JP7127430B2 - キッチンペーパーパッケージおよびキッチンペーパー束 - Google Patents

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Description

本発明は、エンボス加工などによる突起形状が一面側に形成されているキッチンペーパーのパッケージや束やその束の作製方法に関する。
ティッシュペーパーなどの薄めの薄葉紙は、柔らかい肌触りで使用することから、できるだけ滑らかな形態に作製されて、2つ折りに畳まれて積み重ねられた束にされた後に、清潔な状態を保つことのできるスリット状の取出口から引き出し可能に収納箱内に収納されてパッケージ化されている。
これに対して、厚めの薄葉紙のキッチンペーパーでも、清潔な状態を保つ要請に応える場合に、例えば、特許文献1に記載のように、ティッシュペーパーなどと同様の構造の収納箱内に収納してパッケージ化されるときもある。
特開2015-117052号公報
ところで、近時のキッチンペーパーにあっては、エンボス加工による突起形状が一面側に形成されて浮き出ている形態が多用されており、このエンボス加工により形状維持等の好適な作用効果を得て、使い勝手が向上されている。
しかしながら、エンボス加工による突起形状が一面側に形成されているキッチンペーパーを収納箱に収納して使用する場合、そのキッチンペーパーはエンボス加工により変形しし辛くなって収納箱から引き出し難くなってしまう。
この課題は、取出口がスリット状に形成されている場合ほど、キッチンペーパーを指先で摘んで取り出す必要があって顕著になる。なお、この課題は、スリット状の取出口に限らず、大面積で開口する取出口でも、キッチンペーパーが変形し辛いことから同様に発生する。
そこで、本発明は、一面側に突起形状の形成されているキッチンペーパーを収納箱の取出口から快適に取り出すことを実現して、キッチンペーパーの使い勝手を向上させることを目的としている。
上記課題を解決するキッチンペーパーパッケージの発明の一態様は、1枚または数枚ずつ取出口から取り出し可能に折り畳まれて積み重ねた状態の複数枚のキッチンペーパーの束が包装体に収納されているキッチンペーパーパッケージであって、前記キッチンペーパーは、一面側の全体の複数個所に浮き出る突起形状が形成されて、当該突起形状の形成面の裏面同士が対面するように2つ折りにされて交互に少なくとも半面の一部を挟み込むように積み重ねた状態で収納されていることを特徴とするものである。
上記課題を解決するキッチンペーパー束の発明の一態様は、収納される包装体の取出口から1枚または数枚ずつ取り出し可能に折り畳まれて積み重ねた状態の複数枚のキッチンペーパーの束であって、前記キッチンペーパーは、一面側の全体の複数個所に浮き出る突起形状が形成されて、当該突起形状の形成面の裏面同士が対面するように2つ折りにされて交互に少なくとも半面の一部を挟み込むように積み重ねられていることを特徴とするものである。
上記課題を解決するキッチンペーパー束の作製方法の発明の一態様は、収納される収納箱の取出口から1枚または数枚ずつ取り出し可能に複数枚のキッチンペーパーを折り畳んで積み重ねるキッチンペーパー束の作製方法であって、一面側の全体の複数個所に突起形状の形成されている先行のキッチンペーパーを、当該突起形状の形成面の裏面同士を対面させるように2つ折りにして、後続のキッチンペーパーの半面を当該先行の2つ折りのキッチンペーパーの間に挟み込んで、交互に少なくとも半面の一部を挟み込む状態のキッチンペーパーを積み重ねることを特徴としている。
このように本発明の一態様によれば、突起形状の形成面の裏面同士を対面させるように2つ折りにして積み重ねるキッチンペーパーを包装体の取出口から引き出すようにして取り出す。このとき、そのキッチンペーパーは、包装体の取出口から指先を差し込んで摘むようにして引き出すことができる。
このため、キッチンペーパーは、包装体から取り出す際に突起形状のない裏面よりも滑り難い突起形状の形成面を摘むことができ、例えば、包装体の内部が見難く確認し辛いスリット状の取出口でも、容易に摘んで引き出すことができる。
したがって、一面側に突起形状が形成されて、包装体内に積み重ねる状態で収納されるキッチンペーパーを、取出口から快適に取り出すことができ、使い勝手を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る作製方法で作製したキッチンペーパー束を収納箱に収納したパッケージの全体構成を示す外観図である。 図2は、収納箱の取出口の構成を示す平面図である。 図3は、使用前のキッチンペーパー束の状態を示す収納箱上部の縦断面図である。 図4は、キッチンペーパーの折り畳み積み重ね状況を説明する側方からの概念図である。 図5は、キッチンペーパー束の収納箱への梱包を説明する斜視図である。 図6は、キッチンペーパーの引き出し前の状態を示す収納箱上部の縦断面図である。 図7は、その他の実施形態の収納袋のパッケージの全体構成を示す外観図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1~図6は本発明の一実施形態に係るキッチンペーパーパッケージ、キッチンペーパー束、および、キッチンペーパー束の作製方法を説明する図である。
図1において、収納箱10は、通常のエンボス加工による突起形状Em(図4を参照)が形成されている汎用の紙質のキッチンペーパーPを1枚ずつ取り出すことができるように収納してパッケージ化する際に使用するケース(容器)であり、2つ折りに畳んだ複数枚のキッチンペーパーPを積み重ねた束10Bが収納されている。収納箱10は、上面11がキッチンペーパーPを2つ折りした長方形に相似する形状に形成されて、短尺な側面12および長尺な側面13がキッチンペーパーPの束10Bの厚さ程度の直方体のボックス形状に作製されている。収納箱10は、後述する図5に示すように、その短尺な側面12を開口させた状態でキッチンペーパーPの束10Bを差し込んだ後に閉止するようになっている。
この収納箱10は、上面11、側面12、13および底面(不図示)が厚紙で作製されて、そのうちの一面である上面11の中央付近に、長手方向に延長されている長穴15が形成されている。長穴15は、収納箱10内に収納する最上面のキッチンペーパーPを摘むことができるように、指先を差し込み可能な程度の面積で開口しており、その指先で変形可能な可撓性を有するビニル樹脂等のフィルム16によりホコリ等が収納箱10内に侵入しないように閉塞されている。フィルム16は、長穴15の長手方向に延長されているスリット17が形成されて、そのスリット17を開口させることにより収納箱10内のキッチンペーパーPの最上位Ptを引き出して端辺Pe側(2つ折りの折辺側の場合もある)から取り出すことができるようになっている。
これにより、収納箱10は、内部に収納するキッチンペーパーPをホコリ等に汚損されずに清潔な状態に維持している。また、スリット17は、キッチンペーパーPの端辺Peと平行な延長方向に形成されており、言い換えると、そのキッチンペーパーPの引き出される方向に対して直交(交差)する方向に延長される形態で開口するように形成されている。すなわち、スリット17がキッチンペーパーPを清潔に保持しつつ取り出し可能に開口される取出口を構成している。
ここで、キッチンペーパーPは、最上位Ptの2つ折りの間に、後続の半面Phを挟み込んでその半面Phの片側をさらに後続の2つ折りの間に挟み込む形態を連続させることにより積み重ねられて収納箱10内に収納されている。この収納形態では、最上面のキッチンペーパーPが摘まれてスリット17から引き出される際に、その2つ折りの間に挟み込まれている後続のキッチンペーパーPが摩擦力で引き摺られて、そのスリット17から半面Phが露出することになる。これにより、キッチンペーパーPは、次の引き出し時に容易に摘むことができる形態で待機するようになっていて、使い勝手に優れるパッケージ10Pになっている。ここで、キッチンペーパーPは、後述する工程作業によって、必ずしも半面Phの全面が規則正しく交互に挟み込まれて積み重ねられる必要はなく、作業工程の精度などの諸事情の下、例えば、半面Phのうちの少なくとも半分以上(一部)が交互に挟み込まれて積み重ねられることで十分に引き出すことが可能である。
また、キッチンペーパーPは、キッチンで使用するものであり、例えば、調理途中の食材から水分や油分等を効果的に取り去ることができるように、吸水性や吸油性などに優れるティッシュペーパーなどよりも厚めの薄葉紙に作製されている。また、キッチンペーパーPは、例えば、食材をトレーなどから離隔させて載せることができるように高さを確保する突起形状Emを一面側の全体の複数個所に浮き出させるエンボス加工が多用されている。
ここで、キッチンペーパーPは、坪量15~25g/m2(測定方法:JIS P 8124[1998])のクレープ紙により構成するのが好適であり、より好ましくは19~23g/m2の坪量にするのがよい。このクレープ紙は、繊維材料として、キッチンペーパーに適した既知の組成のパルプ繊維が採用されて作製されており、バージンパルプを90~100質量%含むのが適している。本件発明の特有の効果が顕著になるパルプ組成としては、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプと、を適宜の比率で配合するものがよく、特に、針葉樹パルプ:広葉樹パルプの比が1(25%):3(75%)~1(50%):1(50%)にするのが最適である。また、このキッチンペーパーPの紙厚は、170~270μm(測定方法:JIS P 8118)とするのが好ましい。これにより、キッチンペーパーPは、吸水性や吸油性などに優れていて、キッチンでの使用に適している。
また、キッチンペーパーPは、50~90μmの高さの突起形状Emがエンボス加工により形成されており、その突起形状Emの凹部の空間のキッチンペーパーPの平面方向における開口部分の最大断面積は1.4~4.2mm2に、好ましくは2.8~3.5mm2になるように作製されている。このキッチンペーパーPは、離隔間隔が2~5mm程度のパターンで突起形状Emがエンボス加工により形成されている。これにより、キッチンペーパーPは、拭き取り時などに必要な強度を得ることができ、キッチンでの使用に適している。
なお、このキッチンペーパーPは、クレープ紙1枚(所謂、1プライ)を2つ折りにして利用する形態でも、また、クレープ紙2枚(所謂、2プライ)またはクレープ紙3枚(所謂、3プライ)以上の積層構造の一組を2つ折りにして1枚と同様に利用する形態のいずれでもよく、本実施形態では2プライの形態を1枚として利用する場合を一例にして説明する。
そして、収納箱10は、図2に示すように、スリット17の長さ(両端部17a間の長さ)がそのスリット17の延長方向と交差する収納箱10の角部(両端部)10e間の長さの75%以上、本実施形態では75%になるように形成されている。ここで、本実施形態のスリット17は、収納箱10の上面11の長手方向側辺11aと平行に形成されているので、その延長方向両端部がその上面11の短尺方向側辺11bの角部10eと直交している。なお、本実施形態の収納箱10は、上面11の長手方向側辺11aと平行のスリット17が取出口として形成されているが、これに限るものではない。例えば、収納箱10の上面11の長手方向側辺11aに対して斜めに傾くスリットを形成してもよく、この場合には、そのスリットの延長方向が上面11の短尺方向側辺11bと斜めに交差して、その交点に位置する角部10e間の75%の長さにスリットを形成すればよい。
この構造により、収納箱10は、長穴15(スリット17)と両端部の角部10eとの間に、上面11が介在して、言い換えると、構成部材の厚紙が残存して、その角部10eの断面直角となる形状に起因する強度を利用することができ、収納箱10のボックス形状を効果的に維持することができる。
具体的には、キッチンペーパーPは、図3に示すように、使用開始前の収納箱10内に2つ折りに畳まれて積み重ねられた束10Bの状態で収納されて、その収納箱10の上面11から最上面が離隔している。また、このキッチンペーパーPは、収納される収納箱10の角部10e間と略同等の長さの端辺Peを有し、2つ折りされた折辺Pfも同等の長さを有して収納箱10に積み重ねられて束10Bにされている。
このキッチンペーパーPは、使用する場合、収納箱10の上面11の長穴15内に位置するスリット17をフィルム16の可撓性を利用して広げることにより指先を差し込んで最上面を摘み最上位Ptから引き出すことができる(後述する図6を参照)。これにより、キッチンペーパーPは、最上位Ptの半面Phをそのスリット17から外部に引き出した状態で次の使用に待機させることができ、また、そのまま最上位Ptをスリット17から引き出すことにより、2つ折りの間に挟む次のキッチンペーパーPの半面Phを摩擦力で引き摺って(後続させて)外部に露出させ待機状態にすることができる。この結果、次に使用するキッチンペーパーPは、スリット17から露出する半面Phを摘んで容易に引き出して取り出すことができる。
そして、キッチンペーパーPは、図4に示すように、浮き出るようにエンボス加工により形成されている突起形状Emの形成面を表面Sf側として、その裏面Sb側を対面させるように2つ折りにされて、半面Phを交互に挟み込む状態で積み重ねた束10Bに作製される。このキッチンペーパーPは、梱包工程を図示する図5に示すように、その束10Bの状態のまま、短尺側の側面12を開放状態にした収納箱10内に差し込まれた後に、その側面12の上片12aと下片12bとが長尺側の側面13側の延長片13a、13bに接着されることで、その開口が閉止されて梱包されることによりパッケージ10Pにされている。すなわち、キッチンペーパーPは束10Bの作製方法の実施後に収納箱10内に梱包されてパッケージ化されている。
このとき、キッチンペーパーPは、2つ折りの内面で対面する突起形状Emの形成表面Sfの裏面Sbがその突起形状Emの背面側で平面形状Pnになっていることから、束10Bの最上面および最下面では、それぞれ半面Phにおける突起形状Emの形成表面Sfが位置している。
このため、キッチンペーパーPの束10Bは、突起形状Emが外側に露出している。このため、キッチンペーパー束10Bは、収納箱10内への差込時に、上面11の内面11iや不図示の底面の内面における大面積に、その上下外面の複数個の突起形状Emをそれぞれ同時に接触させることができ、トータルの接触面積を小さくすることによって滑らせるようにして、スムーズに内部に入れ込むことができる。
この束10BのキッチンペーパーPは、図4に示すように、2つ折りされた半面Phの突起形状Emの形成表面Sfの裏面Sbに位置する天井面側および床面側の平面形状Pnが、2つ折りされた別個2枚のキッチンペーパーPの半面Phの平面形状Pnをそれぞれ対面させるように交互に挟み込まれて積み重ねられている。これらのキッチンペーパーPの内面の天井面側および床面側では、互いの平面形状Pnが対面接触されるとともに、その挟み込まれた別個2枚の半面Phの表面Sfでは互いの突起形状Emを対面接触させている。なお、この束10BのキッチンペーパーPの最上位Ptおよび不図示の最下位では、別個1枚の半面Phを挟み込むだけであることから、2つ折りされた天井面側および床面側の半面Phの平面形状Pnはその別個1枚の半面Phの突起形状Emに対面接触されている。
このため、キッチンペーパーPは、収納箱10のスリット17をフィルム16の可撓性を利用して広げて指先を差し込むことにより、図3に示す使用開始前の収納形態での最上位Ptの上面が摘まれてスリット17から引き出される際に、その2つ折りの間に挟み込まれている後続のキッチンペーパーPの天井面側の半面Phが摩擦力で引き摺られて、そのスリット17から外部に露出することになる。
このとき、キッチンペーパーPは、図6に示すように、最上位Ptの上面(形成表面)Sfの突起形状Emを摘まんで収納箱10のスリット17から引き出すことができ、スムーズに外部に引き出して取り出すことができる。このキッチンペーパーPは、収納箱10のスリット17から外部に引き出して露出する状態で待機する際にも、外部に露出する最上位Ptの上面Sfの突起形状Emを摘まんでスムーズに外部に引き出して取り出すことができる。
これにより、キッチンペーパーPは、引き出し時に最上位Ptの上面(形成表面)Sfの突起形状Emを容易に摘んで使用することができる使い勝手に優れるパッケージ10Pになっている。
このように、本実施形態のキッチンペーパーPの束10Bが収納箱10に収納されているパッケージ10Pにあっては、突起形状Emの形成表面Sfの裏面Sbを対面させるように2つ折りして交互に半面Phを挟み込んで積み重ねている。
このため、キッチンペーパーPの束10Bは、収納箱10の側面12を開口させて突起形状Emを面接触させて滑らせることによりスムーズに収納してパッケージ10Pにすることができる。また、そのキッチンペーパーPは、収納箱10のスリット17から引き出す際に、そのスリット17から差し込む指先で突起形状Emを容易に摘んで引き出すことができる。
したがって、一面側に突起形状Emが形成されているキッチンペーパーPの束10Bでも、収納箱10内に容易に収納してパッケージ10Pにすることができ、そのキッチンペーパーPを快適に取出口のスリット17から引き出して使用することができ、使い勝手のよいキッチンペーパーパッケージ10Pを提供することができる。
ここで、上述実施形態では、収納箱10をキッチンペーパーPの包装体の一例として説明するが、これに限るものではなく、例えば、図7に示すような収納袋20でもよい。この収納袋20は、図7に示すように、上述の収納箱10と同様に、2つ折りに畳んだ複数枚のキッチンペーパーPを積み重ねた束10Bを内部空間に収納しつつ、キッチンペーパーPを1枚ずつ取り出すことができるスリット27を開口可能なミシン目27sが上面21に形成されている。この包装体20は、図示することは省略するが、厚さが10μm~200μm程度の好ましくは、ポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂からなる筒状フィルム内にキッチンペーパーPの束10Bを差し込んで両端部20eが順次に(同時でもよい)平坦にシールされた後(梱包工程後)に切断されて切り離されることによりパッケージ化されている。なお、包装体20のスリット27も、上述の収納箱10におけるスリット17(長穴15)と同様の寸法比率等の形態で開口可能に形成すればよい。
これにより、収納袋20においても、内部に収納するキッチンペーパーPをホコリ等に汚損されずに清潔な状態に維持しつつ、最上面のキッチンペーパーPが摘まれてスリット27から引き出される際に、上述の収納箱10の場合と同様の形態で、最上位のキッチンペーパーPを容易に摘んでスリット27から引き出して半面Phをスムーズに露出させることができ、使い勝手に優れるパッケージ20Pになっている。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10……収納箱
10B……キッチンペーパーの束
10P、20P……キッチンペーパーのパッケージ
10e……角部
11、21……上面
11i 内面
15……長穴
16……フィルム
17、27……スリット
17a……端部
17f 開口縁
20……収納袋
27s……ミシン目
Em……突起形状
P……キッチンペーパー
Pe……端辺
Ph……半面
Pn 平面形状
Pt 最上位
Sb 裏面
Sf 形成表面

Claims (6)

  1. 2プライ以上からなるキッチンペーパーの1枚または数枚ずつ取出口から取り出し可能に折り畳まれて積み重ねた状態の複数枚のキッチンペーパーの束が包装体に収納されているキッチンペーパーパッケージであって、
    前記キッチンペーパーは、一面側の全体の複数個所に浮き出る突起形状が形成されているとともに、当該突起形状の形成面の裏面が突起形状の背面側で平面形状になっており、当該突起形状の形成面の裏面同士が平面で対面するように2つ折りにされて交互に少なくとも半面の一部を挟み込むように積み重ねた状態で収納されていることを特徴とするキッチンペーパーパッケージ。
  2. 前記包装体が収納箱であることを特徴とする請求項1に記載のキッチンペーパーパッケージ。
  3. 前記包装体が収納袋であることを特徴とする請求項1に記載のキッチンペーパーパッケージ。
  4. 前記取出口は、前記キッチンペーパーの取り出し方向と交差するスリット状の形態で前記包装体の一面に開口していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のキッチンペーパーパッケージ。
  5. 前記キッチンペーパーは、一方の端辺側が前記取出口から外部に露出する状態で使用時に引き出されるのを待機し、当該引き出し時に後続する挟み込まれている端辺側が当該取出口から外部に露出状態になって待機する構造に積み重ねられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のキッチンペーパーパッケージ。
  6. 収納される包装体の取出口から2プライ以上からなるキッチンペーパーの1枚または数枚ずつ取り出し可能に折り畳まれて積み重ねた状態の複数枚のキッチンペーパーの束であって、
    前記キッチンペーパーは、一面側の全体の複数個所に浮き出る突起形状が形成されているとともに、当該突起形状の形成面の裏面が突起形状の背面側で平面形状になっており、当該突起形状の形成面の裏面同士が平面で対面するように2つ折りにされて交互に少なくとも半面の一部を挟み込むように積み重ねられていることを特徴とするキッチンペーパー束。
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