JP3244788U - トイレットペーパーロール積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペースで収容することを可能とするトイレットペーパーロール積層体を提供する。【解決手段】トイレットペーパーロール積層体８は、九個のトイレットペーパーロール１で構成され、左右に三個並べられ、かつ、上下に三段積み上げられている。下段トイレットペーパーロール集合体５、中段トイレットペーパーロール集合体６及び上段トイレットペーパーロール集合体７はそれぞれ、三個のトイレットペーパーロール１が、底面２が下を向いて同一平面内で一列に並び、かつ、互いに隣接した側面３が接触した直列姿勢で配置されている。【選択図】図１
Description
実用新案法第１１条において準用する特許法第３０条第２項適用申請有り １．令和５年７月１０日に、アスト株式会社に販売。 ２．令和５年９月２９日～１０月１日に開催された「製紙産業ＰＲ展ｉｎ富士」に出展。
本考案は、九個のトイレットペーパーロールで構成されたトイレットペーパーロール積層体に関するものである。
一般的に、トイレットペーパーは、長尺のウェブがロール状に巻き回された状態で、複数個がフィルム状包装容器に梱包されて販売されている。梱包されるトイレットペーパーの個数は様々であるが、例えば、下記特許文献１に記載されているとおり、八個の場合、四個のトイレットペーパーが二段に積み上げられている。
しかし、従来のトイレットペーパーの梱包体は、前後左右に二列並べられているため、嵩張る。例えば、この梱包体が手洗い場の隅に置かれた場合、隅から手前側に向けて、少なくともトイレットペーパー二個分のスペースを要するし、梱包体が壁際に置かれた場合であっても、同様に、壁からトイレットペーパー二個分のスペースを占領することになる。
本考案は、この様な実情に鑑みて提案されたものであり、省スペースへの収容を可能とするトイレットペーパーロール積層体の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るトイレットペーパーロール積層体は、単層又は複数層の長尺なウェブが巻き回されてロール状に形成されたことで、円形状の底面と曲面状の側面とを有する九個のトイレットペーパーロールで構成されたトイレットペーパーロール積層体において、三個の前記トイレットペーパーロールが、前記底面が下を向いて同一平面内で一列に並び、かつ、互いに隣接した前記側面が接触した直列姿勢で配置された下段トイレットペーパーロール集合体と、三個の前記トイレットペーパーロールが、前記直列姿勢で配置され、前記下段トイレットペーパーロール集合体の上に、前記トイレットペーパーロールの芯部分が同軸に揃えられて載せられた中段トイレットペーパーロール集合体と、三個の前記トイレットペーパーロールが、前記直列姿勢で配置され、前記中段トイレットペーパーロール集合体の上に、前記芯部分が同軸に揃えられて載せられた上段トイレットペーパーロール集合体と、前記下段トイレットペーパーロール集合体、前記中段トイレットペーパーロール集合体及び前記上段トイレットペーパーロール集合体を覆う包装フィルムと、を有する、ことを特徴とする。
本考案に係るトイレットペーパーロール積層体は、単層又は複数層の長尺なウェブが巻き回されてロール状に形成されたことで、円形状の底面と曲面状の側面とを有する九個のトイレットペーパーロールで構成されたトイレットペーパーロール積層体において、三個のトイレットペーパーロールが、底面が下を向いて同一平面内で一列に並び、かつ、互いに隣接した側面が接触した直列姿勢で配置された下段トイレットペーパーロール集合体と、三個のトイレットペーパーロールが、直列姿勢で配置され、下段トイレットペーパーロール集合体の上に、トイレットペーパーロールの芯部分が同軸に揃えられて載せられた中段トイレットペーパーロール集合体と、三個のトイレットペーパーロールが、直列姿勢で配置され、中段トイレットペーパーロール集合体の上に、芯部分が同軸に揃えられて載せられた上段トイレットペーパーロール集合体と、下段トイレットペーパーロール集合体、中段トイレットペーパーロール集合体及び上段トイレットペーパーロール集合体を覆う包装フィルムとを有している。トイレットペーパーロール積層体は、横一列に三個並べられたトイレットペーパーロールが、縦に三段積み上げられたことで、合計九個のトイレットペーパーロールで構成されており、前後に並べられていないため、嵩張らない。例えば、壁際にトイレットペーパーロール積層体が置かれた場合であっても、壁から手前側に張り出すのは、トイレットペーパーロール一個分のスペースである。よって、省スペースへの収容が可能となる。
以下に、本考案の実施形態に係るトイレットペーパーロール積層体を図面に基づいて説明する。図１には、トイレットペーパーロール積層体の外観が示されている。なお、以下の説明では、同図に示されている方位を、それぞれ、上下、左右、前後とする。
図１に示されているとおり、トイレットペーパーロール積層体８は、九個のトイレットペーパーロール１で構成されている。個々のトイレットペーパーロール１は、単層又は複数層の長尺なウェブが、芯材４に巻き回されてロール状に形成されたものである。トイレットペーパーロール１は、概ね円筒状であることから、円形状の底面２と曲面状の側面３とを有している。なお、トイレットペーパーロール１の芯部分は、必ずしも芯材４を有している必要はない。例えば、無芯のトイレットペーパーロールの場合、トイレットペーパーロールの中心となる巻き始めの部分や、中心の孔の部分が、芯部分となる。
トイレットペーパーロール１は、左右に三個並べられ、かつ、上下に三段積み上げられている。最下段である下段トイレットペーパーロール集合体５、中段である中段トイレットペーパーロール集合体６及び最上段である上段トイレットペーパーロール集合体７は、それぞれ、三個のトイレットペーパーロール１が直列姿勢で配置されている。ここで、直列姿勢とは、トイレットペーパーロール１の底面２が下を向いて同一平面内で左右一列に並び、かつ、互いに隣接したトイレットペーパーロール１の側面３が接触した状態をいう。
下段トイレットペーパーロール集合体５と、この下段トイレットペーパーロール集合体５の上に載せられた中段トイレットペーパーロール集合体６とは、トイレットペーパーロール１の芯材４が同軸に揃えられている。同様に、中段トイレットペーパーロール集合体６と、この中段トイレットペーパーロール集合体６の上に載せられた上段トイレットペーパーロール集合体７とは、芯材４が同軸に揃えられている。したがって、下段トイレットペーパーロール集合体５、中段トイレットペーパーロール集合体６及び上段トイレットペーパーロール集合体７において、上下に積み上げられたトイレットペーパーロール１は、上下一列（合計三列）に揃えられている。
上記のとおりトイレットペーパーロール１が上下左右に並べられたトイレットペーパーロール積層体８は、包装フィルム９で覆われている。包装フィルム９は、例えば、ポリエステル、ポリエチレン等のプラスチックフィルムである。なお、持ち運ばれる際に把持される手提げ部（図示省略）が、溶着等によって包装フィルム９の外面に取り付けられていてもよい。
上記のとおり、トイレットペーパーロール１が直列姿勢であれば、前後に並べられていないため、嵩張らない。例えば、壁際にトイレットペーパーロール積層体８が置かれた場合であっても、壁から手前側に張り出すのは、トイレットペーパーロール１一個分のスペースである。よって、省スペースへの収容が可能となる。また、トイレットペーパーロール１は、上下に三段積み上げられているため、省スペースへの収容を可能としつつ、トイレットペーパーロール１のストックとして、十分な個数を確保できる。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
１ トイレットペーパーロール
２ 底面
３ 側面
４ 芯材（芯部分）
５ 下段トイレットペーパーロール集合体
６ 中段トイレットペーパーロール集合体
７ 上段トイレットペーパーロール集合体
８ トイレットペーパーロール積層体
９ 包装フィルム
２ 底面
３ 側面
４ 芯材（芯部分）
５ 下段トイレットペーパーロール集合体
６ 中段トイレットペーパーロール集合体
７ 上段トイレットペーパーロール集合体
８ トイレットペーパーロール積層体
９ 包装フィルム
Claims (1)
- 単層又は複数層の長尺なウェブが巻き回されてロール状に形成されたことで、円形状の底面と曲面状の側面とを有する九個のトイレットペーパーロールで構成されたトイレットペーパーロール積層体において、
三個の前記トイレットペーパーロールが、前記底面が下を向いて同一平面内で一列に並び、かつ、互いに隣接した前記側面が接触した直列姿勢で配置された下段トイレットペーパーロール集合体と、
三個の前記トイレットペーパーロールが、前記直列姿勢で配置され、前記下段トイレットペーパーロール集合体の上に、前記トイレットペーパーロールの芯部分が同軸に揃えられて載せられた中段トイレットペーパーロール集合体と、
三個の前記トイレットペーパーロールが、前記直列姿勢で配置され、前記中段トイレットペーパーロール集合体の上に、前記芯部分が同軸に揃えられて載せられた上段トイレットペーパーロール集合体と、
前記下段トイレットペーパーロール集合体、前記中段トイレットペーパーロール集合体及び前記上段トイレットペーパーロール集合体を覆う包装フィルムと、を有する、
ことを特徴とするトイレットペーパーロール積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023003599U JP3244788U (ja) | 2023-09-29 | 2023-09-29 | トイレットペーパーロール積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023003599U JP3244788U (ja) | 2023-09-29 | 2023-09-29 | トイレットペーパーロール積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3244788U true JP3244788U (ja) | 2023-11-28 |
Family
ID=88917294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023003599U Active JP3244788U (ja) | 2023-09-29 | 2023-09-29 | トイレットペーパーロール積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3244788U (ja) |
-
2023
- 2023-09-29 JP JP2023003599U patent/JP3244788U/ja active Active
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