JP3244070U

JP3244070U - エネルギー貯蔵システムのハウジング構成及びそのフレーム型組合せエネルギー貯蔵システム

Info

Publication number: JP3244070U
Application number: JP2022600156U
Authority: JP
Inventors: 江 ▲龍▼; 修菊 ▲呉▼; 志▲強▼ ▲馮▼; 峰秦
Original assignee: 江▲蘇▼▲天▼合▲儲▼能有限公司
Priority date: 2020-05-09
Filing date: 2020-05-20
Publication date: 2023-10-10
Anticipated expiration: 2030-05-20
Also published as: WO2021227102A1; CN212231116U

Abstract

本考案には、箱蓋（１１）と、内部にエネルギー貯蔵システムの各部品を収容可能な空間（１００）が形成されている箱本体（１２）とを含む二つ以上の箱体（１）を備えて、前記箱体（１）の内部に水平方向に沿って貫通する横梁（１３）が設置され、前記箱体（１）の外側面に垂直支持構成（１４）が設置されることを特徴とするエネルギー貯蔵システムのハウジング構成が開示された。本考案にはフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムさらに開示された。本考案は、内部のエネルギー貯蔵システムの部品を効果的に保護することができ、構成が安定しており、圧力や地震にも強く、特に地震の多い地域での取り付けや使用に適用する。

Description

本考案は、エネルギー貯蔵システムの分野に属して、具体的にエネルギー貯蔵システムのハウジング構成及びそのフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムに関する。

エネルギー貯蔵システムは電気エネルギーの貯蔵と電力供給を実行可能なシステムであり、エネルギー貯蔵システムを通じて急速に電力を充放電して、新エネルギーの開発・利用効率を高めるのに有利である。

従来のエネルギー貯蔵システムのフレームは主に全体的な板金フレーム構成を用いて電池と制御電気システムを一つの箱体に整合しており、一部の従来技術では、従来の鋼板の代わりに軽量な金属材料、例えばアルミ板又はアルミ型材を使用している。また、いくつかのエネルギー貯蔵システムのフレームは、製品の取り付けを容易にするために、製品をモジュール化した組合せ型製品にする。積み重ねて組み合わせる必要があるので、組合せ型の製品構成は全体的な構成強度では一体型の構成強度ほど高くない。いくつかの地震多発国と地域の製品に対して、現地の標準として、地震が発生した時、製品が倒れたり、建物が製品に押し付けたりした場合にも一定の強度を保証することができるので、内部の蓄電池が破壊されて爆発発火が発生する危険を回避する、と要求されている。しかし、現在のエネルギー貯蔵システムのフレームは従来の方式を採用して、使用する電気量が要求されるため、一体型構成の場合、製品の重量が重すぎて、人手の力により取り付けることができず、フォークリフトを使用する必要があるため、一般ユーザーのために製品を取り付ける時、取り付けが複雑で、費用が高くてしまい、一方、モジュールした組合せ型の実装方式の場合、構成強度が要求に達成しない。

本考案は、上記の問題を解決するために、取り付けが容易で且つエネルギー貯蔵システムの構成強度を強くすることができるので、構成が安定したフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成することができるエネルギー貯蔵システムのハウジング構成を提供する。また、本考案の別の態様では、前記フレーム構成を用いたフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを提供する。

よって、本考案は以下の技術案を採用する。

箱蓋（１１）と、内部にエネルギー貯蔵システムの各部品を収容可能な空間（１００）が形成されている箱本体（１２）とを含む二つ以上の箱体（１）を備えるエネルギー貯蔵システムのハウジング構成において、前記箱体（１）の内部に水平方向に沿って貫通する横梁（１３）が設置され、箱体（１）の外側面に垂直支持構成（１４）が設置されることを特徴とするエネルギー貯蔵システムのハウジング構成である。

さらに、垂直支持構成（１４）は、各箱体（１）の外側面に設けられた垂直柱（１５）、又は複数の箱体（１）の共通の外側面に設けられた側板（１６）である。

さらに、前記箱体（１）は、全体が直方体形状をなして、前記箱蓋（１１）は、箱体（１）の頂部又は側面に位置し、前記横梁（１３）は箱体（１）の長手方向に沿って、両長辺により近い箱体（１）の底面に対をなして設けられ、前記垂直柱（１５）は箱体（１）の両側面に対をなして設けられ、前記横梁（１３）の末端に接続される。

さらに、前記側板（１６）は金属板を折り曲げて形成された中空板であり、前記横梁（１３）の末端に接続される。

さらに、ハウジング構成の底部に、前記垂直支持構成（１４）に接続されたベース（２）が設けられる。

さらに、前記ベース（２）は、横梁構成または中空板構成である。

本考案の別の態様では、単一の前記箱体１の内部に電気素子が取り付けられることにより、電池ボックス、制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックス、電池ボックスの間と、電池ボックスと制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックスの間とが電気的に接続されて、フレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成するような、前記ハウジング構造を使用したフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを提供する。

さらに、前記電気素子は前記横梁（１３）に取り付けられ、箱本体（１２）の内部に形成される空間（１００）は電気部品に占められる空間よりも大きくなる。

さらに、最頂部の箱体は電気制御素子とインバータを取り付けるために制御・逆変換一体箱になるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、また、前記電池ボックスの間が電気的に接続され、前記電池ボックスと制御・逆変換一体箱との間が電気的に接続される。

さらに、最頂部の箱体は電気制御素子を取り付けるために制御ボックスになるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、また、前記電池ボックスの間が電気的に接続され、前記電池ボックスと制御ボックスとの間が電気的に接続される。

先行技術と比べると、本考案の有益な効果は主に下記のように現れる。

本考案のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成は、箱体毎に横梁構成と垂直柱構成を形成し、複数の箱体の共通の側面に側板が設けられることにより一体のフレーム構成を共同的に構成し、エネルギー貯蔵システムの重要部品である蓄電池、回路基板、ワイヤーハーネス等が横梁に設けられる。これにより、倒壊が発生した場合に、エネルギー貯蔵システムが重量物により押し潰されても、重量物の作用力は、エネルギー貯蔵システムの重要な部品自体に押し付けられることなく、また、強度の弱い外箱壁にも押し付けられることなく、縦横に連結されたフレーム構成にかかるので、内部のエネルギー貯蔵システムの部品を効果的に保護することができる。本考案のフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムによれば、構成が安定しており、圧力や地震にも強く、特に地震の多い地域での取り付けや使用に適用する。

本考案の他の利点、目的、および特徴は、一部分が以下の説明によって具現化され、もう一部分が本考案の研究および実施によって当業者にも理解されるであろう。

本考案の実施例１に係る分解図である本考案の実施例１に係る箱体の内部の構成概略図本考案の実施例２に係る全体取り付け概略図である本考案の実施例２に係る箱体概略図である本考案の実施例３に係る全体取り付け分解図である

以下、添付の図面および具体的な実施形態を参照して、本考案をさらに詳細に説明する。

実施例１
本考案のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成は、図１～図２に示すように、エネルギー貯蔵システムの内部の部品を保護するハウジングを形成することに用いられ、箱蓋１１と箱本体１２と含む二つ以上の箱体１を備え、前記箱蓋１１は、箱体１の頂部に位置するが、いずれの側面にも開設される可能であるとも言える。箱本体１２の内部には、エネルギー貯蔵システムの各部品を収容可能な空間１００が形成されている。本実施例では、箱体１は、全体が直方体形状をなしているが、具体的な使用上の要求に応じて、例えば正方形等の他の形状を設計してもよい。箱体１の内部には、箱体の長手方向に沿って、貫通する横梁１３が設けられており、横梁１３は両長辺により近い箱体１の底面に対をなして設けられている。複数の箱体１は、同一方向に積み重ねられている。複数の箱体の共通の外側面には側板１６が設けられており、本実施例では、複数の箱体の両側の共通の外側面のいずれにも一つの側板１６が設けられている。側板１６は、垂直支持構成として筐体を垂直方向に支持する役割を果たす。側板１６は金属板を折り曲げて形成された中空板であり、支持の役割以外、電気接続線を収納する空間として収納の役割も果たしてもよく、エネルギー貯蔵システムの外観をより簡潔にすることができる。

側板１６は、二つの横梁１３の末端に接続され、接続方式とはボルトねじ、ボルト接続、締まりばめ（interference fit）接続であってもよいし、溶接であってもよくて、強固な接続方式を形成する。

本実施例では、横梁１３と側板１６とは箱体１を保護できる強固なフレーム構成を共同的に形成することにより、箱体１の内部の部品を保護することができる。

本実施例は、本ハウジング構成の底部に配置され、側板１６に接続されたベース２をさらに含むことができ、ベース２は、横梁構成または中空板構成としてもよい。ベース２と前記横梁１３及び側板１６とは箱体１を保護できる強固なフレーム構成を共同的に形成することにより、箱体１の内部の部品を保護することができる。

実施例２
図３、図４に示すように、本実施例のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成は、垂直支持構成１４として垂直柱１５を採用している点で、実施形態１とは異なっている。具体的には、箱体１の二つの外側面には、垂直方向に沿って二つの側面に対をなして設けられた垂直柱１５が設けられ、各側面には一つの対設けられている。垂直柱１５は、横梁１３の二つの末端に接続され、接続方式とはボルト・ねじ接続、又は締まりばめ（interference fit）接続であってもよいし、溶接であってもよくて、強固な接続方式を形成する。

実施例３
図５に示すように、本実施例のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成は、実施例１と実施例２を組み合わせて得たものである。垂直支持構成１４として、垂直柱１５と側板１６を同時に採用した。具体的には、箱体１の二つの外側面には、垂直方向に沿って二つの側面に対をなして設けられた垂直柱１５が設けられて、各側面には一つの対設けられている。複数の箱体の共通の外側面には、側板１６が設けられ、本実施例では、複数の箱体の両側の共通の外側面のいずれにも一つの側板１６が設けられている。このとき、垂直柱１５と側板１６とは、いずれも横梁１３の末端に接続されている。

実施例４
本考案はまた、実施例１～３のいずれか一項に記載されたハウジング構成を使用したフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを提供する。単一の前記箱体１の内部に電気素子１０１が取り付けられることにより、電池ボックス、制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックス、電池ボックスの間と、電池ボックスと制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックスの間とが電気的に接続されることが形成されることにより、フレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成する。

各電気素子は前記箱体１の横梁１３に取り付けられ、箱本体１２の内部に形成される空間１００は電気部品に占められる空間よりも大きくなる。

一つの具体的な実施形態として、最頂部の箱体は電気制御素子及びインバータを取り付けるために例えばエネルギー貯蔵用ＰＣＳのような制御・逆変換一体箱になるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、また、前記電池ボックスと電池ボックスとの間が電気的に接続され、前記電池ボックスと制御・逆変換一体箱との間が電気的に接続されることができることにより、一つのフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成する。

一つの具体的な実施形態として、最頂部の箱体は電気制御素子を取り付けるために例えばＢＭＳ主制御のような制御ボックスになるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、また、電池ボックスと電池ボックスとの間が電気的に接続され、電池ボックスと制御ボックスとの間が電気的に接続されることができることにより、一つのフレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成する。

本考案において、箱体１の内部に取り付けられた異なる電気素子に応じて、例えば電池ボックス、ＢＭＳボックス、インバータＰＣＳボックス、ジャンクションボックス等の異なる機能を有する電気素子ボックスをそれぞれ形成することができ、これらを組み合わせることで異なる機能要求を有するエネルギー貯蔵システムを形成することができる。

１箱体
１１箱蓋
１２箱本体
１３横梁
１４垂直支持構成
１５垂直柱
１６側板
２ベース
１００空間
１０１電気素子

さらに、前記電気素子は前記横梁（１３）に取り付けられ、箱本体（１２）の内部に形成される空間（１００）は前記電気素子に占められる空間よりも大きくなる。

各電気素子は前記箱体１の横梁１３に取り付けられ、箱本体１２の内部に形成される空間１００は各電気素子に占められる空間よりも大きくなる。

Claims

箱蓋（１１）と、内部にエネルギー貯蔵システムの各部品を収容可能な空間（１００）が形成されている箱本体（１２）とを含む二つ以上の箱体（１）を備えるエネルギー貯蔵システムのハウジング構成において、前記箱体（１）の内部に水平方向に沿って貫通する横梁（１３）が設けられ、前記箱体（１）の外側面に垂直支持構成（１４）が設けられることを特徴とするエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
前記垂直支持構成（１４）は、各箱体（１）の外側面に設けられた垂直柱（１５）、及び／又は複数の箱体（１）の共通の外側面に設けられた側板（１６）であることを特徴とする請求項１に記載のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
前記箱体（１）は、全体が直方体形状をなして、前記箱蓋（１１）は、前記箱体（１）の頂部又は側面に位置し、前記横梁（１３）は前記箱体（１）の長手方向に沿って、両長辺により近い箱体（１）の底面に対をなして設けられ、前記垂直柱（１５）は前記箱体（１）の両側面に対をなして設けられ、前記横梁（１３）の末端に接続されることを特徴とする請求項２に記載のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
前記側板（１６）は金属板を折り曲げて形成された中空板であり、前記横梁（１３）の末端に接続されることを特徴とする請求項２に記載のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
前記ハウジング構成の底部に、前記垂直支持構成（１４）に接続されたベース（２）が設けられることを特徴とする請求項１に記載のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
前記ベース（２）は、横梁構成または中空板構成であることを特徴とする請求項１に記載のエネルギー貯蔵システムのハウジング構成。
単一の前記箱体（１）の内部に電気素子（１０１）が取り付けられることにより、電池ボックス、制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックス、電池ボックスの間と、電池ボックスと制御ボックス、および／または、電気ボックス、および／または、ジャンクションボックスの間とが電気的に接続されて、フレーム型組合せエネルギー貯蔵システムを形成することを特徴とする、請求項１～６のいずれか一項に記載された前記ハウジング構成を使用したフレーム型組合せエネルギー貯蔵システム。
前記電気素子は前記横梁（１３）に取り付けられ、前記箱本体（１２）の内部に形成される空間（１００）は前記電気部品に占められる空間よりも大きくなることを特徴とする請求項７に記載のフレーム型組合せエネルギー貯蔵システム。
最頂部の箱体は電気制御素子とインバータを取り付けるために制御・逆変換一体箱になるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、前記電池ボックスの間が電気的に接続され、前記電池ボックスと制御・逆変換一体箱との間が電気的に接続されることを特徴とする請求項７に記載のフレーム型組合せエネルギー貯蔵システム。
最頂部の箱体は電気制御素子を取り付けるために制御ボックスになるように形成され、一つ以上の箱体は蓄電池を取り付けるために電池ボックスになるように形成され、前記電池ボックスの間が電気的に接続され、前記電池ボックスと制御ボックスとの間が電気的に接続されることを特徴とする請求項７に記載のフレーム型組合せエネルギー貯蔵システム。