JP2004145791A - タッチパネル制御装置及び、それを備えた操作装置又は画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤操作をなくし、また、画面に表示された情報の全体像を簡単に把握することできる、操作性の良いタッチパネル制御装置を提供する。
【解決手段】図2に示す状態は、拡大ロックキー6を押圧することによって、第一の制御モードとなっており、選択した用紙サイズオブジェクト24が拡大表示されている。従来であれば、指52が用紙サイズオブジェクト24上にあるために、該用紙サイズオブジェクト24に対応した操作入力が受付けられるが、第一の制御モードでは該操作入力の受付けを禁止しているために、拡大時の誤操作が起こらない。従って、ユーザーが誤操作なく所望する操作を確実に実行することができ、操作性の良いタッチパネル制御装置を実現できる。
【選択図】 図2
【解決手段】図2に示す状態は、拡大ロックキー6を押圧することによって、第一の制御モードとなっており、選択した用紙サイズオブジェクト24が拡大表示されている。従来であれば、指52が用紙サイズオブジェクト24上にあるために、該用紙サイズオブジェクト24に対応した操作入力が受付けられるが、第一の制御モードでは該操作入力の受付けを禁止しているために、拡大時の誤操作が起こらない。従って、ユーザーが誤操作なく所望する操作を確実に実行することができ、操作性の良いタッチパネル制御装置を実現できる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報が表示され、該表示画面を押圧することにより、該表示画面に対応した操作を行うことのできるタッチパネルに係るタッチパネル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の情報がディスプレイに表示されることが多くなってきており、また、情報処理装置を小型化するためのディスプレイの小型化や、表示情報の増大によって、ディスプレイ表示の高精細化が進んでいる。
【0003】
そのため、視覚障害者( 例えば、弱視者や高齢者、遠視、近視、乱視等の視力の弱い者等 )にとって、ディスプレイに表示される情報は、細かすぎて、見づらいものとなっていた。
【0004】
また、ディスプレイの表示に対応して、指やペン等の先の尖ったもので画面を指すことによって、該画面に対応した機能を操作できるようにした、タッチパネルの利用が一般的となってきている。
【0005】
しかし、上記ディスプレイでの場合と同様に、表示画面の高精細化が進むことによって、視覚障害者にとっては、画面に表示された機能名( もしくはアイコン等 )を識別することが困難となり、利用しづらいものとなっていた。
【0006】
また更に、タッチパネルの場合では、特定の機能を選択するにあたって、全体の機能を俯瞰した後、必要とする機能に対応した表示部をみつけ、そのうえで、該表示部を選択して使用することが一般的であり、画面全体の拡大等によって画面の一部分のみが見えるだけでは、操作性のうえで十分ではないという問題もあった。
【0007】
そのため、従来は、画面全体を拡大表示し視覚障害者でも使いやすいディスプレイが開示されており、画面に入りきらない部分については、拡大表示後に画面をスクロールするようにしているものがある( 例えば、特許文献1参照 )。
【0008】
また、ディスプレイ画面において、マウスポインタ等のポインティングデバイスにより指し示した位置を、特定のキー( ポップアップキー )を押し下げたときのみ拡大表示するようにしているものがある( 例えば、特許文献2参照 )。
【0009】
また、タッチパネルにおいて、タッチパネルへの一回目のタッチをすることで、該タッチ位置の近傍を拡大表示し、更に、その拡大画面に対して二回目のタッチをすることで、そのタッチ位置に対応した操作を行うようにしたものがある( 例えば、特許文献3参照 )。
【0010】
また、タッチパネルにおいて、触った位置の近傍を、画面上の別位置に拡大表示し、その拡大画面を更に触ることで、更なる拡大ができるようにしたものがある( 例えば、特許文献4参照 )。
【0011】
また、タッチパネルにおいて、ペンにより触った箇所にある文字を最大に拡大し、その最大表示文字を中心にして最大文字位置から行方向に遠ざかる各文字について、順次拡大率が小さくなるような拡大表示を行うようにしたものがある( 例えば、特許文献5参照 )。
【0012】
【特許文献1】
特開平06−059647号公報 (2頁〜3頁、図3)
【特許文献2】
特開2002−196851号公報 (3頁〜4頁)
【特許文献3】
特開平08−185265号公報 (2頁〜4頁、図1)
【特許文献4】
特開平04−359311号公報 (4頁〜5頁)
【特許文献5】
特開平10−333866号公報 (3頁、図2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、画面全体を拡大するために、同時に表示される表示量が少なくなってしまい、必要とする情報を得るためには、画面内に必要とする情報が入るまで、画面のスクロールをする必要があった。
【0014】
そのため、ユーザーにとっては、情報の全体像を把握することが困難であり、また、操作の手間がかかり、迅速な操作が困難であるという問題があった。
【0015】
また、上記特許文献2に記載のものは、ディスプレイ上での拡大表示を意識したものであるため、タッチパネル特有の問題、即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別する必要があることについての技術的思想が記載されてない。
【0016】
即ち、ユーザーが、画面を拡大( だけ )させようと意図している場合、タッチパネルをタッチする際において、上記「拡大表示のためのタッチ動作」によって、タッチ位置に表示された操作ボタンの操作入力が受付けられてしまうといった、誤操作を防止する必要があるが、上記特許文献2に記載のものでは、該誤操作を防止することができないという問題点があった。
【0017】
また、上記特許文献3に記載のものは、どちらかといえば健常者向けの発明であり、例えば指よりも小さいボタンを表示した場合であっても、押し間違い等が起こらないように、一旦拡大表示をするものである。
【0018】
健常者であれば、通常、画面表示の全体像を把握することができ、所望する操作に対応した表示部の目星をつけてから、所望する表示部を選択することができる。
【0019】
一方、視覚障害者の場合は、いきなり画面表示の全体像を把握することは困難であるため、取りあえず、画面上の適当な位置を拡大してはその位置の表示内容を確認するといった動作を行い、該動作を画面上の何箇所かで繰り返すことで、画面表示の全体像を把握( 即ち、所望する操作に対応した表示部を発見 )することが必要である。
【0020】
そのため、上記特許文献3に記載のものでは、一回目のタッチでは操作入力は受付けられないが、視覚障害者が画面の全体像を把握するために、他の画面に切換えようとして2回目の操作を行うと、操作入力を受け付けてしまうため、使い勝手が良くない。
【0021】
また、常に2度のタッチを繰り返す必要があるために、健常者が使う場合であっても、煩わしい操作を必要とすることになる。
【0022】
また、上記特許文献4に記載のものは、タッチパネルでの画面拡大以外の操作について開示していないため、タッチパネル特有の問題、即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別する必要があることについて、技術的思想がなく、解決されていない。
【0023】
また、上記特許文献5に記載のものも、タッチパネルでの画面拡大以外の操作について開示していない。
【0024】
そこで、本発明では、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくし、また、視覚障害者であっても、画面に表示された情報の全体像を簡単に把握することできる、操作性の良いタッチパネル制御装置を提供することを目的とする。
【0025】
また、本発明は、従来のタッチパネル制御装置に対してより小さい画面で、同様に目視確認及び操作できるタッチパネルが実現できるため、タッチパネルを小型化することができ、安価で、消費電力の小さいタッチパネル制御装置を提供することを目的としている。
【0026】
また、本発明は、上記タッチパネル制御装置を備えた、操作装置及び画像形成装置を提供することを目的としており、上記操作装置及び画像形成装置の小型化と操作性の向上を図ることができる。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、タッチパネルを2つ以上の制御モードに切換えることのできるタッチパネル制御装置であって、
上記タッチパネル上で選択された情報を拡大表示し、そののち、
上記選択された情報に係る操作入力の受付けを禁止する第一の制御モードと、
上記タッチパネルでの操作入力の受付を可能にする第二の制御モードとを
備えたことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0028】
上記構成によれば、適宜レイアウトされた表示画面の中に、例えば、機能操作ボタン、設定値変更ボタン等の形状を模した操作ボタンが表示される。
【0029】
そして、上記ボタンの画像上を、ペン等の先が細くなっているもの又は指等を用いて触り選択することで、操作入力を行うことのできるタッチパネルが設けられている。
【0030】
なお、上記のように、タッチパネルの画像上をペン又は指等を用いて触り選択する場合において、選択された情報( 文字、数字、ボタン、レイアウト、画像、アイコン等 )を「選択情報」と称し、以下では簡略化のため、説明を省略する。
【0031】
また、上記構成によれば、2つ以上の制御モードが存在し、それら制御モードを切換えることが可能となっている。
【0032】
上記制御モードとは、タッチパネルの画面の表示や、タッチパネル上で行われる操作の処理についての状態である。
【0033】
第一の制御モードである際には、上記選択情報を拡大表示することができるため、操作性が良く、視覚障害者にとっても見やすいタッチパネルを提供することができる。
【0034】
即ち、ユーザーが視覚障害者であれば、表示された情報が細かすぎて見づらいために、操作性が悪くなることが考えられたが、拡大表示を行うことにより、ユーザーの視力如何によらず使用することができ、使い勝手が良くなっている。
【0035】
また、上記構成によれば、第一の制御モードである際において、単に選択情報を拡大表示するだけでなく、画面上の操作入力の受け付けを禁止するようにして、誤操作が起こらないようにしているため、操作性が良くなっている。
【0036】
即ち、ユーザーがタッチパネル上のボタン表示を拡大するために、該ボタン表示を選択した際には、選択をしたペン又は指等は、上記ボタン表示上に触れているため、( ユーザーの意図していない )ボタンの操作入力を受付けてしまう可能性がある。
【0037】
そのため、第一のモードである際において、拡大表示以外の上記ボタン操作の入力受付けを禁止することによって、ユーザーの意図しない誤操作が起こらないようにすることができ、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0038】
なお、上記「操作の入力受付けの禁止」は、拡大表示を行った選択情報だけについて行っても良く、また、タッチパネル全体に係る操作入力に対して行っても良い。
【0039】
即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくすことができる。
【0040】
一方で、このままでは、ユーザーがボタン操作を意図したときに、該ボタン操作入力ができなくなってしまうために、上記ボタン操作入力の受付けを禁止するのは、第一の制御モードである際に限っている。
【0041】
なお、上記第一の制御モードである際においては、ペン又は指等により選択した選択情報を拡大した後に、他の選択画像を選択した場合には、後に選択した選択画像が拡大表示され、最初に拡大した選択情報は、元の大きさに戻るようになっている。
【0042】
そのため、視覚障害者等が、画面の全体像を把握しようとする際に、タッチパネル上をなぞるようにして、表示画面を少しづつ順に拡大表示させることができるため、画面の全体像が掴みやすく、操作性の良いタッチパネルを実現することができる。
【0043】
また、上記構成によれば、第二の制御モードである際において、第一の制御モードである際に拡大してあった選択情報がある場合には、該選択情報の拡大は、( ペン又は指等の選択の有無に関係なく )ユーザーが任意に決定しうる所定の時間( 以下、「継続時間」と称する )維持され、該継続時間の経過後、拡大表示が解除される。
【0044】
また、第二の制御モードである際には、タッチパネル上に表示されたボタン等を選択することができ、それらボタンに対応した操作を行うことができる。
【0045】
即ち、第二の制御モードになることで、ボタン操作の禁止を解除することができるため、ユーザーの所望する操作を実行することができる。
【0046】
また、第二の制御モードになっても、所定の時間は選択情報の拡大表示が継続されるために、選択情報の実行又は不実行や、設定値等を、ユーザーが考える時間を持つことができ、誤操作なく所望する操作を実行することができ、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0047】
なお、上記「制御モード」とは、上記説明の通り、選択画像の拡大時における、タッチパネル上での操作の可否状態によって判別されるものであるため、そのモードに係る「切換え手段」は、タッチパネル上での操作の可否を決定する判断材料( フラグ )として用いられる。
【0048】
そのため、上記「切換え手段」の形態には、種々のものがあってもよく、ボタン操作のオン・オフや、スイッチ操作、マウスのクリック、IDカード等の外部媒体の入出等であっても良い。また、それらを組み合わせて用いても良い。
【0049】
そのため、装置の使用環境や、ユーザーの要望等に応じて、操作性の良いタッチパネルにすることができる。
【0050】
また、上記「切換え手段」におけるモードの判定は、例えば、ある状態から別の状態へ、信号の状態が一時的に変わっているといったように、モードの状態が2つ以上の状態に判別することができさえすれば良く、例えば、電気信号の電圧の高いものが ”「第一の制御モード」”、電圧の低いものが ”「第二の制御モード」 ”といったように限定する必要はなく、また、ボタンのON状態が”「第一の制御モード」”、ボタンのOFF状態が ”「第二の制御モード」 ”といったように限定する必要もない。
【0051】
即ち、例えば、ある実施形態では、ボタンのONを”「第一の制御モード」”、ボタンのOFFを ”「第二の制御モード」 ”とすることができ、また、他の実施形態ではボタンのOFFを”「第一の制御モード」”、ボタンのONを ”「第二の制御モード」 ”としても良い。
【0052】
そのため、特定の信号を発生させる回路等の装置を設計する際に、自由度の高い設計が実現できる。
【0053】
一般に上記「第一の制御モード」は「操作受付け禁止モード」であり、「第二制御のモード」は「操作受付け可能モード」であるが、これに限定されるものではない。
【0054】
なお、上記「制御モード」や「切換え手段」といった定義は、以下の説明においても同様であり、以下の説明においては省略する。
【0055】
また、本発明は、上記第一の制御モードにおいて拡大表示された選択情報は、上記第二の制御モードに切換わった後も拡大表示が継続されることを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0056】
上記構成によれば、モードが上記「第一の制御モード」から「第二の制御モード」に切換わっても、操作入力の受付けの可否とは関係なく、選択情報の拡大表示が継続される。
【0057】
「第一制御のモード」における拡大表示の際には、誤操作防止のために操作入力の受付けが禁止されているが、そのままでは、操作を行うことができないため、操作入力の受付けを可能とするためには、「第二の制御モード」に変更することが必要となる。
【0058】
その場合、「第二の制御モード」の切換えと同時に拡大表示も解除されてしまうとすると、実際の操作時( 即ち「第二の制御モード」時 )に、視覚障害者は選択情報の文字( 若しくはアイコン等 )を識別できない状態で操作することになるため、使い勝手が悪くなってしまう。
【0059】
従って、上記構成を用いることで、「第二の制御モード」切換え後も拡大表示を継続することができ、使い勝手の良いタッチパネルを実現することができる。
【0060】
なお、拡大表示の継続は、ユーザーが任意に設定することのできる時間が経過するまで継続され、該設定時間の経過後に、拡大表示が解除される。
【0061】
そのため、ユーザーの反応速度や、表示画面の複雑さ等に応じて、拡大表示継続時間を決定できるため、使い勝手の良い使用環境を実現することができる。
【0062】
また、「第二の制御モード」時において操作を完了すると、それ以降拡大表示を続ける必要がないため、一般的には、拡大表示が解除されるが、操作完了後も、ある設定時間が経過するまで、拡大表示を継続するようにしても良い。
【0063】
即ち、ユーザーが操作を完了した選択情報を、再度確認することが可能となり、使い勝手を良くすることができる。
【0064】
また、本発明は、タッチパネル内に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0065】
上記構成によれば、ユーザーが操作部を操作することで、モードを自在に切換えることができるため、ユーザーの意志によって、タッチパネルを操作入力受付け禁止にしたり、操作入力受付け可能にしたりを、自由に切換えることができる。
【0066】
上記構成によれば、上記制御モードの切換えを、タッチパネル内に設けられた操作部、即ち、タッチパネルに表示された操作部により操作することができる。
【0067】
従って、上記操作部がタッチパネル内に設けてあることで、外部に操作部を設ける必要がなくなり、タッチパネル制御装置を小型化することができ、安価で、消費電力の小さい、タッチパネル制御装置を実現できる。
【0068】
また、本発明は、タッチパネル外に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0069】
上記構成によれば、ユーザーが操作部を操作することで、モードを自在に切換えることができるため、ユーザーの意志によって、タッチパネルを操作入力受付け禁止にしたり、操作入力受付け可能にしたりを、自由に切換えることができる。
【0070】
上記構成によれば、上記制御モードの切換えを、タッチパネル外に設けられた操作部により操作することができるが、該操作部は、タッチパネル外に設けてあることで、タッチパネル上での操作の邪魔になることがなく、更に、タッチパネル画面の拡大表示を行っても、上記ボタンが見えなくなるといった影響がでることがないため、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0071】
上記操作部は、一般的には、ボタンを用いる場合が考えられる。
【0072】
そのため、ボタンという安価で一般的な部材を用いることで、安価で操作の分かりやすいタッチパネルを実現できる。
【0073】
また、ボタンを用いることで、モード切換えの判断に、電気信号を用いることができるため、処理が容易となり、設計の自由度を向上することができる。
【0074】
なお、上記操作部は、一般には、タッチパネル脇に設けられたボタン等を指すが、これに限定されることはなく、ペダルを用いたり、外部端末を用いる等、種々の場合があっても良い。
【0075】
また、タッチパネル制御装置内に、自動的にモードを切換える機構を設けるようにし、ユーザーによるモード切換えの手間を低減するようにしても良い。
【0076】
また、本発明は、上記選択情報は、タッチパネルを通じて操作及び確認可能な情報を、機能単位ごとにまとめたオブジェクトであることを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0077】
上記構成によれば、タッチパネル上での操作により拡大表示する選択情報とは、機能単位にまとめられたオブジェクトである。
【0078】
上記「機能」とは、例えば、プリンタの場合でいえば、拡大印刷する機能や、用紙サイズを変更する機能や、印刷濃度を変更する機能や、片面印刷と両面印刷を切換える機能等、デバイスが持っている機能群を示している。
【0079】
一般に、視覚障害者等が表示画面の全体像を掴もうとする場合、視覚障害者等が知りたいのは、使用したい機能に対応した操作ボタンが、タッチパネル上のどこに配置( 即ち、表示 )されているかである。
【0080】
そのため、タッチパネル上において、ペン又は指等で触った箇所の近傍を拡大表示するのではなく、機能に応じたオブジェクトごとに拡大表示することによって、視覚障害者等の知りたい「使用したい機能に対応した操作ボタンがどこに表示されているか」という情報を、機能ごとに拡大させ確認できるため、より明確に知ることができる。
【0081】
また、拡大前においても、各機能の操作ボタンがオブジェクトにまとめられていれば、視覚障害者等は表示された機能名までは見分けることができなくても、何らかの機能に係る表示がある旨は判別できる可能性が高い。
【0082】
そのため、オブジェクトを、順になぞるように触れていくことができるため、オブジェクトを順に拡大表示させることができ、確実に必要とする機能のボタンに辿りつくことができる。
【0083】
また、本発明は、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする操作装置である。
【0084】
上記構成によれば、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置は、一般に、タッチパネルを含む操作装置において用いられることが多いと考えられ、また、上記操作装置においては、タッチパネルの操作性を向上することが望まれている。
【0085】
そこで、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を、操作装置に組み込むことにより、視覚障害者等であっても使いやすい操作装置を実現することができ、操作装置の操作性を向上することができる。
【0086】
また、従来のタッチパネルと比較して、従来と同一の内容を表示しようとした場合、上記構成では拡大表示が可能であるため、より小型なタッチパネルを用いることができる。
【0087】
そのため、操作装置を安価に、小型に、低消費電力で作成することができ、また、設計の自由度も高くなる。
【0088】
なお、操作装置の例として、10キーや各種ボタンとともに、タッチパネル脇に設けられた操作装置であることが一般的であるが、これに限定されるものではなく、操作ユニットや、操作モジュール、外部端末等であっても良い。
【0089】
また、本発明は、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0090】
上記構成によれば、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置は、一般に、例えばプリンタ、ファクシミリ、複写機といった画像形成装置において用いられることが多いと考えられ、また、上記画像形成装置においては、タッチパネルの操作性を向上することが望まれている。
【0091】
そこで、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を、画像形成装置に組み込むことにより、画像形成装置の良好な使用環境を実現することができ、画像形成装置の操作性を向上することができる。
【0092】
また、従来のタッチパネルと比較して、従来と同一の内容を表示しようとした場合、上記構成では拡大表示が可能であるため、より小型なタッチパネルを用いることができる。
【0093】
そのため、該小型のタッチパネルを用いることで、画像形成装置を安価に、小型に、低消費電力で作成することができ、また、設計の自由度も高くなる。
【0094】
なお、画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の画像形成装置でもよく、また、これら画像形成装置を組み合わせた、所謂複合機や、画像形成システムであってもよい。
【0095】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、添付する図面に基づいて説明する。
【0096】
なお、以下の説明は、本発明を限定するものではなく、実施形態の一例であり、他の実施形態であってもよい。
【0097】
また、本実施形態は、画像形成装置として複写機を採用した場合により説明するが、上記画像形成装置は複写機に限定されるものではなく、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等、他の画像形成装置であってもよく、また、それらを組み合わせた所謂複合機であってもよい。
【0098】
また、本発明は、画像形成装置に限定されるものではなく、情報処理装置等であってもよい。
【0099】
以下に、本発明による実施形態の基本構成を説明する。
【0100】
以下に示す実施形態は、単独で用いても良く、また、組み合わせて用いるようにしても良い。
【0101】
( 本発明の基本構成 )
本実施の形態として、図13に示すような複写機の例を用いて説明する。
【0102】
図13に示す複写機1には、タッチパネル3が備えられており、図14に示す、タッチパネル制御装置2に組み込まれている。
【0103】
上記タッチパネル制御装置2は、タッチパネル3、タッチパネルコントローラー4、操作キー部5、拡大ロックキー部6、パネル制御部7から構成されている。
【0104】
上記タッチパネル3は、複写機1の処理状況や、操作モード( 片面印刷、両面印刷等 )、コピー枚数、拡大倍率、コピー濃度( 印刷濃度 )、用紙サイズ等を表示する表示画面において、指やペン先等の先の尖っているものを用いて、該表示画面( 即ち、操作用のオブジェクト )に触れることにより、該接触位置に対応した操作入力を行うことができるものである。
【0105】
即ち、用紙サイズが表示されている画面位置に触れると、用紙サイズを変更する画面( 図示せず )に切換わり、更に、その切換わった後の画面を触ることで、所望する用紙サイズでのコピーが可能となる。
【0106】
上記タッチパネルコントローラー4は、後述するパネル制御部7からの信号を受信し、その受信情報に基づいて、タッチパネル3を制御し、その表示状態及び処理状態を変化させるものである。
【0107】
例えば、後述する拡大ロックキー6を作動させて( 例えば、拡大ロックキー6がボタン形状なら押圧して )いる間に、タッチパネルに表示されたオブジェクトを触ると、該オブジェクトの表示状態が変化し、該オブジェクトが拡大表示される。
【0108】
上記操作キー部5は、10キー( 短縮ボタン等を含む )、クリアボタン、( コピー )スタートボタン、全解除ボタン等からなるボタン群である。
【0109】
即ち、例えば、コピーの拡大倍率を変更する場合において、所望の倍率を、上記操作キー部に設けられたボタンを押すことで決定することができる。
【0110】
なお、操作キー部5は、本実施形態では、外部操作ボタンの形状の例を示しているが、タッチパネル内のボタン表示としても良い。
【0111】
それによって、構造の簡略化を図ることができ、また、表示用のプログラムの変更だけで、ボタンを変更できるようできるため、柔軟な対応ができる。
【0112】
上記拡大ロックキー6は、上記タッチパネル3における操作について、例えば、押圧中は操作入力の受付けを禁止し、押圧中以外は操作入力の受付けを可能にするといった制御モード切換えのための信号を発生させる役割を担っている。
【0113】
なお、上記拡大ロックキー6の役割については、後述する実施形態に示す。
【0114】
また、上記拡大ロックキー6は、本実施形態ではボタンの形状をしている例を示しているが、ボタンに限定されるものではなく、ダイヤル、レバー、スイッチ等種々の形態を取ることができる。
【0115】
上記パネル制御部7は、操作キー部5の入力情報や、拡大ロックキー6が押圧されているか否か等の情報を受信し、その情報をタッチパネルコントローラー4に送信するものである。
【0116】
これらタッチパネル制御装置2内の構成は、信号回線8により接続されており、互いに連携して、以下の実施形態に係る処理を行う。
【0117】
複写機1では、揺動自在に取りつけられ開閉可能である原稿台上蓋9を開け、該原稿台上蓋9の下にある原稿台( 図示せず )に、コピーを所望する原稿を配置し、コピーを実施する。
【0118】
なお、原稿台上蓋9には、両面コピー時や多数枚印刷時のための、原稿送り装置( 図示せず )を備えてあっても良い。
【0119】
そして、コピー処理を実施すると、例えば、用紙カセット10に配置された、印刷前の記録用紙が( 複写機1内部へ )取りだされ、コピーが行われる。
【0120】
なお、以下での説明を簡略化するため、図14に示す操作部11は、上記タッチパネル3、操作キー部5、拡大ロックキー6を含んでおり、ユーザーがコピー時に操作する部分( 但し、原稿台上蓋9等、用紙取り扱い上の操作は除く )を総称するものとする。
【0121】
また、図1は、上記タッチパネル3での表示を含めた、操作部11の例を示しており、まだ、入力操作が行われていない状態を示している。
【0122】
なお、操作部11は、図1に示す例に限定されるものではなく、複写機のもつ機能や、タッチパネルのサイズ等に応じて、適宜異なる表示を用いても良い。
【0123】
図1には、符号21乃至24で示すオブジェクトが表示されており、符号21は「両面/片面選択オブジェクト」、符号22は「コピー濃度オブジェクト」、符号23は「倍率変更オブジェクト」、符号24は「用紙サイズオブジェクト」を示している。
【0124】
上記両面/片面選択オブジェクト21は、コピー時に、両面コピーをするか、片面コピーをするのかを選択操作するためのオブジェクトである。
【0125】
なお、用紙の両面及び片面の選択ばかりでなく、原稿の両面及び片面の選択を操作することができるようにしても良い。
【0126】
上記コピー濃度オブジェクト22は、コピー時の、印刷濃度を変更するためのオブジェクトである。
【0127】
なお、印刷濃度のレベルを単純に決定するだけでなく、文字印刷なのか、写真等の画像印刷なのかによって、微妙な濃度設定をできるようにし、品位を高く保つことができるようにしても良い。
【0128】
上記倍率変更オブジェクト23は、コピー時の、印刷倍率を変更するためのオブジェクトである。
【0129】
当然ながら、拡大ばかりでなく縮小もでき、その倍率を数値で入力できるようになっている。
【0130】
上記用紙サイズオブジェクト24は、コピー時の、記録用紙のサイズを決定するオブジェクトである。
【0131】
なお、記録用紙のサイズばかりでなく、原稿のサイズを規定するようにしても良く、また、上記倍率変更オブジェクト23と連動することで、印刷倍率に応じた最適な用紙サイズを自動選択するようにしておいても良く、操作性の向上を図っても良い。
【0132】
また逆に、用紙サイズを選択することで、印刷倍率を自動選択するようにして、操作性の向上を図っても良い。
【0133】
なお、以下の説明では、上記オブジェクトが拡大表示された場合は、符号にaをつけて、拡大表示していることを表現するものとする。
【0134】
また、図1には、符号101乃至104で示すボタンが示されている。
【0135】
符号101で示すボタン群は、( 短縮キー等を含む )10キーであり、例えば拡大倍率などの数値を、直接入力するため等に使用する。
【0136】
また、符号102で示すボタンはクリアボタンであり、例えば印刷枚数等の数値を設定してあった場合において、その印刷枚数を訂正するのに、印刷枚数をクリアする( 1枚設定に戻す )ためのボタンである。
【0137】
また、符号103で示すボタンは、全解除ボタンであり、例えば用紙サイズをデフォルト設定から変更してあったり、印刷倍率を変更してあったり等、設定を変更してあった場合において、その設定をデフォルト設定に戻すのに使うボタンである。
【0138】
また、符号104で示すボタンは、スタートボタンであり、各種設定等を確定した後に押すことで、コピーを開始させるためのボタンである。
【0139】
また、図1では、符号31で示す文字情報が示されており、複写機の状況等の情報を目視確認することができる。
【0140】
これら基本構成に係る説明は、以下の説明においても同様に適用できるものであり、同一箇所については、同一符号を付し、説明を省略する。
( 本発明の第一実施形態 )
本実施形態を図に基づいて説明する。
【0141】
図11及び図12は、上記タッチパネル制御装置2における処理についてのフロー図であり、図11と図12は、一繋がりのフローを示している。
【0142】
即ち、図11における▲1▼と図12における▲1▼が同じ位置を示しており、また、図11における▲2▼と図12における▲2▼が同じ位置を示している。
【0143】
本実施形態では、実施形態の例として、視覚障害者であるユーザーがコピーをするに当たって、拡大倍率( 拡大ばかりでなく縮小を含む。以下では省略する )を変更しようとする場合を考える。
【0144】
図1の状態から、タッチパネル3に表示されるオブジェクトに対して触れると( S1 )、拡大ロックキー6を押圧されているか否かを照会する( S2 )。
【0145】
ここで、ユーザーが拡大ロックキー6を押圧していれば、モードが上記「第一の制御モード」となり、オブジェクトの操作入力の受付けは禁止され、かつ、選択されたオブジェクトが拡大表示される( 図2 ) ( S3 )。
【0146】
なお、図2における符号51はユーザーの指を示しており、拡大ロックキー6を押圧している。また、符号52もユーザーの指であり、用紙サイズのオブジェクト( 符号24a )を選択している。
【0147】
この状態では、用紙サイズオブジェクト24aを触っているため、従来であれば、該オブジェクトの操作入力が実行されてしまうところであるが、本実施形態ではS3での処理により操作入力の受付けが禁止されるため、誤操作をしてしまう懸念なく拡大表示をすることができる。
【0148】
上記操作入力の禁止は、拡大ロックキー6を押圧していることに対応しており、拡大ロックキー6を押圧することで、「第一の制御モード」となっている。
【0149】
なおここで、ユーザーが倍率変更の操作を所望しているにもかかわらず、用紙サイズオブジェクト24を触ってしまったのは、ユーザーが視覚障害者であり、オブジェクトの存在は目視確認することができるが、拡大表示前のオブジェクトに表示された文字までは見ることができないため、適当に選択したオブジェクトがたまたま用紙サイズオブジェクト24だったからである。
【0150】
そのためユーザーは、ユーザーの所望する倍率操作のオブジェクトを探すために、別のオブジェクトに触れる必要がある。なお、この操作では、拡大ロックキー6は押圧したままである。
【0151】
ユーザーが別のオブジェクトに触れると、上記図2の場合と同様に、オブジェクトの操作入力は禁止されたままで、新たに選択したオブジェクトが拡大表示される( 図3 ) ( S3 )。
【0152】
なお、図3における符号53はユーザーの指を示している。
【0153】
即ち図3は、直前の過去である図2の状態において、用紙サイズオブジェクト24aにあった指52が、方向A( 図中左方向 )に移動し、指53の位置で倍率変更オブジェクト23aを選択していることを示している。
【0154】
図3において、ユーザーは所望する倍率変更オブジェクト23を、拡大表示の後、見つけることができたため、倍率変更の操作をすることになる。
【0155】
そこで、操作入力の禁止を解除するために、拡大ロックキー6の押圧をやめ( S2 )、その結果、上記「第二の制御モード」となる。
【0156】
但しこの場合には、指53が倍率変更オブジェクト23aを選択したままで拡大ロックキー6の押圧をやめると、操作入力が即時受付けされてしまうため、一般的には、指53の押圧を解除した後で、拡大ロックキー6の押圧をやめるようにし、操作すべきオブジェクトを再度確認した上で、操作するようにした方が良い。但し、限定はされない。
【0157】
上記S3で行われた拡大表示については、操作すべきオブジェクトを再度確認することができるように、拡大ロックキー6解除後の拡大表示が、予め設定してある継続時間に達するまで、継続されることが望まれる。
【0158】
そのため、上記拡大表示継続時間をカウントしておく必要がある。
【0159】
そこで、「継続時間のカウント」が既に開始されているか否かを照会し( S4 )、まだ開始されていなければ、カウントを開始するようにし( S5 )、かつ、操作入力の禁止を解除する( 図4 ) ( S6 )。
【0160】
また一方で、「継続時間のカウント」が既に開始されていれば( 拡大表示し、拡大ロックキー6を解除した後、何も操作しなかった場合等である。操作入力の禁止は既に解除された状態である )、S7の処理を行う。
【0161】
次に、操作入力の有無について照会を行う( S7 )。
上記S6での処理により、操作入力禁止が解除されている状態で、再びオブジェクトを触ると、操作入力があったとみなされる。
【0162】
この操作入力のありなしの判定は、上記オブジェクトの拡大表示とは関係なく、拡大前のオブジェクトを選択した場合であっても入力があったとみなされる。
【0163】
もっとも、視覚障害者の操作性を考慮し、拡大前のオブジェクトを一律に禁止するようにしても良く、誤操作を対策するようにしても良い。
【0164】
ここでは、再び、指54で倍率変更オブジェクト23aを選択したとする( 図5 )。
【0165】
そのため、倍率変更オブジェクト23aの入力が受け付けられ、倍率変更のための画面での処理が実行される( S8 )。
【0166】
上記S8での処理は後述する。
【0167】
次に、上記S7において、操作入力がなかった場合を考える。
【0168】
この場合、上記S5で開始された「継続時間のカウント」が、ユーザーによって予め設定された、継続時間の値に達しているか否かを照会する( S9 )。
【0169】
継続時間に達していなければ、S3にて拡大表示したオブジェクトを、そのまま拡大表示したままとする( S10 )。
【0170】
従って、オブジェクトの拡大表示後、拡大ロックキー6を解除した後も、継続時間が経過するまでの間、上記拡大表示が継続されることとなり、オブジェクトが拡大された状態( 即ち、視覚障害者でもオブジェクトの文字が見える状態 )で、操作入力を行うことができる。
【0171】
上記S9で、継続時間に達しているとすると、S3にて拡大表示したオブジェクトの拡大表示を中止し、拡大前の元の大きさで表示するようにする( S11 )。
【0172】
即ち、上記継続時間に達するということは、S8等の複写機の操作に係る処理がなされず、そのまま拡大表示され続けたということであり、ユーザーに操作入力の意思がないと考えられるため、その時間以上の拡大表示は必要ないと考えられるからである。
【0173】
そして、S11の処理が行われることにより拡大表示が解除されると、継続時間のカウントは必要なくなるため、継続時間のカウントをリセット( S12 )する。
【0174】
そして、S10の処理が行われオブジェクトが拡大表示されていようが、S12の処理が行われ拡大表示が解除されていようが、拡大ロックキー6を解除した後の入力操作を受け付けるため、上記S7と同様に、操作入力が成されたか否かを照会する( S13 )。
【0175】
S13で操作入力があれば、倍率変更オブジェクト23の入力が受付けられ、倍率変更のための画面に切換わり、倍率変更のためのモードでの処理が実行される( S14 )。
【0176】
また、S13で操作入力がなければ、図12に示した▲2▼から図11に示した▲2▼へ戻り、再び、S2以降の処理を行うこととなる。
【0177】
次に、上記S8での処理について説明する。なお、S14においても同様の説明が適用できる。
【0178】
上記S7で処理入力があったとすると図6に示す、拡大倍率変更のための表示画面となる。
【0179】
符号41及び42で示すボタンは、拡大倍率を変更するためのものであり、ボタン41を押すと拡大倍率が増加し、一方、ボタン42を押すと拡大倍率が減少する。
【0180】
その拡大倍率の変更に伴い、符号43に表示される拡大倍率の値が、変更されて表示されることとなり、操作入力によって、何倍に拡大( 若しくは縮小 )されるのかをユーザーが認識することができる。
【0181】
そして、上記拡大倍率の変更後、符号44のボタンを押せば、変更後の倍率によってコピーが実行され、また、符号45のボタンを押せば、拡大倍率の変更がキャンセルされる。
【0182】
なお、ボタン44及び45の操作を行うと、元の図1で示す画面に戻るようにし、次の操作にすばやく移れるようにしても良く、また、他のボタン( 図示せず)を押すことによって、図1で示す画面に戻るようにしても良い。
【0183】
なお、本実施形態では、拡大ロックキー6を押圧中に「第一の制御モード」となり、押圧解除時に「第二の制御モード」となっているが、これに限定されるものではなく、拡大ロックキー6を押圧中に「第二の制御モード」となり、押圧解除時に「第一の制御モード」となるようにしても良く、設計の自由度を高めることができる。
( 本発明の第二実施形態 )
本実施形態を図に基づいて説明する。
【0184】
本実施形態は、タッチパネル上に表示され、指又はペン等先のとがったもので選択された選択情報である、文字及び文字列等を拡大表示するものである。
【0185】
図1において表示されている文字情報( 符号31 )について、拡大ロックキー6を押圧中に、指( 他の先の尖ったものであっても良い。以下省略 )で触れた場合を考える。
【0186】
この場合、図7に示すように、指で触れた文字( 図7の場合ではピの文字 )が拡大表示される。
【0187】
そして、指が隣の文字に移れば、新たに指が指示した文字が拡大表示され、今まで拡大されていた文字は、拡大表示が解除され、もとの大きさに戻る。
【0188】
即ち、図7の状態では、指55の指した文字「ピ」が拡大表示されており、つづいて、図8に示すように、指が指55から指56へ方向B( 図中右方向 )に移動することで、文字列「ピ」の拡大表示が解除され、新たに、文字列「で」が拡大表示される。
【0189】
そのため、文字情報31を、指でなぞるようにすることで、文字情報全体を順に拡大表示することができ、視覚障害者等であっても、タッチパネル上に表示された文字情報を簡単に認識することができ、操作性の向上を図ることができる。
【0190】
また、別の場合として、文字を拡大する変わりに、文字列単位で拡大するようにしても良い。
【0191】
図9で示すように、拡大ロックキー6を押圧しながら、文字情報31中に触れると、該触れた位置に対応した文字列が、拡大表示される。
【0192】
そして、指が隣の文字列に移れば、新たに指が指した文字列が拡大表示され、今まで拡大されていた文字列は、拡大表示が解除され、もとの大きさに戻る。
【0193】
即ち、図9の状態では、指57の指した文字列「コピー」が拡大表示されており、つづいて、図10に示すように、指が指57から指58へ方向C( 図中右方向 )移動することで、文字列「コピー」の拡大表示が解除され、新たに、文字列「できます」が拡大表示される。
【0194】
そのため、文字情報31を、指でなぞるようにすることで、文字情報全体を順に拡大表示することができ、視覚障害者等であっても、タッチパネル上に表示された文字情報を簡単に認識することができ、操作性の向上を図ることができる。
【0195】
上記「文字列」とは、例えば、文節単位や、意味単位、所定の文字数等、予めユーザーが設定してある、一まとまりの文字群であり、複数文字から形成されている。
【0196】
即ち、本実施形態では、「コピー」と「できます」という2つの文字列が設定してあったことになる。
【0197】
そのため、上記拡大表示を文字列単位で行うことで、文字情報31の意味を、より分かりやすく認識することができ、使い勝手の良いタッチパネルが実現できる。
【0198】
なお、上記文字及び文字列の拡大については、拡大ロックキー6の押圧を解除しても、予め設定してある継続時間に達するまで、拡大表示を続けるようにしても良い。
【0199】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくし、また、視覚障害者であっても、画面に表示された情報の全体像を簡単に把握することできる、操作性の良いタッチパネル制御装置を提供することができる。
【0200】
また、本発明は、従来のタッチパネル制御装置に対してより小さい画面で、同様に目視確認及び操作できるタッチパネルが実現できるため、タッチパネルを小型化することができ、安価で、消費電力の小さいタッチパネル制御装置を提供することができる
また、本発明は、上記タッチパネル制御装置を備えた、操作装置及び画像形成装置を提供することができ、上記操作装置及び画像形成装置の小型化と操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図2】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図3】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図4】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図5】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図6】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図7】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図8】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図9】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図10】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図11】図14に示すタッチパネルに表示される画面に係る処理について説明するためのフロー図である。
【図12】図14に示すタッチパネルに表示される画面に係る処理について説明するためのフロー図である。
【図13】本発明の実施形態に係る複写機の外観を示した斜視図である。
【図14】図13に示す複写機における、タッチパネル制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 タッチパネル制御装置
3 タッチパネル
4 タッチパネルコントローラー
5 操作キー部
6 拡大ロックキー部
7 パネル制御部
9 原稿台上蓋
10 用紙カセット
11 操作部
21 両面/片面選択オブジェクト
22 コピー濃度オブジェクト
23 倍率変更オブジェクト
24 用紙サイズオブジェクト
31 文字情報
101 10キー
102 クリアボタン
103 全解除ボタン
104 スタートボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報が表示され、該表示画面を押圧することにより、該表示画面に対応した操作を行うことのできるタッチパネルに係るタッチパネル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の情報がディスプレイに表示されることが多くなってきており、また、情報処理装置を小型化するためのディスプレイの小型化や、表示情報の増大によって、ディスプレイ表示の高精細化が進んでいる。
【0003】
そのため、視覚障害者( 例えば、弱視者や高齢者、遠視、近視、乱視等の視力の弱い者等 )にとって、ディスプレイに表示される情報は、細かすぎて、見づらいものとなっていた。
【0004】
また、ディスプレイの表示に対応して、指やペン等の先の尖ったもので画面を指すことによって、該画面に対応した機能を操作できるようにした、タッチパネルの利用が一般的となってきている。
【0005】
しかし、上記ディスプレイでの場合と同様に、表示画面の高精細化が進むことによって、視覚障害者にとっては、画面に表示された機能名( もしくはアイコン等 )を識別することが困難となり、利用しづらいものとなっていた。
【0006】
また更に、タッチパネルの場合では、特定の機能を選択するにあたって、全体の機能を俯瞰した後、必要とする機能に対応した表示部をみつけ、そのうえで、該表示部を選択して使用することが一般的であり、画面全体の拡大等によって画面の一部分のみが見えるだけでは、操作性のうえで十分ではないという問題もあった。
【0007】
そのため、従来は、画面全体を拡大表示し視覚障害者でも使いやすいディスプレイが開示されており、画面に入りきらない部分については、拡大表示後に画面をスクロールするようにしているものがある( 例えば、特許文献1参照 )。
【0008】
また、ディスプレイ画面において、マウスポインタ等のポインティングデバイスにより指し示した位置を、特定のキー( ポップアップキー )を押し下げたときのみ拡大表示するようにしているものがある( 例えば、特許文献2参照 )。
【0009】
また、タッチパネルにおいて、タッチパネルへの一回目のタッチをすることで、該タッチ位置の近傍を拡大表示し、更に、その拡大画面に対して二回目のタッチをすることで、そのタッチ位置に対応した操作を行うようにしたものがある( 例えば、特許文献3参照 )。
【0010】
また、タッチパネルにおいて、触った位置の近傍を、画面上の別位置に拡大表示し、その拡大画面を更に触ることで、更なる拡大ができるようにしたものがある( 例えば、特許文献4参照 )。
【0011】
また、タッチパネルにおいて、ペンにより触った箇所にある文字を最大に拡大し、その最大表示文字を中心にして最大文字位置から行方向に遠ざかる各文字について、順次拡大率が小さくなるような拡大表示を行うようにしたものがある( 例えば、特許文献5参照 )。
【0012】
【特許文献1】
特開平06−059647号公報 (2頁〜3頁、図3)
【特許文献2】
特開2002−196851号公報 (3頁〜4頁)
【特許文献3】
特開平08−185265号公報 (2頁〜4頁、図1)
【特許文献4】
特開平04−359311号公報 (4頁〜5頁)
【特許文献5】
特開平10−333866号公報 (3頁、図2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、画面全体を拡大するために、同時に表示される表示量が少なくなってしまい、必要とする情報を得るためには、画面内に必要とする情報が入るまで、画面のスクロールをする必要があった。
【0014】
そのため、ユーザーにとっては、情報の全体像を把握することが困難であり、また、操作の手間がかかり、迅速な操作が困難であるという問題があった。
【0015】
また、上記特許文献2に記載のものは、ディスプレイ上での拡大表示を意識したものであるため、タッチパネル特有の問題、即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別する必要があることについての技術的思想が記載されてない。
【0016】
即ち、ユーザーが、画面を拡大( だけ )させようと意図している場合、タッチパネルをタッチする際において、上記「拡大表示のためのタッチ動作」によって、タッチ位置に表示された操作ボタンの操作入力が受付けられてしまうといった、誤操作を防止する必要があるが、上記特許文献2に記載のものでは、該誤操作を防止することができないという問題点があった。
【0017】
また、上記特許文献3に記載のものは、どちらかといえば健常者向けの発明であり、例えば指よりも小さいボタンを表示した場合であっても、押し間違い等が起こらないように、一旦拡大表示をするものである。
【0018】
健常者であれば、通常、画面表示の全体像を把握することができ、所望する操作に対応した表示部の目星をつけてから、所望する表示部を選択することができる。
【0019】
一方、視覚障害者の場合は、いきなり画面表示の全体像を把握することは困難であるため、取りあえず、画面上の適当な位置を拡大してはその位置の表示内容を確認するといった動作を行い、該動作を画面上の何箇所かで繰り返すことで、画面表示の全体像を把握( 即ち、所望する操作に対応した表示部を発見 )することが必要である。
【0020】
そのため、上記特許文献3に記載のものでは、一回目のタッチでは操作入力は受付けられないが、視覚障害者が画面の全体像を把握するために、他の画面に切換えようとして2回目の操作を行うと、操作入力を受け付けてしまうため、使い勝手が良くない。
【0021】
また、常に2度のタッチを繰り返す必要があるために、健常者が使う場合であっても、煩わしい操作を必要とすることになる。
【0022】
また、上記特許文献4に記載のものは、タッチパネルでの画面拡大以外の操作について開示していないため、タッチパネル特有の問題、即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別する必要があることについて、技術的思想がなく、解決されていない。
【0023】
また、上記特許文献5に記載のものも、タッチパネルでの画面拡大以外の操作について開示していない。
【0024】
そこで、本発明では、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくし、また、視覚障害者であっても、画面に表示された情報の全体像を簡単に把握することできる、操作性の良いタッチパネル制御装置を提供することを目的とする。
【0025】
また、本発明は、従来のタッチパネル制御装置に対してより小さい画面で、同様に目視確認及び操作できるタッチパネルが実現できるため、タッチパネルを小型化することができ、安価で、消費電力の小さいタッチパネル制御装置を提供することを目的としている。
【0026】
また、本発明は、上記タッチパネル制御装置を備えた、操作装置及び画像形成装置を提供することを目的としており、上記操作装置及び画像形成装置の小型化と操作性の向上を図ることができる。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、タッチパネルを2つ以上の制御モードに切換えることのできるタッチパネル制御装置であって、
上記タッチパネル上で選択された情報を拡大表示し、そののち、
上記選択された情報に係る操作入力の受付けを禁止する第一の制御モードと、
上記タッチパネルでの操作入力の受付を可能にする第二の制御モードとを
備えたことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0028】
上記構成によれば、適宜レイアウトされた表示画面の中に、例えば、機能操作ボタン、設定値変更ボタン等の形状を模した操作ボタンが表示される。
【0029】
そして、上記ボタンの画像上を、ペン等の先が細くなっているもの又は指等を用いて触り選択することで、操作入力を行うことのできるタッチパネルが設けられている。
【0030】
なお、上記のように、タッチパネルの画像上をペン又は指等を用いて触り選択する場合において、選択された情報( 文字、数字、ボタン、レイアウト、画像、アイコン等 )を「選択情報」と称し、以下では簡略化のため、説明を省略する。
【0031】
また、上記構成によれば、2つ以上の制御モードが存在し、それら制御モードを切換えることが可能となっている。
【0032】
上記制御モードとは、タッチパネルの画面の表示や、タッチパネル上で行われる操作の処理についての状態である。
【0033】
第一の制御モードである際には、上記選択情報を拡大表示することができるため、操作性が良く、視覚障害者にとっても見やすいタッチパネルを提供することができる。
【0034】
即ち、ユーザーが視覚障害者であれば、表示された情報が細かすぎて見づらいために、操作性が悪くなることが考えられたが、拡大表示を行うことにより、ユーザーの視力如何によらず使用することができ、使い勝手が良くなっている。
【0035】
また、上記構成によれば、第一の制御モードである際において、単に選択情報を拡大表示するだけでなく、画面上の操作入力の受け付けを禁止するようにして、誤操作が起こらないようにしているため、操作性が良くなっている。
【0036】
即ち、ユーザーがタッチパネル上のボタン表示を拡大するために、該ボタン表示を選択した際には、選択をしたペン又は指等は、上記ボタン表示上に触れているため、( ユーザーの意図していない )ボタンの操作入力を受付けてしまう可能性がある。
【0037】
そのため、第一のモードである際において、拡大表示以外の上記ボタン操作の入力受付けを禁止することによって、ユーザーの意図しない誤操作が起こらないようにすることができ、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0038】
なお、上記「操作の入力受付けの禁止」は、拡大表示を行った選択情報だけについて行っても良く、また、タッチパネル全体に係る操作入力に対して行っても良い。
【0039】
即ち、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくすことができる。
【0040】
一方で、このままでは、ユーザーがボタン操作を意図したときに、該ボタン操作入力ができなくなってしまうために、上記ボタン操作入力の受付けを禁止するのは、第一の制御モードである際に限っている。
【0041】
なお、上記第一の制御モードである際においては、ペン又は指等により選択した選択情報を拡大した後に、他の選択画像を選択した場合には、後に選択した選択画像が拡大表示され、最初に拡大した選択情報は、元の大きさに戻るようになっている。
【0042】
そのため、視覚障害者等が、画面の全体像を把握しようとする際に、タッチパネル上をなぞるようにして、表示画面を少しづつ順に拡大表示させることができるため、画面の全体像が掴みやすく、操作性の良いタッチパネルを実現することができる。
【0043】
また、上記構成によれば、第二の制御モードである際において、第一の制御モードである際に拡大してあった選択情報がある場合には、該選択情報の拡大は、( ペン又は指等の選択の有無に関係なく )ユーザーが任意に決定しうる所定の時間( 以下、「継続時間」と称する )維持され、該継続時間の経過後、拡大表示が解除される。
【0044】
また、第二の制御モードである際には、タッチパネル上に表示されたボタン等を選択することができ、それらボタンに対応した操作を行うことができる。
【0045】
即ち、第二の制御モードになることで、ボタン操作の禁止を解除することができるため、ユーザーの所望する操作を実行することができる。
【0046】
また、第二の制御モードになっても、所定の時間は選択情報の拡大表示が継続されるために、選択情報の実行又は不実行や、設定値等を、ユーザーが考える時間を持つことができ、誤操作なく所望する操作を実行することができ、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0047】
なお、上記「制御モード」とは、上記説明の通り、選択画像の拡大時における、タッチパネル上での操作の可否状態によって判別されるものであるため、そのモードに係る「切換え手段」は、タッチパネル上での操作の可否を決定する判断材料( フラグ )として用いられる。
【0048】
そのため、上記「切換え手段」の形態には、種々のものがあってもよく、ボタン操作のオン・オフや、スイッチ操作、マウスのクリック、IDカード等の外部媒体の入出等であっても良い。また、それらを組み合わせて用いても良い。
【0049】
そのため、装置の使用環境や、ユーザーの要望等に応じて、操作性の良いタッチパネルにすることができる。
【0050】
また、上記「切換え手段」におけるモードの判定は、例えば、ある状態から別の状態へ、信号の状態が一時的に変わっているといったように、モードの状態が2つ以上の状態に判別することができさえすれば良く、例えば、電気信号の電圧の高いものが ”「第一の制御モード」”、電圧の低いものが ”「第二の制御モード」 ”といったように限定する必要はなく、また、ボタンのON状態が”「第一の制御モード」”、ボタンのOFF状態が ”「第二の制御モード」 ”といったように限定する必要もない。
【0051】
即ち、例えば、ある実施形態では、ボタンのONを”「第一の制御モード」”、ボタンのOFFを ”「第二の制御モード」 ”とすることができ、また、他の実施形態ではボタンのOFFを”「第一の制御モード」”、ボタンのONを ”「第二の制御モード」 ”としても良い。
【0052】
そのため、特定の信号を発生させる回路等の装置を設計する際に、自由度の高い設計が実現できる。
【0053】
一般に上記「第一の制御モード」は「操作受付け禁止モード」であり、「第二制御のモード」は「操作受付け可能モード」であるが、これに限定されるものではない。
【0054】
なお、上記「制御モード」や「切換え手段」といった定義は、以下の説明においても同様であり、以下の説明においては省略する。
【0055】
また、本発明は、上記第一の制御モードにおいて拡大表示された選択情報は、上記第二の制御モードに切換わった後も拡大表示が継続されることを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0056】
上記構成によれば、モードが上記「第一の制御モード」から「第二の制御モード」に切換わっても、操作入力の受付けの可否とは関係なく、選択情報の拡大表示が継続される。
【0057】
「第一制御のモード」における拡大表示の際には、誤操作防止のために操作入力の受付けが禁止されているが、そのままでは、操作を行うことができないため、操作入力の受付けを可能とするためには、「第二の制御モード」に変更することが必要となる。
【0058】
その場合、「第二の制御モード」の切換えと同時に拡大表示も解除されてしまうとすると、実際の操作時( 即ち「第二の制御モード」時 )に、視覚障害者は選択情報の文字( 若しくはアイコン等 )を識別できない状態で操作することになるため、使い勝手が悪くなってしまう。
【0059】
従って、上記構成を用いることで、「第二の制御モード」切換え後も拡大表示を継続することができ、使い勝手の良いタッチパネルを実現することができる。
【0060】
なお、拡大表示の継続は、ユーザーが任意に設定することのできる時間が経過するまで継続され、該設定時間の経過後に、拡大表示が解除される。
【0061】
そのため、ユーザーの反応速度や、表示画面の複雑さ等に応じて、拡大表示継続時間を決定できるため、使い勝手の良い使用環境を実現することができる。
【0062】
また、「第二の制御モード」時において操作を完了すると、それ以降拡大表示を続ける必要がないため、一般的には、拡大表示が解除されるが、操作完了後も、ある設定時間が経過するまで、拡大表示を継続するようにしても良い。
【0063】
即ち、ユーザーが操作を完了した選択情報を、再度確認することが可能となり、使い勝手を良くすることができる。
【0064】
また、本発明は、タッチパネル内に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0065】
上記構成によれば、ユーザーが操作部を操作することで、モードを自在に切換えることができるため、ユーザーの意志によって、タッチパネルを操作入力受付け禁止にしたり、操作入力受付け可能にしたりを、自由に切換えることができる。
【0066】
上記構成によれば、上記制御モードの切換えを、タッチパネル内に設けられた操作部、即ち、タッチパネルに表示された操作部により操作することができる。
【0067】
従って、上記操作部がタッチパネル内に設けてあることで、外部に操作部を設ける必要がなくなり、タッチパネル制御装置を小型化することができ、安価で、消費電力の小さい、タッチパネル制御装置を実現できる。
【0068】
また、本発明は、タッチパネル外に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0069】
上記構成によれば、ユーザーが操作部を操作することで、モードを自在に切換えることができるため、ユーザーの意志によって、タッチパネルを操作入力受付け禁止にしたり、操作入力受付け可能にしたりを、自由に切換えることができる。
【0070】
上記構成によれば、上記制御モードの切換えを、タッチパネル外に設けられた操作部により操作することができるが、該操作部は、タッチパネル外に設けてあることで、タッチパネル上での操作の邪魔になることがなく、更に、タッチパネル画面の拡大表示を行っても、上記ボタンが見えなくなるといった影響がでることがないため、操作性の良いタッチパネルを実現できる。
【0071】
上記操作部は、一般的には、ボタンを用いる場合が考えられる。
【0072】
そのため、ボタンという安価で一般的な部材を用いることで、安価で操作の分かりやすいタッチパネルを実現できる。
【0073】
また、ボタンを用いることで、モード切換えの判断に、電気信号を用いることができるため、処理が容易となり、設計の自由度を向上することができる。
【0074】
なお、上記操作部は、一般には、タッチパネル脇に設けられたボタン等を指すが、これに限定されることはなく、ペダルを用いたり、外部端末を用いる等、種々の場合があっても良い。
【0075】
また、タッチパネル制御装置内に、自動的にモードを切換える機構を設けるようにし、ユーザーによるモード切換えの手間を低減するようにしても良い。
【0076】
また、本発明は、上記選択情報は、タッチパネルを通じて操作及び確認可能な情報を、機能単位ごとにまとめたオブジェクトであることを特徴とするタッチパネル制御装置である。
【0077】
上記構成によれば、タッチパネル上での操作により拡大表示する選択情報とは、機能単位にまとめられたオブジェクトである。
【0078】
上記「機能」とは、例えば、プリンタの場合でいえば、拡大印刷する機能や、用紙サイズを変更する機能や、印刷濃度を変更する機能や、片面印刷と両面印刷を切換える機能等、デバイスが持っている機能群を示している。
【0079】
一般に、視覚障害者等が表示画面の全体像を掴もうとする場合、視覚障害者等が知りたいのは、使用したい機能に対応した操作ボタンが、タッチパネル上のどこに配置( 即ち、表示 )されているかである。
【0080】
そのため、タッチパネル上において、ペン又は指等で触った箇所の近傍を拡大表示するのではなく、機能に応じたオブジェクトごとに拡大表示することによって、視覚障害者等の知りたい「使用したい機能に対応した操作ボタンがどこに表示されているか」という情報を、機能ごとに拡大させ確認できるため、より明確に知ることができる。
【0081】
また、拡大前においても、各機能の操作ボタンがオブジェクトにまとめられていれば、視覚障害者等は表示された機能名までは見分けることができなくても、何らかの機能に係る表示がある旨は判別できる可能性が高い。
【0082】
そのため、オブジェクトを、順になぞるように触れていくことができるため、オブジェクトを順に拡大表示させることができ、確実に必要とする機能のボタンに辿りつくことができる。
【0083】
また、本発明は、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする操作装置である。
【0084】
上記構成によれば、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置は、一般に、タッチパネルを含む操作装置において用いられることが多いと考えられ、また、上記操作装置においては、タッチパネルの操作性を向上することが望まれている。
【0085】
そこで、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を、操作装置に組み込むことにより、視覚障害者等であっても使いやすい操作装置を実現することができ、操作装置の操作性を向上することができる。
【0086】
また、従来のタッチパネルと比較して、従来と同一の内容を表示しようとした場合、上記構成では拡大表示が可能であるため、より小型なタッチパネルを用いることができる。
【0087】
そのため、操作装置を安価に、小型に、低消費電力で作成することができ、また、設計の自由度も高くなる。
【0088】
なお、操作装置の例として、10キーや各種ボタンとともに、タッチパネル脇に設けられた操作装置であることが一般的であるが、これに限定されるものではなく、操作ユニットや、操作モジュール、外部端末等であっても良い。
【0089】
また、本発明は、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0090】
上記構成によれば、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置は、一般に、例えばプリンタ、ファクシミリ、複写機といった画像形成装置において用いられることが多いと考えられ、また、上記画像形成装置においては、タッチパネルの操作性を向上することが望まれている。
【0091】
そこで、上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を、画像形成装置に組み込むことにより、画像形成装置の良好な使用環境を実現することができ、画像形成装置の操作性を向上することができる。
【0092】
また、従来のタッチパネルと比較して、従来と同一の内容を表示しようとした場合、上記構成では拡大表示が可能であるため、より小型なタッチパネルを用いることができる。
【0093】
そのため、該小型のタッチパネルを用いることで、画像形成装置を安価に、小型に、低消費電力で作成することができ、また、設計の自由度も高くなる。
【0094】
なお、画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の画像形成装置でもよく、また、これら画像形成装置を組み合わせた、所謂複合機や、画像形成システムであってもよい。
【0095】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、添付する図面に基づいて説明する。
【0096】
なお、以下の説明は、本発明を限定するものではなく、実施形態の一例であり、他の実施形態であってもよい。
【0097】
また、本実施形態は、画像形成装置として複写機を採用した場合により説明するが、上記画像形成装置は複写機に限定されるものではなく、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等、他の画像形成装置であってもよく、また、それらを組み合わせた所謂複合機であってもよい。
【0098】
また、本発明は、画像形成装置に限定されるものではなく、情報処理装置等であってもよい。
【0099】
以下に、本発明による実施形態の基本構成を説明する。
【0100】
以下に示す実施形態は、単独で用いても良く、また、組み合わせて用いるようにしても良い。
【0101】
( 本発明の基本構成 )
本実施の形態として、図13に示すような複写機の例を用いて説明する。
【0102】
図13に示す複写機1には、タッチパネル3が備えられており、図14に示す、タッチパネル制御装置2に組み込まれている。
【0103】
上記タッチパネル制御装置2は、タッチパネル3、タッチパネルコントローラー4、操作キー部5、拡大ロックキー部6、パネル制御部7から構成されている。
【0104】
上記タッチパネル3は、複写機1の処理状況や、操作モード( 片面印刷、両面印刷等 )、コピー枚数、拡大倍率、コピー濃度( 印刷濃度 )、用紙サイズ等を表示する表示画面において、指やペン先等の先の尖っているものを用いて、該表示画面( 即ち、操作用のオブジェクト )に触れることにより、該接触位置に対応した操作入力を行うことができるものである。
【0105】
即ち、用紙サイズが表示されている画面位置に触れると、用紙サイズを変更する画面( 図示せず )に切換わり、更に、その切換わった後の画面を触ることで、所望する用紙サイズでのコピーが可能となる。
【0106】
上記タッチパネルコントローラー4は、後述するパネル制御部7からの信号を受信し、その受信情報に基づいて、タッチパネル3を制御し、その表示状態及び処理状態を変化させるものである。
【0107】
例えば、後述する拡大ロックキー6を作動させて( 例えば、拡大ロックキー6がボタン形状なら押圧して )いる間に、タッチパネルに表示されたオブジェクトを触ると、該オブジェクトの表示状態が変化し、該オブジェクトが拡大表示される。
【0108】
上記操作キー部5は、10キー( 短縮ボタン等を含む )、クリアボタン、( コピー )スタートボタン、全解除ボタン等からなるボタン群である。
【0109】
即ち、例えば、コピーの拡大倍率を変更する場合において、所望の倍率を、上記操作キー部に設けられたボタンを押すことで決定することができる。
【0110】
なお、操作キー部5は、本実施形態では、外部操作ボタンの形状の例を示しているが、タッチパネル内のボタン表示としても良い。
【0111】
それによって、構造の簡略化を図ることができ、また、表示用のプログラムの変更だけで、ボタンを変更できるようできるため、柔軟な対応ができる。
【0112】
上記拡大ロックキー6は、上記タッチパネル3における操作について、例えば、押圧中は操作入力の受付けを禁止し、押圧中以外は操作入力の受付けを可能にするといった制御モード切換えのための信号を発生させる役割を担っている。
【0113】
なお、上記拡大ロックキー6の役割については、後述する実施形態に示す。
【0114】
また、上記拡大ロックキー6は、本実施形態ではボタンの形状をしている例を示しているが、ボタンに限定されるものではなく、ダイヤル、レバー、スイッチ等種々の形態を取ることができる。
【0115】
上記パネル制御部7は、操作キー部5の入力情報や、拡大ロックキー6が押圧されているか否か等の情報を受信し、その情報をタッチパネルコントローラー4に送信するものである。
【0116】
これらタッチパネル制御装置2内の構成は、信号回線8により接続されており、互いに連携して、以下の実施形態に係る処理を行う。
【0117】
複写機1では、揺動自在に取りつけられ開閉可能である原稿台上蓋9を開け、該原稿台上蓋9の下にある原稿台( 図示せず )に、コピーを所望する原稿を配置し、コピーを実施する。
【0118】
なお、原稿台上蓋9には、両面コピー時や多数枚印刷時のための、原稿送り装置( 図示せず )を備えてあっても良い。
【0119】
そして、コピー処理を実施すると、例えば、用紙カセット10に配置された、印刷前の記録用紙が( 複写機1内部へ )取りだされ、コピーが行われる。
【0120】
なお、以下での説明を簡略化するため、図14に示す操作部11は、上記タッチパネル3、操作キー部5、拡大ロックキー6を含んでおり、ユーザーがコピー時に操作する部分( 但し、原稿台上蓋9等、用紙取り扱い上の操作は除く )を総称するものとする。
【0121】
また、図1は、上記タッチパネル3での表示を含めた、操作部11の例を示しており、まだ、入力操作が行われていない状態を示している。
【0122】
なお、操作部11は、図1に示す例に限定されるものではなく、複写機のもつ機能や、タッチパネルのサイズ等に応じて、適宜異なる表示を用いても良い。
【0123】
図1には、符号21乃至24で示すオブジェクトが表示されており、符号21は「両面/片面選択オブジェクト」、符号22は「コピー濃度オブジェクト」、符号23は「倍率変更オブジェクト」、符号24は「用紙サイズオブジェクト」を示している。
【0124】
上記両面/片面選択オブジェクト21は、コピー時に、両面コピーをするか、片面コピーをするのかを選択操作するためのオブジェクトである。
【0125】
なお、用紙の両面及び片面の選択ばかりでなく、原稿の両面及び片面の選択を操作することができるようにしても良い。
【0126】
上記コピー濃度オブジェクト22は、コピー時の、印刷濃度を変更するためのオブジェクトである。
【0127】
なお、印刷濃度のレベルを単純に決定するだけでなく、文字印刷なのか、写真等の画像印刷なのかによって、微妙な濃度設定をできるようにし、品位を高く保つことができるようにしても良い。
【0128】
上記倍率変更オブジェクト23は、コピー時の、印刷倍率を変更するためのオブジェクトである。
【0129】
当然ながら、拡大ばかりでなく縮小もでき、その倍率を数値で入力できるようになっている。
【0130】
上記用紙サイズオブジェクト24は、コピー時の、記録用紙のサイズを決定するオブジェクトである。
【0131】
なお、記録用紙のサイズばかりでなく、原稿のサイズを規定するようにしても良く、また、上記倍率変更オブジェクト23と連動することで、印刷倍率に応じた最適な用紙サイズを自動選択するようにしておいても良く、操作性の向上を図っても良い。
【0132】
また逆に、用紙サイズを選択することで、印刷倍率を自動選択するようにして、操作性の向上を図っても良い。
【0133】
なお、以下の説明では、上記オブジェクトが拡大表示された場合は、符号にaをつけて、拡大表示していることを表現するものとする。
【0134】
また、図1には、符号101乃至104で示すボタンが示されている。
【0135】
符号101で示すボタン群は、( 短縮キー等を含む )10キーであり、例えば拡大倍率などの数値を、直接入力するため等に使用する。
【0136】
また、符号102で示すボタンはクリアボタンであり、例えば印刷枚数等の数値を設定してあった場合において、その印刷枚数を訂正するのに、印刷枚数をクリアする( 1枚設定に戻す )ためのボタンである。
【0137】
また、符号103で示すボタンは、全解除ボタンであり、例えば用紙サイズをデフォルト設定から変更してあったり、印刷倍率を変更してあったり等、設定を変更してあった場合において、その設定をデフォルト設定に戻すのに使うボタンである。
【0138】
また、符号104で示すボタンは、スタートボタンであり、各種設定等を確定した後に押すことで、コピーを開始させるためのボタンである。
【0139】
また、図1では、符号31で示す文字情報が示されており、複写機の状況等の情報を目視確認することができる。
【0140】
これら基本構成に係る説明は、以下の説明においても同様に適用できるものであり、同一箇所については、同一符号を付し、説明を省略する。
( 本発明の第一実施形態 )
本実施形態を図に基づいて説明する。
【0141】
図11及び図12は、上記タッチパネル制御装置2における処理についてのフロー図であり、図11と図12は、一繋がりのフローを示している。
【0142】
即ち、図11における▲1▼と図12における▲1▼が同じ位置を示しており、また、図11における▲2▼と図12における▲2▼が同じ位置を示している。
【0143】
本実施形態では、実施形態の例として、視覚障害者であるユーザーがコピーをするに当たって、拡大倍率( 拡大ばかりでなく縮小を含む。以下では省略する )を変更しようとする場合を考える。
【0144】
図1の状態から、タッチパネル3に表示されるオブジェクトに対して触れると( S1 )、拡大ロックキー6を押圧されているか否かを照会する( S2 )。
【0145】
ここで、ユーザーが拡大ロックキー6を押圧していれば、モードが上記「第一の制御モード」となり、オブジェクトの操作入力の受付けは禁止され、かつ、選択されたオブジェクトが拡大表示される( 図2 ) ( S3 )。
【0146】
なお、図2における符号51はユーザーの指を示しており、拡大ロックキー6を押圧している。また、符号52もユーザーの指であり、用紙サイズのオブジェクト( 符号24a )を選択している。
【0147】
この状態では、用紙サイズオブジェクト24aを触っているため、従来であれば、該オブジェクトの操作入力が実行されてしまうところであるが、本実施形態ではS3での処理により操作入力の受付けが禁止されるため、誤操作をしてしまう懸念なく拡大表示をすることができる。
【0148】
上記操作入力の禁止は、拡大ロックキー6を押圧していることに対応しており、拡大ロックキー6を押圧することで、「第一の制御モード」となっている。
【0149】
なおここで、ユーザーが倍率変更の操作を所望しているにもかかわらず、用紙サイズオブジェクト24を触ってしまったのは、ユーザーが視覚障害者であり、オブジェクトの存在は目視確認することができるが、拡大表示前のオブジェクトに表示された文字までは見ることができないため、適当に選択したオブジェクトがたまたま用紙サイズオブジェクト24だったからである。
【0150】
そのためユーザーは、ユーザーの所望する倍率操作のオブジェクトを探すために、別のオブジェクトに触れる必要がある。なお、この操作では、拡大ロックキー6は押圧したままである。
【0151】
ユーザーが別のオブジェクトに触れると、上記図2の場合と同様に、オブジェクトの操作入力は禁止されたままで、新たに選択したオブジェクトが拡大表示される( 図3 ) ( S3 )。
【0152】
なお、図3における符号53はユーザーの指を示している。
【0153】
即ち図3は、直前の過去である図2の状態において、用紙サイズオブジェクト24aにあった指52が、方向A( 図中左方向 )に移動し、指53の位置で倍率変更オブジェクト23aを選択していることを示している。
【0154】
図3において、ユーザーは所望する倍率変更オブジェクト23を、拡大表示の後、見つけることができたため、倍率変更の操作をすることになる。
【0155】
そこで、操作入力の禁止を解除するために、拡大ロックキー6の押圧をやめ( S2 )、その結果、上記「第二の制御モード」となる。
【0156】
但しこの場合には、指53が倍率変更オブジェクト23aを選択したままで拡大ロックキー6の押圧をやめると、操作入力が即時受付けされてしまうため、一般的には、指53の押圧を解除した後で、拡大ロックキー6の押圧をやめるようにし、操作すべきオブジェクトを再度確認した上で、操作するようにした方が良い。但し、限定はされない。
【0157】
上記S3で行われた拡大表示については、操作すべきオブジェクトを再度確認することができるように、拡大ロックキー6解除後の拡大表示が、予め設定してある継続時間に達するまで、継続されることが望まれる。
【0158】
そのため、上記拡大表示継続時間をカウントしておく必要がある。
【0159】
そこで、「継続時間のカウント」が既に開始されているか否かを照会し( S4 )、まだ開始されていなければ、カウントを開始するようにし( S5 )、かつ、操作入力の禁止を解除する( 図4 ) ( S6 )。
【0160】
また一方で、「継続時間のカウント」が既に開始されていれば( 拡大表示し、拡大ロックキー6を解除した後、何も操作しなかった場合等である。操作入力の禁止は既に解除された状態である )、S7の処理を行う。
【0161】
次に、操作入力の有無について照会を行う( S7 )。
上記S6での処理により、操作入力禁止が解除されている状態で、再びオブジェクトを触ると、操作入力があったとみなされる。
【0162】
この操作入力のありなしの判定は、上記オブジェクトの拡大表示とは関係なく、拡大前のオブジェクトを選択した場合であっても入力があったとみなされる。
【0163】
もっとも、視覚障害者の操作性を考慮し、拡大前のオブジェクトを一律に禁止するようにしても良く、誤操作を対策するようにしても良い。
【0164】
ここでは、再び、指54で倍率変更オブジェクト23aを選択したとする( 図5 )。
【0165】
そのため、倍率変更オブジェクト23aの入力が受け付けられ、倍率変更のための画面での処理が実行される( S8 )。
【0166】
上記S8での処理は後述する。
【0167】
次に、上記S7において、操作入力がなかった場合を考える。
【0168】
この場合、上記S5で開始された「継続時間のカウント」が、ユーザーによって予め設定された、継続時間の値に達しているか否かを照会する( S9 )。
【0169】
継続時間に達していなければ、S3にて拡大表示したオブジェクトを、そのまま拡大表示したままとする( S10 )。
【0170】
従って、オブジェクトの拡大表示後、拡大ロックキー6を解除した後も、継続時間が経過するまでの間、上記拡大表示が継続されることとなり、オブジェクトが拡大された状態( 即ち、視覚障害者でもオブジェクトの文字が見える状態 )で、操作入力を行うことができる。
【0171】
上記S9で、継続時間に達しているとすると、S3にて拡大表示したオブジェクトの拡大表示を中止し、拡大前の元の大きさで表示するようにする( S11 )。
【0172】
即ち、上記継続時間に達するということは、S8等の複写機の操作に係る処理がなされず、そのまま拡大表示され続けたということであり、ユーザーに操作入力の意思がないと考えられるため、その時間以上の拡大表示は必要ないと考えられるからである。
【0173】
そして、S11の処理が行われることにより拡大表示が解除されると、継続時間のカウントは必要なくなるため、継続時間のカウントをリセット( S12 )する。
【0174】
そして、S10の処理が行われオブジェクトが拡大表示されていようが、S12の処理が行われ拡大表示が解除されていようが、拡大ロックキー6を解除した後の入力操作を受け付けるため、上記S7と同様に、操作入力が成されたか否かを照会する( S13 )。
【0175】
S13で操作入力があれば、倍率変更オブジェクト23の入力が受付けられ、倍率変更のための画面に切換わり、倍率変更のためのモードでの処理が実行される( S14 )。
【0176】
また、S13で操作入力がなければ、図12に示した▲2▼から図11に示した▲2▼へ戻り、再び、S2以降の処理を行うこととなる。
【0177】
次に、上記S8での処理について説明する。なお、S14においても同様の説明が適用できる。
【0178】
上記S7で処理入力があったとすると図6に示す、拡大倍率変更のための表示画面となる。
【0179】
符号41及び42で示すボタンは、拡大倍率を変更するためのものであり、ボタン41を押すと拡大倍率が増加し、一方、ボタン42を押すと拡大倍率が減少する。
【0180】
その拡大倍率の変更に伴い、符号43に表示される拡大倍率の値が、変更されて表示されることとなり、操作入力によって、何倍に拡大( 若しくは縮小 )されるのかをユーザーが認識することができる。
【0181】
そして、上記拡大倍率の変更後、符号44のボタンを押せば、変更後の倍率によってコピーが実行され、また、符号45のボタンを押せば、拡大倍率の変更がキャンセルされる。
【0182】
なお、ボタン44及び45の操作を行うと、元の図1で示す画面に戻るようにし、次の操作にすばやく移れるようにしても良く、また、他のボタン( 図示せず)を押すことによって、図1で示す画面に戻るようにしても良い。
【0183】
なお、本実施形態では、拡大ロックキー6を押圧中に「第一の制御モード」となり、押圧解除時に「第二の制御モード」となっているが、これに限定されるものではなく、拡大ロックキー6を押圧中に「第二の制御モード」となり、押圧解除時に「第一の制御モード」となるようにしても良く、設計の自由度を高めることができる。
( 本発明の第二実施形態 )
本実施形態を図に基づいて説明する。
【0184】
本実施形態は、タッチパネル上に表示され、指又はペン等先のとがったもので選択された選択情報である、文字及び文字列等を拡大表示するものである。
【0185】
図1において表示されている文字情報( 符号31 )について、拡大ロックキー6を押圧中に、指( 他の先の尖ったものであっても良い。以下省略 )で触れた場合を考える。
【0186】
この場合、図7に示すように、指で触れた文字( 図7の場合ではピの文字 )が拡大表示される。
【0187】
そして、指が隣の文字に移れば、新たに指が指示した文字が拡大表示され、今まで拡大されていた文字は、拡大表示が解除され、もとの大きさに戻る。
【0188】
即ち、図7の状態では、指55の指した文字「ピ」が拡大表示されており、つづいて、図8に示すように、指が指55から指56へ方向B( 図中右方向 )に移動することで、文字列「ピ」の拡大表示が解除され、新たに、文字列「で」が拡大表示される。
【0189】
そのため、文字情報31を、指でなぞるようにすることで、文字情報全体を順に拡大表示することができ、視覚障害者等であっても、タッチパネル上に表示された文字情報を簡単に認識することができ、操作性の向上を図ることができる。
【0190】
また、別の場合として、文字を拡大する変わりに、文字列単位で拡大するようにしても良い。
【0191】
図9で示すように、拡大ロックキー6を押圧しながら、文字情報31中に触れると、該触れた位置に対応した文字列が、拡大表示される。
【0192】
そして、指が隣の文字列に移れば、新たに指が指した文字列が拡大表示され、今まで拡大されていた文字列は、拡大表示が解除され、もとの大きさに戻る。
【0193】
即ち、図9の状態では、指57の指した文字列「コピー」が拡大表示されており、つづいて、図10に示すように、指が指57から指58へ方向C( 図中右方向 )移動することで、文字列「コピー」の拡大表示が解除され、新たに、文字列「できます」が拡大表示される。
【0194】
そのため、文字情報31を、指でなぞるようにすることで、文字情報全体を順に拡大表示することができ、視覚障害者等であっても、タッチパネル上に表示された文字情報を簡単に認識することができ、操作性の向上を図ることができる。
【0195】
上記「文字列」とは、例えば、文節単位や、意味単位、所定の文字数等、予めユーザーが設定してある、一まとまりの文字群であり、複数文字から形成されている。
【0196】
即ち、本実施形態では、「コピー」と「できます」という2つの文字列が設定してあったことになる。
【0197】
そのため、上記拡大表示を文字列単位で行うことで、文字情報31の意味を、より分かりやすく認識することができ、使い勝手の良いタッチパネルが実現できる。
【0198】
なお、上記文字及び文字列の拡大については、拡大ロックキー6の押圧を解除しても、予め設定してある継続時間に達するまで、拡大表示を続けるようにしても良い。
【0199】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、「拡大表示のためのタッチパネルへのタッチ」と「操作のためのタッチパネルへのタッチ」を区別することによって誤操作をなくし、また、視覚障害者であっても、画面に表示された情報の全体像を簡単に把握することできる、操作性の良いタッチパネル制御装置を提供することができる。
【0200】
また、本発明は、従来のタッチパネル制御装置に対してより小さい画面で、同様に目視確認及び操作できるタッチパネルが実現できるため、タッチパネルを小型化することができ、安価で、消費電力の小さいタッチパネル制御装置を提供することができる
また、本発明は、上記タッチパネル制御装置を備えた、操作装置及び画像形成装置を提供することができ、上記操作装置及び画像形成装置の小型化と操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図2】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図3】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図4】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図5】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図6】図14に示すタッチパネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図7】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図8】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図9】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図10】図14に示すタッチパネルに表示される画面及び、その操作の例を示す図である。
【図11】図14に示すタッチパネルに表示される画面に係る処理について説明するためのフロー図である。
【図12】図14に示すタッチパネルに表示される画面に係る処理について説明するためのフロー図である。
【図13】本発明の実施形態に係る複写機の外観を示した斜視図である。
【図14】図13に示す複写機における、タッチパネル制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 タッチパネル制御装置
3 タッチパネル
4 タッチパネルコントローラー
5 操作キー部
6 拡大ロックキー部
7 パネル制御部
9 原稿台上蓋
10 用紙カセット
11 操作部
21 両面/片面選択オブジェクト
22 コピー濃度オブジェクト
23 倍率変更オブジェクト
24 用紙サイズオブジェクト
31 文字情報
101 10キー
102 クリアボタン
103 全解除ボタン
104 スタートボタン
Claims (7)
- タッチパネルを2つ以上の制御モードに切換えることのできるタッチパネル制御装置であって、
上記タッチパネル上で選択された情報を拡大表示し、そののち、
上記選択された情報に係る操作入力の受付けを禁止する第一の制御モードと、
上記タッチパネルでの操作入力の受付を可能にする第二の制御モードとを
備えたことを特徴とするタッチパネル制御装置。 - 上記第一の制御モードにおいて拡大表示された選択情報は、
上記第二の制御モードに切換わった後も拡大表示が継続されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル制御装置。 - タッチパネル内に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置。
- タッチパネル外に設けられた操作部を操作することで、上記制御モードモードを切換えることが可能なことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置。
- 上記選択情報は、タッチパネルを通じて操作及び確認可能な情報を、機能単位ごとにまとめたオブジェクトであることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置。
- 上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする操作装置。
- 上記請求項1又は2のいずれか一項に記載のタッチパネル制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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