JP3245635B2 - ソフトウェア生産物の標準化方法及び解析方法 - Google Patents

ソフトウェア生産物の標準化方法及び解析方法

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JP3245635B2 JP27851892A JP27851892A JP3245635B2 JP 3245635 B2 JP3245635 B2 JP 3245635B2 JP 27851892 A JP27851892 A JP 27851892A JP 27851892 A JP27851892 A JP 27851892A JP 3245635 B2 JP3245635 B2 JP 3245635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェア生産物
再利用を支援する方法に係わり、特に既存ソフトウェア
内のデータ項目名称等の統一化、標準化を行うことによ
り、ソフトウェアの生産性の向上や保守作業の効率化に
好適なソフトウェア生産物の標準化方法及び解析方法
関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェア保守作業等の効率化のため
には、ソフトウェア内のデータ項目等の標準化、統一化
が有効である。
【0003】従来、この種の作業を支援する方法とし
て、例えば特開平3−294925号公報に記載の方法
がある。ここでは、次のようにして既存ソフトウェアの
異名同義データ項目の標準化、統一化を行っている。 (1) 既存ソフトウェア内のデータ項目の標準化、統一
化のため、プログラムやジョブ制御プログラムなどに対
し、データ項目の入出力、転送関係やデータ構造の解析
などにより同じ内容を持つデータ項目を同義データ項目
候補として自動検出し、該同義データ項目候補の中から
同義となるデータ項目を利用者が確認することにより同
義データ項目集合情報を作成する。 (2) 次に、利用者は決定された同義データ項目集合情
報に対する標準情報を、標準名称、標準属性を付与する
ことにより設定する。 (3) 次に、既存プログラム内の該同義データ項目使用
箇所を対応する標準情報に置換することにより、既存プ
ログラム内のデータ項目を標準化、統一化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、既
存ソフトウェア生産物の解析による同義データ項目(レ
コード、ファイルを含む)の集合情報の決定、標準情報
の作成などの作業を、既存ソフトウェア生産物全体に対
し一括して行っているため、以下のような問題があっ
た。
【0005】(1) 既存ソフトウェアを複数の部分に分
割し、同義データ項目集合情報の検出、標準情報の作成
を個々の分割単位で平行して作業することができず、作
業効率が悪い。 (2) 作成された標準情報の一部を手直ししたい場合、
一部分だけの遣り直しができない。 (3) 既存ソフトウェアの一部分のみを対象として標準
化した場合、その作業により標準化された標準情報を、
残りの部分の標準化作業に利用することによる段階的な
標準化ができない。 (4) 既存ソフトウェアの一部分のみを対象として標準
化した際に作成した同義データ項目集合情報を、他の部
分の標準化作業に利用することによる段階的な標準化が
できない。
【0006】本発明の第1の目的は、既存ソフトウェア
生産物から同義データ項目を抽出するためのソフトウェ
ア生産物の解析、標準化の作業の容易化を図ることにあ
る。より詳しくは、既存ソフトウェアを複数の部分に分
割して個々の分割単位を個別に解析し、標準化、統一化
した後、全体を統合して標準化、統一化することによ
り、分割単位毎の解析・標準化作業を平行して行うこと
を可能とするとともに、個々の分割単位毎の遣り直し作
業を可能とすることにある。
【0007】本発明の第2の目的は、既存ソフトウェア
の一部分を先行して標準化、統一化したあと、残りの部
分の解析、標準化、統一化時に、既に標準化された部分
の標準情報を利用することにより、残りの部分の解析、
標準化、統一化を行うことを可能とすることにある。
【0008】本発明の第3の目的は、既存ソフトウェア
の一部分に対し、先行して同義データ項目集合情報を作
成し、標準化した後、その部分を含むより大きな部分を
解析、標準化、統一化する時に、既に作成された部分の
同義データ項目集合情報を利用して、段階的に解析、
準化、統一化することを可能とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、既存ソフトウ
ェア生産物を複数部分に分割し、解析し、分割単位毎に
同義データ項目集合情報、標準情報(標準データ項目名
称、標準属性)を決定し、分割単位間で共有するプログ
ラム、ファイル、データベースなどの共有関係情報を元
に、複数の分割単位で同一のデータ項目を含む同義デー
タ項目集合情報を併合して、システム全体あるいは、複
数分割単位の同義データ項目集合情報、標準情報を作成
することを特徴とする。
【0010】また、複数分割単位を併合したものをさら
に併合することにより、段階的に同義データ項目集合情
報、標準情報を作成することを特徴とする。
【0011】また、分割単位毎の標準情報の決定におい
ては、分割単位間で共有するプログラム、ファイル、デ
ータベースなどの共有関係情報を元に、分割単位間で共
有するプログラム、ファイル、データベース内のデータ
項目について、すでに標準情報の決定された他の分割単
位の標準情報を採用することを特徴とする。
【0012】さらに、分割単位毎の同義データ項目集合
情報の作成においては、分割単位間で共有するプログラ
ム、ファイル、データベースなどの共有関係情報を元
に、既に同義データ項目集合情報が作成された他の分割
単位の同義データ項目集合情報に付加する形で、その分
割単位も含む上位の分割単位あるいは全体の同義データ
項目集合情報を作成することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、既存ソフトウェア生産物を複数部
分に分割し、分割単位毎に同義データ項目集合情報、標
準情報(標準データ項目名称、属性)を決定し、分割単
位間で共有するプログラム、ファイル、データベースな
どの共有関係情報を元に、分割単位間で共有するプログ
ラムのデータ項目を同一と判断し、又、分割単位間で共
用するファイル、データベースの同一位置のデータ項目
を同一と判断して、複数の分割単位で同一のデータ項目
を含む同義データ項目集合情報を併合して、システム全
体あるいは複数分割単位の同義データ項目集合情報、標
準情報を作成する。同義データ項目集合情報の併合以前
であれば、分割単位間には何等関係がない。従って、分
割単位毎の同義データ項目集合情報作成、標準情報の作
成は平行作業することができる。また、分割単位毎であ
れば、遣り直し作業が可能である。また、全体標準化後
に、一部の分割単位の標準化の遣り直しを行った場合、
他の分割単位については遣り直しをせずに、全体同義デ
ータ項目集合情報の併合以降の作業を行えば、全体の再
標準化ができる。
【0014】また、分割単位毎の標準情報の決定におい
て、分割単位間で共有するファイル、データベース、プ
ログラムの共有関係情報をもとに、分割単位間で共有す
るファイル、データベース、プログラム内のデータ項目
について、すでに標準情報の決定された他の分割単位の
標準情報を採用する。従って、既に標準化された情報を
利用して、残りの部分を解析、標準化することが可能と
なる。
【0015】さらに、分割単位毎の同義データ項目集合
情報作成において、分割単位間で共有するファイル、デ
ータベース、プログラムの共有関係情報を元に、既に同
義データ項目集合情報が作成された他の分割単位の同義
データ項目集合情報に付加する形で、その分割単位も含
む上位の分割単位あるいは全体の同義データ項目集合情
報を作成する。このとき、付加する元の同義データ項目
集合情報に標準情報が付与されていれば、その標準情報
を利用することができる。従って、段階的に解析、標準
化することができる。
【0016】
【実施例】図2は本発明のソフトウェア生産物の解析・
標準化方法を支援するハードウェア環境の概略構成図で
ある。中央処理装置(CPU)200は、外部記憶装置
250に格納されている標準化対象のソフトウェア生産
物を読み込み、異名同義データ項目の集合、標準化等
部分的、段階的に処理する。作成された標準化ソフトウ
ェア生産物は、再び外部記憶装置250に格納する。メ
モリ210はCPU200の処理用プログラムやパラメ
ータ等を格納すると共に、該CPU200の作業用メモ
リとして用いられる。入力装置200はキーボードなど
であり、利用者がコマンドやデータを入力するのに用い
る。表示装置230はCRTディスプレイなどであり、
対象ソフトウェア生産物の解析・標準化前や処理途中や
標準化後の内容、入力装置220からの入力データなど
を表示するのに用いる。出力装置240はレーザプリン
タなどであり、必要により解析・標準化対象のソフトウ
ェア生産物や作成された標準化ソフトウェア生産物をプ
リントアウトする場合に用いる。
【0017】以下、本発明のソフトウェア生産物の解析
標準化方法の各実施例について詳述する。
【0018】<実施例1> 図1は本発明の第1の実施例における処理手順であり、
これに従って本実施例のソフトウェア生産物の解析・
準化処理を説明する。
【0019】まず、解析・標準化対象のソフトウェア生
産物を複数部分に分割する(ステップ101)。ここ
で、分割した各々の部分をサブシステムと呼称する。
【0020】図3に、解析・標準化対象ソフトウェア生
産物の構成とサブシステムの分割の一例を示す。図3に
おけるソフトウェア生産物の構成は、サブシステムA
(301)とサブシステムB(302)とからなる。こ
のうち、サブシステムAはプログラムP1(303)と
プログラムP2(304)とファイル実体FILE(3
05)およびプログラムの実行手順を規定するジョブ制
御プログラムJ1(306)からなる。また、サブシス
テムBはプログラムP2(304)とプログラムP3
(307)とファイル実体FILE2(308)および
プログラムの実行手順を規定するジョブ制御プログラム
J2(309)からなる。
【0021】図4に、図3のプログラムP1(30
3)、P2(304)、P3(307)の一例として、
COBOL言語で記述されたソースプログラムP1(4
01)、P2(402)、P3(403)を示す。
【0022】図3においては、プログラムP2(30
4)はサブシステムA(301)とサブシステムB(3
02)で共用しているが、ステップ101の段階では共
用関係は考慮せず、サブシステムA、サブシステムBと
に標準化対象ソフトウェア生産物の構成を分割する。
【0023】次に、サブシステム毎に、ソフトウェア生
産物の解析(ステップ102)、同義データ項目集合情
報の作成(ステップ103)、標準名称の付与(ステッ
プ104)を行う。以下、これらの処理を順に説明す
る。
【0024】最初に、未処理のサブシステム群から一つ
のサブシステムを選び、当該サブシステムのソフトウェ
ア生産物の解析を行う(ステップ102)。具体的に
は、サブシステムを構成するソースプログラムの解析、
ジョブ制御プログラムの解析を行う。
【0025】ソースプログラムの解析によりプログラム
中のデータ項目名と該データ項目が含まれるファイル割
当て名の関係、ジョブ制御プログラムの解析によりファ
イル割当て名とファイル実体名の関係の情報を抽出す
る。さらに、データ項目名とファイル割当て名の関係と
ファイル割当て名とファイル実体名の関係より、データ
項目名とファイル実体名の関係の情報を抽出する。ファ
イル割当て名は、プログラム内でファイルを識別するた
めの仮の呼び名であり、ファイル実体名は、プログラム
実行時に使用する外部記憶装置内に蓄積するファイル実
体に付された名称である。データ項目名とファイル割当
て名の関係の抽出時には、該ファイルの入出力レコード
内における該当データ項目の位置、長さも抽出する。
【0026】尚、データ項目名とファイル割当て名の関
係、ファイル割当て名とファイル実体名の関係、データ
項目名とファイル実体名の関係の取り出し方法自体は、
例えば特開平3−294925号公報に記載されてい
る。
【0027】図5に、図3のサブシステムA(301)
のソフトウェア生産物の解析結果の情報を示す。即ち、
プログラムP1(303)、プログラムP2(304)
の一例として示した図4のプログラムP1(401)と
プログラムP2(402)の解析によりデータ項目名と
ファイル割当て名の関係の情報(501)、ジョブ制御
プログラムJ1(306)の解析によりファイル割当て
名とファイル実体名の関係の情報(502)を抽出し、
これらデータ項目名とファイル割当て名の関係の情報
(501)とファイル割当て名とファイル実体名の関係
の情報(502)からデータ項目名とファイル実体名の
関係の情報(503)を抽出する。
【0028】次に、当該サブシステム内のデータ項目の
同義データ項目集合情報を作成する(ステップ10
3)。
【0029】実行時のファイル実体名が同一である場合
は同一ファイル実体を使用しているので、同一ファイル
実体に対して入出力するデータ項目のうち、入出力レコ
ード内の位置と長さが同じものは同じ内容を持つと判断
し、同義と見なすことができる。そこで、同一ファイル
実体の入出力レコード内の位置と長さが同じデータ項目
に対し、同一同義識別子を付与することにより、同義デ
ータ項目集合情報を作成する。また、データ項目間で中
間データ項目を介する場合も含め、転送関係のあるもの
についても同義とみなし、同義データ項目集合情報を作
成する。さらに、物理的同一位置を共有するデータ項目
間についても同義とみなし、同義データ項目集合情報を
作成する。
【0030】尚、同義データ項目集合情報の作成方法自
体は、同様に特開平3−294925号公報に記載され
ている。
【0031】図6に、図5の解析情報からのサブシステ
ムA(301)の同義データ項目集合情報の作成例を示
す。即ち、サブシステムA(301)では同一ファイル
実体FILE1の入出力データ項目の内、開始位置と長
さが同じであるプログラムP1のデータ項目OUTDA
TA(504)とプログラムP2のデータ項目INDA
TA(507)が同義データであると判断して、同一同
義識別子01を持つ同義データ項目集合情報(601)
を作成し、プログラムP1のデータ項目NO1(50
5)とプログラムP2のデータ項目SYO−NO(50
8)が同義データ項目であると判断して、同一同義識別
子02を持つ同義集合(602)を作成し、プログラム
P1のデータ項目NAME1(506)とプログラムP
2のデータ項目SYOHIN−NAME(509)が同
義データ項目であると判断して、同一同義識別子03を
持つ同義集合(603)を作成する。
【0032】次に、当該サブシステムの同義データ項目
集合情報を作成後、同義データ項目集合情報に標準名称
を付与する(ステップ104)。
【0033】標準名称の付与は、同一同義識別子を持つ
複数データ項目名を表示装置230に表示し、使用者が
入力装置220より、標準とするデータ項目名の項番あ
るいは使用者の決定した名称を入力することによって行
う。このとき、各データ項目の属性も表示すれば、デー
タ項目名と同様に使用者が標準属性を決定することもで
きる。
【0034】図7に、図6の同義データ項目集合情報に
対するサブシステムAでの標準名称付与の手順例を、図
8に、図6の同義データ項目集合情報に標準名称を付与
して作成されたサブシステムAの標準情報の例を示す。
【0035】図7において、同義集合01の標準名付与
(701)の例では、図6の同義識別子01の同義集合
(601)を表示装置230の表示し、入力装置220
からSYOHIN−RECを使用者が入力することによ
り、標準名としてSYOHIN−RECを決定してい
る。また、同義集合03の標準名付与(702)の例で
は、図6の同義識別子03の同義集合(603)を表示
装置230に表示し、入力装置220から項番2を使用
者が入力することにより、項番2に対応した名称SYO
HIN−NAMEを標準名として決定している。
【0036】図8は、図6のサブシステムAの同義デー
タ項目集合情報に、上記決定した標準名を付与したもの
で、同義識別子01の同義集合(601)には標準名S
YOHIN−RECが、同義識別子02の同義集合(6
02)には標準名SYOHIN−NOが、同義識別子0
3の同義集合(603)には標準名SYOHIN−NA
MEがそれぞれ付与される。
【0037】サブシステム毎に、上記102から104
のステップを繰り返す。このサブシステム毎のソフトウ
ェア生産物の解析(ステップ102)、同義データ項目
集合情報作成(ステップ103)、標準名称付与(ステ
ップ104)は、平行に作業してもよいし、時期をずら
して行ってもよい。これにより、サブシステム相互の関
係は無視して作業を進めることができる。
【0038】図3のサブシステムBについて、102か
ら104のステップを実施した例を以下に示す。
【0039】図9は、図3のサブシステムBのソフトウ
ェア生産物の解析結果の情報を示したものである。図3
のサブシステムBを構成するプログラムP2(30
4)、P3(307)の詳細は、図4のプログラムP2
(402)、P3(403)である。このプログラムP
2(402)とプログラムP3(403)の解析により
データ項目名とファイル割当て名の関係の情報(90
1)、図3のジョブ制御プログラムJ2(309)の解
析によりファイル割当て名とファイル実体名の関係の情
報(902)を抽出し、これらのデータ項目名とファイ
ル割当て名の関係の情報(901)とファイル割当て名
とファイル実体名の関係の情報(902)からデータ項
目名とファイル実体名の関係の情報(903)を抽出す
る。
【0040】図10は、図9のソフトウェア生産物の解
析結果の情報から作成されるサブシステムBの同義デー
タ項目集合情報を示したものである。
【0041】サブシステムBでは、同一ファイル実体F
ILE2の入出力データ項目の内、位置と長さが同じで
ある、プログラムP2のデータ項目INDATA(90
4)とプログラムP3のデータ項目OUTDATA(9
08)が同義であると判断して、同一同義識別子01を
持つ同義集合(1001)を作成し、プログラムP2の
データ項目SYO−NO(905)とプログラムP3の
データ項目ID(909)が同義であると判断して、同
一同義識別子02を持つ同義集合(1002)を作成
し、プログラムP2のデータ項目SYOHIN−VAL
UE(907)とプログラムP3のデータ項目PRIC
E(910)が同義であると判断して、同一同義識別子
03を持つ同義集合(1003)を作成する。
【0042】図11は、図10の同義データ項目集合情
報に対するサブシステムBの標準情報の作成例を示した
ものである。
【0043】図11では、サブシステムBに対して、図
10の同義データ項目集合情報中の同義識別子01の同
義集合(1001)には標準名SYOHIN−REC
を、同義識別子02の同義集合(1002)には標準名
SYOHIN−IDを、同義識別子03の同義集合(1
003)には標準名SYOHIN−PRICEをそれぞ
れ付与している。
【0044】以上のようにして、サブシステム毎の同義
データ項目集合情報、標準名が定まったら、次に、サブ
システム同士の同義データ項目集合情報を併合し、標準
化対象ソフトウェア生産物全体の同義データ項目集合情
報を作成する(ステップ105)。
【0045】各サブシステムの同義データ項目集合情報
の併合では、サブシステム間で共用しているプログラ
ム、ファイル、データベースが併合のキーとなる。
【0046】本実施例では、サブシステム間で共用して
いるプログラム内の同一データ項目を含む各サブシステ
ムの同義データ項目集合情報に同一の全体同義識別子を
付与する。
【0047】また、サブシステム間で共用しているファ
イル、データベースの入出力レコード内の同一位置のデ
ータ項目を同義データ項目とみなし、この同義データ項
目を含む各サブシステムの同義データ項目集合情報に同
一の全体同義識別子を付与することにより併合する。
【0048】同義データ項目集合情報併合の際、サブシ
ステム間で共用するデータあるいはサブシステム間で同
義となるデータを含まない、各サブシステム内の同義デ
ータ集合は、それぞれ別々の全体同義識別子を付与し
て、全体同義データ項目集合情報に取り込む。
【0049】図12に、サブシステムAの同義データ項
目集合(図6)とサブシステムBの同義データ項目集合
(図10)を、共用するプログラム内の同一データ項目
により併合した、全体同義データ項目集合情報の作成例
を示す。
【0050】本実施例では、図3に示したようにサブシ
ステムAとサブシステムBでプログラムP2が共用され
ているため、プログラムP2内で使用されているデータ
項目INDATA、SYO−NO、SYOHIN−NA
ME、SYOHIN−VALUEが併合のキーとなる。
【0051】まず、プログラムP2のINDATAを含
むサブシステムAの同義データ項目集合情報01(60
1)を取り出し、全体同義集合識別子を01とする。さ
らに、同じデータ項目を含むサブシステムBの同義集合
01(1001)を取り出し、同じ全体同義集合識別子
01を付与する。同じデータ項目を含む他のサブシステ
ムの同義集合はないので、全体同義集合識別子01に該
当するものは他にないものとみなす(1201)。
【0052】次に、プログラムP2のSYO−NOを含
むサブシステムAの同義集合02(602)を取り出
し、全体同義集合識別子を02とする。さらに、同じデ
ータ項目を含むサブシステムBの同義集合02(100
2)を取り出し、同じ全体同義集合識別子02を付与す
る。同じデータ項目を含む他のサブシステムの同義集合
はないので、全体同義集合識別子02に該当するものは
他にないものとみなす(1202)。
【0053】次に、プログラムP2のSYOHIN−N
AMEを含むサブシステムAの同義集合03(603)
を取り出し、全体同義集合識別子を03とする。同じデ
ータ項目を含む他のサブシステムの同義集合はないの
で、全体同義集合識別子03に該当するものは他にない
ものとみなす(1203)。
【0054】次に、プログラムP2のSYOHIN−V
ALUEを含むサブシステムBの同義集合03(100
3)を取り出し、全体同義集合識別子を04とする。同
じデータ項目を含む他のサブシステムの同義集合はない
ので全体同義集合識別子04に該当するものは他にない
ものとみなす(1204)。
【0055】なお、図12に示すように、ステップ10
4に付与したサブシステムAの標準名(図8)とサブシ
ステムBの標準名(図11)は、全体同義データ項目集
合情報中にサブシステム標準名としてそのまま保持して
おく。
【0056】このようにして、作成された全体同義デー
タ項目集合情報に対し、あたらめて標準名称(全体標準
名)を付与する(ステップ106)。
【0057】全体の標準名称の付与は、同一の全体同義
集合識別子を持つ複数サブシステムの標準名(サブシス
テム標準名)を表示装置230に表示し、使用者が入力
装置220より、全体標準名とするサブシステム標準名
の項番あるいは使用者の決定した名称を入力することに
よって行う。このとき、併合元のすべての同義集合にて
同一標準名が付与されていたら、その名称を全体の標準
名称の候補に採用する。また、このとき、各サブシステ
ムにおける標準属性も表示し、標準名称と同様に使用者
が全体標準属性を決定することもできる。
【0058】図13に、図12の全体同義データ項目集
合情報に対する全体標準名称付与の手順例を、図14
に、全体標準情報の作成例を示す。
【0059】図13、図14では、全体同義集合01
(1201)対しては、サブシステムA、Bともに標準
名SYOHIN−REC((図8、図11)が付与され
ているので、これを全体標準名の候補として採用し、使
用者に確認を行って決定している(1301、140
1)。
【0060】全体同義集合02(1202)には、サブ
システム標準名SYOHIN−NO(図8)とSYOH
IN−ID(図11)が付与されているが、使用者の入
力により、全体としては新たな標準名SYOHIN−C
ODEを付与している(1302、1402)。
【0061】全体同義集合03(1203)と04(1
204)は、各々サブシステム標準名SYOHIN−N
AME(図8)とSYOHIN−PRICE(図11)
のみを持つため、サブシステム標準名をそのまま全体標
準名とする(1403、1404)。
【0062】このように、サブシステム毎に独立に標準
化された情報を使用することにより、効率的に全体の標
準化を行うことができる。
【0063】最後に、全体の標準名により、各ソースプ
ログラム内のデータ項目名を置換し、標準ソースプログ
ラムを作成する(ステップ107)。
【0064】図15に、図4のプログラムP1、プログ
ラムP2、プログラムP3のデータ項目名を、標準名S
YOHIN−REC、SYOHIN−CODE、SYO
HIN−NAME、SYOHIN−PRICEで置換し
た例を示す。
【0065】同義データ項目集合情報の併合は、一度に
全サブシステムについて行うだけでなく、一部のサブシ
ステム間のみの併合も同様に実現でき、更に、部分併合
した同義データ項目集合情報を併合することも、上記実
施例の手順を繰り返すことにより容易に実現できる。
【0066】また、併合時、併合元のサブシステム同義
データ項目集合情報に対し、標準名が付与されているか
どうかは任意とし、併合後の全体標準名決定時、併合元
標準名が付与されているもののみ全体標準名付与の参考
にすることも、ステップ104の標準名称付与の処理を
修正することにより容易に実現できる。
【0067】また、併合時の共有情報については、次の
方法により使用者の選択も可能である。すなわち、サブ
システム間で同一の名称を持つ、プログラム、ファイ
ル、データベースの名称を表示装置に表示し、共有情報
として採用するか否かを使用者が指示することにより、
選択できる。
【0068】また、ステップ106の全体の標準名の決
定時、同一の入出力レコード内の各データ項目の標準名
を採用した標準のレコード構成情報の作成を同時に行う
ことも可能である。すなわち、ソフトウェア生産物の解
析(ステップ102)の際、各データ項目に対する最上
位レベルのデータ項目名を取得しておき、同義データ項
目集合情報作成(ステップ105)、標準名称付与(ス
テップ106)の後、最上位レベルデータ項目の同義デ
ータ項目集合情報に対する標準名を最上位データ項目と
し、該同義データ項目集合情報内の既存データ項目名を
最上位に持つ既存の下位データ項目に対する標準名を、
既存の下位データ項目の位置に配置することにより、標
準レコード構成を作成することができる。
【0069】図16に、図14の標準情報に対し、既存
データ項目に対する最上位データ項目名の情報を持つ標
準情報の例を、図17に、図16の標準情報により生成
される標準レコード構成の例を示す。
【0070】まず、図16中の最上位レベルデータ項目
の同義集合01(1601)の標準名を標準レコード構
成の最上位データ項目名として採用する(1701)。
【0071】そして、同義集合01(1601)の既存
データ項目である、プログラムP1のOUTDATAと
プログラムP2のINDATAとプログラムP3のOU
TDATAに対する下位データ項目の標準名をレコード
内の位置が小さいのもから順に標準レコード構成に採用
する。
【0072】レコード内の位置が一番小さい1であるプ
ログラムP1のNO1とプログラムP2のSYO−NO
とプログラムP3のIDは、標準名SYOHIN−CO
DEを持つため(1602)、SYOHIN−CODE
を標準レコードの次の位置に配置する(1702)。
【0073】レコード内の位置が次に小さい9であるプ
ログラムP1のNAME1とプログラムP2のSYOH
IN−NAMEは、標準名SYOHIN−NAMEを持
つため(1603)、SYOHIN−NAMEを標準レ
コードの次の位置に配置する(1703)。
【0074】レコード内の位置が17であるプログラム
P2のSYOHIN−VALUEとプログラムP3のP
RICEは、標準名SYOHIN−PRICEを持つた
め(1604)、SYOHIN−PRICEを標準レコ
ードの最後の位置に配置する(1704)。
【0075】この標準レコード構成作成時、標準レコー
ド内の各データ項目の属性として標準名称に対応した標
準属性を採用してもよい。
【0076】さらに、ステップ0107で、全体の標準
名により、各ソースプログラム内のデータ項目名を置換
する際、レコード単位に標準レコード構成で置換するこ
ともできる。
【0077】図18に、図4のプログラムP1、プログ
ラムP2、プログラムP3のデータ項目名を、標準レコ
ードSYOHIN−REC内の標準データ項目名(図1
7)で置換した標準ソースプログラムの例を示す。本例
では、標準レコード構成の定義情報はソースプログラム
内に展開されているが、標準レコード構成をCOPY原
文とするCOPY句に置換するようにしてもよい。
【0078】<実施例2> 図19に、本発明の第2の実施例における処理手順を示
す。本実施例は、サブシステム毎の標準名付与の際、既
に標準情報の決定されたサブシステムの情報を利用し
て、別のサブシステムの標準情報を決定するものであ
る。
【0079】図19において、他のサブシステムの標準
情報を利用した標準名付与(ステップ1901)以外は
図1に示した処理手順と同じである。
【0080】本実施例の標準名付与(ステップ190
1)では、図1の実施例でサブシステム毎の標準名を付
与する際に、同義データ項目集合情報内のデータ項目の
内、他のサブシステムの同義データ項目集合情報に含ま
れており、他のサブシステムで既に標準名の付与されて
いるものについては、他のサブシステムでの標準名を参
考情報として表示装置230に表示し、使用者が入力装
置220より、標準とするデータ項目名の項番あるいは
使用者の決定した名称を入力することによって行う。
【0081】本実施例で例示するソフトウェア生産物の
構成も第1の実施例と同様に図3のソフトウェア生産物
構成を用いる。
【0082】サブシステムA(301)の本実施例にお
ける標準名付与では、他のサブシステムの同義データ項
目集合情報作成、標準名付与が、まだ、行われていない
ため、他サブシステム情報の参照はない。
【0083】サブシステムB(302)の標準名付与の
際には、既にサブシステムAの標準名が付与されている
ため、サブシステムAの標準情報(図8)を参考とす
る。
【0084】図20に、サブシステムAの標準情報(図
8)を参考にしたサブシステムBの標準名付与の例を示
す。
【0085】まず、サブシステムBの同義データ項目集
合情報(図10)の同義識別子01(1001)に対す
る標準名付与を行う(2001)。ここで、プログラム
P2のデータ項目INDATAは、サブシステムAにお
いて同義識別子01、標準名SYOHIN−RECが付
与されているので(図8の801)、表示装置230に
サブシステム名と標準名を表示する(2002)。プロ
グラムP3のデータ項目OUTDATAは、サブシステ
ムAにおいてはどの同義集合にも含まれていないので、
表示装置230にはサブシステム名と標準名を表示しな
い(2003)。項番1を使用者が入力装置220より
入力することにより、項番1に対応したプログラムP2
のデータ項目INDATAのサブシステムAでの標準名
SYOHIN−RECを標準名として採用する。
【0086】次に、サブシステムBの同義データ項目集
合情報(図10)の同義識別子02(1002)に対す
る標準名付与を行う(2004)。ここでも、プログラ
ムP2のデータ項目SYO−NOは、サブシステムAに
おいて同義識別子02、標準名SYOHIN−NOが付
与されているので(図8の802)、表示装置230に
サブシステム名と標準名を表示する(2005)。プロ
グラムP3のデータ項目IDは、サブシステムAにおい
てはどの同義集合にも含まれていないので、表示装置2
30にはサブシステム名と標準名を表示しない(200
6)。SYOHIN−IDを使用者が入力することによ
り、サブシステムBでの標準名としてSYOHIN−I
Dを採用する。
【0087】次に、サブシステムBの同義データ項目集
合情報(図10)の同義識別子03(1003)に対す
る標準名付与(2007)では、プログラムP2のデー
タ項目SYOHIN−VALUEとプログラムP3のデ
ータ項目PRICEはともにサブシステムAの同義デー
タ項目集合情報に含まれていないため、サブシステム
名、標準名は表示せず(2008,2009)、既存の
データ項目名を参考に標準名を付与する。
【0088】図20の例により、サブシステムBの標準
名を付与した結果の標準情報は図11の場合と同じにな
る(図11)。
【0089】本実施例では、各サブシステムの標準情報
決定時に、必ず、既に付与された他のサブシステムの標
準名と同一の標準名を付与するようにすれば、全サブシ
ステムに同一の標準名が採用されるので、同義データ項
目集合情報を併合して、全体共通の標準情報を作成する
処理(ステップ105、0106)は行わなくてもよ
い。
【0090】また、標準名によるプログラム内のデータ
項目名称変更(ステップ107)は、本実施例の各サブ
システムでの標準名付与(ステップ1901)の直後に
サブシステム毎に行ってもよい。
【0091】<実施例3> 図21に、本発明の第3の実施例における処理手順を示
す。本実施例は第1の実施例に対し、サブシステムの同
義データ項目集合情報作成後、その同義データ項目集合
情報に、他のサブシステムの同義データ項目集合情報を
追加することにより、全体同義データ項目集合情報を作
成するものである。
【0092】図21において、ソフトウェア生産物の分
割(ステップ101)、各サブシステムのソフトウェア
生産物解析(ステップ102)、最初のサブシステムの
同義データ項目集合作成(103)、その標準情報作成
(104)は第1の実施例と同じである。
【0093】2番回以降のサブシステムの同義データ項
目集合情報作成は、第1の実施例では、サブシステム毎
に同義データ項目集合情報を作成したのに対し、本実施
例では、同義データ項目集合情報をサブシステム固有の
ものとせず、前回サブシステムで作成した同義データ項
目集合情報に該当サブシステムの情報を追加し、全体同
義データ項目集合情報を更新する(ステップ210
1)。その後、同様に標準名の追加、変更を行う(ステ
ップ2102)。
【0094】本実施例の同義データ項目集合情報作成
(ステップ2101)では、処理中のサブシステム内で
同義とみなされるデータ項目群について、その中のある
データ項目が既に作成済みの全体同義データ項目集合情
報に含まれるとき、それを含む同義集合識別子を、前述
のデータ項目群の全データ項目に付与し、全体同義デー
タ項目集合情報に追加登録する。また、処理中のサブシ
ステム内で同義とみなされるデータ項目群について、そ
の中のどのデータ項目も既に作成済みの全体同義データ
項目集合情報に含まれないときは、このデータ項目群の
全データ項目に新たな全体同義集合識別子付与し、全体
同義データ項目集合情報に追加登録する。
【0095】本実施例では、同義データ項目集合情報と
標準情報を全体情報としてサブシステム間で引継ぐた
め、同義データ項目集合情報を含んだ標準情報を全体同
義データ項目集合情報として同義データ項目集合情報の
追加を行うものとする。
【0096】本実施例で例示するソフトウェア生産物の
構成も、第1、第2の実施例と同様に図3のソフトウェ
ア生産物の構成を用いる。
【0097】まず、サブシステムA(301)の同義デ
ータ項目集合情報作成(ステップ103)では、最初の
サブシステムであるため、同義データ項目集合情報はま
だない。そこで、第1の実施例と同様に同義データ項目
集合情報を作成し(図6)、ステップ104で標準名を
付与する(図8)。
【0098】次に、サブシステムB(302)の同義デ
ータ項目集合情報作成(ステップ2101)では、既に
サブシステムAの同義データ項目集合情報が作成されて
いるため、これに対する追加を行う。
【0099】本実施例では、図6の同義データ項目集合
情報は作業用情報とし、この同義データ項目集合情報を
含んだ標準情報(図8)を全体同義データ項目集合情報
として情報の追加を行う。
【0100】図22にステップ103、104で作成し
たサブシステムAの標準情報(図8)に、サブシステム
Bの同義データ項目を追加することにより作成した同義
データ項目集合情報を示す。図22における追加手順は
以下の如くである。
【0101】サブシステムBのソフトウェア生産物の解
析結果(図9)に対し、同一ファイル実体FILE2の
入出力データ項目の内、位置と長さが同じであるプログ
ラムP2のデータ項目INDATA(904)とプログ
ラムP3のデータ項目OUTDATA(908)が同一
であるとみなす。このうち、プログラムP2のデータ項
目INDATAは図8の標準情報の同義識別子01の同
義集合(801)に含まれる。そこで、プログラムP3
のデータ項目OUTDATAも同義識別子01として、
標準情報に追加する(2201)。
【0102】次に、プログラムP2のデータ項目SYO
−NO(905)とプログラムP3のデータ項目ID
(909)が同一であるとみなす。このうち、プログラ
ムP2のデータ項目SYO−NOは図8の標準情報の同
義識別子02の同義集合(802)に含まれる。そこ
で、プログラムP3のデータ項目IDも同義識別子02
として、標準情報に追加する(2202)。
【0103】次に、プログラムP2のデータ項目SYO
HIN−VALUE(907)とプログラムP3のデー
タ項目PRICE(910)が同一であるとみなす。こ
の両者は既存標準情報中に存在しないため、新たな同義
識別子04を付与して、標準情報に追加する(220
3)。
【0104】図22では新たに追加したデータ項目に対
する標準名は確定していない。そこで、同義データ項目
集合情報の追加後、標準名の付与を行う(ステップ21
02)。
【0105】本実施例の標準名の付与(ステップ210
2)は、サブシステム毎に同義データ項目集合情報更新
後に行う。このとき、前回のサブシステムで既に標準名
が付与された同義データ項目集合情報についても、新た
な同義データ項目集合情報の追加により標準名の変更を
可能とする。
【0106】標準名の変更、追加設定は、同義データ項
目集合情報を追加した標準情報を同義識別子毎に表示装
置230に表示し、使用者は、既に付与された標準名を
採用するならば、標準名の付与されたデータ項目の項番
を入力装置220より入力し、未だ標準名の付与されて
いないデータ項目の名称を採用するならば、そのデータ
項目の項番を入力し、全く新たな名称を付与するなら
ば、新たな名称を入力することにより、決定する。
【0107】図23に、図22の標準情報に対する標準
名の変更、追加設定方法の例を、図24に、図22の標
準情報に対する変更、追加後の標準情報の例を示す。
【0108】まず、図22の同義識別子01の同義集合
に対する標準名付与を行う(2301)。ここで、プロ
グラムP1のデータ項目OUTDATAとプログラムP
2のデータ項目INDATAは既に標準名SYOHIN
−RECが付与されているので、表示装置230にその
旨表示する。プログラムP3のデータ項目OUTDAT
AはサブシステムBにおいて追加されたため標準名が付
与されていないので、標準名は空白とする。2301の
例では、使用者が項番1を入力することにより、項番1
のデータ項目の標準名を同義識別子01の標準名とし
て、再度、採用する。この結果、プログラムP3のデー
タ項目OUTDATAの標準名もSYOHIN−REC
となる(2401)。
【0109】次に、図22の同義識別子02の同義集合
に対する標準名付与を行う(2302)。ここでも、プ
ログラムP1のデータ項目NO1とプログラムP2のデ
ータ項目SYO−NOは既に標準名SYOHIN−NO
が付与されているので、表示装置230にその旨表示す
る。プログラムP3のデータ項目IDはサブシステムB
において追加されたため標準名が付与されていないの
で、その標準名は空白とする。2302の例では、使用
者がSYOHIN−CODEを入力することにより、S
YOHIN−CODEを同義識別子02の標準名とし
て、再決定する。この結果、プログラムP1のデータ項
目NO1とプログラムP2のデータ項目SYO−NOの
標準名はSYOHIN−CODEに変更され、プログラ
ムP3のデータ項目IDの標準名もSYOHIN−CO
DEとなる(2402)。
【0110】次に、図22の同義識別子03の同義集合
に対する標準名付与を行う(2303)。ここでも、プ
ログラムP1のデータ項目NAME1とプログラムP2
のデータ項目SYOHIN−NAMEは既に標準名SY
OHIN−NAMEが付与されているので、表示装置2
30にその旨表示する。同義識別子03を持つデータ項
目は他にないので、全ての標準名は決定済みであるが、
必要なら、変更を可能とする。2303の例では、変更
を行わない。
【0111】次に、図22の同義識別子04の同義集合
に対する標準名付与を行う(2304)。ここでは、プ
ログラムP2のデータ項目SYOHIN−VALUEと
プログラムP3のデータ項目PRICEはサブシステム
Bにおいて追加されたため、標準名が付与されていない
ので、標準名は空白とする。2304の例では、使用者
がSYOHIN−PRICEを入力することにより、標
準名として、SYOHIN−PRICEを採用する(2
403)。
【0112】このとき、使用者が項番1を入力したなら
ば、標準名は項番1のデータ項目の名称SYOHIN−
VALUEが採用される。
【0113】本実施例において、プログラム内のデータ
項目名称変更(ステップ107)は第1の実施例と同様
である。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、次のような効果が得られる。
【0115】(1) 既存ソフトウェア生産物を解析、
準化、統一化する作業において、既存ソフトウェア生産
物を複数部分に分割し、分割単位毎の解析、標準化が平
行して行えるので、大規模ソフトウェアの解析、標準化
時には、多人数の作業分担や作業スケジュールの調整が
し易く、作業効率の向上や作業期間の短縮が図れる。
【0116】(2) 部分的な解析、標準化の遣り直しが
容易に行えるため、手戻り作業を少なくすることができ
る。
【0117】(3) 既に標準化された部分の標準情報や
同義データ項目集合情報を残りの部分の解析、標準化時
に利用して、残りの部分、全体の解析、標準化を効率化
できるので、既存ソフトウェアの段階的な解析、標準化
ができる。。又、一部分を先行して標準化しても、他の
部分へ同じ標準情報や同義データ項目集合情報を適用で
きるので、全体の統一性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の処理手順を示す図であ
る。
【図2】本発明の各実施例のハードウェア環境を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の各実施例で用いるソフトウェア生産物
の構成例を示す図である。
【図4】COBOL言語で記述されたソースプログラム
の例を示す図である。
【図5】図3のサブシステムAのソフトウェア生産物の
解析結果の例を示す図である。
【図6】第1の実施例のサブシステムAの同義データ項
目集合情報の例を示す図である。
【図7】第1の実施例のサブシステムAの標準名付与の
例を示す図である。
【図8】第1の実施例のサブシステムAの標準情報作成
結果の例を示す図である。
【図9】図3のサブシステムBのソフトウェア生産物の
解析結果の例を示す図である。
【図10】第1の実施例のサブシステムBの同義データ
項目集合情報の例を示す図である。
【図11】第1の実施例のサブシステムBの標準情報作
成結果の例を示す図である。
【図12】第1の実施例の全体同義データ項目集合情報
の例を示す図である。
【図13】第1の実施例の全体標準名付与の例を示す図
である。
【図14】第1の実施例の全体標準情報作成結果の例を
示す図である。
【図15】第1の実施例の標準ソースプログラム作成結
果の例を示す図である。
【図16】第1の実施例の既存データ項目に対する最上
位データ項目名の情報を持つ全体標準情報作成結果の例
を示す図である。
【図17】第1の実施例の標準レコード構成作成結果の
例を示す図である。
【図18】第1の実施例の標準レコード構成による標準
ソースプログラム作成結果の例を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施例の処理手順を示す図で
ある。
【図20】第2の実施例におけるサブシステムBの標準
名付与の例を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施例の処理手順を示す図で
ある。
【図22】第3の実施例におけるサブシステムBの追加
による同義データ項目集合情報作成結果の例を示す図で
ある。
【図23】第3の実施例におけるサブシステムBの追加
による標準名付与の例を示す図である。
【図24】第3の実施例におけるサブシステムBの追加
による標準情報作成結果の例を示す図である。
【符号の説明】
101 ソフトウェア生産物の分割ステップ 102 ソフトウェア生産物の解析ステップ 103 同義データ項目集合情報作成ステップ 104 標準名称付与ステップ 105 同義データ項目集合情報併合ステップ 106 全体標準名付与ステップ 107 プログラム内データ項目名称変更ステップ 1901 他サブシステムの標準情報を利用した標準名
称付与ステップ 2101 全体同義データ項目集合情報の更新ステップ 2102 標準名の追加、変更ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 一郎 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社 日立製作所 システム開発研 究所内 (72)発明者 津田 道夫 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社 日立製作所 情報システム 事業部内 (56)参考文献 特開 平3−294925(JP,A) 特開 平1−134624(JP,A) 特開 平1−280831(JP,A) 特開 平2−83731(JP,A) 特開 平2−278335(JP,A) 特開 平3−141427(JP,A) 特開 平5−324283(JP,A) ”CSS統合開発環境”,第45回(平 成4年後期)全国大会講演論文集 (5),(1992/9/28),Vol. 45,No.5,pp.339−354 中村正弘,”保守地獄脱出へ挑戦始ま る”,日経コンピュータ(1990/07 /30),No.231,pp.62−89 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存ソフトウェア生産物を標準化する方
    法において、 既存ソフトウェア生産物を複数部分に分割する処理と、 分割単位毎に、当該ソフトウェア生産物を解析し、相互
    に内容が同じで、同義となるデータ項目の集合を検出し
    て、同義データ項目集合情報を作成し、標準データ項目
    名称、あるいはこれに加えて標準属性からなる標準情報
    を付与する処理と、 分割単位間で共有するソフトウェアの共有関係情報を
    とに、複数の分割単位で同一あるいは同義のデータ項目
    を含む同義データ項目集合情報を併合して、全体あるい
    は複数分割単位の同義データ項目集合情報を作成し、標
    準情報を付与する処理と、 既存ソフトウェア生産物内の同義データ項目の集合に属
    する各データ項目の使用箇所、定義箇所を決定した標準
    データ項目名称、あるいはこれに加えて標準属性に変換
    する処理と、 からなることを特徴とするソフトウェア生産物の標準化
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトウェア生産物の標
    準化方法において、分割単位毎の標準情報の付与の際、
    分割単位間で共有するファイル、データベース、プログ
    ラムなどの共有関係情報をもとに、分割単位間で共有す
    るファイル、データベース、プログラム内のデータ項目
    の内、既に他の分割単位で標準情報の決定されたデータ
    項目については、該他の分割単位での標準情報を採用す
    ることを特徴とするソフトウェア生産物の標準化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のソフトウェア生産物の標
    準化方法において、分割単位毎の同義データ項目集合情
    報の作成の際、分割単位間で共有するファイル、データ
    ベース、プログラムなどの共有関係情報をもとに、既に
    同義データ項目集合情報が作成された他の分割単位の同
    義データ項目集合情報に付加する形で、その分割単位も
    含む上位の、あるいは全体の同義データ項目集合情報を
    作成することを特徴とするソフトウェア生産物の標準化
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のソフトウェア生産物の標
    準化方法において、同義データ項目集合情報の複数分割
    単位の併合を段階的に行うことを特徴とするソフトウェ
    ア生産物の標準化方法。
  5. 【請求項5】 既存のソフトウェア生産物から同義とな
    るデータ項目を抽出するためのソフトウェア生産物の解
    析方法において、 既存のソフトウェア生産物を複数部分に分割し、該分割
    して得られる複数のソフトウェア分割単位毎に前記ソフ
    トウェア生産物を解析し、該解析の結果に基づいてそれ
    ぞれのソフトウェア分割単位毎に同義となるデータ項目
    の集合情報を生成し、前記集合情報に基づいて前記ソフ
    トウェア生産物全体における同義データ項目の集合情報
    を生成することを特徴とするソフトウェア生産物の解析
    方法。
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"CSS統合開発環境",第45回(平成4年後期)全国大会講演論文集(5),(1992/9/28),Vol.45,No.5,pp.339−354
中村正弘,"保守地獄脱出へ挑戦始まる",日経コンピュータ(1990/07/30),No.231,pp.62−89

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