JP3244948B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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Description
ものであり、更に詳しくは、使用前に室温以上の高温条
件下に長期間保管した際の発色性能の安定性に優れた感
熱記録材料に関するものである。
の塩基性ロイコ染料と有機又は無機顕色剤との呈色反応
を利用し、熱ヘッド、熱ペン、レーザー光等による加熱
により両発色物質を接触せしめて記録画像を得るもので
ある。この様な感熱記録材料は、装置が簡単であるこ
と、保守が容易であること、騒音の発生が無いこと等の
利点があり、各種プリンター用紙、ファクシミリ用紙等
に広く使用されている。無色又は淡色の塩基性ロイコ染
料と有機又は無機顕色剤との呈色反応を利用した上記の
感熱記録材料は、発色濃度が高い、各種の発色色相が得
られる等の優れた特性を有している反面、記録画像部が
ポリ塩化ビニル等のプラスチックと接触して、プラスチ
ック中に含まれる可塑剤や添加剤等により消色したり、
食品や化粧品との接触、日光照射により消色する等、記
録画像部の保存性が劣るという欠点を有している。
シアナート化合物と、該イソシアナート化合物と加熱時
反応して発色する芳香族イミノ化合物とからなる感熱記
録材料は、特開昭58−38733号、同58−540
85号、同58−104959、同59−11588
7、同60−262686号等の各公報に開示されてい
る。
録画像部の画像保存性を得ることができる。加熱時、該
芳香族イソシアナート化合物のイソシアナート基と該芳
香族イミノ化合物のイミノ基が反応することにより付加
反応が進行し、付加物が形成されるが、この付加反応は
不可逆反応であり、可塑剤や化粧品と接触しても記録画
像部の劣化は起こりにくい。又、記録画像を形成した後
に、室温よりも高温または高湿度環境化に放置されて
も、一般的な無色又は淡色の塩基性ロイコ染料と有機又
は無機顕色剤との呈色反応を利用した感熱記録材料の様
な記録画像部の劣化は起こりにくい。
ソシアナート化合物と、該イソシアナート化合物と加熱
時反応して発色する芳香族イミノ化合物とからなる感熱
記録材料は、非常に良い記録画像部の保存性が得られる
反面、未使用の感熱記録材料が室温以上の高温条件下に
長期間にわたって保管された場合、発色性能が低下する
という欠点があった。
は、これらの問題点を解決し、従来の記録画像の保存性
に優れている特性に、更に使用前に室温以上の高温条件
下に長期間保管した際の発色性能の安定性を付与した感
熱記録材料を提供することを目的とするものである。
題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明の感熱記録材
料により、記録画像部の画像保存性を変えることなく、
使用前に長期間保管した際の発色性能の低下を特異的に
改良できることを見いだした。
に、熱により発色する感熱記録層を設けた感熱記録材料
において、該感熱記録層の発色成分が、芳香族イソシア
ナート化合物と、該イソシアナート化合物と加熱時反応
して発色する芳香族イミノ化合物からなり、該感熱記録
層中にアミノ樹脂プレポリマーを含有してなることを特
徴とするものである。
層中には、好ましくはアミノ樹脂プレポリマーを芳香族
イミノ化合物に対して0.5〜100.0重量%含有し
てなることを特徴とする。
アンダーコート層を設け、更に熱により発色する感熱記
録層を設けた感熱記録材料において、該感熱記録層の発
色成分が、芳香族イソシアナート化合物と、該イソシア
ナート化合物と加熱時反応して発色する芳香族イミノ化
合物からなり、該アンダーコート層又は該感熱記録層の
少なくとも一方の塗層中にアミノ樹脂プレポリマーを含
有してなることを特徴とするものである。
材料中には、好ましくはアミノ樹脂プレポリマーを該芳
香族イミノ化合物に対して0.5〜100.0重量%含
有してなることを特徴とする。
ノ樹脂プレポリマーは、メラミン−ホルムアルデヒドプ
レポリマー、尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー、メ
ラミン−尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー、ポリア
ミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーの群から
選ばれる一種以上の該アミノ樹脂プレポリマーであるこ
とを特徴とする。
細に説明する。発明に至る過程において、本発明者は発
色性能の低下の原因を明らかにするために、使用前の感
熱記録材料を室温以上の高温条件下にて長期間にわたっ
て保管した感熱記録材料の分析を行った。
分である芳香族イミノ化合物が経時的に減少していくこ
とが明らかになった。従って、芳香族イソシアナート化
合物と、該芳香族イソシアナート化合物と加熱時反応し
て発色する芳香族イミノ化合物とを発色成分とする感熱
記録材料を長期間にわたって保管した場合の発色性能の
低下は、経時的に発色成分が減少していくことにあると
いう結論を得た。
することを目的とし、研究を行った結果、アンダーコー
ト層又は該感熱記録層の少なくとも一方の層中にアミノ
樹脂プレポリマーを含有させることにより、感熱記録材
料を長期間にわたって保管した場合の該芳香族イミノ化
合物の減少を抑制できることを見いだした。
とも一方の層中に、アミノ樹脂プレポリマーを添加した
時、その効果が現れる理由については、以下のように予
想している。
ノ化合物が、感熱記録層中の他の素材の影響を受けて変
質するためと考えられる。一方、アミノ樹脂プレポリマ
ーは、それ自身加熱された場合、例えば、メチロール基
とアミノ基の脱水縮合によるメチレンビスアミド結合の
生成等に代表されるような縮合反応により、硬化を引き
起こすことは既に公知である。
添加した場合、アミノ樹脂プレポリマーのメチロール基
と芳香族イミノ化合物の粉体の表面のイミノ基とが同様
の縮合反応を起こすことにより、芳香族イミノ化合物の
粉体の表面が改質される。その結果、芳香族イミノ化合
物は、種々の促進物質による変質を受け難くしていると
予想される。
ずアミノ樹脂プレポリマーが経時的に感熱記録層に拡散
し、そこで同様の縮合反応を起こすと予想している。
用いた感熱記録材料において、耐水性の向上を目的とし
て、感熱記録層にアミノ樹脂プレポリマーを添加するこ
とは既に公知の技術であり、例えば、特開昭59−12
3697、同61−74887号、同62−18118
1号等の各公報に開示されている。
料からなる発色系の感熱記録材料のような耐水性の向上
を目的としているのではなく、発色成分である芳香族イ
ミノ化合物の減少を抑制することが目的である点で、従
来の技術とは明確に異なるものである。
は、縮合によりアミノ樹脂を生成するものであり、ホル
ムアルデヒドと、アミノ基又はアミド基を1個以上有す
る化合物との反応で得られるものである。
合物は、ホルムアルデヒドと穏和な条件下で付加反応を
起こし、反応性に富むメチロール化合物を形成する。こ
のメチロール化合物がアミノ樹脂の単量体となるもので
あって、次いで、単量体間の脱水縮合により、縮合物が
形成される。本発明のアミノ樹脂プレポリマーとは、こ
の様なメチロール化合物、メチロール化合物の縮合物又
は重合物のことである。又、これらは、変性物であって
もよい。
る化合物は、低分子量の有機化合物でも、ポリアミド、
ポリウレア等の重合物、又はこれらのブロック共重合体
等の既に重合反応が進行したポリマーでもよい。
コート層又は感熱記録層中に含有するアミノ樹脂プレポ
リマーの具体例を以下に挙げる。
として、モノメチロールメラミンからヘキサメチロール
メラミンに至るメチロール化合物又はこれらの混合物、
これらを更に縮合させた縮合物、これらをアルコールに
て変性したアルキル化メチロールメラミン等を使用する
ことができる。アルキル化メチロールメラミンの例とし
ては、メチル化メチロールメラミン、エチル化メチロー
ルメラミン、ブチル化メチロールメラミン、イソブチル
化メチロールメラミン等がある。これらのアルキル化率
も様々に変更することができ、完全アルキル化も可能で
ある。
合は、塗液への溶解性等を考慮し、部分アルキル化がよ
り好ましい。又、同様の理由から、アルキル基の炭素数
は小さい方がより好ましい。
て、尿素1分子に対してホルムアルデヒドを1〜4分子
反応させたメチロール化合物又はこれらの混合物、これ
らを更に縮合させた縮合物、又はこれらの変性物を使用
することができる。メチロール化合物の例としては、モ
ノ、ジ、トリ、テトラメチロール尿素等を使用すること
ができる。又、モノ、又はジメチロール尿素を更に高度
に縮合させた縮合物を使用することも可能である。その
場合、かなりの高縮合度であっても各種の変性剤によっ
て変性することにより、水溶性の縮合物を得ることが可
能であり、それらを使用することも可能である。
ムアルデヒドプレポリマー、アニオン変性尿素−ホルム
アルデヒドプレポリマー、ノニオン変性尿素−ホルムア
ルデヒドプレポリマー等があるが、各々の変性尿素−ホ
ルムアルデヒドプレポリマーを製造する際に用いられる
変性剤の例としては以下のものがある。
ポリマー用の変性剤としては、ポリアルキレンポリアミ
ン、グアニジン、ジシアンジアミド、グアニール尿素等
のポリアミノ化合物類、ジメチルアミノエタノール、ジ
エタノールアミン、オキサゾリジン等のヒドロキシルア
ミン類がある。アニオン変性尿素−ホルムアルデヒドプ
レポリマー用の変性剤としては、酸性亜硫酸塩、スルフ
ァミン酸、スルファニル酸等のスルホン酸類、グリコー
ル酸、ジグリコール酸等のカルボン酸類等がある。ノニ
オン変性尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー用の変性
剤の例としては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、グリセリン等がある。
リマーとして、メラミン、尿素とホルムアルデヒドを縮
合して得られるメチロール化合物又はこれらの縮合物、
又はこれらの変性物を使用することができる。
として、チオ尿素1分子に対してホルムアルデヒドを1
〜4分子反応させたメチロール化合物又はこれらの混合
物、これらを更に縮合させた縮合物、又はこれらの変性
物を使用することができる。
合物として、上記のメラミン、尿素、チオ尿素の他に、
例えば、エチレン尿素、ジシアンジアミド、グアニジ
ン、アニリン、アニリン誘導体、トルエンスルホンアミ
ド、ベンゾグアナミン、ポリアミド、ポリウレア、ポリ
アミドとポリウレアのブロック共重合体等を用いること
ができ、これらをホルムアルデヒドと反応させたメチロ
ール化合物、その縮合物、又はこれらの変性物を使用す
ることができる。
合物は、2種以上を混合して用いることができる。又、
生成したアミノ樹脂プレポリマーは、2種以上のアミノ
樹脂プレポリマーの混合物でもよい。
に感熱記録層を設けてなる場合、該感熱記録層中にアミ
ノ樹脂プレポリマーを含有させることができるが、アミ
ノ樹脂プレポリマーの添加量が、芳香族イミノ化合物に
対して0.5〜100.0重量%であることがより好ま
しい。
が、0.5重量%未満ではその効果が小さく、又、10
0重量%を超えて多い場合には感熱記録材料の熱応答性
を悪化させる傾向がある。
にアンダーコート層を設け、更に熱により発色する感熱
記録層を設けてなる場合、アンダーコート層、感熱記録
層、又はその両方にアミノ樹脂プレポリマーを添加する
ことができるが、いずれの場合もアンダーコート層と感
熱記録層のアミノ樹脂プレポリマーの添加量の合計が、
芳香族イミノ化合物に対して0.5〜100.0重量%
であることがより好ましい。ここで、アミノ樹脂プレポ
リマーの添加量が、0.5重量%未満ではその効果が小
さく、又、100重量%を超えて多い場合には感熱記録
材料の熱応答性を悪化させる傾向がある。
添加する場合は、アンダーコート層中に添加するよりも
芳香族イミノ化合物の減少を抑制する効果は早期に発現
する傾向にあった。しかし、長期的に観察した場合、ど
ちらに添加しても充分な抑制効果が得られた。
マーを添加した場合、使用する印字装置によってはヘッ
ドマッチング性の悪化を引き起こすことがあるが、アン
ダーコート層中に添加した場合、この様なことは少ない
傾向であった。
熱により発色する感熱記録層を設けたもの、又は支持体
上にアンダーコート層を設け、更に熱により発色する感
熱記録層を設けたものである。支持体としては、紙が主
として用いられるが、紙の他に、各種織布、不織布、合
成樹脂フィルム、ラミネート紙、合成紙、金属箔、或は
これらを組み合わせた複合シートを目的に応じて任意に
用いることができる。
ート層を設けたものである場合、そのアンダーコート層
の塗工量は、1〜30g/m2が好ましく、3〜20g/m2が
より好ましい。
には焼成カオリンが用いられるが、それ以外にもカオリ
ン、タルク、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、ケイソウ土、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリカ等を
用いることができる。
ン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の有機中空顔
料を用いることもできる。
ダーとしては、従来公知の疎水性高分子エマルジョン又
は水溶性高分子から適宜選択される。
ば、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレンラテックス、酢酸ビニル樹
脂、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル
樹脂、ポリウレタン樹脂等のエマルジョンを用いること
ができる。
ルアルコール、デンプン又はその誘導体、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、
ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリ
ルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミ
ド−アクリル酸エステル−メタクリル酸共重合体、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリ
ルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等を
用いることができる。
を設けた後、更にその上にオーバーコート層を設けるこ
とができる。オーバーコート層中に、本発明に用いられ
るアミノ樹脂プレポリマーを添加し、更に効果を強める
ことができることから、オーバーコート層中に該プレポ
リマーを添加してもよい。なお、オーバーコート層の塗
工量は、0.2〜10g/m2が好ましく、1〜5g/m2がよ
り好ましい。
層には、各発色成分を微粉砕して得られる各々の水性分
散液とバインダー等を混合し、支持体上に塗工、乾燥す
ることにより得られる。感熱記録層の層構成は、単一で
あっても、多層であってもよい。
ート化合物は、常温で固体の無色又は淡色の化合物であ
り、例えば、下記の1種以上が用いられる。 2,6−ジクロロフェニルイソシアナート,p−クロロ
フェニルイソシアナート、1,3−フェニレンジイソシ
アナート、1,4−フェニレンジイソシアナート、1,
3−ジメチルベンゼン−4,6−ジイソシアナート、
1,4−ジメチルベンゼン−2,5−ジイソシアナー
ト、1−エトキシベンゼン−2,4−ジイソシアナー
ト、2,5−ジメトキシベンゼン−1,4−ジイソシア
ナート、2,5−ジエトキシベンゼン−1,4−ジイソ
シアナート、2,5−ジブトキシベンゼン−1,4−ジ
イソシアナート、アゾベンゼン−4,4’−ジイソシア
ナート、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアナ
ート、ナフタリン−1,4−ジイソシアナート、ナフタ
リン−1,5−ジイソシアナート、ナフタリン−2,6
−ジイソシアナート、ナフタリン−2,7−ジイソシア
ナート、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジ
イソシアナート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジ
イソシアナート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソ
シアナート、ジフェニルジメチルメタン−4,4’−ジ
イソシアナート、ベンゾフェノン−3,3’−ジイソシ
アナート、フルオレン−2,7−ジイソシアナート、ア
ンスラキノン−2,6−ジイソシアナート、9−エチル
カルバゾール−3,6−ジイソシアナート、ピレン−
3,8−ジイソシアナート、ナフタレン−1,3,7−
トリイソシアナート、ビフェニル−2,4,4’−トリ
イソシアナート、4,4’,4’’−トリイソシアナー
ト−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン、p−ジメ
チルアミノフェニルイソシアナート、トリス(4−フェ
ニルイソシアナート)チオフォスフェート等がある。
必要に応じて、フェノール類、ラクタム類、オキシム類
等との付加化合物で、所謂ブロックイソシアナートの形
で用いてもよい。例えば、1−メチルベンゼン−2,4
−ジイソシアナートのようなジイソシアナートの2量
体、或は3量体であるイソシアヌレートの形で用いても
よい。又、各種のポリオール等で付加したポリイソシア
ナートとして用いることも可能である。
物とは、常温で固体の無色又は淡色の化合物であり、以
下に具体例を示す。 3−イミノ−4,5,6,7−テトラクロロイソインド
リン−1−オン、1,3−ジイミノ−4,5,6,7−
テトラクロロイソインドリン、1,3−ジイミノイソイ
ンドリン、1,3−ジイミノベンズ(f)イソインドリ
ン、1,3−ジイミノナフト(2,3−f)イソインド
リン、1,3−ジイミノ−5−ニトロイソインドリン、
1,3−ジイミノ−5−フェニルイソインドリン、1,
3−ジイミノ−5−メトキシイソインドリン、1,3−
ジイミノ−5−クロロイソインドリン、5−シアノ−
1,3−ジイミノイソインドリン、5−アセトアミド−
1,3−ジイミノイソインドリン、1,3−ジイミノ−
5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−
イソインドリン、5−(p−t−ブチルフェノキシ)−
1,3−ジイミノイソインドリン、5−(p−クミルフ
ェノキシ)−1,3−ジイミノイソインドリン、5−イ
ソブトキシ−1,3−ジイミノイソインドリン、1,3
−ジイミノ−4,7−ジメトキシイソインドリン、4,
7−ジエトキシ−1,3−ジイミノイソインドリン、
4,5,6,7−テトラブロモ−1,3−ジイミノイソ
インドリン、4,5,6,7−テトラフルオロ−1,3
−ジイミノイソインドリン、4,5,7−トリクロロ−
1,3−ジイミノ−6−メチルメルカプトイソインドリ
ン、1−イミノジフェン酸イミド、1−(シアノ−p−
ニトロフェニルメチレン)−3−イミノイソインドリ
ン、1−(シアノベンゾチアゾリル−(2’)−カルバ
モイルメチレン)−3−イミノイソインドリン、1
〔(シアノベンズイミダゾリル−2’)メチレン〕−3
−イミノイソインドリン、1−〔(シアノベンズイミダ
ゾリル−2’)−メチレン〕−3−イミノ−4,5,
6,7−テトラクロロイソインドリン、1−〔(シアノ
ベンズイミダゾリル−2’)−メチレン〕−3−イミノ
−5−メトキシイソインドリン、1−〔(1’−フェニ
ル−3’−メチル−5−オキソ)−ピラゾリデン−
4’〕−3−イミノイソインドリン、3−イミノ−1−
スルホ安息香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−4,
5,6,7−テトラクロロ安息香酸イミド、3−イミノ
−1−スルホ−4,5,7−トリクロロ−6−メチルメ
ルカプト安息香酸イミド、3−イミノ−2−メチル−
4,5,6,7−テトラクロロイソインドリン−1−オ
ン等がある。
性を向上させるために、感熱記録層に熱可融性物質を含
有させることができる。この場合、60℃〜180℃の
融点を有するものが好ましく、特に80〜140℃の融
点を持つものがより好ましい。具体例を挙げると、N−
ヒドロキシメチルステアリン酸アミド、ステアリン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレ
ンビスステアリン酸アミド、メチレンビス水添牛脂脂肪
酸アミド、リシノール酸アミド、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワック
ス、カルナバワックス等のワックス類、2−ベンジルオ
キシナフタレン等のナフトール誘導体、p−ベンジルビ
フェニル、4−アリルオキシビフェニル等のビフェニル
誘導体、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタ
ン、2,2’−ビス(4−メトキシフェノキシ)ジエチ
ルエーテル、ビス(4−メトキシフェノキシ)エーテル
等のポリエーテル化合物、炭酸ジフェニル、蓚酸ジベン
ジル、蓚酸(p−メチルベンジル)エステル等のエステ
ル誘導体等を挙げることができる。
上で使用することができる。十分な熱応答性を得るため
には、芳香族イソシアナート化合物に対して、20〜2
50重量%を用いることが好ましい。
録層には、本出願人による国際出願W087/0688
5号に示される少なくとも1個のアミノ基を有するアニ
リン誘導体を含有させることもできる。これらのアニリ
ン誘導体は、地肌かぶりの防止に効果がある。
層には、特定の芳香族イミノ化合物と芳香族イソシアナ
ート化合物の発色成分と共に、通常の感熱記録材料で使
用される塩基性ロイコ染料と酸性フェノール化合物との
発色成分を同時に使用することができる。
ロイコ染料としては、一般に、感圧記録紙や感熱記録材
料に用いられているものであれば、特に制限されない。
を挙げる。クリスタルバイオレットラクトン、3−(p
−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(2−
メチル−1−オクチル−3−インドリル)フタリド、3
−[4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル]−3
−(2−メチル−1−オクチル−3−インドリル)−4
−アザフタリド、3,3−ビス(2−メチル−1−オク
チル−3−インドリル)−4−アザフタリド、3−シク
ロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−5−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−アミノ−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロアニリノ
フルオラン、6’−ジブチルアミノ−2’−(2−フル
オロアニリノ)スピロ[フタリド−3,9’−キサンテ
ン]等がある。
ェノール化合物としては、一般に、感熱記録材料に用い
られているものであれば、特に制限されない。酸性フェ
ノール化合物について、具体例を以下に挙げる。2,2
−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−
ビス(p−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,
2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、4−ヒ
ドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォン、2,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォン、3,3’−
ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、4,
4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノー
ル)、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、没食子酸ステ
アリル、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3,5−
ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛、4−[2’−(4−メ
トキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル酸亜鉛等が
ある。
は、通常の塗工で用いられる種々のバインダーを用いる
ことができる。例えば、デンプン類、ヒドロキシメチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、
カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアル
コール、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合
体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタアクリ
ル酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のア
ルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸のアルカリ塩
等の水溶性バインダー、及びスチレン−ブタジエン共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリ
ル酸メチル−ブタジエン共重合体等のエマルジョン型水
性バインダー等が挙げられる。
イソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化珪素、水
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、尿素−ホルムアルデヒド
樹脂、有機中空粒子等が使用される。滑剤として、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パラフィン、
酸化ポリエチレン、ステアリン酸アミド、カスターワッ
クス等が、分散・湿潤剤としては、アニオン性、ノニオ
ン性の高分子量のものを含む界面活性剤が、更に紫外線
吸収剤、蛍光染料、消泡剤等が必要に応じて添加され
る。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、
実施例中に示す%はいずれも重量基準である。
A、B、C、Dを調製した。 (分散液A)4,5,6,7−テトラクロロ−1,3−
ジイミノイソインドリン400gを10%ポリビニルア
ルコール水溶液400g、水200gの混合物中に分散
し、ビーズミルで平均粒子径が0.8μmになるまで粉
砕した。
シアナート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン2
00gを2.5%ポリビニルアルコール水溶液800g
中に分散し、ビーズミルで平均粒子径が1μmになるま
で粉砕した。
テル400gを10%ポリビニルアルコール水溶液40
0g、水200gの混合物中に分散し、ビーズミルで平
均粒子径が1μmになるまで粉砕した。
を1%ポリアクリル酸ナトリウム塩水溶液600gに分
散し、ホモミキサーで10分間攪拌した。
材を下記に示す割合で混合し、充分攪拌して感熱記録層
塗液を調製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 951部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 0.5部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
製した感熱記録層塗液を、坪量40g/m2の原紙にワイヤ
ーバーを用いて乾燥塗工量5.0g/m2になるように塗工
した後、乾燥し、スーパーカレンダーで処理し、感熱記
録材料を作製した。
外はすべて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製
した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 952部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 1部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
外はすべて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製
した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 953部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 2部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
外はすべて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製
した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 958部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 5部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 980部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 20部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.5g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 1100部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 100部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を6.0g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 1250部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 200部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を6.5g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 1400部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 300部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 900部 尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー 100部 尚、尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーは、10%ジ
メチロールウレア水溶液である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 950部 カチオン変性尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー 50部 尚カチオン変性尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーの
有効成分濃度は20%である。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 980部 ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー 20部 尚ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー
の有効成分濃度は50%である。
に10%ヘキサメタ燐酸ナトリウム水溶液10g、水3
65gを加え、ホモミキサーで10分間攪拌し、40%
焼成カオリン分散液を得た。これを用いて、以下の配合
で混合したものを十分攪拌し、アンダーコート層塗液を
調製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 450部 [感熱記録材料の作製]上記のようにして調製したアン
ダーコート層塗液を、坪量40g/m2の原紙にワイヤーバ
ーを用いて塗工量5.0g/m2になるように塗工した後、
乾燥した。
記録層塗液を、ワイヤーバーを用いて乾燥塗工量5.1
g/m2になるように塗工した後、乾燥し、スーパーカレン
ダーで処理して感熱記録材料を作製した。
に10%ヘキサメタ燐酸ナトリウム水溶液10g、水3
65gを加え、ホモミキサーで10分間攪拌し、40%
焼成カオリン分散液を得た。これを用いて、以下の配合
で混合したものを十分攪拌し、アンダーコート層塗液を
調製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 460部 ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー 10部 尚ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー
の有効成分濃度は50%である。
にして得た分散液A〜Dを用い、各々の素材を下記に示
す割合で混合し、充分攪拌して感熱記録層塗液を調製し
た。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 965部 ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー 10部 尚ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー
の有効成分濃度は50%である。
調製したアンダーコート層塗液を、坪量40g/m2の原紙
にワイヤーバーを用いて塗工量5.1g/m2になるように
塗工した後、乾燥した。
録層塗液を、ワイヤーバーを用いて乾燥塗工量5.1g/
m2になるように塗工した後、乾燥し、スーパーカレンダ
ーで処理して感熱記録材料を作製した。
に10%ヘキサメタ燐酸ナトリウム水溶液10g、水3
65gを加え、ホモミキサーで10分間攪拌し、40%
焼成カオリン分散液を得た。これを用いて、以下の配合
で混合したものを十分攪拌し、アンダーコート層塗液を
調製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 460部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 10部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
にして得た分散液A〜Dを用い、各々の素材を下記に示
す割合で混合し、充分攪拌して感熱記録層塗液を調製し
た。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 965部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 10部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
調製したアンダーコート層塗液を、坪量40g/m2の原紙
にワイヤーバーを用いて塗工量5.1g/m2になるように
塗工した後、乾燥した。
録層塗液を、ワイヤーバーを用いて乾燥塗工量5.1g/
m2になるように塗工した後、乾燥し、スーパーカレンダ
ーで処理して感熱記録材料を作製した。
に10%ヘキサメタ燐酸ナトリウム水溶液10g、水3
65gを加え、ホモミキサーで10分間攪拌し、40%
焼成カオリン分散液を得た。これを用いて、以下の配合
で混合したものを十分攪拌し、アンダーコート層塗液を
調製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 451部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 0.5部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
にして得た分散液A〜Dを用い、各々の素材を下記に示
す割合で混合し、充分攪拌して感熱記録層塗液を調製し
た。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 950部 [感熱記録材料の作製]上記のようにして調製したアン
ダーコート層塗液を、坪量40g/m2の原紙にワイヤーバ
ーを用いて塗工量5.0g/m2になるように塗工した後、
乾燥した。
録層塗液を、ワイヤーバーを用いて乾燥塗工量5.0g/
m2になるように塗工した後、乾燥し、スーパーカレンダ
ーで処理して感熱記録材料を作製した。
いた以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 451部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 1部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
いた以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 455部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 5部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
い、アンダーコート層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2と
した以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 470部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 20部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
い、アンダーコート層塗液の乾燥塗工量を6.0g/m2と
した以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 650部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 200部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
い、アンダーコート層塗液の乾燥塗工量を6.5g/m2と
した以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 750部 メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー 300部 尚、メラミン−ホルムアルデヒドプレポリマーは、メチ
ロール基が部分的にメチル化されたメチル化メチロール
メラミンであり、有効成分濃度は50%である。
外はすべて実施例1と同様にして、感熱記録材料を作製
した。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 950部
いた以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 450部
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例12と同様にして、感熱記録材料を作製し
た。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 900部 10%メラミン懸濁液 100部 尚10%メラミン懸濁液は、メラミン1部と水9部を混
合し、ホモミキサーにて攪拌して得た。
い、アンダーコート層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2と
した以外はすべて実施例15と同様にして、感熱記録材
料を作製した。 40%焼成カオリン分散液 1050部 40%スチレン−ブタジエンラテックス分散液 100部 10%燐酸エステル化デンプン水溶液 400部 水 390部 10%メラミン懸濁液 100部 尚10%メラミン懸濁液は、メラミン1部と水9部を混
合し、ホモミキサーにて攪拌して得た。
熱記録層塗液の乾燥塗工量を5.1g/m2とした以外はす
べて実施例12と同様にして、感熱記録材料を作製し
た。 分散液A 250部 分散液B 300部 分散液C 250部 分散液D 450部 20%アクリル系水性エマルジョン 300部 水 900部 10%尿素水溶液 100部
作製した感熱記録材料を、40℃−60%RHの恒温恒
湿器中に6カ月間保管した。この様な処理を行なった後
の感熱記録材料と、この様な処理を行なわない未処理の
感熱記録材料を、各々正確に同面積ずつ切取り、HPL
Cを用いて4,5,6,7−テトラクロロ−1,3−ジ
イミノイソインドリンの定量を行なった。検出波長は2
50nmを用いた。
した感熱記録材料中の4,5,6,7−テトラクロロ−
1,3−ジイミノイソインドリン含有量を、未処理の感
熱記録材料の4,5,6,7−テトラクロロ−1,3−
ジイミノイソインドリン含有量で除し100倍すること
により、放置処理をした感熱記録材料の4,5,6,7
−テトラクロロ−1,3−ジイミノイソインドリンの残
存率(%)を求めた。残存率の数値としては、85%以
上であることが必要であり、更に、90%以上であるこ
とが好ましい。
カ月保管処理後の感熱記録材料を、150℃の発熱ブロ
ックに5秒間接触させ、記録画像を得た。得られた記録
画像の光学濃度をマクベスRD918(ビジュアルフィ
ルター)にて測定した。光学濃度の数値としては、1.
00以上であることが好ましい。
カ月間保管した際の、発色成分4,5,6,7−テトラ
クロロ−1,3−ジイミノイソインドリンの残存率を表
1、2に示した。数値はパーセント表示であり、各々の
未処理の感熱記録材料中の4,5,6,7−テトラクロ
ロ−1,3−ジイミノイソインドリンの含有量を100
%としている。同時に、未処理及び40℃60%にて6
カ月保管処理後の感熱記録材料を静的に発色させた際の
光学濃度測定結果を下記表1に示す。
ホルムアルデヒドプレポリマーをメラミンホルムアルデ
ヒドと、尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーを尿素ホ
ルムアルデヒドと、カチオン変性尿素−ホルムアルデヒ
ドプレポリマーをカチオン変性尿素と、ポリアミドポリ
尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーをポリアミドポリ
尿素と各々略記した。
合物の添加量(g/m2)を100重量%とした場合のアミ
ノ樹脂プレポリマーの添加量(g/m2)を重量%で示した
ものである。表2中のメラミン、尿素を添加した場合も
これに準ずる。なお、表1、2中で、アンダーコート層
をUC層と、感熱記録層を感熱層と略記した。
樹脂プレポリマーを含有してなる実施例1〜20の感熱
記録材料では、40℃−60%RH−6カ月保管後の
4,5,6,7−テトラクロロ−1,3−ジイミノイソ
インドリンの残存率が85%以上であり、使用前の発色
性能の安定性に優れている。
0.5%以上である実施例2〜14、16〜20の感熱
記録材料では、更に好ましい90%以上の残存率となっ
ている。又、アミノ樹脂プレポリマーの添加量が多い
程、40℃−60%RHに6カ月保管後の静的発色濃度
は、各々の未処理の静的発色濃度に近くなっている。し
かし、アミノ樹脂プレポリマーを100%より多く含む
実施例8と20の感熱記録材料では、4,5,6,7−
テトラクロロ−1,3−ジイミノイソインドリンの残存
率は高いものの、未処理の感熱記録材料の静的発色の光
学濃度が低下しており、アミノ樹脂プレポリマーの添加
量として、好ましくは100%以下である。
ーを全く含まない比較例1〜5の感熱記録材料では、4
0℃−60%RHにて6カ月保管後の発色成分4,5,
6,7−テトラクロロ−1,3−ジイミノイソインドリ
ンの残存率が85%以下であり、使用前の発色性能の安
定性に劣る。
の代わりに、メラミン或は尿素を添加しているが、使用
前の発色性能の安定性の向上はみられない。
熱により発色する感熱記録層を設けた感熱記録材料、又
は支持体上にアンダーコート層を設け、更に感熱記録層
を設けたものであり、該感熱記録材料は、該感熱記録層
の発色成分が、芳香族イソシアナート化合物と、該イソ
シアナート化合物と加熱時反応して発色する芳香族イミ
ノ化合物であり、該アンダーコート層又は該感熱記録層
の少なくとも一方の塗層中に、アミノ樹脂プレポリマー
を含有してなることを特徴とし、使用前に室温以上の高
温条件下に長期間放置した際の発色性能の安定性に優れ
ている。
Claims (6)
- 【請求項1】 支持体上に、熱により発色する感熱記録
層を設けた感熱記録材料において、該感熱記録層の発色
成分が、芳香族イソシアナート化合物と、該イソシアナ
ート化合物と加熱時反応して発色する芳香族イミノ化合
物からなり、該感熱記録層中にアミノ樹脂プレポリマー
を含有してなることを特徴とする感熱記録材料。 - 【請求項2】 アミノ樹脂プレポリマーが、メラミン−
ホルムアルデヒドプレポリマー、尿素−ホルムアルデヒ
ドプレポリマー、メラミン−尿素−ホルムアルデヒドプ
レポリマー、ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプ
レポリマーの群から選ばれる一種以上の該アミノ樹脂プ
レポリマーであることを特徴とする請求項1記載の感熱
記録材料。 - 【請求項3】 感熱記録層中に、アミノ樹脂プレポリマ
ーを芳香族イミノ化合物に対して0.5〜100.0重
量%含有してなることを特徴とする請求項1記載の感熱
記録材料。 - 【請求項4】 支持体上にアンダーコート層を設け、更
に熱により発色する感熱記録層を設けた感熱記録材料に
おいて、該感熱記録層の発色成分が、芳香族イソシアナ
ート化合物と、該イソシアナート化合物と加熱時反応し
て発色する芳香族イミノ化合物からなり、該アンダーコ
ート層又は該感熱記録層の少なくとも一方の塗層中にア
ミノ樹脂プレポリマーを含有してなることを特徴とする
感熱記録材料。 - 【請求項5】 アミノ樹脂プレポリマーが、メラミン−
ホルムアルデヒドプレポリマー、尿素−ホルムアルデヒ
ドプレポリマー、メラミン−尿素−ホルムアルデヒドプ
レポリマー、ポリアミドポリ尿素−ホルムアルデヒドプ
レポリマーの群から選ばれる一種以上の該アミノ樹脂プ
レポリマーであることを特徴とする請求項4記載の感熱
記録材料。 - 【請求項6】 感熱記録材料中に、アミノ樹脂プレポリ
マーを該芳香族イミノ化合物に対して0.5〜100.
0重量%含有してなることを特徴とする請求項4記載の
感熱記録材料。
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JP5-166630 | 1993-08-12 | ||
JP5-200799 | 1993-08-12 | ||
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020100502A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
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1994
- 1994-06-23 JP JP14175794A patent/JP3244948B2/ja not_active Expired - Lifetime
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