JPH0346822Y2 - - Google Patents

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JPH0346822Y2
JPH0346822Y2 JP1986140673U JP14067386U JPH0346822Y2 JP H0346822 Y2 JPH0346822 Y2 JP H0346822Y2 JP 1986140673 U JP1986140673 U JP 1986140673U JP 14067386 U JP14067386 U JP 14067386U JP H0346822 Y2 JPH0346822 Y2 JP H0346822Y2
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JP
Japan
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shaped
inner cylinder
ring
packing
filter element
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JP1986140673U
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JPS6346916U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオイルフイルタエレメント、主として
内燃機関のバイパス用オイルフイルタエレメント
に係るものである。
〔従来の技術〕
多孔金属板よりなる外筒1の中心部に多孔内筒
3を設け該内外両筒の間の空間にリンタパルプの
原紙を約1.5cmに切断叩解した濾材を加圧充填し、
本体の両端面にエンドプレート2,2′をかぶせ
てシーミング加工したオイルフイルタエレメント
が知られている。
この場合内筒3の端部とエンドプレート2,
2′との接合部は、内筒の端部に付属されている
パツキンによつて密着されるようにしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところがこのような従来のものにおいては、濾
材を充填後、エンドプレートを装着する際濾過体
が膨張しようとする力が働き、エンドプレートを
図面に太い矢印で示す方向に若干押し出すので、
これが外方にそり上つた状態となる。したがつて
パツキングのたわみがこのそり上りを充分吸収し
得ないと内筒端部とエンドプレートとの間にわず
かに間隙が生じたり、または間隙が生じ易い状態
となる。そのため使用中車の油圧及び振動によつ
て、濾過体の膨張収縮に伴いこの部分に間隙が生
じ、そこから油がもれ、かつ一緒に濾材もケース
の外部へ流出する結果となる。流出した濾材は油
の流路を閉塞して焼付を起し、そのため必要流量
が確保されず、エンジン内油圧が低下するなどの
トラブルの原因となる。
本考案はこのような従来の問題点を解決したオ
イルフイルタエレメントとを提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては上記の問題点を解決するた
め、内筒とエンドプレートとの結合部の構造を改
良して間隙を生じないようにすることによりその
目的を達成したものである。
すなわち本考案は、外筒1とその両端のエンド
プレート2,2′、及びパツキンを介して該エン
ドプレートにより両端部が支持されて前記外筒1
の中心部に固定された内筒3とを有し、該内外筒
の間に濾材4を充填してなるオイルフイルタエレ
メントにおいて、前記内筒3の少なくとも一方の
端部は、一方のエンドプレート2に固着した外周
に断面U字形のリング状凹溝を備えた金属プレー
ト5の該リング状凹溝内に断面S字形のパツキン
6を介して嵌着支持せしめたことを特徴とするオ
イルフイルタエレメントである。
本考案において、上記のリング状金属プレート
と断面S字形のパツキンによる係合手段は相対す
るプレート双方に適用してもよいが、いずれか一
方の側で目的を達成することができ、第1図のよ
うにエンドプレート2′の側に適用するのが好ま
しい。そしてこの場合は他方のエンドプレート
2′にはリング状のパツキン5′を接着剤等で固定
する。S字形パツキン6を使用するリング状金属
プレート5は通常ビス止めとする。
リング状金属プレート5は断面ほぼU字形の凹
溝により外周がリング状に形成されており、前記
U字形凹溝内に内筒3の端部が断面S字形パツキ
ン6を介して嵌合係止されている。そしてS字形
パツキン6により内筒3の端部とリング状金属プ
レート5のU字形の外周壁とを結合せしめるもの
とする。
〔作用〕
このような構成であるから、エンドプレート2
が、濾材の膨張力により、中心部付近で太い矢印
で示す方向に押されてふくれ出ても、内筒3の端
部と金属プレート5との結合部は1個のS字形パ
ツキン6によりそれぞれ内外両面から挟着シール
された状態で互いに結合シールされているので、
エンドプレート2と内筒3との間に間隙を生ずる
ことがなく確実に密封状態が維持される。
したがつて濾過された油だけが矢印方向にスム
ーズに内筒の孔を通つて通過し、濾材が流出する
ことは全くない。
〔実施例〕
図面は本考案の実施例を示すもので、一部断面
を示す正面図である。1は金属多孔板等よりなる
外筒で、2,2′は両側のエンドプレートである。
3は該外筒の中心に固定された多孔板で形成され
た内筒であつて、その両端部はエンドプレート
2,2′の内側中心部に固着されたリング状金属
プレート5及びリング状ゴムパツキン5′により
係合支持されている。4は外筒1と内筒3の間に
充填された濾材である。6はゴム製の断面S字形
をなすリング状パツキンで、S字形の一方の側は
内筒3の端部を挾着し、他方の側はリング状金属
プレートのU字形の外壁を挟着して、つまり1個
のパツキンにより2個の部材をそれぞれ表裏両面
から同時に挟着する構造となるので、内筒と該金
属プレート5の結合部を確実にシールしている。
なお5′を金属プレートとした場合は、この結合
部にもS字形パツキンを使用する。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成されているので、S
字形パツキンにより内筒端部をエンドプレートと
の係合部が確実にシールされているため、エンド
プレートが外方にふくれ出ても内筒とエンドプレ
ートの間に隙間が生ずることがないので、該結合
部から油がもれたり、濾材が一縮に外部へ流れ出
たりする惧れは全くない。従つて従来のように濾
材流出によるトラブルは確実に防止され、内燃機
関用オイルフイルタの機能を充分に発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、一部断
面を示す正面図である。 1……外筒、2,2′……エンドプレート、3
……内筒、4……濾材、5……リング状金属プレ
ート、5′……リング状パツキン、6……S字形
パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒1とその両端のエンドプレート2,2′、
    パツキンを介して該エンドプレートにより両端部
    が支持されて前記外筒1の中心部に固定された内
    筒3とを有し、該内外筒の間に濾材4を充填して
    なるオイルフイルタエレメントにおいて、前記内
    筒3の少なくとも一方の端部は、一方のエンドプ
    レート2に固着した外周に断面U字形のリング状
    凹溝を備えた金属プレート5の該リング状凹溝内
    に断面S字形のパツキン6を介して嵌着支持せし
    めたことを特徴とするオイルフイルタエレメン
    ト。
JP1986140673U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0346822Y2 (ja)

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JP1986140673U JPH0346822Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JPS6346916U JPS6346916U (ja) 1988-03-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856677B2 (ja) * 1978-04-24 1983-12-16 株式会社神戸製鋼所 溶接ワイヤ及びその製造法
JPS5925454U (ja) * 1982-08-10 1984-02-17 三井造船株式会社 液圧疲労試験装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856677U (ja) * 1981-10-13 1983-04-16 アイシン精機株式会社 オイルリザ−バのフイルタ用チエツク弁装置

Patent Citations (2)

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JPS6346916U (ja) 1988-03-30

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