 B2 JPH082458 B2 JP H082458B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続圧延ラインにおいて、ストリップを複数
のダウンコイラに連続して送給するピンチロール装置に
関する。
〔従来の技術〕
例えば、熱間圧延ラインにおいては、一般にスラブを
1枚ずつ粗圧延機及び仕上圧延機によってストリップに
圧延し、ダウンコイラによってコイル状に巻取ってい
る。
第5図は従来の熱間圧延ラインの要部を示す側面概念
図であり、粗圧延機150で圧延したストリップSを、走
間クロップシャー151によってその前後端の形状不良部
(クロップ)の除去を行ない、ローラテーブル152によ
って仕上圧延機へ送給し、所定の板厚に圧延する。
そして、ランアウトテーブル171,172上を走行させな
がら、冷却装置170によって所定の温度に冷却し、第1
ピンチロール110によって第1ダウンコイラ120に送給
し、コイル状に巻取る。
このストリップSの圧延に続いて、次のストリップS
の圧延を行ない、第1ダウンコイラ120による巻取りが
完了すると、次のストリップSを2点鎖線で示すように
第1ピンチロール110を通過させてオーバテーブル173上
を走行させ、第2ピンチロール130によって第2ダウン
コイラ140に送給し、コイル状に巻取る。
第6図は第5図のライン終端部を拡大した破断側面図
である。
第6図において、102はボトムピンチロールであり、
その両端はハウジング101に支承され、図示しない駆動
装置によって回転する。103はトップピンチロールであ
り、その両端はハウジング101内の昇降装置104に支承さ
れ、図示しない駆動装置によって、ボトムピンチロール
102と同周速で回転する。トップピンチロール103は、ボ
トムピンチロール102よりも、その軸心が出側にオフセ
ットされている。105はガイドであり、その両端はハウ
ジング101の下部に固設されている。106はゲートであ
り、その両端はピン107によってハウジング101の下部に
枢着され、1対の油圧シリンダ108によってハウジング1
01の上部に連結されている。
以上の部材によって第1ピンチロール110が構成され
ている。130は第2ピンチロールであり、第1ピンチロ
ール110と同様に、ハウジング121に支承され駆動装置
(図示せず)に連結されたボトムピンチロール122と、
出側へオフセットして昇降装置124に支承され、駆動装
置(図示せず)に連結されたトップピンチロール123
と、ハウジング121に両端が固設されたガイド125とから
成っている。
ストリップSをコイル状に巻取るには、先ずゲート10
6を油圧シリンダ108によって図示のように上昇させ、ト
ップピンチロール103をボトムピンチロール102と所定の
隙間に設定し、送給されたストリップSの先端部を噛み
込むと、トップピンチロール103のオフセットによって
下方へ曲げ、第1ダウンコイラ120に送給する。このス
トリップSの巻取りが完了すると、次のストリップSが
送給される迄に、ゲート106の先端を下降すると共に、
トップピンチロール103を上昇し、送給された次のスト
リップSを通過させる。次いで、ゲート106の上面でス
トリップSをガイドし、2点鎖線で示すようにオーバテ
ーブル173上を通板させて第2ピンチロール130に送給す
る。第2ピンチロール130は、上述した第1ピンチロー
ル110と同様の作用でストリップSを第2ダウンコイラ1
40に送給し、コイル状に巻取る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の連続圧延ラインのピンチロール装置には解
決すべき次の課題があった。
即ち、従来のピンチロール装置では、第1ダウンコイ
ラ120で、最初に送給されたストリップSの巻取りを完
了し、次に送給されるストリップSを第2ダウンコイラ
140で巻取るために第1ピンチロール110を通過させると
き、最初のストリップSの後端がゲート106を完全に通
過してからゲート106の先端を下降するので、次のスト
リップSを送給する迄にかなりのアイドリングタイムが
必要である。
このことが、熱間圧延ラインの完全連続化の大きな障
害になっていた。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたもの
で、圧延ラインのアイドリングタイムの短縮および完全
連続化を容易にすることが可能なダウンコイラ用ピンチ
ロールを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題の解決手段として、次の(1)及び
(2)に示す連続圧延ラインのピンチロール装置を提供
しようとするものである。
(1) 連続圧延ライン中の複数のダウンコイラの内、
上流側のダウンコイラの入側に配置され、ピンチロール
ハウジング内に設けられたトップピンチロールをボトム
ピンチロールよりも出側にオフセットして設けた連続圧
延ラインのピンチロール装置において、上記トップピン
チロールの軸部に一端が枢着され、ストリップの出側に
突出してストリップ通板面より上方に回動可能に設けら
れるとともに他端に上部ガイドローラを具えたトップゲ
ートと、このトップゲートと上記ピンチロールハウジン
グ間に設けられ上記トップゲートを回動する第1の回動
手段と、上記ボトムピンチロールの軸部に一端が枢着さ
れ、ストリップの出側に突出してストリップ通板面より
下方に回動可能に設けられるとともに、他端に下部ガイ
ドローラを具えたボトムゲートと、このボトムゲートと
上記ピンチロールハウジング間に設けられ上記ボトムゲ
ートを回動する第2の回動手段とを具備してなることを
特徴とする連続圧延ラインのピンチロール装置。
(2) 請求項(1)に記載の連続圧延ラインのピンチ
ロール装置において、ピンチロールハウジングがその基
端近傍よりストリップの入側に傾動可能に立設されると
ともにその傾動手段を具えてなることを特徴とする連続
圧延ラインのピンチロール装置。
(作用) 本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
(1) 上記(1)の構成にあってはトップゲート及び
ボトムゲートをそれぞれ第1の回動手段及び第2の回動
手段によって各々下側の位置へ回動させ、第1ダウンコ
イラ(上流側)へストリップを誘導して巻取る。その巻
取りが完了する直前にトップゲート及びボトムゲートを
上側へ回動させ、第2ダウンコイラ(下流側)へ次なる
ストリップが誘導されてゆくレベルにボトムゲートを維
持する。その際、未だ第1ダウンコイラへストリップは
送給されており、ボトムゲートによって、詳しくはその
先端に設けられた下部ガイドローラによって押し上げら
れた状態にあるが、第1ダウンコイラへ巻取られてゆく
のみであるから何ら不具合は生じない。間もなく第1ダ
ウンコイラの巻取りが完了し、直ちに第2ダウンコイラ
に巻取られるべき次なるストリップの先端が到来する
が、すでにボトムゲートはそれを第2ダウンコイラに誘
導すべき定位置にあるので何らの準備時間を要すること
なくそのままストリップを下流側へと誘導する。下流側
では第2ダウンコイラの巻取りが行なわれる。
このようにして下流側の第2ダウンコイラの巻取りが
完了する直前に、今度はボトムゲートを下側へ回動して
再び元の位置に戻すと共にトップゲートも下側へ戻す。
その際、未だ第2ダウンコイラへストリップは送給され
ていて、トップゲートにより、詳しくはその前端に設け
られた上部ガイドローラにより、下方へ稍押される状態
になるが、第2ダウンコイラへ巻取られてゆくのみであ
るから何らの不具合も生じない。
間もなく第2ダウンコイラの巻取りが完了し、直ちに
第1ダウンコイラに巻取られるべき次なるストリップの
先端が到来するが、ボトムゲート、トップゲート共にそ
の準備の完了したレベルにあるので何らの準備時間を要
することなくそのままストリップを第1ダウンコイラへ
と誘導する。なお、上記各工程で第1、第2ダウンコイ
ラへストリップが巻き取られるためにストリップ先端か
ボトムピンチロールとトップピンチロールとに挟まれ、
かつ、トップピンチロールがストリップの出側へオフセ
ットして下方へ曲げられるが、この工程は従来と変らな
い。
以上の通り、たとえば第1ダウンコイラから第2ダウ
ンコイラへストリップを受渡す際の準備時間を全く必要
とすることなく、ストリップの巻取作業が続行できる。
(2) 上記(2)の構成にあっては上記(1)の構成
を備えたピンチロールハウジングを、その基端近傍より
ストリップの入側に傾動可能とし、かつその傾動手段を
備えたので、ピンチロールハウジングを立設した状態で
第1ダウンコイラへストリップを巻取る状態にトップゲ
ート、ボトムゲートその他を設定して先ず第1ダウンコ
イラへストリップを巻取り、巻取り完了直前にピンチロ
ールハウジングをストリップの入側に傾斜させれば、ト
ップゲート、ボトムゲートその他がストリップを第2ダ
ウンコイラへ誘導するレベルになるので、直ちに次なる
ストリップの先端を第2ダウンコイラ、即ち、下流側へ
誘導することができる。第2ダウンコイラから第1ダウ
ンコイラへ移すときは、この逆の操作を行なえばよい。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面によって説明する。なお、従来
の装置と同一の機器及び部材には同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。
第1図は請求項(1)の発明に係る実施例(以下、第
1実施例という)の熱間連続圧延ラインの要部を示す側
面概念図、第2図及び第3図は第1図のライン終端部を
拡大した破断側面図である。
第1図において、50は走間接合機であり、走間クロッ
プシャー151の出側(ストリップの出る側)に、ローラ
テーブル51を介して配置されている。60は走間シャーで
あり、冷却装置170の出側に配置されている。10は第1
ピンチロールであり、走間シャー60の出側にランアウト
テーブル172を介して配置されている。
粗圧延機150で圧延したストリップSを仕上圧延機160
によって圧延しながらその後端を走間クロップシャー15
1によって直線状に切断すると共に、後続のスラブから
粗圧延されたストリップSの先端を走間クロップシャー
151によって直線状に切断し、走間接合機50によって溶
接して連続化する。次いで、このストリップSを先行ス
トリップS1として、第1ピンチロール10を介して第1ダ
ウンコイラ120でコイル状に巻取り、そのコイルが所要
の巻数(重量)になると、走間シャー60によって切断
し、その直後のストリップSを後続ストリップS2とす
る。先行ストリップS1の巻取りが完了すると、後続スト
リップS1を第1ピンチロール10を通過させ、2点鎖線で
示すように、第2ピンチロール130を介して第2ダウン
コイラ140で巻取る。
第2図及び第3図において、2はボトムピンチロール
であり、その両端の軸部6はハウジング1に支承され、
図示しない駆動装置によって回転する。3はトップピン
チロールであり、その両端の軸部11はハウジング1内の
昇降装置4に支承され、図示しない駆動装置によってボ
トムピンチロール2と同周速で回転する。トップピンチ
ロール3はボトムピンチロール2よりも、その軸心が出
側にオフセットされている。
5はボトムゲートであり、双方の軸部6に枢着され、
油圧シリンダ8によってハウジング1の下部に連結され
ている。7は下部ガイドローラであり、その両端はボト
ムゲート5に回転自在に支承されている。9はトップゲ
ートであり、双方の軸部11に枢着され、油圧シリンダ13
によってハウジング1の上部に連結されている。12は上
部ガイドローラであり、その両端はトップゲート9に回
転自在に支承されている。以上の部材によって第1ピン
チロール10が構成されている。
先行ストリップS1をコイル状に巻取るには、先ずボト
ムゲート5及びトップゲート9を第3図に示す位置に設
定すると共に、トップピンチロール3をボトムピンチロ
ール2と所定の隙間に設定する。そして、送給された先
行ストリップS1の先端部を噛み込むとトップピンチロー
ル3のオフセットによって下方へ曲げ、下部ガイドロー
ラ7でガイドして第1ダウンコイラ120に送給し、コイ
ル状に巻取る。
この巻取りが完了する直前に、第2図に示すように、
トップゲート9を油圧シリンダ13によって上方へ回動し
て上部ガイドローラ12を上昇させ、同時に、ボトムゲー
ト5を油圧シリンダ8によって上方へ回動して下部ガイ
ドローラ7を上昇させ、先行ストリップS1を持上げると
共に、トップピンチロール3を少し上昇して先行ストリ
ップS1のピンチを解除し、連続して送給される後続スト
リップS2を通過させるための準備をする。先行ストリッ
プS1の後端部を、トップピンチロール3とボトムピンチ
ロール2との隙間と、下部ガイドローラ7上とを通して
第1ダウンコイラ120で巻取ると、直ちに送給された後
続ストリップS2の先端部を前記隙間を通過させ、第2図
に2点鎖線で示すように、下部ガイドローラ7及びオー
バテーブル173上を走行させ、第2ピンチロール130を介
して第2ダウンコイラ140に送給し、コイル状に巻取
る。
この後続ストリップS2の通過が完了する直前に、第3
図に示すように、ボトムゲート5を下方へ回動して下部
ガイドローラ7を下降し、トップゲート9を下方へ回動
して上部ガイドローラ12を下降すると共に、トップピン
チロール3を下降して後続ストリップS2の後端部をピン
チし、連続して送給される次の後続ストリップS3の先端
部を噛み込む準備をする。後続ストリップS2の後端部を
オーバテーブル173に送給すると、直ちに送給される次
の後続ストリップS3の先端部を噛み込んで下方へ曲げ、
下部ガイドローラ7でガイドして第1ダウンコイラ120
に送給し、コイル状に巻取る。
以上の通り、本実施例によれば、下部ガイドローラ7
の追従するボトムゲート5及び上部ガイドローラ12の追
従するトップゲート9を各下側に回動してストリップを
上流側の第1ダウンコイラ120へ誘導して巻取り、その
巻取りが完了する直前に、下部ガイドローラ7、ボトム
ゲート5及び上部ガイドローラ12、トップゲート9を各
上側に回動しておき、第1ダウンコイラ120へのストリ
ップの送給が終って、次なるストリップの先端が到来し
た場合は、そのまま、そのストリップを下流側の第2ピ
ンチロール130と第2ダウンコイラ140側へ誘導し、下流
側での巻取りが完了する直前に、今度は下部ガイドロー
ラ7、ボトムゲート5及び上部ガイドローラ12、トップ
ゲート9を下側に回動して、第2ダウンコイラ140への
ストリップの送給が終って、次なるストリップの先端が
到来した場合は、そのままそのストリップを再び第1ダ
ウンコイラ120へ誘導することを連続して交互に続行で
きるので、第1ダウンコイラ120と第2ダウンコイラ140
相互間のストリップ(の先端)の引継ぎに何らの準備時
間を要しないという利点がある。
第4図は請求項(2)の発明に係る実施例(以下、第
2実施例という)の熱間連続圧延ラインの終端部を示す
破断側面図である。
この第1ピンチロール20は、第1図に示す第1実施例
の熱間連続圧延ラインの第1ピンチロール10に代って配
置されるものであり、ハウジング21内には、第1実施例
と同様に、ボトムピンチロール2、トップピンチロール
3、昇降装置4、ボトムゲート5、下部ガイドローラ
7、油圧シリンダ8、トップゲート9、上部ガイドロー
ラ12、油圧シリンダ13が装設されている。そして、ハウ
ジング21は、ベース22上にブラケット23を介して枢着さ
れ、油圧シリンダ24が介装されている。
第1ダウンコイラ120による先行ストリップS1の巻取
りでは、第1ピンチロール20は第1実施例の第1ピンチ
ロール10と同様の作用を奏するが、この巻取りが完了す
る直前に、第4図に示すようにハウジング21を油圧シリ
ンダ24によって入側に傾動し、先行ストリップS1の後端
部をボトムピンチロール2とトップピンチロール3とで
ピンチしたままでトップピンチロール3のオフセットを
解除し、連続して送給される後続ストリップS2を噛み込
むための準備をする。そして、直ちに送給された後続ス
トリップS2の先端部を噛み込み、2点鎖線で示すよう
に、下部ガイドローラ7及びオーバテーブル173上を走
行させ、第2ピンチロール130を介して第2ダウンコイ
ラ140に送給し、コイル状に巻取る。
この送給が完了する直前に、ハウジング21の傾動を解
除して元に戻し、次の後続ストリップ(図示せず)を噛
み込むための準備をする。また、各々のストリップS1,S
2,S3の先端部を各々のダウンコイラ120,140に送給する
ための準備をするときに、必要に応じて下部ガイドロー
ラ7及び上部ガイドローラ12を各々の油圧シリンダ8,13
によってその位置を微調整する。
なお、本発明の第1実施例及び第2実施例では第1、
第2ピンチロール及び第1、第2ダウンコイラのみを用
いているが、ラインの高速化に対応するために、ダウン
コイラを少なくとも3基以上とし、第1ピンチロールと
第2ピンチロールとの間に、少なくとも1基以上の第1
ピンチロールと同じものを配置してもよい。
また、本発明のダウンコイラ用ピンチロールは、上述
した熱間連続圧延ラインのみに適用するものではなく、
冷間連続圧延ラインにも適用できるものである。
以上の通り、本実施例によれば、上記第1実施例の第
1ダウンコイラ120への巻取りの場合と同様に調節した
第1ピンチロール20を、傾動可能に設けたハウジング21
ごと、傾動、復元を繰返すことによって第1ダウンコイ
ラ120と第2ダウンコイラ140相互間のストリップ(の先
端)の引継ぎを行なうことができるので、第1実施例の
場合と同様、ストリップの受渡し(引継)に何らの準備
時間を要しないことと共に、一旦、第1ピンチロール20
を調節しておけば、その後は、傾動、復元のいわゆるワ
ンアクションのみの連続によってその効果を発揮するこ
とができるという利点がある。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、上流側と下流側の各ダウンコイラ間のストリ
ップ巻取り作業開始及び完了時の、次なるストリップ先
端の受け渡しに何らの準備時間を必要としないのでアイ
ドリングタイムが生ぜず、作業能率が向上する。
又、これに伴い、熱間圧延ラインの完全連続化が達成
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係る熱間連続圧延ライ
ンの要部を示す側面概念図、第2図及び第3図は、第1
図のライン終端部を拡大した破断側面図、第4図は本発
明の第2実施例に係る熱間連続圧延ラインの終端部を示
す破断側面図、第5図は従来の熱間圧延ラインの要部を
示す側面概念図、第6図は第5図のライン終端部を拡大
した破断側面図である。 1……ハウジング、2……ボトムピンチロール、3……
トップピンチロール、5……ボトムゲート、6……軸
部、7……下部ガイドローラ、8……油圧シリンダ、9
……トップゲート、10……第1ピンチロール、11……軸
部、12……上部ガイドローラ、13……油圧シリンダ、20
……第1ピンチロール、21……ハウジング、22……ベー
ス、23……ブラケット、24……油圧シリンダ、120……
第1ダウンコイラ、130……第2ピンチロール、140……
第2ダウンコイラ、S1……先行ストリップ、S2……後続
ストリップ、S3……次の後続ストリップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続圧延ライン中の複数のダウンコイラの
    内、上流側のダウンコイラの入側に配置され、ピンチロ
    ールハウジング内に設けられたトップピンチロールをボ
    トムピンチロールよりも出側にオフセットして設けた連
    続圧延ラインのピンチロール装置において、上記トップ
    ピンチロールの軸部に一端が枢着され、ストリップの出
    側に突出してストリップ通板面より上方に回動可能に設
    けられるとともに他端に上部ガイドローラを具えたトッ
    プゲートと、このトップゲートと上記ピンチロールハウ
    ジング間に設けられ上記トップゲートを回動する第1の
    回動手段と、上記ボトムピンチロールの軸部に一端が枢
    着され、ストリップの出側に突出してストリップ通板面
    より下方に回動可能に設けられるとともに、他端に下部
    ガイドローラを具えたボトムゲートと、このボトムゲー
    トと上記ピンチロールハウジング間に設けられ上記ボト
    ムゲートを回動する第2の回動手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする連続圧延ラインのピンチロール装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の連続圧延ラインのピ
    ンチロール装置において、ピンチロールハウジングがそ
    の基端近傍よりストリップの入側に傾動可能に立設され
    るとともにその傾動手段を具えてなることを特徴とする
    連続圧延ラインのピンチロール装置。
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