JP2522162B2 - 仮想計算機システムにおける端末共用制御方式 - Google Patents

仮想計算機システムにおける端末共用制御方式

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JP2522162B2
JP2522162B2 JP5160578A JP16057893A JP2522162B2 JP 2522162 B2 JP2522162 B2 JP 2522162B2 JP 5160578 A JP5160578 A JP 5160578A JP 16057893 A JP16057893 A JP 16057893A JP 2522162 B2 JP2522162 B2 JP 2522162B2
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輝美 日渡
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想計算機システムに
おける端末共用制御方式に関し、特に複数の仮想計算機
を実計算機システム上で動作させる仮想計算機システム
における端末共用制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の仮想計算機システムにおけ
る端末共用制御方式を用いている仮想計算機システムの
一例を示すブロック図である。従来の仮想計算機システ
ムは、図4に示すように、仮想計算機上で動作するオペ
レーティングシステムとしてのゲストOS310,32
0と、実計算機330と、仮想計算機モニタであるVM
モニタ340と、実端末装置350,360とを有して
構成されている。
【0003】そして、ゲストOS310,320は、V
Mモニタ340に接続されて、VMモニタ340は、実
計算機330上で動作しており、実計算機330は、実
端末装置350,360を接続している。
【0004】また、ゲストOS310は、内部に、メッ
セージ送受信要求をしているタスク311,312と、
その端末共用制御部313と、入出力命令実行部314
と、入出力終了処理部315との各々を有している。同
様に、ゲストOS320は、内部に、メッセージ送受信
要求をするタスク321,322と、端末共用制御部3
23と、入出力命令実行部324と、入出力終了処理部
325との各々を有している。
【0005】そして、実計算機330は、入出力命令イ
ンタセプト部331を有しており、VMモニタ340
は、回線制御部341と入出力命令シミュレーション部
342と入出力終了シミュレーション部343とを有し
ている。
【0006】そこで、ゲストOS310のタスク31
1,312から、共用する実端末装置350に出される
メッセージ送受信要求は、ゲストOS310の端末共用
制御部313により端末の共用制御が行われ、入出力命
令実行部314から順次に割当てられた回線への入出力
命令が発行されている。
【0007】同様に、ゲストOS320のタスク32
1,322から、共用する実端末装置360に出される
メッセージ送受信要求は、ゲストOS320の端末共用
制御部323により端末の共用制御が行われ、入出力命
令実行部324から順次に割当てられた回線への入出力
命令が発行されている。
【0008】しかし、これらの入出力命令は、ホストマ
シンである実計算機330で、直接には実行されず、入
出力命令インタセプト部331で入出力命令のインタセ
プトを発生し、実計算機330上で動作するVMモニタ
340にゲストOS310,320からの入出力命令の
インタセプションが次々に報告されている。
【0009】そして、VMモニタ340は、この報告が
あると、回線制御部341で回線の共用制御を行って、
入出力命令シミュレーション部342で仮想計算機の入
出力命令の検証およびチャネルプログラムや入出力バッ
ファなどのアドレス変換などのシミュレーションを行っ
た後に、順次に実回線(例えば、交換回線)に接続した
実端末装置350,360に入出力命令を発行し、チャ
ネルプログラムの実行を指示している。
【0010】また、チャネルプログラムの動作が終了す
ると、入出力終了割込みが実計算機330のVMモニタ
340に報告される。VMモニタ340は、これに応答
して入出力終了シミュレーション部343で、ゲストO
S310からの入出力要求に関する動作終了であること
を認識すると、ゲストOS310に対して入出力終了割
込みが可能であれば、PSWの変換および入出力終了事
象の報告などに対するシミュレーションを行い、ゲスト
OS310の入出力終了処理部315へ制御を渡すの
で、入出力終了処理部315は、入出力終了処理を行っ
ている。
【0011】同様に、チャネルプログラムの動作が終了
したときに、VMモニタ340は、入出力終了シミュレ
ーション部343で、ゲストOS320からの入出力要
求に関する動作終了であることを認識すると、ゲストO
S320に対して入出力終了割込みが可能であれば、P
SWの変換および入出力終了事象の報告などに対するシ
ミュレーションを行い、ゲストOS320の入出力終了
処理部325へ制御を渡すので、入出力終了処理部32
5は、入出力終了処理を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の仮想計
算機システムにおける端末共用制御方式は、実端末装置
350,360がそれぞれゲストOS310,320に
あらかじめ割当てられてしまうので、オペレータによる
割当ての切換え操作なしには、実端末装置350をゲス
トOS320から、または、実端末装置360をゲスト
OS310から、自由に共用使用することができないと
いう欠点を有している。
【0013】さらに、従来の仮想計算機システムにおけ
る端末共用制御方式は、ゲストOS310,320の端
末制御管理機能により端末共用制御および入出力命令を
実行した後に、VMモニタ340の回線管理機能により
再度の回線制御および入出力命令の実行をしなければな
らず、且つ、実回線からの入出力割込みについても、一
旦、VMモニタ340で入出力割込み処理を行った後
に、もう一度ゲストOS310,320での入出力割込
み処理を行わねばならないので、二段階に渡っての端末
制御および入出力命令の実行並びに入出力割込み処理を
行わねばならないために、実行性能が低下するという欠
点を有している。
【0014】本発明の目的は、同一の実端末装置を複数
の仮想計算機によって、端末装置の共用制御までをも含
めて自由に共用使用することができるとともに、仮想計
算機システムにおける端末共用制御の性能を高めること
ができる仮想計算機システムにおける端末共用制御方式
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の仮想計算機
システムにおける端末共用制御方式は、同一の種類のセ
グメンテーション方式による仮想記憶管理機能を有して
いるオペレーティングシステムが動作する複数の仮想計
算機を同一の実計算機で動作させる仮想計算機システム
における端末共用制御方式において、複数の前記仮想計
算機に対する各々の前記オペレーティングシステムにお
ける前記仮想記憶管理機能により、種々の実端末装置の
制御を行う仮想計算機モニタ内にある端末制御部を各々
の前記オペレーティングシステムから共通にアクセスで
きるシステム共有アドレス空間内のメモリ上に置いて、
複数の前記仮想計算機に共用させるとともに、 (A)前記実端末装置の各々に対応する論理端末装置識
別情報および前記実端末装置の各々を共用することを要
求中の各タスク識別情報を保持する開始待ち行列並びに
前記実端末装置の各々の共用制御に必要な各種の共用制
御情報を管理する端末制御管理テーブルと、 (B)前記オペレーティングシステムの各々から前記実
端末装置とのメッセージ送受信要求を受付けて、その論
理端末装置識別情報により共用可能な前記実端末装置と
のメッセージ送受信要求であるか否かを調べ、共用可能
であればその論理端末装置識別情報の前記実端末装置に
対して、使用可能な実回線を通して逐次に入出力動作を
行わせるために、前記端末制御管理テーブル内のその論
理端末装置識別情報に対応する開始待ち行列にそのメッ
セージ送受信要求を順次に登録する端末共用制御手段
と、 (C)前記端末制御管理テーブルの開始待ち行列に登録
されたメッセージ送受信要求に基いて、前記実端末装置
に使用可能な実回線を決定して順次にメッセージ送受信
要求の実行を指示する入出力命令実行手段と、 (D)前記実端末装置からの入出力動作の終了報告を受
けて、前記端末制御管理テーブルの論理端末装置識別情
報および開始待ち行列を調べることにより、その終了報
告の通知先であるメッセージ送受信の要求元を求めてそ
の終了報告を通知するとともに、前記端末制御管理テー
ブル内の開始待ち行列からその終了報告をしたメッセー
ジ送受信の要求を削除し、該開始待ち行列に未だメッセ
ージ送受信の要求があれば前記入出力命令実行手段に制
御を渡す入出力終了通知手段と、を前記端末制御部に設
けることにより、前記実計算機に接続された共用可能な
前記実端末装置を一元的に制御することによって、複数
の前記仮想計算機から前記実端末装置に対するメッセー
ジ送受信要求を一元的に共用制御することを含んでい
る。
【0016】また、第2の発明の仮想計算機システムに
おける端末共用制御方式は、同一の種類のセグメンテー
ション方式による仮想記憶管理機能を持つオペレーティ
ングシステムが動作する複数の仮想計算機を同一の実計
算機で動作させる仮想計算機システムにおける端末共用
制御方式において、複数の前記仮想計算機に対する各々
の前記オペレーティングシステムにおける前記仮想記憶
管理機能により、種々の実端末装置の制御を行う仮想計
算機モニタ内にある端末制御部を各々の前記オペレーテ
ィングシステムから共通にアクセスできるシステム共有
アドレス空間内のメモリ上に置いて、複数の前記仮想計
算機に共用させるとともに、前記端末制御部に、前記実
端末装置に対応する論理端末装置識別情報,共用の開始
待ち行列を管理する端末制御管理テーブルと、前記実端
末装置で共用可能な前記オペレーティングシステムから
のメッセージ送受信要求を前記端末制御管理テーブルに
登録する端末共用制御手段と、使用可能な実回線を決定
して前記端末制御管理テーブルにあるメッセージ送受信
要求の実行を指示する入出力命令実行手段と、前記実端
末装置の入出力動作の終了報告で前記端末制御管理テー
ブルのメッセージ送受信要求を削除して要求元に通知す
る入出力終了通知手段とを含むことにより、前記実計算
機に接続された共用可能な前記実端末装置を一元的に制
御することによって、複数の前記仮想計算機から前記実
端末装置に対するメッセージ送受信要求を一元的に共用
制御することを含んでいる。
【0017】一方、第3の発明の仮想計算機システムに
おける端末共用制御方式は、同一の種類のセグメンテー
ション方式による仮想記憶管理機能を持つオペレーティ
ングシステムが動作する複数の仮想計算機を同一の実計
算機で動作させる仮想計算機システムにおける端末共用
制御方式において、複数の前記仮想計算機に対する各々
の前記オペレーティングシステムにおける前記仮想記憶
管理機能により、種々の実端末装置の制御を行う仮想計
算機モニタ内にある端末制御部を各々の前記オペレーテ
ィングシステムから共通にアクセスできるシステム共有
アドレス空間内のメモリ上に置いて、複数の前記仮想計
算機に共用させるとともに、前記実計算機に接続された
共用可能な前記実端末装置を一元的に制御することによ
り、複数の前記仮想計算機からの前記実端末装置に対す
るメッセージ送受信要求を一元的に共用制御することを
含んでいる。
【0018】
【作用】本発明の仮想計算機システムにおける端末共用
制御方式においては、端末制御管理テーブルと端末共用
制御手段と入出力命令実行手段と入出力終了通知手段と
を含む端末制御部が、システム共有アドレス空間に置か
れて各オペレーティングシステムで共用されるので、端
末共用制御および入出力命令の実行並びに入出力終了処
理を一段階で行うことができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の仮想計算機システムにおけ
る端末共用制御方式を適用している仮想計算機システム
の一実施例を示すブロック図である。
【0020】図1に示すように、本実施例の仮想計算機
システム1は、セグメンテーション方式による仮想記憶
管理機能を使用する仮想計算機α,βと、仮想計算機
α,βにより使用可能で実計算機システム(図示せず)
に接続された共用可能な実端末装置6とを含んでいる。
【0021】また、仮想計算機α,βは、それぞれの同
一種類のオペレーティングシステム2,3を含んでい
る。一方、システム共有アドレス空間7に置かれた端末
制御部5は、仮想記憶管理機能共用手段4によって、仮
想計算機α,βとで共用可能に構成されている。そし
て、端末制御部5は、内部に、端末共用制御手段50
と、端末制御管理テーブル51と、入出力命令実行手段
52と、入出力終了通知手段53とを有して構成されて
いる。
【0022】なお、本実施例においては、仮想計算機シ
ステム1内で2個の仮想計算機α,βをそれぞれのオペ
レーティングシステム2,3により動作させているけれ
ども3個以上の仮想計算機を同一の実計算機システムに
実現した仮想計算機システムに対しても、本発明は、当
然適用することができる。
【0023】また、本実施例においては、仮想記憶管理
機能共用手段4は、端末制御部5をオペレーティングシ
ステム2,3で共用することができるように、端末制御
部5をセグメンテーション方式を使用したオペレーティ
ングシステム2,3に対するシステム共有アドレス空間
7上に位置付けている。
【0024】このような共用可能な端末制御部5は、オ
ペレーティングシステム2におけるメッセージ送受信要
求タスク20やオペレーティングシステム3のメッセー
ジ送受信要求タスク30から実端末装置6に対するメッ
セージ送受信要求を受付け、共用可能な実端末装置6に
対する共用制御を行い、順次に指定の実端末装置6に対
して使用可能回線を決定して入出力命令を発行してい
る。
【0025】そして、端末制御部5は、実端末装置6か
らの入出力終了割込みを受けると、メッセージ送受信要
求タスク20やメッセージ送受信要求タスク30に対し
て、メッセージ送受信結果を報告している。
【0026】図2は本実施例の端末制御管理テーブル5
1の構成の一例を示した図である。端末制御管理テーブ
ル51は、図2に示すように、共用可能な各々の実端末
装置6に対応する論理端末装置識別名L1,L2,……
………、利用可能回線P1,P2,……………、開始待
ち行列Q1,Q2,……………、共用制御情報などを管
理しており、端末共用制御手段50と入出力終了通知手
段53とから参照されたり更新されたりしている。
【0027】次に、本実施例の動作について図1および
図2を参照して説明する。例えば、端末共用制御手段5
0は、端末共用制御手段50でオペレーティングシステ
ム2のメッセージ送受信要求タスク20から実端末装置
6に対するメッセージ送受信要求を受付け、その後に、
オペレーティングシステム3のメッセージ送受信要求タ
スク30から実端末装置6に対するメッセージ送受信要
求を受付けると、それらの要求時に指定されていたチャ
ネルプログラムの論理端末装置識別名から端末制御管理
テーブル51における端末管理エントリを求めている。
【0028】そして、その端末管理エントリが、共用可
能な実端末装置6に対応していなければエラーとして処
理し、共用可能な実端末装置6に対応していればメッセ
ージ送受信の要求順に、その端末管理エントリの開始待
ち行列にメッセージ送受信の要求を登録し、その端末管
理エントリの開始待ち行列に対して、最初に登録したメ
ッセージ送受信の要求を取出して入出力命令実行手段5
2に制御とともに渡している。
【0029】そこで、入出力命令実行手段52は、メッ
セージ送受信要求タスク20からのメッセージ送受信要
求のチャネルプログラムを実行するために指定の実端末
装置6に対して入出力命令を発行している。なお、実計
算機におけるハードウェアやファームウェアは、入出力
命令で指定されたチャネルプログラムにあるアドレスお
よびその中のバッファアドレスを仮想アドレスから実ア
ドレスへと変換して、実端末装置6に入出力動作を指示
している。
【0030】そして、実端末装置6の入出力動作が終了
すると、入出力終了通知手段53に制御が渡って、入出
力終了通知手段53は、実計算機から報告された入出力
事象終了メッセージ内の回線識別名から端末制御管理テ
ーブル51の利用可能回線を基に対応する端末管理エン
トリを検索し、そこに管理されている開始待ち行列の最
初に登録されているメッセージ送受信要求タスク20か
らのメッセージ送受信要求を取外し、入出力結果をメッ
セージ送受信要求タスク20に通知するとともに、この
結果、その端末管理エントリの開始待ち行列の先頭とな
ったメッセージ送受信要求タスク30からのメッセージ
送受信要求について、端末共用制御手段50に実行を要
求している。
【0031】図3はシステム共有アドレス空間7に置か
れた端末制御部5の共有手段である仮想記憶管理機能共
用手段4の一例を示すブロック図である。図3に示して
いるように、プロセスi(ただし、iは、A,B,X,
Yなどを表す。)のプロセス識別名(Ji,Pi)は、
仮想計算機αのタスクを実行するプロセスA,B及び仮
想計算機βのタスクを実行するプロセスX,Yの各々に
付けられている。
【0032】また、プロセスiから参照されるセグメン
ト表表示語列STWA−iは、各種のセグメント表ST
−i,ST−ij(ただし、i,jのそれぞれは、A,
B,X,Yなどを表す。),ST−Sへのポインタを有
している。一方、セグメント表ST−iは、プロセス固
有セグメントA−1,B−1,X−1,Y−1などへの
ポインタを、セグメント表ST−ijは、タスクによっ
て共有するプロセス群共有セグメントAB−1,XY−
1などへのポインタを、セグメント表ST−Sは、全プ
ロセスによって共有するシステム共有セグメントS−1
へのポインタを有している。このシステム共有セグメン
トS−1は、端末制御部5の実現のためのプログラムな
どを格納している。
【0033】なお、セグメント表ST−i,ST−i
j,ST−Sの属性Cは、C=00でプロセス固有セグ
メント、C=01でプロセス群共有セグメント、C=1
1ではシステム共有セグメントにそれぞれリンクを行っ
ていることを表している。
【0034】そこで、仮想計算機αのプロセスA,B
は、システム共有セグメントS−1に存在する端末制御
部5を使用して、メッセージ送受信要求を行っている。
即ち、システム共有セグメントS−1は、セグメント表
ST−Sのn番目のエントリにリンクされて、このセグ
メント表ST−Sは、プロセスAによってリンクされて
いるセグメント表表示語列STWA−Aのk番目のエン
トリにリンクされるとともに、プロセスBによりリンク
されているセグメント表表示語列STWA−Bのk(セ
グメント表表示語列STWA−Aのkと同一値)番目の
エントリにリンクされている。
【0035】他方、仮想計算機βのプロセスX,Yも、
システム共有セグメントS−1内に存在する端末制御部
5を使用して、メッセージ送受信要求を行っている。即
ち、システム共有セグメントS−1は、セグメント表S
T−Sのn番目のエントリにリンクされ、このセグメン
ト表ST−Sは、プロセスXによりリンクされているセ
グメント表表示語列STWA−Xのk(セグメント表表
示語列STWA−Aのkと同一値)番目のエントリから
リンクされており、プロセスYによってリンクされてい
るセグメント表表示語列STWA−Yにあるk(セグメ
ント表表示語列STWA−Aのkと同一値)番目のエン
トリからリンクされている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の仮想計算
機システムにおける端末共用制御方式は、端末制御部を
システム共有アドレス空間に置いて、複数の仮想計算機
にあるそれぞれのオペレーティングシステムで共有する
ことにより、同一の実端末装置を複数の仮想計算機で、
端末装置の共用制御までをも含めて自由に共用使用する
ことができるとともに、端末共用制御および入出力命令
の実行並びに入出力終了処理を一段階で行うことができ
るので、仮想計算機システムでの端末共用制御の性能を
高めることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想計算機システムにおける端末共用
制御方式を適用した仮想計算機システムの一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本実施例の端末制御管理テーブル51の構成の
一例を示す図である。
【図3】システム共有アドレス空間7上に置かれた端末
制御部5の共有手段である仮想記憶管理機能共用手段4
の一例を示すブロック図である。
【図4】従来の仮想計算機システムにおける端末共用制
御方式を用いている仮想計算機システムの一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 仮想計算機システム 2,3 オペレーティングシステム 4 仮想記憶管理機能共用手段 5 端末制御部 6 実端末装置 7 システム共有アドレス空間 20,30 メッセージ送受信要求タスク 50 端末共用制御手段 51 端末制御管理テーブル 52 入出力命令実行手段 53 入出力終了通知手段 310,320 ゲストOS 311,312,321,322 タスク 313,323 端末共用制御部 314,324 入出力終了処理部 315,325 端末制御管理テーブル 316,326 入出力命令実行部 330 実計算機 340 VMモニタ 341 端末共用制御部 342 実端末装置認識部 350,360 実端末装置 α,β 仮想計算機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメンテーション方式による仮想記憶管
    理機能を持つ同一種類のオペレーティングシステムが動
    作する複数の仮想計算機を同一の実計算機上で動作させ
    る仮想計算機システムにおける端末共用制御方式におい
    て、 複数の前記仮想計算機に対する各々の前記オペレーティ
    ングシステムにおける前記仮想記憶管理機能により、種
    々の実端末装置の制御を行う仮想計算機モニタ内にある
    端末制御部を各々の前記オペレーティングシステムから
    共通にアクセスできるシステム共有アドレス空間内のメ
    モリ上に置いて、複数の前記仮想計算機に共用させると
    ともに、 (A)前記実端末装置の各々に対応する論理端末装置識
    別情報および前記実端末装置の各々を共用することを要
    求中の各タスク識別情報を保持する開始待ち行列並びに
    前記実端末装置の各々の共用制御に必要な各種の共用制
    御情報を管理する端末制御管理テーブルと、 (B)前記オペレーティングシステムの各々から前記実
    端末装置とのメッセージ送受信要求を受付けて、その論
    理端末装置識別情報により共用可能な前記実端末装置と
    のメッセージ送受信要求であるか否かを調べ、共用可能
    であればその論理端末装置識別情報の前記実端末装置に
    対して、使用可能な実回線を通して逐次に入出力動作を
    行わせるために、前記端末制御管理テーブル内のその論
    理端末装置識別情報に対応する開始待ち行列にそのメッ
    セージ送受信要求を順次に登録する端末共用制御手段
    と、 (C)前記端末制御管理テーブルの開始待ち行列に登録
    されたメッセージ送受信要求に基いて、前記実端末装置
    に使用可能な実回線を決定して順次にメッセージ送受信
    要求の実行を指示する入出力命令実行手段と、 (D)前記実端末装置からの入出力動作の終了報告を受
    けて、前記端末制御管理テーブルの論理端末装置識別情
    報および開始待ち行列を調べることにより、その終了報
    告の通知先であるメッセージ送受信の要求元を求めてそ
    の終了報告を通知するとともに、前記端末制御管理テー
    ブル内の開始待ち行列からその終了報告をしたメッセー
    ジ送受信の要求を削除し、該開始待ち行列に未だメッセ
    ージ送受信の要求があれば前記入出力命令実行手段に制
    御を渡す入出力終了通知手段と、 を前記端末制御部に設けることにより、 前記実計算機に接続された共用可能な前記実端末装置を
    一元的に制御することによって、複数の前記仮想計算機
    から前記実端末装置に対するメッセージ送受信要求を一
    元的に共用制御することを特徴とする仮想計算機システ
    ムにおける端末共用制御方式。
  2. 【請求項2】セグメンテーション方式による仮想記憶管
    理機能を持つ同一種類のオペレーティングシステムが動
    作する複数の仮想計算機を同一の実計算機上で動作させ
    る仮想計算機システムにおける端末共用制御方式におい
    て、 複数の前記仮想計算機に対する各々の前記オペレーティ
    ングシステムにおける前記仮想記憶管理機能により、種
    々の実端末装置の制御を行う仮想計算機モニタ内にある
    端末制御部を各々の前記オペレーティングシステムから
    共通にアクセスできるシステム共有アドレス空間内のメ
    モリ上に置いて、複数の前記仮想計算機に共用させると
    ともに、 前記端末制御部に、前記実端末装置に対応する論理端末
    装置識別情報,共用の開始待ち行列を管理する端末制御
    管理テーブルと、前記実端末装置で共用可能な前記オペ
    レーティングシステムからのメッセージ送受信要求を前
    記端末制御管理テーブルに登録する端末共用制御手段
    と、使用可能な実回線を決定して前記端末制御管理テー
    ブルにあるメッセージ送受信要求の実行を指示する入出
    力命令実行手段と、前記実端末装置の入出力動作の終了
    報告で前記端末制御管理テーブルのメッセージ送受信要
    求を削除して要求元に通知する入出力終了通知手段とを
    含むことにより、 前記実計算機に接続された共用可能な前記実端末装置を
    一元的に制御することによって、複数の前記仮想計算機
    から前記実端末装置に対するメッセージ送受信要求を一
    元的に共用制御することを特徴とする仮想計算機システ
    ムにおける端末共用制御方式。
  3. 【請求項3】セグメンテーション方式による仮想記憶管
    理機能を持つ同一種類のオペレーティングシステムが動
    作する複数の仮想計算機を同一の実計算機上で動作させ
    る仮想計算機システムにおける端末共用制御方式におい
    て、 複数の前記仮想計算機に対する各々の前記オペレーティ
    ングシステムにおける前記仮想記憶管理機能により、種
    々の実端末装置の制御を行う仮想計算機モニタ内にある
    端末制御部を各々の前記オペレーティングシステムから
    共通にアクセスできるシステム共有アドレス空間内のメ
    モリ上に置いて、複数の前記仮想計算機に共用させると
    ともに、 前記実計算機に接続された共用可能な前記実端末装置を
    一元的に制御することにより、複数の前記仮想計算機か
    らの前記実端末装置に対するメッセージ送受信要求を一
    元的に共用制御することを特徴とする仮想計算機システ
    ムにおける端末共用制御方式。
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