JP3244159B2 - 映像監視装置 - Google Patents
映像監視装置Info
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- JP3244159B2 JP3244159B2 JP24222895A JP24222895A JP3244159B2 JP 3244159 B2 JP3244159 B2 JP 3244159B2 JP 24222895 A JP24222895 A JP 24222895A JP 24222895 A JP24222895 A JP 24222895A JP 3244159 B2 JP3244159 B2 JP 3244159B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像監視装置に係り、テ
レビジョンカメラによる画像のディジタル処理により侵
入者等の異常を監視し、テレビジョンカメラの視野角の
中心を異常物体の重心位置に向けるものに関する。
レビジョンカメラによる画像のディジタル処理により侵
入者等の異常を監視し、テレビジョンカメラの視野角の
中心を異常物体の重心位置に向けるものに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンカメラ(以降、カメラと略
す)で撮像した監視画像の変化を検出して侵入者等の異
常を報知する装置には、背景画像を侵入物体の存在しな
い状態で撮像し、この画像と随時撮像した画像(参照画
像)との差分の画像を生成し、この差分の画像により異
常発生の有無を判断するものがある。そして、異常の発
生にて警報音あるいは警報表示を発し、監視用モニタ装
置の画面でカメラの画像を確認し、適宜に処置すること
となるが、例えば、カメラの監視視野の片隅で異常が発
生したような場合、異常の発生を認識しにくく、確認に
手間取るといった問題がある。
す)で撮像した監視画像の変化を検出して侵入者等の異
常を報知する装置には、背景画像を侵入物体の存在しな
い状態で撮像し、この画像と随時撮像した画像(参照画
像)との差分の画像を生成し、この差分の画像により異
常発生の有無を判断するものがある。そして、異常の発
生にて警報音あるいは警報表示を発し、監視用モニタ装
置の画面でカメラの画像を確認し、適宜に処置すること
となるが、例えば、カメラの監視視野の片隅で異常が発
生したような場合、異常の発生を認識しにくく、確認に
手間取るといった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、カメラの監視視野内に異常が発生した場合、異
常物体がカメラの視野角の中心になるようにカメラの向
きを旋回し、異常の発生をモニタ画面で確認しやすいよ
うにすることにある。
に鑑み、カメラの監視視野内に異常が発生した場合、異
常物体がカメラの視野角の中心になるようにカメラの向
きを旋回し、異常の発生をモニタ画面で確認しやすいよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、カメラよりの侵入物体の存在しないときの
背景画像とカメラより逐次出力される参照画像との差の
画像に基づいて異常を監視するものにおいて、前記カメ
ラよりの背景画像を記憶する第1背景画像メモリと、参
照画像を記憶する第1参照画像メモリと、前記第1背景
画像メモリより読出した信号および第1参照画像メモリ
より読出した信号の差分画像を演算する第1減算器と、
第1減算器よりの信号を微分する第1微分回路と、第1
微分回路よりの画像の上、下、右および左の各端点を検
出する端点検出部と、端点検出部よりの信号に基づいて
画像を四角に囲み四角形の重心位置を算出する重心計算
部と、カメラの視野の中心位置を記憶する記憶部と、記
憶部よりの信号および重心計算部よりの信号に基づいて
カメラの視野角の中心を前記四角形の重心位置に向ける
ための旋回量を算出する旋回量計算部と、カメラに付設
され、旋回量計算部よりの信号に基づいてカメラを旋回
する旋回制御部とからなり、カメラよりの映像信号をモ
ニタ装置に入力し、監視するようにした映像監視装置を
提供するものである。
決するため、カメラよりの侵入物体の存在しないときの
背景画像とカメラより逐次出力される参照画像との差の
画像に基づいて異常を監視するものにおいて、前記カメ
ラよりの背景画像を記憶する第1背景画像メモリと、参
照画像を記憶する第1参照画像メモリと、前記第1背景
画像メモリより読出した信号および第1参照画像メモリ
より読出した信号の差分画像を演算する第1減算器と、
第1減算器よりの信号を微分する第1微分回路と、第1
微分回路よりの画像の上、下、右および左の各端点を検
出する端点検出部と、端点検出部よりの信号に基づいて
画像を四角に囲み四角形の重心位置を算出する重心計算
部と、カメラの視野の中心位置を記憶する記憶部と、記
憶部よりの信号および重心計算部よりの信号に基づいて
カメラの視野角の中心を前記四角形の重心位置に向ける
ための旋回量を算出する旋回量計算部と、カメラに付設
され、旋回量計算部よりの信号に基づいてカメラを旋回
する旋回制御部とからなり、カメラよりの映像信号をモ
ニタ装置に入力し、監視するようにした映像監視装置を
提供するものである。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、本発明による映像
監視装置においては、カメラよりの侵入物体の存在しな
い画像(背景画像)とカメラより逐次出力される画像
(参照画像)との差分の画像を生成し、差分の画像を微
分してエッジ画像を生成し、このエッジ画像の上、下、
右および左のそれぞれの端点を検出し、各端点を通る四
角形で異常物体を囲み、この四角形の重心位置を算出
し、カメラの視野角の中心をこの異常物体の重心位置に
向けて旋回する。これにより、異常物体はモニタ画面の
中心に表示される。
監視装置においては、カメラよりの侵入物体の存在しな
い画像(背景画像)とカメラより逐次出力される画像
(参照画像)との差分の画像を生成し、差分の画像を微
分してエッジ画像を生成し、このエッジ画像の上、下、
右および左のそれぞれの端点を検出し、各端点を通る四
角形で異常物体を囲み、この四角形の重心位置を算出
し、カメラの視野角の中心をこの異常物体の重心位置に
向けて旋回する。これにより、異常物体はモニタ画面の
中心に表示される。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による映像監視
装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明による映
像監視装置の一実施例の要部ブロック図である。図にお
いて、1はカメラで、視野角は予め設定された方向に向
けられている。2はA/D変換部で、カメラ1よりの映
像信号をディジタル信号に変換する。3は切換部で、A
/D変換部2よりの信号の出力先を背景画像メモリ4ま
たは参照画像メモリ5に切換える。背景画像メモリ4は
侵入物体の存在しない画像を記録し、参照画像メモリ5
はカメラ1より逐次出力される時々刻々の画像を記録す
る。6は減算器で、背景画像メモリ4より読出したデー
タと参照画像メモリ5より読出したデータの差を算出
し、差分画像メモリ7に記録する。8は微分回路で、差
分画像メモリ7より読出した信号を微分(画像の濃淡の
段差を微分)し、差分画像のエッジを抽出し、差分画像
メモリ9に書込む。10は端点検出部で、差分画像メモリ
9より読出したデータに基づいてエッジ画像の垂直方向
および水平方向の端点(上端、下端、左端および右端)
を検出する。11は重心計算部で、端点検出部10よりのデ
ータに基づいて上、下、左および右の各端点を通る四角
形で微分画像を囲み、この四角形の重心位置を算出す
る。12は記憶部で、カメラ1の視野角の中心位置を記憶
する。13は旋回量計算部で、記憶部12よりのデータと重
心計算部11よりのデータに基づいてカメラ1の視野角の
中心を重心計算部11で計算された四角形の重心位置に向
けるための旋回量(ベクトル量)を算出する。14は旋回
制御部で、カメラ1に付設され、旋回量計算部13よりの
信号に基づいてカメラ1の向きを旋回する。
装置の実施例を詳細に説明する。図1は本発明による映
像監視装置の一実施例の要部ブロック図である。図にお
いて、1はカメラで、視野角は予め設定された方向に向
けられている。2はA/D変換部で、カメラ1よりの映
像信号をディジタル信号に変換する。3は切換部で、A
/D変換部2よりの信号の出力先を背景画像メモリ4ま
たは参照画像メモリ5に切換える。背景画像メモリ4は
侵入物体の存在しない画像を記録し、参照画像メモリ5
はカメラ1より逐次出力される時々刻々の画像を記録す
る。6は減算器で、背景画像メモリ4より読出したデー
タと参照画像メモリ5より読出したデータの差を算出
し、差分画像メモリ7に記録する。8は微分回路で、差
分画像メモリ7より読出した信号を微分(画像の濃淡の
段差を微分)し、差分画像のエッジを抽出し、差分画像
メモリ9に書込む。10は端点検出部で、差分画像メモリ
9より読出したデータに基づいてエッジ画像の垂直方向
および水平方向の端点(上端、下端、左端および右端)
を検出する。11は重心計算部で、端点検出部10よりのデ
ータに基づいて上、下、左および右の各端点を通る四角
形で微分画像を囲み、この四角形の重心位置を算出す
る。12は記憶部で、カメラ1の視野角の中心位置を記憶
する。13は旋回量計算部で、記憶部12よりのデータと重
心計算部11よりのデータに基づいてカメラ1の視野角の
中心を重心計算部11で計算された四角形の重心位置に向
けるための旋回量(ベクトル量)を算出する。14は旋回
制御部で、カメラ1に付設され、旋回量計算部13よりの
信号に基づいてカメラ1の向きを旋回する。
【0007】図2は本発明による映像監視装置の他の実
施例の要部ブロック図である。図の21は微分回路で、参
照画像メモリ5より読出した信号を微分し、参照画像の
エッジを抽出する。22は論理積回路(ANDゲート)
で、前記微分回路8よりの差分画像のエッジの信号、お
よび微分回路21よりの参照画像のエッジの信号を演算
し、微分画像メモリ9に入力する。その他の符号は図1
と同じであるので説明を省く。
施例の要部ブロック図である。図の21は微分回路で、参
照画像メモリ5より読出した信号を微分し、参照画像の
エッジを抽出する。22は論理積回路(ANDゲート)
で、前記微分回路8よりの差分画像のエッジの信号、お
よび微分回路21よりの参照画像のエッジの信号を演算
し、微分画像メモリ9に入力する。その他の符号は図1
と同じであるので説明を省く。
【0008】図3は本発明による映像監視装置の他の実
施例の要部ブロック図である。図の31はフレームメモリ
で、A/D変換部2よりのディジタル変換された映像信
号を1フレーム分記録する。32は微分回路で、フレーム
メモリ31より読出した信号を微分し、エッジを抽出す
る。33は切換部で、装置の動作開始時、あるいは所要の
初期化操作により背景画像メモリ34側に切換え、微分回
路32よりの異常物体の存在しないときのエッジ画像を背
景画像メモリ34に記録する。35は参照画像メモリで、微
分回路32で微分されたカメラ1より逐次出力される時々
刻々のエッジ画像を記録する。36は減算器で、背景画像
メモリ34より読出したデータと参照画像メモリ35より読
出したデータの差を算出し、端点検出部10に入力する。
その他の符号は図1と同じであるので説明を省く。
施例の要部ブロック図である。図の31はフレームメモリ
で、A/D変換部2よりのディジタル変換された映像信
号を1フレーム分記録する。32は微分回路で、フレーム
メモリ31より読出した信号を微分し、エッジを抽出す
る。33は切換部で、装置の動作開始時、あるいは所要の
初期化操作により背景画像メモリ34側に切換え、微分回
路32よりの異常物体の存在しないときのエッジ画像を背
景画像メモリ34に記録する。35は参照画像メモリで、微
分回路32で微分されたカメラ1より逐次出力される時々
刻々のエッジ画像を記録する。36は減算器で、背景画像
メモリ34より読出したデータと参照画像メモリ35より読
出したデータの差を算出し、端点検出部10に入力する。
その他の符号は図1と同じであるので説明を省く。
【0009】図4は本発明による映像監視装置の他の実
施例の要部ブロック図で、図の41は論理積回路で、減算
器36よりの差分のエッジの信号、および参照画像メモリ
35よりの参照画像のエッジの信号を演算し、端点検出分
10に入力する。その他の符号は図3と同じであるので説
明を省く。
施例の要部ブロック図で、図の41は論理積回路で、減算
器36よりの差分のエッジの信号、および参照画像メモリ
35よりの参照画像のエッジの信号を演算し、端点検出分
10に入力する。その他の符号は図3と同じであるので説
明を省く。
【0010】図5は微分回路8、21あるいは32の後段に
データ処理部51を設けた例である。データ処理部51は、
各微分回路よりの各画素のビットデータが「1」の最上
位のビットから最下位のビットまでを全て「1」データ
に切上げるもので、これによりエッジを強調し、侵入物
体のエッジを明瞭にし、容易に特定できるようにする。
データ処理部51は、例えば、データが8ビットで、微分
回路よりのデータが「00100010」であった場
合、上から4桁目以降を「1」に切上げて「00111
111」にする。
データ処理部51を設けた例である。データ処理部51は、
各微分回路よりの各画素のビットデータが「1」の最上
位のビットから最下位のビットまでを全て「1」データ
に切上げるもので、これによりエッジを強調し、侵入物
体のエッジを明瞭にし、容易に特定できるようにする。
データ処理部51は、例えば、データが8ビットで、微分
回路よりのデータが「00100010」であった場
合、上から4桁目以降を「1」に切上げて「00111
111」にする。
【0011】図6は微分回路8、21あるいは32の後段に
2値化回路61を設けた例で、各微分回路よりの各画素の
データを予め設定された閾値により2値のデータに変換
し、これにより、ノイズ等も含めて不明瞭なデータを消
去し、侵入物体を明瞭に抽出できるようにする。
2値化回路61を設けた例で、各微分回路よりの各画素の
データを予め設定された閾値により2値のデータに変換
し、これにより、ノイズ等も含めて不明瞭なデータを消
去し、侵入物体を明瞭に抽出できるようにする。
【0012】次に、本発明による映像監視装置の動作を
図7の画像図を参照しながら説明する。図7(イ)はカ
メラ1を基準視野角に向けた状態の画像で、監視開始
時、カメラ1は旋回制御部14によりこの視野角を向くよ
うに設定されている。図の「+」印71は視野角の中心で
ある。
図7の画像図を参照しながら説明する。図7(イ)はカ
メラ1を基準視野角に向けた状態の画像で、監視開始
時、カメラ1は旋回制御部14によりこの視野角を向くよ
うに設定されている。図の「+」印71は視野角の中心で
ある。
【0013】図1の場合、監視を開始するに先立ち、切
換部3を背景画像メモリ4側に切換え、A/D変換部2
でディジタル変換されたカメラ1よりの背景画像(図7
・イの異常物体72の存在しない状態の画像)を背景画像
メモリ4に1画面分を記録する。しかる後、切換部3を
参照画像メモリ5側に切換え、監視動作に入る。カメラ
1より逐次出力される信号(参照画像)はA/D変換部
2でディジタル信号に変換され、参照画像メモリ5に入
力し、1画面分を記録する。そして、この記録の都度、
背景画像メモリ4および参照画像メモリ5よりデータを
読出し、減算器6に入力し、2つの画像の差を演算す
る。この演算により、視野角内に侵入物体72が存在する
場合、演算により侵入物体72が差分画像として出力され
る。この差分画像72のデータを一旦差分画像メモリ7に
書込み、これを読出して微分回路8に入力し、微分によ
り画像の濃淡の段差で生ずるエッジ画像72(=侵入物
体)を抽出し、微分画像メモリ9に書込む。このデータ
を読出して端点検出部10に入力し、エッジ画像72の上
端、下端、左端および右端を検出し、重心計算部11に入
力する。そして、重心計算部11によりこの上端、下端、
左端および右端を通る四角形73の重心位置74を算出す
る。この重心位置74の信号を旋回制御部14に入力し、旋
回制御部14を介し記憶部12より読出したカメラ1の視野
角の中心位置のデータと共に旋回量計算部13に入力し、
カメラ1の視野角の中心位置71から四角形73の重心位置
74までのベクトル量を算出し、旋回制御部14によりカメ
ラ1の向きを算出されたベクトル量に相当する角度を旋
回する。これにより、カメラ1の視野角の中心71に侵入
物体72の重心位置74が重なり、モニタ画面には図7
(ロ)のように表示される。
換部3を背景画像メモリ4側に切換え、A/D変換部2
でディジタル変換されたカメラ1よりの背景画像(図7
・イの異常物体72の存在しない状態の画像)を背景画像
メモリ4に1画面分を記録する。しかる後、切換部3を
参照画像メモリ5側に切換え、監視動作に入る。カメラ
1より逐次出力される信号(参照画像)はA/D変換部
2でディジタル信号に変換され、参照画像メモリ5に入
力し、1画面分を記録する。そして、この記録の都度、
背景画像メモリ4および参照画像メモリ5よりデータを
読出し、減算器6に入力し、2つの画像の差を演算す
る。この演算により、視野角内に侵入物体72が存在する
場合、演算により侵入物体72が差分画像として出力され
る。この差分画像72のデータを一旦差分画像メモリ7に
書込み、これを読出して微分回路8に入力し、微分によ
り画像の濃淡の段差で生ずるエッジ画像72(=侵入物
体)を抽出し、微分画像メモリ9に書込む。このデータ
を読出して端点検出部10に入力し、エッジ画像72の上
端、下端、左端および右端を検出し、重心計算部11に入
力する。そして、重心計算部11によりこの上端、下端、
左端および右端を通る四角形73の重心位置74を算出す
る。この重心位置74の信号を旋回制御部14に入力し、旋
回制御部14を介し記憶部12より読出したカメラ1の視野
角の中心位置のデータと共に旋回量計算部13に入力し、
カメラ1の視野角の中心位置71から四角形73の重心位置
74までのベクトル量を算出し、旋回制御部14によりカメ
ラ1の向きを算出されたベクトル量に相当する角度を旋
回する。これにより、カメラ1の視野角の中心71に侵入
物体72の重心位置74が重なり、モニタ画面には図7
(ロ)のように表示される。
【0014】図2の場合、参照画像メモリ5より読出し
た信号を減算器6に入力すると同時に微分回路21に入力
し、微分回路21により参照画像のエッジを抽出し、この
参照画像のエッジと差分画像のエッジ(差分画像メモリ
7より読出される)とを論理積回路22で演算する。この
方法によれば、本出願人の出願になる特願平第7−17
2231号に記述した如く、背景に輝度の差がある(図
7の侵入物体72の左半分は白壁の前なので背景が明る
く、右半分はドアの前なので背景が暗い)場合に背景の
輝度の段差部分がエッジとなって抽出され、検出される
べきエッジに重なり、侵入物体が段差のエッジで分断さ
れ、1物体が2物体であるかの如くに誤認されるのを回
避することができる。論理積回路22よりの信号は一旦微
分画像メモリ9に記録し、図1の場合と同様、端点検出
部10、重心算出部11で所要の処理を行い、旋回制御部14
に印加し、カメラ1の向きを旋回する。
た信号を減算器6に入力すると同時に微分回路21に入力
し、微分回路21により参照画像のエッジを抽出し、この
参照画像のエッジと差分画像のエッジ(差分画像メモリ
7より読出される)とを論理積回路22で演算する。この
方法によれば、本出願人の出願になる特願平第7−17
2231号に記述した如く、背景に輝度の差がある(図
7の侵入物体72の左半分は白壁の前なので背景が明る
く、右半分はドアの前なので背景が暗い)場合に背景の
輝度の段差部分がエッジとなって抽出され、検出される
べきエッジに重なり、侵入物体が段差のエッジで分断さ
れ、1物体が2物体であるかの如くに誤認されるのを回
避することができる。論理積回路22よりの信号は一旦微
分画像メモリ9に記録し、図1の場合と同様、端点検出
部10、重心算出部11で所要の処理を行い、旋回制御部14
に印加し、カメラ1の向きを旋回する。
【0015】図3および図4は先にエッジを抽出してか
ら差分の画像を生成する場合のものである。図3の場
合、A/D変換部2でディジタル変換された映像信号を
1画面分をフレームメモリ31に書込み、これを読出し、
微分回路32で微分し、エッジを抽出する。そして、ま
ず、切換部33を背景画像メモリ34側に切換え、侵入物体
72の存在しない画像を背景画像メモリ34に記録し、しか
る後、切換部33を参照画像メモリ35側に切換え、カメラ
1より時々刻々出力される信号のエッジ画像を参照画像
メモリ35に記録する。記録された参照画像のエッジデー
タを背景画像メモリ34より読出したエッジデータと共に
減算器36に入力し、演算により差分のエッジデータを出
力し、端点検出部10に入力する。以降の動作は図1の場
合と同様である。
ら差分の画像を生成する場合のものである。図3の場
合、A/D変換部2でディジタル変換された映像信号を
1画面分をフレームメモリ31に書込み、これを読出し、
微分回路32で微分し、エッジを抽出する。そして、ま
ず、切換部33を背景画像メモリ34側に切換え、侵入物体
72の存在しない画像を背景画像メモリ34に記録し、しか
る後、切換部33を参照画像メモリ35側に切換え、カメラ
1より時々刻々出力される信号のエッジ画像を参照画像
メモリ35に記録する。記録された参照画像のエッジデー
タを背景画像メモリ34より読出したエッジデータと共に
減算器36に入力し、演算により差分のエッジデータを出
力し、端点検出部10に入力する。以降の動作は図1の場
合と同様である。
【0016】図4は、参照画像のエッジと差分画像のエ
ッジとを論理積回路41で演算するようにしたもので、そ
の他の動作は図3と同様であり、図2の場合と同様の効
果が得られる。
ッジとを論理積回路41で演算するようにしたもので、そ
の他の動作は図3と同様であり、図2の場合と同様の効
果が得られる。
【0017】なお、切換部3あるいは33は、どちらも監
視動作の開始時には背景画像メモリ側に切換わるように
する他、時間の経過あるいは所要の操作で随時背景画像
メモリ側に切換え、背景画像メモリに新しい背景画像を
記録するようにする。
視動作の開始時には背景画像メモリ側に切換わるように
する他、時間の経過あるいは所要の操作で随時背景画像
メモリ側に切換え、背景画像メモリに新しい背景画像を
記録するようにする。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による映
像監視装置によれば、侵入物体を検出した場合、カメラ
の視野角の中心を侵入物体の重心位置に向けるように自
動的に旋回し、侵入物体をモニタ画面の中心に表示する
ので、侵入物体を迅速かつ確実に確認することができ
る。
像監視装置によれば、侵入物体を検出した場合、カメラ
の視野角の中心を侵入物体の重心位置に向けるように自
動的に旋回し、侵入物体をモニタ画面の中心に表示する
ので、侵入物体を迅速かつ確実に確認することができ
る。
【図1】本発明による映像監視装置の一実施例の要部ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明による映像監視装置の他の実施例の要部
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明による映像監視装置の他の実施例の要部
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】本発明による映像監視装置の他の実施例の要部
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】本発明による映像監視装置の他の実施例の部分
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】本発明による映像監視装置の他の実施例の部分
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】本発明による映像監視装置の動作を説明するた
めの監視画像図である。
めの監視画像図である。
1 テレビジョンカメラ 2 A/D変換部 3、33 切換部 4、34 背景画像メモリ 5、35 参照画像メモリ 6、36 減算器 7 差分画像メモリ 8、21、32 微分回路 9 微分画像メモリ 10 端点検出部 11 重心計算部 12 記憶部 13 旋回量計算部 14 旋回制御部 22、41 論理積回路(ANDゲート) 51 データ処理部 61 2値化処理部 71 視野角の中心 74 侵入物体の重心位置
Claims (8)
- 【請求項1】 テレビジョンカメラよりの侵入物体の存
在しないときの背景画像とテレビジョンカメラより逐次
出力される参照画像との差の画像に基づいて異常を監視
するものにおいて、前記テレビジョンカメラよりの背景
画像を記憶する第1背景画像メモリと、参照画像を記憶
する第1参照画像メモリと、前記第1背景画像メモリよ
り読出した信号および第1参照画像メモリより読出した
信号の差分画像を演算する第1減算器と、第1減算器よ
りの信号を微分する第1微分回路と、第1微分回路より
の画像の上、下、右および左の各端点を検出する端点検
出部と、端点検出部よりの信号に基づいて画像を四角に
囲み四角形の重心位置を算出する重心計算部と、テレビ
ジョンカメラの視野角の中心位置を記憶する記憶部と、
記憶部よりの信号および重心計算部よりの信号に基づい
てテレビジョンカメラの視野の中心を前記四角形の重心
位置に向けるための旋回量を算出する旋回量計算部と、
テレビジョンカメラに付設され、旋回量計算部よりの信
号に基づいてテレビジョンカメラを旋回する旋回制御部
とからなり、テレビジョンカメラよりの映像信号をモニ
タ装置に入力し、監視するようにした映像監視装置。 - 【請求項2】 前記第1参照画像メモリよりの信号を微
分する第2微分回路と、第2微分回路よりの信号および
前記第1微分回路よりの信号を演算する第1論理積回路
とを設け、第1論理積回路よりの信号を前記端点検出部
に入力するようにして構成した請求項1記載の映像監視
装置。 - 【請求項3】 前記テレビジョンカメラよりの信号を記
録するフレームメモリと、フレームメモリより読出した
信号を微分する第3微分回路と、第3微分回路よりの背
景画像の信号を記憶する第2背景画像メモリと、第3微
分回路よりの参照画像の信号を記憶する第2参照画像メ
モリと、前記第2背景画像メモリより読出した信号およ
び第2参照画像メモリより読出した信号の差分画像を演
算する第2減算器とを設け、第2減算器よりの信号を前
記端点検出部に入力するようにして構成した請求項1記
載の映像監視装置。 - 【請求項4】 前記第2減算器よりの信号および第2参
照画像メモリより読出した信号を演算する第2論理積回
路を設け、第2論理積回路よりの信号を前記端点検出部
に入力するようにして構成した請求項3記載の映像監視
装置。 - 【請求項5】 前記テレビジョンカメラの後段にA/D
変換部を設け、テレビジョンカメラよりの映像信号をデ
ィジタル信号に変換し、前記第1背景画像メモリ、第1
参照画像メモリあるいはフレームメモリにそれぞれ入力
するようにした請求項1、請求項2、請求項3または請
求項4記載の映像監視装置。 - 【請求項6】 前記第1微分回路、第2微分回路あるい
は第3微分回路の後段にそれぞれデータ処理部を設け、
前記微分回路よりの各画素のビットデータをデータが
「1」の最上位のビットから最下位までのビットまでを
全て「1」データに変換し、後続の回路へ入力するよう
にした請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
請求項5記載の映像監視装置。 - 【請求項7】 前記第1微分回路、第2微分回路あるい
は第3微分回路の後段に2値化処理部を設け、前記微分
回路よりの各画素のデータを予め設定された閾値により
2値のデータに変換し、後続の回路へ入力するようにし
た請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求
項5記載の映像監視装置。 - 【請求項8】 リセット入力部を設け、リセット入力部
よりの信号に基づいて前記旋回制御部を介し前記記憶部
よりテレビジョンカメラの視野の中心位置のデータを読
出し、データに基づいてテレビジョンカメラを元の向き
に旋回するようにした請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4、請求項5、請求項6または請求項7記載の映
像監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24222895A JP3244159B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 映像監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24222895A JP3244159B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 映像監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993569A JPH0993569A (ja) | 1997-04-04 |
JP3244159B2 true JP3244159B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=17086146
Family Applications (1)
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JP24222895A Expired - Fee Related JP3244159B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 映像監視装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3244159B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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KR20030073490A (ko) * | 2002-03-07 | 2003-09-19 | 정영기 | 파노라마방식의 광역감시 카메라 |
JP4785087B2 (ja) * | 2009-04-23 | 2011-10-05 | 株式会社メガチップス | 録画判定装置および方法 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24222895A patent/JP3244159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0993569A (ja) | 1997-04-04 |
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