JP3242296B2 - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

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JP3242296B2
JP3242296B2 JP21089995A JP21089995A JP3242296B2 JP 3242296 B2 JP3242296 B2 JP 3242296B2 JP 21089995 A JP21089995 A JP 21089995A JP 21089995 A JP21089995 A JP 21089995A JP 3242296 B2 JP3242296 B2 JP 3242296B2
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優 大島
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株式会社日立ホームテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2組の加熱手段を有
し、1台で多目的においしく調理できるホットプレート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホットプレートとしては、図7に
示すごとく本体ケース11に遮熱用のヒーターガード1
2と、このヒーターガード12内にヒーターホルダ13
を介して取り付けられているヒーター14と、このヒー
ター14の上方に着脱自在に載置された加熱プレート1
5と、加熱プレート15の底部に接触しその温度を検出
する1つの温度検出装置(図示せず)と、この温度検出
装置の出力によりヒーター14をON/OFFし加熱プ
レート15の温度を制御する1つの温度制御装置(図示
せず)から構成され、加熱プレート15の上に食材を載
せ、好みの温度を設定し調理するものがある。
【0003】また、例えば実開昭59−178934号
公報に示すごとく、ヒーターとその温度調節器からなる
2組の加熱手段を有し、1台で種類の異なる食材の同時
調理や、調理済みの料理物の保温等多目的に調理できる
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の例では
肉・野菜・めん類等適切な調理温度や調理用油の有無、
あるいは調理により油脂分が出る食材、水分を出す食材
や吸水する食材等、調理条件の異なる食材を同一加熱プ
レート上でしかも同時に調理する場合等、満足する仕上
がり状態が得られないことが多かった。
【0005】又、後者の例でも、2組の加熱手段間の遮
熱が十分でなく、一方で高温、他方で低温の調理を行な
うと相互の熱的影響が生じ、境目に近いところでは満足
する仕上がり状態が得られにくい等の問題点があった。
【0006】従って本発明は、1つの本体において2つ
の制御装置と2つの加熱プレートを設け、食材を区別し
て同時に調理するとともに、おいしく仕上げることがで
きるホットプレートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するためになされたものであり、本体ケースに遮
熱用のヒーターガードと、このヒーターガード内に設け
た2つのヒーターと、これらのヒーターの上方に着脱自
在に載置された2分割状の2枚の加熱プレートと、各加
熱プレートの底部に接触し夫々の温度を検出する2つの
温度検出装置と、これらの温度検出装置夫々の出力によ
り2枚の加熱プレートの温度を制御する2つの温度制御
装置を備え、2つのヒーター間および2枚の加熱プレー
ト間を仕切り熱的干渉を防止する遮熱壁と、この遮熱壁
と連動し、かつ遮熱壁を上下させるレバーを設けたもの
である。
【0008】また、2枚の加熱プレートは各々調理用途
の異なるもの(例えば、一方を深なべ、他方を波形焼肉
プレート)としてもよい。
【0009】さらに遮熱壁を下まで下げることにより2
枚の加熱プレートの代りに大形加熱プレートでも使用可
能としたものである。
【0010】
【作用】上記のように構成したことにより、加熱時はヒ
ーターガードにより本体ケースが高温にならぬよう遮熱
し、2つの温度制御装置は夫々温度を設定しその温度に
なるよう2つの加熱プレートの温度を検出する夫々の温
度検出装置の出力によりヒーターの通電を制御し、各々
独立した温度制御ができるので、夫々別々の食材による
別々の調理をするとか、別々に調理ができ上がったら夫
々保温温度に切り替え保温状態に保つとか、一方で調理
しでき上がったものを他方で保温することもでき、きわ
めて便利に使い分けができる。
【0011】かつ加熱プレートが分離されており、遮熱
壁をレバーにより上方へ移動させることによって、2つ
のヒーター間および2枚の加熱プレート間を仕切り熱的
干渉を防止しているので、一方の食材の汁が他方の食材
側へ流れたり、高温側の熱が低温側の加熱プレートへ影
響を与えることもなく、各々の調理が干渉されず独立し
て行なえる。
【0012】また、2つの加熱プレートに同じ食材を載
せて同じ調理をする場合は、遮熱壁をレバーにより下方
へ移動させ、温度制御装置にてその調理に適切な同じ温
度を設定することによって、ヒーターに通電され、加熱
プレートが加熱され、両方の食材が設定された同じ温度
で同時に調理される。
【0013】更に、各々調理用途の異なる加熱プレート
(例えば、一方を深なべ、他方を波形焼肉プレート)を
用い、一方の加熱プレートではめん類を焼くため加熱プ
レートの温度を検出する温度検出装置の出力により温度
制御装置で200℃程度のやや高温でヒーターの通電を
制御し、また他方の加熱プレートでは同じく肉類を焼く
ため250℃と高温に制御する等、食材にあわせた温度
制御が選択できる。
【0014】また、レバーを操作して遮熱壁を下げるこ
とにより大形加熱プレートも使用可能となり、多量の調
理が一度にできるようになる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図4を用いて
説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示すホットプレ
ートの平面図であり、図2はその正面断面図であり、図
3は同じく側面断面図であり、図4は同じく回路図であ
る。
【0017】図において、1は本体ケースであり、2は
ヒーターホルダ3を備えたヒーターガードであり、本体
ケース1に固定され本体ケース1を遮熱する。ヒーター
ガード2にはヒーターホルダ3を介してヒーター4a、
4bが取り付けられており、これらのヒーター4a、4
bの上方に着脱自在に加熱プレート5a、5bが載置さ
れている。
【0018】これらの加熱プレート5a、5bの底部に
接触するように温度検出装置6a、6bが設けられ、こ
れらの温度検出装置6a、6bに加熱プレート5a、5
bの温度を制御する温度制御装置7a、7bが接続され
ている。また、温度制御装置7a、7bはその制御温度
を好みに合わせて選択できるようにし、食材やメニュー
に応じた温度が自在に設定できる。
【0019】ヒーター4a、4b間および、加熱プレー
ト5a、5b間に遮熱壁8が設けられ、遮熱壁8はレバ
ー9に連動してヒーターガード2内を上下するよう構成
されている。10a、10bは各加熱プレート5a、5
bの通電状態を示す表示ランプである。
【0020】次に動作について説明する。
【0021】2つの加熱プレート5a、5bに各々の食
材を載せて別々の調理をする場合は、相対する温度制御
装置7a、7bにより、各々の調理に適切な温度を設定
することによって、ヒーター4a、4bに通電され、表
示ランプ10a、10bが点灯し、加熱プレート5a、
5bが加熱され、各々の食材が設定された温度で調理さ
れる。この場合、加熱プレート5a、5bが独立してい
るので、食材間での味の干渉がなく、おいしい仕上がり
が得られる。また、遮熱壁8をレバー9により上方へ移
動させることによって、相互の熱的影響も防止できるた
め、温度制御がより正しく行われることになる。例え
ば、一方の加熱プレート5aで調理し、他方の加熱プレ
ート5bで保温することもできる。
【0022】また、2つの加熱プレート5a、5bに同
じ食材を載せて同じ調理をする場合は、遮熱壁8をレバ
ー9により下方へ移動させ、温度制御装置7a、7bに
てその調理に適切な同じ温度を設定することによって、
ヒーター4a、4bに通電され、表示ランプ10a、1
0bが点灯し、加熱プレート5a、5bが加熱され、両
方の食材が設定された同じ温度で同時に調理される。
【0023】このように、一台のホットプレートで、い
ろいろな使い方ができる便利なものである。
【0024】なお、付属品を追加すると更に便利にな
り、例えば、図5は加熱プレートとして深なべと波形焼
き肉プレートの例を示す側面断面図であり、一方の加熱
プレート5aではめん類を焼くため加熱プレートの温度
を検出する温度検出装置6aの出力により温度制御装置
7aで200℃程度のやや高温でヒーター4aの通電を
制御し、また他方の加熱プレート5bでは同じく肉類を
焼くため250℃と高温に制御する等、食材にあわせた
温度制御が選択でき、夫々に合った別々の調理をするの
に適している。
【0025】また、図6は加熱プレートとして一つに纏
めた大形プレートの例を示す側面断面図であり、遮熱壁
8をレバー9により降下させ、ヒーター4a、4b間を
仕切らない状態で、ヒーターガード2内に収納できる一
枚の大形加熱プレート5上で、お好み焼きを一度に数枚
焼ける等、多量の調理をするのに適している。
【0026】従って、付属品を追加することにより、使
い勝手のレパートリーを更に広げることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本体ケー
スに遮熱用のヒーターガードと、このヒーターガード内
に設けた2つのヒーターと、これらのヒーターの上方に
着脱自在に載置された2分割状の2枚の加熱プレート
と、各加熱プレートの底部に接触し夫々の温度を検出す
る2つの温度検出装置と、これらの温度検出装置夫々の
出力により2枚の加熱プレートの温度を制御する2つの
温度制御装置を備え、2つのヒーター間および2枚の加
熱プレート間を仕切り熱的干渉を防止する遮熱壁と、こ
の遮熱壁を連動させてヒーターガード内を上下させるレ
バーを設けたから、2通りの食材に合った各々独立した
調理温度による2通りの調理や保温が可能で、かつ加熱
プレートが分離されており、食材が分離できるので味や
熱の干渉も防ぐことができ、夫々独立した良好な仕上が
りが得られ、また、遮熱壁をレバーにより下方へ移動さ
せることによって、2つの加熱プレートに同じ食材を載
せて同じ調理をすることもでき、あるいは大形加熱プレ
ートで一度に多量の調理も可能となるなどきわめて便利
に使い分けができる効果がある。
【0028】更に、2枚の加熱プレートは各々調理用途
の異なるものとなし、一方の加熱プレートではやや高温
で調理をし、他方の加熱プレートでは高温で調理する
等、食材にあわせた温度制御が選択でき、調理のレパー
トリーを広げる効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すホットプレートの平面
図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】同じく回路図である。
【図5】同じく深なべと波形プレートの例を示す側面断
面図である。
【図6】同じく大形加熱プレートの例を示す側面断面図
である。
【図7】従来例を示すホットプレートの正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 ヒーターガード 4a、4b ヒーター 5 大形加熱プレート 5a 加熱プレート又は深なべ 5b 加熱プレート又は波形焼肉プレート 6a、6b 温度検出装置 7a、7b 温度制御装置 8 遮熱壁 9 レバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(1)と、遮熱用のヒーター
    ガード(2)と、このヒーターガード(2)内に設けた
    2つのヒーター(4a)、(4b)と、これらのヒータ
    ー(4a)、(4b)の上方に着脱自在に載置された2
    分割状の2枚の加熱プレート(5a)、(5b)と、各
    加熱プレート(5a)、(5b)の底部に接触し夫々の
    温度を検出する2つの温度検出装置(6a)、(6b)
    と、これらの温度検出装置(6a)、(6b)の夫々の
    出力により前記2枚の加熱プレート(5a)、(5b)
    の温度を制御する2つの温度制御装置(7a)、(7
    b)を備え、さらに前記2つのヒーター(4a)、(4
    b)間および2枚の加熱プレート(5a)、(5b)間
    を仕切り熱的干渉を防止する遮熱壁(8)と、この遮熱
    壁(8)と連動し、かつ遮熱壁(8)を上下させるレバ
    ー(9)を設けたことを特徴とするホットプレート。
  2. 【請求項2】 前記2枚の加熱プレート(5a)、(5
    b)は各々調理用途の異なるもの(例えば、一方を深な
    べ、他方を波形焼肉プレート)とした請求項1記載のホ
    ットプレート。
  3. 【請求項3】 前記遮熱壁(8)を下げることにより2
    分割状の2枚の加熱プレート(5a)、(5b)の代り
    に1枚の大形加熱プレート(5)がヒーター(4a)、
    (4b)上に載置可能とした請求項1記載のホットプレ
    ート。
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