JP3247071B2 - 気流式分級機の摩耗検知装置 - Google Patents

気流式分級機の摩耗検知装置

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JP3247071B2 JP08397897A JP8397897A JP3247071B2 JP 3247071 B2 JP3247071 B2 JP 3247071B2 JP 08397897 A JP08397897 A JP 08397897A JP 8397897 A JP8397897 A JP 8397897A JP 3247071 B2 JP3247071 B2 JP 3247071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分級原料を微粉
と粗粉に分級する気流式分級機におけるその分級機内の
摩耗を検知する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の気流式分級機の構造を、この発明
の一実施形態を示す図1乃至図3を参照して説明する
と、1は気流式分級機を示し、竪型ミルなどの粉砕機2
のケーシング3の上部に配置される。4はケーシング3
の上面に立設された、微粉排出管5を有する上部ケーシ
ング、6は上部ケーシング4内に設けられた垂直方向の
回転軸で、シャフトハウジング7に内嵌されており、シ
ャフトハウジング7内の上方に設けられたベアリング8
と下方に設けられたベアリング9により軸支されてい
る。
【0003】15はケーシング3の上部で回転軸6の周
囲で回転する円周複数個の分級羽根で、回転軸6の下方
に固着した下ロータ16と分級羽根15の上部の上ロー
タ17により固定されている。
【0004】18はシャフトハウジング7を上部ケーシ
ング4の側壁に固着するために設けられた複数個の支持
部材となる中空管であり、この中空管18内には、シャ
フトハウジング7内のベアリング9にグリースを給油す
るための給油管19や、シャフトハウジング7の下端部
でシャフトハウジング7と回転軸6との僅かの隙間tか
ら空気cをケーシング3内に送りこむ空気管20が設け
られている。中空管18は周囲等間隔に、例えば4本設
けられて、その内の2本を給油及び送気管とする。
【0005】上記空気管20から、シャフトハウジング
7の下端部でシャフトハウジング7と回転軸6との僅か
な隙間tから常に空気cをケーシング3内に送ることに
より、後記微粉a’がその隙間tへ侵入することを防い
で回転軸6の円滑な高速回転を担保する。また、給油管
19からグリースgをシャフトハウジング7内のベアリ
ング9に供給して常に満たされた状態に保つことによ
り、前記円滑な回転を維持する。
【0006】粉砕機2は、竪型ミルであって、下方の回
転テーブル26の上に複数個の粉砕ローラ27を配置
し、ケーシング3の側壁に原料供給機28を、ケーシン
グ3の上方に上記気流式分級機1をそれぞれ備えてい
る。上部ケーシング4の微粉排出口5は、捕集機29を
介して排風機30に接続されている。
【0007】この粉砕機2において、原料供給機28に
より、被砕物aを回転テーブル26の上に供給し、被砕
物aを回転テーブル26と粉砕ローラ27の間に挟みこ
んで粉砕する。このとき、前記微粉排出管5は、捕集機
28を介して排風機30に接続されているので、粉砕さ
れた被砕物は、空気とともにケーシング3内を上昇し、
粉砕された被砕物の内、大きな粗粉は高速で回転する分
級羽根15の遠心力により撥ね飛ばされてケーシング3
内を落下して、再び粉砕される。一方、細かな微粉a’
は、分級羽根15を通過し微粉排出管5よりケーシング
3外へ排出された後、捕集機29により微粉a’が捕集
され、空気だけが排風機30から排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記上部ケ
ーシング4内は、微粉a’が空気とともに、例えば20
m/秒の高速で通過するので激しい摩耗環境にあり、こ
のため、上部ケーシング4や微粉排出管5の内面には、
硬化肉盛を施したライナeが設けられている。また、回
転軸6もシャフトハウジング7により保護されており、
給油管19や空気管20も、中空管18により保護され
ている。
【0009】しかしながら、長期間使用していると、耐
摩耗ライナe等も摩耗し、その取替が必要となるが、そ
の取替は定期点検をこまめに行って取替時期を決めなけ
ればならない。取替時間を長くして、中空管18が摩耗
し、給油管19や空気管20の保護管としての役割を果
たせなくなった状態で運転を続けると、給油管19や空
気管20も摩耗し、高速で回転する気流式分級機1が損
傷する恐れがある。
【0010】すなわち、空気管20が摩耗により孔があ
くと、シャフトハウジング7と回転軸6との僅かな隙間
tから空気をケーシング3内に送りこむことができない
ので、微粉a’が前記隙間tへ侵入して回転軸6の円滑
な回転を行うことができないし、給油管19が摩耗によ
り孔があくと、ベアリング9の機能が損なわれ回転軸6
の円滑な回転を行うことができなくなる。さらに、給油
管19からグリースgが洩れて、製品にグリースgが混
入するという問題がある。
【0011】この発明の課題は、これらの問題を解決
し、微粉搬送経路の摩耗状態の点検をタイムリーに行え
るようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上述の微粉を分級羽根から微粉排出管
に至る微粉搬送経路を通る空気により搬送し、その微粉
搬送路に回転軸支持部材を設けた気流式分級機におい
て、その支持部材の一つを中空管とし、上記微粉搬送に
おけるその中空管への微粉の衝突による摩耗に基づく孔
形成を電気的に検出し、その検出に基づいて警告を発
るようにしたのである(請求項1)。
【0013】支持部材は微粉の流路に最も晒されるた
め、摩耗も激しく、中空管がなす支持部材に孔があけ
ば、その旨が警報される。この警報に基づき、微粉搬送
経路の摩耗を点検して、必要個所を適宜に取替える。
【0014】上記の孔形成を検知する手段には、中空管
内の圧力が予め定められた分降下したことを電気的に検
する圧力検知器を採用したり(請求項2)、中空管内
導電線が切断されたことを電気的にする導通検知
器を採用し得る(請求項3)。これらの検知器は、通
常、分級機(ケーシング)内は負圧のため、中空管に孔
があけば、中空管内の圧力が下がり、その圧力低下を検
出したり、圧力低下又は微粉の侵入に基づく電気特性の
変化を検出する。
【0015】なお、摩耗検知用中空管は他の部材に比べ
て最も早く摩耗する材料及び硬化肉盛したものとし、ケ
ーシングの外面から抜き差し可能として(請求項
4)、交換を容易にするとよい。
【0016】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説明す
る。この発明の実施の形態は、その大部分が従来技術の
欄で説明した構成及び作用と同じであるので、特徴的な
部分についてのみ説明する。
【0017】図1乃至図3に一実施形態を示し、給油管
19を保護している中空管18には、圧力検知口21が
形成されて、その口21がフレキシブルホース22によ
り、圧力計(圧力検知手段)23に接続されており、そ
の圧力計23は制御盤を介して警報器(警報手段)24
に接続されている。
【0018】いま、微粉排出管5に接続されている排風
機30を運転すると、ケーシング3内は−500mmA
q程度の負圧になる。一方、中空管18内の圧力は、中
空管18自身により、上部ケーシング4内と隔離されて
いるので、大気圧とほぼ同じである。
【0019】しかしながら、長期間の運転により、中空
管18は徐々に摩耗し、ついには、孔があいて、中空管
18内の圧力も上部ケーシング4内と同じ負圧となる。
そして、その圧力はフレキシブルホース22により接続
された圧力計23により検知される。圧力計23とし
て、例えば電気接点付圧力計を用いると、圧力が予め定
められた圧力より大きい負圧になれば、接点が接触して
警報器24に信号が伝達されて警報が出される。
【0020】この警報により、中空管18が摩耗により
孔があいたこと、及び気流式分級機1自体の定期点検を
行う時期になったことがわかる。また、警報が出された
としても、中空管18に孔があいただけであり、即座に
運転を停止する必要はなく、その日の運転が終了した時
などに気流式分級機1の定期点検を行い、摩耗状況の確
認や中空管18の取替を行えばよい。
【0021】上記実施形態は、給油管19に摩耗検知部
を構成したが、空気管20部に構成してもよく、また、
図4に示すように、それ以外の支持部材をなす中空管1
8に構成してもよい。このとき、中空管18内部には遮
蔽用プレート31を溶接して中空管18内を確実に気密
にするとよい。各中空管18は図4に示すようにケーシ
ング4にねじ込み式としてケーシング4に抜き差し可能
にすると交換がし易い。このねじ込み式は摩耗検知部を
構成した中空管18にはかならず採用するとよい。中空
管18の外周面には硬化肉盛してライナーeを設けるこ
ともできる。
【0022】他の摩耗検知構造としては、図5に示すよ
うに、中空管18内に導電線40を導き、その導電線4
0に常に通電しておき、中空管18に摩耗孔が生じ、中
空管18への微粉a’の侵入により摩耗が進行して導電
線40が切断すれば、その切断を検出器41で検出し
て、警報器24を駆動する。
【0023】前記実施形態では、気流式分級機1が上下
方向のものであったが、図6に示すように、水平方向に
設置したものなどの種々の態様のものにこの発明を採用
でき、また、図7に示すように、気流式分級機単体に
も、この発明を採用できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、中空管
内の圧力変化又は電気特性の変化により、摩耗を検出警
告するようにしたので、中空管自身の損傷がわかるとと
もに、耐摩耗ライナ等を点検する時期になったことがわ
かる。また、摩耗状態の点検をタイムリーに行えること
から、気流式分級機の損傷する恐れがなく、給油管の摩
耗により、製品にグリースが混入するなどという問題も
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の概略図
【図2】同実施形態の要部拡大断面図
【図3】同実施形態の要部切断平面図
【図4】他の実施形態の要部切断正面図
【図5】他の実施形態の要部切断正面図
【図6】他の実施形態の要部概略図
【図7】他の実施形態の要部概略図
【符号の説明】
1 気流式分級機 2 粉砕機 3 ケーシング 4 上部ケーシング 5 微粉排出管 6 回転軸 7 シャフトハウジング 15 分級羽根 18 中空管(支持部材) 19 給油管 20 空気管 21 圧力検知口 22 フレキシブルホース 23 圧力計(圧力検知器) 24 警報器(警報手段) 26 回転テーブル 27 粉砕ローラ 28 原料供給機 29 捕集機 30 排風機 31 遮蔽用プレート 40 導電線 41 導通検出器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉排出管5を有するケーシング4の壁
    から回転軸6をケーシング4内に突設し、その回転軸6
    の先端に分級羽根15を取付け、その分級羽根15によ
    り分級された微粉a’を、分級羽根15から前記微粉排
    出管5に至る搬送経路を通る空気により搬送する気流式
    分級機において、 上記回転軸6をその周囲適宜個所でケーシング4の壁か
    ら上記搬送経路内に突設した支持部材18で支え、その
    支持部材18の一つを中空管とし、上記微粉搬送におけ
    るその中空管18への微粉a’の衝突による摩耗に基づ
    く孔形成を電気的に検出し、その検出に基づいて警告
    するようにしたことを特徴とする気流式分級機の摩耗
    検知装置。
  2. 【請求項2】 上記孔形成を検出する手段が、中空管1
    8内の圧力が予め定められた分降下したことを電気的に
    検出する圧力検知器23であることを特徴とする請求項
    1記載の気流式分級機の摩耗検知装置。
  3. 【請求項3】 上記孔形成を検出する手段が、中空管1
    8内導電線40が切断されたことを電気的に検出する
    導通検知器41であることを特徴とする請求項1記載の
    気流式分級機の摩耗検知装置。
  4. 【請求項4】 上記中空管18が上記ケーシング4の壁
    外面から抜き差し可能となっていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一つに記載の気流式分級機の摩
    耗検知装置。
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