JP3243672B2 - 医用画像処理システム - Google Patents
医用画像処理システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＣＴ装置、ＭＲＩ装
置、画像ワークステーションなどにおいて医用画像の処
理を行う医用画像処理装置のシステム化に係り、特に、
システム中の画像処理装置の低コスト化を図った医用画
像処理システムに関するものである。
置、画像ワークステーションなどにおいて医用画像の処
理を行う医用画像処理装置のシステム化に係り、特に、
システム中の画像処理装置の低コスト化を図った医用画
像処理システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、医用画像処理装置は、自装置で必
要とする画像処理は自装置内の演算装置を使用して行っ
ているが、医用画像の処理には、例えば、ＣＴ装置のロ
ー（ＲＡＷ）データズーム処理など、一般的な演算装置
では処理時間がかなりかかるものがある。
要とする画像処理は自装置内の演算装置を使用して行っ
ているが、医用画像の処理には、例えば、ＣＴ装置のロ
ー（ＲＡＷ）データズーム処理など、一般的な演算装置
では処理時間がかなりかかるものがある。
【０００３】このような画像処理を短時間で実行（高速
画像処理）させるには、高価な画像処理専用の、あるい
は汎用の、高速演算装置を自装置に備える必要があり、
実際、そのように構成されていた。
画像処理）させるには、高価な画像処理専用の、あるい
は汎用の、高速演算装置を自装置に備える必要があり、
実際、そのように構成されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、各医用画像処理装置毎に高価な高速演算装置を備
える必要があるために各医用画像処理装置が高価になる
という問題点があった。
では、各医用画像処理装置毎に高価な高速演算装置を備
える必要があるために各医用画像処理装置が高価になる
という問題点があった。
【０００５】本発明の目的は、各医用画像処理装置毎に
高価な高速演算装置を備えなくても高速画像処理を行う
ことができ、システム内に設置される医用画像処理装置
の平均価格を低減させることのできる医用画像処理シス
テムを提供することにある。
高価な高速演算装置を備えなくても高速画像処理を行う
ことができ、システム内に設置される医用画像処理装置
の平均価格を低減させることのできる医用画像処理シス
テムを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の医用
画像処理装置が相互に通信可能に接続され、その複数の
医用画像処理装置のうちの少なくとも１つに高速演算装
置を備える医用画像処理システムにおいて、前記高速演
算装置を備える内部処理実行中の医用画像処理装置に対
して他の医用画像処理装置から高速画像処理要求があっ
た時に、前記高速演算装置を備える医用画像処理装置に
て実行中の前記内部処理を中断させ、且つ前記高速演算
装置を備える医用画像処理装置に前記要求された高速画
像処理を行わせる制御手段を設けることにより達成され
る。
画像処理装置が相互に通信可能に接続され、その複数の
医用画像処理装置のうちの少なくとも１つに高速演算装
置を備える医用画像処理システムにおいて、前記高速演
算装置を備える内部処理実行中の医用画像処理装置に対
して他の医用画像処理装置から高速画像処理要求があっ
た時に、前記高速演算装置を備える医用画像処理装置に
て実行中の前記内部処理を中断させ、且つ前記高速演算
装置を備える医用画像処理装置に前記要求された高速画
像処理を行わせる制御手段を設けることにより達成され
る。
【０００７】
【作用】相互に通信可能に接続され複数の医用画像処理
装置のうち、高速演算装置を備えていない医用画像処理
装置は、自装置内で高速画像処理要求があったときには
通信手段を介し、高速演算装置を備えた他の医用画像処
理装置に高速画像処理を全部若しくは一部分を実行させ
ることにより、高速な画像処理が可能となる。
装置のうち、高速演算装置を備えていない医用画像処理
装置は、自装置内で高速画像処理要求があったときには
通信手段を介し、高速演算装置を備えた他の医用画像処
理装置に高速画像処理を全部若しくは一部分を実行させ
ることにより、高速な画像処理が可能となる。
【０００８】これにより、各医用画像処理装置毎に高価
な高速演算装置を備えなくても高速画像処理を行うこと
ができ、システム内に設置される医用画像処理装置の平
均価格が低減されることになる。
な高速演算装置を備えなくても高速画像処理を行うこと
ができ、システム内に設置される医用画像処理装置の平
均価格が低減されることになる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は、本発明による医用画像処理システムの一
実施例を示すブロック図で、ここでは２つの医用画像処
理装置が相互に通信可能に接続され、そのうちの一方の
みに高速演算装置が備えられている場合の例である。こ
の図１において、１，２は各々医用画像処理装置（以
下、医用画像処理装置を単に画像処理装置という）で、
例えば、図示しないＣＴ装置、ＭＲＩ装置、画像ワーク
ステーションなどに設けられている。
する。図１は、本発明による医用画像処理システムの一
実施例を示すブロック図で、ここでは２つの医用画像処
理装置が相互に通信可能に接続され、そのうちの一方の
みに高速演算装置が備えられている場合の例である。こ
の図１において、１，２は各々医用画像処理装置（以
下、医用画像処理装置を単に画像処理装置という）で、
例えば、図示しないＣＴ装置、ＭＲＩ装置、画像ワーク
ステーションなどに設けられている。
【００１０】このうち画像処理装置１は、中央処理装置
１０１、主記憶装置１０２、通信装置１０４、外部記憶
装置１０５、入出力装置１０６及びバス１０７を備えて
なる。また、画像処理装置２は、画像処理装置１と同様
に中央処理装置１１１、主記憶装置１１２、通信装置１
１４、外部記憶装置１１５、入出力装置１１６及びバス
１１７を備えると共に、画像処理装置１には備えていな
い高速演算装置１１３を備えてなる。すなわち、この例
の医用画像処理システムは、画像処理装置２のみに高速
演算装置１１３を備えてなるものである。
１０１、主記憶装置１０２、通信装置１０４、外部記憶
装置１０５、入出力装置１０６及びバス１０７を備えて
なる。また、画像処理装置２は、画像処理装置１と同様
に中央処理装置１１１、主記憶装置１１２、通信装置１
１４、外部記憶装置１１５、入出力装置１１６及びバス
１１７を備えると共に、画像処理装置１には備えていな
い高速演算装置１１３を備えてなる。すなわち、この例
の医用画像処理システムは、画像処理装置２のみに高速
演算装置１１３を備えてなるものである。
【００１１】ここで、前記中央処理装置１０１，１１１
は、画像処理装置１，２において各種演算や，各部の制
御を行う。主記憶装置１０２，１１２は、中央処理装置
１０１，１１１の演算，制御動作に用いられるもので、
上記演算，制御動作時には、外部記憶装置１０５，１１
５からプログラムや画像データなどの各種データが転送
される。通信装置１０４，１１４は、画像処理装置１，
２相互間でデータ通信（送受信）を行うものである。入
出力装置１０６，１１６は、画像処理装置１，２におい
て画像処理のためのコマンドやデータを入力し、あるい
は処理前後の画像の表示などを行うものである。バス１
０７，１１７は、画像処理装置１，２において各部を接
続し、データ転送を行うものである。
は、画像処理装置１，２において各種演算や，各部の制
御を行う。主記憶装置１０２，１１２は、中央処理装置
１０１，１１１の演算，制御動作に用いられるもので、
上記演算，制御動作時には、外部記憶装置１０５，１１
５からプログラムや画像データなどの各種データが転送
される。通信装置１０４，１１４は、画像処理装置１，
２相互間でデータ通信（送受信）を行うものである。入
出力装置１０６，１１６は、画像処理装置１，２におい
て画像処理のためのコマンドやデータを入力し、あるい
は処理前後の画像の表示などを行うものである。バス１
０７，１１７は、画像処理装置１，２において各部を接
続し、データ転送を行うものである。
【００１２】図２及び図３は、上述本発明医用画像処理
システムにおける画像処理（高速画像処理）手順の第１
の例を示したものである。この例は、内部処理（自装置
画像処理）と外部処理（他装置画像処理）の場合の画像
処理時間が事前に予想できる場合について示している。
図２は、主に画像処理を依頼する画像処理装置１につい
て、図３は、画像処理を依頼される画像処理装置２につ
いて示している。
システムにおける画像処理（高速画像処理）手順の第１
の例を示したものである。この例は、内部処理（自装置
画像処理）と外部処理（他装置画像処理）の場合の画像
処理時間が事前に予想できる場合について示している。
図２は、主に画像処理を依頼する画像処理装置１につい
て、図３は、画像処理を依頼される画像処理装置２につ
いて示している。
【００１３】図２において、画像処理装置１は、まず外
部の画像処理装置２が処理可能な状態かを外部の画像処
理装置２に問い合わせる（ステップ２０１）。すなわ
ち、画像処理装置１（中央処理装置１０１）が、通信装
置１０４により、通信装置１１４を経由して画像処理装
置２（中央処理装置１１１）に問い合わせる。
部の画像処理装置２が処理可能な状態かを外部の画像処
理装置２に問い合わせる（ステップ２０１）。すなわ
ち、画像処理装置１（中央処理装置１０１）が、通信装
置１０４により、通信装置１１４を経由して画像処理装
置２（中央処理装置１１１）に問い合わせる。
【００１４】処理可能でない場合には、内部処理を起動
したかどうかを確かめ（ステップ２０４）、内部処理を
まだ起動していないならば、内部処理（画像処理２０
５）を起動する（ステップ２１５）。なお、この内部処
理は中央処理装置１０１などの通常の演算装置で行われ
る。
したかどうかを確かめ（ステップ２０４）、内部処理を
まだ起動していないならば、内部処理（画像処理２０
５）を起動する（ステップ２１５）。なお、この内部処
理は中央処理装置１０１などの通常の演算装置で行われ
る。
【００１５】内部処理の終了報告２１６を受信すれば終
了、していなければステップ２０１へ進む。ステップ２
０１で、画像処理装置２が処理可能で、かつ内部処理が
起動済みで外部（画像処理装置２）処理より内部処理が
先に終了する場合は、内部処理の終了を待って（ステッ
プ２０２，２０８）、処理を終了する。
了、していなければステップ２０１へ進む。ステップ２
０１で、画像処理装置２が処理可能で、かつ内部処理が
起動済みで外部（画像処理装置２）処理より内部処理が
先に終了する場合は、内部処理の終了を待って（ステッ
プ２０２，２０８）、処理を終了する。
【００１６】ステップ２０２で外部（画像処理装置２）
処理が先に終了する場合には、外部（画像処理装置２）
に画像処理を依頼し（ステップ２１２）、内部処理（ス
テップ２０５）を中止させ（ステップ２０３，２１
４）、画像処理装置２の画像処理（ステップ２２１）の
終了を待って、処理を終了する（ステップ２１３）。
処理が先に終了する場合には、外部（画像処理装置２）
に画像処理を依頼し（ステップ２１２）、内部処理（ス
テップ２０５）を中止させ（ステップ２０３，２１
４）、画像処理装置２の画像処理（ステップ２２１）の
終了を待って、処理を終了する（ステップ２１３）。
【００１７】次に、図３を用いて画像処理装置２の処理
手順を説明する。画像処理装置２は、外部装置（この場
合は画像処理装置１）からの処理可能かどうかの問い合
わせや、画像処理の依頼などの要求を通信装置１１４を
使用して受信し（ステップ３１１）、処理可能かどうか
の問い合わせかを判定し（ステップ３０１）、そうであ
る場合には、処理可能かどうかの応答と共に予想処理時
間を外部装置（画像処理装置１）に通信装置１１４を使
用して送信する（ステップ３１２）。
手順を説明する。画像処理装置２は、外部装置（この場
合は画像処理装置１）からの処理可能かどうかの問い合
わせや、画像処理の依頼などの要求を通信装置１１４を
使用して受信し（ステップ３１１）、処理可能かどうか
の問い合わせかを判定し（ステップ３０１）、そうであ
る場合には、処理可能かどうかの応答と共に予想処理時
間を外部装置（画像処理装置１）に通信装置１１４を使
用して送信する（ステップ３１２）。
【００１８】ステップ３０１において、処理可能かどう
かの問い合わせではないと判定され、ステップ３０３に
おいて画像処理の依頼であると判定された場合には、画
像処理の元になるデータが内部（画像処理装置２）にな
ければ、依頼元の装置（画像処理装置１）からデータを
受信する（ステップ３０４，３０５）。続いて、データ
を処理（画像処理）し（ステップ３０６）、依頼元の装
置（画像処理装置１）に処理したデータ（処理結果：画
像）を送信し（ステップ３０７）、画像処理が終了した
ことを依頼元の装置（画像処理装置１）に送信して（ス
テップ３０８，３１３）、処理を終了する。
かの問い合わせではないと判定され、ステップ３０３に
おいて画像処理の依頼であると判定された場合には、画
像処理の元になるデータが内部（画像処理装置２）にな
ければ、依頼元の装置（画像処理装置１）からデータを
受信する（ステップ３０４，３０５）。続いて、データ
を処理（画像処理）し（ステップ３０６）、依頼元の装
置（画像処理装置１）に処理したデータ（処理結果：画
像）を送信し（ステップ３０７）、画像処理が終了した
ことを依頼元の装置（画像処理装置１）に送信して（ス
テップ３０８，３１３）、処理を終了する。
【００１９】このような手順で画像処理することによ
り、図１に示すように画像処理装置１に高速演算装置が
備わってなくとも、画像処理装置２に高速演算装置１１
３が備わっていれば、画像処理装置２が画像処理可能な
時、その画像処理装置２の高速演算装置１１３を使用し
て高速に画像処理が行われる。すなわち、全ての画像処
理装置１，２に高価な高速演算装置１１３を備えていな
くても高速画像処理を行うことができ、全体として画像
処理装置１，２を廉価なものとすることができる。
り、図１に示すように画像処理装置１に高速演算装置が
備わってなくとも、画像処理装置２に高速演算装置１１
３が備わっていれば、画像処理装置２が画像処理可能な
時、その画像処理装置２の高速演算装置１１３を使用し
て高速に画像処理が行われる。すなわち、全ての画像処
理装置１，２に高価な高速演算装置１１３を備えていな
くても高速画像処理を行うことができ、全体として画像
処理装置１，２を廉価なものとすることができる。
【００２０】特に上述実施例によれば、内部処理（自装
置画像処理）の場合と外部処理（他装置画像処理）の場
合の各画像処理時間が事前に予想できる場合に、無駄な
演算処理を極力少なくして高速に画像処理を行うことが
できる。
置画像処理）の場合と外部処理（他装置画像処理）の場
合の各画像処理時間が事前に予想できる場合に、無駄な
演算処理を極力少なくして高速に画像処理を行うことが
できる。
【００２１】なお上述実施例では、画像処理装置１は予
想処理時間を画像処理装置２から通信手段を使用して得
ていたが、画像処理装置１内部にテーブル（画像処理さ
れる元のデータの量，処理内容などに対する、画像処理
装置２による処理の場合の予想処理時間を書き込んだ一
覧表）を用意しておき、このテーブルにより前記予想処
理時間が得られるようにしてもよい。
想処理時間を画像処理装置２から通信手段を使用して得
ていたが、画像処理装置１内部にテーブル（画像処理さ
れる元のデータの量，処理内容などに対する、画像処理
装置２による処理の場合の予想処理時間を書き込んだ一
覧表）を用意しておき、このテーブルにより前記予想処
理時間が得られるようにしてもよい。
【００２２】図４及び図５は、本発明の医用画像処理シ
ステムにおける画像処理（高速画像処理）手順の第２の
例を示したものである。この例は、内部処理（自装置処
理）と外部処理（他装置処理）の場合の画像処理時間が
事前に予想できない場合について示している。図４は、
主に画像処理を依頼する画像処理装置１について、図５
は、画像処理を依頼される画像処理装置２について示し
ている。
ステムにおける画像処理（高速画像処理）手順の第２の
例を示したものである。この例は、内部処理（自装置処
理）と外部処理（他装置処理）の場合の画像処理時間が
事前に予想できない場合について示している。図４は、
主に画像処理を依頼する画像処理装置１について、図５
は、画像処理を依頼される画像処理装置２について示し
ている。
【００２３】図４において、画像処理装置１は、最初は
外部処理を起動していないので（ステップ４０１）、外
部の画像処理装置２が処理可能な状態かを外部の画像処
理装置２に問い合わせる（ステップ４０２）。処理可能
でない場合には、内部処理を起動したかを確かめ（ステ
ップ４０３）、まだ起動していないならば内部処理（画
像処理４０４）を起動する（ステップ４１３）。なお、
この内部処理は中央処理装置１０１などの通常の演算装
置で行われる。
外部処理を起動していないので（ステップ４０１）、外
部の画像処理装置２が処理可能な状態かを外部の画像処
理装置２に問い合わせる（ステップ４０２）。処理可能
でない場合には、内部処理を起動したかを確かめ（ステ
ップ４０３）、まだ起動していないならば内部処理（画
像処理４０４）を起動する（ステップ４１３）。なお、
この内部処理は中央処理装置１０１などの通常の演算装
置で行われる。
【００２４】内部処理の終了報告４１４を受信すれば、
内部又は外部の処理が終っていない画像処理を中止させ
て処理を終了、していなければステップ４０１へ進む。
外部処理を画像処理装置２に依頼していなく、かつ画像
処理装置２が処理可能ならば（ステップ４０２）、外部
（画像処理装置２）に画像処理を依頼し（ステップ４１
２）、画像処理装置２の処理（ステップ４２１）の終了
４１３を待って、内部又は外部の処理が終っていない画
像処理を中止させ（ステップ４０６）、処理を終了す
る。
内部又は外部の処理が終っていない画像処理を中止させ
て処理を終了、していなければステップ４０１へ進む。
外部処理を画像処理装置２に依頼していなく、かつ画像
処理装置２が処理可能ならば（ステップ４０２）、外部
（画像処理装置２）に画像処理を依頼し（ステップ４１
２）、画像処理装置２の処理（ステップ４２１）の終了
４１３を待って、内部又は外部の処理が終っていない画
像処理を中止させ（ステップ４０６）、処理を終了す
る。
【００２５】次に、図５を用いて画像処理装置２の処理
手順を説明する。画像処理装置２は、外部装置（この場
合は画像処理装置１）からの処理可能かどうかの問い合
わせや、画像処理の依頼などの要求を通信装置１１４を
使用して受信し（ステップ５１１）、処理可能かどうか
の問い合わせかを判定し（ステップ５０１）、そうであ
る場合には、処理可能かどうかの応答を外部装置（画像
処理装置１）に通信装置１１４を使用して送信する（ス
テップ５１２）。
手順を説明する。画像処理装置２は、外部装置（この場
合は画像処理装置１）からの処理可能かどうかの問い合
わせや、画像処理の依頼などの要求を通信装置１１４を
使用して受信し（ステップ５１１）、処理可能かどうか
の問い合わせかを判定し（ステップ５０１）、そうであ
る場合には、処理可能かどうかの応答を外部装置（画像
処理装置１）に通信装置１１４を使用して送信する（ス
テップ５１２）。
【００２６】ステップ５０１において、処理可能かどう
かの問い合わせではないと判定され、ステップ５０３に
おいて画像処理の依頼であると判定された場合には、画
像処理の元になるデータが内部（画像処理装置２）にな
ければ、依頼元の装置（画像処理装置１）からデータを
受信する（ステップ５０４，５０５）。続いて、データ
を処理（画像処理）し（ステップ５０６）、依頼元の装
置（画像処理装置１）に処理したデータを送信し（ステ
ップ５０７）、画像処理が終了したことを依頼元の装置
（画像処理装置１）に送信して（ステップ５０８、ステ
ップ５１３）、処理を終了する。
かの問い合わせではないと判定され、ステップ５０３に
おいて画像処理の依頼であると判定された場合には、画
像処理の元になるデータが内部（画像処理装置２）にな
ければ、依頼元の装置（画像処理装置１）からデータを
受信する（ステップ５０４，５０５）。続いて、データ
を処理（画像処理）し（ステップ５０６）、依頼元の装
置（画像処理装置１）に処理したデータを送信し（ステ
ップ５０７）、画像処理が終了したことを依頼元の装置
（画像処理装置１）に送信して（ステップ５０８、ステ
ップ５１３）、処理を終了する。
【００２７】このような手順で画像処理することによ
り、図１に示すように画像処理装置１に高速演算装置が
備わってなくとも、画像処理装置２に高速演算装置１１
３が備わっていれば、画像処理装置２が画像処理可能な
時、その画像処理装置２の高速演算装置１１３を使用し
て高速に画像処理が行われる。すなわち、全ての画像処
理装置１，２に高価な高速演算装置１１３を備えていな
くても高速画像処理を行うことができ、全体として画像
処理装置１，２を廉価なものとすることができる。
り、図１に示すように画像処理装置１に高速演算装置が
備わってなくとも、画像処理装置２に高速演算装置１１
３が備わっていれば、画像処理装置２が画像処理可能な
時、その画像処理装置２の高速演算装置１１３を使用し
て高速に画像処理が行われる。すなわち、全ての画像処
理装置１，２に高価な高速演算装置１１３を備えていな
くても高速画像処理を行うことができ、全体として画像
処理装置１，２を廉価なものとすることができる。
【００２８】特に上述実施例によれば、内部処理（自装
置画像処理）の場合と外部処理（他装置画像処理）の場
合の各画像処理時間が事前に予想できない場合でも、内
部及び外部の画像処理を並行して実行させて早く処理を
終了した方の結果を利用でき、高速に画像処理を行うこ
とができる。
置画像処理）の場合と外部処理（他装置画像処理）の場
合の各画像処理時間が事前に予想できない場合でも、内
部及び外部の画像処理を並行して実行させて早く処理を
終了した方の結果を利用でき、高速に画像処理を行うこ
とができる。
【００２９】なお、以上の処理動作における制御は、各
画像処理装置１，２の中央処理装置１０１，１１１で分
担して行うようにしても、あるいは全画像処理装置１，
２中のいずれか１つの中央処理装置１０１又は１１１が
行うようにしても、更にはシステム全体を制御する制御
手段を設け、その制御手段で行うようにしてもよい。ま
た、以上の処理における処理結果（処理画像）は、通
常、画像処理の依頼元である医用画像処理装置に転送さ
れるが、他の所望の医用画像処理装置に転送するように
してもよい。
画像処理装置１，２の中央処理装置１０１，１１１で分
担して行うようにしても、あるいは全画像処理装置１，
２中のいずれか１つの中央処理装置１０１又は１１１が
行うようにしても、更にはシステム全体を制御する制御
手段を設け、その制御手段で行うようにしてもよい。ま
た、以上の処理における処理結果（処理画像）は、通
常、画像処理の依頼元である医用画像処理装置に転送さ
れるが、他の所望の医用画像処理装置に転送するように
してもよい。
【００３０】上述各実施例では、本発明システムが２つ
の医用画像処理装置１，２を備えて構成された場合につ
いて述べたが、これのみに限られず、更に多くの医用画
像処理装置を備えて構成してもよいことは勿論である。
医用画像処理装置の総数が多いほど、高速演算装置を備
える必要のない医用画像処理装置も多くすることがで
き、システム全体における医用画像処理装置の平均価格
をより低減することができる。
の医用画像処理装置１，２を備えて構成された場合につ
いて述べたが、これのみに限られず、更に多くの医用画
像処理装置を備えて構成してもよいことは勿論である。
医用画像処理装置の総数が多いほど、高速演算装置を備
える必要のない医用画像処理装置も多くすることがで
き、システム全体における医用画像処理装置の平均価格
をより低減することができる。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の医用画像処理装置が相互に通信可能に接続され、そ
れら医用画像処理装置のうちの少なくとも１つに高速演
算装置を備え、他の医用画像処理装置内で高速画像処理
要求があったときは高速演算装置を備える医用画像処理
装置にその高速画像処理を行わせるようにしたので、各
医用画像処理装置毎に高価な高速演算装置を備えなくて
も高速画像処理を行うことができ、システム内に設置さ
れる医用画像処理装置の平均価格を低減させることがで
きるという効果がある。
数の医用画像処理装置が相互に通信可能に接続され、そ
れら医用画像処理装置のうちの少なくとも１つに高速演
算装置を備え、他の医用画像処理装置内で高速画像処理
要求があったときは高速演算装置を備える医用画像処理
装置にその高速画像処理を行わせるようにしたので、各
医用画像処理装置毎に高価な高速演算装置を備えなくて
も高速画像処理を行うことができ、システム内に設置さ
れる医用画像処理装置の平均価格を低減させることがで
きるという効果がある。
【図１】本発明システムの一実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図２】図１に示す本発明システムにおける高速画像処
理手順の第１の例（処理時間が予想できる場合の例）を
示すフローチャートである。
理手順の第１の例（処理時間が予想できる場合の例）を
示すフローチャートである。
【図３】同じく本発明システムにおける画像処理手順の
第１の例を示すフローチャートである。
第１の例を示すフローチャートである。
【図４】図１に示す本発明システムにおける高速画像処
理手順の第２の例（処理時間が予想できない場合の例）
を示すフローチャートである。
理手順の第２の例（処理時間が予想できない場合の例）
を示すフローチャートである。
【図５】同じく本発明システムにおける画像処理手順の
第２の例を示すフローチャートである。
第２の例を示すフローチャートである。
１ 医用画像処理装置 ２ 医用画像処理装置 １０１，１１１ 中央処理装置 １０２，１１２ 主記憶装置 １０４，１１４ 通信装置 １０５，１１５ 外部記憶装置 １０６，１１６ 入出力装置 １０７，１１７ バス １１３ 高速演算装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 5/00 A61B 1/00 - 1/32 A61B 6/00 - 6/12 G06F 15/16 - 15/177 G06T 1/00 G06T 11/60 - 13/00 G06T 15/70 G06T 17/40 - 17/50
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の医用画像処理装置が相互に通信可
能に接続され、その複数の医用画像処理装置のうちの少
なくとも１つに高速演算装置を備える医用画像処理シス
テムであって、 前記高速演算装置を備える内部処理実行中の医用画像処
理装置に対して他の医用画像処理装置から高速画像処理
要求があった時に、前記高速演算装置を備える医用画像
処理装置にて実行中の前記内部処理を中断させ、且つ前
記高速演算装置を備える医用画像処理装置に前記要求さ
れた高速画像処理を行わせる制御手段を具備することを
特徴とする医用画像処理システム。 - 【請求項２】 複数の医用画像処理装置が相互に通信可
能に接続され、その複数の医用画像処理装置のうちの少
なくとも１つに高速演算装置を備える医用画像処理シス
テムであって、 前記高速演算装置を備える内部処理実行中の医用画像処
理装置に対して他の医用画像処理装置から高速画像処理
要求があった時に、前記高速演算装置を備える医用画像
処理装置にて実行中の前記内部処理及び前記要求される
高速画像処理に掛かる画像処理時間を予測し、その予測
結果に基づいて、前記高速演算装置を備える医用画像処
理装置にて実行中の前記内部処理を中断もしくは終了さ
せ、且つ前記高速演算装置を備える医用画像処理装置に
前記要求された高速画像処理を行わせる制御手段を具備
することを特徴とする医用画像処理システム。 - 【請求項３】 複数の医用画像処理装置が相互に通信可
能に接続され、その複数の医用画像処理装置のうちの少
なくとも１つに高速演算装置を備える医用画像処理シス
テムであって、 前記高速演算装置を備える内部処理実行中の医用画像処
理装置に対して他の医用画像処理装置から高速画像処理
要求があった時に、前記高速画像処理が可能か否かを問
い合わせて判断し、その判断に基づいて前記高速演算装
置を備える医用画像処理装置にて実行中の前記内部処理
を中断もしくは終了させ、且つ前記高速演算装置を備え
る医用画像処理装置に前記要求された高速画像処理を行
わせる制御手段を具備することを特徴とする医用画像処
理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17159193A JP3243672B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 医用画像処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17159193A JP3243672B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 医用画像処理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723913A JPH0723913A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3243672B2 true JP3243672B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15926004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17159193A Expired - Fee Related JP3243672B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 医用画像処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3243672B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11308509A (ja) | 1998-04-17 | 1999-11-05 | Minolta Co Ltd | デジタルカメラシステム及びこのシステムに用いられる記録媒体 |
| JP4921323B2 (ja) | 2007-11-21 | 2012-04-25 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及びその制御方法 |
| WO2012039171A1 (ja) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 画像表示装置及びカプセル型内視鏡システム |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17159193A patent/JP3243672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0723913A (ja) | 1995-01-27 |
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