JP3246866B2 - 車輌荷室の加温加湿装置 - Google Patents
車輌荷室の加温加湿装置Info
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- JP3246866B2 JP3246866B2 JP13323896A JP13323896A JP3246866B2 JP 3246866 B2 JP3246866 B2 JP 3246866B2 JP 13323896 A JP13323896 A JP 13323896A JP 13323896 A JP13323896 A JP 13323896A JP 3246866 B2 JP3246866 B2 JP 3246866B2
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- Japan
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- luggage compartment
- heating
- air
- piping system
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の荷室、詳細
には加温加湿装置を有する荷室の改良に関する。
には加温加湿装置を有する荷室の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】荷室に加熱された空気を供給し、荷室を
加温するよう構成された荷室を有する車輌は知られてい
る（例えば、実開平２−５４６５０等参照）。
加温するよう構成された荷室を有する車輌は知られてい
る（例えば、実開平２−５４６５０等参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術おいては、荷室の温度を均一にすることが困難であ
り、さらに、温度上昇にともなって湿度が低下するので
乾燥し、運搬する荷の種類、例えば暖かい状態で運搬し
たい弁当等の場合、乾燥して困るという問題がある。
技術おいては、荷室の温度を均一にすることが困難であ
り、さらに、温度上昇にともなって湿度が低下するので
乾燥し、運搬する荷の種類、例えば暖かい状態で運搬し
たい弁当等の場合、乾燥して困るという問題がある。
【０００４】したがって、本発明は、車輌の荷室内を均
一に加温加湿する車輌荷室の加温加湿装置を提供するこ
とを目的としている。
一に加温加湿する車輌荷室の加温加湿装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、荷室の
床面を二重底に構成し、上方の床板には多数の温湿風吹
き出し用の孔が穿孔されており、上方の床板と下方の床
板との間には温湿風用のチャンバが形成されており、下
方の床板の下方には、加熱された空気を前記チャンバへ
供給する温風供給手段と、霧状の水を前記チャンバへ供
給する噴霧手段とが設けられている。
床面を二重底に構成し、上方の床板には多数の温湿風吹
き出し用の孔が穿孔されており、上方の床板と下方の床
板との間には温湿風用のチャンバが形成されており、下
方の床板の下方には、加熱された空気を前記チャンバへ
供給する温風供給手段と、霧状の水を前記チャンバへ供
給する噴霧手段とが設けられている。
【０００６】また、本発明によれば、前記温風供給手段
は、荷室の前方上方の空気取り入れ口から前記下方の床
板に設けられた供給口を介して前記チャンバに連通する
配管系と、該配管系に介装されて該配管系内で空気を流
通せしめる空気流通手段と、該配管系に介装されて空気
を加熱する加熱手段とを有している。
は、荷室の前方上方の空気取り入れ口から前記下方の床
板に設けられた供給口を介して前記チャンバに連通する
配管系と、該配管系に介装されて該配管系内で空気を流
通せしめる空気流通手段と、該配管系に介装されて空気
を加熱する加熱手段とを有している。
【０００７】また、本発明によれば、前記噴霧手段は、
貯留する貯留手段と、貯留手段に設けられた超音波振動
手段と、超音波振動手段で発生した霧を前記チャンバに
供給するためのミスト供給配管系、とを有しており、前
記ミスト配管系は、前記加熱手段の下流側で前記配管系
と合流している。
貯留する貯留手段と、貯留手段に設けられた超音波振動
手段と、超音波振動手段で発生した霧を前記チャンバに
供給するためのミスト供給配管系、とを有しており、前
記ミスト配管系は、前記加熱手段の下流側で前記配管系
と合流している。
【０００８】上記のように構成されているため、荷室内
の温度及び湿度を最適状態に維持することが出来、長時
間の運搬でも荷室内の運搬物の品質を良好に保つことが
出来る。また、外部電源の使用が可能のため長時間駐車
中でも品質を良好に保つことが出来、かつバッテリを酷
使することがない。
の温度及び湿度を最適状態に維持することが出来、長時
間の運搬でも荷室内の運搬物の品質を良好に保つことが
出来る。また、外部電源の使用が可能のため長時間駐車
中でも品質を良好に保つことが出来、かつバッテリを酷
使することがない。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【００１０】図１は、本発明に係る荷室の加温加湿装置
を示し、荷室１の第１の床２の上部には第２の床３が設
けられ、その第２の床３には多数の吹き出し孔３ｂが設
けられている。また、第１の床２の前部下方には加温加
湿ユニット４が取り付けられており、その加温加湿ユニ
ット４の吸気ダクト５はその吸気口５ａが荷室１内の前
部上方に開口し、後述するようにその吹き出し口は第１
の床２と第２の床３との間の空間である加温加湿チャン
バ３ａに開口している。ここで、符号７はキャブ、８は
エンジン、９は前輪、１０は後輪、１１は積み荷をそれ
ぞれ示している。
を示し、荷室１の第１の床２の上部には第２の床３が設
けられ、その第２の床３には多数の吹き出し孔３ｂが設
けられている。また、第１の床２の前部下方には加温加
湿ユニット４が取り付けられており、その加温加湿ユニ
ット４の吸気ダクト５はその吸気口５ａが荷室１内の前
部上方に開口し、後述するようにその吹き出し口は第１
の床２と第２の床３との間の空間である加温加湿チャン
バ３ａに開口している。ここで、符号７はキャブ、８は
エンジン、９は前輪、１０は後輪、１１は積み荷をそれ
ぞれ示している。
【００１１】また、図２は荷室１を後方から見た斜視図
を示し、荷室１の内側面１Ｂの中央部上方には中央部セ
ンサ１５が設けられ、同じく後部下方には後部センサ１
７が取り付けられ、さらに前面１Ａの内側中央付近には
前部センサ１６がそれぞれ取り付けられている。また、
荷室の前面１Ａの外部には制御装置１２が設けられ、そ
の制御装置１２には前記のセンサ１５、１６、１７が電
気回路でそれぞれ接続され、加温加湿ユニットのセット
スイッチ１３が電気回路で接続されている。
を示し、荷室１の内側面１Ｂの中央部上方には中央部セ
ンサ１５が設けられ、同じく後部下方には後部センサ１
７が取り付けられ、さらに前面１Ａの内側中央付近には
前部センサ１６がそれぞれ取り付けられている。また、
荷室の前面１Ａの外部には制御装置１２が設けられ、そ
の制御装置１２には前記のセンサ１５、１６、１７が電
気回路でそれぞれ接続され、加温加湿ユニットのセット
スイッチ１３が電気回路で接続されている。
【００１２】また、第２の床３に設けられている吹き出
し孔３ｂは加温加湿ユニット４の吸気口５ａが開口して
いる前部が小径となり、後方になるほど大径となるよう
形成されている。
し孔３ｂは加温加湿ユニット４の吸気口５ａが開口して
いる前部が小径となり、後方になるほど大径となるよう
形成されている。
【００１３】図３は、加温加湿ユニット４の構成及び制
御系のブロック図であり、図示しないエンジンに接続さ
れている排気管１９の外側には荷室１に吸気口５ａが開
口している吸気管５が螺旋状に巻回されて熱交換器５ｂ
が形成されており、その端部はエアポンプ２０のインレ
ット２０ａに接続されている。また、エアポンプ２０の
アウトレット２０ｂは前記熱交換器５ｂとともに加熱手
段を構成しているヒータ２５を介装すると共にその下流
側に加湿器２１の出口２４ａを有する通路３０の一端に
接続され、その通路３０の他端は荷室１の第１の床２と
第２の床３と形成される加温加湿チャンバ３ａに接続さ
れ開口している。
御系のブロック図であり、図示しないエンジンに接続さ
れている排気管１９の外側には荷室１に吸気口５ａが開
口している吸気管５が螺旋状に巻回されて熱交換器５ｂ
が形成されており、その端部はエアポンプ２０のインレ
ット２０ａに接続されている。また、エアポンプ２０の
アウトレット２０ｂは前記熱交換器５ｂとともに加熱手
段を構成しているヒータ２５を介装すると共にその下流
側に加湿器２１の出口２４ａを有する通路３０の一端に
接続され、その通路３０の他端は荷室１の第１の床２と
第２の床３と形成される加温加湿チャンバ３ａに接続さ
れ開口している。
【００１４】さらに、噴霧手段を構成する加湿器２１は
出口２４ａに連なるミスト通路２４がタンク２１ａの側
部に設けられ、その通路２４の下方には超音波振動子２
２が設けられ、霧状の水滴がミスト通路２４を通過して
出口２４ａから通路３０に合流し供給されるよう構成さ
れている。
出口２４ａに連なるミスト通路２４がタンク２１ａの側
部に設けられ、その通路２４の下方には超音波振動子２
２が設けられ、霧状の水滴がミスト通路２４を通過して
出口２４ａから通路３０に合流し供給されるよう構成さ
れている。
【００１５】そして、エアポンプ２０、ヒータ２５、超
音波振動子２２、温度・湿度センサ１５、１６、１７は
それぞれマイクロコンピュータで構成された制御装置１
２に電気回路で接続され、車輌の電源３１及び車載され
ている変圧器２７が制御装置１２に接続され、変圧器２
７には外部電源に接続されるプラグ２８がコードで接続
されている。
音波振動子２２、温度・湿度センサ１５、１６、１７は
それぞれマイクロコンピュータで構成された制御装置１
２に電気回路で接続され、車輌の電源３１及び車載され
ている変圧器２７が制御装置１２に接続され、変圧器２
７には外部電源に接続されるプラグ２８がコードで接続
されている。
【００１６】以下、図４を参照して、作用について説明
する。
する。
【００１７】作動に際し、セットスイッチ１３をＯＮす
る。先ず加温加湿システムは作動か否か判断する（ステ
ップＳ１）。ＮＯの場合はもどり、ＹＥＳだったら、設
定条件を制御装置１２に入力する（ステップＳ２）。荷
室内は設定条件以下か否か判断する（ステップＳ３）。
ＮＯの場合はもどり、ＹＥＳだったら、エアポンプ２０
を駆動して加温加湿ユニット４の運転を開始する（ステ
ップＳ４）。ついで、荷室内は設定条件範囲外か否か判
断する（ステップ５）。ＹＥＳだったら、ヒータ２５、
又は加湿器２１又は両者同時にＯＮし（ステップＳ
６）、ＮＯの場合はヒータ２５、又は加湿器２１又は両
者同時に０ＦＦし（ステップＳ７）、システム作動を終
了するか否か即ち、セットスイッチ１３がＯＮか０ＦＦ
か判断する（ステップＳ８）。ＹＥＳだったら、即ちス
イッチＯＦＦなら制御を終了し、ＮＯの場合はステップ
Ｓ５の前にもどる。
る。先ず加温加湿システムは作動か否か判断する（ステ
ップＳ１）。ＮＯの場合はもどり、ＹＥＳだったら、設
定条件を制御装置１２に入力する（ステップＳ２）。荷
室内は設定条件以下か否か判断する（ステップＳ３）。
ＮＯの場合はもどり、ＹＥＳだったら、エアポンプ２０
を駆動して加温加湿ユニット４の運転を開始する（ステ
ップＳ４）。ついで、荷室内は設定条件範囲外か否か判
断する（ステップ５）。ＹＥＳだったら、ヒータ２５、
又は加湿器２１又は両者同時にＯＮし（ステップＳ
６）、ＮＯの場合はヒータ２５、又は加湿器２１又は両
者同時に０ＦＦし（ステップＳ７）、システム作動を終
了するか否か即ち、セットスイッチ１３がＯＮか０ＦＦ
か判断する（ステップＳ８）。ＹＥＳだったら、即ちス
イッチＯＦＦなら制御を終了し、ＮＯの場合はステップ
Ｓ５の前にもどる。
【００１８】上記のように制御され荷室内の温度及び湿
度が設定条件の範囲になるように維持されるが、車輌が
走行中は車輌の電源、即ちバッテリにより運転され、外
部電源が利用できる場合はプラグ２８を外部電源に差し
込むことで外部電源が利用できるので、長時間に亙り荷
室の温度、湿度を維持することが出来る。
度が設定条件の範囲になるように維持されるが、車輌が
走行中は車輌の電源、即ちバッテリにより運転され、外
部電源が利用できる場合はプラグ２８を外部電源に差し
込むことで外部電源が利用できるので、長時間に亙り荷
室の温度、湿度を維持することが出来る。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
荷室内の温度及び湿度を最適状態に維持することが出来
るので、長時間の運搬でも荷室内の運搬物の品質を良好
に保つことが出来る。また、外部電源の使用が可能のた
めバッテリを酷使することがない。
荷室内の温度及び湿度を最適状態に維持することが出来
るので、長時間の運搬でも荷室内の運搬物の品質を良好
に保つことが出来る。また、外部電源の使用が可能のた
めバッテリを酷使することがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す車輌の荷室の側断
面図。
面図。
【図２】図１の車輌の荷室の斜視図。
【図３】加温加湿ユニットと制御のブロック図。
【図４】制御のフローチャート図。
１・・・荷室 ２・・・第１の床 ３・・・第２の床 ４・・・加温加湿ユニット １２・・・制御装置 １３・・・セットスイッチ １５、１６、１７・・・温度湿度センサ １９・・・排気管 ２０・・・エアポンプ ２１・・・加湿器 ２５・・・ヒータ ２７・・・変圧器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−12412（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−142518（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−295477（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−127881（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−185756（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−129219（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−54650（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−25241（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−18017（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−22022（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60P 3/00 B60H 3/02 B62D 33/04
Claims (4)
- 【請求項１】 荷室の床面を二重底に構成し、上方の床
板には多数の温湿風吹き出し用の孔が穿孔されており、
上方の床板と下方の床板との間には温湿風用のチャンバ
が形成されており、下方の床板の下方には、加熱された
空気を前記チャンバへ供給する温風供給手段と、霧状の
水を前記チャンバへ供給する噴霧手段とが設けられてい
る車輌荷室の加温加湿装置。 - 【請求項２】 前記温風供給手段は、荷室の前方上方の
空気取り入れ口から前記下方の床板に設けられた供給口
を介して前記チャンバに連通する配管系と、該配管系に
介装されて該配管系内で空気を流通せしめる空気流通手
段と、該配管系に介装されて空気を加熱する加熱手段と
を有している請求項１の車輌荷室の加温加湿装置。 - 【請求項３】 前記噴霧手段は、貯留する貯留手段と、
貯留手段に設けられた超音波振動手段と、超音波振動手
段で発生した霧を前記チャンバに供給するためのミスト
供給配管系、とを有する請求項１の車輌荷室の加温加湿
装置。 - 【請求項４】 前記ミスト配管系は、前記加熱手段の下
流側で前記配管系と合流している請求項１、２、３の何
れかの車輌荷室の加温加湿装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13323896A JP3246866B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 車輌荷室の加温加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13323896A JP3246866B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 車輌荷室の加温加湿装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315205A JPH09315205A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3246866B2 true JP3246866B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15099946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13323896A Expired - Fee Related JP3246866B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 車輌荷室の加温加湿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3246866B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111649432A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-09-11 | 彩虹集团（邵阳）特种玻璃有限公司 | 一种铂金通道的加湿装置及方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106004620B (zh) * | 2016-06-30 | 2018-06-01 | 上海申雪供应链管理有限公司 | 保鲜物流运输车 |
| WO2019023521A1 (en) * | 2017-07-28 | 2019-01-31 | Nuro, Inc. | AUTOMATED RETAIL STORE ON AUTONOMOUS OR SEMI-AUTONOMOUS VEHICLE |
| CN108621898B (zh) * | 2018-05-04 | 2019-08-20 | 邢国兵 | 一种节能环保的花卉运输专用车 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13323896A patent/JP3246866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111649432A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-09-11 | 彩虹集团（邵阳）特种玻璃有限公司 | 一种铂金通道的加湿装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09315205A (ja) | 1997-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |