JP3247478B2 - 濾体のシール構造 - Google Patents

濾体のシール構造

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JP3247478B2
JP3247478B2 JP06422793A JP6422793A JP3247478B2 JP 3247478 B2 JP3247478 B2 JP 3247478B2 JP 06422793 A JP06422793 A JP 06422793A JP 6422793 A JP6422793 A JP 6422793A JP 3247478 B2 JP3247478 B2 JP 3247478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジ間に濾体をシ
ートを介してシールする濾体のシール構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば濾過機等において、濾
布やセラミックス多孔体等の濾体を容器本体に液密に固
定するため、容器本体に設けたフランジ間に濾体をシー
トを介してシールする濾体のシール構造をとっていた。
図3は従来の濾体のシール構造を説明するための図であ
り、図3(a)は濾過機の概略図、図3(b)はシール
構造を詳細に示す図、図3(c)はシール構造を詳細に
示す図である。
【0003】図3において、21はフランジ部21a、
21bを有する容器、22は濾体としての濾布、23は
濾布22の端部に設けたシートとしてのテフロンパッキ
ン、24はフランジ部21a、21bの間に濾布22を
テフロンパッキン23を介して固定するための2分割の
固定部材を示す。濾布22はテフロンパッキン23との
ズレを防止するために糸25で縫い付けてある。
【0004】上述した構造の濾過機では、濾布22の上
部に原液26を供給し、濾布22を通過させて濾液27
を濾過する構成をとっているため、濾布22を液密にす
る必要があり、濾布22の端部を内側に折り返されたテ
フロンパッキン23で糸25を使用して挟持し、これを
フランジ部21a、21bとの間にはさみ、固定部材2
4により固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の濾過機においては、テフロンパッキン23を形
状が円の濾布22の端部に沿って内側に折り返す必要が
あるため、図3(c)に示すように、ラジアル方向にし
わができやすいとともに、濾布22をテフロンパッキン
23で挟持する際に糸25を使用しているため、継ぎ目
から液漏れしやすい問題があった。その結果、フランジ
部21a、21bとテフロンパッキン23との間から、
濾液26が外側に漏れる場合があり、特にフランジ部2
1a、21bの表面にグラスライニング等を施すことに
より表面にうねりのある場合、この液漏れが顕著になる
問題があった。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
濾体のシール部からの液漏れがない濾体のシール構造を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の濾体のシール構
造は、フランジ間に濾体をシートを介してシールする濾
体のシール構造において、濾体の端部を、端部が外側に
折り返されたシート間に挟持したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】上述した構成において、濾体の端部を、端部が
外側に折り返されたシート間に挟持すること、すなわち
濾体を挟持するシートの端部が外側に向くために、例え
ばシートを3重に折り返して断面をW形状とし、上下の
フランジと接触するシート端部を外側に向け、シートの
内側から外側に向く窪みに濾体の端部を内側から挟持さ
せることにより、シートのしわや糸の継ぎ目からの液漏
れがあっても、すべて内側へ流れる構造となるため、シ
ール部からの液漏れをなくすことができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の濾体のシール構造の一例の構
成を示す図であり、他の容器部等の構成は従来から公知
の濾過機等と同一であるため省略する。図1に示す例に
おいて、1は上側のフランジ部1aおよび下側のフラン
ジ部1bを有する容器部、2は濾体としての濾布、3は
濾布2の端部に設けたシートとしてのテフロンパッキ
ン、4はフランジ部1a、1bの間に濾布2をテフロン
パッキン3を介して固定するための2分割の固定部材、
5a、5bは外側へ折り返されたテフロンパッキン3の
間に外側からはさんだ上側および下側のガスケットであ
る。なお、本発明において「外側」および「内側」と
は、容器部1に対して容器の外部側を「外側」、容器の
内部側を「内側」という。
【0010】本実施例で重要なのは、図1に示すよう
に、1枚のテフロンパッキン3を3重に折り返して断面
をW形状とし、上下のフランジ部1a、1bと接触する
テフロンパッキン3の端部を内側から外側に向けるとと
もに、テフロンパッキン3の内側から外側に向かう窪み
に濾布2の端部を内側から挿入して挟持できるよう構成
した点である。なお、本例では、シール性能をさらに高
めるため、上側のガスケット5aと下側のガスケット5
bを、テフロンパッキン3の外側から内側に向く窪みに
はさんでいる。
【0011】図2は本発明の濾体のシール構造の他の例
の構成を模式的に示す図である。図2(a)に示す例で
は、濾布2の端部をテフロンパッキン3とは別体のテフ
ロンパッキン11で挟持して糸12を使用して固定した
例を、図2(b)に示す例では、図2(a)に示す例に
加えて、テフロンパッキン11の固定を2本の糸12−
1、12−2で行うとともに、濾布2の端部に固定した
テフロンパッキン11をさらに別体のテフロンパッキン
13により挟持した例を、それぞれ示している。上述し
た図2(a)、(b)に示した例では、図1に示した例
と比較して、シール性能をさらに高めることができる。
【0012】図2(c)に示す例では、濾布2の端部を
テフロンパッキン3とは別体の上側および下側のテフロ
ンパッキン11a、11bではさみ2本の糸12−1、
12−2を使用した例を示している。本例では、図2
(a)に示した例と比較して、シール性能は若干劣るが
構成を簡単にすることができる。また、図2(d)に示
す例では、濾布2の端部をテフロンパッキン3とは別体
のテフロンパッキン11で挟持して糸12を使用して固
定するとともに、テフロンパッキン3を上側のテフロン
パッキン3aと下側のテフロンパッキン3bとの2つの
部材に分割した例を示している。本例では、図1に示し
た例と比較して、シール性能は若干劣るが構成を簡単に
することができる。さらに、図2(e)に示す例では、
濾布2の代わりにセラミック多孔体15を使用した例を
示している。
【0013】上述した本発明の濾体のシール構造によれ
ば、少なくとも濾体の端部または濾体の端部を挟持した
シートが直接フランジ部に接触する構成とはならず、し
かもフランジ部に接触するシートの端部は外側を向いて
おり、濾体の端部または濾体の端部を挟持したシートの
状態にかかわらず、シール部からの液漏れをなくすこと
ができるとともに、フランジ部の表面にうねりがあって
もシール性能を維持することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、濾体の端部を、端部が外側に折り返されたシー
ト間に挟持することにより、シートのしわや糸の継ぎ目
からの液漏れがあっても、すべて内側へ流れる構造とな
るため、シール部からの液漏れをなくすことができ、特
にフランジ表面にグラスライニング等が施されていて表
面にうねりがある場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濾体のシール構造の一例の構成を示す
図である。
【図2】本発明の濾体のシール構造の他の例の構成を模
式的に示す図である。
【図3】従来の濾体のシール構造を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 容器部 1a、1b フランジ部 2 濾布 3 テフロンパッキン 4 固定部材 5a、5b ガスパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/01 B01D 63/08 B01D 46/00 B01D 35/02 F16J 15/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ間に濾体をシートを介してシー
    ルする濾体のシール構造において、濾体の端部を、端部
    が外側に折り返されたシート間に挟持したことを特徴と
    する濾体のシール構造。
  2. 【請求項2】前記濾体を挟持した、端部が外側に折り返
    されたシート間において、前記外側に折り返されたシー
    トとは別に、前記濾体の端部を、端部が内側に折り返さ
    れた別体のシートで挟持した請求項1記載の濾体のシー
    ル構造。
  3. 【請求項3】 前記外側に折り返されたシート間に、外
    側からガスケットをはさんだ請求項1または2記載の濾
    体のシール構造。
JP06422793A 1993-03-23 1993-03-23 濾体のシール構造 Expired - Fee Related JP3247478B2 (ja)

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