JP6054176B2 - 分級機構 - Google Patents

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Description

本発明は、原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級機構に係り、特に、分級ロータの回転による旋回流を利用して微粉と粗粉とを分別して所定の粒径範囲の製品を得るための分級機構に関する。
従来の分級機構として、分級ロータの回転による旋回流を利用して微粉と粗粉とを分別する気流回転式分級機構がある。その分級原理について説明すると、気流回転式分級機構においては、粉体を気流に乗せ回転させると、大きな粉体は旋回気流の遠心力により外周側に寄せられ、一方、小さな粉体では中心に向かう気流速度が勝って内周側に寄せられる、という傾向がある。
外周部から排出された粉体には、大きな粉体(粗粉)が多く含まれ、一方、中心部から排出された気流中の粉体には、小さな粉体(微粉)が多く含まれる。これより、様々な大きさの粉体が混在している原料粉体を、粗粉と微粉とに分別することができる。
一般に回転式の分級機構において、微粉を含む気流は、分級ロータの中心部から排出された後、分級ロータ上方に設けられた排出口より排出される。前記排出口は円周方向の一箇所に設けられているため、分級ロータから排出される気流の経路は、分級ロータの回転方向に関して一様でない(例えば特許文献1参照)。このため、分級ロータの内部においても、気流の流れが一様でなく、この結果、分級精度が低くなってしまうことが考えられる。
また、気流の経路が一様でない場合、分級ロータや回転軸などの回転部品と、ケーシングなどの非回転部品との間の隙間を十分にシールすることが困難になり、この結果、分級ロータから排出された気流中の微粉に、分別される前の原料粉体が混入してしまうことも考えられる。このようなこのような混入を防ぐため、特許文献1に記載の分級機構においては、分級ロータとケーシングとの間に設けるシール部の構造としてラビリンスシール構造を採用し、かつ、シール部の近傍でシールエアを噴出するようにしている。しかしながらこの場合、シール部の構造が複雑になるため、分級機構の製造コストが高くなってしまう。また、シール部に付着した粉体を清掃する作業に手間がかかるようになる。
一方、特許文献2においては、ベアリングを介して回転可能に設けられた回転軸の内部に、分級ロータから排出される気流を通すための搬送路を形成することが提案されている。特許文献2においては、回転軸内の搬送路を介して気流を排出することにより、分級ロータや回転軸などの回転する部品のうち粉体に接する部分の構造を単純化し、これによって、隙間に微粉が入り込むことを防ぐことが意図されている。また特許文献2に記載の分級機構においては、軸受の潤滑方式を油循環式とするとともに、回転軸の一部に油循環用の回転子が設けられており、回転子のポンプ作用によって潤滑油を自動的に循環させることができるようになっている。この結果、高速回転に対応することが可能となっている。
特公平7−108388号公報 特開平11−28426号公報
一般に、分級機構の清掃を十分に実施するためには、開閉機構などを用いて分級ロータを90度あるいは180度傾動させた状態で、分級ロータや周辺部品の清掃を行うことが好ましい。ところで、特許文献2に記載の分級機構においては、上述のように、回転子のポンプ作用によって潤滑油を自動的に循環させるという構造が採用されている。この場合、分級ロータを傾動させるとケーシング内に潤滑油が漏出してしまうため、分級ロータの清掃方法として、分級ロータを持ち上げた状態で下方から分級ロータの内部を清掃する、という方法が採用される。この場合、清掃を十分に実施できるとは言えない。なお、傾動させたとしても潤滑油が漏出しないよう、オイルシールなどの接触式シールを用いることも考えられる。しかしながら、回転軸内の搬送路を介して気流を排出する場合、従来の回転軸よりも軸径が太くなり、このため接触式シールのシール面における回転軸の周速も大きくなっている。従って、接触式シールの耐久性を確保することが困難になり、また、ロータを高速回転させることも困難になると考えられる。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、清掃を容易に実施でき、かつ分級精度を高めることができる分級機構を提供することを目的とする。
本発明は、ケーシングと、前記ケーシングの内部に設けられた分級ロータと、前記分級ロータに装着された中空の回転軸と、前記分級ロータよりも上方において前記ケーシングと前記回転軸との間に配置され、前記回転軸を回転可能に支持するベアリングと、前記分級ロータの中心部から気流を排出するための気流排出機構と、を備え、前記気流排出機構は、前記分級ロータの中心部から排出された気流を、前記回転軸の内部の軸内空間に形成された流路を介して上方へ搬送するよう構成されており、前記ベアリングは、グリースによって潤滑されている、分級機構である。
本発明による分級機構において、好ましくは、前記分級ロータの外径が、前記分級ロータの出口径の2倍以上となっている。より好ましくは、前記分級ロータの外径が、前記分級ロータの出口径の2.5倍以上となっている。
本発明による分級機構において、前記回転軸の前記軸内空間に形成される前記流路の直径が、前記分級ロータの出口径よりも大きくなっていてもよい。
本発明による分級機構において、前記気流排出機構は、前記回転軸の前記軸内空間に配置されるとともに前記分級ロータの中心部に接続された内筒と、前記内筒を前記回転軸に連結する連結部材と、を有していてもよい。この場合、前記回転軸を構成する材料と、前記内筒を構成する材料とが異なっていてもよい。
本発明の分級機構によれば、分級ロータの中心部から排出された気流が、回転軸の内部に形成された軸内空間を介して上方へ搬送される。このため、分級ロータや回転軸とケーシングとの間の隙間が、分級ロータの中心部から排出された気流の経路に連通しないようになり、このことにより、隙間に設けられるシール部の構造を簡略化することができる。また、分級ロータから排出される気流の経路を、分級ロータの回転方向に関して一様なものとすることができる。これによって、分級ロータ内部における気流の流れを、回転方向に関してより一様なものとすることができ、これによって、分級精度を高めることができる。また、気流排出機構の構造を簡略化することができ、このため、分級機構のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の一実施形態による分級機構を示した縦断面図。 分級機構の回転軸および分級ロータを設計する方法の一例を示すフローチャート。 回転軸から水平方向に離間した位置に設けられた駆動源を備える分級機構を示す図。 図3Aに示す分級機構の分級ロータが約90度傾動された状態を示す図。 比較の形態による分級機構を示す図。 図1に示した実施形態の変形例による分級機構を示した縦断面図。 図1に示した実施形態の他の変形例による分級機構を示した縦断面図。 図1に示した実施形態の他の変形例による分級機構を示した縦断面図。 回転軸の上方に設けられた駆動源を備える分級機構を示す図。 図8Aに示す分級機構の分級ロータが約180度傾動された状態を示す図。
(分級機構)
以下、本発明の一実施形態による分級機構10について、図1を参照して説明する。
本実施形態による分級機構10は、ケーシング20と、ケーシング20の内部に設けられ、分級空間を形成する分級ロータ50と、分級ロータ50に装着され、鉛直方向に延びる中空の回転軸40と、を備えている。ケーシング20は、分級ロータ50を側方から囲う本体部21であって、その上部に開口部が形成された本体部21と、本体部21の開口部を上方から覆うとともに、回転軸40が貫通する中央孔が形成された天板22と、天板22の上方に配置され、回転軸40を側方から囲うハウジング24と、を有している。このうち天板22は、締結具23によって本体部21に対して締結されている。
ケーシング20の本体部21の側周壁にはエア導入口16が設けられており、このエア導入口16の内側には、複数の案内羽根17が配置されている。複数の案内羽根17は、分級ロータ50の回転によって生じる旋回流の流れを考慮して配向されている
回転軸40にはプーリ41が取り付けられており、プーリ41には、プーリ41に対して水平方向に離間して配置されたモータなどの駆動源によって駆動される、図示しないベルトが巻き掛けられている。このため回転軸40は、駆動源によって鉛直方向の回転軸線周りに回転駆動される。
分級ロータ50は、その内部空間が円環状に形成されており、その外周部が複数のブレード51によって画成されている。複数のブレード51は、分級ロータ50の外周面に沿って等間隔に環状に配置されており、旋回流の形成に適した形状及び配向とされている。
分級ロータ50の上面は円板部材52によって画成されており、円板部材52には、分級ロータ50の内部空間、すなわち分級空間を回転軸40の軸内空間に連通させるための中心孔が形成されている。また分級ロータ50の下面は、円板部材53によって画成されている。なお円板部材52は、回転軸40と一体的に成形されていてもよい。
また分級機構10は、分級ロータ50よりも上方においてケーシング20のハウジング24と分級ロータ50との間に配置され、回転軸40を回転可能に支持するベアリング30を備えている。ベアリング30は、回転軸40に接する内輪31と、ハウジング24に接する外輪32と、内輪31と外輪32との間で転動する転動体33と、を有している。図1に示すように、鉛直方向に沿って複数、例えば2つのベアリング30が設けられていてもよい。この場合、2つのベアリング30の間には、上側のベアリング30を支持するためのスリーブ34が設けられていてもよい。
本実施の形態において、ベアリング30は、グリースによって潤滑されている。グリースは、潤滑油などに比べて高い粘性を有しており、このため、仮に回転軸40が傾動されたとしても、グリースがベアリング30の外部に漏れ出る可能性は極めて低い。従って本実施の形態によれば、後述するように、回転軸40および分級ロータ50を傾動させた状態で回転軸40や分級ロータ50の清掃を行うことが可能になる。
一方、グリースを用いた潤滑方式が用いられる場合のベアリングの許容回転数は一般に、潤滑油を用いた潤滑方式が用いられる場合の上限よりも小さくなっている。従って、グリースを用いる場合、ベアリングの許容回転数の上限を超えないよう、ベアリング30の寸法や回転軸40の回転数を設定することが重要になる。
なお、上側のベアリング30の上方および下側のベアリング30の下方にはそれぞれ、分級ロータ50や回転軸40などの回転部品と、ケーシング20などの非回転部品との間の隙間を封止するための上部シール部25および下部シール部26が設けられていてもよい。各シール部25,26の具体的な構造は特には限られないが、例えば、回転部品に形成された山部および谷部と、非回転部品に形成され、回転部品の山部および谷部に対応する谷部および山部と、から構成されるラビリンスシール構造が採用される。これによって、特に下部シール部26に関して、回転部品と非回転部品との間の隙間に粉体が入り込むことを抑制することができる。また下部シール部26の近傍には、エアを噴出するシールエア噴出口28が設けられていてもよい。これによって、隙間に粉体が入り込むことをさらに抑制することができる。シールエア供給口27は、シールエア噴出口28に対してエアを供給するものである。
また分級機構10は、分級ロータ50の中心部から微粉15を含んだ気流を排出するための気流排出機構60をさらに備えている。以下、気流排出機構60について説明する。
気流排出機構60は、分級ロータ50の中心部から排出された気流を、回転軸40の内部の軸内空間に形成された流路を介して上方へ搬送するよう構成されている。具体的には、気流排出機構60は、回転軸40の内部の軸内空間に形成され、分級ロータ50の中心部から排出された気流が通る流路61と、流路61を通って回転軸40の上端に到達した気流が流入するダクト62と、を有している。流路61は、分級ロータ50の内部における気流の流れが分級ロータ50の回転方向に関して一様なものとなるよう、回転軸40と同心状の円筒状の空間として形成されている。またダクト62は、回転軸40内の気体を吸引する、図示しない吸引機構に接続されている。なお図1に示すように、回転軸40などの回転部品とダクト62などの非回転部品との間の隙間を封止するためのダクト用シール部63が設けられていてもよい。ダクト用シール部63の具体的な構造は特には限られないが、例えば、前述のシール部25,26の場合と同様に、ラビリンスシール構造が採用される。またダクト用シール部63の近傍には、エアを噴出するシールエア噴出口66が設けられていてもよい。シールエア導入口64は、シールエア噴出口66に対して供給するためのエアを、自然吸気によって外部から取り込むためのものである。シールエア導入口64には、外部から取り込まれるエアをフィルタするためのエアフィルタ65が取り付けられていてもよい。
ケーシング20の天板22には、処理対象である原料粉体11をケーシング20の内部に投入するための原料投入口12が形成されており、この原料投入口12に接続された原料投入管13を介して原料粉体11がケーシング20の内部に投入される。原料投入口12は、分級ロータ50の近傍に原料粉体11が投入されるように構成されている。
次に、上記構成よりなる本実施形態の作用について説明する。ここでは、はじめに、分級機構10を製造する方法について説明する。次に、分級機構10を用いて、原料粉体11を粗粉14と微粉15とに分別する際の作用について説明する。その後、分級機構10を清掃する方法について説明する。
(分級機構の製造方法)
はじめに、分級機構10を設計する方法について説明する。まず、分級ロータ50を用いた分級の原理について説明する。
[分級原理]
分級ロータ50における理論分級径Dtは、以下の式によって表される。
Figure 0006054176
ここで、ηは、流体粘度を表し、rは、分級ロータ50の分級点の半径を表し、Vriは、分級ロータ50の分級点における気流の向心流速を表し、ρは、粒子すなわち粉体の粒子密度を表し、Vθiは、分級ロータ50の分級点における気流の旋回流速を表している。気流の向心流速とは、分級ロータ50の中心に向かう気流の流速を意味している。
なお分級ロータ50の分級点とは、分級ロータ50の分級空間のうち、円板部材52に形成された中心孔の外縁と、鉛直方向から見た場合に重なる位置のことである。円板部材52に形成された中心孔の直径、すなわち分級ロータ50の出口径をdとする場合、分級ロータ50の分級点の半径はd/2となる。
分級ロータ50の分級点における気流の向心流速Vriは、気流排出機構60の流路61およびダクト62を通って吸引機構に至る気流の風量をQとし、分級ロータ50の分級空間の鉛直方向における寸法をLとする場合、以下の式によって算出される。
Figure 0006054176
この式から明らかなように、分級ロータ50の出口径dが小さいほど、向心流速Vriが大きくなる。
分級ロータ50の分級点における気流の旋回流速Vθiは、分級ロータ50のブレード51の内径をDiとし、分級ロータ50のブレード51の内径に対応する位置における気流の旋回流速をVθoとする場合、以下の式によって算出される。
Figure 0006054176
この式から明らかなように、分級ロータ50のブレード51の内径Diに対する分級ロータ50の出口径dの比が小さいほど、旋回流速Vθiが大きくなる。なお旋回流速Vθiを算出する数3において、ブレード51の厚みを無視して、分級ロータ50のブレード51の内径Diの代わりに分級ロータ50の外径Dを用いてもよい。
[分級機構の設計方法]
次に、上述の分級原理に基づいて、分級機構10を設計する方法について説明する。はじめに、設計方針について説明する。
上記の数1から明らかなように、理論分級径Dtは、向心流速Vriが小さくなるほど小さくなり、また旋回流速Vθiが大きくなるほど小さくなる。一方、向心流速Vriおよび旋回流速Vθiのいずれも、前述のように、分級ロータ50の出口径dが小さいほど大きくなる。ここで、旋回流速Vθiに対しては分級ロータ50の出口径dが二乗で作用している。このため一般に、分級ロータ50の出口径dが小さいほど、理論分級径Dtが小さくなる。
従って、得られる微粉の粒径を小さくするための方法の1つとして、分級ロータ50の出口径dを小さくすることが考えられる。ところで、円板部材52の中心孔や流路61など、円形の断面を有する流路を通る気流の流速Vは、以下の式で表される。
Figure 0006054176
ここでRは、流路の半径を表している。従って、円板部材52の中心孔においては、R=d/2となり、回転軸40内の流路61においては、R=d/2となる。dは、流路61の直径を表している。流路61の直径dは、回転軸40の内径に一致していてもよい。従って、以下の説明において、流路61の直径dを回転軸40の内径dと称することもある。数4から明らかなように、流路の半径Rが小さくなるほど、気流の流速Vが大きくなる。気流の流速Vが大きくなると、円板部材52の中心孔や流路61を通る気流に対する抵抗が大きくなり、この結果、円板部材52の中心孔や流路61における圧力損失や摩耗が大きくなる。このため、分級ロータ50の出口径dを小さくしすぎると、圧力損失や摩耗の問題が生じることになる。従って、分級ロータ50の出口径dの適切な値は、風量Qとの関係で決定される。
風量Qと分級ロータ50の出口径dが決まると、向心流速Vriが決まる。この場合、理論分級径Dtは、旋回流速Vθiによって決まることになる。旋回流速Vθiは、数3に示すように、分級ロータ50のブレード51の内径Diに対応する位置における気流の旋回流速Vθoに比例しており、旋回流速Vθoは、ブレード51の周速によって決まる。すなわち、旋回流速Vθoは、分級ロータ50のブレード51の内径Diおよび単位時間あたりの分級ロータ50の回転数(=回転軸40の回転数)によって決まる。従って、旋回流速Vθoを大きくする方法としては、分級ロータ50のブレード51の内径Diを大きくすること、若しくは、回転軸40の回転数を高くすることを挙げることができる。
ところで、ベアリング30の信頼性を確保する上では、使用時の回転数がベアリング30の許容回転数の上限を超えないよう、ベアリング30の寸法および回転数を設定することが重要になる。
従って、理論分級径Dtを小さくするために旋回流速Vθiを大きくする場合、回転軸40の回転数を高くするというアプローチの可能性は、ベアリングの許容回転数の上限によって制限されることになる。この場合、分級ロータ50ブレード51の内径Diを大きくし、これによって、旋回流速Vθoを大きくするとともに分級ロータ50の出口径dに対する分級ロータ50のブレード51の内径Diの比を大きくし、このことにより、旋回流速Vθiを大きくするというアプローチが有効になる。
次に、上述の設計方針に従って分級機構10を設計する方法の一例について、図2を参照して説明する。
はじめに、回転軸40およびベアリング30を設計する工程S10を実施する。まず、回転軸40内の流路61における気流の流速Vが粉体を搬送する上で十分な速度となるよう、回転軸40の内径dを決定する工程S11を実施する。その後、ベアリング30の内径Aを決定する工程S12を実施する。工程S12においては、耐久性などの点で中空の回転軸40の厚みが適正なものとなるよう、回転軸40の内径dに応じてベアリング30の内径Aが決定される。なお、回転軸40の外径は、ベアリング30の内径に等しくなる。次に、回転数40の回転数を決定する工程S13を実施する。工程S13においては、予め定められたベアリング30の許容回転数の上限を超えないよう、回転軸40の回転数が算出される。
なお上述の例においては、回転軸40およびベアリング30を設計する工程S10において、はじめに工程S11が実施され、次に工程S12が実施され、その後に工程S13が実施される例を示した。しかしながら、各工程S11,S12,S13を実施する順序が特に限られることはない。例えばはじめに、回転軸40の回転数を決定する工程S13を実施してもよい。その後、決定された回転数に基づいて、工程S11および工程S12を実施してもよい。
次に、分級ロータ50を設計する工程S20を実施する。
はじめに、回転軸40の内径dに応じて分級ロータ50の出口径dを決定する工程S21を実施する。分級ロータ50の出口径dは、回転軸40の内径dと同一でもよく、若しくは異なっていてもよい。なお流路61における圧力損失を抑制することを考慮すると、回転軸40の内径dが大きいほうが好ましい。一方、上述のように、旋回流速Vθiを大きくし、これによって理論分級径Dtを小さくすることを考慮すると、分級ロータ50の出口径dが小さいことが好ましい。従って、図1に示すように、分級ロータ50の出口径dは、回転軸40の内径dよりも小さくなっていてもよい。
次に、分級ロータ50のブレード51の内径Diを決定する工程S22を実施する。ここで上述のように、分級ロータ50の出口径dに対する分級ロータ50のブレード51の内径Diの比を大きくするほど、旋回流速Vθiを大きくすることができ、これによって理論分級径Dtを小さくすることができる。従って、工程S22において、分級ロータ50のブレード51の内径Diは、工程S21によって決定された分級ロータ50の出口径d、および、目標とする分級径すなわち理論分級径Dtに応じて決定される。
本実施の形態によれば、分級ロータ50の出口径dに対する分級ロータ50のブレード51の内径Diの比を適切に設定することによって、理論分級径Dtを所望の値まで小さくすることができる。
[分級機構の作製方法]
その後、上述のようにして決定されたベアリング30、回転軸40および分級ロータ50の寸法などに基づいて、分級機構10を作製する。このようにして、グリースを用いた潤滑方式が採用されるとともに所望の理論分級径Dtが実現されている分級機構10を製造することができる。
(分級方法)
次に、分級処理の手順について説明する。はじめに、モータなどの駆動源によって、回転軸40を介して分級ロータ50を所定の速度で回転させる。また、エア導入口16を用いて分級ロータ50にエアを導入しながら、原料粉体11を原料投入口12から分級ロータ50の近傍に投入する。
分級ロータ50の近傍に投入された原料粉体11は、分級ロータ50のブレード51の配列の隙間から、気流と共に分級ロータ50の内部に流入し、これにより分散・分級が行われる。分級ロータ50によって分級された微粉15、すなわち分級ロータ50の中心部に到達した微粉15は、円板部材52の中心孔から上方に排出され、流路61およびダクト62を介して回収される。一方、分級ロータ50から外周側に排出された粗粉14は、下方に落下し、製品として回収される。
本実施の形態によれば、上述のように、分級ロータ50の中心部から排出された気流が、回転軸40の軸内空間に設けられた流路61を介して上方へ搬送される。このため、分級ロータ50や回転軸40などの回転部品と、ケーシング20などの非回転部品との間の隙間は、分級ロータ50の中心部から排出された気流の経路61に連通していない。このことにより、隙間に設けられる下部シール部26の構造を簡略化することができる。また本実施の形態によれば、分級ロータ50から排出される気流の経路61が、分級ロータ50の回転方向に関して一様なものとなっている。このことによっても、隙間に設けられる下部シール部26の構造を簡略化することができる。
さらに本実施の形態によれば、気流の経路61を分級ロータ50の回転方向に関して一様なものとすることにより、分級ロータ50内部における気流の流れを一様なものとすることができる。これによって、分級ロータ50における分級精度を高めることができる。例えば、分級ロータ50の部分分級効率を示す曲線の傾きをより大きくすることができる。
また本実施の形態によれば、気流の経路61を分級ロータ50の回転方向に関して一様なものとすることにより、気流排出機構60の構造を簡略化することができる。このため、分級機構10のメンテナンス性を向上させることができる。
また本実施の形態によれば、分級ロータ50のブレード51の内径Diを分級ロータ50の出口径dの2.0倍以上、好ましくは2.5倍以上、さらに好ましくは3.0倍以上とすることにより、所望の理論分級径Dtを実現することができる。例えば、トナー等の微粉砕において要求される数ミクロンレベルの理論分級径 Dtを実現することができる。この結果、ベアリング30の潤滑方式として、グリースを用いた潤滑方式を採用することが可能となる。この場合、後述するように、分級機構10を清掃する際に回転軸40や分級ロータ50を傾動させることが可能となる。
(分級機構の清掃方法)
次に、分級機構10を清掃する方法について、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。図3Aは、通常状態にある分級機構10を示す図であり、図3Bは、図3Aに示す分級機構10の分級ロータ50が約90度傾動された状態を示す図である。
図3Aに示す分級機構10においては、回転軸40の側方においてハウジング24に取り付けられた支持部45が水平方向に延びており、この支持部45の上に、回転軸40を駆動する駆動源42が載置されている。すなわち、駆動源42が、回転軸40から水平方向に離間した位置に設けられている。また、支持部45は、開閉軸46を軸として傾動することができるよう構成されている。
分級機構10を清掃する工程においては、はじめに、天板22および本体部21に挿入されている締結具23を取り外し、これによって、天板22を本体部21から分離する。その後、開閉軸46を軸として支持部45を回転させる。これによって、図3Bに示すように、支持部45とともに、支持部45に連結されている回転軸40、ベアリング30、分級ロータ50、ハウジング24および天板22などが約90度にわたって傾動する。なお図3Bに示す例においては、駆動源42をカウンターウェイトとすることにより、回転軸40、ベアリング30、分級ロータ50、ハウジング24および天板22を比較的に小さな駆動力で回転させることができる。例えば、電動や油圧の開閉装置を用いることなく、上述の傾動を実現することができる。
次に、分級ロータ50やその周辺部品を清掃する。ここで本実施の形態によれば、分級ロータ50が90度傾動された状態にあるため、分級ロータ50の内部を十分に清掃することができる。
次に、本実施の形態の効果を、比較の形態と比較して説明する。図4は、比較の形態における分級機構80を示す図である。
図4に示す比較の形態による分級機構80において、微粉を含む気流は、分級ロータ50の中心部から排出された後、円周方向の一箇所から排出される。具体的には、水平方向に延びる流路82を通った後、ダクト81から排出される。この場合、流路82を通る気流中の微粉に、分別される前の原料粉体11が、分級ロータ50とケーシングとの間の隙間を通って混入してしまうことが考えられる。従って、比較の形態においては、隙間を封止するためのシールエアを用いることが必須となる。また、隙間の寸法とシールエアの風量とを適切に設定することが重要になる。すなわち、隙間の寸法とシールエアの風量とが不適切である場合、所望の分級精度を維持することができなくなる。
これに対して本実施の形態によれば、上述のように、分級ロータ50や回転軸40などの回転部品と、ケーシング20などの非回転部品との間の隙間が、分級ロータ50の中心部から排出された気流の経路61に連通していない。従って、隙間を封止するためのシールエアの有無に依らず、分級精度を適切に維持することができる。
また、図4に示す比較の形態による分級機構80においては、分級ロータ50の近傍において流路82が水平方向に延びており、このため、出口ケーシング83の内部を清掃するために回転軸40および分級ロータ50をともに傾動させた後、分級ロータ50を下方に取り外して清掃を実施することが考えられる。しかしながら、分級ロータ50を取り外したとしても回転軸40が残っており、このため、出口ケーシング83の内部を十分に清掃することは困難である。
これに対して本実施の形態によれば、上述のように、回転軸40、ベアリング30、分級ロータ50、ハウジング24および天板22を90度にわたって傾動させることができ、分級ロータ50の内部やケーシング20の本体部21の内部など、様々な部品を十分に清掃することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述の本実施の形態において得られる作用効果が以下の変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
上述の本実施の形態においては、分級機構10が、個別に導入される原料粉体と気流とを利用して原料粉体を微粉と粗粉とに分別する分級機として用いられ得る分級機構である例を説明した。しかしながら、これに限られることはなく、分級機構10は、サイクロンセパレータのように原料粉体を気流に乗せて気流導入口から供給する分級方法において用いられるものであってもよい。また分級機構10は、ジェットミルや竪型ミル等、粉砕物を下方から気流に乗せて吹き上げて微粉を製品とする粉砕機に付加されるものであってもよい。例えば図5に示すように、分級機構10自体には、原料投入口12、原料投入管13やエア導入口16などが設けられていなくてもよい。この場合、分級機構10は、下方から気流に乗せて吹き上げられた原料粉体11を粗粉14および微粉15に分別するものとして機能する。
(第2の変形例)
上述の本実施の形態においては、回転軸40の内壁が、気流とともに微粉15が排出される流路61を画成する例を示した。すなわち、回転軸40の内壁が微粉15に接する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図6に示すように、気流排出機構60は、回転軸40の軸内空間に配置されるとともに分級ロータ50の中心部に接続された内筒67と、内筒67を回転軸40に連結する連結部材43と、を有していてもよい。この場合、内筒67の内壁が、気流とともに微粉15が排出される流路61を画成する。従って本変形例において、流路61の直径dは、回転軸40の内径ではなく内筒67の内径に一致している。なお、回転軸40を構成する材料と、内筒67を構成する材料とが異なっていてもよい。
本変形例によれば、回転軸40の内壁が微粉15に接していない。従って、回転軸40を構成する材料を選定する際、微粉15に対する耐久性などを考慮することなく、主に回転駆動への適性を考慮して材料の選定を行うことができる。例えば、回転軸40を構成する材料として、S45Cなどの機械構造用炭素鋼を用いることができる。一方、内筒67を構成する材料としては、ステンレスや高い耐摩耗性を有する材料など、処理される粉体の特性やユーザーの要求仕様に合わせて選定された材料を用いることができる。このため、分級機構10において、回転駆動に関連する特性と、粉体との接触に関連する特性とをともに最適化することができる。また本変形例によれば、連結部材43を取り外すことによって、粉体に接する部品である内筒67や分級ロータ50などを容易に他の部品から取り外すことができる。このため、分級機構10の内部に付着した粉体を除去する方法として、様々な清掃方法を採用することができる。なお内筒67を容易に取り外すことができるよう、分級ロータ50の下面が少なくとも部分的に、取り外し可能な底蓋54によって構成されていてもよい。
(第3の変形例)
上述の本実施の形態においては、分級機構10が一段の分級ロータ50を備える例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7に示すように、分級機構10は、回転軸40の軸線方向に沿って並置された2段の分級ロータ50を備えていてもよい。この場合、上段の分級ロータ50から外周側に排出された粗粉14は、下段の分級ロータ50内にその外周部上部からブレード51配列の間を通って導入される。下段の分級ロータ50によって分別された微粉15は、下段の分級ロータ50の中心部から上方に排出されて流路61に流入する。一方、下段の分級ロータ50から外周側に排出された粗粉14は、下方に落下し、製品として回収される。
本変形例によれば、上段および下段の分級ロータ50の寸法を適宜設定することにより、分級機構10全体での分級性能を任意に調整することができる。このため、様々な需要に応える分級機構10を提供することができる。なお分級ロータ50の段数が特に限られることはなく、3段またはそれ以上の分級ロータ50が備えられていてもよい。
(第4の変形例)
上述の本実施の形態においては、駆動源42が、回転軸40から水平方向に離間した位置に設けられている例を示した。しかしながら、図8Aおよび図8Bに示すように、駆動源42が回転軸40の上方に設けられていてもよい。本変形例においても、図8Bに示すように、支持部45に連結されている回転軸40、ベアリング30、分級ロータ50、ハウジング24および天板22などを、開閉軸46を軸として約180度にわたって傾動させることができる。このため、分級ロータ50の内部を十分に清掃することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 分級機構
11 原料粉体
12 原料投入口
13 原料投入管
14 粗粉
15 微粉
16 エア導入口
17 案内羽根
20 ケーシング
21 本体部
22 天板
23 締結具
24 ハウジング
25 上部シール部
26 下部シール部
27 シールエア供給口
28 シールエア噴出口
30 ベアリング
31 内輪
32 外輪
33 転動体
34 スリーブ
40 回転軸
41 プーリ
42 モータ
43 連結部材
45 支持部
46 開閉軸
50 分級ロータ
51 ブレード
52 円板部材
53 円板部材
54 底蓋
60 気流排出機構
61 流路
62 ダクト
63 ダクト用シール部
64 シールエア導入口
65 エアフィルタ
66 シールエア噴出口
67 内筒

Claims (3)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングの内部に設けられた分級ロータと、
    前記分級ロータに装着された中空の回転軸と、
    前記分級ロータよりも上方において前記ケーシングと前記回転軸との間に配置され、前記回転軸を回転可能に支持するベアリングと、
    前記分級ロータの中心部から気流を排出するための気流排出機構と、を備え、
    前記気流排出機構は、前記分級ロータの中心部から排出された気流を、前記回転軸の内部の軸内空間に形成された流路を介して上方へ搬送するよう構成されており、
    前記ベアリングは、グリースによって潤滑されており、
    前記分級ロータには、前記分級ロータの内部空間を前記回転軸の内部の前記軸内空間に連通させるための中心孔が形成されており、
    前記分級ロータの外径が、前記分級ロータの前記中心孔の直径の2倍以上となっている、分級機構。
  2. 前記回転軸の前記軸内空間に形成される前記流路の直径が、前記分級ロータの前記中心孔の直径よりも大きくなっている、請求項1に記載の分級機構。
  3. 前記気流排出機構は、前記回転軸の前記軸内空間に配置されるとともに前記分級ロータの中心部に接続された内筒と、前記内筒を前記回転軸に連結する連結部材と、を有し、
    前記回転軸を構成する材料と、前記内筒を構成する材料とが異なっている、請求項1または2に記載の分級機構。
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