JP3241416B2 - 潤滑油 - Google Patents

潤滑油

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JP3241416B2
JP3241416B2 JP1842892A JP1842892A JP3241416B2 JP 3241416 B2 JP3241416 B2 JP 3241416B2 JP 1842892 A JP1842892 A JP 1842892A JP 1842892 A JP1842892 A JP 1842892A JP 3241416 B2 JP3241416 B2 JP 3241416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潤滑油に関し、詳しくは
特定の構造を有する炭酸エステルを主成分とする、冷凍
機油等として特に有用な合成潤滑油に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、冷凍機油としては、40℃に
おける動粘度が10〜200cStのナフテン系鉱油、
パラフィン系鉱油、アルキルベンゼン、ポリグリコール
系油およびこれらの混合物またはこれらの各種基油に添
加剤を配合したものが一般的に使用されている。
【0003】一方、冷凍機に用いられるフロン系冷媒と
しては、CFC−11、CFC−12、CFC−11
5、HCFC−22等が使用されている。
【0004】これらのフロン系冷媒のうち、CFC−1
1、CFC−12、CFC−115等の、炭化水素の全
ての水素を塩素を含むハロゲンで置換した形のフロン
は、オゾン層破壊につながるとして規制の対象となって
いる。従って、水素含有フロン、とりわけHFC−3
2、HFC−134a、HFC−152a等の非塩素系
フロンがCFCの代替として使用されつつあるが、特
に、HFC−134aは、従来から家庭用冷蔵庫、エア
コン、カーエアコン等の多くの冷凍機に使用されている
CFC−12と熱力学的物性が類似しており、代替冷媒
として有力である。
【0005】冷凍機油には種々の要求性能があるが、冷
媒との相溶性は、冷凍機の潤滑性およびシステム効率の
面から極めて重要である。しかしながら、ナフテン系鉱
油、パラフィン系鉱油、アルキルベンゼン等を基油とし
た冷凍機油は、HFC−32、HFC−134a等の非
塩素系フロンとの相溶性が殆どないため、HFC−13
4aとの組合せで使用すると、常温において二層分離を
起こし、冷凍システム内で最も重要な油戻り性が悪くな
って冷凍効率の低下あるいは潤滑性が不良となって圧縮
機の焼き付き発生等の実用上様々な不都合が発生し使用
に耐えない。
【0006】この問題を解決するため、本発明者等はH
FC−134aとの相溶性が従来公知の冷凍機油と比較
して大幅に優れているポリグリコール系冷凍機油を先に
開発し、既に出願している(特開平1−256594号
公報、同1−274191号公報等)。また、米国特許
第4,755,316号には、HFC−134aと相溶
性のあるポリグリコール系冷凍機油が開示されている。
【0007】また、本発明者らは、特定構造を有するエ
ステルが、HFC−134a等の非塩素系フロンとの相
溶性に優れ、かつ高い電気絶縁性を有するものであるこ
とを見出し、先に特許出願をしている(特開平3−20
0895号公報、同3−200896号公報)。
【0008】しかしながら、エステルは、上記のように
各種性能に優れているものの、加水分解し、生成した酸
がシステム内の金属を腐食するとい欠点があるため、冷
蔵庫、カーエアコン等の長期間にわたって高い信頼性を
もって運転される装置には必ずしも適当でない。従っ
て、HFC−32、HFC−134aあるいはHFC1
52a等の水素含有フロンとの高い相溶性と加水分解安
定性とを兼ね備えた冷凍機油の出現が渇望されていた。
【0009】本発明者等は、エステル系合成油の有する
優れた各種性能に着目し、上記要求に応え得る潤滑油を
開発すべく研究を重ねた結果、特定の構造を有する炭酸
エステルが、HFC−134a等の水素含有フロンとの
相溶性に優れ、さらに優れた加水分解安定性を有するも
のであることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定の構造
を有する炭酸エステルを主成分とし、HFC−134a
等の水素含有フロンとの相溶性に優れ、かつ優れた加水
分解安定性を有する合成潤滑油を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式
【0012】
【化3】
【0013】[式中、Xは水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基または一般式
【0014】
【化4】
【0015】で表される基を示し、A1〜A3は同一でも
異なっていてもよく、それぞれ炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、R1およびR2は同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子あるいはアルキル基またはシクロ
アルキル基を示す;Bは3〜20個の水酸基を有する化
合物の残基を示す;aは1〜20、bは0〜19でかつ
a+b=3〜20となる整数を示す;cは0〜50の整
数、dおよびeは1〜50の整数をそれぞれ示す]で表
される炭酸エステルを含有する潤滑油を提供するもので
ある。
【0016】以下、本発明の内容をより詳細に説明す
る。
【0017】本発明の合成潤滑油は、一般式
【0018】
【化5】
【0019】で表される炭酸エステルを含有することを
特徴とする。上記式中、Xは水素原子、アルキル基(好
ましくは炭素数1〜12)、シクロアルキル基(好まし
くは炭素数5〜12)または一般式
【0020】
【化6】
【0021】で表される基を示し、A1〜A3は同一でも
異なっていてもよく、それぞれ炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、R1およびR2は同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子あるいはアルキル基(好ましくは
炭素数1〜12)またはシクロアルキル基(好ましくは
炭素数5〜12)を示す。Bは3〜20個の水酸基を有
する化合物の残基を示す。aは1〜20、bは0〜19
でかつa+b=3〜20となる整数を示す。cは0〜5
0の整数、dおよびeは1〜50の整数をそれぞれ示
す。
【0022】A1〜A3で表される炭素数2〜4のアルキ
レン基としては、エチレン基、プロピレン基、トリメチ
レン基、ブチレン基、テトラメチレン基、1−メチルト
リメチレン基、2−メチルトリメチレン基、1,1−ジ
メチルエチレン基、1,2−ジメチルエチレン基等が例
示される。
【0023】また、X,R1およびR2で表されるアルキ
ル基の好ましいものとしては、具体的には、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−
ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル
基、neo−ペンチル基、n−ヘキシル基、iso−ヘ
キシル基、n−ヘプチル基、iso−ヘプチル基、n−
オクチル基、iso−オクチル基、n−ノニル基、is
o−ノニル基、n−デシル基、iso−デシル基、n−
ウンデシル基、iso−ウンデシル基、n−ドデシル
基、iso−ドデシル基等が例示される。また、シクロ
アルキル基の好ましいものとしては、具体的には、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、
シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、
シクロウンデシル基、シクロドデシル基、メチルシクロ
ヘキシル基、エチルシクロヘキシル基、プロピルシクロ
ヘキシル基、ブチルシクロヘキシル基、ペンチルシクロ
ヘキシル基、ヘキシルシクロヘキシル基等が例示され
る。
【0024】Bを残基とする3〜20個の水酸基を有す
る化合物(以下ポリオール化合物という)としては、具
体的には例えば、グリセリン、ポリグリセリン(グリセ
リンの2量体〜18量体、例えばジグリセリン、トリグ
リセリン、テトラグリセリン等)、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、
モノペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリペンタエリスリトール、1,3,5−ペンタントリ
オール、ソルビトール、ソルビタン、ソルビトールグリ
セリン縮合物、アドニトール、アラビトール、キシリト
ール、マンニトール等の多価アルコール、ピロガロー
ル、フロログルシン等の多価フェノール、キシロース、
アラビノース、リボース、ラムノース、グルコース、フ
ルクトース、ガラクトース、マンノース、ソルボース、
セロビオース、マルトース、イソマルトース、トレハロ
ース、シュクロース、ラフィノース、ゲンチアノース、
メレジトース等の糖類、並びにこれらの部分エーテル化
物、部分エステル化物およびメチルグルコシド(配糖
体)等が挙げられる。ここで、Bは遊離の水酸基を有し
ていてもよい。すなわち、ポリオール化合物の水酸基が
すべてエーテル化されていなくてもよい。
【0025】本発明に係る炭酸エステルのポリオキシア
ルキレン部分においては、一分子中に炭素数や構造の異
なるアルキレン基が存在してもよく、またこの場合、オ
キシアルキレン基の重合形式に特に制限はなく、ランダ
ム共重合していても、ブロック共重合していてもよい。
【0026】本発明に用いられる炭酸エステルの製造法
は任意であるが、例えば、ポリオール化合物にアルキレ
ンオキサイドを付加せしめてポリアルキレングリコール
ポリオールエーテルを製造し、これとクロロフォーメー
トとを水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属水酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド等のアルカリ金属アルコキシド、あるいは金属ナ
トリウム等のアルカリの存在下、0〜30℃で反応せし
めることにより得られる。あるいは、ポリアルキレング
リコールポリオールエーテルに、炭酸ジエステル、ホス
ゲン等の炭酸の供給源および水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキ
シド、あるいは金属ナトリウム等のアルカリの存在下、
80〜150℃で反応せしめることにより得られる。こ
の後、必要に応じて遊離の水酸基をエーテル化せしめ
る。
【0027】上記のような原料より得られた生成物を精
製して副生成物や未反応物を除去してもよいが、少量の
副生成物や未反応物は、本発明の潤滑油の優れた性能を
損なわない限り、存在していても支障はない。本発明に
おいて、炭酸エステルは、混合物の形で用いても、単品
で用いてもよい。本発明に係わる炭酸エステルの分子量
は特に限定されるものではないが、圧縮機の密封性をよ
り向上させる点から、数平均分子量が200〜4000
のものが好ましく使用され、数平均分子量が300〜3
000のものがより好ましく使用される。さらに、本発
明に係わる炭酸エステルの好ましい動粘度は、100℃
において2〜150cSt、好ましくは4〜100cS
tである。
【0028】本発明においては、上記炭酸エステルを単
独で用いてもよいが、必要に応じて他の各種の潤滑油基
油を混合して用いることができる。これらの基油を例示
すると、鉱油としては、原油を常圧蒸留および減圧蒸留
して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水
素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸
洗浄、白土処理等の精製処理を適宜組み合わせて精製し
たパラフィン系、ナフテン系等の基油が使用できる。ま
た、合成油としては、例えば、ポリα−オレフィン(ポ
リブテン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴ
マー等)、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ジ
エステル(ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘ
キシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデ
シルアジペート、ジ2−エチルヘキシルセバケート
等)、ポリオールエステル(ペンタエリスリトール2−
エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴ
ネート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、トリ
メチロールプロパンヘキサノエート等)、ポリオキシア
ルキレングリコール、ポリフェニルエーテル、シリコー
ン油、またはこれらの2種以上の混合物等が使用でき
る。この場合、本発明に係る炭酸エステルが、基油全量
に対し20重量%以上、好ましくは50重量%以上、さ
らに好ましくは70重量%以上含まれていることが望ま
しい。
【0029】また、本発明の潤滑油を冷凍機油として使
用する場合は、上記炭酸エステルを単独で用いてもよい
が、必要に応じて他の冷凍機油基油を混合して使用する
こともできる。この基油として好ましいものは、ポリオ
キシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレングリ
コールモノエーテル、ポリオキシアルキレングリコール
ジエーテル、ポリオキシアルキレングリコールグリセロ
ールエーテル等のポリグリコール、モノオール、ジオー
ル、モノカルボン酸、およびジカルボン酸のコンプレッ
クスエステル、ペンタエリスリトール、トリメチロール
プロパン、あるいはこれらの2〜3量体等のネオペンチ
ル型ポリオールとカルボン酸とのエステル、ネオペンチ
ル型ポリオールとモノカルボン酸およびジカルボン酸と
のコンプレックスエステル、本発明に係るものと異なっ
た構造を有する炭酸エステル等である。これらの油は単
独でも数種類組み合わせて用いてもよく、その混合量は
潤滑油全量に対して80重量%以下、好ましくは70重
量%以下、さらに50重量%以下であることが望まし
い。
【0030】なお、パラフィン系およびナフテン系の鉱
油、ポリα−オレフィン、アルキルベンゼン等の油を混
合してもよいが、これらの油は水素含有フロン冷媒との
相溶性が悪いので、混合量は潤滑油全量に対し30重量
%以下、好ましくは20重量%以下であるのが望まし
い。
【0031】本発明の潤滑油に対して、さらにその優れ
た性能を高めるため、必要に応じて公知の添加剤を使用
することができる。この添加剤としては、例えばフェノ
ール系、アミン系、硫黄系、チオリン酸亜鉛系、フェノ
チアジン系等の酸化防止剤、モリブデンジチオホスフェ
ート、モリブデンジチオカーバメート、二硫化モリブデ
ン、フッ化カーボン、ほう酸エステル、脂肪族アミン、
高級アルコール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸
アミド等の摩擦低減剤、トリクレジルホスフェート、ト
リフェニルホスフェート、ジチオリン酸亜鉛等の極圧
剤、石油スルホネート、アルキルベンゼンスルホネー
ト、ジノニルナフタレンスルホネート等の錆止め剤、ベ
ンゾトリアゾール等の金属不活性化剤、アルカリ土類金
属スルホネート、アルカリ土類金属フェネート、アルカ
リ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属ホスホネー
ト等の金属系清浄剤、こはく酸イミド、こはく酸エステ
ル、ベンジルアミン等の無灰分散剤、シリコーン等の消
泡剤、ポリメタクリレート、ポリイソブチレン、ポリス
チレン等の粘度指数向上剤、流動点降下剤等が挙げら
れ、これらを単独または2種以上組み合わせて添加する
ことができる。粘度指数向上剤の含有量は、通常1〜3
0重量%、消泡剤の含有量は、通常0.0005〜1重
量%、金属不活性化剤の含有量は、通常0.005〜1
重量%、その他の添加剤の含有量は、それぞれ通常0.
1〜15重量%(いずれも潤滑油全量基準)である。
【0032】また、本発明の潤滑油を冷凍機油として使
用する場合において、その耐摩耗性、耐荷重性をさらに
改良するために、リン酸エステル、酸性リン酸エステ
ル、酸性リン酸エステルのアミン塩、塩素化リン酸エス
テルおよび亜リン酸エステルからなる群より選ばれる少
なくとも1種のリン化合物を配合することができる。こ
れらのリン化合物は、リン酸または亜リン酸とアルカノ
ール、ポリエーテル型アルコールとのエステルあるいは
この誘導体である。具体的には、リン酸エステルとして
は、トリブチルホスフェート、トリフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート等が挙げられる。酸性リ
ン酸エステルとしては、ジテトラデシルアシッドホスフ
ェート、ジペンタデシルアシッドホスフェート、ジヘキ
サデシルアシッドホスフェート、ジヘプタデシルアシッ
ドホスフェート、ジオクタデシルアシッドホスフェート
等が挙げられる。酸性リン酸エステルのアミン塩として
は、前記酸性リン酸エステルのメチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミ
ン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルア
ミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ト
リブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルア
ミン、トリヘプチルアミン、トリオクチルアミン等のア
ミンとの塩が挙げられる。塩素化リン酸エステルとして
は、トリス・ジクロロプロピルホスフェート、トリス・
クロロエチルホスフェート、ポリオキシアルキレン・ビ
ス[ジ(クロロアルキル)]ホスフェート、トリス・ク
ロロフェニルホスフェート等が挙げられる。亜リン酸エ
ステルとしては、ジブチルホスファイト、トリブチルホ
スファイト、ジペンチルホスファイト、トリペンチルホ
スファイト、ジヘキシルホスファイト、トリヘキシルホ
スファイト、ジヘプチルホスファイト、トリヘプチルホ
スファイト、ジオクチルホスファイト、トリオクチルホ
スファイト、ジノニルホスファイト、ジデシルホスファ
イト、ジウンデシルホスファイト、トリウンデシルホス
ファイト、ジドデシルホスファイト、トリドデシルホス
ファイト、トリノニルホスファイト、ジフェニルホスフ
ァイト、トリデシルホスファイト、トリフェニルホスフ
ァイト、ジクレジルホスファイト、トリクレジルホスフ
ァイト等が挙げられる。また、これらの混合物も使用で
きる。これらのリン化合物を配合する場合、潤滑油全量
に対し、0.1〜5.0重量%、好ましくは0.2〜
2.0重量%の割合で含有せしめることが望ましい。
【0033】また、本発明の潤滑油を冷凍機油として使
用する場合において、その安定性をさらに改良するた
め、フェニルグリシジルエーテル型エポキシ化合物、グ
リシジルエステル型エポキシ化合物、エポキシ化脂肪酸
モノエステルおよびエポキシ化植物油からなる群より選
ばれる少なくとも1種のエポキシ化合物を配合すること
ができる。ここでいうフェニルグリシジルエーテル型エ
ポキシ化合物としては、フェニルグリシジルエーテルま
たはアルキルフェニルグリシジルエーテルが例示でき
る。ここでいうアルキルフェニルグリシジルエーテルと
は、炭素数1〜13のアルキル基を1〜3個有するもの
であり、中でも炭素数4〜10のアルキル基を1個有す
るもの、例えばブチルフェニルグリシジルエーテル、ペ
ンチルフェニルグリシジルエーテル、ヘキシルフェニル
グリシジルエーテル、ヘプチルフェニルグリシジルエー
テル、オクチルフェニルグリシジルエーテル、ノニルフ
ェニルグリシジルエーテル、デシルフェニルグリシジル
エーテルが好ましい。グリシジルエステル型エポキシ化
合物としては、フェニルグリシジルエステル、アルキル
グリシジルエステル、アルケニルグリシジルエステル等
が挙げられ、好ましいものとしては、グリシジルベンゾ
エート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等が例示できる。
【0034】またエポキシ化脂肪酸モノエステルとして
は、エポキシ化された炭素数12〜20の脂肪酸と炭素
数1〜8のアルコールまたはフェノール、アルキルフェ
ノールとのエステルが例示できる。特にエポキシステア
リン酸のブチル、ヘキシル、ベンジル、シクロヘキシ
ル、メトキシエチル、オクチル、フェニルおよびブチル
フェニルエステルが好ましく用いられる。
【0035】またエポキシ化植物油としては、大豆油、
アマニ油、綿実油等の植物油のエポキシ化合物が例示で
きる。
【0036】これらのエポキシ化合物の中でも好ましい
ものは、フェニルグリシジルエーテル型エポキシ化合物
およびエポキシ化脂肪酸モノエステルである。中でもフ
ェニルグリシジルエーテル型エポキシ化合物がより好ま
しく、フェニルグリシジルエーテル、ブチルフェニルグ
リシジルエーテルおよびこれらの混合物が特に好まし
い。
【0037】これらのエポキシ化合物を配合する場合、
潤滑油全量に対し0.1〜5.0重量%、好ましくは
0.2〜2.0重量%の割合で含有せしめることが望ま
しい。
【0038】さらに、本発明の潤滑油において、その耐
摩耗性、耐荷重性をさらに改良するために、一般式
【0039】
【化7】
【0040】[式中、R3およびR4は同一でも異なって
いてもよく、それぞれ炭素数8〜18のアルキル基を示
す]で表されるカルボン酸を配合することができる。こ
のカルボン酸としては、具体的には例えば、オクチルマ
ロン酸、ノニルマロン酸、デシルマロン酸、ウンデシル
マロン酸、ドデシルマロン酸、トリデシルマロン酸、テ
トラデシルマロン酸、ペンタデシルマロン酸、ヘキサデ
シルマロン酸、ヘプタデシルマロン酸、オクタデシルマ
ロン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデ
カン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン
酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、エ
イコサン酸およびこれらの2種以上の混合物等が挙げら
れる。これらのカルボン酸を配合する場合、潤滑油全量
に対し、0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜2
重量%の割合で含有せしめることが望ましい。
【0041】また、本発明の潤滑油において、その摩擦
低減性をさらに改良するために、炭素数7〜18の一価
アルコールまたは二価アルコール、炭素数7〜18の多
価アルコールの部分エステルを配合することができる。
【0042】炭素数7〜18の一価アルコールとして
は、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルア
ルコール、ウンデシルアルコール、ドデシルアルコー
ル、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール、
ペンタデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘ
プタデシルアルコール、オクタデシルアルコール、オレ
イルアルコール、リノレイルアルコール、あるいはこれ
らの2種以上の混合物等が挙げられる。炭素数7〜18
の二価アルコールとしては、ポリメチレンジオール等が
挙げられる。炭素数7〜18の多価アルコールの部分エ
ステルとしては、ポリグリセリンの脂肪酸部分エステル
等が挙げられる。
【0043】これらの化合物を配合する場合、潤滑油全
量に対し、0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜
2重量%の割合で含有せしめることが望ましい。
【0044】また、上記リン化合物、エポキシ化合物、
カルボン酸、アルコールおよび炭素数7〜18の多価ア
ルコールの部分エステルを2種以上併用してもよいこは
勿論である。
【0045】さらに本発明における潤滑油に対して、そ
の性能をさらに向上させるため、必要に応じて従来より
公知の冷凍機油添加剤、例えばジ−tert−ブチル−
p−クレゾール、ビスフェノールA等のフェノール系、
フェニル−α−ナフチルアミン、N,N−ジ(2−ナフ
チル)−p−フェニレンジアミン等のアミン系等の酸化
防止剤、ジチオリン酸亜鉛等の摩耗防止剤、塩素化パラ
フィン、硫黄化合物等の極圧剤、脂肪酸等の油性剤、シ
リコーン系等の消泡剤、ベンゾトリアゾール等の金属不
活性化剤等の添加剤を単独で、または数種組み合わせて
配合することも可能である。これらの添加剤の合計配合
量は、通常、潤滑油全量に対し、10重量%以下、好ま
しくは5重量%以下である。
【0046】本発明において、他の冷凍機油基油や添加
剤が配合される場合には、本発明に係る炭酸エステル
は、潤滑油全量に対し、5重量%以上、好ましくは10
重量%以上、さらに好ましくは50重量以上、最も好ま
しくは70重量%以上含有されていることが望ましい。
【0047】本発明の炭酸エステルを主成分とする潤滑
油を冷凍機油として使用する場合は、通常、冷凍機油と
して使用されている程度の流動点を有していればよい
が、低温時の潤滑油の固化を防ぐためには流動点が−1
0℃以下、好ましくは−20℃〜−80℃であることが
望ましい。また、粘度は用途に応じて適宜選択される
が、圧縮機との密封性を保つためには100℃における
動粘度が2cSt以上、好ましくは3cSt以上が望ま
しく、低温における流動性および気化器における熱交換
の効率を考慮すると、100℃における動粘度が150
cSt以下、好ましくは100cSt以下であることが
望ましい。
【0048】本発明の潤滑油を冷凍機油として使用する
際に用いられる冷媒としては、具体的にはジフルオロメ
タン(HFC−32)、トリフルオロメタン(HFC−
23)、ペンタフルオロエタン(HFC−125)、
1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−13
4)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC
−134a)、1,1−ジフルオロエタン(HFC−1
52a)、モノクロロジフルオロメタン(HCFC−2
2)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCF
C−142b)、ジクロロトリフルオロエタン(HCF
C−123)、モノクロロテトラフルオロエタン(HC
FC−124)等の水素含有フロン、トリクロロモノフ
ルオロメタン(CFC−11)、ジクロロジフルオロメ
タン(CFC−12)、モノクロロトリフルオロメタン
(CFC−13)、モノクロロペンタフルオロエタン
(CFC−115)等の水素非含有フロン、またはこれ
ら2種以上の混合物等が挙げられるが、環境問題の面か
ら水素含有フロンを用いるのが好ましく、特にHFC−
32、HFC−23,HFC−125,HFC−13
4,HFC−134a,HFC−152a等の非塩素系
フロンを用いるのが好ましく、中でもHFC−134a
が好ましい。
【0049】本発明の潤滑油を冷凍機油として使用する
場合は、往復動式や回転式の圧縮機を有するエアコン、
除湿機、冷蔵庫、冷凍庫、冷凍冷蔵倉庫、自動販売機、
ショーケース、化学プラント等の冷却装置等に特に好ま
しく用いられるが、遠心式の圧縮機を有するものにも好
ましく使用できる。また、本発明の潤滑油は、冷凍機油
だけでなく、エンジン油、ギヤ油、作動油、金属加工
油、その他工業用潤滑油としても好ましく使用できる。
【0050】
【実施例】以下、実施例と比較例により、本発明の内容
を更に具体的に説明する。
【0051】実施例1〜8および比較例1〜6 本実施例および比較例に用いた潤滑油を下記に示す。
【0052】実施例1:
【0053】
【化8】
【0054】[式中、(PO)m,(PO) nはそれぞれ
ポリオキシプロピレン基であることを示す]で表される
平均分子量1,000の炭酸エステルよりなる冷凍機
油。
【0055】実施例2:
【0056】
【化9】
【0057】[式中、(PO)k−(EO)mはポリオキ
シプロピレン基およびポリオキシエチレン基のランダム
共重合であり、ポリオキシプロピレン基とポリオキシエ
チレン基の重量比が90:10であることを示す;ま
た、(PO)nはポリオキシプロピレン基であることを
示す]で表される平均分子量2,000の炭酸エステル
よりなる冷凍機油。
【0058】実施例3:
【0059】
【化10】
【0060】[式中、(PO)k−(EO)mはポリオキ
シプロピレン基およびポリオキシエチレン基のランダム
共重合であり、ポリオキシプロピレン基とポリオキシエ
チレン基の重量比が90:10であることを示す;ま
た、(PO)nはポリオキシプロピレン基であることを
示す]で表される平均分子量2,000の炭酸エステル
よりなる冷凍機油。
【0061】実施例4:
【0062】
【化11】
【0063】[式中、PO)m,(PO)nはそれぞれポ
リオキシプロピレン基であることを示す]で表される平
均分子量2,000の炭酸エステルよりなる冷凍機油。
【0064】実施例5:
【0065】
【化12】
【0066】[式中、PO)m,(PO)nはそれぞれポ
リオキシプロピレン基であることを示す]で表される平
均分子量1,000の炭酸エステルよりなる冷凍機油。
【0067】実施例6:
【0068】
【化13】
【0069】[式中、(PO)k−(EO)mはポリオキ
シプロピレン基およびポリオキシエチレン基のランダム
共重合であり、ポリオキシプロピレン基とポリオキシエ
チレン基の重量比が90:10であることを示す;ま
た、(PO)nはポリオキシプロピレン基であることを
示す]で表される平均分子量2,000の炭酸エステル
よりなる冷凍機油。
【0070】実施例7:
【0071】
【化14】
【0072】[式中、(PO)k−(EO)mはポリオキ
シプロピレン基およびポリオキシエチレン基のランダム
共重合であり、ポリオキシプロピレン基とポリオキシエ
チレン基の重量比が50:50であることを示す;ま
た、(PO)nはポリオキシプロピレン基であることを
示す]で表される平均分子量2,200の炭酸エステル
よりなる冷凍機油。
【0073】実施例8:
【0074】
【化15】
【0075】[式中、(PO)k−(EO)mはポリオキ
シプロピレン基およびポリオキシエチレン基のランダム
共重合であり、ポリオキシプロピレン基とポリオキシエ
チレン基の重量比が80:20であることを示す;ま
た、(PO)nはポリオキシプロピレン基であることを
示す]で表される数平均分子量2,400の炭酸エステ
ルよりなる冷凍機油。
【0076】比較例1:ナフテン系鉱油。
【0077】比較例2:分岐鎖型アルキルベンゼン(平
均分子量約480)。
【0078】比較例3:ペンタエリスリトールと2−メ
チル−ヘキサン酸および2−エチル−ヘキサン酸のテト
ラエステル。
【0079】比較例4:ポリオキシプロピレングリコー
ル(平均分子量約1,000)。
【0080】比較例5:ポリオキシプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル(平均分子量約2.000)。
【0081】比較例6:ポリオキシプロピレンオキシエ
チレングリコールジメチルエーテル(平均分子量約2,
000)。
【0082】本発明に係る実施例1〜8の冷凍機油の基
油の性能評価のためにHFC−134aとの冷媒溶解
性、加水分解安定性、ファレックス摩耗試験を評価し
た。また、比較のために、従来から冷凍基油に使用され
ている鉱油、アルキルベンゼン、エステルおよび米国特
許4,755,316号に開示されているポリアルキレ
ングリコール、特開平2−84491号公報に開示され
るポリオキシプロピレンオキシエチレングリコールモノ
ブチルエーテルおよび特開平1−259095号公報に
開示されるポリオキシプロピレンオキシエチレングリコ
ールジメチルエーテル(比較例1〜6)の試験結果も表
1に併記する。
【0083】<HFC−134aとの溶解性>内径6m
m、長さ220mmのガラス管に、実施例および比較例
の試料油を0.2g採取し、さらに冷媒(HFC−13
4a)2.0gを採取してガラス管を封入した。このガ
ラス管を所定の温度の低温槽または高温槽に入れ冷媒と
試料油が相互に溶解しあっているか、分離または白濁し
ているかを観察した。
【0084】<加水分解試験>試料油60g、水0.6
gを200mlガラス製試験管に採り、劣化促進触媒と
して銅板、鉄板およびアルミニウム板(6cm2)を入
れてステンレス製オートクレーブ中で175℃、168
時間加熱劣化させた。試験後は、試料油の酸価と水酸基
価を測定した。
【0085】<FALEX摩耗試験>ASTM D 2
670に準拠して、試料油の温度100℃、慣らし運転
を150 lb、1分行った後に、250 lbの荷重
の下に2時間運転した。試験後は、テストジャーナルの
摩耗量を測定した。
【0086】
【表1】
【0087】表1の実施例1〜8が示す通り、本発明に
よる潤滑油は、比較例1〜6に比べて、HFC−134
aに対する冷媒溶解性が非常に優れている。特に本発明
における炭酸エステル油は、HFC−134a冷媒に対
する溶解性が優れているといわれる比較例4〜6に示す
ポリアルキレングリコールと比べても冷媒溶解性が優れ
ている。
【0088】また、比較例3に示すように、エステル油
は加水分解安定性が悪く、水の混入、進入が予想される
冷凍機システムでは生成した酸の腐食等で使用上問題が
ある。一方、実施例1〜8は、若干ながら加水分解し水
酸基は生成するものの、酸は生成しないので何ら問題は
ない。
【0089】
【発明の効果】以上の説明と実施例によって明らかであ
る通り、本発明の潤滑油は、特に水素含有フロン用冷凍
機における使用に適当するものであり、冷媒溶解性、加
水分解安定性および耐摩耗性に優れた潤滑油であり、特
に冷凍機油として好ましく用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10M 107:34 C10M 107:34 105:48 105:48 105:38) 105:38) C10N 30:00 C10N 30:00 C Z 30:06 30:06 40:30 40:30 (56)参考文献 特開 平5−132685(JP,A) 特開 平5−140572(JP,A) 特開 平5−32688(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10M 105/48 C10M 107/34 C10M 111/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、Xは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基
    または一般式 【化2】 で表される基を示し、A1 〜A3 は同一でも異なってい
    てもよく、それぞれ炭素数2〜4のアルキレン基を示
    し、R1 およびR2 は同一でも異なっていてもよく、そ
    れぞれ水素原子あるいはアルキル基またはシクロアルキ
    ル基を示す;Bはグリセリン、ポリグリセリン、トリメ
    チロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロ
    ールブタン、モノペンタエリスリトール、ジペンタエリ
    スリトール、トリペンタエリスリトール、1,3,5−
    ペンタントリオール、ソルビトール、ソルビタン、ソル
    ビトールグリセリン縮合物、アドニトール、アラビトー
    ル、キシリトール、マンニトール、ピロガロール、フロ
    ログルシン、キシロース、アラビノース、リボース、ラ
    ムノース、グルコース、フルクトース、ガラクトース、
    マンノース、ソルボース、セロビオース、マルトース、
    イソマルトース、トレハロース、シュクロース、ラフィ
    ノース、ゲンチアノースおよびメレジトース並びにこれ
    らの部分エーテル化物および部分エステル化物;並びに
    メチルグルコシドから選ばれる3〜20個の水酸基を有
    する化合物の残基を示す;aは1〜20、bは0〜19
    でかつa+b=3〜20となる整数を示す;cは0〜5
    0の整数、dおよびeは1〜50の整数をそれぞれ示
    す]で表される炭酸エステル並びにフェニルグリシジル
    エーテル型エポキシ化合物およびエポキシ化脂肪酸モノ
    エステルから選ばれる少なくとも1種のエポキシ化合物
    を含有する冷凍機用潤滑油。
  2. 【請求項2】 前記炭酸エステルを基油とするものであ
    る請求項1に記載の冷凍機用潤滑油。
  3. 【請求項3】 (I)前記炭酸エステル、並びに (II)ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシ
    アルキレングリコールモノエーテル、ポリオキシアルキ
    レングリコールジエーテル、ポリオキシアルキレングリ
    コールグリセロールエーテルより選ばれるポリグリコー
    ル、およびモノオール、ジオール、モノカルボン酸、お
    よびジカルボン酸のコンプレックスエステル、ペンタエ
    リスリトール、トリメチロールプロパン、あるいはこれ
    らの2〜3量体等のネオペンチル型ポリオールとカルボ
    ン酸とのエステル、ネオペンチル型ポリオールとモノカ
    ルボン酸およびジカルボン酸とのコンプレックスエステ
    ル、(I)以外の構造を有する炭酸エステルより選ばれ
    るエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の油
    との混合油を基油とする請求項1に記載の冷凍機用潤滑
    油。
  4. 【請求項4】 (II)の油の量が潤滑油全量に対し8
    0重量%以下である請求項3に記載の冷凍機用潤滑油。
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