JP2005215394A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字出力されたシートを検知するシート検知手段を設けることで,シート検知手段がシートを検知している間は,印字処理に関する情報を入力する情報入力手段への一部の印字処理に関する情報(画像濃度,画像変倍率,画像レイアウト,印字出力枚数,画像印字面の指定に関する処理等)の入力ができない画像形成装置を提供する。
【解決手段】連続印字中に利用者によってシート移動ボタンが押下されると,実施中の印字が一時停止され,シート移動部材によりシート12が移動される。そして,センサによりシートが検知されなくなってから数秒後に画像形成装置の設定が操作無効状態から操作有効状態に変更される。その後,再びスタートボタンが押下されるとシート移動部材が元の位置まで戻される。そして,センサによりシートが検知されてから数秒後に画像形成装置の設定が操作有効状態から操作無効状態に変更される。
【選択図】図6

Description

本発明は,印字処理に関する情報を入力する情報入力手段(例えばタッチパネル等から構成される表示操作部)における,利用者が意図しない入力(即ち誤操作)を防止する画像形成装置に係り,特に,印字後に排出されたシートを検知するセンサ等のシート検知手段を設けることにより,該シート検知手段がシートを検知している間は,一部の上記印字処理に関する情報(例えば画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定に関する処理等)の入力をすることができない画像形成装置に関するものである。
複写機,プリンタ,ファクシミリ,或いはその複合機として構成される画像形成装置には,印字後のシートが排出される排出トレイが,画像形成装置に対する操作をする,或いは画像形成装置に関する情報を表示する表示操作部(情報入力手段の一例)よりも奥側に設けられているものが存在する。このような画像形成装置の一例として,図7に示されるような画像形成装置Aがある。
図7は画像形成装置Aの外観図である。図7には,表示操作部100(情報入力手段の一例),排出トレイ101,シート102が示されている。
画像形成装置Aにおいて,利用者が印字後のシート102を排出トレイ101から取る場合,該利用者は,図8及び図9に示されるような動作を行う。即ち,表示操作部100の手前側から表示操作部100の上方を経てシート102に手を伸ばしてシート102を取る動作を行う。このため,画像形成装置Aのような,排出トレイ101が表示操作部100よりも奥側に設けられている画像形成装置では,利用者が印字後のシート102を取る際に,利用者が知らないうちに,利用者の手や腕が表示操作部100に当たることによって,表示操作部100に対し利用者が意図しない入力(即ち誤操作)がされてしまう可能性があった。
このような,表示操作部に対して利用者の意図しない入力を防止する技術として,例えば,特許文献1に示されるようなものがある。この特許文献1に示される画像形成装置は,操作パネル(情報入力手段の一例)に設けられたキー入力禁止モード設定キー,或いはキー入力禁止モード設定スイッチを利用者が操作することにより,操作パネル上のスタートキーやストップキー等の特定されたキー以外のキーの操作が無効になる,キー入力禁止モードに移行する構成になっている。このことにより,キー入力禁止モードが画像形成装置に設定されている間は,利用者の手などが操作パネルに触れてしまっても,設定した印字条件の変更,或いは印字条件のクリアが回避されている。
また,特許文献1では,キー入力禁止モードが設定されてから一定時間経過すると,キー入力禁止モードを解除し,画像形成装置の設定を初期状態(即ち電源投入後の状態)に戻す機能(オートクリア機能)についても触れられている。更に,キー入力禁止モードが設定されている間は,逆に,上記オートクリア機能を停止させる技術についても開示されている。
特開平5−333988号公報
しかしながら,上記特許文献1に示される画像形成装置では,キー入力禁止モードを設定する都度,利用者は,キー入力禁止モード設定キーの押下,或いはキー入力禁止モード設定スイッチをロック側に設定しなければならない。また,キー入力禁止モードを解除する時にも,同様に,モードクリアキーの押下,或いはキー入力禁止モード設定スイッチをフリー側に設定しなければならない。即ち,利用者は,キー入力禁止モードの設定や解除をする度に,上記のような煩雑な操作を行わなければならない。かかる問題は,上記オートクリア機能を画像形成装置に設けることにより解消される。しかしながら,オートクリア機能は,キー入力禁止モードが設定されてから一定時間経過するとキー入力禁止モードを解除する機能であるため,例えば,多量の連続印字を行う際に,印字中にキー入力禁止モードが解除されてしまう可能性がある。
また,利用者が,キー入力禁止モードを設定する操作を忘れてしまうと,上述した特許文献1に開示されている技術が使用できない問題がある。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,印字後に排出されたシートを検知するセンサ等のシート検知手段を設けることにより,該シート検知手段がシートを検知している間は,印字処理に関する情報を入力する情報入力手段への,一部の印字処理に関する情報(例えば画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定に関する処理等)の入力をすることができない画像形成装置を提供することにある。
このことにより,上記特許文献1のような,キー入力禁止モードの設定或いは解除をするための,キー入力禁止モード設定キーやキー入力禁止モード設定スイッチといった専用の部材を設ける必要がない。その結果,利用者がキー入力禁止モードの設定を忘れてしまった場合でも,操作パネル(情報入力手段の一例)への利用者が意図しない入力(即ち誤操作)も防止できる。
また,利用者が多量の連続印字を行う場合でも,シート検知手段が印字後排出されたシートを検知している間は上記誤操作は防止される。
上記目的を達成するために,本発明は,画像形成装置での印字処理に関する情報を入力する情報入力手段と,印字処理されたシートを排出するシート排出手段と,該シート排出手段から排出された上記シートを一時的に積載するシート積載手段とを具備し,該シート積載手段が,利用者の上記シートへの操作が上記情報入力手段の手前側から該情報入力手段の上方を経て上記シート積載手段に積載されたシートに及ぶような位置に設けられてなる画像形成装置において,上記シート積載手段に積載される上記シートを検知するシート検知手段と,該シート検知手段により上記シート積載手段に積載された上記シートが検知されている間は上記情報入力手段からの印字処理に関する情報の入力処理の一部を自動的に無効にする入力処理無効手段と,上記シート検知手段により上記シート積載手段に積載された上記シートが検知されなくなったことに起因して上記入力処理の一部の無効を自動的に解除する入力処理無効解除手段とを具備してなることを特徴とする画像形成装置として構成される。
この場合,上記入力処理無効解除手段が,上記シート検知手段により上記シート積載手段に積載されたシートが検知されなくなってから所定時間経過後に上記入力処理の一部の無効を自動的に解除するものであることが望ましい。
また,上記シート検知手段については,上記画像形成装置において印字に用いられる最小サイズのシートを検知する位置に設けられてなることが望ましい。
ここで,上記入力処理の一部とは,例えば,画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定に関する処理であることが考えられる。
また,本発明にかかる上記画像形成装置については,シートに印字出力する原稿の画像を読み取る画像読取手段を更に具備してなり,上記入力処理無効手段が,該画像読取手段により読み取った原稿の画像をシートに印字出力する場合にのみ上記入力処理の一部を自動的に無効にするものであってもよい。
更に,上記画像形成装置に,上記シート積載手段に積載された上記シートの全部或いは一部を上記シート検知手段が検知できない位置に移動させるシート移動手段を設ける場合がある。
尚,上記画像形成装置では,上記入力処理の一部が無効になっている場合に,上記情報入力手段に設けられたシートへの画像の印字を停止させる適宜の部材が3回以上操作されると,上記入力処理の無効が解除されることが望ましい。
以上説明したように,本発明にかかる上記画像形成装置では,上記シート積載手段に積載される上記シートを上記シート検知手段が検知している間,入力処理無効手段が,上記情報入力手段からの印字処理に関する情報の入力処理の一部を自動的に無効にし,また,上記シート検知手段が上記シート積載手段に積載された上記シートを検知しなくなると,入力処理無効解除手段が,上記入力処理の一部の無効を自動的に解除する構成になっている。
このことにより,上記特許文献1のような,キー入力禁止モードの設定或いは解除をするための,キー入力禁止モード設定キーやキー入力禁止モード設定スイッチといった専用の部材を画像形成装置に別途設ける必要がない。その結果,利用者がキー入力禁止モードの設定を忘れてしまった場合でも,上記情報入力手段への利用者が意図しない入力(例えば画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定等の入力)を防止することができる。また,利用者が多量の連続印字を行う場合でも,上記シート検知手段が上記シートを検知しているので,上記情報入力手段への利用者が意図しない入力(即ち誤操作)が防止される。
また,上記入力処理無効解除手段が,上記シート検知手段により上記シート積載手段に積載されたシートが検知されなくなってから所定時間経過後に上記入力処理の一部の無効を自動的に解除するので,利用者がシートを取り出す時に,利用者の手が上記情報入力手段に当たった場合でも,上記情報入力手段への誤操作が回避される。
更に,上記シート移動手段を上記画像形成装置に設けることにより,連続印刷中に割り込み印字を行う場合などでも,利用者の作業を妨げることがない。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の一実施形態(以下,本実施形態例と言う)に係る画像形成装置Xの外観図,図2は本実施形態例に係る画像形成装置Xにおけるシート排出部5の拡大図,図3は画像形成装置Xの制御系統における主要部の構成ブロック図,図4は画像形成装置Xにおける表示操作部1に表示される操作有効状態時の画面の一例,図5は画像形成装置Xにおける表示操作部1に表示される操作無効時の画面の一例,図6は画像形成装置Xが備える制御部9が実施する,連続印字中のセンサ5aによるシート12検知有無に基づく操作有効状態或いは操作無効状態の設定処理手順を表すフローチャートである。
先ず,図1〜図5を用いて,本実施形態例に係る画像形成装置Xの全体構成について説明する。
ここで,画像形成装置Xは,モノクロ現像であってもカラー現像であっても良い。また,画像形成装置Xは,単独で印刷処理が実施される画像形成装置でもよいし,ネットワークを介して外部端末などからのデータ信号を受信することで,印刷処理が実施される画像形成装置でもよい。尚,画像形成装置Xは,机上に載置する小型の画像形成装置であるが,給紙カセットを複数設けた大型の画像形成装置であっても,本発明が適用し得ることは言うまでもない。
まず,画像形成装置Xの構成について説明する。
画像形成装置Xは,後述する排出された印字後のシートが積載される排出トレイ5bが,表示操作部1よりも奥側に設けられている(図1及び図2参照)。
また画像形成装置Xは,画像形成装置Xに対する操作,及び画像形成装置Xに関する情報を表示する表示操作部1(本発明における情報入力手段の一例),原稿台等に載置された原稿の画像を読み取る画像読取部2(本発明における画像読取手段の一例),該画像読取部2で読み取った画像データに対して適宜の処理を行う画像処理部3,画像処理部3にて処理された画像データに基づく画像をシートにトナーを用いて転写すると共に,該シートに転写された画像を定着させる画像形成部4,排出された印字後のシートが一時的に積載される排出トレイ5b(本発明におけるシート積載手段の一例),該排出トレイ5bに積載されるシートを検知するセンサ5a(本発明におけるシート検知手段の一例)等から構成されるシート排出部5(本発明におけるシート排出手段の一例),画像形成装置Xに関する情報を記憶する内部記憶部6,排出トレイ5b上のシートを移動させるシート移動部材7a及び7b(本発明におけるシート移動手段の一例),シート移動部材7a及び7bを動作させるシート移動ボタン8,画像形成装置Xの制御を行う制御部9,経過時間を計測するタイマー13等から主に構成されている。尚,上述した夫々の装置については,所定のバスで接続されることにより,夫々の装置間でデータの送受信が可能になっている(図3参照)。
また制御部9は,各種演算処理を行う不図示のCPUや半導体メモリ等から構成されており,半導体メモリ等に格納された所定のプログラム(入力処理無効機能10,入力処理有効機能11等)が実行されることにより,画像形成装置Xにおける制御がなされる(図3参照)。
次に,画像形成装置Xが備えるシート排出部5について説明する。
シート排出部5では,不図示のシート排出口から排出された印字後のシート12が,緩やかな傾斜を備えた排出トレイ5bの該傾斜上を,シート排出口からシート移動部材7a及び7b近傍まで滑ることにより,シート12の排出方向の先端部分によりセンサ5aが覆われる構成になっている(図1及び図2参照)。このため,画像形成装置Xにおける印字に用いられるシートのサイズにかかわらず,センサ5aはシート排出口から排出されたシート12を検知することができる。尚,図中の排出トレイ5bのような傾斜をもたない排出トレイの場合には,シート排出部における,印字に用いられる最小サイズのシートがシート排出口から排出された時に,該排出されたシートを検知することが可能な位置にセンサを設ければよい。
ここで,画像形成装置Xでは,シート12の排出方向の先端部分がセンサ5aの全部或いは一部を覆うと,表示操作部1からの,一部の印字処理に関する情報(例えば画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定等)の入力が行えない仕組みになっている。即ち,センサ5aをシート12が覆っている間は,表示操作部1上に設けられた,上記一部の印字処理に関する情報を入力するボタンやスイッチ等が操作されても,上記一部の印字処理については全て自動的に無効になるよう,制御部9により制御されている(以下,この状態を操作無効状態という)。
また制御部9は,センサ5aによりシート12が検知されなくなってから数秒後に,上記一部の印字処理が自動的に有効になるように制御している(以下,この状態を操作有効状態という)。このため,本実施形態例にかかる画像形成装置Xでは,利用者が印字後のシート12を排出トレイ5bから取る際に発生する,表示操作部1の誤操作も防止されている。
尚,上記一部の印字処理とは,画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定等といった,印字出力されるシート12のシート形態,或いはシート12に印字される画像状態に直接関与する処理のことを指している。そのため,スタートボタン,キャンセルボタン,リセットボタン,割り込み印字ボタン等の,印字出力されるシート12のシート形態,或いはシート12に印字される画像状態に直接関与しない処理を実施するボタン或いはスイッチについては,上記操作無効状態であっても操作可能になっている。
ここで,上記操作有効状態或いは上記操作無効状態にある際に,表示操作部1に夫々表示される画面について,図4及び図5を用いて説明する。
図4に示される画面は,画像形成装置Xが上記操作有効状態にある時に表示操作部1に表示される画面の一例である。また図5に示される画面は,画像形成装置Xが上記操作無効状態にある時に表示操作部1に表示される画面の一例である。
上述したセンサ5aがシート12を検知していない時,即ち,画像形成装置Xが上記操作有効状態にある場合は,表示操作部1には図4に示されるような画面が表示される。そして,利用者が表示操作部1に設けられた不図示のスタートボタンを押下して,画像がシート12に印字出力された後,シート排出口から排出されたシート12がセンサ5aで検知されている状態(即ち上記操作無効状態)で,例えばシートサイズを変更するボタンを利用者が押下すると,図5に示されるような画面が表示操作部1に表示される。この図5を表示操作部1に表示させることによって,利用者に,画像形成装置Xが上記操作無効状態にあることを認識させる。
その後,利用者によりシート12が排出トレイ5bから取り除かれてから数秒後に,画像形成装置Xの設定が上記操作無効状態から上記操作有効状態に自動的に移行されると,表示操作部1に表示される画面が,図5に示される画面から図4に示される画面に戻る。
尚,表示操作部1に表示される画面が,図4の画面から図5の画面に移るタイミングについては,センサ5aがシート12を検知したときでもよい。
次に,画像形成装置Xが備えるシート排出部5に設けられた,センサ5aが検知できない位置にシート12をずらす機構(以下,シートずらし機構という)について説明する。
連続印字中の割り込み印字等の,センサ5aによりシート12が検知されている状態で,別の印字処理を画像形成装置Xに実行させる場合に対応するために,画像形成装置Xには,上記シートずらし機構が設けられている。上記シートずらし機構は,シート移動部材7a,7b,及びシート移動ボタン8により構成されおり,図2に示されるように,シート12の排出方向の先端部分がセンサ5aを覆っている時(即ち上記操作無効状態の時)に,シート移動部材7a及び7bについても,同様に,シート12の先端部分の一部により覆われている。
利用者により,連続印字中にシート移動ボタン8が押下されると,先ず,シート移動部材7a及び7bが矢印Y方向にそれぞれ移動する。この時,シート12については,シート移動部材7a及び7bにより,不図示のシート排出口方向(即ち矢印Yの先端方向)に徐々に押し戻され,遂には,センサ5aを覆わない位置(即ち,センサ5aがシート12を検知しない位置)まで押し戻される。このことにより,画像形成装置Xの設定を,上記操作無効状態から上記操作有効状態に一時的に戻すことができる。そして,割り込み印字処理が行われた後に,例えば,再度スタートボタンが押下されると,シート移動部材7a及び7bが元の位置に戻り(即ち,シート12によりセンサ5aが覆われることで,画像形成装置Xの設定が上記操作有効状態から上記操作無効状態になり),連続印字が再開される。尚,割り込み印字後に再開される元の印字条件については,シート移動ボタン8が押下される以前に設定された印字条件が用いられる。
尚,本実施形態例における,シート移動ボタン8が押下された際のシート移動部材7a及び7bの動作については,例として矢印Y方向に移動する動作を挙げている。しかし本発明は,これに限らず,センサ5aがシート12を検知できない位置にシート12を移動させる動作(例えば,シート12を,センサ5aの上方の,該センサ5aが検知できない位置まで持ち上げる動作等)であれば,どのような動作でもよい。また,シート移動ボタン8については表示操作部1内に設けられてもよい。更に,画像形成装置Xに,上述したシートずらし機構を設けない場合には,表示操作部1に設けられる不図示のキャンセルボタンを,利用者が3回以上(即ち,利用者が故意にキャンセルボタンを押下していると一般に判断される回数)押下すると,上記操作無効状態から上記操作有効状態へ画像形成装置Xの設定が強制的に変更されるような制御がされてもよい。
次に,画像形成装置Xが備える制御部9が実施する,連続印字中のセンサ5aによるシート12検知有無に基づく操作有効状態或いは操作無効状態の設定処理手順について,図6のフローチャートを用いて説明する。
本処理は,連続印字中のセンサ5aによるシート12検知有無に基づく操作有効状態或いは操作無効状態の設定処理である。即ち,本処理では,連続印字中(即ちセンサ5aがシート12を検知している間)に,シート移動ボタン8が利用者により押下されると,連続印字処理を一時停止させた後に,シート移動部材7a及び7bによって,センサ5aが検知できない位置までシート12が移動されることで,画像形成装置Xの設定が一時的に上記操作無効状態から上記操作有効状態に変更される。また,その後,利用者により再度スタートボタンが押下されると,シート移動部材7a及び7bが元の位置に移動し,センサ5aがシート12を検知することにより,上記設定が上記操作有効状態から上記操作無効状態に戻され,割り込み印字処理及び元の印字処理が行われる流れになっている。
また本処理では,タイマー13を設けることにより,タイマー13による計測時間が,内部記憶部6に予め記憶された時間を経過すると,画像形成装置Xの設定が上記操作無効状態から上記操作有効状態へ自動的に変更されている。
ここで,本処理の前提として,上記操作無効状態において,処理が無効とされる上記一部の印字処理に関与する表示操作部1のボタンやスイッチ(例えば,画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定を行うボタンやスイッチ)については,予め定められているものとし,その上記一部の印字処理に関する情報(例えば,上記操作無効状態において使用ができないボタンやスイッチに関する情報)については予め内部記憶部6等に記憶されているものとする。
以下の説明中に記載されるS1,S2,…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
本処理は,例えば,センサ5aにより印字後のシート12が検知された時に起動される。即ち,シート12が排出されて,利用者が該シート12を取る際に,前記したように利用者の手や腕が表示操作部1に当たることで起こる誤操作を防止するために,本処理が起動される。
制御部9により本処理が起動されると(S1),タイマー13を起動して経過時間の計測を開始させる(S2)。これは,画像形成装置Xの設定が上記操作無効状態であると,操作性が悪化することから,タイマー13により計測される時間が上記内部記憶部6に記憶される時間に達すると,上記操作無効状態を解除する(即ち,画像形成装置Xの設定を上記操作無効状態から上記操作有効状態に変更する)ために,タイマー13を用いて経過時間の計測をおこなっている。
上記ステップS2の処理でタイマー13が起動されると,内部記憶部6に記憶された上記一部の印字処理に関する情報に基づいて,画像形成装置Xの設定を上記操作無効状態にする(S3)。その後,制御部9によって,タイマー13が計測した時間が上記内部記憶部6に記憶される時間に達したか否かが判別される(S4)。到達していると判別された場合には(S4のY側),内部記憶部6に記憶された上記一部の印字処理に関する情報に基づいて,画像形成装置Xの設定を上記操作無効状態から上記操作有効状態にする(S5)。到達していないと判別された場合には(S4のN側),割り込み印字処理を可能とするためのシート移動ボタン8が押下されたか否かを,制御部9に入力される信号から判別する。尚,利用者により,シート移動ボタン8が押下されない間(即ち,割り込み印字を利用者が行わない間)については,制御部9により上述したステップS4及びS6の処理が繰り返される。
上記ステップS6の処理で,割り込み印字を所望する利用者によるシート移動ボタン8の押下が検知されると,制御部9は,現在実施している印字処理を一時停止すると共に,不図示のモータを駆動して,シート移動部材7a及び7bを矢印Yの方向(図2参照)に移動させる(S8)。これにより,上記操作無効状態が解除され割り込み印字が可能になる。
センサ5aによりシート12が検知されなくなると,上記ステップS8の処理で駆動した上記モータへの通電を停止して,シート移動部材7a及び7bの移動を停止させる。また,上記モータへの通電を停止してから数秒後に,内部記憶部6に記憶された上記一部の印字処理に関する情報に基づいて,画像形成装置Xの設定を上記操作無効状態から上記操作有効状態にする(S9)。
利用者により,割り込み印字に関する情報が表示操作部1から入力された後に,制御部9は,利用者により再びスタートボタンが押下されたか否か,即ち,割り込み印字処理の開始の指示が出されたか否の監視を行う(S10)。そして,スタートボタンの押下を検知すると(S10のY側),制御部9は,再び上記モータを駆動して,シート移動部材7a及び7bを元の位置まで移動させる(S11)。そして,シート移動部材7a及び7bを元の位置までに移動させることにより,センサ5aによりシート12が検知されると,上記モータへの通電を停止して,シート移動部材7a及び7bの移動を停止させる。また,上記モータへの通電を停止してから数秒後に,内部記憶部6に記憶された上記一部の印字処理に関する情報に基づいて,画像形成装置Xの設定を上記操作有効状態から上記操作無効状態にする(S12)。
その後,制御部9により割り込み印字処理が終了された後(S13),例えば,スタートボタンが再度押下される等して,元の印字処理が開始されると(S14のY側→S15),上記ステップS4の処理に戻る。また,表示操作部1から,元の印字処理をキャンセルする操作が利用者により行われたことが制御部9により検知されると(S14のN側),全ての印字処理の設定をクリアして,上記ステップS5の処理に戻る。
尚,上記ステップS3及びS12の処理は,制御部9が入力処理無効機能10を制御することにより実現され(本発明における入力処理無効手段の一例),上記ステップS5及びS9の処理は,制御部9が入力処理有効機能11を制御することにより実現される(本発明における入力処理有効手段の一例)。
ここで,本実施形態例における上記ステップS14の処理では,スタートボタンが再度押下されると元の印字処理が開始され,また,表示操作部1から元の印字処理をキャンセルする操作が行われると全ての印字処理の設定がクリアされている。しかし,上記ステップS14の処理を実施せずに,上記ステップS10で利用者によるスタートボタンの押下を検知すると,制御部9により,上記ステップS13の処理に続いてS15の処理が実施されるようにしてもよい。尚,この場合,印字処理中に表示操作部1に設けられた不図示のストップボタンが押下されると,制御部9は,全ての印字処理の設定をクリアした後に,上記ステップS5の処理を実施すればよい。
尚,パーソナルコンピュータ等の外部端末にて作成された文書を,ネットワークを介して画像形成装置Xに送信し,該画像形成装置Xにて上記文書の印字出力を行う場合には,制御部9は,上記のような処理を行わず,従来からのネットワークを介した印字処理を行う。
本発明の実施形態例に係る画像形成装置Xの概略断面図。 画像形成装置Xにおけるシート排出部5の拡大図。 画像形成装置Xの制御系統における主要部の構成ブロック図。 画像形成装置Xにおける表示操作部1に表示される操作有効状態時の画面の一例。 画像形成装置Xにおける表示操作部1に表示される操作無効状態時の画面の一例。 画像形成装置Xが備える制御部9が実施する,連続印字中のセンサ5aによるシート12検知有無に基づく操作有効状態或いは操作無効状態の設定処理手順を表すフローチャート。 排出トレイが表示操作部よりも奥側に設けられている画像形成装置の一例である画像形成装置Aの外観図。 画像形成装置Aにおけるシート排出部の拡大図。 画像形成装置Aにおける排出トレイ101に積載されたシート102を利用者が取る際の,該利用者の手の動きを示した図。
符号の説明
1,100…表示操作部
2…画像読取部
3…画像処理部
4…画像形成部
5…シート排出部
5a…センサ
5b,101…排出トレイ
6…内部記憶部
7…シート移動部材
8…シート移動ボタン
9…制御部
10…入力処理無効機能
11…入力処理有効機能
12,102…シート
13…タイマー

Claims (7)

  1. 画像形成装置での印字処理に関する情報を入力する情報入力手段と,
    印字処理されたシートを排出するシート排出手段と,
    該シート排出手段から排出された上記シートを一時的に積載するシート積載手段とを具備し,
    該シート積載手段が,利用者の上記シートへの操作が上記情報入力手段の手前側から該情報入力手段の上方を経て上記シート積載手段に積載されたシートに及ぶような位置に設けられてなる画像形成装置において,
    上記シート積載手段に積載される上記シートを検知するシート検知手段と,
    該シート検知手段により上記シート積載手段に積載された上記シートが検知されている間は上記情報入力手段からの印字処理に関する情報の入力処理の一部を自動的に無効にする入力処理無効手段と,
    上記シート検知手段により上記シート積載手段に積載された上記シートが検知されなくなったことに起因して上記入力処理の一部の無効を自動的に解除する入力処理無効解除手段とを具備してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記入力処理無効解除手段が,上記シート検知手段により上記シート積載手段に積載されたシートが検知されなくなってから所定時間経過後に上記入力処理の一部の無効を自動的に解除するものである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記シート検知手段が上記画像形成装置において印字に用いられる最小サイズのシートを検知する位置に設けられてなる請求項1或いは2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 上記入力処理の一部が,画像の濃度,画像の変倍率,画像のレイアウト,画像を印字出力するシートの枚数,或いは画像を印字するシートにおける印字面の指定に関する処理である請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. シートに印字出力する原稿の画像を読み取る画像読取手段を更に具備してなり,
    上記入力処理無効手段が,該画像読取手段により読み取った原稿の画像をシートに印字出力する場合にのみ上記入力処理の一部を自動的に無効にするものである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 上記シート積載手段に積載された上記シートの全部或いは一部を上記シート検知手段が検知できない位置に移動させるシート移動手段を更に具備してなる請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 上記入力処理の一部が無効になっている場合に,上記情報入力手段に設けられたシートへの画像の印字を停止させる適宜の部材が3回以上操作されると,上記入力処理の無効が解除されるものである請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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