JP3241536B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JP3241536B2
JP3241536B2 JP13122894A JP13122894A JP3241536B2 JP 3241536 B2 JP3241536 B2 JP 3241536B2 JP 13122894 A JP13122894 A JP 13122894A JP 13122894 A JP13122894 A JP 13122894A JP 3241536 B2 JP3241536 B2 JP 3241536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタなどの画像形成装置に用いる遠隔制御装置
に係わり、特にインターフェースとして複数の入力手段
を備え、それぞれの入力手段から相互に画像形成装置の
動作条件の設定を可能にした遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置においては、社会的
ニーズの多様化により一つの機種における多機能化、特
定機能のみをもつ多機種化など製品開発に大きな変化が
見られる。例えば、複写機ではアナログ処理方式からデ
ジタル処理方式に変わることにより多機能化,ネットワ
ーク化が進んでいる。そのため、ユーザインタフェース
(以下UIと記す)は複雑化し、CRTおよびタッチパ
ネルの組み合わせにより、多くの機能をより簡単に処理
できるように改善が図られている。UI環境においては
遠隔操作装置(以下リモコンと記す)やマウスにより操
作可能な機器が著しく増え、その便利さは周知の事実で
ある。それらの機器、例えば、特開平3−266888
号公報に提案されているように、画面に表示された選択
肢をカーソルで指示選択することにより、動作条件の設
定を行っている。また複数の端末装置で相互の遠隔操作
可能な制御装置として、例えば特開平3−241449
号に提案されているものは、複数の端末装置から重なっ
てオペレーションした場合に、優先される側と優先され
ない側の端末装置のそれぞれの表示装置に有効/無効を
表示し、この表示をオペレータが確認して操作を行わせ
るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の入力
手段として、例えば機器本体側とリモコン側のいずれか
らも動作条件設定が可能である場合は機器本体側とリモ
コン側の選択の信号は同一のものとしたほうが好まし
い。これは信号を受信する処理が2つの信号を区別する
必要がないため処理が複雑にならず簡素化できるからで
ある。しかし、本体側とリモコン側で同時に同一機能ス
イッチによる入力操作をした場合は不具合が発生する。
例えば、スイッチを押した場合に生成される立ち上がり
信号に同期して機能をオンオフの状態を変化させるトグ
ル動作を行うものである場合、後から押されたスイッチ
のタイミングにより、先にスイッチを操作したにもかか
わらず、意図しない結果を生じることになり危険を発生
させる恐れがある。また複数の入力手段からの入力操作
に対して優先順位を表示するシステムでは後先を確認し
てから操作をしなければならず、操作性に欠けるという
問題がある。本発明の目的は、複数の入力手段の間で同
時期に同一操作による誤動作を防止できる遠隔制御装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は複数の入力手段にて入力操作可能な機器の
遠隔制御装置において、操作スイッチ群の中から操作し
たスイッチの状態変化を示す第1操作信号を発する第1
入力手段と、該第1入力手段と同一機能を有する操作ス
イッチ群を持ち、該操作スイッチ群の中から操作したス
イッチの状態変化を示す第2操作信号を発する第2入力
手段と、前記第1操作信号と第2操作信号からそれぞれ
の操作が同一であることを検出する同一入力検出手段
と、前記第1操作信号と第2操作信号により操作スイッ
チの状態変化を、前記同一入力検出手段からの同一操作
情報に基づいて判断すると共に、前記両信号が同一の操
作スイッチによる入力でないときはそれぞれの信号に対
応した操作スイッチ情報を生成し、前記両信号が同一の
操作スイッチによる入力であるときは当該操作スイッチ
の状態変化時の操作スイッチ情報を生成する状態変化信
号生成手段と、該状態変化信号生成手段からの操作スイ
ッチ情報に基づいて機器の制御に必要な処理を行う制御
手段とを備えた構成にある。
【0005】
【作用】上記の構成によると、同時期に複数の入力手段
の操作があるとき、同一入力検出手段が同一操作である
と判定したときは、入力手段として操作釦(以下ハード
ボタンと呼ぶ)の場合は時間的に最初の有効な操作を有
効とし、また入力手段として画面上に表示された操作釦
(以下ソフトボタンと呼ぶ)の場合は直接触れるタッチ
操作、およびジョイステックと確定ボタンによるリモー
ト操作で時間的に有効な操作として最初と最後の操作を
有効とすることにより、複数の入力手段を使用した場合
の同一操作による誤動作が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る機能実現手段の構成
を示す。画像形成装置100は本体UI部、コンソール
パネル部(以下コンパネ部と記す)、リモコンからなる
UI装置と、このUI装置により設定された画像記録条
件によって画像記録動作を制御する主制御手段101
と、この主制御手段101からの指令に基づいて、画像
記録を行うための各装置を適宜駆動して画像記録処理を
行わせる駆動手段102とからなっている。
【0007】本体UI部は表示装置103、表示駆動手
段104、コンパネ部および主制御手段101とのデー
タの入出力を処理する手段113、およびこの入出力処
理手段の信号に基づいて表示駆動手段104を制御する
表示制御手段114とからなっている。コンパネ部は本
体操作スイッチ群105および本体入力検出手段106
からなるコンパネ制御部、受信手段108およびこれら
コンパネ制御部と受信手段108とからの信号に基づい
て生成した信号を本体UI部へ送信すると共に、本体U
I部からの制御信号を受信するUIインターフェース部
とからなっている。
【0008】コンパネ制御部は状態変化信号生成手段1
07と同一入力検出手段109と図示せず確定信号禁止
手段を有する。なお、確定信号禁止手段はカーソル表示
中の確定信号または操作スイッチ群のスイッチ操作信号
が受信手段108から入力されると当該スイッチ操作信
号を状態変化信号生成手段107へ出力するものである
が、当該スイッチ操作信号が確定信号である場合にこれ
を検出し、表示制御手段113がカーソルを表示してい
ない状態である場合は確定信号のみ状態変化信号生成手
段107への出力を禁止する機能を有する。リモコンを
構成するリモート入力手段120はリモコン操作スイッ
チ群121、リモコン入力検出手段122、送信手段1
23からなっている。
【0009】表示装置103は、画像記録条件の設定情
報や入力情報などの表示および画面に表示された操作釦
(以下ソフトボタンと呼ぶ)やカーソルのイメージ表示
を行う。表示制御手段114は表示駆動手段104を制
御して表示装置103の画面表示制御やカーソル移動制
御を行うと共に、カーソルの消去または表示指令に基づ
いてカーソル表示のオンオフ制御を行う。本体操作スイ
ッチ群105は、コンパネ上に配置された操作釦(以下
ハードボタンと呼ぶ)のオンオフと表示装置103に組
み込まれたタッチパネルにより構成されるソフトボタン
からなっている。
【0010】本体入力検出手段106は、本体操作スイ
ッチ群105のスイッチ操作情報を検出する。状態変化
信号生成手段107は本体側およびリモコン側の操作ス
イッチ群のいずれかのスイッチが操作されたとき、当該
スイッチの状態変化を示す信号として、スイッチの押し
操作のとき当該スイッチの立上がりを表す信号を信号生
成手段110で生成し、またスイッチ離し操作のとき当
該スイッチの立下がりを表す信号を信号生成手段111
で生成する。受信手段108はリモコン側から送信され
てくる、リモコン操作スイッチ群121のスイッチ操作
情報を受信する。
【0011】同一入力検出手段109はコンパネとリモ
コンで同一スイッチの同時操作をしたとき、すなわち一
方側のスイッチ操作が完了する前に、他方側の同一スイ
ッチの操作が行われたことを検出し、有効なスイッチ操
作に基づく信号を状態変化信号生成手段107に出力す
る。例えば、本体側のAボタンを押し、その後にリモコ
ン側のAボタンを押した場合、押し操作は先に押した本
体側を優先する。そして本体側のAボタンを離した後
に、リモコン側のAボタンを離した場合は、後から離し
たリモコン側のAボタンの離し操作を有効する。すなわ
ち、同一機能を有する複数のスイッチの同時操作は最先
と最後を有効とし、その間の操作を無効とするものであ
る。これにより、複数の操作スイッチ群の間で同時期の
同一操作による誤動作を防止することができる。
【0012】リモコン操作スイッチ群121は、本体操
作スイッチ群のハードボタンと等価のハードボタンを備
えると共に、本体操作スイッチ群のソフトボタンを操作
する手段として、ジョイステックおよび確定ボタンを有
する。確定ボタンはソフトボタン押しまたは離しに対応
した押し/離し操作を行うことによりカーソルが位置す
るソフトボタンの機能を確定させる。リモコン操作スイ
ッチ群121により操作した情報は、リモコン入力検出
手段122で検出し、送信手段123からコンパネ部の
受信手段108に送られる。
【0013】リモコンとコンパネ部間のデータ通信は、
例えば赤外線発光素子を送信手段に設け、スイッチ操作
情報を変調し、この変調信号を光に変換して発光素子か
ら発信させ、これを受信手段の赤外線受光素子にて受信
する。上記の構成により、本体側またはリモコン側の操
作スイッチ群105,121のボタンを押すと、スイッ
チ操作信号は状態変化信号生成手段107に入力され、
立上げ信号生成手段にて当該ボタンの立上げを表す信号
が生成され、本体UI部の入出力処理手段113に入力
される。入出力処理手段113では、立上げを表すボタ
ン信号に基づいて対応するボタン機能を認識する。ハー
ドボタンの場合は、認識結果から表示装置に表示すべき
情報、例えばコピー枚数やコピー濃度などの数値データ
であるかを判定し、表示制御手段114により表示情報
を表示装置に付属した表示駆動手段104に送ると共
に、操作情報を生成して主制御手段101に送る。主制
御手段101はこの操作情報に基づいて駆動手段102
を適宜駆動し、画像形成動作を行わせる。
【0014】ソフトボタンの場合は、本体側のボタン押
し操作またはリモコン側の確定ボタン押し操作により、
タッチパネル信号の立上げ信号が入出力処理手段113
に入力される。入出力処理手段には図示しない手段によ
りタッチパネルが押されている位置を示す座標データが
周期的に送られており、入出力処理手段はこの座標デー
タに基づいてソフトボタンの機能を認識し、表示駆動手
段104を介してボタンの表示濃度を変化させて押され
た状態を疑似的に表示する。続いて、本体側からボタン
離し信号またはリモコン側から確定ボタン押しから離し
たときの確定ボタン離し信号を受けて状態変化信号生成
手段の立下げ信号生成手段で当該ボタンの立下げを表す
信号が生成され、入出力処理手段113に出力され、入
出力処理手段は前記座標情報と立下げを表すボタン信号
に基づいて対応するボタン機能を確定し、表示駆動手段
104へ表示画面の切換えを指令、および/または当該
ボタンに対応する操作情報を主制御手段101へ出力す
る。
【0015】このように、入出力処理手段において、ハ
ードボタンは押した時即ち立上げ信号でボタン機能を確
定し、ソフトボタンは押した時即ち立上げ信号で表示を
変え、離した時即ち立下げ信号でボタン機能を確定する
ようにしたので、快適な操作が可能となる。またリモコ
ンを一定時間操作しないとき、あるいはオールクリアボ
タンを押したときはカーソル表示が画面上から消去され
る。カーソル表示消去中に、確定ボタン12が押されて
も確定信号禁止手段から状態変化信号生成手段107へ
の確定信号は出力されない。またカーソルが表示されて
いない状態でジョイステック11を操作するとカーソル
31が再表示される。すなわち、カーソル表示は必要な
時だけ表示されるようになっている。このように、カー
ソルを画面上から消去することにより、タッチパネル上
の操作でカーソルが邪魔になることを防止する。またカ
ーソル表示が無いときに、誤操作により確定ボタンを押
してもそれによって制御手段が動作することはないの
で、意に反した画面操作や設定が行われることが防止さ
れる。
【0016】次に本発明を適用した複写機を詳細に説明
する。図2は複写機の外観を示す。なお、本例は複写機
本体1に自動原稿送り装置2、UI装置3、ソータ5が
組み合わされて構成されるものである。複写機本体1に
は、上面に原稿をセットするプラテンガラスが設けら
れ、その下方に露光光学系、感材ベルトを備えるマーキ
ング系、各種サイズの用紙が収容された用紙トレイ6ま
たは大容量給紙装置から供給される用紙を搬送する用紙
搬送系およびこれらの機構部の制御や該機構部と付加装
置間の制御をマイクロプロセッサを用いて行う制御系の
各装置が装備されている。さらに、各種の複写作業(ジ
ョブ)を実現させるため、用紙の給送方向を反転させる
インバータおよび両面コピーを行うときに使用する両面
コピー用トレイ等が設けられている。
【0017】UI装置3は本体UI部4とコンパネ部お
よびリモコン10からなっている。本体UI部4とコン
パネ部には表示手段としてのLCD上に各種のメッセー
ジを表示したり、あるいはLCD上に表示されるソフト
ボタンを押すことにより検出するタッチパネル(図示せ
ず)を組み込んだ表示部7、複写動作の指令やジョブ設
定を行うハードボタン8およびコンパネと光通信による
リモコン操作に必要な受光手段9が設けられている。リ
モコン10はコンパネと全く同じ操作を可能とするため
の手段として、表示部のソフトボタンを操作する手段
と、本体側操作スイッチ群のハードボタンと等価の操作
スイッチ群(ハードボタン)を備え、これらの操作情報
を光通信によりコンパネ部に送信する。このような構成
により、本体UI部またはリモコンにより設定・指示さ
れた複写動作条件に応じて複写機の機構部を動作させ、
原稿送り装置により送られた原稿から読み取った画像情
報を基に用紙トレイから供給される指定サイズの用紙に
対して画像記録を施した後に排紙処理を行い、例えばソ
ータにおいて画像形成後の用紙の仕分けが行われる。
【0018】次にUI装置についてさらに詳しく説明す
る。図3はソフトボタン表示画面の構成例を示す。この
操作画面は基本ボタン(Basic)21が押されたと
きに開かれる基本画面20である。操作画面には他に応
用ボタン(More)22が押されたときに開く応用画
面と特殊ボタン(Special)が押されたときに開
く特殊画面が用意されている。それぞれの画面に表示さ
れるソフトボタンの動作は同一なので、ここでは基本画
面のソフトボタンについてのみ説明する。
【0019】基本ボタン(Basic)21は、基本コ
ピーに必要な機能を選択するためのボタンである。基本
ボタン21が押されると図3に示す基本画面20が表示
される。基本画面20に表示されるソフトボタンとし
て、本例では各種の機能を選択するために各機能毎に一
列に複数の指定ボタンが配置されている。即ち、用紙サ
イズ選択(Paper Supply)のための用紙指
定ボタン24、読み取った原稿画像に対する画像記録の
縮小(Reduce)/拡大(Enlarge)を選択
する倍率指定ボタン25、両面コピーを選択する両面コ
ピー指定ボタン26、コピー濃度調整や原稿画質に応じ
たコピー濃度調整(Copy Quallty)を選択
するコピー品質指定ボタン27、および画像形成後の用
紙(出力紙)の処理(Copy Output)を選択
するコピー出力指定ボタン28が用意されている。さら
に、指定ボタンを押すと選択した機能を詳細に設定する
ためのポップアップメニューが用意されている。このポ
ップアップメニューは、図中に示すソフトボタンの右上
にポップアップ画面の輪郭29が描かれているソフトボ
タンを押すことにより開かれる。符号30はメッセージ
を表示するメッセージ表示部であり、符号31は後述の
リモコン操作によりソフトボタンを選択指示するための
カーソルである。タッチパネルは押されたことを検知す
ると、図示しない位置検出手段により押されている部分
の座標値をコンパネ制御部に出力する。
【0020】図4はコンパネ上のハードボタン構成の一
例を示す。ハードボタン8は複写動作の指令や設定する
ときに用いられ、ボタンを押したときのスイッチ状態の
変化を入力する。本例ではインフォメーションボタン4
1、メータ確認ボタン41および42、設定確認ボタン
43、暗証ボタン44、オールクリアボタン45、割込
みボタン46、スタートボタン47、ストップボタン4
8、テンキー49からなっている。また画像形成後の出
力紙のカウント値と設定されたコピー枚数を表示するカ
ウント/セット表示部40を備えている。
【0021】インフォメーションボタン41は各機能の
設定方法を説明した画面が出る。メータ確認ボタンはコ
ピーしたトータルの枚数が表示された画面が出る。暗証
ボタンは複写機を使うことができる者を限定するため
の、暗証番号を入力するための画面が出る。テンキーP
ボタンはコピー動作中に次の動作条件の設定を行わせる
ための登録及び呼び出しのためのボタンである。設定確
認とは、それまでの設定内容を表示させる機能である。
設定確認ボタン43を押すと、例えばコピー濃度、ソー
タ、両面コピー等の機能がLCD上に同時にボタン表示
される。
【0022】オールクリアとは設定内容を全てキャンセ
ルして、複写機をスタンバイ(初期)状態に戻す機能で
あり、オールクリアボタン45が押されるとその時点で
全てクリアされ、初期画面が表示される。割込みとは、
現在実行しているジョブ条件や結果を保存して一時中断
させ、新たなジョブの実行を可能にする機能であり、割
込みボタン46が押されると割込み中のランプ(LE
D)を点灯し、割込みジョブの設定・実行を可能にす
る。スタートボタン40はコピーの開始や続行するとき
に使用される。ストップボタン41はコピー作業を途中
でやめるときに使用される。
【0023】リモコン10は操作部と操作情報を本体の
コンパネ部に送る送信モジュール13からなっている。
リモコン10の操作部は、図5に示すようにコンパネと
同一のハードボタン141〜149とUI装置3のLC
D上に表示されるカーソル31を操作するジョイステッ
ク11およびジョイステック11の操作を確定させるた
めの確定ボタン12を備えている。確定ボタン12はジ
ョイステック11の上からの押圧によりスイッチ状態が
変化し、この信号をコンパネ部に送る。リモコン側ハー
ドボタン141〜149の機能はコンパネ上のハードボ
タン41〜49と全く同じなので、ここではその説明を
省略する。リモコン側で操作した情報は光通信によりU
I装置の受光部9に送られる。
【0024】リモコンを用いた複写機のリモートUIを
図6により説明すると、受信モジュール14はコネクタ
15でコンパネ部のUIインターフェース部52へ接続
される。リモコン10として構成される送信モジュール
13から送られてくる情報は受光部9で受信され、シリ
アル通信で受信モジュール14に入力される。このリモ
ートUIはコンパネ部に複写機の構成に応じて選択的に
接続可能になっている。
【0025】カーソル31は、画面上のどこの位置でも
ポイントできるように、図7に示す4つのイメージ
(A)〜(D)を適宜切換えて表示する。カーソル31
を表示するためのカーソルイメージ16の範囲内におい
てカーソル31の先端部分(矢部分)に相当する一定範
囲(点でもよい)をカーソルが指示する感知領域17と
している。この感知領域17やカーソルイメージ16の
設定は本体UI部の入出力処理部61において行われ
る。UIインターフェース部にはカーソルの感知領域1
7を位置させる表示画面上の(X,Y)座標を各々表わ
す図示しない2つのカウンタが設けられ、両カウンタは
ジョイステックが押されている間、押されている方向に
応じて対応するカウンタが所定周期ごとに加算または減
算する。両カウンタの値はジョイステック信号により、
本体UI部の入出力処理部にカーソルの座標値データと
して取込まれ、オブジェクト表示判定部63、表示制御
部64により表示されるため、カーソルの表示位置がジ
ョイステックの操作に応じて表示画面上で自在に移動可
能とするものである。
【0026】従って、カーソルの切り換えによってカー
ソルの向きが変わり、同時に感知領域17も図示の如く
カーソルイメージ16内で左上、右上、右下、左下に変
化する。なお、カーソルの先端部分は、図3に透過(ス
ケルトン)タイプのカーソルとして表示された手形カー
ソルの人差し指の指頭に相当する。カーソルイメージの
切換えは、図8に示すようにLCD画面の外縁にカーソ
ルが移動したときに行われる。このカーソルの切換えは
本体UI部のオブジェクト表示判定部63にて行われ、
カーソル座標の値が所定の値、即ち表示装置の有効範囲
にカーソルイメージ16の辺が達した時点である。図8
はカーソルの切換えを示しており、例えば現在表示され
ているカーソル(C)がLCD画面上で上方に移動し、
その感知領域17がカーソルの有効範囲の上限から所定
の距離の位置に達した時点、つまりカーソルイメージ領
域の外縁がLCD画面の上辺にぶつかるとカーソルの向
きが反転し、カーソル(B)に切換わる。このようにカ
ーソルを切換えることによりカーソルの感知範囲をLC
D画面の隅々まで広げることができ、ソフトボタンの設
計自由度が増す。
【0027】図9はボタンの押し/離し検知動作の一例
を示す。コンパネ上とリモコン上の同じボタンが共に押
されていないときに少なくともどちらか一方のボタンが
押された場合、図示のように例えばコンパネ上のAボタ
ンが先に押されたとき、UIインターフェース部52は
Aボタンの押し検知(図中(1))し、Aボタンの立上
げ信号を生成し、本体UI部に送る。
【0028】新たにボタンが操作された際に既に他のボ
タンが操作中である場合は、両者のボタンを比較し、同
一機能のボタンが操作中である場合は立上げ/立下げ信
号の生成を禁止することにより、相異なる複数のボタン
を同時に押して保守モードに移行するような操作を許容
する。従って、図示されたようにリモコン側のAボタン
を押したのままで、コンパネ上のAボタンを離し/押し
を繰り返してもAボタンの離し検知を行わない。リモコ
ン側のAボタンを離した時点でコンパネ上のAボタンは
押されていないため、Aボタンの離し検知(図中
(2))を行って、立下げ信号を生成し、本体UI部に
送る。すなわち、両方のAボタンが離された場合に離し
検知が行われる。
【0029】このように、UIインターフェース部52
はコンパネ上とリモコン上のいずれの同一ボタンの押し
/離し操作によって同等の検知データを本体UI部に送
信するので、本体UI部の入出力処理部61はリモコン
上のハードボタンであるかコンパネ上のハードボタンで
あるかを意識する必要がなく、同一の入出力処理部で処
理することができる。また、タッチパネルが押されたこ
とを検知する信号とリモコンからの確定信号とは異なる
が、UIインターフェース部52では同じくタッチパネ
ル信号として出力される。UIインターフェース部52
ではこれらの信号に基づいて図示しない中心座標検出手
段によりタッチパネルの押されている部分を示す座標値
とカーソルの座標値とに基づいて、双方を包含する矩形
領域から略中心となる座標値を算出し、算出した座標値
に基づいてソフトボタンの機能を識別する。
【0030】なお、コンパネ制御部51において、タッ
チパネルは周期的に走査され、押されている点の各X,
Y座標において各々最大・最小の値、即ち押された部分
を内包する最小矩形領域の対角する2点の座標値
(X1,Y1)(X2,Y2)が生成される。この座標値は
タッチパネルの走査毎にUIインターフェイス部52に
設けられたタッチパネルの座標点レジスタに書込まれ更
新をする。また、UIインターフェイス部には、カーソ
ルリモコンの座標を表しジョイスティクの操作に応じて
計数動作を行ってX3および/またはY3の更新を行うカ
ウンタが設けられ、確定ボタン信号によりこのカウンタ
の値はカーソル確定座標(X3,Y3)としてレジスタに
記憶される。
【0031】中心座標検出手段は、タッチパネルの走査
に同期して各X,Y座標毎に最大・最小となる値、即ち
これら3つの座標点を内包する最小矩形領域を求め、こ
の領域の中心となる座標点情報として本体UI部の入力
処理部61に出力する。タッチパネルが押されていない
場合は、コンパネ制御部は(X1,Y1)(X2,Y2)と
して特定の値例えば(0,0)(0,0)を出力し、一
方、オブジェクト表示判定部によりタッチボタンが押さ
れていない場合やカーソルの表示を行わないと判定さ
れ、そのカーソル非表示指示を出力処理部62から入力
するとカーソル座標値(X3,Y3)は同様に特定の値例
えば(0,0)に設定される。なお、これらの特定値は
表示領域外の座標値とすることが望ましい。
【0032】中心座標検出手段は、各座標値か予め決め
られた特定値であるか否か(例えば表示領域の内外の位
置)を判別し、特定値である場合にはその座標値を無視
することにより、タッチパネルが押されていない場合
や、カーソルが表示されていない場合においても指示さ
れたソフトボタンの位置を正しく認識できる。またタッ
チパネルとリモコンの確定ボタンが同時に押された場合
において、双方の指示を有効としたため、切替え手段や
優先度の設定が不要となるとともに複数の人が同じよう
に操作できるため操作の教育やトレーニングに使用でき
る。
【0033】また、どちらか一方を優先とすることな
く、双方の座標点により形成される領域の略中心となる
座標点を用いて、ソフトボタンの認識を行うため、例え
ばタッチパネル上の複写ズーム倍率や複写濃度のソフト
ボタンを押し続けて倍率や濃度をアナログ的に増減させ
るような作業中に、誤ってリモコンの確定ボタンにより
異なるカーソル位置が確定入力され、ソフトボタンの指
示が一時的に変化したとしても、リモコンの確定ボタン
を解除した時点で、元のタッチパネルで指示していたソ
フトボタンに戻すことができるため、操作を中断される
ことがない。
【0034】また、リモコン10は操作スイッチ群、ジ
ョイステックおよび確定ボタンのうち単独で押されたも
のを受付け、押された際にそのボタン機能を示す信号を
送信するとともに、押されている間は継続信号を所定の
周期で送信する。このため、リモコン上のハードボタン
が押された状態のままで赤外線検知範囲内から範囲外へ
リモコンを移動させた場合は継続信号が受信できないた
めハードボタンを離したと見なされる。またリモコン上
のハードボタンが押されたままの状態で赤外線検知範囲
外から範囲内に入った場合は最初のボタン機能を示す信
号が受信されていないため押されたことにはならない。
【0035】図10はタッチパネルの押し検知動作の一
例を示す。コンパネ上のタッチパネルの領域とリモコン
によりカーソルが位置するタッチパネルの領域(確定ボ
タン押し状態)をOR条件として、それらを検知した場
合、またはそれらの領域が変化した場合に異なる中心座
標即ち領域情報が本体UI部の入出力処理部61に送ら
れる。図示のように、例えばコンパネ上のタッチパネル
の領域(A)を押した場合、UIインターフェース部は
領域(A)の座標を検知し、その中心座標を本体UI部
へ送る。タッチパネルを押したままの状態で、リモコン
上の確定ボタンを領域(B)で押した場合、このとき領
域(A)+(B)の中心座標を送るが、確定ボタンを離
すと領域(A)の中心座標を送る。同様に領域(C)に
おいて確定ボタンを押すと領域(A)+(C)の中心座
標を送る。その後確定ボタンを押したままでコンパネ上
のタッチパネルを離すと、リモコン上の領域(C)の中
心座標が有効となって送られる。すなわち、一方を離し
たときに他方が押されていれば、当該押されている領域
のソフトボタンが検知される。
【0036】ここで、タッチパネルを押したままその座
標位置を移動した場合、入出力処理部はタッチパネル信
号が継続している間は周期的に座標位置を取り込み、周
期毎にソフトボタンの認識を行い、該当するソフトボタ
ンを押し込んだ状態に疑似的に表示し、押し込まれた状
態に表示されていたソフトボタンで該当しなくなったも
のを元に戻す。このため、指を滑らせた状態で移動させ
ながら目的のソフトボタンを選択することができ、小さ
なソフトボタンでも誤りなく選択することができるの
で、操作性が良い。
【0037】なお、リモコン本体は2つ以上の信号を同
時に発信することができないため、確定ボタンを押しな
がらジョイステックを移動させてもリモコンで現在検知
している領域を移動させることはできないが、確定ボタ
ン信号の送信チャンネルを独立して別に設ければ可能と
なる。図11はタッチパネルの離し検知動作の一例を示
す。コンパネ、リモコンの少なくともどちらかでタッチ
パネル検知をしているときにコンパネ上のタッチパネル
の検知領域なし、かつリモコンでのタッチパネルの検知
領域なし、つまり確定ボタン離し状態となった場合に離
し検知が行われ、タッチパネル離し検知信号が本体UI
部へ送られる。
【0038】図12はタッチパネルの受付禁止/許可動
作の一例を示す。本体UI部のオブジェクト表示判定部
は主制御装置からの初期状態設定信号を入力した場合お
よび入力処理部61においてUIインターフェース部5
2から所定の期間操作信号の入力がない場合に本体UI
部に対してカーソル消去信号を出力し、本体UI部の表
示制御部はコンパネ制御部に対してリモコンによるカー
ソル検知禁止(確定信号検知禁止)の要求を出すと共
に、カーソル初期化を行わせてカーソルの座標値を所定
の値にさせる。本体UI部の入力処理部61がカーソル
操作信号を受信すると、オブジェクト表示判定部は出力
処理部62からUIインターフェース部52に対してカ
ーソル検知許可信号を送り、表示制御部がカーソルを表
示すると共にリモコンからの確定信号の入力を許可す
る。ジョイステックをいずれかの方向に倒すことにより
そのジョイステック信号を受信してカーソルの移動制御
が行われる。
【0039】図13はリモートUIの制御系のハードウ
ェア構成を示す。リモートUIの制御系はリモコン送信
モジュール13、コンパネ部50および本体UI部60
からなっている。本体UI部60は複写動作条件の設定
に応じて複写機本体(M/C)1の主制御部(SYS)
にM/C制御情報を送ると共に、SYSからトラブル
(フォルト)や故障時の警告(ワーニング)時、および
複写動作(M/Cランニング)時の表示に関する制御信
号を受け取るための入力処理部61を備えている。ここ
ではリモートUIの制御系の構成について説明する。
【0040】リモコン送信モジュール13は、リモコン
10に内蔵されており、リモコン側のハードボタンやジ
ョイステックの操作信号を光変調し、赤外線発光素子に
より発信する。コンパネ部50は、リモコン送信モジュ
ール13から発信された光変調信号を受光素子で受信
し、復調するリモコン受信モジュール14、コンパネの
ハードボタンおよびソフトボタンの状態を走査し、該当
するボタン機能の信号を出力すると共に、コンパネ上の
カウント/セット情報を表示するための処理を行うコン
パネ制御部51、およびリモコン10とコンパネ制御部
51と本体UI部60間のデータとしてセット枚数、カ
ウント枚数の7セグメントLEDの表示情報及び割込み
等のLED表示情報のやりとりと共に、リモコンとコン
パネとからの信号を受け、ボタン機能の信号の立上り/
立下り情報および確定信号の禁止処理を行うUIインタ
ーフェース52からなっている。ここで、UIインター
フェース52は受信モジュール14で復調された制御情
報を本体UI部が処理可能なデータに変換する機能およ
びカーソルの座標情報を生成すると共に、タッチパネル
で指定された領域との中央座標値を生成する機能も有す
る。
【0041】本体UI部60は、入力処理部61、出力
処理部62、オブジェクト表示判定部63、表示制御部
64からなっている。入力処理部61はコンパネ部から
の情報を解析し内部情報に変換すると共に、中央座標デ
ータに基づいてソフトボタンの機能を識別してオブジェ
クト表示判定部および主制御装置に出力する。また、U
Iインターフェース部から所定の期間信号を入力しない
場合にこれを検出する。出力処理部62は内部情報をコ
ンパネ部への送信データに変換し、送信する。オブジェ
クト表示判定部63は入力処理部からの情報に基づいて
カーソルや他の画面上の絵や文字を表示するかしないか
を判定する。表示制御部64はグラフィックコントロー
ラを用いてLCD画面上に絵や文字を表示するための信
号を生成し、表示駆動手段を制御する。
【0042】次にリモートUIの制御系の処理について
説明する。図14はリモコン送信モジュールの処理の流
れを示す。本実施例ではリモコンから本体UIへの制御
情報は108ms毎に送られてくるものとする。タイマ
カウント動作を開始し(S100)、このタイマカウン
ト値が108msを経過したかを判断する(S10
1)。ここでは108ms毎にリモコン10の操作スイ
ッチ群(ハードボタン、確定ボタン、以下キーという)
のいずれかのキー操作の認識とリモコン受信モジュール
へのコード情報(制御情報)を送信する。すなわち、タ
イマカウント値が108ms経過すると(S101)、
新たなキーが押されたかを判断し(S102)、押され
ていればリモコン受信モジュールにキーコードを送信す
る(S103)。押されていない場合は前回検知したキ
ーが押された状態にあるかを判断し(S104)、押さ
れたままであればリモコン受信モジュールに“押し続
け”コードを送信する(S105)。一方押されていな
いときは次のキー操作の処理の為に、ステップ100に
リターンする。
【0043】図15はリモコン受信モジュールの処理の
流れを示す。リモコン送信モジュールから受信データが
あったかを判断する(S110)。図14のステップ1
03によるデータ、すなわちキーコード受信であるかを
判断し(S111)、キーコードの場合は“押し続け”
監視タイマをスタートさせ(S112)、コンパネ制御
部へ“押された”情報を送信する(S113)。ステッ
プ110において、受信データがないときは“押し続
け”監視タイマのタイムアウトを判断し(S114)、
タイムアウトでないときはステップ110にリターンす
る。タイムアウトのときはコンパネ制御部へ“離され
た”情報を送信する(S115)。また受信データが有
った場合、そのデータがキーコードでない、つまり押し
続けコードを受信したときは“押し続け”監視タイマを
リスタートさせ(S116)、ステップ110にリター
ンする。ここで、リスタートとは押し続けのコードを受
信したときに監視タイマのかけ直し(タイマストップ→
タイマスタート)を行わせることを意味する。この監視
タイマのかけ直しを行わないと、タイマはタイムアウト
してしまい、押しているにもかかわらず離された処理を
実行してしまう。
【0044】図16はUIインターフェース部の確定キ
ー受信処理およびタッチパネル検知処理の流れを示す。
確定キー押し情報の受信が判断され(S120)、確定
キー押し情報が受信されていないときは後述のタッチパ
ネル(ソフトボタン)の検知に移る。確定キー情報が受
信されたときは確定キーが許可モード、すなわち確定キ
ーの出力が可能な状態であるか否かを判断する(S12
2)。カーソル表示がなされていない状態ではリモコン
の確定ボタンの処理は行われない。
【0045】一方確定キーが許可モードであるときは現
在のカーソル座標位置のタッチパネルが押された状態を
疑似的に作り出す(S122)。そして実際のタッチパ
ネルが触れられているかを判断し(S123)、触れら
れている場合は両方の領域を1つの領域とし、本体UI
部にタッチパネル検知データとして送信する(S12
4)。またタッチパネルに触れられていない場合はカー
ソル座標位置のタッチパネル情報のみを本体UI部にタ
ッチパネル検知データとして送信する(S125)。こ
の処理によって同時押しによるトラブルを防止すること
ができる。
【0046】ステップ120において、確定キーの受信
がないときはタッチパネルの検知が判断される(S12
6)。タッチパネルでの検知がない場合はジョイステッ
クの検知に移る。タッチパネルの検知があると確定キー
が押されたままかを判断し(S127)、押された状態
のときは両方の領域を1つの領域とし、本体UI部にタ
ッチパネル検知データとして送信する(S128)。ま
た確定キーが離されているときは検知しているタッチパ
ネル情報を本体UI部にタッチパネル検知データとして
送信する(S129)。この処理によって確定キーの押
しがタッチパネルへの触れよりも先に操作されている場
合には確定キー情報を有効とするものである。
【0047】図17はジョイステックの検知処理の流れ
を示す。図16に処理において、タッチパネル検知がな
いときはジョイステックの操作を判断する。すなわち、
ジョイステック信号を受信したかを判断し(S13
0)、受信しているときはジョイステック信号と現在の
カーソル座標位置で新たなカーソル座標位置を計算し
(S131)、カーソル座標位置データを本体UI部に
送信する(S132)。その後、図16の処理に移る。
【0048】ジョイステック信号を受信していないとき
は、リモコン側のハードキー受信またはコンパネ側のハ
ードキーの押し検知を判断する(S133,S13
9)。リモコン側のハードキーが操作されている場合
は、ハードキー押し離しが判断される(S134)。ハ
ードキー押しが検知されるとコンパネ上の同一ボタンが
押されていないかを判断し(S135)、押されている
ときは図16の処理に移る。また押されていないときは
該当ボタンの押し検知データを本体UI部に送信し(S
138)、図16の処理に移る。
【0049】ステップ134において、リモコン側のハ
ードキー離しが検知されるとコンパネ上の同一ボタンが
押されていないかを判断し(S137)、押されている
ときは図16の処理に移る。コンパネ上の同一ボタンが
押されていないときは該当ボタンの離し検知データを本
体UI部に送信し(S138)、図16の処理に移る。
【0050】ステップ133において、リモコン側のハ
ードキー受信がない場合はコンパネ側のハードキー押し
離し検知を判断する(S139,S142)。コンパネ
側のハードキー押しが検知されるとリモコン上の同一ボ
タンが押されていないかを判断し(S140)、押され
ているときは図16の処理に移る。また押されていない
ときは該当ボタンの押し検知データを本体UI部に送信
し(S141)、図16の処理に移る。
【0051】ステップ142において、コンパネ側のハ
ードキー離し検知がないとき、確定キーの離し検知(S
145)及びタッチパネルの離し検知(S147)を行
い、これらの離しを検知するとタッチパネルの離し検知
データを本体UI部に送信する(S146,148)。
ステップ147において、タッチパネルの離し検知がな
いとき、すなわちリモコン側とコンパネ側のいずれも何
ら操作がなされていない状態のときは図16の処理に移
るが、次の操作がない限り、これを繰り返す。ステップ
142において、コンパネ側のハードキー離しが検知さ
れるとリモコン上の同一ボタンが押されていないかを判
断し(S143)、押されているときは図16の処理に
移る。リモコン上の同一ボタンが押されていないときは
該当ボタンの離し検知データを本体UI部に送信し(S
144)、図16の処理に移る。
【0052】図18は本体UI部の処理の流れを示す。
本体UI部では上述の各処理によって送信された情報に
基づいてカーソル表示制御、タッチパネルデータやハー
ドボタンデータに基づく複写動作の設定、カーソル消去
時の確定キーの受付禁止などの処理が行われる。まずカ
ーソル座標受信、タッチパネルデータ受信、ハードボタ
ンデータ受信を判断する(S150,S153,S15
6)。カーソル座標を受信すると画面上にカーソルを表
示し(S151)、確定キー受付許可要求をコンパネ部
に送信する(S152)。タッチパネルデータを受信す
ると該当ソフトボタンが有るか否かを判断し(S15
4)、無ければステップ150に戻る。また該当ソフト
ボタンがあればそのボタンに対応する複写動作条件を設
定する(S155)。
【0053】ハードボタンデータを受信すると当該ボタ
ンに対応する複写動作条件を設定する(S157)。そ
してオールクリアボタンの操作が判断され(S15
8)、押されていないときはステップ150に戻る。ま
たオールクリアボタンが押されたときはカーソル表示を
消去し(S159)、カーソル座標位置を初期化すると
共に(S160)、確定キー受付禁止要求をコンパネ部
に送信する(S161)。全ての受信処理が完了すると
カーソル表示とその関連する処理が実行される。すなわ
ち最後の複写動作条件設定から一定時間経過すると(S
162)、カーソル表示を消去し(S163)、カーソ
ル座標位置を初期化すると共に(S164)、確定キー
受付禁止要求をコンパネ部に送信する(S165)。
【0054】図19はコンパネ部へ送られてくる確定キ
ー受付禁止、確定キー許可、LED制御の各要求に対す
る処理の流れを示す。コンパネ部では確定キー受付禁
止、確定キー許可及びLED制御のいずれかの要求の受
信を判断し(S170,172,174)、それぞれの
要求に対する処理を実行する。すなわち、確定キー受付
禁止要求があれば確定キーの受付禁止モードにする(S
171)。また確定キー禁止要求があれば確定キー受付
許可モードにする(S172)。またLED制御要求が
あればLEDの制御を行う(S175)。
【0055】このようにカーソルはオールクリアボタン
の押しまたは設定から一定時間内に次の操作が行わなれ
ないとき、LCD画面上から消去される。カーソルの再
表示はジョイステックに触れることにより、受信される
ジョイステック信号を条件に行われる。またカーソル消
去中は、確定キーの受付が禁止されているので、確定キ
ーを誤って押しても本体UI部の処理が行われない。
【0056】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、同一機
能を有する複数のスイッチの同時動作を検出し、各スイ
ッチの動作に応じた信号の生成を制限するようにしたた
め、ユーザーのオペレーションミスをなくし操作性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機能実現手段の構成を示すブロック
図である。
【図2】 本発明を適用した複写機の外観図である。
【図3】 本体UIの表示部の画面構成の一例を示す。
【図4】 ハードボタンの一例を示す構成図である。
【図5】 リモコン操作部の構成図である。
【図6】 複写機のリモートUIのハードウエア構成図
である。
【図7】 カーソルのイメージ表示の説明図である。
【図8】 LCD画面上に於けるカーソルイメージ表示
の切り換え説明図である。
【図9】 ハードボタンの押し/離し検知動作の説明図
である。
【図10】 タッチパネルの押し検知動作の説明図であ
る。
【図11】 タッチパネルの離し検知動作の説明図であ
る。
【図12】 タッチパネルの受付禁止/許可動作の説明
図である。
【図13】 リモートUIのハードウェア構成図であ
る。
【図14】 リモコン送信モジュールの処理フローを示
す図である。
【図15】 リモコン受信モジュールの処理フローを示
す図である。
【図16】 UIインターフェース部の処理フローを示
す図である。
【図17】 ジョイステックの検知処理フローを示す図
である。
【図18】 本体UI部の処理フローを示す図である。
【図19】 確定キー受付禁止、確定キー許可、LED
制御の各要求に対するコンパネ部の処理フローを示す図
である。
【符号の説明】
1…複写機本体、2…自動原稿送り装置、3…UI装
置、4…本体UI部、5…ソータ、6…用紙トレイ、7
…表示部、8…コンパネ側ハードボタン、9…受光手
段、10…リモコン、11…ジョイステック、12…確
定ボタン、13…送信モジュール、14…受信モジュー
ル、20…表示画面、21〜28…ソフトボタン、31
…カーソル、41〜49…コンパネ側ハードボタン、5
0…コンパネ部、51…コンパネ制御部、52…UIイ
ンターフェース部、60…本体UI部、61…入力処理
部、62…出力処理部、63…オブジェクト表示判定
部、64…表示制御部、100…画像形成装置、101
…制御手段、102…駆動手段、103…表示装置、1
04…表示駆動手段、105…本体操作スイッチ群、1
06…本体入力検出手段、107…状態変化信号生成手
段、108…受信手段、109…同一入力検出手段、1
10…立上げ信号生成手段、111…立下げ信号生成手
段、112…確定信号検出手段、113…入出力処理
部、114…表示制御手段、120…リモート入力手
段、121…リモコン操作スイッチ群、122…リモコ
ン入力検出手段、123…送信手段、141〜149…
リモコン側ハードボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 H04Q 9/00 351 H04Q 9/00 351 B41J 29/00 J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/17 B41J 29/38 G03G 21/00 396 G06F 3/03 380 H04N 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力手段にて入力可能な機器の遠
    隔制御装置において、 操作スイッチ群の中から操作したスイッチの状態変化を
    示す第1操作信号を発する第1入力手段と、 該第1入力手段と同一機能を有する操作スイッチ群を持
    ち、該操作スイッチ群の中から操作したスイッチの状態
    変化を示す第2操作信号を発する第2入力手段と、 前記第1操作信号と第2操作信号からそれぞれの操作が
    同一であることを検出する同一入力検出手段と、 前記第1操作信号と第2操作信号により操作スイッチの
    状態変化を、前記同一入力検出手段からの同一操作情報
    に基づいて判断すると共に、前記両信号が同一の操作ス
    イッチによる入力でないときはそれぞれの信号に対応し
    た操作スイッチ情報を生成し、前記両信号が同一の操作
    スイッチによる入力であるときは当該操作スイッチの状
    態変化時の操作スイッチ情報を生成する状態変化信号生
    成手段と、 該状態変化信号生成手段からの操作スイッチ情報に基づ
    いて機器の制御に必要な処理を行う制御手段と、を備え
    ていることを特徴とする遠隔制御装置。
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