JP2002132323A - 生産工程の設計方法およびその装置 - Google Patents

生産工程の設計方法およびその装置

Info

Publication number
JP2002132323A
JP2002132323A JP2000321053A JP2000321053A JP2002132323A JP 2002132323 A JP2002132323 A JP 2002132323A JP 2000321053 A JP2000321053 A JP 2000321053A JP 2000321053 A JP2000321053 A JP 2000321053A JP 2002132323 A JP2002132323 A JP 2002132323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
product
production
produced
production line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000321053A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Okusa
一彦 大草
Tadao Akashi
忠雄 明石
Shiyuntarou Yagishita
俊大郎 柳下
Tadashi Iwata
正 岩田
Hideki Sakane
英樹 坂根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000321053A priority Critical patent/JP2002132323A/ja
Publication of JP2002132323A publication Critical patent/JP2002132323A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で容易に複数種類の製品を生産す
るための工程を設計することができる方法を提供する。 【解決手段】 本発明の生産工程の設計方法は、各製品
の生産に必要なデータを生産工程に沿って関連付けてコ
ンピュータシステムにより一元管理し、保有する既存の
製品の生産に使用していたデータのなかから生産予定製
品の生産に流用できそうな候補データを抽出して、その
候補データが生産予定製品に流用できるかを判断し(S
23)、この判断結果に基づいて生産予定製品の生産工
程を設計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産工程の設計方
法およびその装置に関し、特に、複数種類の製品を生産
するための工程を設計する方法およびその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】製品を生産する工程を設計するために、
CAD/CAMなど、コンピュータ支援システムが従来
から多く利用されている。CADでは、製品を構成する
各部品の形状が設計され、そのCADデータが部品の品
名や品番などの属性データと共に部品データとして蓄積
保有される。また、CAMでは、素材を加工して各部品
を成形するための加工設備あるいは部品を組立設備の能
力や構成、配置など、生産に必要な各種情報が生成さ
れ、各設備のライン名や設備台数などの属性データと共
に、生産ラインデータとして蓄積保有される。
【0003】このような生産工程の設計方法に関する従
来の技術としては、工程設計支援システムの設計履歴管
理装置およびその補助情報生成方法として開示された特
開平10‐11110号公報が知られている。当該公報
においては、複数工程を組み合わせて製品を加工・組立
てる工程の設計を支援する工程設計支援システムにおい
て、加工・組立の対象となる部品情報を入力する入力装
置と、加工・組立の設備の情報を入力する入力装置と、
加工・組立の工程情報を入力する入力装置と、前記部品
情報、設備情報、工程情報を関連付ける補助情報、及
び、入力した情報が新規であるか、既入力情報の修正で
あるかを自動的に判断する機能を有する補助情報生成装
置と、前記部品情報、設備情報、工程情報、補助情報を
蓄積する情報記憶装置と、記憶した情報の出力する出力
装置とを備え、前記部品情報、設備情報、工程情報の関
連事項としての補助情報を自動的に生成することが開示
されている。
【0004】当該公報に開示された技術においては、部
品情報と設備情報と工程情報を関連付けて記憶すると共
に、情報を変更する場合、その変更履歴を情報として残
すことにより、設計時のノウハウ情報として再利用可能
な設計情報として蓄積することができ、その後、類似品
の設計を実施する際に、設計情報として活用できるよう
にしたものである。ここで、当該公報に記載されている
「補助情報」とは蓄積された変更履歴情報を意味すると思
慮される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のうち、CAD/CAMのように、部品データ
と生産ラインデータとが個別のコンピュータシステム内
に散在して蓄積保有されていると、生産工程全体の設計
を行うべく必要なデータを収集するためには、各コンピ
ュータシステムを個別に検索して呼び込み、各データを
関連付けて統合させなければならず、膨大な手間を要す
るという問題があった。
【0006】また、上記特開平10‐11110号公報
に開示された従来の技術にあっては、類似品の設計を実
施する際に、蓄積された補助情報を設計情報として活用
することが記載されている。すなわち、当該公報にあっ
ては、類似品を再度設計することを前提としているた
め、類似する製品を構成する既存の部品を流用して共通
化するような技術的思想は開示されておらず、またその
示唆もされておらず、その設計のための手間などを少な
くすることはできても、無くすことができないという問
題があった。
【0007】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で容易に複数種類の製品を生産する
ための工程を設計することができる方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の生産工程の設
計方法に係る発明は、上記目的を達成するため、複数種
類の製品を生産するための生産工程を設計する方法であ
って、各製品の生産に必要なデータを生産工程に沿って
関連付けて一元管理し、保有する既存の製品の生産に必
要なデータのなかから生産予定製品の生産に流用できそ
うな候補データを抽出して、その候補データが生産予定
製品に流用できるかを判定し、この判定結果に基づいて
生産予定製品の生産工程を設計することを特徴とするも
のである。
【0009】請求項2の生産工程の設計方法に係る発明
は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に
おいて、前記判定結果に基づいて生産予定製品に必要な
データを新たに構築した場合に、該新たに構築されたデ
ータを前記既存の製品の生産に必要なデータと共に一元
管理することを特徴とするものである。
【0010】請求項3の生産工程の設計方法に係る発明
は、上記目的を達成するため、請求項1または2に記載
の発明において、複数の端末を介して、各製品の生産に
必要なデータの入力および出力が可能であることを特徴
とするものである。
【0011】請求項4の生産工程の設計方法に係る発明
は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のいずれか
に記載の発明において、各製品の生産に必要なデータ
が、その製品を構成する部品の部品データと、製品また
はその製品を構成する部品を生産するための生産ライン
データと、を含むことを特徴とするものである。
【0012】請求項5の生産工程の設計方法に係る発明
は、上記目的を達成するため、請求項4に記載の発明に
おいて、候補データとして抽出された既存の製品を構成
する既存部品の部品データに基づいて、その既存の部品
が生産予定製品に流用できるかを判定し、候補データと
して抽出された既存の部品が生産予定製品に流用できな
い場合には、生産予定製品を構成する部品の部品データ
を新たに作成すると共に、生産ラインデータに基づいて
既存の生産ラインがその生産予定製品の製造に流用でき
るかを判定し、候補データとして抽出された既存の部品
が生産予定製品に流用できる場合には、生産ラインデー
タに基づいて既存の生産ラインがその生産予定製品の部
品の製造に流用できるかを判定し、既存の生産ラインが
その生産予定製品の部品の製造に流用できない場合に
は、その生産予定製品の部品を製造するための生産ライ
ンデータを新たに作成することを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項6の生産工程の設計装置に係
る発明は、上記目的を達成するため、複数種類の生産に
必要なデータを生産工程に沿って関連付けて一元管理さ
れた状態で保有するデータベースと、該データベースに
アクセス可能な複数の端末と、を備え、各端末は、デー
タベースに保有されたデータのなかから生産予定製品の
生産に流用できそうな候補データを抽出して、その候補
データが生産予定製品に流用できるかどうかの判定に必
要な情報を出力し、前記判定に基づいて生産予定製品に
必要なデータが新たに構築された場合に、データベース
は、該新たに構築されたデータを既存の製品の生産に必
要なデータと共に一元管理することを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項1に記載の発明では、複数種類の製
品の生産に必要なデータがそれぞれ生産工程に沿って関
連付けられて一元管理されている。そして、生産予定製
品を生産するための工程を設計するに際しては、最初
に、一元管理され保有している既存の製品の生産に必要
なデータのなかから生産予定製品の生産に流用できそう
な候補データを単数または複数抽出して、その候補デー
タが生産予定製品に流用できるかを判定する。生産予定
製品を生産するための工程は、既存の製品のデータがそ
のまま流用できないと判定された部分についてのみ新た
に構築設計され、既存の製品のデータがそのまま流用で
きると判定された部分についてはそのデータをそのまま
流用して使用する。
【0015】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、新たに構築設計された部分のデータ
は、既存の製品の生産に必要なデータと共に一元管理さ
れ、次に生産工程を設計する際には、既存の製品の生産
に必要なデータとして扱われ、そのなかから候補データ
が抽出される。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の発明において、複数の端末を介して、一元
管理された各製品の生産に必要なデータの入力および出
力が可能であることにより、かかるデータが複数の端末
で共有されるため、候補データの抽出対象範囲が拡大
し、生産予定製品の設計の適用範囲が拡大する。
【0017】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載の発明において、各製品の生産に必要
な一元管理されているデータが、その製品を構成する部
品の部品データと、製品またはその製品を構成する部品
を生産するための生産ラインデータを含むことにより、
生産予定製品に流用できるかの判定が適切に行われる。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、最初に、候補データとして部品デー
タを使用して生産予定製品の生産に流用できそうな既存
の部品を抽出し、その既存の部品が生産予定製品の生産
に流用できるかを判定する。既存の部品がそのまま流用
できる場合にはその部品を生産予定製品に流用し、形状
の変更が必要な場合には、既存の部品の部品データを調
整変更して生産予定製品の部品の修正部品データを作成
する。一方、既存の部品が全く流用できない場合には、
新たに生産予定製品の部品の新規部品データを作成す
る。その後、候補データとして生産ラインデータを使用
して、生産予定製品の部品の製造に流用できそうな既存
の生産ラインを抽出し、その既存の生産ラインが流用で
きる場合にはその生産ラインをそのまま流用し、生産ラ
インの変更が必要な場合には、既存の生産ラインデータ
を調整変更して生産予定製品の部品を製造するのに適し
た修正生産ラインデータを作成する。また、既存の生産
ラインが全く流用できない場合には、新たに生産予定製
品の部品を製造するのに適した新規生産ラインデータを
作成する。
【0019】また、請求項6に記載の発明では、複数種
類の生産に必要なデータが生産工程に沿って関連付けて
一元管理された状態でデータベースに保有されている。
また、複数の端末がネットワークなどを介してデータベ
ースとアクセス可能に接続されている。そして、生産予
定製品を生産するための工程を設計するに際しては、最
初に、端末からデータベースにアクセスして、一元管理
され保有している既存の製品の生産に必要なデータのな
かから生産予定製品の生産に流用できそうな候補データ
を単数または複数抽出して、その候補データが生産予定
製品に流用できるかの判定に必要な情報を出力する。生
産予定製品を生産するための工程は、既存の製品のデー
タがそのまま流用できないと判定された部分についての
み新たに構築設計し、既存の製品のデータがそのまま流
用できると判定された部分についてはそのデータをその
まま流用して使用する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の生産工程の設計方法およ
びその装置の実施の一形態を、図に基づいて詳細に説明
する。なお、図1〜図5は、本発明の方法を示すフロー
チャートであり、図6は、本発明の生産工程の設計装置
の概要を示す説明図であり、図7〜図18は、本発明の
生産工程の方法にしたがって生産工程の設計装置の出力
手段(後述する)に表示される内容の一例を示す説明図
である。同じ符号は、同一部分または相当する部分とす
る。
【0021】最初に、本発明の生産工程の設計装置の構
成について、図6に基づいて説明する。本発明に利用さ
れるコンピュータシステムは、複数種類の製品を生産す
るために必要な既存の部品データ2および生産ラインデ
ータ3をそれぞれ生産工程に沿って関連付けて一元的に
記憶保有するデータベース1と、データベース1にアク
セスして保有されたデータ2、3のなかから生産予定製
品の生産に流用できそうな候補データを検索抽出して、
その候補データが生産予定製品に流用できるかどうかの
判定に必要な情報を出力する複数の端末5とを備えてい
る。データベース1には、後述するように各端末5のデ
ィスプレイ5dに表示される内容にしたがって、一元化
された状態で記憶保有されており、判定に基づいて生産
予定製品に必要なデータが新たに構築された場合に、そ
の新たに構築されたデータを既存の製品の生産に必要な
データと共に一元管理する。
【0022】各端末5は、所望のデータを検索する検索
条件などを入力してデータベース1のなかから抽出する
対象を指示するためのキーボード5aやマウス5b、あ
るいはタブレット5cなどの入力手段と、抽出されたデ
ータを出力するディスプレイ5dやプリンタ(図示は省
略する)などの出力手段とを備えている。また、各端末
5は、既存の製品を生産するためのデータが生産予定製
品に流用できないと判定された場合に既存のデータを修
正し、または、新たなデータを生成するためのCADシ
ステムアプリケーションなどのデータ生成手段(図示は
省略する)も備えている。なお、この実施の形態におい
ては、生産予定製品が自動車の新規に設計されるエンジ
ンであり、その構成部品がクランクシャフトである場合
により説明する。
【0023】次に、本発明の生産工程の設計方法を上述
したように構成された設計装置を使用した場合により、
図7〜図18のように表示される内容を参照しつつ、図
1〜図5にフローチャートで示した処理の順にしたがっ
て説明する。
【0024】本発明の生産工程の設計方法は、概略、複
数種類の製品を生産するための生産工程を設計する方法
であって、各製品の生産に必要なデータを生産工程に沿
って関連付けて一元管理し、保有する既存の製品の生産
に必要なデータのなかから生産予定製品の生産に流用で
きそうな候補データを抽出して(図1のS2、図2のS
7、図4のS20)、その候補データが生産予定製品に
流用できるかを判定し(図1のS5、図2のS8b、図
5のS23)、この判定結果に基づいて生産予定製品の
生産工程を設計するものである。
【0025】本発明により生産工程を設計するに際して
は、端末5のディスプレイ5dには、最初に、図7の左
方に示すように、自動車の絵10が表示されている。こ
の絵10のなかのエンジン部分にポインタを合わせてマ
ウスでクリックするなどして選択指示すると、その隣り
にエンジンの絵11が表示されると共に、エンジンの主
運動系、本体、動弁系、吸・排気系、要素部品などの中
項目に分けられたグループ名と、これら各中項目をそれ
ぞれ、クランクシャフトやコンロッド、シリンダヘッド
やシリンダブロック、ボルトやギヤなどに細分化された
具体的な部品名などのリスト12が表示される。
【0026】エンジンの絵11のなかでクランクシャフ
トの部分(ポインタPを参照)またはリスト12の「クラ
ンクシャフト(枠Wで囲んだ部分を参照)」をマウス5
bによりクリックするなどして選択指示すると、その端
末5は、ネットワークを介してデータベース1で保有し
ている部品データ2にアクセスして、部品名などに基づ
いて保有している既存部品の部品データ2のなかから生
産予定製品である新規設計エンジンに流用できそうなク
ランクシャフトを検索して、候補データとして複数のク
ランクシャフトを選択抽出し(図1のS1)、それらの
絵13と品番をそれぞれディスプレイ5dに表示する。
ここで、生産予定製品に流用できそうな部品とは、同種
の部品を意味し、この実施の形態における例では新規設
計エンジンへの流用化を検討する部品がクランクシャフ
トであるため、既に実際に生産されているエンジンのク
ランクシャフトを意味する。
【0027】次いで、表示された複数の品番のクランク
シャフトの絵13のなかで生産予定製品への流用化の検
討を行う品番のクランクシャフトを選択して(図1のS
2)クリックするなどして指示すると、図7の右方に示
すように、その選択指示された品番のクランクシャフト
の属性データ14が表示される。この表示されたクラン
クシャフトの属性データ14に基づいて、新規設計エン
ジンへの流用化を検討する品番のクランクシャフトを選
択することができる。
【0028】続いて、選択した新規設計エンジンへの流
用化を検討する品番のクランクシャフトの属性データの
上をマウスでクリックするなど選択指示すると、図8の
左方に示すように、そのクランクシャフトに関するCA
Dデータや解析結果、業務報告書……等の部品データお
よび生産ラインデータのリスト15が表示される。そし
て、例えば、表示されたリスト15のなかから「CAD
データ」の文字にポインタを合せてクリックするなど、
CADデータを選択すると、その端末5は、クランクシ
ャフトおよびその周辺の部品のCADデータをデータベ
ース1から呼び込んで、図8の右上方に示すように、ク
ランクシャフトモデルと、このクランクシャフトおよび
その周辺の部品との三次元データに基づいた立体映像1
6がディスプレイに表示される。これにより、その選択
されたクランクシャフトが例えばコネクティングロッド
などの周辺部品と干渉しないかなど、製品の成立性を検
討することができる(図1のS3)。
【0029】一方、表示されたリスト15のなかで解析
結果、業務報告書、技術文書、トライ結果などを選択す
ると、その端末5は、データベース1にライブラリ化さ
れた状態で格納されていたデータにアクセスして、図8
の右下方に示すように、選択されたクランクシャフトに
関するデータを呼び込んでそのデータ17を出力手段に
出力する。これにより、その選択されたクランクシャフ
トの例えば強度が充分かなど、製品の機能を検討するこ
とができる(図1のS4)。
【0030】本発明では、これら製品の成立性(S3)お
よび製品の機能(S4)などの検討結果に基づいて、選択
した品番のクランクシャフトが新規設計エンジンに流用
できるかを判定する(図1のS5)。そして、流用でき
ると判定した場合(Yesの場合)には、そのクランクシ
ャフトを生産している生産ラインの生産能力、生産工
程、設備能力、長期生産計画などを生産データから参照
して(図2のS6)、CAE(Computer Aided Engineerin
g)解析してシミュレーションなどを行い、長期生産計画
を参照して新規設計エンジンに必要な生産量が満たされ
るかなど、その生産ラインの成立性を検討して(図2の
S7)、この検討結果に基づいて新規設計エンジンに必
要なクランクシャフトを生産するのにその生産ラインを
そのまま流用できるかを判定する(図2のS8)。
【0031】この生産ラインの流用化の検討は、具体的
には、選択された品番のクランクシャフトに関する部品
データおよび生産ラインデータのリスト15(図8)のな
かで、「生産ライン」の文字にマウスによってポインタ
を合せてクリックするなど、生産ラインを選択して、図
9に示すように、その品番のクランクシャフトの製造に
使用されている生産ラインの種類のリスト18を表示さ
せる。なお、このとき、表示されたリスト18の生産ラ
インの項目自体をマウスによってクリックするなどして
選択指示すると、その品番のクランクシャフトを製造す
るための生産ライン全体においてワークに対して施され
る各工程を通しで具象化したアニメーション19を表示
することができる。
【0032】表示された種類のリスト18のうちで、例
えば、「鍛造ライン」の文字にマウスによってポインタ
を合せてクリックするなど、鍛造ラインを選択すると、
選択された品番のクランクシャフトを製造するための鍛
造ラインのライン名や、プロジェクト名、可動率など、
属性データ20が表示され、その属性データ20の上を
マウス5bによってクリックなどすると、図10の左上
方に示すように、選択された品番のクランクシャフトを
製造するための鍛造ラインの長期生産計画、CAE解析
結果、業務報告書、技術文書、トライ結果、生産ライン
シミュレーションモデルなど、鍛造ラインにおける生産
ラインデータのリスト21が表示される。
【0033】表示された鍛造ラインのリスト21のうち
で、例えば、「長期生産計画」の文字にマウス5bでポ
インタを合せてクリックするなど、長期生産計画を選択
すると、選択された品番のクランクシャフトの月別の生
産計画数を示す表22が表示される。また、鍛造ライン
のリスト21では、鍛造ラインの項目自体をマウス5b
でクリックするなどして選択指示すると、その品番のク
ランクシャフトを製造するための鍛造ラインにおいてワ
ークに対して施される各工程を通しで具象化したアニメ
ーション23を表示することができる。さらに、「CA
E解析結果」の文字にマウス5bでポインタを合せてク
リックするなど、CAE解析結果を選択すると、選択さ
れた品番のクランクシャフトの成形シミュレーション解
析1、2や、CAM(Computer Aided Manufacturing)解
析、生産ラインシミュレーション解析、作業シミュレー
ション解析等のリスト24を表示することができる。こ
のリスト24のなかの一つの解析結果をマウスによりク
リックすることなどにより選択指示すると、図10の右
下方に示すように、その解析結果の報告書の内容25を
出力することができる。
【0034】長期生産計画を参照して、CAEなどの解
析に基づいて検討した結果、新規設計エンジンのクラン
クシャフトを生産するのにその生産ラインをそのまま流
用できる場合(図2のS8において、Yesの場合)に
は、その部品、生産ラインが共に完全流用できるものと
結論を出して(図2のS9)、新規設計エンジンのクラン
クシャフトに関する生産工程の設計を終了する。この場
合においては、部品データ2および生産ラインデータ3
に生産予定製品である新規設計エンジンのクランクシャ
フトの品番が含められることを加えるようにデータベー
ス1が修正される。
【0035】一方、その生産ラインをそのまま流用でき
ない場合(図2のS8において、Noの場合)には、その
クランクシャフトの生産を行っている既存の生産ライン
を改造すれば新規設計エンジンに用いられる既存のクラ
ンクシャフトの生産に活用することが可能であるかを判
定し(図3のS10)、改造すれば可能である場合(図3
のS10でYesの場合) には、既存の生産ラインデー
タから改造生産ラインデータを作成して、クランクシャ
フト(部品)は流用で、改造すればその既存の生産ライ
ンは活用できるものと結論を出して(図3のS11)、生
産ラインの改造データをデータベース1の生産ラインデ
ータ3に格納し(図3のS12)、その新規設計エンジン
のクランクシャフトに関する生産工程の設計を終了す
る。また、既存の生産ラインを改造してもそのクランク
シャフトの生産量が満たないなど、生産が可能でない場
合(図3のS10でNoの場合) には、生産ラインデー
タを新規に作成して、クランクシャフト(部品)は流用
で、生産ラインは新規に作成したものと結論を出して
(図3のS13)、生産ラインの新規作成データをデータ
ベース1の生産ラインデータ3に格納し(図3のS1
4)、その新規設計エンジンのクランクシャフトに関す
る生産工程の設計を終了する。
【0036】さらに、選択した品番のクランクシャフト
が新規設計エンジンに流用できないと判定された場合
(図1のS5において、Noの場合)には、選択した部
品(選択した品番のクランクシャフト)のCADデータ
など、保有する部品データ2を修正すれば新規設計エン
ジンのクランクシャフトに活用できるかを判定し(図4
のS15)、修正すれば活用できると判定した場合(図
4のS15において、Yesの場合)には、選択した品
番のクランクシャフトの部品データ1から修正部品デー
タを作成する(図4のS16)。また、選択した品番のク
ランクシャフトの部品データを修正しても活用できない
と判定した場合(図4のS15において、Noの場合)
には、新規部品データを作成する(図4のS17)。そし
て、修正部品データまたは新規部品データの作成により
新規部品の形状を決定する(図4のS18)。なお、こ
れら修正部品データおよび新規部品データは、端末5が
備えているCADシステムアプリケーションなどの図示
しないデータ生成手段により自動的にあるいは作業者の
操作を介して生成することができる。
【0037】新規部品の形状が決定した後には、データ
ベース1で保有している既存生産ラインのの生産ライン
データ3のなかから生産予定製品の部品の製造に流用で
きそうな生産ラインを検索し (図4のS19)、流用化
を検討する生産ラインを選択する(図4のS20)。以
下に、流用化できそうな生産ラインの検索(S19)お
よび選択(S20)の具体的な処理内容を説明する。
【0038】生産ラインの検索(図4のS19)では、図
9に示したように、端末5のディスプレイ5dに生産ラ
インのリスト18が表示された状態からその生産ライン
リスト18のなかの具体的なラインの文字をマウス5b
によりクリックするなどして選択指示する。端末5は、
ネットワークを介してデータベース1で保有している生
産ラインデータ3にアクセスして、既存の生産ラインの
生産ラインデータ3のなかから生産予定製品の部品と同
種の部品、すなわちクランクシャフトを生産している生
産ラインを検索して、候補データとして単数または複数
の生産ラインを選択抽出し、図11に示すように、それ
らの絵26とライン名をそれぞれディスプレイ5dに表
示する。
【0039】また、生産ラインの選択(図4のS20)で
は、ディスプレイ5dに表示された候補データとしての
生産ラインの絵26のなかから、新規設計エンジンへの
流用化の検討を行うクランクシャフトの生産ラインの絵
26を選択してクリックするなどして指示すると、図1
1に示すように、その選択指示された生産ラインのライ
ン名や設備台数、パレット数……など、属性データ27
がディスプレイ5dに表示される。そして、表示された
生産ラインの属性データ27に基づいて選択を検討し、
選択した生産ラインの属性データ27上をマウスでクリ
ックなどして、新規設計エンジンのクランクシャフトへ
の流用化を検討する生産ラインを選択する。
【0040】その後、選択された生産ラインの生産能
力、生産工程、設備能力、長期生産計画などを生産ライ
ンデータ3から参照して(図4のS21)、生産ラインの
レイアウトデータや設備CADデータ、使用工具CAD
データ、部品データなどをデータベースの生産ラインデ
ータから呼び込んで(図4のS22)、CAE解析してシ
ミュレーションなどを行い、工具や部品が互いに干渉し
ないかなど生産ラインの成立性を検証し、新規設計エン
ジンに必要なクランクシャフトを生産するのに選択され
た生産ラインをそのまま流用できるかを検討する(図5
のS23)。
【0041】この生産ラインの流用化の検討は、具体的
には、図11に示したように選択されたライン名の属性
データ27上をマウス5bでクリックなどして、図11
の右方に示すように、その生産ラインで生産している加
工ワークやプロジェクト、業務報告書……等の生産ライ
ンデータのリスト28を表示させる。そして、例えば、
リスト28のなかの「工程」の文字をマウスでクリック
するなどにより選択すると、図12に示すように、選択
された生産ラインで加工される品番の部品のリスト29
が表示され、そのリスト29のなかの品番の一つを選択
すると、選択された生産ラインの部分だけにおいてワー
クに対して施される各工程を通しで具象化したアニメー
ション30を表示することができ、さらに、その表示さ
れたアニメーション30のうちの工程の一つをマウス5
bでクリックするなどにより選択すると、例えば、第2
0番目の工程における設備の三次元データや治具の三次
元データ、工作図など、工程毎の情報リスト31が表示
される。この情報リスト31のなかの文字をマウス5b
でクリックするなどして選択すると、例えば、設備の三
次元データや治具の三次元データから三次元ビューワー
が起動して設備や治具が互いに干渉しないかをチェック
することが可能となる。また、工作図を選択した場合に
は、加工精度や基準面などを検討することが可能とな
る。
【0042】また、例えば、生産ラインデータのリスト
28(図11)のなかの「解析結果」の文字をマウス5
bでクリックするなどにより選択すると、図13に示す
ように、選択された生産ラインで加工される品番の部品
のリスト29が表示され、そのリスト29のなかの品番
の一つを選択すると、選択された生産ラインの加工品番
に関して、CAM(Computer Aided Manufacturing)解
析、生産ラインシミュレーション解析、作業シミュレー
ション解析等、CAE解析結果のリスト32が表示され
る。そして、「CAE解析結果」の文字自体をマウス5
bでクリックするなどにより選択指示すると、解析結果
報告書33がデータベース1から呼び込まれ、ディスプ
レイ5dに表示される。また、CAE解析結果のリスト
32のなかの例えば「ラインシミュレーション」の文字
をマウス5bでクリックするなどにより選択指示する
と、モデルデータや入力データ、解析結果……などのリ
スト34が表示される。そして、このリスト34のなか
で、例えば、「解析結果」の文字をマウスでクリックす
るなどにより選択指示すると、解析アプリケーションソ
フトが起動され、その生産ラインにおける人員配置や人
による作業を含むシミュレーションが行われ、その解析
結果が出力される。
【0043】さらに、例えば、生産ラインデータのリス
ト28(図11)のなかの「プロジェクト」の文字をマ
ウス5bでクリックするなどにより選択すると、図14
に示すように、選択された生産ラインで生産される自動
車の車種など、プロジェクトのリスト35が表示され、
その「プロジェクト名」の文字をマウス5bでクリック
するなどにより選択指示すると、選択された生産ライン
で加工される品番の部品のリスト29が表示される。
【0044】さらにまた、例えば、生産ラインデータの
リスト28(図11)のなかの文書類(業務報告書、技
術文書、トライ結果)の文字をマウス5bでクリックす
るなどにより選択すると、図15に示すように、選択さ
れた生産ラインで生産される製品の解析結果や、業務報
告書、技術文書、トライ結果がデータベース1から呼び
込まれその内容36が端末5のディスプレイ5dに表示
され、あるいは、図示しないプリンタから出力される。
【0045】また、例えば、生産ラインデータのリスト
28(図11)のなかの「生産計画」の文字をマウス5
bでクリックするなどにより選択すると、図16に示す
ように、選択された生産ラインで生産される製品の品番
毎の月別生産計画数がデータベース1から呼び込まれそ
の表37が端末5のディスプレイ5dに表示され、ある
いは、図示しないプリンタから出力される。
【0046】さらにまた、例えば、生産ラインデータの
リスト28(図11)のなかの「配置レイアウトデー
タ」の文字をマウス5bでクリックするなどにより選択
すると、図17に示すように、選択された生産ラインの
全設備の三次元CADデータがデータベース1の生産ラ
インデータ3から呼び込まれビューワーが起動してその
データから具体化された形状38が端末5のディスプレ
イ5dに表示され、あるいは、図18に示すように、選
択された生産ラインのラインレイアウトと、同建屋内の
周辺のラインレイアウトデータの二次元CADデータが
データベース1の生産ラインデータ3から呼び込まれビ
ューワーが起動してそのデータから具体化された形状3
9が端末5のディスプレイ5dに表示される。
【0047】これらの生産ラインデータの検討に基づい
て、図5に示したように、クランクシャフトを製造する
ために選択された既存の生産ラインを流用できるかが判
定され(S23)、既存の生産ラインを流用できる場合
(図5のS23においてYesの場合)には、クランクシ
ャフト(部品)は新規で、生産ラインは流用したものと
結論を出して(図5のS24)、新規部品データをデータ
ベース1の部品データ2に格納し(図5のS25)、そ
の新規設計エンジンのクランクシャフトに関する生産工
程の設計を終了する。一方、既存の生産ラインを流用で
きないと判定した場合(図5のS23においてNoの場
合)には、既存の生産ラインを改造すれば新規設計エン
ジンのクランクシャフトの生産に活用することが可能で
あるかを判定し(図5のS26)、改造すれば可能である
場合(図5のS26でYesの場合)には、既存の生産ラ
インデータから改造生産ラインデータを作成して、クラ
ンクシャフト(部品)は新規で、生産ラインは改造すれば
活用できるものと結論を出して(図5のS27)、新規部
品データと生産ラインの改造データをデータベース1に
格納し(図5のS28)、その新規設計エンジンのクラン
クシャフトに関する生産工程の設計を終了する。また、
既存の生産ラインを改造しても新規設計エンジンのクラ
ンクシャフトの生産が可能でない場合(図5のS26で
Noの場合)には、生産ラインデータ3を新規に作成し
て、クランクシャフト(部品)は新規で、生産ラインは新
規に作成したものと結論を出して(図5のS29)、新規
部品データと新規生産ラインデータをデータベース1に
格納し(図5のS30)、その新規設計エンジンのクラン
クシャフトに関する生産工程の設計を終了する。
【0048】以上の説明では、新規設計エンジンのクラ
ンクシャフトに関する生産工程を設計する場合により説
明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるこ
とはなく、クランクシャフト以外の部品の流用化を検討
する場合には、その検討する他の部品について上述した
処理を同様に行う。
【0049】また、本発明は、この実施の形態に限定さ
れることなく、入力手段から指示された検索条件に基づ
いて、候補データとして生産予定製品に流用できそうな
既存の製品を演算して自動的に選択抽出する抽出手段
(図示は省略する)を各端末5に設けることもできる。
また、各端末5は、後述するように部品および生産ライ
ンの流用を判定する場合(S5、S8、S23)に、抽
出された部品および生産ラインの属性などのデータを演
算して、その演算結果に基づいて自動的に流用化を判定
する判定手段(図示は省略する)を備えることもでき
る。さらに、各端末の図示しないデータ生成手段は、判
定手段によって流用できないと判定された場合に既存の
データを自動的に修正し、または、新たなデータを自動
的に生成するよう構成することもできる。
【0050】さらに、本発明は、生産予定製品を構成す
る部品の製造に適用されるだけでなく、製造された部品
を組立てて生産予定製品を完成させるための工程の設計
にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各製品の生産
に必要なデータを生産工程に沿って関連付けて一元管理
し、保有する既存の製品の生産に必要なデータのなかか
ら生産予定製品の生産に流用できそうな候補データを抽
出して、その候補データが生産予定製品に流用できるか
を判定し、この判定結果に基づいて生産予定製品の生産
工程を設計するという簡単な構成で、既存の製品のデー
タがそのまま流用できないと判定された部分についての
み新たに構築設計され、既存の製品のデータがそのまま
流用できると判定された部分についてはそのデータをそ
のまま流用して使用することができることにより、容易
に複数種類の製品を生産するための工程を設計すること
ができる方法を提供することができる。
【0052】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の発明において、前記判定結果に基づいて生産予定製品
に必要なデータを新たに構築した場合に、該新たに構築
されたデータを前記既存の製品の生産に必要なデータと
共に一元管理することにより、次に生産工程を設計する
際には、新たに構築されたデータを既存の製品の生産に
必要なデータとして扱って、そのなかから候補データを
抽出することができるため、候補データの抽出対象範囲
が拡大し、生産予定製品の設計の適用範囲が拡大された
生産工程の設計方法を提供することができる。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項1または
2に記載の発明において、複数の端末を介して、一元管
理された各製品の生産に必要なデータの入力および出力
が可能であることにより、かかるデータが複数の端末で
共有されるため、候補データの抽出対象範囲が拡大し、
生産予定製品の設計の適用範囲が拡大された生産工程の
設計方法を提供することができる。
【0054】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、各製品の生産に必要な
データが、その製品を構成する部品の部品データと、製
品またはその製品を構成する部品を生産するための生産
ラインデータと、を含むことにより、生産予定製品に流
用できるかを適切に判定することができる生産工程の設
計方法を提供することができる。
【0055】請求項5の発明によれば、請求項4に記載
の発明において、候補データとして抽出された既存の製
品を構成する既存部品の部品データに基づいて、その既
存の部品が生産予定製品に流用できるかを判定し、候補
データとして抽出された既存の部品が生産予定製品に流
用できない場合には、生産予定製品を構成する部品の部
品データを新たに作成すると共に、生産ラインデータに
基づいて既存の生産ラインがその生産予定製品の製造に
流用できるかを判定し、候補データとして抽出された既
存の部品が生産予定製品に流用できる場合には、生産ラ
インデータに基づいて既存の生産ラインがその生産予定
製品の部品の製造に流用できるかを判定し、既存の生産
ラインがその生産予定製品の部品の製造に流用できない
場合には、その生産予定製品の部品を製造するための生
産ラインデータを新たに作成することにより、既存の部
品を流用できる部分についてはその部品データを流用し
て、既存の製品の部品データがそのまま流用できない部
分についてのみ新たに設計するだけで済み、また、既存
の生産ラインが流用できる部分についてはその生産ライ
ンデータを流用して、生産ラインデータを流用できない
場合のみ新たな生産ラインデータを構築するだけで済む
ため、容易に複数種類の製品を生産するための工程を設
計することができる方法を提供することができる。
【0056】また、請求項6に記載の発明によれば、複
数種類の生産に必要なデータを生産工程に沿って関連付
けて一元管理された状態で保有するデータベースと、該
データベースにアクセス可能な複数の端末と、を備え、
各端末は、データベースに保有されたデータのなかから
生産予定製品の生産に流用できそうな候補データを抽出
して、その候補データが生産予定製品に流用できるかど
うかの判定に必要な情報を出力し、前記判定に基づいて
生産予定製品に必要なデータが新たに構築された場合
に、データベースは、該新たに構築されたデータを既存
の製品の生産に必要なデータと共に一元管理するものと
したことにより、容易に複数種類の製品を生産するため
の工程を設計することができる装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産工程の設計方法の実施の一形態に
おける手順の一部を示すフローチャートである。
【図2】図1のAから続く手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図3】図2のBから続く手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1のCから続く手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図5】図4のDから続く手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の方法に利用されるコンピュータシステ
ムの概要を示す説明図である。
【図7】本発明の方法にしたがってコンピュータシステ
ムの出力手段に出力される内容の実施の一形態の一部を
示す説明図である。
【図8】図7に示した部品の属性データからリレーショ
ン展開される内容の実施の一形態の一部を示す説明図で
ある。
【図9】図8に示した部品の部品データおよび生産ライ
ンデータのリストからリレーション展開される内容の実
施の一形態の一部を示す説明図である。
【図10】図9に示した生産ラインの属性データからリ
レーション展開される内容の実施の一形態の一部を示す
説明図である。
【図11】図9に示した生産ラインの属性データからリ
レーション展開される内容の実施の一形態の一部を示す
説明図である。
【図12】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの工程からリレーション展開される内容の実施の一
形態の一部を示す説明図である。
【図13】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの解析結果からリレーション展開される内容の実施
の一形態の一部を示す説明図である。
【図14】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかのプロジェクトからリレーション展開される内容の
実施の一形態の一部を示す説明図である。
【図15】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの文書類からリレーション展開される内容の実施の
一形態の一部を示す説明図である。
【図16】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの生産計画からリレーション展開される内容の実施
の一形態の一部を示す説明図である。
【図17】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの設備CADデータおよび配置レイアウトデータか
らリレーション展開され三次元CADデータに基づいて
表示される内容の実施の一形態の一部を示す説明図であ
る。
【図18】図11に示した生産ラインデータのリストの
なかの設備CADデータおよび配置レイアウトデータか
らリレーション展開され二次元CADデータに基づいて
表示される内容の実施の一形態の一部を示す説明図であ
る。
【符合の説明】
1 データベース 2 部品データ 3 生産ラインデータ 5 端末 13 抽出された複数の部品の絵(候補データ) 26 抽出された複数の生産ラインの絵(候補デー
タ) S2 流用化を検討する部品の選択(候補データの抽
出) S5 部品を流用できるかの判定 S8 生産ラインを流用できるかの判定 S20 流用化を検討する生産ラインの選択(候補デー
タの抽出) S23 生産ラインを流用できるかの判定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳下 俊大郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岩田 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 坂根 英樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3C100 AA42 AA43 BB12 BB13 EE01 5B046 AA04 BA08 DA10 GA01 HA04 HA05 KA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の製品を生産するための生産工
    程を設計する方法であって、 各製品の生産に必要なデータを生産工程に沿って関連付
    けて一元管理し、 保有する既存の製品の生産に必要なデータのなかから生
    産予定製品の生産に流用できそうな候補データを抽出し
    て、その候補データが生産予定製品に流用できるかを判
    定し、 この判定結果に基づいて生産予定製品の生産工程を設計
    することを特徴とする生産工程の設計方法。
  2. 【請求項2】 前記判定結果に基づいて生産予定製品に
    必要なデータを新たに構築した場合に、該新たに構築さ
    れたデータを前記既存の製品の生産に必要なデータと共
    に一元管理することを特徴とする請求項1に記載の生産
    工程の設計方法。
  3. 【請求項3】 複数の端末を介して、各製品の生産に必
    要なデータの入力および出力が可能であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の生産工程の設計方法。
  4. 【請求項4】 各製品の生産に必要なデータが、その製
    品を構成する部品の部品データと、製品またはその製品
    を構成する部品を生産するための生産ラインデータと、
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の生産工程の設計方法。
  5. 【請求項5】 候補データとして抽出された既存の製品
    を構成する既存部品の部品データに基づいて、その既存
    の部品が生産予定製品に流用できるかを判定し、 候補データとして抽出された既存の部品が生産予定製品
    に流用できない場合には、生産予定製品を構成する部品
    の部品データを新たに作成すると共に、生産ラインデー
    タに基づいて既存の生産ラインがその生産予定製品の製
    造に流用できるかを判定し、 候補データとして抽出された既存の部品が生産予定製品
    に流用できる場合には、生産ラインデータに基づいて既
    存の生産ラインがその生産予定製品の部品の製造に流用
    できるかを判定し、 既存の生産ラインがその生産予定製品の部品の製造に流
    用できない場合には、その生産予定製品の部品を製造す
    るための生産ラインデータを新たに作成することを特徴
    とする請求項4に記載の生産工程の設計方法。
  6. 【請求項6】 複数種類の生産に必要なデータを生産工
    程に沿って関連付けて一元管理された状態で保有するデ
    ータベースと、 該データベースにアクセス可能な複数の端末と、を備
    え、 各端末は、データベースに保有されたデータのなかから
    生産予定製品の生産に流用できそうな候補データを抽出
    して、その候補データが生産予定製品に流用できるかど
    うかの判定に必要な情報を出力し、 前記判定に基づいて生産予定製品に必要なデータが新た
    に構築された場合に、データベースは、該新たに構築さ
    れたデータを既存の製品の生産に必要なデータと共に一
    元管理することを特徴とする生産工程の設計装置。
JP2000321053A 2000-10-20 2000-10-20 生産工程の設計方法およびその装置 Withdrawn JP2002132323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321053A JP2002132323A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 生産工程の設計方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321053A JP2002132323A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 生産工程の設計方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002132323A true JP2002132323A (ja) 2002-05-10

Family

ID=18799247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000321053A Withdrawn JP2002132323A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 生産工程の設計方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002132323A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039617A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Incs Inc 工程設計業務を支援する方法および装置
JP2013045386A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Communications Kk 工程計画方法、工程計画支援システム及び工程計画支援装置
JP2015114900A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 三菱重工業株式会社 生産情報管理装置、生産情報管理方法及びプログラム
JP2021163395A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 川崎重工業株式会社 生産ライン設計方法及び生産ライン設計システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039617A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Incs Inc 工程設計業務を支援する方法および装置
JP2013045386A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Ntt Communications Kk 工程計画方法、工程計画支援システム及び工程計画支援装置
JP2015114900A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 三菱重工業株式会社 生産情報管理装置、生産情報管理方法及びプログラム
JP2021163395A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 川崎重工業株式会社 生産ライン設計方法及び生産ライン設計システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3458728B2 (ja) 構成部品データ管理装置および構成部品データ管理プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US7840295B2 (en) Computer implemented method for defining an input product
CN106445536B (zh) 自动化业务设计管理系统
Roy et al. Product development in a collaborative design environment
US8930853B2 (en) Organization representation framework and design method
US20150032420A1 (en) Systems and Methods for Creating Engineering Models
JP5898584B2 (ja) 六面体メッシュ生成装置
US20180136793A1 (en) Visual work instructions for assembling product
JP4639082B2 (ja) 工場の生産工程管理システムにおける工程処理構成の構築・管理装置
JP4069701B2 (ja) 作業支援装置
JP3926496B2 (ja) プロジェクト管理システム
JP2002132323A (ja) 生産工程の設計方法およびその装置
JPH06332772A (ja) データ処理システムにおけるエノバージョン管理処理方式
Jeong et al. Integration of queuing network and IDEF3 for business process analysis
Schina et al. Virtual reality for product development in manufacturing industries
Joung et al. XML-based neutral schema for automated ergonomic analysis with digital human simulation and inline motion capture
de Swaan Arons et al. Storage and retrieval of discrete-event simulation models
JPH06149555A (ja) データフロー図作成方法
JP2013161152A (ja) 製品モジュール化プロセス装置、製品モジュール化方法及びプログラム
US20080021927A1 (en) Model based supportability process planning data set
Belkadi et al. Functional architecture and specifications for Tolerancing Data and Knowledge Management
Bal et al. Virtual-reality-based information requirements analysis tool for CIM system implementation: a case study in die-casting industry
Sauer et al. A knowledge-based engineering workbench for automated tolerance specification
JPH05233238A (ja) ソフトウェア保守資産管理方式
Ali et al. A reverse engineering for manufacturing approach

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071207