JP3246651B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP3246651B2 JP3246651B2 JP24481496A JP24481496A JP3246651B2 JP 3246651 B2 JP3246651 B2 JP 3246651B2 JP 24481496 A JP24481496 A JP 24481496A JP 24481496 A JP24481496 A JP 24481496A JP 3246651 B2 JP3246651 B2 JP 3246651B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、MDなどと
略称する光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスク
と称する)に記録、再生及び消去などを行うための対物
レンズを駆動する対物レンズ駆動装置に関する。
略称する光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスク
と称する)に記録、再生及び消去などを行うための対物
レンズを駆動する対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の対物レンズ駆動装置の一
例として図4に示すものがある。これは、対物レンズ1
を備えた可動体2に貫設した貫通孔2aを基板3に突設
した固定軸4に嵌合させることにより、該可動体2が固
定軸4に沿ってフォーカス方向a,bに摺動可能及び固
定軸4を中心にトラッキング方向c,dに回転可能に構
成され、前記可動体2にフォーカスコイル5とトラッキ
ングコイル6とが設けられ、前記両コイル5,6を間に
挟んで基板3に一対のマグネット7とヨーク8とが設け
られている。なお、各コイル5,6へ電流を供給する配
線は図示せず。
例として図4に示すものがある。これは、対物レンズ1
を備えた可動体2に貫設した貫通孔2aを基板3に突設
した固定軸4に嵌合させることにより、該可動体2が固
定軸4に沿ってフォーカス方向a,bに摺動可能及び固
定軸4を中心にトラッキング方向c,dに回転可能に構
成され、前記可動体2にフォーカスコイル5とトラッキ
ングコイル6とが設けられ、前記両コイル5,6を間に
挟んで基板3に一対のマグネット7とヨーク8とが設け
られている。なお、各コイル5,6へ電流を供給する配
線は図示せず。
【0003】上記構成において、フォーカスコイル5に
通電して可動体2を固定軸4に沿ってフォーカス方向
a,bに摺動させることにより、対物レンズ1の焦点を
ディスク(図示せず)に合わせ、また、トラッキングコ
イル6に通電して可動体2を固定軸4を中心にトラッキ
ング方向c,dに回転させることにより、ディスクの所
定のトラックを追従するようになっている。
通電して可動体2を固定軸4に沿ってフォーカス方向
a,bに摺動させることにより、対物レンズ1の焦点を
ディスク(図示せず)に合わせ、また、トラッキングコ
イル6に通電して可動体2を固定軸4を中心にトラッキ
ング方向c,dに回転させることにより、ディスクの所
定のトラックを追従するようになっている。
【0004】上記構成によれば、可動体2を固定軸4に
沿って摺動させるようになっているから、その固定軸4
の外周面及び該固定軸4が嵌入する貫通孔2aの内周面
を高精度に仕上げる必要があり、その仕上げに手間と時
間とがかかって量産性に欠け、製作費が高くつく。
沿って摺動させるようになっているから、その固定軸4
の外周面及び該固定軸4が嵌入する貫通孔2aの内周面
を高精度に仕上げる必要があり、その仕上げに手間と時
間とがかかって量産性に欠け、製作費が高くつく。
【0005】従来、上記問題点を解消する他の例として
図5及び図6に示すものがある。これは、対物レンズ1
を備えた可動体2を揺動可能に支持する揺動機構9が、
前記基板3上の基台10に一対の平行リンク11及び薄
肉状ヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向
a,bに揺動可能に連結されたフォーカス用揺動部材1
3と、該フォーカス用揺動部材13の中央部に薄肉状ヒ
ンジ部14を介してトラッキング方向c,dに揺動可能
の連結されたトラッキング用揺動部材15とを有し、該
トラッキング用揺動部材15の両端部に可動体2が固着
され、マグネット7が対物レンズ1の中心を通って平行
リンク11と平行する中心線Oを基準にして対称形に一
対設けられ、前記両平行リンク11間の隙間に挿通した
バランスウエート16が可動体2に固着されている。上
記以外の構成で図4に示す従来例と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すものがある。これは、対物レンズ1
を備えた可動体2を揺動可能に支持する揺動機構9が、
前記基板3上の基台10に一対の平行リンク11及び薄
肉状ヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向
a,bに揺動可能に連結されたフォーカス用揺動部材1
3と、該フォーカス用揺動部材13の中央部に薄肉状ヒ
ンジ部14を介してトラッキング方向c,dに揺動可能
の連結されたトラッキング用揺動部材15とを有し、該
トラッキング用揺動部材15の両端部に可動体2が固着
され、マグネット7が対物レンズ1の中心を通って平行
リンク11と平行する中心線Oを基準にして対称形に一
対設けられ、前記両平行リンク11間の隙間に挿通した
バランスウエート16が可動体2に固着されている。上
記以外の構成で図4に示す従来例と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0006】上記構成において、フォーカスコイル5に
通電して可動体2を平行リンク11及びヒンジ部12
a,12bを介してフォーカス方向a,bに揺動させる
ことにより、対物レンズ1の焦点をディスク(図示せ
ず)に合わせ、また、トラッキングコイル6に通電して
可動体2をヒンジ部14を中心にトラッキング方向c,
dに揺動させることにより、ディスクの所定のトラック
を追従するようになっている。
通電して可動体2を平行リンク11及びヒンジ部12
a,12bを介してフォーカス方向a,bに揺動させる
ことにより、対物レンズ1の焦点をディスク(図示せ
ず)に合わせ、また、トラッキングコイル6に通電して
可動体2をヒンジ部14を中心にトラッキング方向c,
dに揺動させることにより、ディスクの所定のトラック
を追従するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、可動体2を共振させないようにするため、コンピュ
ーター関係のCD−ROMドライブでは、前記ヒンジ部
14の厚さを大きくして共振周波数を上げ、オーディオ
ドライブでは、前記ヒンジ14の厚さを小さくして共振
周波数を下げる必要があり、このため、揺動機構9が2
種類必要で、製作費が高くつく。
ば、可動体2を共振させないようにするため、コンピュ
ーター関係のCD−ROMドライブでは、前記ヒンジ部
14の厚さを大きくして共振周波数を上げ、オーディオ
ドライブでは、前記ヒンジ14の厚さを小さくして共振
周波数を下げる必要があり、このため、揺動機構9が2
種類必要で、製作費が高くつく。
【0008】また、両マグネット7の幅中心を通る推力
線A上に両揺動部材13,15間のヒンジ部14が配置
されているが、フォーカス用揺動部材13と平行リンク
11間のヒンジ部12bが推力線Aから所定間隔αをお
いて位置ずれされているので、バランスが悪く、シーク
動作時に不要のモーメントが発生して可動体2が揺れ続
け、例えばディスクの情報を読み取るのに時間がかか
る。特に、コンピューター関係のCD−ROMドライブ
では、可動体2をランダムに高速移動させることが要求
されるため、可動体2の揺れが大きな問題となり、高速
シークに不適切である。
線A上に両揺動部材13,15間のヒンジ部14が配置
されているが、フォーカス用揺動部材13と平行リンク
11間のヒンジ部12bが推力線Aから所定間隔αをお
いて位置ずれされているので、バランスが悪く、シーク
動作時に不要のモーメントが発生して可動体2が揺れ続
け、例えばディスクの情報を読み取るのに時間がかか
る。特に、コンピューター関係のCD−ROMドライブ
では、可動体2をランダムに高速移動させることが要求
されるため、可動体2の揺れが大きな問題となり、高速
シークに不適切である。
【0009】そこで、前記両ヒンジ12b,15を推力
線A上に配置できるように揺動機構9を特殊な形状に形
成することが考えられるが、フォーカス用揺動部材13
とトラッキング用揺動部材15とを一体に成形した一体
型の揺動機構9では、その構造が極めて複雑になり、金
型代が高くつく。
線A上に配置できるように揺動機構9を特殊な形状に形
成することが考えられるが、フォーカス用揺動部材13
とトラッキング用揺動部材15とを一体に成形した一体
型の揺動機構9では、その構造が極めて複雑になり、金
型代が高くつく。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、構造
が簡単で、シーク動作停止後の可動体の揺れを急速に静
めることができる対物レンズ駆動装置を提供することを
目的としている。
が簡単で、シーク動作停止後の可動体の揺れを急速に静
めることができる対物レンズ駆動装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、対物レンズを備えた可動体
が揺動機構を介して基台に揺動可能に支持され、前記可
動体に取り付けたフォーカスコイル及びトラッキングコ
イルを間に挟んでマグネットとヨークとが所定間隔をお
いて配設されており、前記フォーカスコイル及びトラッ
キングコイルに通電することにより、前記可動体をフォ
ーカス方向及びトラッキング方向に揺動させるようにし
た対物レンズ駆動装置であって、前記揺動機構は、前記
基台に複数の平行リンクを介してフォーカス方向に揺動
可能に連結されたフォーカス用揺動部材と、前記可動体
に突設されて前記フォーカス用揺動部材に嵌入孔にトラ
ッキング方向に回転可能に嵌入されたトラッキング用回
転軸とを有し、前記マグネットが、前記対物レンズの中
心を通って平行リンクと平行する中心線を基準にして対
称形に一対設けられ、前記嵌入孔を形成した前記フォー
カス用揺動部材の中央部を前記平行リンク側に突出させ
て平行リンクの先端部に形成した切欠き部内に該中央部
を入り込ませることによって、前記両マグネットの幅中
心を通る推力線A上に、前記フォーカス用揺動部材と平
行リンクとの間のヒンジ部及び前記トラッキング用回転
軸の嵌入孔が共に並ぶように配置されており、前記可動
体からは前記揺動機構を取り囲むように略コ字状のバラ
ンスウェートを設けたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、対物レンズを備えた可動体
が揺動機構を介して基台に揺動可能に支持され、前記可
動体に取り付けたフォーカスコイル及びトラッキングコ
イルを間に挟んでマグネットとヨークとが所定間隔をお
いて配設されており、前記フォーカスコイル及びトラッ
キングコイルに通電することにより、前記可動体をフォ
ーカス方向及びトラッキング方向に揺動させるようにし
た対物レンズ駆動装置であって、前記揺動機構は、前記
基台に複数の平行リンクを介してフォーカス方向に揺動
可能に連結されたフォーカス用揺動部材と、前記可動体
に突設されて前記フォーカス用揺動部材に嵌入孔にトラ
ッキング方向に回転可能に嵌入されたトラッキング用回
転軸とを有し、前記マグネットが、前記対物レンズの中
心を通って平行リンクと平行する中心線を基準にして対
称形に一対設けられ、前記嵌入孔を形成した前記フォー
カス用揺動部材の中央部を前記平行リンク側に突出させ
て平行リンクの先端部に形成した切欠き部内に該中央部
を入り込ませることによって、前記両マグネットの幅中
心を通る推力線A上に、前記フォーカス用揺動部材と平
行リンクとの間のヒンジ部及び前記トラッキング用回転
軸の嵌入孔が共に並ぶように配置されており、前記可動
体からは前記揺動機構を取り囲むように略コ字状のバラ
ンスウェートを設けたことを特徴とする。
【0012】上記構成において、シーク動作時には、フ
ォーカスコイルに通電して可動体を平行リンクを介して
フォーカス方向に揺動させることにより、対物レンズの
焦点をディスクに合わせ、また、トラッキングコイルに
通電して可動体をトラッキング用回転軸を中心にトラッ
キング方向に揺動させることにより、ディスクの所定の
トラックを追従するようになっている。
ォーカスコイルに通電して可動体を平行リンクを介して
フォーカス方向に揺動させることにより、対物レンズの
焦点をディスクに合わせ、また、トラッキングコイルに
通電して可動体をトラッキング用回転軸を中心にトラッ
キング方向に揺動させることにより、ディスクの所定の
トラックを追従するようになっている。
【0013】この場合、フォーカス用揺動部材と平行リ
ンクとの接点及びトラッキング用回転軸が推力線上に配
置されることにより、可動体の揺動中心を推力線に一致
させているため、バランスが良好で、シーク動作時に不
要のモーメントが発生せず、シーク動作停止時に可動体
の揺れを急速に静めて例えばディスクの情報を迅速に読
み取ることができ、特に、コンピューター関係のCD−
ROMドライブのように、可動体をランダムに高速移動
させることが要求されるものに適している。
ンクとの接点及びトラッキング用回転軸が推力線上に配
置されることにより、可動体の揺動中心を推力線に一致
させているため、バランスが良好で、シーク動作時に不
要のモーメントが発生せず、シーク動作停止時に可動体
の揺れを急速に静めて例えばディスクの情報を迅速に読
み取ることができ、特に、コンピューター関係のCD−
ROMドライブのように、可動体をランダムに高速移動
させることが要求されるものに適している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形
態である対物レンズ駆動装置を示すものであって、揺動
機構9は、基台10に複数の平行リンク11及び薄肉状
ヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向a,b
に揺動可能に連結されたフォーカス用揺動部材13と、
可動体2に設けたトラッキング用回転軸17とを有し、
揺動機構9を取り囲むように配置された略コ字状のバラ
ンスウエート16が可動体2に一体形成されている。上
記以外の構成で図5及び図6に示す従来例と同じ部分に
同一符号を付してその説明を省略する。
に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形
態である対物レンズ駆動装置を示すものであって、揺動
機構9は、基台10に複数の平行リンク11及び薄肉状
ヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向a,b
に揺動可能に連結されたフォーカス用揺動部材13と、
可動体2に設けたトラッキング用回転軸17とを有し、
揺動機構9を取り囲むように配置された略コ字状のバラ
ンスウエート16が可動体2に一体形成されている。上
記以外の構成で図5及び図6に示す従来例と同じ部分に
同一符号を付してその説明を省略する。
【0015】上記フォーカス用揺動部材13は、ポリエ
ステルエラストマー樹脂により成形され、その中央部1
3aが平行リンク11側に突出されて該平行リンク11
の先端部に形成した切り欠き部18内に若干の隙間をお
いて入り込んでおり、そのフォーカス用揺動部材13と
平行リンク11とが互いに干渉しないようになってい
る。また、前記中央部13aには、フォーカス方向a,
bに沿って嵌入孔13bが形成されている。
ステルエラストマー樹脂により成形され、その中央部1
3aが平行リンク11側に突出されて該平行リンク11
の先端部に形成した切り欠き部18内に若干の隙間をお
いて入り込んでおり、そのフォーカス用揺動部材13と
平行リンク11とが互いに干渉しないようになってい
る。また、前記中央部13aには、フォーカス方向a,
bに沿って嵌入孔13bが形成されている。
【0016】前記トラッキング用回転軸17は、可動体
2から平行リンク11側に延びる突出部2aに突設され
ており、前記嵌入孔13b内にトラッキング方向c,d
に回転可能に嵌入されている。なお、25はトラッキン
グ用回転軸17の先端部に取り付けた抜け止めリングで
ある。
2から平行リンク11側に延びる突出部2aに突設され
ており、前記嵌入孔13b内にトラッキング方向c,d
に回転可能に嵌入されている。なお、25はトラッキン
グ用回転軸17の先端部に取り付けた抜け止めリングで
ある。
【0017】前記揺動機構9がフォーカス用揺動部材1
3側とトラッキング用回転軸17側とに2つに分かれて
いるので、そのフォーカス用揺動部材13側の先端ヒン
ジ部(接点)12b及びトラッキング用回転軸17の位
置を自由に決めることができ、このため、この実施の形
態では、前記ヒンジ部12b及びトラッキング用回転軸
17を両マグネット7の幅中心を通る推力線A上に配置
している。
3側とトラッキング用回転軸17側とに2つに分かれて
いるので、そのフォーカス用揺動部材13側の先端ヒン
ジ部(接点)12b及びトラッキング用回転軸17の位
置を自由に決めることができ、このため、この実施の形
態では、前記ヒンジ部12b及びトラッキング用回転軸
17を両マグネット7の幅中心を通る推力線A上に配置
している。
【0018】上記構成において、シーク動作時には、フ
ォーカスコイル5に通電して可動体2を平行リンク11
及びヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向
a,bに揺動させることにより、対物レンズ1の焦点を
ディスクに合わせ、また、トラッキングコイル6に通電
して可動体2をトラッキング用回転軸17を中心にトラ
ッキング方向c,dに揺動させることにより、ディスク
の所定のトラックを追従するようになっている。
ォーカスコイル5に通電して可動体2を平行リンク11
及びヒンジ部12a,12bを介してフォーカス方向
a,bに揺動させることにより、対物レンズ1の焦点を
ディスクに合わせ、また、トラッキングコイル6に通電
して可動体2をトラッキング用回転軸17を中心にトラ
ッキング方向c,dに揺動させることにより、ディスク
の所定のトラックを追従するようになっている。
【0019】上記構成によれば、ヒンジ部12b及びト
ラッキング用回転軸17を推力線A上に配置することに
より、可動体2の揺動中心を推力線Aに一致させている
ため、バランスが良好で、シーク動作時に不要のモーメ
ントが発生せず、シーク動作停止時に可動体2の揺れを
急速に静めて例えばディスクの情報を迅速に読み取るこ
とができ、特に、コンピューター関係のCD−ROMド
ライブのように、可動体2をランダムに高速移動させる
ことが要求されるものに適している。
ラッキング用回転軸17を推力線A上に配置することに
より、可動体2の揺動中心を推力線Aに一致させている
ため、バランスが良好で、シーク動作時に不要のモーメ
ントが発生せず、シーク動作停止時に可動体2の揺れを
急速に静めて例えばディスクの情報を迅速に読み取るこ
とができ、特に、コンピューター関係のCD−ROMド
ライブのように、可動体2をランダムに高速移動させる
ことが要求されるものに適している。
【0020】また、可動体2をトラッキング用回転軸1
7に沿ってフォーカス方向へ摺動させないから、該トラ
ッキング用回転軸17の外周面及び嵌入孔13bの内周
面を高精度に仕上げる必要がなく、その仕上げに手間と
時間とがかからず、量産性に優れ、製作費が安くつく。
7に沿ってフォーカス方向へ摺動させないから、該トラ
ッキング用回転軸17の外周面及び嵌入孔13bの内周
面を高精度に仕上げる必要がなく、その仕上げに手間と
時間とがかからず、量産性に優れ、製作費が安くつく。
【0021】更に、トラッキング用回転軸17と嵌入孔
13bとの間の摩擦係数が小さいから、可動体2をトラ
ッキング方向c,dに円滑に揺動させることができる。
13bとの間の摩擦係数が小さいから、可動体2をトラ
ッキング方向c,dに円滑に揺動させることができる。
【0022】しかも、可動体2を共振させないようにす
るため、可動体2として共振周波数を高くしたものと低
くしたものとの2種類用意し、その各可動体2に突設さ
れたトラッキング用回転軸17をフォーカス用揺動部材
13の嵌入孔13bに嵌入させることにより、コンピュ
ーター関係のCD−ROMドライブ用とオーディオドラ
イブ用との2種類の揺動機構9を形成することができ、
この場合、フォーカス用揺動部材13及び平行リンク1
1を共用することができるから、製作費を安くすること
ができる。
るため、可動体2として共振周波数を高くしたものと低
くしたものとの2種類用意し、その各可動体2に突設さ
れたトラッキング用回転軸17をフォーカス用揺動部材
13の嵌入孔13bに嵌入させることにより、コンピュ
ーター関係のCD−ROMドライブ用とオーディオドラ
イブ用との2種類の揺動機構9を形成することができ、
この場合、フォーカス用揺動部材13及び平行リンク1
1を共用することができるから、製作費を安くすること
ができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フォーカ
ス用揺動部材と平行リンクとの接点及びトラッキング用
回転軸が推力線上に配置されることにより、可動体の揺
動中心を推力線に一致させているため、バランスが良好
で、シーク動作時に不要のモーメントが発生せず、シー
ク動作停止時に可動体の揺れを急速に静めて例えばディ
スクの情報を迅速に読み取ることができ、特に、コンピ
ューター関係のCD−ROMドライブのように、可動体
をランダムに高速移動させることが要求されるものに適
している。
ス用揺動部材と平行リンクとの接点及びトラッキング用
回転軸が推力線上に配置されることにより、可動体の揺
動中心を推力線に一致させているため、バランスが良好
で、シーク動作時に不要のモーメントが発生せず、シー
ク動作停止時に可動体の揺れを急速に静めて例えばディ
スクの情報を迅速に読み取ることができ、特に、コンピ
ューター関係のCD−ROMドライブのように、可動体
をランダムに高速移動させることが要求されるものに適
している。
【図1】本発明の実施の一形態である対物レンズ駆動装
置の平面図である
置の平面図である
【図2】同縦断面図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】従来の一例を示す斜視図である。
【図5】従来の他の例を示す平面図である。
【図6】同揺動機構の斜視図である。
1 対物レンズ 2 可動体 5 フォーカスコイル 6 トラッキングコイル 7 マグネット 8 ヨーク 9 揺動機構 10 基台 11 平行リンク 12a ヒンジ部 12b ヒンジ部(接点) 13 フォーカス用揺動部材 13b 嵌入孔 17 トラッキング用回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】対物レンズを備えた可動体が揺動機構を介
して基台に揺動可能に支持され、前記可動体に取り付け
たフォーカスコイル及びトラッキングコイルを間に挟ん
でマグネットとヨークとが所定間隔をおいて配設されて
おり、前記フォーカスコイル及びトラッキングコイルに
通電することにより、前記可動体をフォーカス方向及び
トラッキング方向に揺動させるようにした対物レンズ駆
動装置であって、前記揺動機構は、前記基台に複数の平
行リンクを介してフォーカス方向に揺動可能に連結され
たフォーカス用揺動部材と、前記可動体に突設されて前
記フォーカス用揺動部材に嵌入孔にトラッキング方向に
回転可能に嵌入されたトラッキング用回転軸とを有し、
前記マグネットが、前記対物レンズの中心を通って平行
リンクと平行する中心線を基準にして対称形に一対設け
られ、前記嵌入孔を形成した前記フォーカス用揺動部材
の中央部を前記平行リンク側に突出させて平行リンクの
先端部に形成した切欠き部内に該中央部を入り込ませる
ことによって、前記両マグネットの幅中心を通る推力線
A上に、前記フォーカス用揺動部材と平行リンクとの間
のヒンジ部及び前記トラッキング用回転軸の嵌入孔が共
に並ぶように配置されており、前記可動体からは前記揺
動機構を取り囲むように略コ字状のバランスウェートを
設けたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24481496A JP3246651B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24481496A JP3246651B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091984A JPH1091984A (ja) | 1998-04-10 |
JP3246651B2 true JP3246651B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=17124356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24481496A Expired - Fee Related JP3246651B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3246651B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24481496A patent/JP3246651B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1091984A (ja) | 1998-04-10 |
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