JP3242256B2 - 印字装置 - Google Patents
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Description
印字する印字装置に関するものである。
字装置としては、例えば特開昭57−163585号公
報に開示されているように、複数の発熱素子が直線状に
並んだ印字ヘッド、この印字ヘッドの発熱素子の配列方
向と直交する方向に感熱紙を移動させる紙送り機構を備
え、感熱紙にバーコードと文字とをドットパターンによ
り印字させる印字装置が知られている。例えば、図10
(a)に示すようなバーコードと文字とが混在した印刷
テープ119aを作成するには、まずバーコードの長さ
に応じてバーコード用ラインカウンタをセットし、次に
一列に配列した発熱素子群115a(矢印は配列方向を
示す)の所定の発熱素子に短い通電時間で通電し、次に
カウンタをディスクリメントし、このカウンタがゼロに
なるまでこの処理を繰り返す。そしてカウンタがゼロと
なったならば、文字の長さに応じて数字用ラインカウン
タをセットし、発熱素子群115aの所定の発熱素子に
長い通電時間で通電し、先程と同様にカウンタがゼロに
なるまでこの処理を繰り返す。
字とを印字する場合、印字面積の大きいバーコード印字
時においては通電時間を短くして動作エネルギーを減少
させるため印字ヘッドの電気的寿命を延ばすことがで
き、しかも印字品質を低下させることなく良好な印字を
行わせることができる。
印字装置では、例えば図10(b)に示す印刷テープ1
19bのように、発熱素子群115aによって一度に形
成される印字領域のパターンが文字とバーコードとの混
在である場合、一列に配列した発熱素子の一部はバーコ
ードを印字し他の一部は文字を印字することとなるが、
この場合にも文字又はバーコードのいずれかの通電時間
で対応せざるを得ないため適切に対応できなかった。従
って、かかる場合には上記効果を十分に得られないとい
う問題があった。
字に比べて短い通電時間が設定されているものの通電さ
れた発熱素子の数が多くなるにつれ印字ヘッドの蓄熱量
が大きくなるため、例えばバーコードを印字した場合、
印字開始時である上方側に比べて印字終了時である下方
側は印加エネルギーが過剰となり印字品質を損なうとい
う問題もあった。
装置も知られてはいるものの、発熱素子群115aによ
って一度に形成される印字領域のパターンが文字、バー
コードにかかわらず同じ減少制御を行っていたに過ぎな
いため、良好な印字品質を安定に得ることが困難であっ
た。
されたものであり、印字ヘッドの発熱素子によって一度
に形成される印字領域のパターンに適切に対応して、安
定した印字品質を得ることができる印字装置を提供する
ことを目的とする。
請求項1記載の印字装置は図1に例示したように、複数
の発熱素子を有する印字ヘッドと、前記発熱素子によっ
て一度に形成される印字領域のパターンが、文字のみで
あるのか、バーコードのみであるのか、それとも文字と
バーコードの混在であるのかを判別するパターン判別手
段と、前記パターン判別手段による判別結果に基づいて
前記印字ヘッドの各発熱素子に印加する印加エネルギー
を設定するエネルギー設定手段と、前記パターンに対応
する前記印字ヘッドの各発熱素子に対して前記エネルギ
ー設定手段により設定された前記印加エネルギーを印加
することにより被印字媒体上に前記パターンを形成する
印字制御手段と、を備えたことを特徴とする。
印字装置であって、前記エネルギー設定手段は、前記印
字制御手段により印加された発熱素子数をカウントする
カウント部と、前記カウント部によるカウント数が前記
パターン判別手段による判別結果に基づいて設定された
所定数に達したとき、前記印加エネルギーから前記パタ
ーン判別手段による判別結果に基づいて設定された所定
量を減算する減少制御部と、を備えたことを特徴とす
る。
印字装置であって、前記減少制御部は、前記減少制御部
における前記印加エネルギーには、前記パターン判別手
段による判別結果に基づいて下限値が設けられているこ
とを特徴とする。
段は印字ヘッドの発熱素子によって一度に形成される印
字領域のパターンが文字のみであるのか、バーコードの
みであるのか、それとも文字とバーコードの混在である
のかを判別し、その判別結果に基づいてエネルギー設定
手段は印加エネルギーを設定する。即ち、印字領域のパ
ターンに適切に対応した印加エネルギーを設定すること
ができる。そして、印字制御手段は、印字領域のパター
ンに対応する各発熱素子に対して前記印加エネルギーを
印加することにより被印字媒体上に前記パターンを形成
する。
設定手段は以下のように印加エネルギーを設定する。即
ち、カウント部は前記印字制御手段により印加された発
熱素子数をカウントし、減少制御部はそのカウント数が
前記パターン判別手段による判別結果に基づいて設定さ
れた所定数に達したとき、前記印加エネルギーから前記
パターン判別手段による判別結果に基づいて設定された
所定量を減算し、その値を印加エネルギーとして設定す
る。
設定手段は以下のように印加エネルギーを設定する。即
ち、カウント部は前記印字制御手段により印加された発
熱素子数をカウントし、減少制御部はそのカウント数が
前記パターン判別手段による判別結果に基づいて設定さ
れた所定数に達したとき、前記印加エネルギーから前記
パターン判別手段による判別結果に基づいて設定された
所定量を減算し、その値を印加エネルギーとして設定す
るが、その値が前記パターン判別手段による判別結果に
基づいて設定された下限値未満とならないように制御さ
れる。
て説明する。本実施例は、アルファベット文字や記号な
どの多数のキャラクタやバーコードを印字用テープに印
字可能な英語専用のテープ印字装置に本発明を適用した
ものである。図2はテープ印字装置の斜視図、図3は本
体フレーム内部を表す説明図、図4は制御系のブロック
図である。
体フレーム2の前部にはキーボード3が配設され、キー
ボード3の後方で本体フレーム2内には印刷機構PMが
配設され、またキーボード3のすぐ後側には、文字や記
号を表示可能な液晶ディスプレイ(LCD)22が設け
られている。更に、LCD22のすぐ後側には、印刷機
構PMに装着するテープ収納カセットCSを着脱すると
きにカバーフレーム6を開放するためのリリースボタン
4が設けられ、カバーフレーム6の左側には、印刷テー
プ19を手動で切断するための切断用操作ボタン5が設
けられている。
や記号等を入力するための文字キー、スペースキー、リ
ターンキー、改行キー、カーソルキーを右方或いは左方
に移動させるためのカーソル移動キー、印刷する文字の
サイズを任意に設定するためのサイズ設定キー、その任
意の文字サイズを16、24、32、48、64、96
のドットサイズに設定するための6つの文字サイズキ
ー、印刷する文字サイズを印刷テープ19のテープ幅又
は行数に応じて自動で設定する自動設定キー、印刷を指
令する印刷キー、各種の設定処理を終了する実行キー、
電源をON・OFFするための電源キーなどが設けられ
ている。
ドを設定するためのバーコードキーが設けられている。
このバーコードキーを押下することにより、通常の文字
や記号を入力するテキストモードからバーコードモード
を入力するためのバーコードモードに切換わる。このバ
ーコードモードについては特開平5−177898号公
報に詳細に記載されているので、ここでは簡単に説明す
る。
モードに切換わり、バーコードデータ入力画面が表示さ
れる。この状態で、数字キー等を押下してバーコードデ
ータを入力する。所望のバーコードデータを入力後、実
行キーを押下すると、後述するテキストメモリ61にバ
ーコード開始コード、入力したバーコードデータ、バー
コード終了コードが格納され、バーコード入力モードを
終了して、前記テキストモードに切換わる。
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープ収納カセットCSが装着されており、このテー
プ収納カセットCSには、透明なラミネートフィルム7
が巻装されたテープスプール8と、印字リボン9が巻装
されたリボン供給スプール10と、この印字リボン9を
巻取る巻取りスプール11と、ラミネートフィルム7と
同一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻
装された供給スプール13と、これらラミネートフィル
ム7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ14と
が回転自在に設けられている。尚、両面テープ12は、
ベーステープの両面に粘着剤層が形成されており、その
一方の面側の粘着剤層に剥離紙が貼付られているもので
ある。
とが重なる位置には、サーマルヘッド15が立設され、
これらラミネートフィルム7と印字リボン9とをサーマ
ルヘッド15に押圧するプラテンローラ16と、ラミネ
ートフィルム7と両面テープ12とを接合ローラ14に
押圧して印刷テープ19を作成する送りローラ17と
は、本体フレーム2に回動自在に枢着された支持体18
に回転可能に枢支されている。このサーマルヘッド15
には、128個の発熱素子からなる発熱素子群15a
(図6参照)が上下方向に列設されている。
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ14と巻
取りスプール11とが所定回転方向に各々同期して駆動
されながら発熱素子群15aに通電され、所定の発熱素
子が発熱し印字リボン9を熱転写する。この結果、ラミ
ネートフィルム7上には複数のドット列により文字やバ
ーコードが印字され、しかもラミネートフィルム7は両
面テープ12を接合した状態で印刷テープ19としてテ
ープ送り方向Aにテープ送りされ、図2、図3に示すよ
うに、本体フレーム2の外部に送り出される。尚、印刷
機構PMの詳細については、特開平2−106555号
公報を参照。
式の切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、本体フレーム2のすぐ内側には板状の補助フレー
ム31が立設され、この補助フレーム31に固定刃32
が上向きに固着されている。補助フレーム31に固着さ
れた枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー34
の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー3
4の枢支軸33より前側に対応する部位において、可動
刃35が前記固定刃32と対向して取付けられている。
また、操作レバー34の後端部は、切断用操作ボタン5
の下側に位置し、操作レバー34は常には、可動刃35
が固定刃32から離間する方向に図示しないバネ部材で
弾性付勢されている。更に、前記操作レバー34の前端
部には、切断用操作ボタン5の押圧により操作レバー3
4が切断のために回動したことを検出する切断スイッチ
41が取り付けられている。
印刷テープ19は固定刃32と可動刃35との間を通っ
て本体フレーム2外に延びているので、その切断用操作
ボタン5を下方に押圧操作すると、操作レバー34を介
して可動刃35が固定刃32に接近して、これら両刃3
2,35で印刷テープ19が切断される。
繰出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9
mm、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
いる。更に、各テープ幅毎に、両面テープ12を構成す
るベーステープの色(以下、端に両面テープ12の色と
略する。このベーステープの色がテープの地色とな
る。)と印字リボン9のインク色とを、「黒」、
「赤」、「青」、「黄」・・・「白」とから任意に組み
合わせた複数種類のテープカセットが準備されている。
底壁部には、これら5種類のテープ幅のいずれかを検知
するために、3つの突出爪を組合わせた第1突出片20
と、これら複数色の両面テープ12の色と印字リボン9
のインク色との組合せがいずれであるかを検知するため
に、5つの突出爪を組合せた第2突出片21が各々設け
られている。そして、本体フレーム2には、第1突出片
20の突出爪の状態からテープ幅を検知するテープ幅セ
ンサ43(図4参照)と、第2突出片21の突出爪の状
態から両面テープ12と印字リボン9との組合せ色を検
知するテープ色センサ44(図4参照)とが各々取り付
けられている。
類のテープ収納カセットCSが択一的に装着されたこと
を検出するために、カセットスイッチ42(図4参照)
が取り付けられている。次に、テープ印字装置1の制御
系は、図4のブロック図に示すように構成されている。
には、キーボード3と、切断スイッチ41と、カセット
スイッチ42と、テープ幅センサ43と、テープ色セン
サ44と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示デー
タを出力するためのビデオRAM24を有するディスプ
レイコントローラ(LCDC)23と、警告用ブザー4
5のための駆動回路46と、サーマルヘッド15を駆動
するための駆動回路48と、テープ送りモータ47を駆
動するための駆動回路49とが各々接続されている。
52にデータバスなどのバス51を介して接続された入
出力インターフェース50、CGROM53、ROM5
4,55及びRAM60とから構成されている。CGR
OM53には、多数のキャラクタの各々に関して、表示
のためのドットパターンデータがコードデータに対応さ
せて格納されている。
4には、アルファベット文字や記号などのキャラクタを
印刷するために多数のキャラクタの各々に関して、印刷
用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系書体、明
朝体書体など)毎に分類され、各書体毎に7種類(1
6、24、32、48、64、96、128のドットサ
イズ)の印刷文字サイズ分、コードデータに対応させて
格納されている。
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ(LCDC)2
3を制御する表示駆動制御プログラム、印字バッファ6
4のデータを順次読み出してサーマルヘッド15やテー
プ送りモータ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、
本願特有の後述の印字制御のプログラムなどが格納され
ている。
ーボード3から入力された文書データが格納される。テ
キストポインタ(この内容をポインタ値TPとする)6
2には、テキストメモリ61の1つのアドレスが格納さ
れる。印刷文字サイズメモリ63には、設定された印刷
に用いる文字サイズのデータが格納される。印字バッフ
ァ64には、複数の文字や記号の印刷用ドットパターン
データが印字データとして格納される。
われる印字制御処理について、図5のフローチャートに
基づいて説明する。キーボード3に設けられた印刷キー
が押され印字の開始が指令されると、まずドット数カウ
ンタNの初期化(本実施例ではクリア)を行う(S10
0)。ドット数カウンタNは、印字開始から印字終了ま
での間に通電される発熱素子数を経時的にカウントする
もの、即ち、ドット数を累算するものである。
される印字領域のパターンの属性が文字のみなのか、バ
ーコードのみなのか、それとも文字とバーコードの混在
なのかを判断する(S110)。本実施例で印字領域の
パターンとは、列設された発熱素子群15aにより1ラ
イン分印字するときのパターンをいい、換言すればライ
ンパターンといえる。
いて具体的に説明する。複数の発熱素子群15aはサー
マルヘッド15上にて矢印方向に列設されて1ラインを
なしている。図6(a)に示す印刷テープ19を印字す
るには、範囲R1では、各ラインパターン即ち1ライン
を形成する発熱素子群15aが1度に印字する印字領域
のパターンは、RAM60のテキストメモリ61に格納
されたコードデータを照会することにより、バーコード
のみから構成されていると認識される。従って、この場
合、S110において属性はバーコードのみと判断され
る。尚、バーコードの下に付記された「★1234★」
は、文字ではなくバーコードの一部として取り扱われ
る。一方、範囲R2では、各ラインパターンは同様にし
て文字(アルファベット)のみから構成されていると認
識される。従って、この場合、S110において属性は
文字のみと判断される。
プ19は、複数行にわたって入力され、1行目はバーコ
ード、2行目は文字が入力されている。このとき、各ラ
インパターンはテキストメモリ61に格納されたコード
データを照会することにより、バーコードと文字とが混
在して構成されていると認識される。従って、この場
合、S110において属性は文字とバーコードの混在と
判断される。尚、複数行にわたって入力するには、文字
等を入力した後改行キーをオンする毎に次の行に移るこ
とができる。
性に応じて、通電時間T、減少通電時間Ts、最小通電
時間Tm、判定ドット数Mとして、それぞれ通電時間T
1,T2,T3、減少通電時間Ts1,Ts2,Ts3、最小
通電時間Tm1,Tm2,Tm3、判定ドット数M1,M2,
M3がセットされる(S121〜S123)。これらの
値は経験的に求められたものであり、予め設定されたテ
ーブルから読み込むことができる。詳細は後述する。
ト数NLを加えた値を新たにドット数カウンタNにセッ
トする(S130)。ここで、今回のドット数NLと
は、発熱素子群15aのうち今回通電される発熱素子の
数をいう。そして、このドット数カウンタNと判定ドッ
ト数Mとを比較し(S140)、判定ドット数未満なら
ば(S140でYES)、1ライン分の印字を実行する
(S180)。
でNO)、いわゆる減少制御を行う(S150〜S17
0)。即ち、通電時間Tから減少通電時間Tsを減算し
た値を新たに通電時間Tとしてセットすると共にドット
数カウンタNをリセットする(S150)。かかる減少
制御を実行するのは、判定ドット数Mに到達するとサー
マルヘッド15に所定量蓄熱されることが経験的に判明
しているため、その蓄熱量だけ通電時間Tを減少させる
ことにより、過剰のエネルギーを発熱素子に付与せず、
良好な印字品質を保つためである。
電時間Tmとを比較し(S160)、通電時間Tが最小
通電時間Tmよりも大きければ(S160でNO)、そ
の通電時間Tにより1ライン分の印字を実行する(S1
80)。一方、最小通電時間Tm以下ならば(S160
でYES)、通電時間Tに最小通電時間Tmをセットし
(S170)、その通電時間Tにより1ライン分の印字
を実行する(S180)。これにより、最小限必要な通
電時間を確保することができ、文字やバーコードがかす
れて印字されることがない。
有するラインの印字を終了したか否かを判断する(S1
90)。かかる判断は、例えば、次に印字するラインの
属性が当該属性と同一か否かを判断することにより行う
か、あるいは、予め当該属性を有するラインが連続して
いくつあるのかをラインカウンタにセットし、1ライン
分印字した後にこのカウンタをディスクリメントし、カ
ウンタの値が0になったか否かを判断することにより行
うことができる。
していないと判断したならば(S190でNO)、再び
S130以下の処理を行う。一方、印字したと判断した
ならば(S190でYES)、本処理を終える。この印
刷制御処理を実行した場合のタイムチャートを図7に示
す。
係は、文字のみに比べてバーコードのみの場合は一度に
発熱する発熱素子数が多いので蓄熱量が多くなることを
考慮すれば、T1>T2と設定するのが好ましい。一
方、属性が混在の場合における通電時間T3は、同様に
蓄熱量を考慮すればT1とT2との間に設定するのが好
ましい。例えば、T3としてT1とT2の略平均値を採
用した場合、バーコードが潰れて印字されるおそれはな
く、しかも文字がかすれて印字されるおそれもない。
尚、文字の認識は一般に人間が行うため、たとえ文字が
かすれて印字されたとしても人間はその文字を認識でき
る。これに対して、バーコードの認識はバーコードリー
ダが行うため、バーコードが潰れて印字されたとしたら
読取不能となってしまう。従って、文字よりもバーコー
ドの印字品質を良好に保つことを優先すべきである。か
かる実情を鑑みれば、T3はT1とT2との間であって
T2の近傍に設定することが好ましく、このような設定
が記憶容量などの点から困難な場合にはT3をT2と一
致させてもよい。
s3、判定ドット数M1,M2,M3はタイムチャートが
図8に示すような関係となるように設定することが好ま
しい。即ち、属性がバーコードのみの場合は文字のみの
場合に比べて一度に発熱する発熱素子数が多いことから
一度の通電による蓄熱量が多いため、減少の割合を大き
くとることが好ましい。従って、Ts2/M2>Ts1/M
1となるように各値を設定することが好ましい。一方、
属性が文字とバーコードの混在の場合は、その中間の値
をとることが好ましい。例えば、Ts3/M3としてTs2
/M2とTs1/M1の略平均値を採用した場合、印字し
たバーコードが潰れるおそれは少なく、しかも文字がか
すれるおそれも少ない。尚、上記と同様の理由から文字
よりもバーコードの印字品質を良好に保つことを優先す
べきであり、このためTs3/M3はTs2/M2とTs1/
M1との間であってTs2/M2の近傍に設定することが
好ましく、このような設定が記憶容量などの点から困難
な場合にはTs2/M2と一致させてもよい。また、最小
通電時間Tmについても、上述した蓄熱量等を考慮すれ
ば、Tm1>Tm3≧Tm2という関係となるように各値を設
定することが好ましい。このように各属性に応じて通電
時間等を設定することにより、各属性に適切に対応して
安定した印字品質を得ることができる。
応関係を明らかにする。本実施例のサーマルヘッド15
が本発明の印字ヘッドに相当し、CPU52がパターン
制御手段、エネルギー設定手段及び印字制御手段に相当
する。また、図5のS110がパターン制御手段の処理
に、S121〜S170がエネルギー設定手段の処理
に、S180が印字制御手段の処理に相当する。また、
S130がカウント部の処理に、S140及びS150
が減少制御部の処理に相当する。更に、通電時間Tが印
加エネルギーに相当し、判定ドット数M及び減少通電時
間Tsが減少制御部における所定数及び所定量に相当す
る。
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲内であ
れば、種々の態様で実施できることはいうまでもない。
例えば、複数行にわたって文字等が入力された場合に
は、予めその範囲全体の各ラインパターンの属性を判断
し、すべてのラインパターンの属性が文字のみ(又はバ
ーコードのみ)であればその範囲の属性は文字のみ(又
はバーコードのみ)と判断し、少なくとも一つのライン
の属性が文字とバーコードの混在であればその範囲の属
性は文字とバーコードの混在であると判断して、S12
1以降の処理を行ってもよい。具体例として、複数行に
わたって入力されたデータを印字バッファ64に展開し
た状態で属性を判断すれば、このような判断が可能とな
る。このように判断することにより、図9に示すように
1行目のバーコードの入力開始列と2行目の文字の入力
開始列とが一致しない場合であっても、その範囲内です
べてのラインパターンが同一の属性として処理を実行す
るため、印字途中で属性が変化することがなく印字濃度
にムラが生じるおそれがない。
21〜S123では属性に応じて通電時間Tのみを所定
の通電時間T1,T2,T3にセットし、その後直ちに
S180の処理を行うようにプログラムを設定してもよ
い。かかる処理を行っても、発熱素子群15aによって
一度に形成される印字領域のパターンが文字のみ、バー
コードのみ、文字とバーコードとの混在の各属性に適切
に対応できるという効果は得られる。但し、通電時間T
の減少制御を行わないため、上記実施例の方が優れた効
果が得られることになる。
及びS170を行うことなくS180の処理を行うよう
にしてもよい。例えば、ライン数が制限されS150の
処理を行ったとしても通電時間Tが最小通電時間Tm以
下となるようなことがない場合には、かかる処理を行っ
たとしても本実施例と同様の効果が得られる。
に最小通電時間Tmをセットしたが、最小通電時間Tm
の代わりに前回の通電時間Tをセットしてもよい。この
場合も最小限必要な通電時間を確保することができ、文
字やバーコードがかすれて印字されることがないという
効果が得られる。
の印字装置によれば、印字ヘッドの発熱素子によって一
度に形成される印字領域のパターンに適切に対応して、
安定した印字品質を得ることができる。
る。
トである。
である。
字リボン、15・・・サーマルヘッド、
15a・・・発熱素子群、19・・・印刷テープ、
52・・・CPU、C・・・制御装置、
N・・・ドット数カウンタ、N
L・・・ドット数、 PM・・・印
刷機構、T・・・通電時間、 T
m・・・最小通電時間、Ts・・・減少通電時間、
M・・・判定ドット数、
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の発熱素子を有する印字ヘッドと、 前記発熱素子によって一度に形成される印字領域のパタ
ーンが、文字のみであるのか、バーコードのみであるの
か、それとも文字とバーコードの混在であるのかを判別
するパターン判別手段と、 前記パターン判別手段による判別結果に基づいて前記印
字ヘッドの各発熱素子に印加する印加エネルギーを設定
するエネルギー設定手段と、 前記パターンに対応する前記印字ヘッドの各発熱素子に
対して前記エネルギー設定手段により設定された前記印
加エネルギーを印加することにより被印字媒体上に前記
パターンを形成する印字制御手段と、 を備えたことを特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 前記エネルギー設定手段は、 前記印字制御手段により印加された発熱素子数をカウン
トするカウント部と、 前記カウント部によるカウント数が前記パターン判別手
段による判別結果に基づいて設定された所定数に達した
とき、前記印加エネルギーから前記パターン判別手段に
よる判別結果に基づいて設定された所定量を減算する減
少制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の印字装置。 - 【請求項3】 前記減少制御部における前記印加エネル
ギーには、前記パターン判別手段による判別結果に基づ
いて下限値が設けられていることを特徴とする請求項2
記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3999194A JP3242256B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3999194A JP3242256B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246724A JPH07246724A (ja) | 1995-09-26 |
JP3242256B2 true JP3242256B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=12568408
Family Applications (1)
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