JP3245218B2 - 時計ムーブメントおよび時計 - Google Patents
時計ムーブメントおよび時計Info
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- JP3245218B2 JP3245218B2 JP16462392A JP16462392A JP3245218B2 JP 3245218 B2 JP3245218 B2 JP 3245218B2 JP 16462392 A JP16462392 A JP 16462392A JP 16462392 A JP16462392 A JP 16462392A JP 3245218 B2 JP3245218 B2 JP 3245218B2
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- Japan
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- movement
- support element
- wheel
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- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B45/00—Time pieces of which the indicating means or cases provoke special effects, e.g. aesthetic effects
- G04B45/02—Time pieces of which the clockwork is visible partly or wholly
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B45/00—Time pieces of which the indicating means or cases provoke special effects, e.g. aesthetic effects
- G04B45/0007—Light-, colour-, line-, or spot-effects caused by parts or pictures moved by the clockwork
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、時計の独特かつ魅力的
な装飾的態様が可能である時計ムーブメントに関し、特
に前記態様が、ムーブメントを構成する通常の固定要素
の作動によって得られる時計ムーブメントに関する。本
発明は、また前記ムーブメントを備えた時計に関する。
な装飾的態様が可能である時計ムーブメントに関し、特
に前記態様が、ムーブメントを構成する通常の固定要素
の作動によって得られる時計ムーブメントに関する。本
発明は、また前記ムーブメントを備えた時計に関する。
【０００２】
【従来の技術】測時法の存在以来、時計に魅力的かつ独
特な態様を与えることは、時計製作者の間で、常に関心
事である。
特な態様を与えることは、時計製作者の間で、常に関心
事である。
【０００３】前記関心事は、長い時代に渡ってまたさま
ざまな変更を介して流行と共に表現され、前記変更は、
時計のさまざまな外部要素を形成する材料、形状、色の
選択による変更であったり、あるいはさらには、前記要
素を他に対して互いに特別に配置にすることによる変更
である。
ざまな変更を介して流行と共に表現され、前記変更は、
時計のさまざまな外部要素を形成する材料、形状、色の
選択による変更であったり、あるいはさらには、前記要
素を他に対して互いに特別に配置にすることによる変更
である。
【０００４】例えば、スイス国特許第３０４７９号によ
れば、通常は時計の外側から見えない釣り合いホイール
のムーブメントを具備した時計が製作され、前記釣り合
いホイールは、文字盤側に配置され、かつ６時に時計が
特別な態様を有するように文字盤に配置された開口を介
して見えるようになる。
れば、通常は時計の外側から見えない釣り合いホイール
のムーブメントを具備した時計が製作され、前記釣り合
いホイールは、文字盤側に配置され、かつ６時に時計が
特別な態様を有するように文字盤に配置された開口を介
して見えるようになる。
【０００５】スケルトン時計と呼ばれる別の型では、基
板と透明になっている基板のブリッジとが設けられた後
で動きが完全に見えるようにされ、通常はこれらの要素
の下で隠れている部材が見えるようにし、したがって複
雑に組み合わされた前記部材が見えるようにする。
板と透明になっている基板のブリッジとが設けられた後
で動きが完全に見えるようにされ、通常はこれらの要素
の下で隠れている部材が見えるようにし、したがって複
雑に組み合わされた前記部材が見えるようにする。
【０００６】またスイス国特許第６６５０７８号によれ
ば、特別な効果を有する時計が提案され、前記効果は、
指示部材によって決定される像が周期的に現れることか
ら成る。
ば、特別な効果を有する時計が提案され、前記効果は、
指示部材によって決定される像が周期的に現れることか
ら成る。
【０００７】米国特許第４７３４８９５号による時計
は、装飾要素のための支持アームを具備し、前記支持ア
ームは、ムーブメントの中心軸線から半径方向に延びか
つ前記軸線周りに回転するよう取り付けられ、ダイヤモ
ンドのような装飾要素が、文字盤の外周区域で自由に回
転できるようにする。
は、装飾要素のための支持アームを具備し、前記支持ア
ームは、ムーブメントの中心軸線から半径方向に延びか
つ前記軸線周りに回転するよう取り付けられ、ダイヤモ
ンドのような装飾要素が、文字盤の外周区域で自由に回
転できるようにする。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者は、時
計の時刻指示機能に特別な魅力および独創性を付け加え
るために、新しい道を開拓することを提案する。
計の時刻指示機能に特別な魅力および独創性を付け加え
るために、新しい道を開拓することを提案する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この趣旨で、本発明の目
的の時計は、基板と、モータ手段と、振動装置と、指示
部材を駆動するための駆動手段と、歯車列とを具備し、
前記歯車列は、駆動手段をモータ手段に組み合わせる少
なくとも１つのホイールを具備し、歯車列のムーブメン
トは、振動装置によって調節される。
的の時計は、基板と、モータ手段と、振動装置と、指示
部材を駆動するための駆動手段と、歯車列とを具備し、
前記歯車列は、駆動手段をモータ手段に組み合わせる少
なくとも１つのホイールを具備し、歯車列のムーブメン
トは、振動装置によって調節される。
【００１０】本発明と共に、ムーブメントはさらに、ム
ーブメントを構成する基板以外の少なくとも１つの部材
のための支持要素を具備し、支持要素は、歯車列のホイ
ールによって、基板の端部付近で従動回転する。
ーブメントを構成する基板以外の少なくとも１つの部材
のための支持要素を具備し、支持要素は、歯車列のホイ
ールによって、基板の端部付近で従動回転する。
【００１１】これらの特徴のため、通常基板上に固定さ
れているムーブメントを構成する要素の作動が得られ、
時計が前記作動を有するようにし、また前記特徴が時計
の正確な作動に悪影響を及ぼさずに、時計が特に独特な
態様を有するようにする。
れているムーブメントを構成する要素の作動が得られ、
時計が前記作動を有するようにし、また前記特徴が時計
の正確な作動に悪影響を及ぼさずに、時計が特に独特な
態様を有するようにする。
【００１２】本発明の好ましい実施態様によれば、ムー
ブメントは機械ムーブメントであり、支持要素は振動装
置を担持し、前記振動装置は、調節要素と逃がし止めと
を具備する。
ブメントは機械ムーブメントであり、支持要素は振動装
置を担持し、前記振動装置は、調節要素と逃がし止めと
を具備する。
【００１３】機械ムーブメントを利用することによっ
て、ケース内の振動装置の付近ですでに動いている要素
が、一つの型の補足的な動きをするようにし、前記要素
の動作効果が強調されるようにする。
て、ケース内の振動装置の付近ですでに動いている要素
が、一つの型の補足的な動きをするようにし、前記要素
の動作効果が強調されるようにする。
【００１４】本発明の有利な特徴によれば、支持要素
は、平板形状でかつ中心空洞を具備し、前記中心空洞に
は、その端部に、従動するための歯が設けられる。
は、平板形状でかつ中心空洞を具備し、前記中心空洞に
は、その端部に、従動するための歯が設けられる。
【００１５】
【実施例】他の特徴と利点とが、添付図面を参照して、
限定されない本発明の実施態様の以下の記載によって明
らかとなるであろう。
限定されない本発明の実施態様の以下の記載によって明
らかとなるであろう。
【００１６】まず図１および図２を参照すると、時計
１、ここでは腕時計、が示され、時計１には、本発明に
よる時計ムーブメント２が設けられる。同じような大き
さであれば、前記時計は、懐中時計あるいはペンダント
時計でもよい。
１、ここでは腕時計、が示され、時計１には、本発明に
よる時計ムーブメント２が設けられる。同じような大き
さであれば、前記時計は、懐中時計あるいはペンダント
時計でもよい。
【００１７】前記時計は、公知の方法でケース環６を有
するケースを具備し、前記ケース環６は、ハウジング１
２を画成するため、背面カバー８とガラスぶた１０とで
密封される。ハウジング１２内に収容されたムーブメン
ト２には、文字盤１４と２つの指示要素、短針１６およ
び長針１８、とが載置される。
するケースを具備し、前記ケース環６は、ハウジング１
２を画成するため、背面カバー８とガラスぶた１０とで
密封される。ハウジング１２内に収容されたムーブメン
ト２には、文字盤１４と２つの指示要素、短針１６およ
び長針１８、とが載置される。
【００１８】ムーブメント２は、標準的な方法で基板２
０を具備し、基板２０上には、モータ手段２２と、振動
装置２４と、各指示要素１６、１８の駆動手段２６、２
７とが取り付けられ、各指示要素１６、１８は、それぞ
れ短針パイプ、大砲状小歯車で形成される。さらにムー
ブメントは、モータ手段２２を駆動手段２６、２７に組
み合わせる歯車列２８を具備するが、歯車列２８のう
ち、本発明を理解するのに必要なホイールと小歯車だけ
が示される。ムーブメントはまた、標準的な巻上げ装置
と時刻設定装置とを具備し、そのうち冠３０だけが示さ
れる。
０を具備し、基板２０上には、モータ手段２２と、振動
装置２４と、各指示要素１６、１８の駆動手段２６、２
７とが取り付けられ、各指示要素１６、１８は、それぞ
れ短針パイプ、大砲状小歯車で形成される。さらにムー
ブメントは、モータ手段２２を駆動手段２６、２７に組
み合わせる歯車列２８を具備するが、歯車列２８のう
ち、本発明を理解するのに必要なホイールと小歯車だけ
が示される。ムーブメントはまた、標準的な巻上げ装置
と時刻設定装置とを具備し、そのうち冠３０だけが示さ
れる。
【００１９】図示された実施態様において、モータ手段
２２は、ばね（図示しない）によって形成されかつバレ
ルに収容される。前記バレルは、基板２０に設けられた
空洞３２に収容され、また前記空洞３２の底部とバレル
ブリッジ３４との間に取り付けられる。前記バレルは、
歯車列２８の第１のホイールを形成する駆動ホイール３
６を具備する。前記ホイール３６は、中心ホイール４０
を担持する中心小歯車３８と係合する。さらに、長針１
８を間接的に担持する中心ホイール４０は、減速小歯車
４２と係合する。前記減速小歯車４２は、始動（enter
）小歯車４６と係合する減速ホイール４４を担持す
る。前記小歯車４６は、また振動装置２４と間接的に係
合する始動ホイール４８を担持し、前記振動装置２４
は、後で詳細に記載される。
２２は、ばね（図示しない）によって形成されかつバレ
ルに収容される。前記バレルは、基板２０に設けられた
空洞３２に収容され、また前記空洞３２の底部とバレル
ブリッジ３４との間に取り付けられる。前記バレルは、
歯車列２８の第１のホイールを形成する駆動ホイール３
６を具備する。前記ホイール３６は、中心ホイール４０
を担持する中心小歯車３８と係合する。さらに、長針１
８を間接的に担持する中心ホイール４０は、減速小歯車
４２と係合する。前記減速小歯車４２は、始動（enter
）小歯車４６と係合する減速ホイール４４を担持す
る。前記小歯車４６は、また振動装置２４と間接的に係
合する始動ホイール４８を担持し、前記振動装置２４
は、後で詳細に記載される。
【００２０】これらすべての小歯車とホイールとは、基
板のくぼみに設けられた石とブリッジ（図示しない）と
の間に、公知の方法で枢着される。
板のくぼみに設けられた石とブリッジ（図示しない）と
の間に、公知の方法で枢着される。
【００２１】本発明によれば、ムーブメントはさらに、
ムーブメントを構成する少なくとも１つの要素を支持す
るための支持要素５０を具備する。本実施態様におい
て、ムーブメントを構成し支持要素５０に担持される要
素は、振動装置２４である。前記支持要素５０は、平板
形状であり、その中心部分に空洞５２を有する。支持要
素５０は、実質的に基板の表面に取り付けられ、また始
動ホイール４８によって基板の端部付近で従動回転し、
前記始動ホイール４８は、空洞５２の端部に設けられた
内側向の歯５４と係合する。
ムーブメントを構成する少なくとも１つの要素を支持す
るための支持要素５０を具備する。本実施態様におい
て、ムーブメントを構成し支持要素５０に担持される要
素は、振動装置２４である。前記支持要素５０は、平板
形状であり、その中心部分に空洞５２を有する。支持要
素５０は、実質的に基板の表面に取り付けられ、また始
動ホイール４８によって基板の端部付近で従動回転し、
前記始動ホイール４８は、空洞５２の端部に設けられた
内側向の歯５４と係合する。
【００２２】図１および図３からわかるように、前記支
持要素５０は、他に対し互いに１２０゜で延びる３つの
枝５６、５８、６０を具備する星型であり、前記３つの
枝のうちの１つ６０は、振動装置２４を担持する。他の
２つは、好ましくは、補償荷重を担持する。前記補償荷
重は、振動装置が釣り合うよう選択されかつ配置され、
例えば、装飾品の形状とすることができる。
持要素５０は、他に対し互いに１２０゜で延びる３つの
枝５６、５８、６０を具備する星型であり、前記３つの
枝のうちの１つ６０は、振動装置２４を担持する。他の
２つは、好ましくは、補償荷重を担持する。前記補償荷
重は、振動装置が釣り合うよう選択されかつ配置され、
例えば、装飾品の形状とすることができる。
【００２３】理解されるように、支持要素は、平板形状
である限りどんな形状でもよい。１つの変更によれば、
簡単なリングの支持要素が利用でき、あるいは星型のま
までどんな枝の数を具備しても利用できる。支持要素５
０がどんな形状であっても、適当な方法で選択されかつ
配置された補償荷重によって、支持要素５０を釣り合わ
せることは、自明である。
である限りどんな形状でもよい。１つの変更によれば、
簡単なリングの支持要素が利用でき、あるいは星型のま
までどんな枝の数を具備しても利用できる。支持要素５
０がどんな形状であっても、適当な方法で選択されかつ
配置された補償荷重によって、支持要素５０を釣り合わ
せることは、自明である。
【００２４】特に図２および図３を参照すると、支持要
素５０の各枝は、ローラ６４を介して基板２０に係止
し、前記ローラ６４は、基板と同心で延びる円状溝６６
上を移動する。この溝６６は、硬い材料、例えば焼き戻
し鋼の研磨されたリングで形成され、前記リングは、そ
の中央が中空にされた円状カップ状部分７０の台６８に
挿入される。前記カップは、基板に固定される。各枝は
また、それぞれローラ溝７６、７８上を動くもう２つの
ローラ７２、７４を具備し、前記ローラ溝７６、７８
は、それぞれカップ７０の内壁８０とフランジ８２とに
挿入され、前記フランジ８２は、壁に垂直にかつカップ
の内側に向かって延びている。ローラ６４、７２によっ
て、基板の表面における支持要素５０の軸方向の案内が
できるようになり、またローラ７４によって、半径方向
の案内ができるようになる。
素５０の各枝は、ローラ６４を介して基板２０に係止
し、前記ローラ６４は、基板と同心で延びる円状溝６６
上を移動する。この溝６６は、硬い材料、例えば焼き戻
し鋼の研磨されたリングで形成され、前記リングは、そ
の中央が中空にされた円状カップ状部分７０の台６８に
挿入される。前記カップは、基板に固定される。各枝は
また、それぞれローラ溝７６、７８上を動くもう２つの
ローラ７２、７４を具備し、前記ローラ溝７６、７８
は、それぞれカップ７０の内壁８０とフランジ８２とに
挿入され、前記フランジ８２は、壁に垂直にかつカップ
の内側に向かって延びている。ローラ６４、７２によっ
て、基板の表面における支持要素５０の軸方向の案内が
できるようになり、またローラ７４によって、半径方向
の案内ができるようになる。
【００２５】前記ローラを他の案内手段に置き換えても
よく、また当業者が玉軸受などを利用できることは、自
明である。
よく、また当業者が玉軸受などを利用できることは、自
明である。
【００２６】振動装置は、調節装置８４と逃がし止め８
６とを本質的に具備する。調節装置８４は、標準的な方
法で釣り合いホイール８８を具備し、釣り合いばね９０
は釣り合い支持棒９２に取り付けられ、前記釣り合い支
持棒は、枝６０の上側表面と前記枝に堅持されたブリッ
ジ９４とにそれぞれ設けられた２つの石の間に枢着され
る。ブリッジ９４はまた、表示ピンと共に設けられた表
示部材９６を担持する。
６とを本質的に具備する。調節装置８４は、標準的な方
法で釣り合いホイール８８を具備し、釣り合いばね９０
は釣り合い支持棒９２に取り付けられ、前記釣り合い支
持棒は、枝６０の上側表面と前記枝に堅持されたブリッ
ジ９４とにそれぞれ設けられた２つの石の間に枢着され
る。ブリッジ９４はまた、表示ピンと共に設けられた表
示部材９６を担持する。
【００２７】釣り合いホイールは、文字盤１４の実質的
に平面内に延び、ガラスぶたから近くされ、ガラスぶた
を介してよりよく見えるようにする。
に平面内に延び、ガラスぶたから近くされ、ガラスぶた
を介してよりよく見えるようにする。
【００２８】さらに止め金９８は、枝６０と枝６０に堅
持されたブリッジ１００との間に枢着され、止め金９８
の一方は釣り合い支持棒９２と、他方は逃がし止めホイ
ール１０２と組み合わされる。逃がし止めホイール１０
２は、軸線１０４に担持され、同様に枝６０とブリッジ
１００との間に枢着される。前記軸線１０４はまた、逃
がし止め小歯車１０６を担持し、前記逃がし止め小歯車
１０６と逃がし止めホイール１０２とは、枝６０の平面
の各側に延び、ホイール１０２が枝６０の上に位置する
ように、すなわちガラスぶた１０の側に、また小歯車１
０６が枝６０の下に位置するように、すなわち基板２０
の側に位置するようにする。小歯車１０６は、基板に固
定された歯付リング１０８と係合する。
持されたブリッジ１００との間に枢着され、止め金９８
の一方は釣り合い支持棒９２と、他方は逃がし止めホイ
ール１０２と組み合わされる。逃がし止めホイール１０
２は、軸線１０４に担持され、同様に枝６０とブリッジ
１００との間に枢着される。前記軸線１０４はまた、逃
がし止め小歯車１０６を担持し、前記逃がし止め小歯車
１０６と逃がし止めホイール１０２とは、枝６０の平面
の各側に延び、ホイール１０２が枝６０の上に位置する
ように、すなわちガラスぶた１０の側に、また小歯車１
０６が枝６０の下に位置するように、すなわち基板２０
の側に位置するようにする。小歯車１０６は、基板に固
定された歯付リング１０８と係合する。
【００２９】したがって、第２のホイールと言われる始
動ホイールが逃がし止め小歯車と直接係合している従来
のムーブメントと比較して、始動ホイール４８は、本発
明によれば、歯５４と係合し、支持要素５０を駆動して
ムーブメントの中心周りに回転させる。この支持要素５
０の回転により、逃がし止め小歯車１０６は、歯付リン
グ１０８上を回転することができ、したがって逃がし止
めホイール１０２と止め金９８とを介して釣り合いホイ
ールに必要な応力を与え、その結果釣り合いホイールが
振動するようにする。
動ホイールが逃がし止め小歯車と直接係合している従来
のムーブメントと比較して、始動ホイール４８は、本発
明によれば、歯５４と係合し、支持要素５０を駆動して
ムーブメントの中心周りに回転させる。この支持要素５
０の回転により、逃がし止め小歯車１０６は、歯付リン
グ１０８上を回転することができ、したがって逃がし止
めホイール１０２と止め金９８とを介して釣り合いホイ
ールに必要な応力を与え、その結果釣り合いホイールが
振動するようにする。
【００３０】歯車列２８と適当な数の歯５４とを設ける
ことによって、振動装置２２を担持する支持要素５０
は、作動され１分間に１回の割合で時計のチャプターリ
ングの周りに回転し、振動装置の動きによって得られる
魅力的な装飾効果を付け加えるために、前記支持要素
は、有利には、秒針であるようにする。
ことによって、振動装置２２を担持する支持要素５０
は、作動され１分間に１回の割合で時計のチャプターリ
ングの周りに回転し、振動装置の動きによって得られる
魅力的な装飾効果を付け加えるために、前記支持要素
は、有利には、秒針であるようにする。
【００３１】前記記載の実施態様において、時計は単一
のバレルを具備するが、必要であれば、例えば単一のバ
レルで得られるエネルギが、振動装置と補足荷重とを備
えた振動装置を駆動するのに不十分であれば、バレルを
２つ具備してもよいことが十分理解されるべきである。
のバレルを具備するが、必要であれば、例えば単一のバ
レルで得られるエネルギが、振動装置と補足荷重とを備
えた振動装置を駆動するのに不十分であれば、バレルを
２つ具備してもよいことが十分理解されるべきである。
【００３２】理解されるように、本発明は、記載された
実施態様に限定されず、例えば同じ概念で電気─機械時
計ムーブメントを利用できる。前記実施態様において電
気モータのロータは、支持要素５０の１つの枝上に枢着
され、この枝は、モータの固定子を形成しかつ巻上げ装
置を担持し、一方他の２つの枝は、動力セルと基本時刻
を備えた回路とをそれぞれ担持する。支持要素に担持さ
れた異なる要素の間の連結溝は、前記支持要素内で、ム
ーブメントの電気的部材の全てが振動装置の可動部分に
担持されるように形成される。このような場合、ロータ
の軸線はさらに、基板に固定された歯付冠を係合するホ
イールを担持し、一方支持要素の内向きの歯は、基板上
に枢着されるホイールを駆動し、前記ホイールは、指示
要素のための駆動要素を組み合わせる歯車列を順次駆動
する。
実施態様に限定されず、例えば同じ概念で電気─機械時
計ムーブメントを利用できる。前記実施態様において電
気モータのロータは、支持要素５０の１つの枝上に枢着
され、この枝は、モータの固定子を形成しかつ巻上げ装
置を担持し、一方他の２つの枝は、動力セルと基本時刻
を備えた回路とをそれぞれ担持する。支持要素に担持さ
れた異なる要素の間の連結溝は、前記支持要素内で、ム
ーブメントの電気的部材の全てが振動装置の可動部分に
担持されるように形成される。このような場合、ロータ
の軸線はさらに、基板に固定された歯付冠を係合するホ
イールを担持し、一方支持要素の内向きの歯は、基板上
に枢着されるホイールを駆動し、前記ホイールは、指示
要素のための駆動要素を組み合わせる歯車列を順次駆動
する。
【００３３】さらに、前記記載の支持要素５０とムーブ
メントのカップ７０の底部とは、有利には、滑らかでか
つ見える表面を有し、前記表面は容易に装飾できる。例
えば、前記表面に彫刻を施したり、貴石をちりばめたり
することができる。
メントのカップ７０の底部とは、有利には、滑らかでか
つ見える表面を有し、前記表面は容易に装飾できる。例
えば、前記表面に彫刻を施したり、貴石をちりばめたり
することができる。
【図１】本発明による時計ムーブメントを備えた腕時計
の実施態様の上面図である。
の実施態様の上面図である。
【図２】支持要素の組立方法および駆動方法を示す、図
１の線ＩＩ−ＩＩに沿った腕時計の部分断面図である。
１の線ＩＩ−ＩＩに沿った腕時計の部分断面図である。
【図３】文字盤とバンドとが省略された、本発明による
時計ムーブメントの実施態様の部分的に透視された上面
図である。
時計ムーブメントの実施態様の部分的に透視された上面
図である。
１…時計 ２…ムーブメント ４…ケース １０…ガラスぶた １２…ハウジング １６、１８…指示要素 １４…文字盤 ２０…基板 ２２…モータ手段 ２４…振動装置 ２６、２７…駆動手段 ２８…歯車列 ３２…空洞 ４８…ホイール ５０…支持要素 ５４…歯 ５６、５８、６０…枝 ６４、７２、７４…ローラ ６６…円状溝 ８４…調節装置 ８６…逃がし止め ８８…釣り合いホイール ９０…釣り合いばね ９４…ブリッジ ９８…止め金 １０２…逃がし止めホイール １０６…逃がし止め小歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G04B 45/00 - 45/02 G04B 19/00
Claims (14)
- 【請求項１】 基板と、モータ手段と、振動装置と、支
持要素を駆動する駆動手段と、歯車列とを具備し、前記
歯車列が駆動手段をモータ手段に組み合わせる少なくと
も１つのホイールを具備し、歯車列の動きが振動装置に
よって調節される時計ムーブメントであって、さらに振
動装置のための支持要素を具備し、前記支持要素が、歯
車列のホイールによって基板の縁部付近で従動回転され
る時計ムーブメント。 - 【請求項２】 前記時計ムーブメントが機械ムーブメン
トであり、前記機械ムーブメントにおいて、支持要素が
振動装置を担持し、また前記振動装置が、調節要素と逃
がし止めとを具備する請求項１に記載の時計ムーブメン
ト。 - 【請求項３】 支持要素が、平板形状であり、またその
縁部に従動するための歯が備えられた中心空洞を具備す
る請求項１に記載の時計ムーブメント。 - 【請求項４】 逃がし止めが逃がし止め小歯車を有し、
該逃がし止め小歯車が少なくとも間接的に基板と一体と
なっている歯上を回転する請求項３に記載の時計ムーブ
メント。 - 【請求項５】 支持要素が星型形状であり、その１つの
枝が振動装置を担持する請求項３に記載の時計ムーブメ
ント。 - 【請求項６】 振動装置を担持していない枝が、補足荷
重を担持する請求項５に記載の時計ムーブメント。 - 【請求項７】 基板上の支持要素のための案内手段を具
備する請求項１に記載の時計ムーブメント。 - 【請求項８】 案内手段が、支持要素に回転するよう取
り付けられたローラを具備し、前記ローラが、基板上の
円状案内溝を移動する請求項７に記載の時計ムーブメン
ト。 - 【請求項９】 案内溝が、基板に挿入された硬い金属の
リングを具備する請求項８に記載の時計ムーブメント。 - 【請求項１０】 調節要素が、釣り合いばねと釣り合い
ホイールとを具備し、また２つの枢軸の間に回転するよ
う取り付けられ、前記２つの枢軸が、支持要素の枝と前
記枝から延びるブリッジとにそれぞれ設けられる請求項
２に記載の時計ムーブメント。 - 【請求項１１】 逃がし止めに止め金が設けられてお
り、逃がし止めホイールと逃がし止め小歯車とが、振動
装置を担持する枝上に枢着される請求項１０に記載の時
計ムーブメント。 - 【請求項１２】 逃がし止めホイールと逃がし止め小歯
車とが、枝の平面の両側にそれぞれ延びる請求項１１に
記載の時計ムーブメント。 - 【請求項１３】 ガラスぶたを備えたケースを具備して
ハウジングを画成するようにし、前記ハウジング内に、
文字盤と少なくとも１つの指示要素とが載置されたムー
ブメントが収容された時計であって、請求項１から請求
項１２までのいずれか一項に記載の時計ムーブメントを
具備する時計。 - 【請求項１４】 文字盤が、支持要素の中央空洞の実質
的に上にかつ空洞より大きく延びる請求項１３に記載の
時計。
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