JP3241395B2 - 持続性抗菌剤 - Google Patents
持続性抗菌剤Info
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- JP3241395B2 JP3241395B2 JP10262891A JP10262891A JP3241395B2 JP 3241395 B2 JP3241395 B2 JP 3241395B2 JP 10262891 A JP10262891 A JP 10262891A JP 10262891 A JP10262891 A JP 10262891A JP 3241395 B2 JP3241395 B2 JP 3241395B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、持続性抗菌剤、さらに
詳しくは、血中持続性を有するセファロスポリン含有抗
菌剤に関するもので、医薬の分野において有効に利用さ
れるものである。
詳しくは、血中持続性を有するセファロスポリン含有抗
菌剤に関するもので、医薬の分野において有効に利用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術および課題】エイチ・イーグル(H.Eag
le)らの一連の研究[アメリカン・ジャーナル・オブ・
メディシン(American Journal of Medicine)
9、280(1950)等]以来、β−ラクタム系抗生物
質の治療効果は、病巣内抗生物質の最小阻止濃度(MI
C)を越える濃度の維持時間(time above MIC)と密
接に関連することが指摘されている。すなわち、体内持
続時間が長く病巣内の薬剤の有効濃度の維持時間が長い
ものほど治療効果が良くなる。このように体内持続時間
の長い薬剤は治療効果を上げるばかりでなく、投与回数
および投与量を軽減することが可能であり、医療費を削
減することも可能となる。しかし、これまで開発された
β−ラクタム系抗生物質、ことに注射用のものの持続性
は、一部のものを除き、必ずしも長くない。セフトリア
キソン(Ceftriaxone)は1日1回投与で優れた治療効果
を示し、持続型注射剤として注目を集めているが、グラ
ム陽性菌、特に、黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性は満
足できるものではない。従って、黄色ブドウ球菌を含む
広い抗菌スペクトルを有し、かつ持続性の良いβ−ラク
タム系抗生物質含有抗菌剤、特に、注射用の抗菌剤の出
現が望まれている。かかる、事情に鑑み、本発明の目的
は、黄色ブドウ球菌を含む広い抗菌スペクトルを有し、
かつ持続型のβ−ラクタム系抗生物質含有抗菌剤を提供
することにある。
le)らの一連の研究[アメリカン・ジャーナル・オブ・
メディシン(American Journal of Medicine)
9、280(1950)等]以来、β−ラクタム系抗生物
質の治療効果は、病巣内抗生物質の最小阻止濃度(MI
C)を越える濃度の維持時間(time above MIC)と密
接に関連することが指摘されている。すなわち、体内持
続時間が長く病巣内の薬剤の有効濃度の維持時間が長い
ものほど治療効果が良くなる。このように体内持続時間
の長い薬剤は治療効果を上げるばかりでなく、投与回数
および投与量を軽減することが可能であり、医療費を削
減することも可能となる。しかし、これまで開発された
β−ラクタム系抗生物質、ことに注射用のものの持続性
は、一部のものを除き、必ずしも長くない。セフトリア
キソン(Ceftriaxone)は1日1回投与で優れた治療効果
を示し、持続型注射剤として注目を集めているが、グラ
ム陽性菌、特に、黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性は満
足できるものではない。従って、黄色ブドウ球菌を含む
広い抗菌スペクトルを有し、かつ持続性の良いβ−ラク
タム系抗生物質含有抗菌剤、特に、注射用の抗菌剤の出
現が望まれている。かかる、事情に鑑み、本発明の目的
は、黄色ブドウ球菌を含む広い抗菌スペクトルを有し、
かつ持続型のβ−ラクタム系抗生物質含有抗菌剤を提供
することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々のβ−ラクタム系抗生物質を検討した
結果、特公昭60−11713号に開示される多数のセ
ファロスポリン化合物のうち、ある特定の化合物または
その塩が黄色ブドウ球菌を含む広い抗菌スペクトルを有
するだけでなく、特異的に優れた血中持続性を有するこ
とを見いだし本発明を完成するに至った。
を達成すべく種々のβ−ラクタム系抗生物質を検討した
結果、特公昭60−11713号に開示される多数のセ
ファロスポリン化合物のうち、ある特定の化合物または
その塩が黄色ブドウ球菌を含む広い抗菌スペクトルを有
するだけでなく、特異的に優れた血中持続性を有するこ
とを見いだし本発明を完成するに至った。
【0004】特公昭60−11713号には、一般式:
【化1】 [式中、Yは水素または求核性化合物残基を示す]で表
される多数のセファロスポリン化合物が黄色ブドウ球菌
を含む広い抗菌スペクトルを有することが開示されてい
る。しかし、それらの持続性については、何ら示唆され
ていない。ところが、この度、意外にも、上記セファロ
スポリン化合物に包含される、式(I):
される多数のセファロスポリン化合物が黄色ブドウ球菌
を含む広い抗菌スペクトルを有することが開示されてい
る。しかし、それらの持続性については、何ら示唆され
ていない。ところが、この度、意外にも、上記セファロ
スポリン化合物に包含される、式(I):
【化2】 で表される7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]
−3−[(2−メチル−1,3,4−チアジアゾール−
5−イル)チオメチル]−3−セフェムー4−カルボン
酸またはその塩は特異的に優れた血中持続性を有してい
ることが判明した。
イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]
−3−[(2−メチル−1,3,4−チアジアゾール−
5−イル)チオメチル]−3−セフェムー4−カルボン
酸またはその塩は特異的に優れた血中持続性を有してい
ることが判明した。
【0005】すなわち、本発明は式(I)で表されるセフ
ァロスポリン化合物[以下、化合物(I)という]または
その薬理学的に許容しうる塩を含有することを特徴とす
る持続性抗菌剤、ことに、1日1回投与型の持続性抗菌
剤を提供するものである。
ァロスポリン化合物[以下、化合物(I)という]または
その薬理学的に許容しうる塩を含有することを特徴とす
る持続性抗菌剤、ことに、1日1回投与型の持続性抗菌
剤を提供するものである。
【0006】化合物(I)の薬理学的に受容しうる塩とし
ては、無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との
塩、有機酸との塩等が用いられる。これらの塩類を生成
させうる無機塩基としては、アルカリ金属(例、ナトリ
ウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(例、カルシウ
ム、マグネシウム等)等が、有機塩基としては、例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、
ピコリン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリスヒドロキシ
メチルアミノメタン、ジシクロヘキシルアミン等が、無
機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝
酸、リン酸等が、有機酸としては、例えば、ギ酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、酒石酸、フマル酸、
マレイン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸等が用いられる。これらの塩の
うち、塩基との塩(すなわち、無機塩基との塩、有機塩
基との塩)は化合物(I)のカルボキシル基と形成しうる
塩を意味し、酸との塩(すなわち、無機酸との塩、有機
酸との塩)は化合物(I)のアミノ基と形成しうる塩を意
味する。
ては、無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との
塩、有機酸との塩等が用いられる。これらの塩類を生成
させうる無機塩基としては、アルカリ金属(例、ナトリ
ウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(例、カルシウ
ム、マグネシウム等)等が、有機塩基としては、例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、
ピコリン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリスヒドロキシ
メチルアミノメタン、ジシクロヘキシルアミン等が、無
機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝
酸、リン酸等が、有機酸としては、例えば、ギ酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、酒石酸、フマル酸、
マレイン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸等が用いられる。これらの塩の
うち、塩基との塩(すなわち、無機塩基との塩、有機塩
基との塩)は化合物(I)のカルボキシル基と形成しうる
塩を意味し、酸との塩(すなわち、無機酸との塩、有機
酸との塩)は化合物(I)のアミノ基と形成しうる塩を意
味する。
【0007】本発明の持続性抗菌剤は、化合物(I)また
はその薬理学的に許容しうる塩を、単独でまたは他の活
性成分と組合せて、必要により医薬として許容される担
体とともに、または適宜安定化剤、分散剤等の補助剤を
加え、常法により、例えば、溶液、懸濁液または乳濁液
のような液剤等の製剤とすることができる。これらは、
非経口的に(例えば、静脈もしくは筋肉内に注射)投与す
ることができる。本発明においては、特に、注射剤とす
ることが好ましく、注射剤は、アンプルまたは防腐剤を
添加した容器の使用形態で提供しうる。なお、本明細書
における「注射剤」なる語には、注射用および注用を包
含する。また、本発明の持続性抗菌剤は、油性または水
性溶媒中の懸濁液、溶液または乳濁液であってもよく、
公知の懸濁剤、安定化剤および/または分散剤等の補助
剤を適宜含有していてもよい。また、化合物(I)または
その塩は、粉末剤、散剤とし、使用直前に適当な溶媒、
たとえば殺菌した発熱性物質を含有していない水で溶解
したのち使用に供することができる。
はその薬理学的に許容しうる塩を、単独でまたは他の活
性成分と組合せて、必要により医薬として許容される担
体とともに、または適宜安定化剤、分散剤等の補助剤を
加え、常法により、例えば、溶液、懸濁液または乳濁液
のような液剤等の製剤とすることができる。これらは、
非経口的に(例えば、静脈もしくは筋肉内に注射)投与す
ることができる。本発明においては、特に、注射剤とす
ることが好ましく、注射剤は、アンプルまたは防腐剤を
添加した容器の使用形態で提供しうる。なお、本明細書
における「注射剤」なる語には、注射用および注用を包
含する。また、本発明の持続性抗菌剤は、油性または水
性溶媒中の懸濁液、溶液または乳濁液であってもよく、
公知の懸濁剤、安定化剤および/または分散剤等の補助
剤を適宜含有していてもよい。また、化合物(I)または
その塩は、粉末剤、散剤とし、使用直前に適当な溶媒、
たとえば殺菌した発熱性物質を含有していない水で溶解
したのち使用に供することができる。
【0008】化合物(I)またはその塩は、臨床分離株菌
を含むグラム陽性およびグラム陰性細菌に対して優れた
抗菌活性を示すとともに、血中持続性を有する価値ある
抗生物質であり医薬として利用され、種々の細菌によっ
て引き起こされる感染を治療および予防する抗菌剤とし
て安全に使用される。例えば、人や他の哺乳動物の呼吸
器感染症、尿路感染症、化膿性疾患、胆道感染症、腸内
感染症、産婦人科感染症、耳鼻科感染症、外科感染症等
のような種々の細菌によって引起される感染症を治療お
よび予防する抗菌剤として使用される。化合物(I)また
はその塩の1日投与量は、患者の状態や体重、投与の方
法等により異なるが、非経口投与では、成人体重1kg当
り活性成分[化合物(I)またはその塩]として、体重1
kg当たり、約1〜50mg、好ましくは、約2〜40mg
であり、毎日1回、静脈または筋肉内注射により投与す
るのが適当である。
を含むグラム陽性およびグラム陰性細菌に対して優れた
抗菌活性を示すとともに、血中持続性を有する価値ある
抗生物質であり医薬として利用され、種々の細菌によっ
て引き起こされる感染を治療および予防する抗菌剤とし
て安全に使用される。例えば、人や他の哺乳動物の呼吸
器感染症、尿路感染症、化膿性疾患、胆道感染症、腸内
感染症、産婦人科感染症、耳鼻科感染症、外科感染症等
のような種々の細菌によって引起される感染症を治療お
よび予防する抗菌剤として使用される。化合物(I)また
はその塩の1日投与量は、患者の状態や体重、投与の方
法等により異なるが、非経口投与では、成人体重1kg当
り活性成分[化合物(I)またはその塩]として、体重1
kg当たり、約1〜50mg、好ましくは、約2〜40mg
であり、毎日1回、静脈または筋肉内注射により投与す
るのが適当である。
【0009】
【実施例】以下に参考例、実施例および試験例を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。しかし、これらは単な
る例であって本発明を何ら限定するものではない。以下
の参考例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出はT
LC(薄層クロマトグラフィー)による観察下に行なわれ
た。TLC観察においては、TLCプレートとしてメル
ク(Merck)社製の60F254を、検出法としてUV検出
器を採用した。「セファデックス」はファルマシア・フ
ァイン・ケミカルズ社(Pharmacia Fine Chemical
s)製である。アンバーライトXAD−II樹脂はローム
・アンド・ハース社(Rohm & Hass Co.)製であ
る。HP−20樹脂は三菱化成製である。NMRスペク
トルは内部または外部基準としてテトラメチルシランを
用いてGemini200(200MHz)型スペクトロメータ
ーで測定し、全δ値をppmで示した。混合溶媒におい
て、( )内に示した数値は各溶媒の容量混合比である。
混合溶媒における%は容量パーセントを示す。参考例中
の記号は次のような意味を有する。 s :シングレット d :ダブレット t :トリプレット q :クワルテット ABq :AB型クワルテット dd :ダブル ダブレット m :マルチプレット br. :幅広い J :カップリング sh :ショルダー
本発明をさらに詳しく説明する。しかし、これらは単な
る例であって本発明を何ら限定するものではない。以下
の参考例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出はT
LC(薄層クロマトグラフィー)による観察下に行なわれ
た。TLC観察においては、TLCプレートとしてメル
ク(Merck)社製の60F254を、検出法としてUV検出
器を採用した。「セファデックス」はファルマシア・フ
ァイン・ケミカルズ社(Pharmacia Fine Chemical
s)製である。アンバーライトXAD−II樹脂はローム
・アンド・ハース社(Rohm & Hass Co.)製であ
る。HP−20樹脂は三菱化成製である。NMRスペク
トルは内部または外部基準としてテトラメチルシランを
用いてGemini200(200MHz)型スペクトロメータ
ーで測定し、全δ値をppmで示した。混合溶媒におい
て、( )内に示した数値は各溶媒の容量混合比である。
混合溶媒における%は容量パーセントを示す。参考例中
の記号は次のような意味を有する。 s :シングレット d :ダブレット t :トリプレット q :クワルテット ABq :AB型クワルテット dd :ダブル ダブレット m :マルチプレット br. :幅広い J :カップリング sh :ショルダー
【0010】参考例1 ジケテン(0.95g、11.3mmol)をジクロロメタン(5
ml)に溶かして−30〜−40℃に冷却し、かき混ぜな
がら臭素(1.81g、11.3mmol)のジクロロメタン溶
液(5ml)を滴下して酸ブロマイド溶液を調製した。7β
−アミノ−3−[(2−メチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−5−イル)チオメチル]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(3.00g、8.7mmol)をジクロロメタン(73ml)
に懸濁して共沸脱水しながら30分加熱還流した。N−
トリメチルシリルアセトアミド(11.3g、86.1mmo
l)を加えて40分加熱還流して溶解した。この溶液を−
30℃に冷却し、かき混ぜながら先に調製した酸ブロマ
イド溶液を2分間で滴下した。反応液を−30〜−20
℃にて1時間撹拌後、水(60ml)を加えた。減圧下ジク
ロロメタンを留去した後、酢酸エチル(40ml)とTHF
(30ml)の混液で抽出した。抽出液を食塩水(40ml)で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物
にエーテル(30ml)を加えて粉末化し、ろ取すると7β
−(4−ブロモ−3−オキソブチリルアミノ)−3−[(2
−メチル−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオ
メチル]−3−セフェム−4−カルボン酸が淡黄色粉末
として4.40g得られた。 IR(KBr)cm-1:3300,2980,1780,173
0,15401 H−NMR(DMSO−d6)δ:2.69(3H,s),3.6
4(2H,s),3.70(2H,ABq,J=18Hz),4.37
(2H,ABq,J=13Hz),4.37(2H,s),5.11
(1H,d,J=5Hz),5.69(1H,dd,J=5&8Hz),
9.09(1H,d,J=8Hz)
ml)に溶かして−30〜−40℃に冷却し、かき混ぜな
がら臭素(1.81g、11.3mmol)のジクロロメタン溶
液(5ml)を滴下して酸ブロマイド溶液を調製した。7β
−アミノ−3−[(2−メチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−5−イル)チオメチル]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(3.00g、8.7mmol)をジクロロメタン(73ml)
に懸濁して共沸脱水しながら30分加熱還流した。N−
トリメチルシリルアセトアミド(11.3g、86.1mmo
l)を加えて40分加熱還流して溶解した。この溶液を−
30℃に冷却し、かき混ぜながら先に調製した酸ブロマ
イド溶液を2分間で滴下した。反応液を−30〜−20
℃にて1時間撹拌後、水(60ml)を加えた。減圧下ジク
ロロメタンを留去した後、酢酸エチル(40ml)とTHF
(30ml)の混液で抽出した。抽出液を食塩水(40ml)で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物
にエーテル(30ml)を加えて粉末化し、ろ取すると7β
−(4−ブロモ−3−オキソブチリルアミノ)−3−[(2
−メチル−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオ
メチル]−3−セフェム−4−カルボン酸が淡黄色粉末
として4.40g得られた。 IR(KBr)cm-1:3300,2980,1780,173
0,15401 H−NMR(DMSO−d6)δ:2.69(3H,s),3.6
4(2H,s),3.70(2H,ABq,J=18Hz),4.37
(2H,ABq,J=13Hz),4.37(2H,s),5.11
(1H,d,J=5Hz),5.69(1H,dd,J=5&8Hz),
9.09(1H,d,J=8Hz)
【0011】参考例2 参考例1で得られた化合物(2.00g,3.94mmol)をジ
クロロメタン(13.5ml)と酢酸(13.5ml)の混液に溶
かし、−10℃でかき混ぜながら亜硝酸ナトリウム(3
26mg、4.62mmol)の水溶液(1.6ml)を滴下した。
反応液は同温で75分間かき混ぜた後、水(35ml)を加
え、ついで減圧下ジクロロメタンを留去した。残留液を
酢酸エチル(50ml)とTHF(50ml)の混液で抽出し、
抽出液を食塩水で洗浄した後、Na2SO4で乾燥した。
減圧下濃縮乾固して得られた残留物をエーテル(50ml)
で粉末化した後、石油エーテル(50ml)を加え得られた
粉末をろ取すると7β−(4−ブロモ−2−ヒドロキシ
イミノ−3−オキソブチリルアミノ)−3−[(2−メチ
ル−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]
−3−セフェム−4−カルボン酸が淡黄色粉末として
1.62g得られた。 IR(KBr)cm-1:3250,2980,1780,170
0,1620,15451 H−NMR(DMSO−d6)δ:2.68(3H,s),3.6
8(2H,ABq,J=18Hz),4.37(2H,ABq,J=
13Hz),4.62(2H,s),5.14(1H,d,J=5H
z),5.79(1H,dd,J=5&9Hz),9.35(1H,d,
J=9Hz)
クロロメタン(13.5ml)と酢酸(13.5ml)の混液に溶
かし、−10℃でかき混ぜながら亜硝酸ナトリウム(3
26mg、4.62mmol)の水溶液(1.6ml)を滴下した。
反応液は同温で75分間かき混ぜた後、水(35ml)を加
え、ついで減圧下ジクロロメタンを留去した。残留液を
酢酸エチル(50ml)とTHF(50ml)の混液で抽出し、
抽出液を食塩水で洗浄した後、Na2SO4で乾燥した。
減圧下濃縮乾固して得られた残留物をエーテル(50ml)
で粉末化した後、石油エーテル(50ml)を加え得られた
粉末をろ取すると7β−(4−ブロモ−2−ヒドロキシ
イミノ−3−オキソブチリルアミノ)−3−[(2−メチ
ル−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]
−3−セフェム−4−カルボン酸が淡黄色粉末として
1.62g得られた。 IR(KBr)cm-1:3250,2980,1780,170
0,1620,15451 H−NMR(DMSO−d6)δ:2.68(3H,s),3.6
8(2H,ABq,J=18Hz),4.37(2H,ABq,J=
13Hz),4.62(2H,s),5.14(1H,d,J=5H
z),5.79(1H,dd,J=5&9Hz),9.35(1H,d,
J=9Hz)
【0012】参考例3 参考例2で得られた化合物(1.40g、2.61)とチオ
尿素(0.357g、4.82mmol)をアセトン(12ml)と
水(6ml)の混液に溶かし、室温で70分間撹拌した。減
圧下アセトンを留去し、水(50ml)を加えた後、氷冷下
1N NaOHでpH7に調整しながら溶解した。得られ
た溶液をダイヤイオンHP−20(200ml)カラムクロ
マトグラフィーに付し、水洗後10%aq.EtOHで溶
出した。溶出液(600ml)を20mlまで減圧濃縮し、濃
縮液をセファデックス(Cephadex) LH−20(50
0ml)カラムクロマトグラフィーに付し、水で溶出し
た。溶出液(100ml)を減圧濃縮後凍結乾燥すると7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−(Z)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−[(2−メチル
−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]−
3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウムが0.916g
得られた。 IR(KBr)cm-1:3320,3200,1760,166
5,1595,15251 H−NMR(D2O):δ2.74(3H,s),3.63(2H,
ABq,J=18Hz),4.22(2H,ABq,J=14H
z),5.19(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,d,J=5
Hz),6.99(1H,s)
尿素(0.357g、4.82mmol)をアセトン(12ml)と
水(6ml)の混液に溶かし、室温で70分間撹拌した。減
圧下アセトンを留去し、水(50ml)を加えた後、氷冷下
1N NaOHでpH7に調整しながら溶解した。得られ
た溶液をダイヤイオンHP−20(200ml)カラムクロ
マトグラフィーに付し、水洗後10%aq.EtOHで溶
出した。溶出液(600ml)を20mlまで減圧濃縮し、濃
縮液をセファデックス(Cephadex) LH−20(50
0ml)カラムクロマトグラフィーに付し、水で溶出し
た。溶出液(100ml)を減圧濃縮後凍結乾燥すると7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−(Z)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−[(2−メチル
−1,3,4−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]−
3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウムが0.916g
得られた。 IR(KBr)cm-1:3320,3200,1760,166
5,1595,15251 H−NMR(D2O):δ2.74(3H,s),3.63(2H,
ABq,J=18Hz),4.22(2H,ABq,J=14H
z),5.19(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,d,J=5
Hz),6.99(1H,s)
【0013】実施例1 参考例3で得られた化合物(I)のナトリウム塩(5g)を
蒸留水(40ml)に溶かした後、蒸留水で全量を50mlと
した。得られた水溶液を無菌濾過した後、10mlの滅菌
バイアルに5mlずつ分注し、凍結乾燥し密栓した。 実施例2 実施例1で得られたバイアルに、注射用滅菌水を加えて
化合物(I)のナトリウム塩を溶かし、注射剤とした。
蒸留水(40ml)に溶かした後、蒸留水で全量を50mlと
した。得られた水溶液を無菌濾過した後、10mlの滅菌
バイアルに5mlずつ分注し、凍結乾燥し密栓した。 実施例2 実施例1で得られたバイアルに、注射用滅菌水を加えて
化合物(I)のナトリウム塩を溶かし、注射剤とした。
【0014】本発明によって得られる化合物(I)の皮下
投与によるマウス実験的腹腔内感染症に対する治療効果
測定結果、およびマウスに静脈内投与した際の化合物
(I)の血中濃度測定結果を対照化合物と比較することに
よって、本発明の効果を説明する。 試験例1 薬剤投与時間のマウス腹腔内感染症に対する治療効果に
及ぼす影響について対照化合物と比較した。 試験動物:Slc:ICR,4週齢雄性マウス(体重20〜2
2g)を用いた。 薬剤液投与:試験化合物および対照化合物の所定量を少
量の水に溶解し、ついで蒸留水で希釈することにより、
2.5mg/ml〜0.156mg/mlの濃度範囲で各々の化合
物の2倍階段希釈液を調製した。各希釈液を1群5匹の
感染マウスにマウス当たり0.2mlを感染4時間前、2
時間前および感染直前に1回皮下投与した。 感染菌接種:エス・アウレウス(S.aureus)308A
−1をブレイン・ハート・インフージョン・ブロス(B
rain Heart Infusion broth(Difco))中で37℃
で20時間培養後、8%ムシン(mucin)溶液(Difco)
に各々2×108コロニー形成単位(colony forming
unit(CFU))/mlの菌濃度に懸濁し、各懸濁液をマウ
ス当たり0.5mlずつ腹腔内投与した。 効果判定:5日間マウスの生死を観察し、各々の投与量
および投与時間における生存率を求めリード・アンド・
ミュエンチ(Reed and Muench)法によりED50(mg
/kg)値を算出した。
投与によるマウス実験的腹腔内感染症に対する治療効果
測定結果、およびマウスに静脈内投与した際の化合物
(I)の血中濃度測定結果を対照化合物と比較することに
よって、本発明の効果を説明する。 試験例1 薬剤投与時間のマウス腹腔内感染症に対する治療効果に
及ぼす影響について対照化合物と比較した。 試験動物:Slc:ICR,4週齢雄性マウス(体重20〜2
2g)を用いた。 薬剤液投与:試験化合物および対照化合物の所定量を少
量の水に溶解し、ついで蒸留水で希釈することにより、
2.5mg/ml〜0.156mg/mlの濃度範囲で各々の化合
物の2倍階段希釈液を調製した。各希釈液を1群5匹の
感染マウスにマウス当たり0.2mlを感染4時間前、2
時間前および感染直前に1回皮下投与した。 感染菌接種:エス・アウレウス(S.aureus)308A
−1をブレイン・ハート・インフージョン・ブロス(B
rain Heart Infusion broth(Difco))中で37℃
で20時間培養後、8%ムシン(mucin)溶液(Difco)
に各々2×108コロニー形成単位(colony forming
unit(CFU))/mlの菌濃度に懸濁し、各懸濁液をマウ
ス当たり0.5mlずつ腹腔内投与した。 効果判定:5日間マウスの生死を観察し、各々の投与量
および投与時間における生存率を求めリード・アンド・
ミュエンチ(Reed and Muench)法によりED50(mg
/kg)値を算出した。
【0015】結果を以下の表に記す。
【表1】 本試験においてエス・アウレウス(S.aureus)の感染
4時間前に薬剤を皮下投与した場合、対照化合物が殆ど
治療効果を示さないのに対し化合物(I)は治療効果を示
した。この結果から化合物(I)は対照化合物よりも明ら
かに体内持続性が良いことが示される。
4時間前に薬剤を皮下投与した場合、対照化合物が殆ど
治療効果を示さないのに対し化合物(I)は治療効果を示
した。この結果から化合物(I)は対照化合物よりも明ら
かに体内持続性が良いことが示される。
【0016】試験例2 化合物(I)および対照化合物をマウスに静脈内投与し、
経時的に血中濃度を測定した。 試験動物:Slc:ICR、4週齢雄性マウス(体重20〜
22g)を用いた。 薬物の投与量:20mg/kgの化合物(I)および対照化合
物A、B、C、D 薬物の投与方法:化合物(I)および対照化合物の所定量
を少量の水に溶解後、水で希釈し、1群5匹のマウスに
体重10g当たり0.1mlの液量を静脈内投与した。 検体の採取:薬物投与後の所定時間に採血した。薬物濃
度の測定:血液中の化合物(II)濃度をイー・コリ
(E.coli)NIHJおよびピー・レットゲリ(P.re
ttgeri)ATCC 9250を検定菌とするアガー・ウ
ェル(agar well)法で測定した。
経時的に血中濃度を測定した。 試験動物:Slc:ICR、4週齢雄性マウス(体重20〜
22g)を用いた。 薬物の投与量:20mg/kgの化合物(I)および対照化合
物A、B、C、D 薬物の投与方法:化合物(I)および対照化合物の所定量
を少量の水に溶解後、水で希釈し、1群5匹のマウスに
体重10g当たり0.1mlの液量を静脈内投与した。 検体の採取:薬物投与後の所定時間に採血した。薬物濃
度の測定:血液中の化合物(II)濃度をイー・コリ
(E.coli)NIHJおよびピー・レットゲリ(P.re
ttgeri)ATCC 9250を検定菌とするアガー・ウ
ェル(agar well)法で測定した。
【0017】結果を以下に記す。
【表2】
【0018】対照化合物A:7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノア
セトアミド]−3−[(2−ヒドロキシメチル−1,3,4
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ナトリウム 対照化合物B:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ナトリウム 対照化合物C:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−[[1−(2−ジメチルアミノエチル)−1H−テトラ
ゾール−5−イル]チオメチル]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸 対照化合物D:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−[(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)チオメチ
ル]−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム 本試験により、血中における化合物(I)の濃度が高く、
かつ長時間持続することが示される。
アゾール−4−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノア
セトアミド]−3−[(2−ヒドロキシメチル−1,3,4
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル]−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ナトリウム 対照化合物B:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ナトリウム 対照化合物C:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−[[1−(2−ジメチルアミノエチル)−1H−テトラ
ゾール−5−イル]チオメチル]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸 対照化合物D:7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−
3−[(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)チオメチ
ル]−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム 本試験により、血中における化合物(I)の濃度が高く、
かつ長時間持続することが示される。
【0019】
【発明の効果】本発明の化合物(I)またはその塩を静脈
内注射、筋肉内注射等の方法で投与することにより高い
血中濃度が長時間維持され得るので、人の細菌による感
染症の治療、例えば、細菌起炎症の呼吸器感染症および
尿路感染症の治療に有効である。
内注射、筋肉内注射等の方法で投与することにより高い
血中濃度が長時間維持され得るので、人の細菌による感
染症の治療、例えば、細菌起炎症の呼吸器感染症および
尿路感染症の治療に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−5046(JP,A) 特開 平2−223586(JP,A) 特開 昭50−82086(JP,A) 特開 昭60−34979(JP,A) 特開 昭54−132592(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 501/00 - 501/62 A61K 31/00 - 31/80 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (7)
- 【請求項1】 7β−[2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−(Z)−2−ヒドロキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(2−メチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−5−イル)チオメチル]−3−セフェム−4−カル
ボン酸またはその薬理学的に許容しうる塩を含有するこ
とを特徴とする注射用持続性抗菌剤。 - 【請求項2】 1日1回投与型の請求項1記載の注射用
持続性抗菌剤。 - 【請求項3】 体重1kg当たり1〜50mg投与する
請求項2記載の注射用持続性抗菌剤。 - 【請求項4】 感染症を治療および予防する請求項1記
載の注射用持続性抗菌剤。 - 【請求項5】 感染症が呼吸器感染症である請求項4記
載の注射用持続性抗菌剤。 - 【請求項6】 感染症が化膿性疾患である請求項4記載
の注射用持続性抗菌剤。 - 【請求項7】 感染症が腸内感染症である請求項4記載
の注射用持続性抗菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262891A JP3241395B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 持続性抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262891A JP3241395B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 持続性抗菌剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334386A JPH04334386A (ja) | 1992-11-20 |
JP3241395B2 true JP3241395B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=14332506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10262891A Expired - Fee Related JP3241395B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 持続性抗菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241395B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9811687D0 (en) * | 1998-06-01 | 1998-07-29 | Takeda Chemical Industries Ltd | Therapeutic or prophylatic agent of mastitis for livestock |
GB9907916D0 (en) * | 1999-04-07 | 1999-06-02 | Takeda Chemical Industries Ltd | Long-acting antibacterial composition |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP10262891A patent/JP3241395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04334386A (ja) | 1992-11-20 |
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