JP3472131B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP3472131B2
JP3472131B2 JP11097798A JP11097798A JP3472131B2 JP 3472131 B2 JP3472131 B2 JP 3472131B2 JP 11097798 A JP11097798 A JP 11097798A JP 11097798 A JP11097798 A JP 11097798A JP 3472131 B2 JP3472131 B2 JP 3472131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報処理装
置(例えばデジタル複写機)間を通信回線を介して接続
している情報処理システムに関するものであり、さらに
詳しく述べると、この通信回線を介して接続された複数
の情報処理装置における操作指示部の表示形態を統一す
る情報処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像を処理する情報処理装置である画像
形成装置、例えばデジタル複写機においては、多彩な画
像処理機能を有するものがある。このデジタル複写機を
用いて、スキャナから入力された原稿の画像に対して多
彩な画像処理機能から処理を選択してプリンタ部から処
理後の画像を出力したり、また出力された記録物に対し
て多彩な後処理を施して編集物として提供したりするこ
とができるシステムが提案されるようになっている。こ
のようなデジタル複写機の操作パネルは機能が多彩なこ
とから、操作パネル上に配列されたキーの数が多くな
り、複雑なものとなって、操作性の面から見るととても
分かり易いものとはいえない状態である。
【0003】最近のデジタル複写機においては、多くの
キーの中でも使用頻度の少ないキーを覆ってしまった
り、キーを兼用したりしているが、それでもまだ不十分
である。そこで、最近よく用いられるものが、液晶表示
部と透明タッチパネルの組み合わせによる入力装置であ
り、例えば、特開平6−35282号公報に開示されて
いるものがある。ここに記載されている例をもとに、従
来のタッチパネルを備えた複写機における実施技術を簡
単に説明すると、LCD画面(液晶表示画面)上に複写
機の状態、複写動作に関する操作者側からの指示、およ
び操作者に対する複写機側からのメッセージなど多くの
情報が表示される。そして、これらの情報に基づいて操
作者は複写機に対して所望する動作指示を行うようにな
っている。
【0004】この時、操作者は、LCD画面の上に表示
された選択指示ボタン表示の中から所望する動作に関す
る指示を行うために、LCD画面上を軽く触れると、こ
のLCD画面上にはタッチパネルが配置されており、L
CD画面に表示されている選択指示ボタン表示の内容が
複写機側に入力される構成となっている。また、このL
CD画面の表示内容は操作者の指示により、あるいは複
写機の動作状態により次々に変化するようになってい
る。これは、複写機の状態に適した表示に順次切り換え
ることで、複写機の現在の状況に関係ない指示ボタン表
示を極力表示させないようにするためである。そして、
複写機を利用する人が、多彩な処理能力を備えた複写機
であっても簡単に操作できるようにするねらいがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような入
力装置を備えた複写機であっても、操作性がよくLCD
画面に表示される表示内容も分かり易いといったものは
ない。例えば、特開平6−35282号公報に記載され
ている表示画面をとって見ても、LCD画面の限られた
表示範囲の中に多くの情報を表示させるがために、LC
D画面の周囲に多くのモード選択ボタン(タッチパネル
による入力)を配置しておき、このモード選択ボタンの
操作により、LCD画面の表示をモードに適した内容に
切り換える構成となっているのが普通である。このよう
な構成にしていると、初めての人であっても、選択した
いモードをLCD画面の周囲に配置されたモード選択ボ
タンの中から選択して、あとは複写機側が対話式に表示
を切り換えながら操作者が所望するモードを選択させる
ことができる。
【0006】ところが、複写機をよく理解している人に
とってみれば、目的とするモードを設定するLCD表示
画面に達するまでに相当の時間と操作を要することとな
る。このため、分かり易いと考えて親切丁寧に作成した
LCD表示画面が、逆に不便なものとなってしまう。そ
こで、とくに多機能の複写機においては、自分たちで使
いやすいように、操作パネルの表示画面を作成する機能
を備えたものが考えられている。
【0007】この方法については、例えば、特開平4−
101171号公報などがある。ここに記載されている
技術は、複数の表示パターンがあらかじめ準備されてお
り、その中から適切と思われるものを選択記憶させてお
くことで、操作パネルの表示部において所望する形の操
作画面が表示されるようになるものである。しかし、あ
らかじめ準備されたものの中に、適切な表示パターンが
あるとは限らない。また、表示パターンを要求に答える
ために複数準備しておくとなると、表示パターンが複数
のドットから構成されるパターン画像であるために、こ
のパターン画像を記憶しておくメモリの容量が大きくな
って、コストなどの問題も発生してくる。
【0008】また、その他の問題としては、最近の複写
機は、装置毎に操作パネルにおける表示部の表示画面形
態、および表示される機能表現などがまちまちであり、
使用する複写機が変われば、いくら日頃から複写機をよ
く利用している人であっても戸惑うこととなっている。
【0009】そこで、本発明は、機器に対する指示を入
力するための表示部とタッチパネルなどから構成される
操作部において、機器を使いなれていない人であって
も、また機器を使いなれた人であっても理解しやすく、
また所望する機器への指示が簡単な操作で行える入力装
置を有する情報処理システムを提供するものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】 本発明は、表示内容に関
する表示形態情報に基づいて操作指示画像を表示して装
置本体の操作指示を行う操作指示部を有する複数の情報
処理装置と、各情報処理装置の間でデータを送受信可能
とするデータ通信装置とを備えた情報処理システムにお
いて、前記情報処理装置、前記データ通信装置を介し
て他の情報処理装置の表示に用いられている表示形態情
報を確認する表示形態確認手段と、確認した前記表示形
態情報に応じて自身が有する複数の表示形態情報の中か
ら1つを選択確定する表示形態確定手段と、確定した前
記表示形態情報に基づいて、前記操作指示部に表示させ
る表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記表示形態確定手段は、前記表示形態情報のう
ち、確認した表示形態情報と同一、あるいは類似した表
示形態情報を選択して確定することを特徴とする。
【0017】本発明は、表示内容に関する表示形態情報
に基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示
を行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情
報処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信
装置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処
理装置、自身が有する1つ以上の表示形態情報と前
データ通信装置を介して他の情報処理装置が有する1つ
以上の表示形態情報とを確認する表示形態確認手段と、
各表示形態情報により表示可能な形態の組み合わせを確
認する組み合わせ確認手段と、該組み合わせの中から各
情報処理装置の表示形態を統一できる表示形態情報を選
択確定する表示形態確定手段と、確定した前記表示形態
情報を前記データ通信装置を介して各情報処理装置に転
送させる転送手段と、確定した前記表示形態情報に基づ
いて前記操作指示部に表示させる表示制御手段とを備
、各情報処理装置に、確定した前記表示形態情報に基
づいて前記操作指示部に表示させることを特徴とする。
【0018】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記情報処理装置は、さらに、前記組み合わせ確認
手段で確認した組み合わせを一覧表示する一覧表示手段
を備えたことを特徴とする。
【0019】発明は、表示内容に関する表示形態情報
に基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示
を行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情
報処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信
装置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処
理装置、自身の操作指示部の表示能力と前記データ通
信装置を介して他の情報処理装置の操作指示部の表示能
力とを確認する表示能力確認手段と、該表示能力から表
示形態を統一しても表示可能な情報処理装置を選択する
装置選択手段と、選択された情報処理装置の表示形態情
報を確認する表示形態確認手段と、確認した表示形態情
報に基づいて各情報処理装置に統一して表示する表示形
態を確定する表示形態確定手段と、確定した前記表示形
態情報を前記データ通信装置を介して該表示形態情報を
有さない情報処理装置に転送させる転送手段と、確定し
た前記表示形態情報に基づいて操作指示部に表示させる
表示制御手段とを備え、他の情報処理装置に、確定した
前記表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表示させ
ることを特徴とする。
【0020】本発明は、表示内容に関する表示形態情報
に基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示
を行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情
報処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信
装置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処
理装置、自身の操作指示部の表示能力と、前記データ
通信装置を介して他の情報処理装置の操作指示部の表示
能力とを確認する表示能力確認手段と、表示形態を統一
する対象から除外するよう規制する規制手段と、前記表
示能力及び規制手段に基づいて表示形態を統一しても表
示可能な情報処理装置を選択する装置選択手段と、選択
された情報処理装置の表示形態情報を確認する表示形態
確認手段と、確認した表示形態情報に基づいて各情報処
理装置に統一して表示する表示形態を確定する表示形態
確定手段と、確定した前記表示形態情報を前記データ通
信装置を介して該表示形態情報を有さない情報処理装置
に転送させる転送手段と、確定した前記表示形態情報に
基づいて操作指示部に表示させる表示制御手段と、を備
、各情報処理装置に、確定した前記表示形態情報に基
づいて前記操作指示部に表示させるたことを特徴とす
る。
【0021】本発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記情報処理装置は、装置選択手段により選択され
た情報処理装置と選択されなかった情報処理装置を分類
表示する装置表示手段を備えたことを特徴とする。
【0022】本発明は、表示内容に関する表示形態情報
に基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示
を行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情
報処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信
装置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処
理装置、前記データ通信装置を介して各情報処理装置
の稼働状況を管理する稼働管理手段と、前記稼働管理手
段により最も利用されている情報処理装置を選択確定す
る装置確定手段と、確定した情報処理装置に使用されて
いる表示形態情報に確定する表示形態確定手段と、確定
した前記表示形態情報を前記データ通信装置を介して該
表示形態情報を有さない情報処理装置に転送させる転送
手段と、確定した前記表示形態情報に基づいて操作指示
部に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0023】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記装置確定手段は、所定の期間経過後に情報処理
装置を確定することを特徴とする。
【0024】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記表示制御手段は、前記所定期間中には、他の情
報処理装置とは異なる表示形態情報に基づいて、操作指
示部に表示させることを特徴とする。
【0025】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記情報処理装置は、情報処理装置自身の表示形態
情報を記憶する第1の記憶領域と、前記データ通信装置
を介して入力される表示形態情報を記憶する第2の記憶
領域とを有する記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0026】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記情報処理装置は、確定した表示形態情報で表示
させることができる表示操作プログラムをデータ通信装
置を介して他の情報処理装置に転送する又は他の情報処
理装置から転送させるプログラム転送手段を備えたこと
を特徴とする。
【0027】発明は、表示内容を示す表示形態情報に
基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を
行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報
処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装
置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処理
装置、利用者ごとに設定された表示形態情報を記憶す
る記憶手段と、情報処理装置を利用する利用者を特定す
る利用者特定手段と、前記利用者特定手段で特定した利
用者の使用する表示形態情報を前記記憶手段あるいは前
記データ通信装置を用いて他の情報処理手段の記憶手段
から読み出し確定する表示形態確定手段と、該表示形態
情報に基づいて前記操作指示部に表示させる表示制御手
段と、を備え、前記表示制御手段は、前記表示形態確定
手段が表示形態情報を確定できなかった場合には、所定
の表示形態情報に基づいて表示させることを特徴とす
る。
【0028】発明は、前記情報処理システムであっ
て、利用者ごとに設定された表示形態情報は、利用者が
所望の表示形態情報を設定した情報であることを特徴と
する。
【0029】発明は、表示形態情報に基づいて画像を
表示して装置本体の操作指示を行うことができる操作指
示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装置の
間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを備え
た情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、利
用者の表示形態の利用状況を管理する利用状況管理手段
と、該利用状況管理手段から利用者が最もよく利用する
表示形態を記憶する記憶手段と、情報処理装置を利用す
る利用者を特定する利用者特定手段と、前記利用者特定
手段で特定した利用者の使用する表示形態を前記記憶手
段あるいは前記データ通信装置を用いて他の情報処理手
段の記憶手段から読み出し確定する表示形態確定手段
と、該表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表示さ
せる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】発明は、前記情報処理システムであっ
て、前記表示制御手段は、前記表示形態確定手段が、表
示形態情報を確定できなかった場合には、所定の表示形
態情報に基づいて表示させることを特徴とする。
【0031】発明は、表示内容を示す表示形態情報に
基づいて操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を
行う操作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報
処理装置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装
置とを備えた情報処理システムにおいて、前記情報処理
装置は、利用者ごとに設定された表示形態情報を記憶す
る記憶手段と、情報処理装置を利用する利用者を特定す
る利用者特定手段と、前記利用者特定手段で特定した利
用者の使用する表示形態情報を前記記憶手段あるいは前
記データ通信装置を用いて他の情報処理手段の記憶手段
から読み出し確定する表示形態確定手段と、該表示形態
情報に基づいて前記操作指示部に表示させる表示制御手
段と、前記データ通信装置を介して各情報処理装置の前
記利用者の稼働状況を管理する稼働管理手段と、前記稼
働管理手段により最も利用されている情報処理装置を確
定する装置確定手段と、確定した情報処理装置に利用者
ごとに設定された表示形態情報を転送する転送手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0032】本発明は、表示形態情報に基づいて画像を
表示して装置本体の操作指示を行うことができる操作指
示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装置の
間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを備え
た情報処理システムにおいて、前記情報処理装置、前
記データ通信装置を介して各情報処理装置の機能を管理
する機能管理手段と、前記機能管理手段により管理され
ている機能を確認する機能確認手段と、該機能により設
定できる共通の表示形態情報を確定する表示形態確定手
段と、確定した該表示形態情報に基づいて前記操作指示
部に表示させる表示制御手段とを備え、前記表示制御手
段は、各情報処理装置自身が有する表示形態情報と、表
示形態確定手段により確定した表示形態情報とを切り替
えて表示可能とすることを特徴とする。
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0035】<デジタル画像形成装置の説明>まず、本
発明である情報処理システムに用いる画像情報の処理装
置であるデジタル画像形成装置について説明する。図1
はデジタル画像形成装置の全体構成を示す断面図であ
る。この画像形成装置は、例えば複写モード、プリンタ
モード、ファックスモード等を有するデジタル複写機1
0であり、該デジタル複写機10本体は大きく分けてス
キャナ部11と、レーザ記録部12から構成されてい
る。
【0036】スキャナ部11は透明ガラスからなる原稿
載置台15、原稿載置台15上へ自動的に原稿を供給搬
送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)1
6、及び原稿載置台15上に載置された原稿の画像を走
査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すな
わちスキャナユニット20から構成されている。このス
キャナ部11にて読み取られた原稿画像は、画像データ
として後述する画像データ入力部へと送られ、画像デー
タに対して所定の画像処理が施される。
【0037】上記RADF16は、備えられた図示しな
い原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしてお
き、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニ
ット20の原稿載置台15上へ給送する装置である。ま
たRADF16は、オペレーターの選択に応じて原稿の
片面または両面をスキャナユニット20に読み取らせる
ように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための
搬送経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿
の状態を把握し管理するセンサ群、および制御部などか
ら構成されている。このRADF16については、従来
から多くの出願、商品化がなされているので、これ以上
の説明は省略する。
【0038】原稿載置台15上の原稿の画像を読み取る
ためのスキャナ部11を構成するスキャナユニット20
は、第1の走査ユニット20a、第2の走査ユニット2
0b、光学レンズ23、および光電変換素子(CCD)
24から構成される。第1の走査ユニット20aは、原
稿面上を露光するランプリフレクターアセンブリ21
と、原稿からの反射光像をCCD24に導くための原稿
からの反射光を反射する第1の反射ミラー22aとを搭
載する。また、第2の走査ユニット20bは、第1の反
射ミラーユニット22aからの反射光像をCCD24に
導くための第2及び第3反射ミラー22b,22cを搭
載する。光学レンズ23は、原稿からの反射光像を上述
した各反射ミラーを介してCCD24上に結像させ、C
CD24は、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変
換する。
【0039】スキャナ部11は、上記RADF16とス
キャナユニット20の関連した動作により、原稿載置台
15上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿
載置台15の下面に沿ってスキャナユニット20を移動
させて原稿画像を読み取るように構成されている。特に
第1走査ユニット20aは、原稿載置台15に沿って左
から右へと一定速度Vで走行し、また第2走査ユニット
20bは、その速度Vに対してV/2の速度で同一方向
に平行に走査するように制御される。これにより、原稿
載置台15上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順
次CCD24へと結像させて画像を読み取ることとな
る。
【0040】原稿画像をスキャナユニット20にて読み
取ることにより得られた画像データは、後述する画像処
理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメ
モリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像
を読み出してレーザプリンタ部12に転送して記録シー
ト上に画像を形成させる。このレーザプリンタ部12
は、画像を形成させるための記録材であるシートの搬送
系、レーザ書き込みユニット26、および画像を形成す
るための電子写真プロセス部28を備えている。
【0041】レーザ書き込みユニット26は、上述した
スキャナユニット20にて読み取った後のメモリから読
み出した画像データ、または外部の装置から転送されて
きた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レー
ザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部2
8を構成する感光体ドラム上で等角速度で偏向されるよ
うに補正するf−θレンズなどを有している。
【0042】(操作パネル部)図3は、デジタル複写機
における操作パネルの一例を表したものであり、図4
は、この操作パネルのタッチパネル液晶表示装置の要部
拡大図である。この操作パネル119の中央部分には、
図4にもあるタッチパネル液晶表示装置100が配置さ
れていて、その周囲にも各種モード設定キー群が配置さ
れている。
【0043】このタッチパネル液晶表示装置100の画
面上には、常時各種モードを選択するための基本スター
ト画面が表示されており、必要に応じて所望するモード
の指示に関するエリアを指で直接押圧操作すると、各種
モードが選択指示できるように液晶画面が順次遷移す
る。その表示された各種モードの中から、操作者が所望
する機能が、表示されている領域を指で触れることによ
り設定される。
【0044】上記操作パネル119上に配置された各種
設定キー群について簡単に説明する。まず液晶表示装置
100の略中央部にはデジタル複写機の外観図が表示さ
れており、さらに外観図の下方にはコピー濃度を設定す
るコピー濃度設定キー101、用紙サイズを設定する用
紙サイズ設定キー102、複写倍率を設定する倍率設定
キー103が設けられている。
【0045】104は原稿画像を編集する編集モード設
定画面に液晶表示画面を遷移させる特別機能モードキ
ー、105は両面複写モードに移行させて処理モードを
設定するための設定画面に液晶表示画面を遷移させる両
面複写モードキー、106はソータ・ステープルなどの
アウトプットモードの指示画面に液晶表示画面を遷移さ
せるためのキー、107は現在設定されているモードの
内容を確認するための設定確認キーである。さらに10
8は操作方法などのガイダンス情報を画面に表示させる
ための操作ガイドキー、117および118は、前記操
作ガイドキー108の操作により液晶表示部100上に
表示されたガイダンス情報を上下方向にスクロールさせ
てガイダンス情報全体を表示確認するスクロールキー、
109は複写枚数などの数値情報を入力するためのテン
キー、110は現在処理中の複写モードに新たな複写モ
ードを割り込ませて処理させるための割り込みキー、1
11はテンキーなどにより入力されている条件をクリア
するクリアキー、112はデジタル複写機の状態をすべ
てクリアして標準の状態に復帰させるためのオールクリ
アキー、113はこれらキーにより設定されたモードに
おいて処理の開始を指示するためのスタートキーであ
る。
【0046】なお、操作パネル119の左側に配置され
た3つのキー群は、上から順にファックスモード、プリ
ンタモード、コピーモードにデジタル複写機を切り換え
て動作させるためのモード切り換え手段である。すなわ
ち、114はファックスモードキー、115はプリンタ
モードキー、116はコピーモードキーである。今回提
示した操作パネル及びその操作パネル上に配置される各
種キーは、あくまでも一例であり、デジタル複写機に搭
載される各種機能により操作パネル上に設けられるキー
は異なってくることはいうまでもない。
【0047】(タッチパネルを備えた入力装置の説明)
図5は、図3において説明したデジタル複写機34に備
えられた操作パネル119の表示装置100の遷移画面
を詳しく表したものである。表示装置100は、ドット
マトリックスの液晶表示部120と、その表面を覆うよ
うに積層配置されたタッチパネル121とから構成され
る。また液晶表示部120を覆うタッチパネル121
は、この液晶表示部120の面積よりも大きいものが採
用されており、液晶表示部120の周囲に印刷された複
数のボタン群をも覆い液晶表示部120に表示されたキ
ー以外にも、この印刷されたボタンを操作指示すること
も可能である。
【0048】以上の構成からなる液晶表示部120の略
中央部には、本発明の操作パネル119を備えたデジタ
ル複写機10の外観図122が表示されている。簡単に
外観図を説明すると、デジタル複写機本体の外観図12
2を構成する中央上側に画像形成部の外観図123が表
示され、外観図122を構成する左側部分にはデジタル
複写機10から出力された用紙に対してステープルなど
の処理を施す後処理装置14の外観図124が表示され
ている。また、外観図122を構成する右側部分、およ
び下側部分にはデジタル複写機10に用紙を供給する給
紙装置の外観図125が表示されている。
【0049】以下に液晶表示部120に表示された画面
を確認しながらタッチパネル121を操作した際の画面
の移り変わりを図を用いて順次説明する。図5の液晶表
示部120の略中央に表示されたデジタル複写機10の
外観図122の一部(中央部)123を操作すると、操
作された外観図の位置に対応したデジタル複写機10の
モードの設定画面に移行する。
【0050】(両面コピーモード)例えば、デジタル複
写機10の外観図122の中央部123が操作される
と、図5(A)に移行して両面コピーモードの設定画面
となる。なお、この両面コピーモードの設定画面には、
液晶表示部120の周囲左側に印刷された両面コピーの
ボタン105を操作しても移行する。
【0051】以下、図6を用いて、この両面コピーモー
ドの液晶表示部120の画面遷移状態を順に追って説明
する。両面コピーモードの設定画面(図5(A)及び図
6(A))に移行した液晶表示部120の略中央には、
操作されたデジタル複写機10の外観図123がそのま
ま残り、その他の領域に両面コピーのモードに関する各
種設定キーが変わって表示される。
【0052】なお、上記の説明では液晶表示部120の
略中央部にはデジタル複写機10の外観図123の周囲
にモードを細かく設定するキーを表示するように設定し
ているが、デジタル複写機10の外観図123が多少異
なる位置に移動して表示され、残りの表示領域にモード
を細かく設定するキーが表示されるようにすることも可
能である。この時は、できるだけ操作者の混乱を招かな
いように、必要以上に外観図123の表示位置が変位し
ないように、また、同じ表示形態を保つことが望まし
い。
【0053】ここで、簡単に他の領域に表示されたキー
を簡単に説明すると、外観図123の左側に配置された
キーは片面の原稿から片面のコピーを作成するモードを
指示するキー125であり、両面コピーモードが指示さ
れる前の通常の状態である。そして、外観図123の下
側左から偶数枚の片面原稿から両面コピーを作成するモ
ードキー126、奇数枚の片面原稿から両面コピーを作
成するモードキー127、両面原稿から両面コピーを作
成するモードキー128、両面原稿から両面コピーを作
成するモードキー129がそれぞれ配置されている。外
観図123の右側に配置されたキー130は、片面の原
稿を処理する場合に、原稿の枚数が奇数であるのか偶数
であるのかが不明である場合に、自動原稿送り装置にセ
ットされた原稿束の枚数を計数するよう指示するもので
ある。
【0054】以上のキーの中(片面→片面モードキー1
25、および原稿カウントキー130は除く)から両面
のモードが選択されると選ばれた両面モードを表すアイ
コン131がデジタル複写機の外観図123内に重ねて
表示される(図6(B))。この表示されるアイコン1
31も、選択したモードの内容を細かく設定するキー1
26に表示されているアイコン131そのものが重ねら
れるようにしておくことで、操作者の混乱を防止するこ
とができる。
【0055】上記説明では液晶表示部120に表示され
た外観図123の周囲に表示された設定キーの中から所
望するモード内容を指示すると、外観図123の中に設
定されたモードを表すアイコン131が重ねて表示され
るように説明した。しかし、液晶表示部120に重ねら
れたタッチパネル121による操作に限らず、タッチパ
ネル121以外の操作パネル上に配置されたボタンの操
作により、液晶表示部120に表示された外観図123
内に設定されたモードに関するアイコン131を重ねて
表示することも可能である。
【0056】両面コピーに関するモードの設定が完了す
ると、液晶表示部120に表示されている装置の外観図
123、および設定されたモードに関するアイコン13
1はそのままの状態で、デジタル複写機10全体の外観
図122に表示状態が復帰する(図6(C))。
【0057】なお、アイコン131と共にデジタル複写
機10の外観図122が復帰すると述べているが、設定
されたモードによっては、アイコン表示するまでもなく
デジタル複写機10全体の外観図122に表示を復帰さ
せることも可能である。また、他の実施例として、両面
コピーに関するモードの設定が完了して、デジタル複写
機10全体の外観図122が表示される場合に、基本的
には同一の場所、すなわち既に表示されている外観図1
23はそのままで、残りの隠れていた残りの外観図が再
度表示され、デジタル複写機10全体の外観図122と
して再び表示されることが最も望ましい。しかし、違和
感を感じない程度に多少表示される位置が変位してもか
まわない。
【0058】(アウトプットモード)次に、デジタル複
写機10の外観図122の左側に現されている後処理装
置124の部分が操作されると、図5(B)に移行して
アウトプットモードの設定画面となる。このアウトプッ
トモードの設定画面には、液晶表示部120の周囲左側
に印刷されたソーター/ステープルのボタン106を操
作しても移行する。
【0059】以下、図7を用いて液晶表示部120の画
面遷移状態を順を追って説明する。アウトプットモード
の設定画面(図5(B)及び図7(A))に移行した液
晶表示部120の略左側には、操作された後処理装置1
4の外観図124がそのまま残り、その他の領域にアウ
トプットモードに関する各種設定キーが変わって表示さ
れる。あるいは、後処理装置14の外観図124が多少
異なる位置に移動して表示され、残りの表示領域にモー
ドを細かく設定するキーが表示されるようにすることも
可能である。この時は、できるだけ操作者の混乱を招か
ないように、必要以上に外観図124の表示位置が変位
しないように、また、同じ表示形態を保つことが望まし
い。
【0060】ここで、簡単に他の領域に表示されたキー
を簡単に説明すると、外観図124の右側に配置された
キーは、左側から順番にデジタル複写機10から出力さ
れる用紙を順次仕分けるソートモードキー133、排出
された複数の用紙を束ねるステープルモードキー13
4、デジタル複写機10から出力される用紙を原稿群毎
にずらした形で仕分けるオフセットモードキー135で
ある。以上のキーの中からアウトプットのモードが選択
されると選ばれたアウトプットモードを表すアイコン1
36,137,138がデジタル複写機の外観図124
内に重ねて表示される(図7(B)もしくは図7
(C))。
【0061】この表示されるアイコン136,137,
138も、選択したモードの内容を細かく設定するキー
133,134,135に表示されているアイコン13
6,137,138そのものが重ねられるようにしてお
くことで、操作者の混乱を防止することができる。
【0062】なお、液晶表示部120に重ねられたタッ
チパネル121による操作に限らず、タッチパネル12
1以外の操作パネル119上に配置されたボタンの操作
により、液晶表示部120に表示された外観図124内
に設定されたモードに関するアイコン136,137,
138を重ねて表示することも可能である。
【0063】さらに、外観図124に設定されたモード
に関するアイコン136,137,138を重ねて表示
する場合、外観図124の中でもその装置により指示さ
れたモードを実行する場所、あるいはモードが実行され
た後の結果物が得られる場所にアイコン136,13
7,138を表示させることで操作者に実行されるモー
ド、および結果物が得られる場所を正確に伝える事が可
能となる。
【0064】さらにまた、後処理装置14におけるモー
ドが複数設定された場合、例えば図7(B)と図7
(C)にあるソートモードとステープルモードが同時に
設定された時は、図7(D)にあるように複数の設定さ
れたモードを1つのアイコン139であらわして外観図
124の適切な位置に重ねて表示させることもできる。
そして、アウトプットに関するモードの設定が完了する
と、液晶表示部120に表示されている後処理装置14
の外観図124、および設定されたモードに関するアイ
コン136,137,138はそのままの状態で、デジ
タル複写機10全体の外観図122に表示状態が復帰す
る。(図8)
【0065】なお、アイコン136,137,138と
共にデジタル複写機10の外観図122が復帰すると述
べているが、設定されたモードによっては、アイコン表
示するまでもなくデジタル複写機10全体の外観図12
2に表示を復帰させることも可能である。
【0066】(用紙選択モード)次に、デジタル複写機
10の外観図122の右側、および下側に現されている
給紙装置の部分125が操作されると、図5(C)に移
行して給紙装置の選択、すなわち所望するサイズの用紙
を給紙装置の複数ある給紙部の中から選択する設定画面
となる。この給紙装置の中から所望のサイズを選択する
設定画面には、液晶表示部120の下側中央に表示され
た用紙選択のキー102を操作しても移行する。
【0067】以下、図9を用いて液晶表示部120の画
面遷移状態を順を追って説明する。用紙選択モードの設
定画面(図5(C)及び図9(A))に移行して液晶表
示部120の略中央から右側にかけて、デジタル複写機
10の給紙装置に装着されている給紙部の配置状態と同
じように給紙部の選択キー140が表示される。そし
て、この表示されている選択キー140の中から所望す
るサイズの用紙(例えばA3)を収容した給紙部を操作
指示して確定すると、画面は図9(B)へと切り換わ
り、選択されたA3サイズの用紙を収容した給紙部の表
示が反転して給紙可能にある事を伝えている。この用紙
選択モードにおいても、図9から明らかなように、液晶
表示部120の略中央部に表示されているデジタル複写
機全体の外観図122では、図9(A)にあるように、
一旦給紙部確定キー群140により一部隠れていても、
また、デジタル複写機全体の外観図122が再び表示さ
れる画面になっても、基本的に外観図122の液晶表示
部120における表示位置は同一場所であり、同一の形
態で表示される。
【0068】次に、この複数台のデジタル複数10の操
作表示部における表示形態を統一する情報処理システム
の構成について説明する。まず図10にあるように複数
台のデジタル複写機10A,10B,10C,10D
は、ネットワーク上において相互通信可能な環境のも
と、通信インターフェイス46A,46B,46C,4
6Dを介してそれぞれが通信回線95に接続されてい
る。通信インターフェース46A〜46Dは、オペレー
ションパネルボード40A〜40DのCPU41A〜4
1Dに接続されている。メモリ42A〜42Dには、表
示形態情報、表示操作プログラム及び表示確認統一プロ
グラム等が格納されている。CPU41A〜41Dは、
表示形態情報に基づいて、表示操作プログラムを選択し
たり、表示形態を選択し、操作パネル43A〜43Dの
操作を制御する。ここで、表示形態情報とは、操作パネ
ル43A〜43Dの表示部44A〜44Dに表示させる
操作指示画像に関する情報であり、言い換えれば表示形
態(表示内容)に関する情報である。具体的には、操作
指示画像パターン、表示操作プログラムのバージョン、
表示言語等の情報である。表示操作プログラムは、操作
パネル43A〜43Dの表示部44A〜44Dに所定の
表示形態で表示させて操作指示を行わせるプログラムで
あり、1種類の表示形態(表示内容)で表示させるもの
や、複数の表示形態で表示可能のものもある。従って、
表示形態情報には、この表示操作プログラムで表示可能
な表示形態や現在使用中の表示形態の情報も含まれてい
る。また、表示確認統一プログラムは、表示形態情報を
確認して各デジタル複写機の表示形態を統一するプログ
ラムである。
【0069】図10においては、デジタル複写機10A
〜10Dのみが通信接続されているが、パソコンなどの
外部演算処理装置が接続されるネットワーク接続手段を
介して、接続されたデジタル複写機10同士の通信を可
能とし、外部演算処理装置によって、それぞれの表示形
態を確認してひとつの表示形態に統一するようにするこ
ともできる。
【0070】本発明に係る情報処理システムの実施形態
について、以下説明を行うこととする。なお、第1〜第
5実施形態においては、ネットワーク環境下にデジタル
複写機10Aが、新たに接続されたものとし、第6〜第
8実施形態においてはネットワーク環境下にデジタル複
写機10Aがネットワークの中心として全体を管理して
いるものとする。
【0071】<第1実施形態>図10に示す情報処理シ
ステムの第1実施形態について説明する。まず、デジタ
ル複写機10Aが、新たにネットワーク通信回線95に
接続されたとする。デジタル複写機10B〜10Dは、
ネットワーク通信回線95に接続されて使用されてお
り、操作パネル43B〜43Dで使用した表示形態情報
をメモリ42B〜42Dに記憶している。
【0072】デジタル複写機10Aは、接続された段階
で、このネットワーク通信回線95に接続されている他
のデジタル複写機10B〜10Dの表示形態を確認す
る。そのための表示確認統一プログラムは、デジタル複
写機10Aのオペレーションパネルボード40A上にあ
るメモリ42A内に記憶管理されている。操作者(例え
ば、サービスマン)による所定の操作指示により、CP
U41Aがメモリ42Aから確認統一プログラムを読み
出し実行する。すなわち、CPU41Aは、ネットワー
ク通信回線95に接続されている他のデジタル複写機1
0B〜10Dの通信インターフェース46A〜46D及
びCPU41B〜41Dを介してメモリ42B〜42D
に管理されている表示形態情報を確認する。また自身の
表示形態情報もメモリ42Aから確認する。そして、新
たに設置、接続されたデジタル複写機を含めて、表示部
44における表示形態を統一することにより全てのデジ
タル複写機の操作性を向上させる。なお、デジタル複写
機として説明しているが、従来のアナログ複写機の表示
部においても展開は可能である。
【0073】図11は、この情報処理システムの表示形
態を確認統一する手順を示すフローチャートである。ま
ずは、デジタル複写機10Aが接続された段階で、CP
U41Aはネットワーク接続環境下において、対象とな
るデジタル複写機を確定する(ステップS1)。これ
は、参考とすべきデジタル複写機がどれであるのか、そ
の存在を含めて確認している。対象となるデジタル複写
機を確定するための条件としては、例えば、表示部44
A〜44Dのタイプ(表示部の能力など)の情報に基づ
いて確定することとし、ドットマトリックスタイプの表
示部(LCD)を備えているデジタル複写機を選定す
る。
【0074】図10のように接続された複数のデジタル
複写機10A〜10Dの中から選定するとなると、LC
D表示部を有するデジタル複写機10A,10B,10
Cが対象となる。デジタル複写機10Dは、表示部がド
ットマトリックスタイプのLED表示部44Dが搭載さ
れているので、今回の情報を得るのに適切でないものと
して、表示形態に関する情報を参考にするデジタル複写
機から外す。また、その他の確定基準として、デジタル
複写機の機種番号などからの表示形態を統一するのに適
した装置であるのかを確認することもできる。このよう
に、デジタル複写機を選定確定する情報は、各デジタル
複写機のオペレーションパネルボード40A〜40D上
のメモリ42A〜42Dに各デジタル複写機10A〜1
0Dに関する情報としてあらかじめ記憶管理されてい
る。
【0075】この確認により対象となるデジタル複写機
が確定されると、その中でデジタル複写機10A以外の
他のデジタル複写機10B,10Cに対して、インター
フェース46A〜46Cとネットワーク通信回線95を
介して表示形態情報を確認する。まず1つ目の表示形態
情報として、表示画面上に表示される表示言語情報、す
なわち日本語であるのか、英語であるのか、その他の言
語であるのかを確認する(ステップS2)。
【0076】次に、デジタル複写機10AのCPU41
Aが、2つ目の表示形態情報として、デジタル複写機1
0B,10Cに対し、表示操作プログラムに関する情報
(バージョン情報など)を確認する(ステップS3)。
そして、確認された表示形態情報(表示言語情報と表示
操作プログラムのバージョン情報)を、表示に用いる表
示形態情報として確定する(ステップS4)。ここで
は、表示形態情報として、表示言語と表示操作プログラ
ムに関するバージョン情報の2つであったが、これ以外
の表示形態情報を確認してもよい。
【0077】こうして、表示制御手段であるCPU41
Aは、確定した表示形態情報に基づいて操作パネル43
Aの表示部44Aに表示させる。この場合、確定した表
示形態情報で表示させるには、メモリ42Aに記憶され
ている表示操作プログラムを用いる。この表示操作プロ
グラムが表示形態情報のプログラムバージョンに該当し
ていない場合は、表示操作プログラムを、デジタル複写
機10B,10Cに転送要求し、ネットワーク通信回路
95を介して転送させ、メモリ42Aに記憶管理させ
る。この表示操作プログラムを実行して、操作パネル4
3Aの表示部44Aに表示させる。
【0078】こうして、デジタル複写機10Aは、他の
デジタル複写機10B,10Cの表示形態情報に基づい
て、デジタル複写機10B,10Cと共通の情報形態
(操作指示画像や表示言語)により、操作パネル43A
に表示させる。他のデジタル複写機10B,10Cも同
様の機能を有しており、デジタル複写機10Aが接続さ
れる前に、表示形態は統一されており、この統一表示形
態にデジタル複写機10Aも統一される。
【0079】これにより、ネットワーク接続された複数
の複写機における各複写機の操作パネルの表示形態を統
一するので、複数台ある複写機の操作パネル上における
表示形態が統一され、どこの複写機を使用しても、表示
画面の形態、機能表現、表示言語、操作性などで戸惑う
ことなく複写機に対して操作指示を行うことが可能とな
る。そして、新たに設置された複写機の表示形態をいち
いち設定することもなく、今までの複写機で使い慣れた
操作部での表示形態に、新たに接続された複写機の表示
レベルが自動的に統一されることとなり、新しく設置さ
れた複写機であっても操作しやすくなる。
【0080】本実施形態においては、各デジタル複写機
に同一バージョンの表示操作プログラムを用いることで
表示形態を統一しているが、表示操作プログラムで複数
の表示形態を実行可能な場合もある。この場合は、例
え、バージョンが異なっても他のデジタル複写機と同一
の表示形態で表示可能であれば、表示操作プログラムを
転送する必要はない。また、本実施形態において、デジ
タル複写機10B,10Cは、表示形態が統一されてい
るものとしていたが、それぞれ表示形態が異なる場合も
ある。この場合の表示形態を統一する方法については、
他の実施形態として以下に述べる。
【0081】<第2実施形態>次に、情報処理システム
の第2実施形態について説明する。図12は、この情報
処理システムの表示形態を確認統一する手順を示すフロ
ーチャートである。第1実施形態と同様に、デジタル複
写機10Aが接続された段階で、CPU41Aはネット
ワーク接続環境下において、対象となる装置としてデジ
タル複写機10A,10B,10Cとして確定する(ス
テップS11)。これは、参考とすべきデジタル複写機
がどれであるのか、その存在を含めて確認している。
【0082】次に、デジタル複写機10AのCPU41
Aは、他の対象マシンであるデジタル複写機10B,1
0Cの表示操作プログラムのバージョン情報(表示形態
情報)を、メモリ42B,42Cから確認する(ステッ
プS12)。メモリ42B,42Cには、複数の表示操
作プログラムが記憶されている場合もあるので、それら
すべてのバージョン情報を確認する。CPU41Aは、
デジタル複写機10Aの表示操作プログラムのバージョ
ン情報と、デジタル複写機10B,10Cの表示操作プ
ログラムのバージョン情報を比較して、デジタル複写機
10Aの表示操作プログラムが最新のものであるかを判
定する(ステップS13)。
【0083】デジタル複写機10Aの表示操作プログラ
ムが最新のものであれば、ネットワーク通信回線95に
接続されている他のデジタル複写機10B,10Cに最
新バージョン情報を転送する。CPU41B,41Cが
メモリ10B,10Cに最新バージョンの表示操作プロ
グラムが存在するかを確認して、存在しなければデジタ
ル複写機10AのCPU41Aにプログラムの転送要求
を出す(同じバージョンのプログラムがあれば、転送要
求を出す必要はない)。そこで、CPU41Aは、この
要求に従って、最新プログラムを転送する(ステップS
14)。
【0084】デジタル複写機10Aの表示操作プログラ
ムが最新のものでなかった場合、第1実施形態で説明し
たように、CPU41Aは、デジタル複写機10B,1
0C側に、その表示操作プログラムの転送要求を出す
(ステップS15)。CPU41Aは、転送されたプロ
グラムをメモリ10Aに記憶する(ステップS15)。
すべての対象複写機に対して処理を行ったか否かを確認
して(ステップS16)、すべての対象マシンに対して
処理を行っていなければ、ステップS11に戻る。
【0085】表示制御手段であるCPU41A〜41C
は、最新の表示操作プログラムを実行し、共通の表示形
態で操作パネル43A〜43Cに表示させる。これによ
り、ネットワーク接続された複数台の複写機10A〜1
0Cの操作仕様は最新の表示操作プログラムに統一さ
れ、表示形態がどの複写機を使用しても同じであること
から理解しやすい操作環境を完成させることが可能とな
る。
【0086】一般的には、新しい商品が市場に投入さ
れ、その新しいマシンを追加するかたちで設置するの
で、追加するマシンのプログラムが、常に最新で使い勝
手のよい商品となっているものである。この場合は、常
に、新規接続するデジタル複写機に、最新の表示操作プ
ログラムや、操作性を考慮した表示操作プログラムを組
み込んであり、表示にはこの最新の表示操作プログラム
を用いている。従って、デジタル複写機10Aを接続し
た段階で、通信回線95を介して、最新の表示操作プロ
グラムを他のデジタル複写機10B,10Cに自動的に
転送するようにすることもできる。しかし、場合によっ
ては、プログラムの古いマシンがしかたなく追加される
場合も考えられるので、図12のような手順であると、
常に最新プログラムで表示することができる点で非常に
有効である。
【0087】本実施形態においては、表示操作プログラ
ムが最新バージョンか否かを条件に表示形態(プログラ
ムバージョン)情報を確定したが、この条件に限るもの
ではない。例えば、デジタル複写機10Aで用いる所定
の表示言語で他のデジタル複写機10B,10Cを統一
しても構わない。また、メモリ42A〜42Cに記憶さ
れている表示操作プログラムで、確定した表示形態を表
示可能であれば、敢えて表示操作プログラムを転送する
必要はない。
【0088】また、各デジタル複写機10A〜10Dに
おけるオペレーションパネルボード40A〜40D上の
メモリ42A〜42Dは、それぞれが商品として出荷さ
れた段階での表示操作プログラムを記憶管理しておくエ
リアと、表示および操作性を統一するために転送されて
くる新たな表示操作プログラムを記憶管理するエリアと
に分けて確保しておき、他のデジタル複写機側から転送
されてくる表示操作プログラムを、あらかじめ装置とし
てもっているプログラムとは分けて管理しておく。この
ことにより、外部から送られてきたプログラムでもっ
て、理想的かつ効果的な表示形態での利用者に対する表
示が可能になると共に、装置として最初から備えていた
プログラムを失う事がないので、ネットワーク接続環境
下から外したとしても、装置単体での動作も可能であ
る。
【0089】<第3実施形態>次に、この情報処理シス
テムの第3実施形態について説明する。図13は、この
情報処理システムの表示形態を確認統一する手順を示す
フローチャートである。デジタル複写機10A〜10D
のオペレーションパネルボード40A〜40D上に設け
られたメモリ42A〜42D内には、複数の異なる表示
形態の表示操作プログラムが記憶管理されている。ここ
でいう異なる表示形態とは、例えば、操作を簡略化した
操作指示画面と、標準的な操作が行える操作指示画面
と、装置に搭載されている機能をフルに活用するような
高いレベルの操作指示画面をいう。表示操作プログラム
は、上記操作指示画面を切り替えて設定できる機能を有
するものでよい。また、表示操作プログラムは3つのプ
ログラムからなり、それぞれ操作指示画面を1つ表示で
きるものでもよい。表示操作プログラムによる表示形態
として考えられるものとしては、表示言語(英語、日本
語、ドイツ語、フランス語など)などもある。
【0090】第1実施形態と同様に、デジタル複写機1
0Aを通信回線95に新たに接続すると、デジタル複写
機10Aが接続された段階で、CPU41Aはネットワ
ーク接続環境下において、第1実施形態のように、対象
となるデジタル複写機を10B,10Cと確定する(ス
テップS21)。これは、参考とすべきデジタル複写機
がどれであるのか、その存在を含めて確認している。
【0091】まず、デジタル複写機10Aは、ネットワ
ーク通信回線95上に接続された段階で、このネットワ
ーク通信回線95に接続されている他のデジタル複写機
10B,10Cに対して、メモリ42B,42Cに記憶
され動作している表示操作プログラムに関する情報(バ
ージョン情報)を確認する(ステップS22)。そのた
めの表示確認統一プログラムは、例えばデジタル複写機
10Aのオペレーションボード40A上にあるメモリ4
2A内に記憶管理されているものであり、サービスマン
による所定の操作指示により実行される。
【0092】CPU41Aは、確認したプログラムバー
ジョン情報から、自身の表示操作プログラムが、デジタ
ル複写機10B,10Cで動作している表示操作プログ
ラムと同一であるか否かを確認する(ステップS2
3)。CPU41Aは、メモリ42Aに表示操作プログ
ラムのバージョンと確認した表示操作プログラムのバー
ジョンが一致すれば、一致した表示操作プログラムをデ
ジタル複写機10Aの表示操作プログラムとして設定す
る(ステップS24)。メモリ42Aに同一バージョン
の表示操作プログラムがなければ、確認されたバージョ
ンの表示操作プログラムと同等の(類似した)表示形態
を表示できる表示操作プログラムを選択し設定する(ス
テップS25)。すなわち、確認された表示操作プログ
ラムと同等の(類似した)表示形態を選択確定し、その
表示形態を表示できる表示操作プログラムを選択し設定
する。すべての対象複写機に対して処理を行ったか否か
を確認して(ステップS26)、すべての対象マシンに
対して処理を行っていなければ、ステップS21に戻
る。他のデジタル複写機10B,10Cも同様の機能を
有しており、デジタル複写機10Aが接続される前に、
表示形態は統一されており、この統一表示形態にデジタ
ル複写機10Aも統一される。
【0093】こうして、デジタル複写機10Aは、他の
デジタル複写機10B,10Cと同一、もしくは同等の
表示形態が行えるように、自身で動作させる表示操作プ
ログラムを確定する。これにより、ネットワーク接続さ
れた複数台の複写機の操作仕様は統一され、表示形態が
どの複写機を使用しても同じであることから理解しやす
い操作環境を完成させることが可能となる。また、ネッ
トワーク接続環境下から外したとしても、装置単体での
理想的な表示形態を選択して利用者に対する表示への切
り換えが可能である。これまでに使い慣れてきたデジタ
ル複写機10B,10Cの表示形態にデジタル複写機1
0Aの表示形態を統一するので、新たに設置されたデジ
タル複写機10Aも、これまでのデジタル複写機10
B,10Cと同様に戸惑う事なく利用することが可能で
ある。
【0094】<第4実施形態>次に、この情報処理シス
テムの第4実施形態について説明する。図14は、この
情報処理システムの表示形態を確認統一する手順を示す
フローチャートである。デジタル複写機10A〜10D
のオペレーションパネルボード40A〜40D上に設け
られたメモリ42A〜42D内には、異なる表示形態で
表示可能な表示操作プログラムが記憶管理されている。
これは、第3実施形態で説明したので、説明を省略す
る。
【0095】まず、デジタル複写機10Aは、ネットワ
ーク通信回線95に接続された段階で、自身のメモリ4
2Aに管理されている表示操作プログラムにより表示で
きる表示形態情報を確認する。さらに、ネットワーク通
信回線95に接続されている他のデジタル複写機10B
〜10Dに対しても、メモリ42B〜42Dに記憶管理
され、動作している表示操作プログラムで表示されてい
る表示形態情報及び表示可能な表示形態情報を確認す
る。さらに、記憶管理されている他の表示操作プログラ
ムで表示可能な表示形態情報を確認する(ステップS3
1)。そのための表示確認統一プログラムは、例えばデ
ジタル複写機10Aのオペレーションボード40Aにあ
るメモリ42A内に記憶管理されているものであり、サ
ービスマンによる所定の操作指示により実行される。
【0096】CPU41Aは、各デジタル複写機10B
〜10Dで用いられている表示形態に基づいて表示形態
を統一できる可能性のある表示操作プログラムを確認抽
出する(ステップS32)。この表示操作プログラムと
統一可能な表示形態の組み合わせを表示部44Aに一覧
表示する(ステップS33)。各デジタル複写機10A
〜10Dにおいて統一して表示する表示形態を組み合わ
せの中から表示操作プログラムと表示形態の組み合わせ
を一つ選択する(ステップS34)。このとき、選択す
るのは、操作者であってもよいし、所定の条件によりC
PU41Aが選択してもよい。この選択した組み合わせ
の表示形態情報を各デジタル複写機10B〜10Dに通
信回線95を介して送信し、各デジタル複写機10A〜
10DのCPU41A〜41Dは、転送された表示形態
情報により選択された表示操作プログラムがメモリ41
A〜41Bにあるかを確認し、なければその表示操作プ
ログラムを有するデジタル複写機に転送要求を出す。こ
うして同一のプログラム、同一の表示形態で動作可能と
する(ステップS35)。
【0097】これにより、ネットワーク接続された複数
台の複写機の操作仕様は統一され、表示形態がどの複写
機を使用しても同じであることから理解しやすい操作環
境を完成させることが可能となる。なお、デジタル複写
機として説明しているが、従来のアナログ複写機の表示
部においても展開は可能である。
【0098】表示形態を統一する表示操作プログラムを
選択したら、すべてのデジタル複写機10A〜10Dで
メモリ42A〜42Dに記憶している同一の表示操作プ
ログラムを設定するようにしてもよい。この場合、必ず
しも同一のプログラムがあるとは限らないので、同一で
はないが、同等の表示操作プログラムにより動作するよ
うにしてもよい。
【0099】<第5実施形態>次に、この情報処理シス
テムの第5実施形態について説明する。図15は、この
情報処理システムの表示形態を確認統一する手順を示す
フローチャートである。まずデジタル複写機10Aは、
ネットワーク通信回線95に接続された段階で、ネット
ワーク接続環境下において、表示形態統一の対象となる
デジタル複写機を確定する。これは、対象となる可能性
のあるデジタル複写機がどれであるのかを確認している
(ステップS41)。デジタル複写機によっては、表示
形態統一の対象として扱いたくない装置であることも考
えられるので、装置に表示形態統一処理の対象から外す
ように設定しておく規制手段が各装置に設けられてい
る。この規制手段により、対象可能性のないデジタル複
写機を外す。例えば、表示部を持たないタイプのデジタ
ル複写機を対象から外す。表示部44Aに対象可能性の
あるデジタル複写機と対象可能性のないデジタル複写機
を表示し、操作者が確認できるようにする。
【0100】次に、このネットワーク通信回線95に接
続されているデジタル複写機10A〜10Dの操作パネ
ル43A〜43Dにおける情報表示能力を確認する(ス
テップS42)。ここで、デジタル複写機の操作パネル
上における情報表示能力とは、操作パネルに搭載されて
いる情報表示部(表示パネル)の種類、サイズなどであ
り、ドットマトリックスタイプの表示素子であればあら
ゆる情報を表示することができる。
【0101】この表示能力に基づいて、対象となるデジ
タル複写機を最終的に確定する(ステップS43)。確
定するための条件としては、例えば、ドットマトリック
スタイプの表示部(LCD)を備えているデジタル複写
機を選定している。このタイプの表示とすることによ
り、操作パネルの表示部に表示されるさまざまな情報の
表示形態を、複数の装置間において統一することが可能
となり、どのマシンを使用する場合であっても戸惑うこ
となく利用することができる。さらに条件のひとつとし
てドットマトリックスタイプの表示パネルのサイズも確
定の条件にもなる。さらにまた、ドットマトリックスタ
イプの表示パネルの表示画面近傍に、表示画面に表示さ
れた情報に基づいて選択指示を行うためのタブレット入
力装置を備えたものを確定の条件としても良い。こうし
て、最終的に対象となったデジタル複写機と対象外とな
ったデジタル複写機を表示部44Aに表示する。表示形
態を統一できるマシンと統一できないマシンとを一覧表
示するので、複数ある装置の中でどの装置が表示形態を
統一できるのか、またどの装置が表示形態を統一できな
いのかその場で確認できることとなり設定が行いやすく
なる。なお、デジタル複写機として説明しているが、従
来のアナログ複写機の表示部においても展開は可能であ
る。
【0102】図10では、デジタル複写機10Bと10
Cが対象となり、デジタル複写機10Dは、表示部がド
ットマトリックスタイプのLCD表示部ではなく、LC
D表示を点滅表示させるだけの表示パネルが搭載されて
いるので、今回の情報を得るのに適切でないものとし
て、表示形態に関する情報を参考にするデジタル複写機
から外している。
【0103】次に、確認統一プログラムにより、最終確
定したデジタル複写機10A,10B,10Cの各マシ
ンで表示されている表示形態を確認し(ステップS4
4)、表示すべき表示形態を確定する(ステップS4
5)。これについては、第1〜第4実施形態と同じであ
るので、詳しい説明は省略する。対象となるデジタル複
写機10A〜10Cの表示形態を、第1〜第4実施形態
で説明したように、統一する(ステップS46)。この
ように、ネットワーク内において表示能力から表示統一
可能な装置を確認すると共に、表示情報を転送して全体
の表示形態を統一するので、ネットワーク接続環境下に
ある複写機の中で、操作パネルの表示部として対応可能
な複写機を自動的に確認して、該表示部における表示形
態を統一することができる。
【0104】また、各デジタル複写機10A〜10Cの
表示形態を統一して表示するが、デジタル複写機毎に異
なる表示形態で表示することも可能である。これによ
り、操作者が使い易い表示形態で操作できる。
【0105】<第6実施形態>次に、この情報処理シス
テムの第6実施形態について説明する。第6実施形態
は、ネットワーク環境下において、デジタル複写機10
Aがネットワークの中心(管理装置)としてデジタル複
写機10A自身はもちろんのこと、ネットワーク接続さ
れている他のデジタル複写機10B,10C,10D全
体を管理するものとして、以下説明を行うこととする。
【0106】まず、デジタル複写機10Aは、デジタル
複写機10A自身はもちろんのこと、ネットワーク接続
されている他のデジタル複写機10B,10C,10D
も含めて装置稼働状況をネットワーク通信回線を介して
情報を管理するようになっている(ステップS51)。
すなわち、このネットワーク環境下において、例えばシ
ステムが設置されてから所定期間の試験運用期間中にお
ける稼働状況を収集している。この場合、各デジタル複
写機10A〜10Dについては、デジタル複写機10A
は、収集した稼働状況を集計を開始する否かを確認して
おり(ステップS52)、所定期間経過後、集計する処
理を行うためステップS53に進む。
【0107】次に、集計開始する場合、第1実施形態の
ステップS11と同様に、対象となるデジタル複写機を
確定する(ステップS53)。このシステムにより各デ
ジタル複写機の操作パネルにおける操作表示形態を統一
する場合、マシンによっては表示形態の統一ができない
装置であるものもあり、この場合は統一の対象から外す
ようになっている。ここでいう統一ができない装置とい
うのは、操作パネル上における表示装置のタイプ、表示
画面のサイズなど、ハード的な制限から発生する要因、
また、表示形態の統一の対象にしてほしくないと言った
ユーザーの希望などさまざまである。よって、表示形態
の統一にあたっては、対象となるマシンを確定してその
範囲内において処理するものである。
【0108】この対象となるデジタル複写機10A〜1
0Cの稼働状況を集計する(ステップS54)。ここで
得られた情報に基づいて最も良く稼働しているデジタル
複写機を特定し、それを基準マシンとする(ステップS
55)。CPU41Aは、この基準マシンで動作させて
いる表示形態情報を確認し、それを他のデジタル複写機
にに転送する。転送されたデジタル複写機のCPUは、
表示形態情報を表示可能な表示操作プログラムがあるか
を確認し、なければそのプログラムの転送要求を出す。
こうして、表示操作プログラムを統一し、表示形態も統
一する。
【0109】以上のような操作表示形態の表示確認統一
プログラムは、例えばデジタル複写機10Aのオペレー
ションパネルボード上にあるメモリ42A内に記憶管理
されているものであり、サービスマンによる所定の操作
指示により実行される。
【0110】さて、試験運用により表示形態を統一する
方法として次のような方法がある。各デジタル複写機1
0A〜10Dは、メモリ42A〜42Dにあらかじめ複
数の異なる表示操作プログラムを搭載している。そし
て、各デジタル複写機10A〜10D毎に異なる表示操
作プログラムを設定して所定期間稼働させておく。最も
稼働率の高いデジタル複写機が利用しやすい表示操作プ
ログラムを用いているとして、その後各デジタル複写機
で動作している表示操作プログラムをその表示操作プロ
グラムに統一してシステムを再稼働させる。
【0111】また、他の試験運用方法としては、各デジ
タル複写機10A〜10Dが、搭載している表示操作プ
ログラムで、各デジタル複写機10A〜10Dを所定期
間稼働させておく。そして、最も稼働率の高いデジタル
複写機が、利用しやすい表示操作プログラムを用いてい
るとして、その後その表示操作プログラムを他のデジタ
ル複写機に対してネットワーク通信回線を介して転送
し、統一した表示操作プログラムによりシステムを再稼
働させる。
【0112】この場合、各デジタル複写機10A〜10
Dにおけるオペレーションパネルボード上のメモリ42
A〜42Dは、それぞれが商品として出荷された段階で
の表示操作プログラムを記憶管理しておくエリアと、表
示および操作性を統一するために転送されてくる新たな
表示操作プログラムを記憶管理するエリアとに分けて確
保されている。そして、他のデジタル複写機側から転送
されてくる表示操作プログラムを、あらかじめ装置とし
てもっているプログラムとは分けて管理しておくように
なっている。これにより、ネットワーク上からの接続が
解放された場合であっても、単独でもとの状態に復帰す
ることができる。
【0113】こうして、ネットワーク環境内において良
く利用される装置の操作表示形態に統一するので、ネッ
トワーク接続環境下にある複写機の操作パネルでの表示
形態を、良く利用する複写機の表示形態に統一すること
となり、複数台の複写機を使いやすい状態で利用するこ
とが可能となる。
【0114】<第7実施形態>今回のネットワーク環境
下において、デジタル複写機10Aがネットワークの中
心(管理装置)としてデジタル複写機10A自身はもち
ろんのこと、ネットワーク接続されているその他のデジ
タル複写機10B,10C,10D全体を管理するもの
として、以下に、第7実施形態について説明を行うこと
とする。
【0115】まず、デジタル複写機10Aは、利用者毎
の操作画面を設定しておき、ネットワーク環境下にある
装置を使用する場合に利用者毎の操作画面により入力指
示できるシステムプログラムが管理されている。
【0116】図17は、このシステムプログラムの処理
を表したフローチャートである。この情報処理システム
において、情報処理装置であるデジタル複写機を利用者
が操作しようとすると、その利用者および利用しようと
する装置が特定され、特定された利用者の専用操作表示
画面に関する表示形態情報が利用しようとする装置へと
送られ、その専用操作表示画面により装置からの処理の
指示が行えるようになっている。なお、このシステムプ
ログラムは、今回システムの中心となるデジタル複写機
10Aに搭載されているものとして説明するが、デジタ
ル複写機以外のネットワーク環境下にあるパーソナルコ
ンピュータがシステムを管理するようなシステムで構成
することも可能である。
【0117】通常、多くの人がいる職場環境において
は、その利用状況を管理するために利用者毎にコードを
与えておき、利用する前に与えられた利用者コードを入
力してから操作するようにとりきめている(部門別、個
人別利用状況管理装置として従来からあるもの)。そし
て、利用者コードに対応する表示形態情報がメモリ42
Aに記憶されている。
【0118】このような環境のもと、操作パネル43A
の表示部44Aに、図18に示す表示がされると、利用
者が所定の操作パネル43A上のテンキーから利用者コ
ード「001」を入力する(ステップS61)。そし
て、利用者をその入力されたコードから特定すると共
に、利用者がそのコードを入力してきた装置を特定する
(ステップS62)。入力された利用者コードがメモリ
42Aに記憶されているかを確認する(ステップS6
4)。メモリ42Aに特定された利用者コードに対応す
る表示形態情報があれば、データ通信回線(ネットワー
ク)95を介して、特定された装置に対して転送するよ
うになっている(ステップS64)。利用者コードに対
応する表示形態情報がなければ、標準的な操作画面の表
示形態情報を、データ通信回線(ネットワーク)95を
介して、特定された装置に対して転送するようになって
いる(ステップS65)。特定されたデジタル複写機
は、この表示形態情報に基づく操作画面で表示を行う
(ステップS65)。
【0119】(第1のシステム管理方法)システムプロ
グラムによる利用者毎の操作画面の作成、および操作画
面の第1の管理方法について説明する。
【0120】操作パネル画面作成プログラムがあって、
限られた表示画面上において表示される各種機能の選
択、設定キーがパーツ化されており、任意に選ぶことに
より表示画面上の所定の位置に表示されるように設定で
きるようになっている。その状態を図19に簡単ではあ
るが表しており、各機能設定画面がパーツ化されてい
て、その中から所望する機能のパーツを選択すれば、以
降その機能群が操作画面上に現れるようになっている。
例えば、機能としては倍率変換、濃度調整、用紙選択、
両面複写、画像回転など基本的なモード設定に関するも
のから画像表現を変化させるものまで複数準備されてお
り、この中から希望する機能パーツを選ぶようになって
いる。また、装置の操作パネル上に配置された表示画面
も、複数の表示エリアブロックに分割管理されており、
選ばれた機能パーツが希望する表示エリアブロックに表
示されるように設定するようにもなっている。
【0121】図20に示すように、利用者毎に確定され
た表示形態情報は、利用者を特定するコードと共に、管
理テーブルに管理されるようになっている。例えば、利
用者「001」は、表示エリアブロック「a」に機能1
を、表示エリアブロック「b」には機能2を、また表示
エリアブロック「c」には機能4を、表示エリアブロッ
クの「d」には機能5をというように任意に設定した内
容が記憶管理されている。そして、図17に示したフロ
ーチャートの処理が行われる。
【0122】このように、各自の操作画面を作成してお
き、ネットワーク環境下にある装置を使用する場合に各
自の操作画面により入力指示できるので、どの装置を用
いて処理しようとしても、各自専用の操作画面で処理の
指示が行えることとなり、操作ミスによる間違った処理
を行うこともなくなる。
【0123】(第2のシステム管理方法)システムプロ
グラムによる利用者毎の表示形態情報の第2の管理方法
について説明する。操作パネル画面設定プログラムがあ
って、そもそも装置の操作画面プログラムパターンが複
数搭載されており、その中から利用者が好みの操作画面
を任意に設定しておくことにより、次回から装置を操作
する場合には必ずその操作画面が表示されるようになっ
ている。
【0124】その状態を図21に簡単ではあるが表して
おり、例えば「簡単」「標準」「高機能」というように
表示画面上に表示され、設定できる各種機能の設定、選
択の範囲を限定するための選択肢を表示しておく。この
ようにして利用者毎に確定された表示形態情報は、利用
者を特定するコードと共に、図22に示す管理テーブル
に管理されるようになっている。利用者「001」は
「簡単」、利用者「002」は「高機能」、利用者「0
03」は「標準」が、それぞれ設定されたとして記憶管
理されている。そして、図17に示したフローチャート
の処理が行われる。
【0125】このように、複数の異なる操作画面の中か
ら各自の操作画面を設定しておき、ネットワーク環境下
にある装置を使用する場合に各自の操作画面により入力
指示できるので、どの装置を用いて処理しようとして
も、各自専用の操作画面で処理の指示が行えることとな
り、操作ミスによる間違った処理を行うこともなくな
る。
【0126】(第3のシステム管理方法)システムプロ
グラムによる利用者毎の表示形態情報の第3の管理方法
について説明する。利用者コードが入力されると、利用
者とそのコードを入力してきた装置を特定する。このよ
うにして得られた利用者と装置の情報を過去の個人別利
用状況として以降管理して行くことにより、利用者毎の
良く利用する装置を特定することができる。利用者毎に
装置を特定した管理テーブルを図24に示す。この良く
利用する装置に用いられている表示形態が、利用者の表
示形態情報となる。ある一定のテスト期間を経て、この
ような利用者別情報が得られる。そして、図17に示し
たフローチャートの処理が行われる。
【0127】こうして、ネットワーク環境下にある装置
の中で利用者が良く利用する装置を管理しておき、他の
装置を操作する場合でも良く利用する装置の操作画面に
より操作指示ができるので、どの装置を用いて処理しよ
うとしても、各自が使い慣れた装置の操作画面でもって
処理の指示が行えることとなり、操作ミスによる間違っ
た処理を行うこともなくなる。以上が利用者の特定、お
よび特定された利用者の操作画面の確定表示に関する説
明である。
【0128】次の場合によっては、利用者が特定されて
も特定された利用者の操作画面を確定できない場合があ
る。ステップS63で利用者コードがあらかじめ設定さ
れていない場合だけではなく、今までの利用回数があま
りにも少なく、特定の操作画面を表示することができな
い場合もある。そこで、このような操作画面を特定でき
ない利用者である場合には、ステップS65にあるよう
に、標準的な操作画面を表示させるようにしている。そ
して、このような利用者の場合でも処理の受付を可能に
すると共に、以降この利用状況を管理して行くことで、
利用者の専用操作画面が確定できるような環境になれ
ば、以降操作するときは専用の操作画面として表示でき
るようになっている。
【0129】また、場合によっては、装置自身がネット
ワーク環境下にあるものの、装置のハード的問題により
所定の操作画面を表示できない場合がある。これは、表
示画面のサイズ、表示画面近傍に配置された操作入力指
示装置などの問題であり、このような場合は、表示部に
そのことを表示して利用者に伝えると共に、その装置が
本来備えている表示操作プログラムにより操作画面を表
示して、利用者が混乱することを事前に防止する。
【0130】また、先の説明では、利用者がこれから利
用する装置が特定された段階で、ネットワークのデータ
通信装置を介して操作画面に関する情報を、その都度転
送するようにしているが、利用者が良く利用する装置に
おいては、その利用者の表示形態情報を特別に管理して
おき、その利用者がその装置を利用する場合に、即その
操作画面を表示するようにすることも可能である。こう
して、登録された各自の操作画面によりよく利用する装
置を特定して、その装置においてよく利用する操作画面
を管理させておくので、どの装置を用いて処理しようと
しても、各自が使い慣れた操作画面で処理の指示が行え
ることとなり、操作ミスによる間違った処理を行うこと
もなくなる。また、表示形態情報の転送に要する処理、
および時間が簡略化できる。
【0131】<第8実施形態>ネットワーク環境下にお
いて、デジタル複写機10Aがネットワークの中心(管
理装置)としてデジタル複写機10A自身はもちろんの
こと、ネットワーク接続されている他のデジタル複写機
10B,10C,10D全体を管理するものとして、以
下に、第8実施形態について説明を行うこととする。
【0132】このデジタル複写機10Aには、ネットワ
ーク環境下にある複数の情報処理装置に搭載されている
各種機能、および性能を確認する。その確認された機
能、および性能の中で全情報処理装置において共通の機
能および性能を判定して、全ての情報処理装置において
共通の操作画面を完成させるシステムプログラムが管理
されている。なお、今回の説明では、ネットワーク通信
回線を用いて各情報処理装置に搭載されている機能の確
認、および確認された共通の機能情報に基づいて準備さ
れた共通の表示形態情報の転送を行うものとして説明す
るが、装置とのデータのやり取りが可能な媒体、例えば
ICカードなどのデータ記憶媒体を介して装置間のデー
タの収集から配送を行ったり、またネットワーク通信回
線を電波、光通信などにより行うことも可能である。
【0133】図24は、このシステムプログラムの処理
を表したフローチャートである。なお、このシステムプ
ログラムは、今回システムの中心となる情報処理装置
(デジタル複写機10A)に搭載されているものとして
説明するが、デジタル複写機以外のネットワーク環境下
にある他の情報処理装置(パーソナルコンピュータな
ど)がシステムを管理するようなシステムとして構成す
ることも可能である。
【0134】処理の流れとしては、まず最初に、それぞ
れの情報処理装置に搭載されている機能、および装置と
しての性能を全て確認する(ステップS71)。デジタ
ル複写機10Aが搭載機能確認モードに入ると、各情報
処理装置に対してデータ通信回線を介して装置として搭
載している機能の問い合わせを行う。そして、各情報処
理装置からデータ通信回線を介してその機能、および性
能に関する情報が送られてくると、その送られてきた情
報を管理テーブル上に整理して、全ての情報処理装置に
おいて共通の機能、および性能を割り出している。管理
テーブルでの確認状況を図25に表している。確認され
た機能・性能の中で全ての情報処理装置において共通の
機能・性能を確定する(ステップS72)。
【0135】そして、次にここで確定された共通の機能
・性能情報に基づいて、システムとして共通に利用でき
る専用の操作画面を作成している(ステップS73)。
操作画面の作成方法としてはプログラムにより様々であ
るが、簡単な方法の1つとして、限られた表示エリアを
有する表示画面上において、表示される各種機能の選
択、設定キーが表示画像パーツとしてユニット化されて
おり、任意に選んで表示画面上の所定の位置に表示され
るようになっている。
【0136】例えば、図19に示したように、各機能を
選択、設定するための設定画面がパーツ化されていて、
その中から所望する機能のパーツを選択すれば、以降そ
の機能群が操作画面上に現れるようになっている。機能
としては倍率変換、濃度調整、用紙選択、両面複写、画
像回転など基本的なモード設定に関するものから画像表
現を変化させるものまで共通するものが複数あって、こ
の中から希望する機能パーツを選ぶようになっている
(全て選ばれるようにすることも可能である)。また、
装置の操作パネル上に配置された表示部の表示画面も、
複数の表示エリアブロックに分割管理されており、選ば
れた機能パーツが希望する表示エリアブロックに表示さ
れるように設定するようにもなっている。
【0137】このようにして確定された表示形態情報
(操作画面情報)は、図20に示す管理テーブルに管理
されるようになっている。そして、図19のように、表
示エリアブロック「a」に機能1を、表示エリアブロッ
ク「b」には機能2を、また表示エリアブロック「c」
には機能4を、表示エリアブロックの「d」には機能5
をというように任意に設定した内容が記憶管理されてい
る。この表示形態情報を各情報処理装置に転送しておき
(ステップS74)、必要に応じて操作画面として読み
だし、情報処理装置に対して情報処理の指示を入力す
る。
【0138】このように、ネットワーク内における装置
共通の性能および機能を確認すると共に、確認された共
通の性能および機能に関した設定を行う専用の操作指示
画面を作成してネットワーク内共通の操作指示画面とす
るので、どの装置を用いて処理しようとしても、常に同
じ操作画面で処理の指示が行えることとなり、操作ミス
による間違った処理を行うこともなくなる。
【0139】なお、操作画面は、情報処理装置自身があ
らかじめ備えているものと、今回共通の操作画面として
作成されたものがあるので、操作者が好みに応じて切り
換えて使用するようにしてもよい。ネットワーク内専用
操作画面と、装置毎の専用操作画面とを切り換えて各装
置での処理が行えるので、どの装置を用いて処理しよう
としても、常に同じ操作画面で処理の指示が行えること
となり、操作ミスによる間違った処理を行うこともなく
なる。また各装置自身がそもそも備えている機能を活用
して異なる処理を実行することも可能となる。
【0140】また、利用者毎に装置の利用状況を管理す
る機能を備えたものであれば、利用者を特定するコード
情報が入力された段階で、利用者毎に設定された操作画
面が表示部に表示されるようにしておくこともできる。
さらに、利用者が使いやすいように、利用者が確定され
た段階で、どちら側の操作画面を自動的に開かせるかを
第7実施形態で説明したように、設定しておくことも可
能である。すなわち、利用者が操作パネル上のテンキー
から利用者コードを入力すると、利用者をその入力され
たコードから特定するとともに、利用者があらかじめ設
定しておいた操作画面を自動的に立ち上げる。
【0141】このように、ネットワーク内における装置
共通の性能および機能を確認すると共に、確認された共
通の性能および機能に関した設定を利用者別に行うため
の専用の操作指示画面を作成するので、ネットワーク内
においてどの装置を用いて処理を行う場合であっても、
常にその利用者専用の操作画面により指示が行えること
となり、操作ミスによる間違った処理を行うこともなく
なる。
【0142】最後にネットワーク環境下に新たなデジタ
ル複写機が追加設置された場合、もしくは新しいデジタ
ル複写機との入れ替えなど、複数のデジタル複写機の設
置環境が変化した時の対処方法について説明する。シス
テムを管理しているデジタル複写機10Aは、システム
環境下における装置の変化が確認されると、変化の確認
された装置における搭載機能、および性能を確認して、
先に説明した処理手順でもって共通の機能を確認して、
新たな共通機能が確認されれば、共通の操作画面上に追
加できるので、必要に応じて利用者に対してそのことを
案内するようになっている。なお、この機能および性能
の確認をおこなう処理は、自動的に行うようにしている
が、サービスマンが設置した段階で機能および性能の確
認を実行するように指示するようにすることも可能であ
る。
【0143】このように、ネットワーク内における装置
の環境が変化して共通の性能および機能に変化が発生す
ると、そのことを利用者に伝えて変更の指示を促すの
で、システムとして常に最新の状態において共通の機能
および性能に関する操作画面が作成できることとなり、
システムを有効的に活用できる環境を提供することがで
きる。
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】
【発明の効果】 発明によれば、情報処理装置は、他の
情報処理装置の表示形態に応じて自身が有する複数の表
示形態情報の中から1つを確定するので、ネットワーク
接続された複数台の複写機の操作仕様は統一され、表示
形態がどの複写機を使用しても同じであることから理解
しやすい操作環境を完成させることが可能となる。
【0148】発明によれば、表示形態情報確定手段
が、他の情報処理装置と同一あるいは類似した表示形態
情報を選択するので、ネットワーク接続された複数台の
複写機の操作仕様は、ほぼ統一され、表示形態がどの複
写機を使用しても、ほぼ同じであることから理解しやす
い操作環境を完成させることが可能となる。
【0149】発明によれば、表示可能な形態の組み合
わせを確認し、表示形態を統一できる組み合わせを確定
して、各情報処理装置に表示させるので、ネットワーク
接続された複数台の情報処理装置の操作仕様は統一さ
れ、表示形態がどの情報処理装置を使用しても同じであ
ることから理解しやすい操作環境を完成させることが可
能となる。
【0150】発明によれば、組み合わせを一覧表示す
ることができるので、利用者が自分の欲する操作仕様で
あるかを確認することができる。
【0151】発明によれば、ネットワーク内において
表示能力から表示統一可能な装置を表示能力から確認す
ると共に、表示情報を転送して全体の表示形態を統一す
るので、ネットワーク接続環境下にある複写機の中で、
操作パネルの表示部として対応可能な情報処理装置を自
動的に確認して、該操作指示部における表示形態を統一
することができ、ネットワーク接続された複数台の情報
処理装置の操作仕様は統一され、表示形態がどの情報処
理装置を使用しても同じであることから理解しやすい操
作環境を完成させることが可能となる。
【0152】発明によれば、さらに情報処理装置を表
示能力統一の対象から除外する規制手段を有しているの
で、対象にしたくない装置をあらかじめ除外でき、すべ
てを統一された表示形態にしないようにできる。
【0153】発明によれば、表示能力統一の対象とな
る情報処理装置と、対象外とするもの情報,理装置を分
類表示するので、複数ある装置の中でどの装置が表示形
態を統一できるのか、またどの装置が表示形態を統一で
きないのかその場で確認できることとなり設定が行いや
すくなる。
【0154】発明によれば、情報処理装置のうち最も
利用される情報処理装置の表示形態情報で表示形態を統
一するので、ネットワーク接続された複数台の情報処理
装置の操作仕様は統一され、表示形態がどの情報処理装
置を使用しても同じであることから理解しやすい操作環
境を完成させることが可能となる。
【0155】発明によれば、情報処理装置の稼働状況
を確認する期間を設けることにより、稼働状況を正確に
把握することができるとともに、それ以外は統一表示を
行うことができ、操作性を向上できる。
【0156】発明によれば、自身の表示形態情報とデ
ータ通信装置を介して入力される表示形態情報とを記憶
する記憶手段を有するので、データ通信から接続を外し
ても、独自の表示形態で表示可能となる。
【0157】発明によれば、情報処理装置に必要な表
示操作プログラムを転送可能であるので、統一された表
示形態でどの情報処理装置でも表示が可能となる。
【0158】発明によれば、利用者を特定して利用者
が使用する表示形態で情報処理装置に表示可能であるの
で、ネットワーク環境下にある装置を使用する場合に各
自の表示形態により入力指示できるので、どの装置を用
いて処理しようとしても、各自専用の操作指示画面で処
理の指示が行えることとなり、操作ミスによる間違った
処理を行うこともなくなる。特に利用者が所望の表示形
態で表示可能であるので、利用者が使いやすい表示形態
を表示可能となる。
【0159】発明によれば、利用者が利用を良くする
表示形態で表示を行うので、利用者が良く利用して使い
やすい表示形態で表示が可能となる。
【0160】発明によれば、表示形態情報を確定でき
なかった場合、所定の表示形態で表示するので、他の表
示形態で、表示がバラバラになることもなく、操作性が
向上できる。
【0161】発明によれば、利用者が利用を良くする
情報処理装置の表示形態で表示を行うので、利用者が良
く利用して使いやすい表示形態で表示が可能となる。
【0162】発明によれば、ネットワーク内における
装置共通の性能および機能を確認すると共に、確認され
た共通の性能および機能に関した設定を行う専用の操作
指示画面を作成してネットワーク内共通の操作指示画面
とするので、どの装置を用いて処理しようとしても、常
に同じ操作画面で処理の指示が行えることとなり、操作
ミスによる間違った処理を行うこともなくなる。特に、
自身の表示形態と確定した表示形態を切り替えることが
できるので、それぞれの機能を活用する表示形態を選択
して表示し、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機の全体の構造を示す断面図であ
る。
【図2】デジタル複写機の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】デジタル複写機における操作パネル部分の一例
を示す平面図である。
【図4】操作パネルにおけるタッチパネル液晶表示装置
の拡大図である。
【図5】液晶表示装置の外観図を操作した場合の画面遷
移図である。
【図6】両面モード設定時の画面遷移図である。
【図7】アウトプットモード設定時の画面遷移図であ
る。
【図8】アウトプットモード設定完了時の画面図であ
る。
【図9】アウトプットモード設定時の別の実施例の画面
遷移図である。
【図10】通信回線を介して接続された複数台のデジタ
ル複写機から構成されるシステム図である。
【図11】第1実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図12】第2実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図13】第3実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図14】第4実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図15】第5実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図16】第6実施形態における図10の情報処理シス
テムの表示形態を確認統一する手順を示すフローチャー
トである。
【図17】第7実施形態における図10の情報処理シス
テムのシステムプログラムの処理を表したフローチャー
トである。
【図18】操作パネルの利用者コード入力画面を示す説
明図である。
【図19】操作パネルにおける各種機能の選択、設定キ
ーの画面作成を示す説明図である。
【図20】利用者コードと操作画面情報についての管理
テーブルを示す説明図である。
【図21】利用者コードと「簡単」「標準」「高機能」
の操作画面の選択を行う操作パネルの入力画面を示す説
明図である。
【図22】図21における利用者コードと操作画面情報
についての管理テーブルを示す説明図である。
【図23】利用者コードと利用者が使用する装置につい
ての管理テーブルを示す説明図である。
【図24】第8実施形態における図10の情報処理シス
テムのシステムプログラムの処理を表したフローチャー
トである。
【図25】各デジタル複写機の機能、および性能につい
ての確認状況ついての管理テーブルを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 デジタル複写機 40 オペレーションパネルボード 41 CPU 42 メモリ 43 操作パネル 44 表示部 45 操作キー 46 I/F 95 通信回線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−175609(JP,A) 特開 平8−286803(JP,A) 特開 平5−114967(JP,A) 特開 平6−291905(JP,A) 特開 平8−227346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 106 H04N 1/00 107 G06F 3/00 653 G06F 3/12 G06F 13/00 351

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示内容に関する表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示し装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 前記データ通信装置を介して他の情報処理装置表示に
    用いられている表示形態情報を確認する表示形態確認手
    段と、 確認した前記表示形態情報に応じて自身が有する複数の
    表示形態情報の中から1つを選択確定する表示形態確定
    手段と、 確定した前記表示形態情報に基づいて、前記操作指示部
    に表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記表示形態確定手段は、前記表示形態
    情報のうち、確認した表示形態情報と同一、あるいは類
    似した表示形態情報を選択して確定することを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 表示内容に関する表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 自身が有する1つ以上の表示形態情報と前記データ通信
    装置を介して他の情報処理装置が有する1つ以上の表示
    形態情報とを確認する表示形態確認手段と、 各表示形態情報により表示可能な形態の組み合わせを確
    認する組み合わせ確認手段と、 該組み合わせの中から各情報処理装置の表示形態を統一
    できる表示形態情報を選択確定する表示形態確定手段
    と、 確定した前記表示形態情報を前記データ通信装置を介し
    て各情報処理装置に 転送させる転送手段と、確定した前記表示形態情報に基づいて 前記操作指示部に
    表示させる表示制御手段と、 を備え、各情報処理装置に、確定した 前記表示形態情報に基づい
    て前記操作指示部に表示させることを特徴とする情報処
    理システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置は、さらに、前記組み
    合わせ確認手段で確認した組み合わせを一覧表示する一
    覧表示手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の
    報処理システム。
  5. 【請求項5】 表示内容に関する表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、自身の操作指示部の表示能力と前記データ通信装置を介
    して他の情報処理装置の操作指示部の表示能力とを確認
    する表示能力確認手段と、 該表示能力から表示形態を統一しても表示可能な情報処
    理装置を選択する装置選択手段と、 選択された情報処理装置の 表示形態情報を確認する表示
    形態確認手段と、 確認した表示形態情報に基づいて各情報処理装置に統一
    して表示する表示形態を確定する表示形態確定手段と、確定した前記表示形態情報を前記データ通信装置を介し
    て該表示形態情報を有さない情報処理装置に転送させる
    転送手段と、 確定した前記表示形態情報に基づいて操作指示部に表示
    させる表示制御手段と、 を備え 他の情報処理装置に、確定した前記表示形態情報に基づ
    いて前記操作指示部に表示させる ことを特徴とする情報
    処理システム。
  6. 【請求項6】 表示内容に関する表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各 情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 自身の操作指示部の表示能力と前記データ通信装置を介
    して他の情報処理装置の操作指示部の表示能力とを確認
    する表示能力確認手段と、 表示形態を統一する対象から除外するよう規制する規制
    手段と、 前記表示能力及び規制手段に基づいて表示形態を統一し
    ても表示可能な情報処理装置を選択する装置選択手段
    と、 選択された情報処理装置の表示形態情報を確認する表示
    形態確認手段と、 確認した表示形態情報に基づいて各情報処理装置に統一
    して表示する表示形態を確定する表示形態確定手段と、 確定した前記表示形態情報を前記データ通信装置を介し
    て該表示形態情報を有さない情報処理装置に転送させる
    転送手段と、 確定した前記表示形態情報に基づいて操作指示部に表示
    させる表示制御手段と、 を備え、 各情報処理装置に、確定した前記表示形態情報に基づい
    て前記操作指示部に表示させる ことを特徴とする情報処
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置は、装置選択手段によ
    り選択された情報処理装置と選択されなかった情報処理
    装置を分類表示する装置表示手段を備えたことを特徴と
    する請求項5又は6記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 表示内容に関する表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、前記データ通信装置を介して各情報処理装置の稼働状況
    を管理する稼働管理手段と、 前記稼働管理手段により最も利用されている情報処理装
    置を選択確定する装置 確定手段と、 確定した情報処理装置に使用されている表示形態情報に
    確定する表示形態確定手段と、 確定した前記表示形態情報を前記データ通信装置を介し
    て該表示形態情報を有さない情報処理装置に転送させる
    転送手段と、 確定した前記表示形態情報に基づいて操作指示部に表示
    させる表示制御手段と、 を備えた ことを特徴とする情報処理システム。
  9. 【請求項9】 前記装置確定手段は、所定の期間経過後
    に情報処理装置を確定することを特徴とする請求項8記
    載の情報処理システム。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、前記所定期間中
    には、他の情報処理装置とは異なる表示形態情報に基づ
    いて、操作指示部に表示させることを特徴とする請求項
    9記載の情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記情報処理装置は、情報処理装置自
    身の表示形態情報を記憶する第1の記憶領域と、前記デ
    ータ通信装置を介して入力される表示形態情報を記憶す
    る第2の記憶領域とを有する記憶手段を備えたことを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の情報処理
    システム。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置は、確定した表示形
    態情報で表示させることができる表示操作プログラムを
    データ通信装置を介して他の情報処理装置に転送する又
    は他の情報処理装置から転送させるプログラム転送手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    に記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 表示内容を示す表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 利用者ごとに設定された表示形態情報を記憶する記憶手
    段と、 情報処理装置を利用する利用者を特定する利用者特定手
    段と、 前記利用者特定手段で特定した利用者の使用する表示形
    態情報を前記記憶手段 あるいは前記データ通信装置を用
    いて他の情報処理手段の記憶手段から読み出し確定する
    表示形態確定手段と、 該表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表示させる
    表示制御手段と、 を備え、 前記表示制御手段は、前記表示形態確定手段が表示形態
    情報を確定できなかった場合には、所定の表示形態情報
    に基づいて表示させる ことを特徴とする情報処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 利用者ごとに設定された表示形態情報
    は、利用者が所望の表示形態情報を設定した情報である
    ことを特徴とする請求項13記載の情報処理システム。
  15. 【請求項15】 表示形態情報に基づいて画像を表示し
    て装置本体の操作指示を行うことができる操作指示部を
    有する複数の情報処理装置と、各情報処理装置の間でデ
    ータを送受信可能とするデータ通信装置とを備えた情報
    処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、利用者の表示形態の利用状況を管理する利用状況管理手
    段と、 該利用状況管理手段から利用者が最もよく利用する表示
    形態を記憶する記憶手段と、 情報処理装置を利用する利用者を特定する利用者特定手
    段と、 前記利用者特定手段で特定した利用者の使用する表示形
    態を前記記憶手段あるいは前記データ通信装置を用いて
    他の情報処理手段の記憶手段から読み出し確定する表示
    形態確定手段と、 該表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表示させる
    表示制御手段と、 を備えた ことを特徴とする情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記表示制御手段は、前記表示形態確
    定手段が表示形態情報を確定できなかった場合には、所
    定の表示形態情報に基づいて表示させることを特徴とす
    る請求項15記載の情報処理システム。
  17. 【請求項17】 表示内容を示す表示形態情報に基づい
    て操作指示画像を表示して装置本体の操作指示を行う操
    作指示部を有する複数の情報処理装置と、各情報処理装
    置の間でデータを送受信可能とするデータ通信装置とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 利用者ごとに設定された表示形態情報を記憶する記憶手
    段と、 情報処理装置を利用する利用者を特定する利用者特定手
    段と、 前記利用者特定手段で特定した利用者の使用する表示形
    態情報を前記記憶手段あるいは前記データ通信装置を用
    いて他の情報処理手段の記憶手段から読み出し確定する
    表示形態確定手段と、 該表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表示させる
    表示制御手段と、前記データ通信装置を介して各情報処理装置の前記利用
    者の稼働状況を管理する稼働管理手段と、 前記稼働管理手段により最も利用されている情報処理装
    置を確定する装置確定手段と、 確定した情報処理装置に利用者ごとに設定された表示形
    態情報を転送する転送手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  18. 【請求項18】 表示形態情報に基づいて画像を表示し
    て装置本体の操作指示を行うことができる操作指示部を
    有する複数の情報処理装置と、各情報処理装置の間でデ
    ータを送受信可能とするデータ通信装置とを備えた情報
    処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 前記データ通信装置を介して各情報処理装置の機能を管
    理する機能管理手段と、 前記機能管理手段により管理されている機能を確認する
    機能確認手段と、 該機能により設定できる共通の表示形態情報を確定する
    表示形態確定手段と、 確定した該表示形態情報に基づいて前記操作指示部に表
    示させる表示制御手段と、 を備え、 前記表示制御手段は、各情報処理装置自身が有する表示
    形態情報と、表示形態 確定手段により確定した表示形態
    情報とを切り替えて表示可能とする ことを特徴とする情
    報処理システム。
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