JP3244522U - アジャスター機能付きカーテンフック - Google Patents

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Abstract

【課題】カーテンの吊り高さを所定の吊り高さに簡単かつ確実に設定できるようにしたシンプルな構成のアジャスター機能付きカーテンフックを提供する。【解決手段】アジャスター機能付きカーテンフック1は、カーテンを係止するU字状の本体フック10と、カーテンランナーに係止される逆U字状のスライドフック20と、スライドフック20の元端側に設けられた爪部21と、本体フック10の元端側に設けられ、爪部21を下方に向かってスライド可能に係止するための歯先部14及び係止溝13を交互に繰り返し配置したアジャスターレール11とを備え、アジャスターレール11には、カーテンの吊り高さを第一の吊り高さにするための爪部21の第一の係止先100Aを示す第一の標識15Aと、カーテンの吊り高さを第二の吊り高さにするための爪部21の第二の係止先100Bを示す第二の標識15Bとが設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、カーテンの吊り高さを多段階に調整することが可能なアジャスター機能付きカーテンフックに関する。
カーテンの吊り高さを多段階に調整することが可能なアジャスター付きカーテンフックが知られている(特許文献1等を参照)。特許文献1に開示されたアジャスター付きカーテンフックには、カーテン側の本体1に取付けられた下向きの爪13と、カーテンランナー側のフック3に取付けられ、その爪13に係止される上向きの爪4とが備えられており、これらの爪13と爪4とがアジャスター2を構成している。このアジャスター2によれば、本体1からフック3が外れるのを防ぎつつ、本体1に対するフック3の相対的な高さを調節し、カーテンの吊り高さを変更することができる。
特に、特許文献1に記載のアジャスター付きカーテンフックは、カーテンの吊り高さがいわゆる「A吊り高さ」となるような位置関係でフック3と本体1とをロックする機構(バネ板6,凸部7,凹部16)と、カーテンの吊り高さがいわゆる「B吊り高さ」となるような位置関係でフック3と本体1とをロックする機構(バネ板6,凸部7,凹部17)とを備えているので、ユーザがカーテンからカーテンフックを取外した際にフック3と本体1との位置関係が変化した場合や、カーテンの吊り高さをA吊り高さとB吊り高さとの間で変更する場合などに、フック3と本体1との位置関係をA吊り用又はB吊り用にセットすることが容易である。
特開2006-346057号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアジャスター付きカーテンフックは、ロックするための機構をアジャスター2とは別に設けているので、製造コストを抑えにくく非効率であった。
そこで、本考案は、カーテンの吊り高さを所定の吊り高さ(第一の吊り高さ又は第二の吊り高さ)に簡単かつ確実に設定できるようにしたシンプルな構成のアジャスター機能付きカーテンフックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックは、カーテンを係止するU字状の本体フックと、カーテンランナーに係止される逆U字状のスライドフックと、前記スライドフックの元端側に設けられた爪部と、前記本体フックの元端側に設けられ、前記爪部を下方に向かってスライド可能に係止するための歯先部及び係止溝を交互に繰り返し配置したアジャスターレールとを備え、前記アジャスターレールには、前記カーテンの吊り高さを第一の吊り高さにするための前記爪部の第一の係止先を示す第一の標識と、前記カーテンの吊り高さを第二の吊り高さにするための前記爪部の第二の係止先を示す第二の標識とが設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、前記アジャスターレールの縁部には、前記第一の係止先に係止されたときの前記爪部の下端と同じ高さ位置に上端を有する凸型マークが前記第一の標識として設けられ、前記第二の係止先に係止されたときの前記爪部の下端と同じ高さ位置に上端を有する凸型マークが前記第二の標識として設けられてもよい。
上記課題を解決するために本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、前記アジャスターレールの前記第一の係止先には、他の係止溝よりも深さの大きな位置決め用係止溝が前記第一の標識として設けられ、前記アジャスターレールの前記第二の係止先には、他の係止溝よりも深さの大きな位置決め用係止溝が前記第二の標識として設けられてもよい。
上記課題を解決するために本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、前記アジャスターレールの前記第一の係止先の直上には、他の歯先部よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部が前記第一の標識として設けられ、前記アジャスターレールの前記第二の係止先の直上には、他の歯先部よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部が前記第二の標識として設けられてもよい。
上記課題を解決するために本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、前記アジャスターレールは、窓側を正面としたときの前記本体フックの左右両側に設けられ、前記爪部は、左右両側の前記アジャスターレールを挟持するようにして取付けられており、左右両側の前記アジャスターレールの前記第一の係止先には、前記係止溝の代わりに左右に連通した係止孔が前記第一の標識として設けられ、左右両側の前記アジャスターレールの前記第二の係止先には、前記係止溝の代わりに左右に連通した係止孔が前記第二の標識として設けられてもよい。
本考案に係るアジャスター機能付きカーテンフックは、カーテンの吊り高さを第一の吊り高さにするための爪部の第一の係止先を示す第一の標識と、カーテンの吊り高さを第二の吊り高さにするためのアジャスターレールの第二の係止先を示す第二の標識とを備えるので、ユーザが第一の標識を目標とすることにより爪部を第一の係止先に位置決めすることが可能であり、ユーザが第二の標識を目標とすることにより爪部を第二の係止先に位置決めすることが可能である。したがって、カーテンの吊り高さを所定の吊り高さ(第一の吊り高さ又は第二の吊り高さ)に簡単かつ確実に設定できるようにしたシンプルな構成のアジャスター機能付きカーテンフックが実現するという効果がある。
また、本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックは、第一の標識及び第二の標識として凸型マークを利用するので、第一の係止先の位置及び第二の係止先の位置をユーザの指先の触覚により認識することができるという効果がある。
また、本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックは、第一の標識及び第二の標識として相対的に深さの大きな位置決め用係止溝を利用するので、第一の係止先又は第二の係止先である位置決め用係止溝に爪部が係止されたことをユーザが「ロックされた」という感覚(触覚)により認識することができるという効果がある。
また、本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックは、第一の標識及び第二の標識として相対的に起伏の大きなクリック音発生用歯先部を利用するので、起伏を爪部が乗り越えるときに指先に生じる抵抗(触覚)と、当該クリック音発生用歯先部の直下の係止溝に爪部が係止されるときに生ずる比較的大きなクリック音の聴取(聴覚)との双方によって、第一の係止先又は第二の係止先に爪部が係止されたことをユーザが認識することができるという効果がある。
また、本考案に係る一のアジャスター機能付きカーテンフックは、第一の標識及び第二の標識として係止溝の代わりに設けられた係止孔を利用するので、第一の係止先の位置及び第二の係止先の位置をユーザの視覚により認識することができるという効果がある。
カーテンのA吊り高さ(図1(A))及びB吊り高さ(図1(B))を説明する説明図である。 本実施形態のアジャスター機能付きカーテンフックのA吊りモード(図2(A))及びB吊りモード(図2(B))を示す左側面図である。 スライドフックの斜視図である。 窓側を正面とした場合の本体フックの左側面図(図4(1))、正面図(図4(2))、及び図4(1)のA-A線における断面図(図4(3))である。 凸型マークの使用方法を説明する説明図である。 変形例に係る本体フックの左側面図(図4(1))、正面図(図4(2))、及び断面図(図4(3))である。
以下、本考案に係るアジャスター機能付きカーテンフックの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、ここでは、カーテンレールに取り付けられた状態のアジャスター機能付きカーテンフックが窓側を正面としたときに左右対称な形状をしていると仮定する。
1.アジャスター機能付きカーテンフックの概要
図1は、カーテンのA吊り高さ(図1(A))及びB吊り高さ(図1(B))を説明する説明図である。図1に示すとおり本実施形態のアジャスター機能付きカーテンフック1は、カーテンランナー300と、カーテン200との間に取付けられる例えば合成樹脂製のカーテンフックであって、カーテン200の吊り高さを多段階に調整するためのアジャスター機能を有し、カーテン200の吊り高さを相対的に低い所定のA吊り高さ(図1(A))に設定すること、相対的に高い所定のB吊り高さ(図1(B))に設定すること、及び、A吊り高さとB吊り高さの間の幾つかの吊り高さに設定することが可能である。なお、窓側を正面としてカーテン200を観察した場合に、A吊り高さは、カーテンレールが見えるようなカーテン200の吊り高さであり、B吊り高さは、カーテンレールが隠れるようなカーテン200の吊り高さである。
2.A吊りモード及びB吊りモードについて
図2は本実施形態のアジャスター機能付きカーテンフックのA吊りモード(図2(A))及びB吊りモード(図2(B))を示す左側面図、図3はスライドフックの斜視図である。A吊りモードはカーテン200の吊り高さをA吊り高さにするためのモードであり、B吊りモードはカーテン200の吊り高さをB吊り高さにするためのモードである。
図2,図3に示すとおり、アジャスター機能付きカーテンフック1は、カーテン200を係止するU字状の本体フック10と、カーテンランナー300に係止される逆U字状のスライドフック20とを備える。図2(A)に示すA吊りモードでは、本体フック10におけるスライドフック20の係止先が相対的に高い位置である第一の係止先100Aに設定されるのに対し、図2(B)に示すB吊りモードでは、本体フック10におけるスライドフック20の係止先が相対的に低い位置である第二の係止先100Bに設定される。
カーテン200の吊り高さを多段階に調整可能とするために、スライドフック20の元端側には、図3に示すとおり爪21T,21Tを有したユニットである爪部21が設けられ、本体フック10の元端の左右両側(図2の紙面表裏側)には、アジャスターレール11,11が設けられており、これらの爪部21及びアジャスターレール11,11がアジャスターを構成している。このうち、アジャスターレール11は、上下方向に長いレール状の縁部15と、縁部15の内側において爪部21を下方に向かってスライド可能に係止するために係止溝13及び歯先部14を交互に繰り返し配置した鋸歯状部とを有している。一方、スライドフック20の爪部21(図3)は、左右両側のアジャスターレール11,11を左右の爪21T,21Tで挟持するようにして縁部15に嵌合している。
そして、本実施形態のアジャスターレール11には、カーテン200の吊り高さを所定のA吊り高さにするための爪21T,21Tの第一の係止先100Aを示す第一の標識(後述する符号13A,14A,15A)と、カーテン200の吊り高さを所定のB吊り高さにするための爪21T,21Tの第二の係止先100Bを示す第二の標識(後述する符号13B,14B,15B)とが設けられている。これらの第一の標識及び第二の標識の詳細は以下のとおりである。
3.凸型マークについて
図4は窓側を正面とした場合の本体フックの左側面図(図4(1))、正面図(図4(2))、及び図4(1)のA-A線における断面図(図4(3))、図5は凸型マークの使用方法を説明する説明図である。図4に示すとおり、アジャスターレール11の縁部15には、第一の係止先100Aに係止されたときの爪部21の下端22と同じ高さ位置に上端を有する凸型マーク15Aが第一の標識として設けられ、第二の係止先100Bに係止されたときの爪部21の下端22と同じ高さ位置に上端を有する凸型マーク15Bが第二の標識として設けられる。図示された例では、凸型マーク15A,15Bの各々は縁部15の表面から突出した形状しており、その平面視形状は四角形である。
例えば、図5に示すとおり、ユーザは本体フック10を左手で保持し、凸型マーク15Aを左手の親指で押さえる。このとき、左手の親指の指先の高さが凸型マーク15Aの上端と同じ高さ位置にある。そして、ユーザが右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせていくと、左手の親指の指先に爪部21の下端22が当接したタイミングでスライドフック20が停止し、第一の係止先100Aに爪21T,21Tが係止される。したがって、ユーザは、左手の親指の指先に爪部21が当接したという感触によって、爪21T,21Tが第一の係止先100Aに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がA吊りモード(図2(A))に設定される。
同様に、例えばユーザが本体フック10を左手で保持し、凸型マーク15Bを左手の親指で押さえる。このとき、ユーザは左手の親指の指先の高さを凸型マーク15Bの上端の高さ位置と同じにする。そして、ユーザが右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせていくと、左手の親指の指先に爪部21の下端22が当接したタイミングでスライドフック20が停止し、第二の係止先100Bに爪21T,21Tが係止される。したがって、ユーザは、左手の親指の指先に爪部21が当接したという感触によって、爪21T,21Tが第二の係止先100Bに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がB吊りモード(図2(B))に設定される。
4.位置決め用係止溝について
また、図4(3)に示すとおり、本実施形態のアジャスターレール11の第一の係止先100Aには、他の係止溝13よりも深さの大きな位置決め用係止溝13Aが第一の標識として設けられている。同様に、本実施形態のアジャスターレール11の第二の係止先100Bには、他の係止溝13よりも深さの大きな位置決め用係止溝13Bが第二の標識として設けられている。
したがって、ユーザが本体フック10を例えば左手で保持し、右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせていくと、爪部21の爪21T,21Tが位置決め用係止溝13Aに係止され、スライドフック20が停止する。この状態では、一定以上の下向きの力を加えない限りは係止を解除できないので、ユーザの手指には「ロックされた」という感触が生じる。よって、ユーザは、「ロックされた」という手指の感覚によって、爪21T,21Tが第一の係止先100Aに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がA吊りモード(図2(A))に設定される。
その後、ユーザが一定以上の下向きの力を加えることにより第一の係止先100Aに対する爪21T,21Tの係止を解除すると、右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせることが可能となる。そして、爪部21の爪21T,21Tが位置決め用係止溝13Bに係止されると、スライドフック20が停止する。この状態では、一定以上の下向きの力を加えない限りは係止を解除できないので、ユーザの手指には「ロックされた」という感触が生じる。よって、ユーザは、「ロックされた」という手指の感覚によって、爪21T,21Tが第二の係止先100Bに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がB吊りモード(図2(B))に設定される。
5.クリック音発生用歯先部について
また、図4(3)に示すとおり、本実施形態のアジャスターレール11の第一の係止先100Aの直上には、他の歯先部14よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部14Aが第一の標識として設けられている。同様に、第二の係止先100Bの直上には、他の歯先部14よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部14Bが第二の標識として設けられている。
したがって、例えばユーザが本体フック10を左手で保持し、右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせていくと、爪部21の爪21T,21Tが位置決め用係止溝13Aに係止される直前に、起伏の大きなクリック音発生用歯先部14Aを乗り越える(爪21T,21Tが一時的に大きく拡がる)ので、その直下の位置決め用係止溝13Aに係止されるときにパチンと比較的大きなクリック音(他の係止溝13に係止されるときよりも大きなクリック音)を生ずる。よって、ユーザは、クリック音発生用歯先部14Aを爪21T,21Tが乗り越えるときに指先に生じる僅かな抵抗(感触)と、当該クリック音の聴取(聴覚)との双方によって、爪21T,21Tが第一の係止先100Aに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がA吊りモード(図2(A))に設定される。
その後、ユーザが右手で保持したスライドフック20をアジャスターレール11に沿って下方へスライドさせていくと、爪部21の爪21T,21Tが位置決め用係止溝13Bに係止される直前に、起伏の大きなクリック音発生用歯先部14Bを乗り越える(爪21T,21Tが一時的に大きく拡がる)ので、その直下の位置決め用係止溝13Bに係止されるときに上記と同様のクリック音を生ずる。よって、ユーザは、クリック音発生用歯先部14Bを爪21T,21Tが乗り越えるときに指先に生じる僅かな抵抗(触覚)と、当該クリック音の聴取(聴覚)との双方によって、爪21T,21Tが第二の係止先100Bに位置決めされたことを認識することができる。これによって、アジャスター機能付きカーテンフック1がB吊りモード(図2(B))に設定される。
6.実施形態の効果
以上説明したとおり、本実施形態に係るアジャスター機能付きカーテンフック1は、カーテン200の吊り高さを所定のA吊り高さにするための爪21T,21Tの第一の係止先100Aを示す第一の標識(符号13A,14A,15A)と、カーテン200の吊り高さを所定のB吊り高さにするための爪21T,21Tの第二の係止先100Bを示す第二の標識(符号13B,14B,15B)とを備えるので、ユーザが第一の標識(符号13A,14A,15A)を目標とすることにより爪21T,21Tを第一の係止先100Aに位置決めすることが可能であり、第二の標識(符号13B,14B,15B)を目標とすることにより爪21T,21Tを第二の係止先100Bに位置決めすることが可能である。したがって、カーテンの吊り高さをA吊り高さ又はB吊り高さに簡単かつ確実に設定することができるシンプルな構成のアジャスター機能付きカーテンフック1が実現する。
7.位置決め用係止溝の変形例
上述したアジャスターレール11は、窓側を正面としたときの本体フック10の左右両側にそれぞれ設けられており、爪部21は、左右両側のアジャスターレール11,11を左右の爪21T,21Tで挟持するようにして取付けられている(図3参照)。
その場合は、図6に示すとおり、左右両側のアジャスターレール11,11の第一の係止先100Aには、左右両側の一対の位置決め用係止溝13A,13Aの代わりに、左右に連通した一つの係止孔400Aが設けられてもよい。
同様に、左右両側のアジャスターレール11,11の第二の係止先100Bには、左右両側の一対の係止溝13B,13Bの代わりに、左右に連通した一つの係止孔400Bが設けられてもよい。
なお、図6(1)では、分かりやすいように、紙面の表裏方向にかけて連通した部分に交差斜線を付与している。
このように左右に連通した係止孔400A,400Bは、左右に連通していない一対の位置決め用係止溝13A,13A,13B,13Bとは異なり光を透過するので、視覚的に強調されると考えられる。実際、本願考案者等による試作品によると、位置決め用係止溝13A,13Bはサイズが小さいので、ほとんど視覚で認識することができないのに対して、同サイズの係止孔400A,400Bは光を透過するので十分に視覚で認識することが可能であった。したがって、係止孔400A,400Bは、第一の係止先100Aの位置又は第二の係止先100Bの位置をユーザが視覚で認識する際の補助となる。
8.その他
以上のように、本考案について好ましい実施形態について説明したが、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想を逸脱或いは変更しない範囲内で種々変形が可能である。例えば、特定の形状を有した凸型マーク15A,15Bの代わりに又は凸型マーク15A,15Bに加えて、周囲とは異なる特定の色彩を有したマーク(色付きシールなど)を利用してもよいし、特定の記号を有したマーク(記号Aが印刷されたシール、記号Bが印刷されたシールなど)を利用してもよい。また、スライドフック20のフック部分を適当な材質にすることにより、ユーザがカーテン200を引っ張るだけでフック部分が開いてカーテンランナー300からカーテン200が外れるようにしてもよい。
1 アジャスター機能付きカーテンフック
10 本体フック
100A 係止先
100B 係止先
11 アジャスターレール
13 係止溝
13A 位置決め用係止溝
13B 位置決め用係止溝
14 歯先部
14A クリック音発生用歯先部
14B クリック音発生用歯先部
15A 凸型マーク
15B 凸型マーク
20 スライドフック
200 カーテン
21 爪部
21T 爪
300 カーテンランナー
400A 係止孔
400B 係止孔

Claims (5)

  1. カーテンを係止するU字状の本体フックと、
    カーテンランナーに係止される逆U字状のスライドフックと、
    前記スライドフックの元端側に設けられた爪部と、
    前記本体フックの元端側に設けられ、前記爪部を下方に向かってスライド可能に係止するための歯先部及び係止溝を交互に繰り返し配置したアジャスターレールとを備え、
    前記アジャスターレールには、
    前記カーテンの吊り高さを第一の吊り高さにするための前記爪部の第一の係止先を示す第一の標識と、
    前記カーテンの吊り高さを第二の吊り高さにするための前記爪部の第二の係止先を示す第二の標識と
    が設けられていることを特徴とするアジャスター機能付きカーテンフック。
  2. 請求項1に記載のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、
    前記アジャスターレールの縁部には、
    前記第一の係止先に係止されたときの前記爪部の下端と同じ高さ位置に上端を有する凸型マークが前記第一の標識として設けられ、
    前記第二の係止先に係止されたときの前記爪部の下端と同じ高さ位置に上端を有する凸型マークが前記第二の標識として設けられている
    ことを特徴とするアジャスター機能付きカーテンフック。
  3. 請求項1に記載のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、
    前記アジャスターレールの前記第一の係止先には、他の係止溝よりも深さの大きな位置決め用係止溝が前記第一の標識として設けられ、
    前記アジャスターレールの前記第二の係止先には、他の係止溝よりも深さの大きな位置決め用係止溝が前記第二の標識として設けられている
    ことを特徴とするアジャスター機能付きカーテンフック。
  4. 請求項1に記載のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、
    前記アジャスターレールの前記第一の係止先の直上には、他の歯先部よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部が前記第一の標識として設けられ、
    前記アジャスターレールの前記第二の係止先の直上には、他の歯先部よりも起伏の大きなクリック音発生用歯先部が前記第二の標識として設けられている
    ことを特徴とするアジャスター機能付きカーテンフック。
  5. 請求項1に記載のアジャスター機能付きカーテンフックにおいて、
    前記アジャスターレールは、窓側を正面としたときの前記本体フックの左右両側に設けられ、前記爪部は、左右両側の前記アジャスターレールを挟持するようにして取付けられており、
    左右両側の前記アジャスターレールの前記第一の係止先には、前記係止溝の代わりに左右に連通した係止孔が前記第一の標識として設けられ、
    左右両側の前記アジャスターレールの前記第二の係止先には、前記係止溝の代わりに左右に連通した係止孔が前記第二の標識として設けられている
    ことを特徴とするアジャスター機能付きカーテンフック。

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