JP3241591B2 - クレーンの制御方法 - Google Patents

クレーンの制御方法

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JP3241591B2
JP3241591B2 JP08828696A JP8828696A JP3241591B2 JP 3241591 B2 JP3241591 B2 JP 3241591B2 JP 08828696 A JP08828696 A JP 08828696A JP 8828696 A JP8828696 A JP 8828696A JP 3241591 B2 JP3241591 B2 JP 3241591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤにより吊
り下げられた吊荷を運搬するクレーンの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダム工事のコンクリート打設
設備では、図10に示すように、コンクリート混練プラ
ント1からトランスファーカー2により運ばれた生コン
クリートを、クレーン10のブーム5先端からワイヤ4
を介して吊り下げられたバケット3に受けた後、ワイヤ
4を巻き上げることによってバケット3を吊り上げ、ク
レーン10のブーム5を旋回させて、バケット3をダム
堤体20の打設面上の目的地点の上まで搬送する。そし
て、上記バケット3が目的地点の所定の高さになるまで
ワイヤ4を巻降ろした後、バケット3のゲートを開い
て、バケット3内の生コンクリートをダム堤体20の目
的地点に打設する。このコンクリートの打設には、クレ
ーンの操作者の他に、生コンクリート混練プラント1側
と上記目的地点にも作業者が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記クレー
ンでは、安全のために、バケット3ができるだけ振れな
いようにブーム5を旋回させて、目的地点上でワイヤ4
により吊り下げられたバケット3が振れないようにし、
しかも、工期,コストの点からこのクレーンの旋回動作
を速くする必要がある。このため、上記ブーム5の旋
回,起伏およびワイヤの巻上げ/巻降ろしの操作に熟練
を要するという問題がある。このクレーンの操作に熟練
を要するという問題は、建設業界においては、上記クレ
ーンを操作する熟練者が少なくなっており、また、熟練
者を養成するのに時間と手間がかかるから、切実なもの
である。
【0004】また、上述のようなコンクリートの打設に
は、単に、クレーンの操作者のみならず、そのクレーン
の動きに従属する作業者(コンクリート混練プラント側
と目的地点側)が必要であるため、上記熟練の程度によ
り定まるクレーンのサイクルタイムの長短が、工期,コ
ストに及ぼす影響は甚大である。特に上述のダム工事で
は、1日に大量の生コンクリートを打設するので、サイ
クルタイムの長短は重大なことである。
【0005】そこで、この発明の目的は、熟練した操作
者を必要とせず、吊荷ができるだけ振れないように、し
かも、早く吊荷を運搬できるクレーンの制御方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のクレーンの制御方法は、旋回自在かつ起
伏自在なブームを有するブーム式クレーンにより、吊荷
をワイヤで吊り下げながら運搬開始地点から目的地点に
運搬するクレーンの制御方法において、上記ブームの旋
回の加速開始から加速終了までの間に上記ワイヤが巻上
げまたは巻降ろされ、上記加速開始時の上記ワイヤの吊
り長さに基づく上記吊荷の振り子運動の周期と上記加速
終了時の上記ワイヤの吊り長さに基づく上記吊荷の振り
子運動の周期との平均値の略整数倍の時間の間、上記ブ
ームを加速旋回させると共に、この加速旋回区間のみで
上記ブームの起伏を行い、起伏動作終了時のブームの旋
回半径が目的地点の旋回半径になるようにし、次に、上
記目的地点の旋回半径を維持した状態で、上記ブームを
上記加速終了時の旋回角速度で等速で旋回させ、その
後、上記ブームの旋回の減速開始から減速終了までの間
に上記ワイヤが巻上げまたは巻降ろされ、上記減速開始
時の上記ワイヤの吊り長さに基づく上記吊荷の振り子運
動の周期と上記減速終了時の上記ワイヤの吊り長さに基
づく上記吊荷の振り子運動の周期との平均値の略整数倍
の時間の間、上記ブームを減速しながら旋回させて、上
記吊荷を上記目的地点に停止させることを特徴としてい
る。
【0007】上記請求項1のクレーンの制御方法によれ
ば、上記ブームと吊荷とが静止している状態から、上記
ブームの旋回によりワイヤの上支点を水平方向に加速し
ながら移動させると、吊荷はそのワイヤの吊り長さに基
づく周期で振り子運動を始める。このとき、上記ワイヤ
が巻上げまたは巻降ろされることによって、吊り長さが
変化して、吊荷の振り子運動の周期は変化する。しか
し、加速開始時のワイヤの吊り長さに基づく振り子運動
の周期と、加速終了時のワイヤの吊り長さに基づく振り
子運動の周期との平均値の略整数倍の時間の間、ブーム
を加速しながら旋回させ、加速終了後は等速で移動させ
ると、吊荷が振り子運動の略最下点となって、吊荷とワ
イヤの上支点が同一方向に等速で移動する。したがっ
て、上記ブームを加速しながら旋回させた後、ワイヤの
上支点と吊荷とが等速で移動するので、吊荷が振れるこ
となく安全に運搬できる。また、上記ワイヤを巻き上げ
て、吊り長さを短くする場合は、等速で移動させている
途中の障害物を避けることができると共に、吊り長さが
一定の場合に比べて、吊荷の振り子運動の周期の平均値
が短くなるので、加速しながら移動する時間を短縮でき
る。
【0008】また、上記ブームが等速の旋回角速度で旋
回して、吊荷とブーム先端とが等速で移動しているとき
は、ブームを起伏させないので、ブーム先端の旋回半径
が変わらず、吊荷とワイヤの上支点の移動を等速に保つ
ことができる。
【0009】そして、上記ワイヤの上支点と吊荷とが等
速で移動している状態から、上記ブームを減速しながら
旋回させると、吊荷はそのワイヤの吊り長さに基づく周
期で振り子運動を始める。このとき、上記ワイヤが巻上
げまたは巻降ろされることによって、吊り長さが変化し
て、吊荷の振り子運動の周期は変化する。しかし、減速
開始時のワイヤの吊り長さに基づく振り子運動の周期
と、減速終了時のワイヤの吊り長さに基づく振り子運動
の周期との平均値の略整数倍の時間の間、ブームを減速
しながら旋回させ、減速終了後は停止させると、吊荷の
振り子運動が略最下点であるときに、吊荷を振れること
なく上記目的地点に停止させることができる。また、上
記ワイヤを巻き降ろす場合は、等速で移動させていると
きの吊り長さを短くでき、途中の障害物を避けることが
できると共に、吊り長さが一定の場合に比べて、ブーム
を減速しながら旋回させて停止させる時間を短縮でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明のクレーンの制御
方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明の実施の一形態のブーム式
のクレーンの駆動制御装置の要部ブロック図を示してい
る。また、上記クレーンは、駆動制御装置を除き図10
に示すコンクリート打設設備に用いたクレーン10と同
一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付し
て説明を省略する。
【0012】図1において、11は運搬開始地点,目的
地点の3次元座標等のデータを入力するデータ入力部、
12は上記データ入力部11の出力に基づいて、図10
に示すブーム5の旋回角度,起伏角度等を演算する演算
部、13は上記演算部12の出力に基づいて、ブーム5
の旋回・起伏等を制御する制御手段としての制御部、1
4は上記制御部13の制御信号に基づいて、ブーム5を
旋回させる駆動手段としてのブーム旋回モータ、15は
上記制御部13の制御信号に基づいて、ブーム5を起伏
させるブーム起伏モータ、16は上記制御部13の制御
信号に基づいて、図10に示す吊荷としてのバケット3
を吊り下げるワイヤ4の巻上げ/巻降ろしを行うワイヤ
巻取りモータである。上記データ入力部11,演算部1
2,制御部13,ブーム旋回モータ14,ブーム起伏モー
タ15およびワイヤ巻取りモータ16で駆動制御装置を
構成している。
【0013】また、図2はクレーンの運搬動作における
ブーム先端の軌跡とバケットの軌跡を示す概略図であ
り、図3は上記クレーンの旋回動作(旋回中心O,旋回角
度θ)を上方から見た平面図である。
【0014】図2,図3に示すように、上記駆動制御装
置は、加速移動区間と等速移動区間および減速移動区間
でブーム5の旋回と起伏およびワイヤ4の巻上げ/巻降
ろしの制御を行う。
【0015】まず、上記加速移動区間では、コンクリー
ト混練プラント1よりバンカー線30に沿って運搬され
たトランスファーカー2の生コンクリートをバケット3
に移し換えた後、バケット3を地切り高さ(数m)まで吊
り上げる。そして、運搬開始地点としての第1の地点S
にバケット3を停止させた状態から、ブーム5を一定の
旋回角加速度で加速しながら旋回させると共に、ブーム
5を起伏角度φ1からφ2まで起立させると共に、バケッ
ト3の吊り長さがL1からL2(<L1)になるまでワイヤ
巻取りモータ16によりワイヤ4を巻上げる(図4(A),
(B)に示す)。このとき、上記ブーム起伏モータ15によ
りブーム5を起立させることによって、ブーム5先端の
旋回半径が小さくなり、後述する第2の地点Eすなわち
目的地点でブーム5先端の旋回半径になるようにする。
【0016】次に、上記等速移動区間では、吊り長さL
2のまま、略一定の旋回角速度でブーム5を旋回させ
る。この等速移動区間でバケット3の吊り長さをL2
することによって、障害物40を避ける。
【0017】そして、次の減速移動区間では、ダム堤体
20の第2の地点Eまでブーム5を略一定の旋回角加速
度で減速しながら旋回させ、この区間でバケット3の吊
り長さをL2からL3(>L2)になるまでワイヤ4を巻降
ろす(図4(C)に示す)。
【0018】また、図5(A)〜(C)は上記加速移動区間,
等速移動区間および減速移動区間におけるブーム5の旋
回角速度,起伏量およびワイヤ4の巻上げ/巻降ろし速
度を示し、加速移動区間の加速時間TAでは、ブーム5
を略一定の旋回角加速度で加速しながら旋回させると共
に、ブーム5を上方に一定量起立させ、ワイヤ4を巻上
げる。次に、上記等速移動区間の等速時間TBでは、ブ
ーム5を一定の旋回角速度で減速しながら旋回させると
共に、ブーム5の起伏量を略一定とし、ワイヤ4の巻上
げ/巻降ろししない。そして、上記減速移動区間の減速
時間TCでは、ブーム5を一定の旋回角加速度で減速し
ながら旋回させ、ブーム5の起伏量は略一定とし、ワイ
ヤ4を巻降ろした後、ブーム5の旋回を停止させる。
【0019】上記ブーム式のクレーン10において、加
速移動区間から等速移動区間に移るとき、バケット3が
振り子運動の略最下点でバケット3とブーム5先端(ワ
イヤ4の上支点)を等速で同一方向に移動させて、バケ
ット3が振れないようにする。以下、上記バケット3が
振れない原理について詳細に説明する。
【0020】上記バケット3の振り子運動の周期Tは、 T=2π(L/g)1/2・・・・・・[式1] L:ブーム5先端からバケット3までの吊り長さ g:重力加速度 で表される。また、上記振り子運動の角速度ωは、 ω=(g/L)1/2・・・・・・・・[式2] で表され、ブーム5先端の周速度v,バケット3の振り
子運動の周方向の絶対速度Vは、 v=αt ・・・・・・・・・・・・[式3] V=αt−δωsinωt・・・・・・[式4] t:時間 α:加速度 ω:角速度 δ:α/ω2 で表される。上記[式3],[式4]よりブーム5先端
の周速度vとバケット3の振り子運動の周方向の絶対速
度Vが等しくなる条件は、 sinωt=0・・・・・・・・・・・[式5] である。
【0021】また、上記ブーム5先端に対する相対変位
yは、 y=∫vdt−∫Vdt =∫(αt−αt+δωsinωt)dt =−δcosωt+C・・・・・・・[式6] となり、時間t=0のとき相対変位y=0であるから、
C=1となる。したがって、[式6]は、 y=−δcosωt+1・・・・・・[式7] で表される。
【0022】したがって、上記[式5],[式7]よ
り、ブーム5先端の周速度vとバケット3の振り子運動
の周方向の絶対速度Vが等しく、かつ、ブーム5先端と
バケット3との相対変位yがゼロになる時間tは、バケ
ット3の振り子運動の周期の整数倍である。つまり、加
速移動区間の開始からバケット3の振り子運動のn周期
(n=1,2,…)後にクレーンの旋回角速度が一定になる
ように、ブーム5の旋回角速度を制御することによっ
て、ブーム5先端の周速度vとバケット3の振り子運動
の周方向の絶対速度Vとが等しくなるように加速すれ
ば、バケット3はブーム5先端に対して相対的に振動し
ないことになる。この場合、上記バケット3の振り子運
動の1周期の間、ブーム5を加速しながら旋回させ、加
速終了時のクレーンの旋回角速度をクレーンの最大旋回
角速度にすることによって、サイクルタイムを最も短く
できる。
【0023】図6(a)は上記バケット3の吊り長さが一
定の場合のバケット3の振り子運動の1周期の時間の
間、一定の角加速度で加速しながら移動させたときの加
速移動区間のブーム5先端の速度変化を示し、図6(b)
は上記加速移動区間においてバケット3の振り子運動の
状態を示し、図6(c)はブーム5先端に対するバケット
3の相対速度,相対変位の変化を示している。なお、上
記ブーム5が旋回するので、ブーム5先端とバケット3
は周方向に移動するが、図6(a)〜(c)ではブーム5先端
とバケット3の移動を平面的に表している。
【0024】図6(a)〜(c)に示すように、上記ブーム5
とバケット3が静止状態のときに、ブーム5の先端を水
平方向に一定の加速度で加速しながら移動させると、加
速開始からバケット3の振り子運動の1/2周期までの
間は、バケット3の相対速度がブーム5先端より遅くな
ると共に、相対変位が移動方向と反対の方向に徐々に大
きくなり、相対変位が1/2周期で最大となる。そし
て、上記バケット3の振り子運動の1/2周期から1周
期までの間は、バケット3の相対速度がブーム5先端よ
りも速くなる。そして、上記振り子運動の1周期でブー
ム5先端を一定角速度で旋回させると、ブーム5先端に
対するバケット3の相対速度がゼロになり、相対変位も
ゼロとなって、バケット3は振れないで等速で移動す
る。なお、上記ブーム5先端とバケット3が等速で移動
する状態からブーム5先端を減速しながら移動させ、ブ
ーム5を停止するときは、図6と逆の動作となる。
【0025】図7,図8および図9は上記駆動制御装置
のデータ入力部11と演算部12の処理を説明するフロ
ーチャートである。なお、以下のデータは、上記データ
入力部11に予め入力されており、3次元座標は、平面
をxy軸座標とし、垂直方向をz軸座標としている。
【0026】 第1の地点Sの3次元座標 :(x1,y1,z1) 第2の地点Eの3次元座標 :(x2,y2,z2) 旋回中心Oの3次元座標 :(x0,y0,z0) ブーム5の長さ :BL 等速旋回時のバケット3の吊り長さ:L2 等速旋回時の旋回角速度 :ωB また、図3に示すように、第1の地点Sと第2の地点E
に夫々配置された反射鏡23,24にトータルステーシ
ョン21,22よりレーザー光線を照射し、その反射光
をトータルステーション21,22が受けて、第1の地
点Sの3次元座標(x1,y1,z1)と第2の地点Eの3次
元座標(x2,y2,z2)を夫々計測する。
【0027】そして、図7において、ステップS1で第
1の地点Sの3次元座標(x1,y1,z1)の設定を行う。
次に、ステップS2でクレーン10の旋回中心Oの3次
元座標(x0,y0,z0)の設定を行い、ステップS3でク
レーン10のブーム5のブーム長BLを設定する。そし
て、ステップS4で、第1の地点Sの3次元座標(x1,
1,z1)と旋回中心Oの3次元座標(x0,y0,z0)およ
びブーム5のブーム長BLに基づいて、バケット3の吊
り長さL1を算出する。つまり、上記座標(x0,y0)と座
標(x1,y1)よりブーム5の旋回半径R1を求め、その旋
回半径R1になるようにブーム5を起伏させたときの第
1の地点Sに対するブーム5先端の高さすなわち吊り長
さL1を算出するのである。次に、ステップS5で吊り
長さL1より振り子運動の周期T1(=2π(L1/g)
1/2)を算出する。そして、ステップS6でブーム長BL
と旋回半径R1よりブーム5の起伏角度φ1(=cos-1(B
L/R1))を算出する。
【0028】次に、ステップS7で等速旋回時のバケッ
ト3の吊り長さL2を設定し、ステップS8でバケット
3の振り子運動の周期T2(=2π(L2/g)1/2)を算
出する。
【0029】次に、ステップS9で加速旋回時の旋回時
間TAを算出する。すなわち、吊り長さL1に基づく振り
子運動の周期T1と吊り長さL2に基づく振り子運動の周
期T2との平均値TAは、 TA=1/2(T1+T2) となる。次に、ステップS10で吊り長さL1と吊り長
さL2からワイヤ4の巻取量LA(=L1−L2)を算出す
る。
【0030】次に、ステップS11で等速旋回時の旋回
角速度ωBを設定する。次に、ステップS12に進み、
旋回角加速度αA(=ωB/TA)を算出する。そして、ス
テップS13で加速旋回時の旋回角度θA(=1/2(ωB
A))を算出する。
【0031】次に、図8において、ステップS21で第
2の地点Eの3次元座標(x2,y2,z2)を設定する。次
に、ステップS22でクレーン10の旋回中心Oの3次
元座標(x0,y0,z0)の設定を行い、ステップS23で
クレーン10のブーム5のブーム長BLを設定する。そ
して、ステップS24で、第1の地点Sの3次元座標
(x1,y1,z1)と旋回中心Oの3次元座標(x0,y0,z0)
およびブーム5のブーム長BLに基づいて、バケット3
の吊り長さL3を算出する。つまり、上記座標(x0,y0)
と座標(x2,y2)よりブーム5の旋回半径R2を求め、そ
の旋回半径R2になるようにブーム5を伏せさせたとき
の第2の地点Eに対するブーム5先端の高さすなわち吊
り長さL3を算出するのである。次に、ステップS25
で吊り長さL3より振り子運動の周期T3(=2π(L3
g)1/2)を算出する。そして、ステップS26でブーム
5の起伏角度φ2(=cos-1(BL/R2))を算出する。
【0032】次に、ステップS27で等速旋回時のバケ
ット3の吊り長さL2を設定し、ステップS28でバケ
ット3の振り子運動の周期T2(=2π(L2/g)1/2)
を算出する。
【0033】次に、ステップS29で加速旋回時の旋回
時間TCを算出する。すなわち、吊り長さL2に基づく振
り子運動の周期T2と吊り長さL3に基づく振り子運動の
周期T3との平均値TCは、 TC=1/2(T2+T3) となる。次に、ステップS30で吊り長さL1と吊り長
さL2からワイヤ4の巻取量LC(=L2−L3)を算出する
(巻取量LCが負の値のとき、ワイヤ4を巻降ろす)。
【0034】次に、ステップS31で等速旋回時の旋回
角速度ωBを設定する。次に、ステップS32で旋回角
加速度αC(=ωB/TC)を算出する。そして、ステップ
S33で減速旋回時の旋回角度θC(=1/2(ωBC))
を算出する。
【0035】次に、図9において、ステップS41で第
1の地点Sの3次元座標(x1,y1,z1)と第2の地点E
の3次元座標(x2,y2,z2)より第1の地点Sと第2の
地点Eとの間の旋回角度θを算出する。すなわち、xy
座標平面において、座標(x1,y1)と座標(x0,y0)とを
結ぶ線分と、座標(x2,y2)と座標(x0,y0)とを結ぶ線
分とのなす角度を求めるのである。
【0036】次に、ステップS42で加速旋回時の旋回
角度θAと減速旋回時の旋回角度θCより等速旋回時の旋
回角度θB(=θ−θA−θC)を算出する。
【0037】次に、ステップS43で等速旋回時の旋回
角度θBと旋回角速度ωBより等速旋回時の旋回時間T
B(=θB/ωB)を算出する。
【0038】次に、ステップS44で第1の地点Sでの
ブーム起伏角度φ1と第2の地点Eのブーム起伏角度φ2
より、第1の地点Sと第2の地点Eとの間のブーム起伏
角度差△φ(=φ1−φ2)を算出する。
【0039】このようにして、上記演算部12に算出さ
れたブーム5の旋回角度θABCと旋回時間TA,
B,TCおよびブーム5の起伏角度φ12およびワイヤ
4の巻取り量LA,LC等に従って、制御部13は、加速
移動区間,等速移動区間および減速移動区間において、
ブーム旋回モータ14,ブーム起伏モータ15およびワ
イヤ巻取りモータ16を制御する。
【0040】すなわち、加速移動区間では、まず、ブー
ム5の起伏角度をφ1になるようにブーム起伏モータ1
5を制御し、吊り長さをL1となるようにワイヤ巻取り
モータ16を制御して、バケット3を第1の地点Sにし
た後、旋回角加速度αAで旋回時間TAの間、ブーム5が
加速しながら旋回するように、ブーム旋回モータ14を
制御すると共に、バケット3の吊り長さがL1からL2
なるように、ワイヤ巻取りモータ16を制御して、ワイ
ヤ4を巻上げる(ワイヤ巻取量LA)。また、この加速移
動区間で、ブーム5の起伏角度をφ1からφ2になるよう
に、ブーム起伏モータ15を制御して、ブーム5を起伏
角度差△φだけ起立させ、ブーム5の旋回半径を第2の
地点Eにおける旋回半径にする。
【0041】次の等速移動区間では、旋回時間TB
間、旋回角速度ωBでブーム5が旋回するように、ブー
ム旋回モータ14を制御する。
【0042】そして、次の減速移動区間では、旋回角加
速度αCで旋回時間TCの間、ブーム5を減速しながら旋
回させて、第2の地点Eで停止するように、ブーム旋回
モータ14を制御すると共に、吊り長さがL2からL
3(>L2)になるように、ワイヤ巻取りモータ16を制御
して、ワイヤ4を巻降ろす(ワイヤ巻取量LC)。
【0043】このように、上記加速移動区間では、ワイ
ヤ4により吊り下げられたバケット3とブーム5とが静
止している状態から、ブーム5を水平方向に加速しなが
ら旋回させると、バケット3はそのワイヤ4の吊り長さ
に基づく周期で振り子運動を始める。この加速移動区間
において、ワイヤ4を巻き上げて、吊り長さをL1から
2に短くすることによって、バケット3の振り子運動
の周期は変化するが、加速開始時の吊り長さL1に基づ
く振り子運動の周期T1と、加速終了時の吊り長さL2
基づく振り子運動の周期との平均値TAの時間の間、ブ
ーム5先端を加速しながら旋回させ、加速終了後は等速
で旋回させることによって、バケット3が振り子運動の
略最下点となって、バケット3とブーム5先端が等速で
同一方向に旋回させる。したがって、上記ブーム5を旋
回角速度ωBに加速した後、バケット3とブーム5先端
とが等速で旋回するので、バケット3が振れることなく
安全に運搬できる。また、上記ワイヤ4を巻き上げて、
吊り長さを短くすることによって、等速で旋回させてい
る途中の障害物を避けることができると共に、吊り長さ
が一定の場合に比べて、バケット3の振り子運動の周期
の平均値は短くなるので、加速移動区間の時間を短縮す
ることができる。したがって、等速移動区間でのワイヤ
4の吊り長さL2は、バケット3が等速で旋回させてい
る途中の障害物40を避けることができる高さと、バケ
ット3の内容物・付着物が飛散・落下することに対する
安全を考慮した高さとの間に位置する範囲内で最短にす
ることが望ましい。
【0044】また、上記加速移動区間では、ブーム5先
端を略一定の旋回角加速度αAで加速しながら旋回させ
るので、加速終了時の旋回角速度、すなわち、バケット
3とブーム5先端とが等速で旋回するときの旋回角速度
ωBを容易に求めることができる。したがって、クレー
ンの運搬能力(最大旋回角加速度,最大旋回速度等)に応
じて、ブーム5の加速時の旋回角加速度αAと等速時の
旋回角速度ωBを容易に決定することができる。
【0045】また、上記加速移動区間でワイヤ4の吊り
長さL2を最短にすることによって、吊り長さに基づく
振り子運動の周期を短くでき、加速移動区間の時間を短
縮して、サイクルタイムを短くできる。
【0046】また、上記減速移動区間では、バケット3
とブーム5先端とが等速で旋回している状態からブーム
5先端を減速しながら旋回させると、バケット3はその
ワイヤ4の吊り長さに基づく周期で振り子運動を始め
る。このとき、上記ワイヤ4を巻き降ろして、吊り長さ
をL2からL3に長くすることによって、バケット3の振
り子運動の周期は変化するが、吊り長さL2に基づく振
り子運動の周期と減速終了時の吊り長さL3に基づく振
り子運動の周期との平均値TCの時間の間、ブーム5を
減速しながら旋回させ、減速終了後に停止させることに
よって、バケット3の振り子運動の略最下点で、バケッ
ト3を振れることなく第2の地点Eに停止させることが
できる。また、上記等速移動区間で吊り長さを短くし
て、途中の障害物を避けることができると共に、吊り長
さが一定の場合に比べて、バケット3の振り子運動の周
期の平均値は短くなるので、減速移動区間の時間を短縮
することができる。
【0047】また、上記減速移動区間では、ブーム5を
略一定の旋回角加速度αCで減速しながら旋回させて停
止させるので、減速移動区間の開始時の旋回角速度、す
なわち、バケット3とブーム5先端とが等速で旋回する
ときの旋回角速度ωBを決定することによって、減速移
動区間の旋回角加速度αCを容易に求めることができ
る。したがって、クレーンの運搬能力(最大旋回角加速
度,最大旋回速度等)に応じて、ブーム5の等速時の旋回
角速度ωBと減速時の旋回角加速度αCとを決定して、バ
ケット3を第2の地点Eに確実に停止させることができ
る。
【0048】また、上記等速移動区間において、ブーム
5が等速の旋回角速度で旋回して、バケット3とブーム
5先端とが等速で移動しているときは、ブーム5を起伏
させないので、ブーム5先端の旋回半径が変わらず、バ
ケット3とブーム5先端の移動を等速に保つことができ
る。
【0049】また、上記第1の地点Sの3次元座標
(x1,y1,z1)と第2の地点Eの3次元座標(x2,y2,z
2)とに基づいて、ブーム5の旋回角速度,ブームの起伏
角度およびバケット3の吊り長さ等を予め設定して、ブ
ーム5を旋回,起伏させながら、ワイヤ4の巻上げ/巻
降ろしを行うことができる。また、上記トータルステー
ション21,22より第1の地点Sと第2の地点Eとに
設けられた反射鏡23,24に光線を照射し、その反射
光に基づいて第1の地点Sの3次元座標(x1,y1,z1)
と第2の地点Eの3次元座標(x2,y2,z2)を計測する
ので、第1の地点Sと第2の地点Eとが頻繁に変更され
るような場合でも、各3次元座標の計測に時間や手間が
かからず、速やかに3次元座標を得ることができ、サイ
クルタイムを短縮できる。
【0050】また、上記ダム工事のコンクリート打設作
業では、バンカー線30上の任意の位置にトランスファ
ーカー2を搬送できるので、目的地点としての第2の地
点Eにおけるブーム5先端の旋回半径と次の運搬開始地
点としての第2の地点Sのブーム5先端の旋回半径とが
同じになるようにできる。したがって、生コンクリート
打設後は、上記クレーン10のブーム5を起伏させるこ
となく、バンカー線30上の次の運搬開始地点にバケッ
ト3を戻すことができ、ブーム5の制御が簡単になっ
て、サイクルタイムを短縮することができる。
【0051】上記実施の形態では、加速移動区間では、
バケット3の振り子運動の1周期の間、加速しながら移
動させたり、減速移動区間では、バケット3の振り子運
動の1周期の間、減速しながら移動させたりしたが、吊
荷の振り子運動の周期の略整数倍の時間の間、加速しな
がら移動させたり、減速しながら移動させたりしてよ
い。例えば、ブーム式クレーンの旋回能力が小さく、吊
荷の振り子運動の1周期の時間の間では、所望の旋回角
速度に達しない場合、2周期,3周期,…と長くしてもよ
い。
【0052】また、上記実施の形態では、加速移動区間
と減速移動区間では、略一定の旋回角加速度でブーム5
を夫々旋回させたが、吊荷の上支点の水平方向の移動
は、略一定の加速度に限らない。
【0053】また、上記実施の形態では、ダム工事にお
けるコンクリート打設設備に使用されるブーム式のクレ
ーン10の制御方法および駆動制御装置について説明し
たが、コンクリート打設設備に限らず、テルハやケーブ
ルクレーン等にこの発明を適用してもよいのは勿論であ
る。
【0054】また、上記実施の形態では、加速移動区間
と減速移動区間では、ワイヤ4を巻上げ/巻降ろしを行
ったが、加速移動区間と減速移動区間のワイヤの吊り長
さが略一定であってもよい。この場合、ワイヤの吊り長
さに基づく振り子運動の周期も略一定となるので、吊荷
の振り子運動の周期の略整数倍の時間の間、吊荷が振り
子運動しながらワイヤの上支点が加速され、その後に等
速で移動させると、吊荷が振り子運動の略最下点となっ
て、吊荷とワイヤの上支点が同一方向に等速で移動す
る。
【0055】また、上記実施の形態では、加速移動区間
でワイヤ4を巻上げ、減速移動区間でワイヤ4を巻降ろ
したが、加速移動区間でワイヤを巻降ろし、減速移動区
間でワイヤを巻上げてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態のブーム式の
クレーンの駆動制御装置のブロック図である。
【図2】 図2は上記クレーンの運搬動作を示す概略図
である。
【図3】 図3は上記クレーンを上方から見た平面図で
ある。
【図4】 図4(A)は第1の地点におけるブームの起伏
とワイヤの吊り長さを示す図であり、図4(B)は加速終
了時におけるブームの起伏とワイヤの吊り長さを示す図
であり、図4(C)は第2の地点におけるブームの起伏と
ワイヤの吊り長さを示す図である。
【図5】 図5は上記クレーンの運搬動作時のブームの
旋回速度と起伏量およびワイヤの巻上げ/巻降ろし速度
を示す図である。
【図6】 図6は上記クレーンの加速移動区間における
バケットの振り子動作を説明する図である。
【図7】 図7は上記駆動制御装置の演算部の加速移動
区間についての演算処理を示すフローチャートである。
【図8】 図8は上記駆動制御装置の演算部の減速移動
区間についての演算処理を示すフローチャートである。
【図9】 図9は上記駆動制御装置の演算部の等速移動
区間についての演算処理を示すフローチャートである。
【図10】 図10はダム工事におけるコンクリート打
設設備の概略図である。
【符号の説明】
1…コンクリート混練プラント、2…トランスファーカ
ー、 3…バケット、4…ワイヤ、5…ブーム、10…クレー
ン、 11…データ入力部、12…演算部、13…制御部、 14…ブーム旋回モータ、15…ブーム起伏モータ、 16…ワイヤ巻取りモータ、 20…ダム堤体、21,22…トータルステーション、 23,24…反射鏡、30…バンカー線、40…障害
物、 S…第1の地点、E…第2の地点、O…ブームの旋回中
心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 敏之 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 荒谷 義夫 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 平5−270786(JP,A) 特開 平8−91774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/00 - 13/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回自在かつ起伏自在なブームを有する
    ブーム式クレーンにより、吊荷をワイヤで吊り下げなが
    ら運搬開始地点から目的地点に運搬するクレーンの制御
    方法において、 上記ブームの旋回の加速開始から加速終了までの間に上
    記ワイヤが巻上げまたは巻降ろされ、上記加速開始時の
    上記ワイヤの吊り長さに基づく上記吊荷の振り子運動の
    周期と上記加速終了時の上記ワイヤの吊り長さに基づく
    上記吊荷の振り子運動の周期との平均値の略整数倍の時
    間の間、上記ブームを加速旋回させると共に、この加速
    旋回区間のみで上記ブームの起伏を行い、起伏動作終了
    時のブームの旋回半径が目的地点の旋回半径になるよう
    にし、 次に、上記目的地点の旋回半径を維持した状態で、上記
    ブームを上記加速終了時の旋回角速度で等速で旋回さ
    せ、 その後、上記ブームの旋回の減速開始から減速終了まで
    の間に上記ワイヤが巻上げまたは巻降ろされ、上記減速
    開始時の上記ワイヤの吊り長さに基づく上記吊荷の振り
    子運動の周期と上記減速終了時の上記ワイヤの吊り長さ
    に基づく上記吊荷の振り子運動の周期との平均値の略整
    数倍の時間の間、上記ブームを減速しながら旋回させ
    て、上記吊荷を上記目的地点に停止させることを特徴と
    するクレーンの制御方法。
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