JP3246729U - 釣竿用リールシート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】把持性を確保しながら、軽量化を行うことができ、かつリールシート本体を竿体に装着する際に簡易かつ確実に接着剤等の充填ができる釣竿用リールシート構造を提供する。【解決手段】釣竿用リールシート構造は、固定フード14を有する釣竿用リールシート12と、該釣竿用リールシートの内面に設けられる円筒状のスペーサ8と、を備え、該固定フードは、その内面側が切欠かれていることにより釣竿用リールシートの内面と円筒状のスペーサの外面との間に空洞部13が形成されている。【選択図】図3

Description

本考案は、釣竿用リールシートを含む釣竿用リールシート構造に関する。
従来より、様々な釣竿用リールシートが知られている。
通常、このような釣竿用リールシートでは、固定フードを有する筒状のリールシート本体を接着剤等を用いて竿体に装着されて使用される。
このような釣竿用リールシートとして、例えば、特許文献1には、軸方向一端側に固定フードが形成された筒状のシート本体と、当該シート本体の軸方向他端側に上記固定フードに対向した状態で上記軸方向に沿ってスライドする可動フードユニットとを備えたリールシートであって、上記シート本体は、上記固定フードの内面の一部を形成し且つ上記軸方向に沿って上記可動フードユニット側へ延びるシート面を有し、当該シート面に対して平行方向に当該シート本体の周面を貫通する一対の貫通孔が形成されており、当該貫通孔は、長軸が上記軸方向他端側に向かって漸次上記シート面から離反するように傾斜している楕円状を呈し、 当該貫通孔は、上記固定フードの開口近傍から上記軸方向他端側に延びているリールシートが開示されている。
特開2013-146218号公報
特許文献1では、軽量化を含む最適設計のためには、釣人の手が接触する部位以外の部位、すなわち外力の作用が大きくない部位は、薄肉とされるべきであるとしている。しかしながら、特許文献1に開示のリールシートを含め、従来の釣竿用リールシートでは、把持性を確保するため、釣人の手が接触する部分には一定程度の径が必要となり、必ずしも薄肉化することができない。他方で、このような釣竿用リールシート内面に切欠きを形成し軽量化を図る方法も考えられるが、固定フードを有する筒状のリールシート本体を接着剤を用いて竿体に装着する際に接着剤がこのような切欠きに侵入してしまい、リールシート本体と竿体との間に十分に接着剤が行き渡らず、リールシート本体を竿体に確実に固定することが難くなってしまうという問題もあった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、把持性を確保しながら、軽量化を行うことができ、かつリールシート本体を竿体に装着する際に簡易かつ確実に接着剤等の充填ができる釣竿用リールシート構造を提供することにある。本考案のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造は、固定フードと、該固定フードの周方向反対側に形成され該固定フードに接続される背面部と、を有する釣竿用リールシートと、該釣竿用リールシートの内面に設けられる円筒状のスペーサと、を備え、該背面部は、その内面側が切欠かれていることにより前記釣竿用リールシートの内面と前記円筒状のスペーサの外面との間に空洞部が形成されている。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記空洞部は、直方体、四角錐台、半円錐体又は半円柱体の形状であるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記空洞部は、前記固定フードの最大高さの20%から90%の最大高さを有するように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記釣竿用リールシートの内面と、前記円筒状のスペーサの外面との間に第1の接着層が設けられるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサの内面には竿体が設けられ、該円筒状のスペーサの内面と、該竿体の外面との間に第2の接着層が設けられるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記釣竿用リールシートと前記円筒状のスペーサとは、繊維強化樹脂、合成樹脂、発泡材又はコルクにより形成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサの長手方向長さは、前記釣竿用リールシートの長手方向の長さと同じか又は長くなるように構成される。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサには、接着剤を充填するための貫通孔が、該円筒状のスペーサの長手方向でみて、前記空洞部が形成されている位置を除いた前記釣竿用リールシートと重なる位置に設けられている。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサには、接着剤を充填するための貫通孔が、該円筒状のスペーサの長手方向でみて、前記釣竿用リールシートと重ならない位置に設けられている。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサの第1の端部は、接着剤充填の際の接着剤漏れを防止するため、該円筒状のスペーサの径方向内側方向に突出する段部が形成されている。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、前記円筒状のスペーサの内面又は外面の少なくともいずれかに、接着剤の均一な充填のための溝が、螺旋状に形成されている。
上記実施形態によれば、把持性を確保しながら、軽量化を行うことができ、かつリールシート本体を竿体に装着する際に簡易かつ確実に接着剤等の充填ができる釣竿用リールシート構造を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造を備える釣竿を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート9の基本構造を説明する側面図である。 (a)は、円筒状のスペーサ8が釣竿用リールシートの長さよりも長い場合の、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の断面図であり、(b)は、後述するように、円筒状のスペーサ8が釣竿用リールシートと同じ長さの場合の、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の断面図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における接着剤充填ための構造を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における接着剤充填ための構造を説明する図である。 (a)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における円筒状のスペーサ8の断面図を示し、(b)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における円筒状のスペーサ8の側面図を示す。
以下、本考案に係る釣竿用リールシート構造の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本考案に係る釣竿用リールシート構造を有する釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本考案の一実施形態による釣竿1は、竿体2と、竿体2に釣竿用リールシート構造9を介して取り付けられたリール6と、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、釣竿用リールシート9構造及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、釣竿用リールシート構造9に装着されるリール6から繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A~10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられているが、詳細は省略する。
次に、図2、3を参照して、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の基本構成について説明する。図2は、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の側面図である。図3(a)は、円筒状のスペーサ8が釣竿用リールシートの長さよりも長い場合の、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の断面図であり、図3(b)は、後述するように、円筒状のスペーサ8が釣竿用リールシートと同じ長さの場合の、本考案に係る釣竿用リールシート構造9の断面図である。本考案に係る釣竿用リールシート構造9は、リールシート本体12aを有する釣竿用リールシート12と、後述する円筒状のスペーサ8とを備える。リールシート本体12は、魚釣用リール6のリール脚(図示しない)が載置されるリール脚載置面12bをその軸方向に沿って有する。リールシート本体12aは、全体として筒状に形成されている。リールシート本体12aは、例えば、100mmから250mmの範囲の長さを有するよう構成できるが、これに限られない。
リールシート本体12aのリール脚載置面12bは、平坦または、リールシート本体12aのリール脚載置面12bに隣接する他の周方向の部位よりも大きな曲率をもって略平坦に形成することができ、かつ、図2に示すリールシート本体12aの軸方向に延びた状態に形成されている。リールシート本体12aには、一端(竿元側)に固定フード14が一体的に配設されている。リールシート本体12aのリール脚載置面12bの一端は、固定フード14の内部に配設されている。固定フード14は、正面側に位置する固定フード14から、該固定フードの周方向でみて反対側(背面側)に、リールシート本体12aの長手方向(中心軸方向)に延伸する背面部11に接続されるように構成されている。
リールシート本体12aには、他端(竿先側)に移動フード(図示しない)が釣竿用リールシート12の軸方向に移動自在に装着される。そして、リールシート本体12aには、該移動フード(図示しない)の一端と連結されながら該移動フードを釣竿用リールシート12の軸方向に沿って移動させるためのナット(図示しない)が装着される。本明細書では、該リールシート本体12aと該移動フード22とナット20を含めて釣竿用リールシート12と呼ぶこととする。本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9におけるスペーサ8については、次段落以降説明する。
再度図3を参照して、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9について説明する。図示のように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9は、固定フード14と、使用者により把持するための、該固定フード14の周方向反対側に形成され該固定フード14に接続される背面部11と、を有する釣竿用リールシート12と、該釣竿用リールシート12の内面に設けられる円筒状のスペーサ8と、を備え、該背面部11は、その内面側が切欠かれていることにより該釣竿用リールシート12の内面と該円筒状のスペーサ8の外面との間に空洞部13が形成されている。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9によれば、把持性を確保しながら、軽量化を行うことができ、かつリールシート本体を竿体に装着する際に簡易かつ確実に接着剤等の充填ができる釣竿用リールシート構造を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該背面部11の内面側に設けられる空洞部13は、直方体、四角錐台、半円錐体又は半円柱体の形状であるように構成される。また、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造において、該背面部11の内面側に設けられる空洞部13は、前記固定フードの最大高さの20%から90%の最大高さを有するように構成される。このようにして、空洞部を設けることで、把持性への影響を防止しながら、軽量化を行うことが可能となる。
次に、図4を参照して、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9についてさらに説明する。図示のように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該釣竿用リールシート12の内面と、該円筒状のスペーサ8の外面との間に第1の接着層15が設けられるように構成される。
次に、図5を参照して、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9についてさらに説明する。図示のように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8の内面には竿体2が設けられ、該円筒状のスペーサ8の内面と、該竿体2の外面との間に第2の接着層16が設けられるように構成される。
また、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該釣竿用リールシート12と該円筒状のスペーサ8は、繊維強化樹脂、合成樹脂、発泡材又はコルク等により形成されるが、これらに限定されるものではない。
また、図4、6に示すように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8の長手方向長さは、該釣竿用リールシート12の長手方向の長さと同じ(図6の場合)か又は長くなる(図4の場合)ように構成される。
また、図6に示す態様の場合、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8には、接着剤を充填するための貫通孔17が、該円筒状のスペーサ8の長手方向でみて、該空洞部13が形成されている位置を除いた、釣竿用リールシート12と重なる位置に設けられている。このようにして、図7に示すように、このようにして、釣竿用リールシート12に設けられた穴及び円筒状のスペーサ8に設けられた貫通孔17を介して、接着剤を簡易かつ確実に充填することができるため、空洞部13に接着剤が混入することなく、円筒状のスペーサ8と竿体2を確実に固定することができる。また、釣竿用リールシート12と円筒状のスペーサ8も接触面に接着剤を用いることで確実に固定することができ、これらにより、釣竿用リールシート12と円筒状のスペーサ8と竿体2と確実に固定することが可能となる。釣竿用リールシート12に設けられた穴は、例えば、既述の魚釣用リール6のリール脚(図示しない)が載置されるリール脚載置面12bに設けることで、リール脚装着時に当該穴が覆われるため、外観への影響がないようにすることができる、また、釣竿用リールシート12に設けられた穴は、当該穴が設けられた箇所を覆うように銘板等の構成部品を外嵌するようにしてもよく、こうした方法によっても外観への影響を回避することができる。
また、図4に示す態様の場合、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8には、接着剤を充填するための貫通孔17が、該円筒状のスペーサ8の長手方向でみて、該釣竿用リールシート12と重ならない位置(釣竿用リールシート12よりも竿元側の位置)に設けられている。このようにして、図5に示すように、円筒状のスペーサ8に設けられた貫通孔17を介して、接着剤を簡易かつ確実に充填することができるため、空洞部13に接着剤が混入することなく、円筒状のスペーサ8と竿体2を確実に固定することができる。また、釣竿用リールシート12と円筒状のスペーサ8も接触面に接着剤を用いることで確実に固定することができ、これらにより、釣竿用リールシート12と円筒状のスペーサ8と竿体2とを確実に固定することが可能となる。
次に、図8を参照して、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における円筒状のスペーサ8の構造についてさらに説明する。図8(a)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における円筒状のスペーサ8の断面図を示し、図8(b)は、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9における円筒状のスペーサ8の側面図を示す。図示のように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8の第1の端部8aは、接着剤充填の際の接着剤漏れを防止するため、該円筒状のスペーサ8の径方向内側方向に突出する段部18が形成されている。例えば、この段部18の最も内側の内径と竿体2の外径とを略同じとすることで、既述の貫通孔17より接着剤を充填する際に、段部18の存在により該円筒状のスペーサ8の内面と該竿体2の外面との間から接着剤が漏れることを効果的に防止できる。
また、図8に示すように、本考案の一実施形態に係る釣竿用リールシート構造9において、該円筒状のスペーサ8の内面(図示しない)又は外面(図8(b)に示す態様)の少なくともいずれかに、接着剤の均一な充填のための溝(溝部)19が、螺旋状に形成されている。ここで、このような溝(溝部)19は、該円筒状のスペーサ8の長手方向でみた全長の一部のみに形成されるようにしてもよい。例えば、このような溝(溝部)19は、既述の段部18の手前迄(すなわち、径が縮小している箇所の周方向を除いた径が同じ該円筒状のスペーサ8の基部部分)のみに形成してもよいし、既述の貫通孔17の手前迄(すなわち、段部18や貫通孔17のある部分の周方向を除いた該円筒状のスペーサ8の基部部分)のみに形成してもよいし、その他の態様であってもよい。このようにして、該円筒状のスペーサ8の内面と該竿体2の外面との間、又は、該釣竿用リールシート12の内面と該円筒状のスペーサ8の外面との間の少なくともいずれかにおいて、接着剤が全体に亘ってスムーズに広がることを可能ならしめることで、釣竿用リールシート12と円筒状のスペーサ8と竿体2とをより確実に固定することが可能となる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本考案の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
5 中竿
6 リール
7 穂先竿
8 スペーサ
9 釣竿用リールシート構造
10 釣糸ガイド
11 背面部
12 リールシート
12a リールシート本体
12b リール脚載置面
13 空洞部
14 固定フード
15 第1の接着層
16 第2の接着層
17 貫通孔
18 段部
19 溝(溝部)

Claims (11)

  1. 固定フードと、該固定フードの周方向反対側に形成され該固定フードに接続される背面部と、を有する釣竿用リールシートと、該釣竿用リールシートの内面に設けられる円筒状のスペーサと、を備える釣竿用リールシート構造であって、
    該背面部は、その径方向内面側が切欠かれていることにより前記釣竿用リールシートの内面と前記円筒状のスペーサの外面との間に空洞部が形成されていることを特徴とする釣竿用リールシート構造。
  2. 前記空洞部は、直方体、四角錐台、半円錐体又は半円柱体の形状である、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  3. 前記空洞部は、前記背面部の最大高さの20%から90%の最大高さを有する、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  4. 前記釣竿用リールシートの内面と、前記円筒状のスペーサの外面との間に第1の接着層が設けられる、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  5. 前記円筒状のスペーサの内面には竿体が設けられ、該円筒状のスペーサの内面と、該竿体の外面との間に第2の接着層が設けられる、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  6. 前記釣竿用リールシートと前記円筒状のスペーサとは、繊維強化樹脂、合成樹脂、発泡材又はコルクにより形成される、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  7. 前記円筒状のスペーサの長手方向長さは、前記釣竿用リールシートの長手方向の長さと同じか又は長い、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  8. 前記円筒状のスペーサには、接着剤を充填するための貫通孔が、該円筒状のスペーサの長手方向でみて、前記空洞部が形成されている位置を除いた前記釣竿用リールシートと重なる位置に設けられている、請求項7に記載の釣竿用リールシート構造。
  9. 前記円筒状のスペーサには、接着剤を充填するための貫通孔が、該円筒状のスペーサの長手方向でみて、前記釣竿用リールシートと重ならない位置に設けられている、請求項7に記載の釣竿用リールシート構造。
  10. 前記円筒状のスペーサの第1の端部は、接着剤充填の際の接着剤漏れを防止するため、該円筒状のスペーサの径方向内側方向に突出する段部が形成されている、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
  11. 前記円筒状のスペーサの内面又は外面の少なくともいずれかに、接着剤の均一な充填のための溝が、螺旋状に形成されている、請求項1に記載の釣竿用リールシート構造。
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