JP3241132B2 - トンネル掘削装置 - Google Patents
トンネル掘削装置Info
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
良く行えるトンネル掘削装置に関する。
て、近年、セグメントを使用せずシールド機から直接、
履工コンクリートを打設する直打コンクリートライニン
グ工法(通称ECL工法)が注目されはじめている。
時に、内型枠と地山との間に妻枠を通してコンクリート
を加圧充填しながら連続的に打設するもので、掘進と履
工が同時に行えて工期の短縮が図れると共に、セグメン
ト不要により全体工事費の大幅な削減が図れ、しかもコ
ンクリート圧制御により地盤沈下対策が容易であるとい
う特長を有している。
工法に用いられるトンネル掘削装置においては、内型枠
と地山との間に加圧コンクリートを打設する際に、妻枠
の摺動隙間から大気圧下の掘削機本体内へコンクリート
が洩出するのを防止するために、妻枠の内,外周にシー
ル部材が装着される。
ル部材が単なる塊状のゴムで形成されていたため、当該
シール部材が摺動する、掘削機本体の後胴後部が地山の
土水圧により変形した場合、この変形に追従できなくて
シール不能となるという問題点があった。
対し常に追従することができるシール部材を妻枠に装着
してなるシール性の高いトンネル掘削装置を提供するこ
とにある。
の、本発明の構成は、内型枠と地山との間に妻枠を通し
て加圧コンクリートを打設するトンネル掘削装置におい
て、前記妻枠の少なくとも外周に、加圧流体が常時供給
される拡張室を全周に亘って有し前記加圧コンクリート
の掘削機本体内への洩出を阻止し得ると共に前記拡張室
に対応する両側壁部が円弧状に凹んで形成され同拡張室
内の加圧流体により常時径方向へ膨張し得るゴム等弾性
体の一体成形品からなる中空環状のシール部材を装着し
たことを特徴とする。
常に加圧されているので、後胴後部の摺動面の変形に対
し、常に径方向へ円滑に追従して変形し、依ってシール
性能が良好に保持される。
を説明する。
において、1は前胴2,中胴3及び後胴4に3分割され
た掘削機本体、5はこの掘削機本体1の後方に縦列され
た複数個(図中では9個)の内型枠で、6はこの内型枠
5を用いて構築されたコンクリートのライニングであ
る。
断面を掘削し得るブームカッター8と、このブームカッ
ター8で掘削した土砂をかき込むかき込機9と、このか
き込機9でかき込んだ土砂を掘削機本体1の後方へ搬送
するベルトコンベア10が設置される。
エレクタビーム11が内型枠5内を貫通して横架され、
このエレクタビーム11に長手方向へ往復動可能にエレ
クタ12が支持されている。
コンクリートポンプ13等を搭載した後続台車14や骨
材運搬台車15が待機している。
6が取り付けられると共に、前胴2と中胴3とには方向
変換用の中折れジャッキ17が介装される。
掘進用のシールドジャッキ18が介装されると共に、中
胴3と後胴4とには後胴引寄せ用のテレスコジャッキ1
9が介装される。
20との間にコンクリートを打設して前記ライニング6
を構築するための妻枠21が妻枠ジャッキ22を介して
取り付けられる。
が箱形に形成された型枠本体23の周方向とびとびに、
前述したコンクリートポンプ13からの加圧コンクリー
ト供給管24と連通する供給パイプ25が貫設される。
前記各加圧コンクリート供給管24は型枠本体23の裏
面にボルト26で結合される。
部には、通常の多重構造の妻枠シール板27がシール板
押え28を介してボルト29で取り付けられる。
は、本発明に係るゴム製のシール部材30が二つ並んで
押え板31を介してボルト32により取り付けられる。
に、中空環状に形成されて中空部が常時加圧流体(空気
や油等)が所定圧(例えば、加圧コンクリート圧が10
kg/cm2程度であれば10.5kg/cm2程度)で供給される
拡張室33となっている。
応する両側壁部30aが円弧状に凹んで形成され、拡張
室33内の加圧流体により常時径方向へ膨脹し得るよう
になっている。
には、金属製のストッパリング34を嵌着したボルト穴
35が周方向に多数形成され、前述したボルト32が多
数挿通し得るようになっっている。
箇所には、塊状の加圧流体路形成部材35が埋め込ま
れ、この加圧流体路形成部材35のネジ穴36に図示し
ない加圧流体供給源からの加圧流体ホースがシール部材
30に形成した貫通孔37を通して螺合し得るようにな
っている。
の流体路38が形成され、一端が前記ネジ穴36を介し
て加圧流体ホースに、かつ他端がシール部材30に形成
した通孔39を介して拡張室33に通じている。
のプラグである。また、図7に示すように、二つのシー
ル部材30の間に押え板31を介在させても良いことは
言う迄もない。
装置を用いたECL工法の施工サイクルを説明する。 (1)先ず、ブームカッター8で切羽7の全断面を掘削
しながら、最後列で脱型された内型枠5を、エレクタ1
2により後胴4内へ搬送し、内型枠5を組み立てる。即
ち、掘削と内型枠組立を同時に行うのである。
り内型枠5を地山20との間に加圧コンクリートを打設
して、内型枠幅の半分の長さのライニング6を構築しな
がら、内型枠5に反力をとって、シールドジャッキ18
の伸長により掘削機本体1(厳密にはこの時点では前胴
2と中胴3とが推進され、この後テレスコジャッキ19
の収縮で後胴4が推進される。)を推進させる。即ち、
推進とコンクリート打設とを同時に行うのである。
の全断面を掘削しながら、エレクタ12が自走して、最
後列の内型枠5を脱型する。即ち、掘削と内型枠脱型と
を同時に行うのである。
りコンクリートを打設し、内型枠幅の残り半分の長さの
ライニング6を構築しながら、掘削機本体1を推進させ
る。即ち、推進とコンクリート打設とを同時に行うので
ある。
れるのである。
の打設の際には、妻枠21の外周に装着したシール部材
30の拡張室33が常時加圧流体で加圧されている。
が変形しても、拡張室33がこれに追従・変形し、シー
ル性が良好に保持される。
摺動隙間を通って大気圧下にある掘削機本体1内に洩出
することが回避される。
枠に装着されるゴム等弾性体の一体成形品からなるシー
ル部材の内部に径方向への追随代が大きい拡張室を形成
して後胴の変形に対し常に円滑に追従することができる
ようにしたので、シール部材の取付性の容易化が図れる
と共にシール性の高いトンネル掘削装置が実現されると
いう効果が得られる。
体側面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 内型枠と地山との間に妻枠を通して加圧
コンクリートを打設するトンネル掘削装置において、前
記妻枠の少なくとも外周に、加圧流体が常時供給される
拡張室を全周に亘って有し前記加圧コンクリートの掘削
機本体内への洩出を阻止し得ると共に前記拡張室に対応
する両側壁部が円弧状に凹んで形成され同拡張室内の加
圧流体により常時径方向へ膨張し得るゴム等弾性体の一
体成形品からなる中空環状のシール部材を装着したこと
を特徴とするトンネル掘削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34411892A JP3241132B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | トンネル掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34411892A JP3241132B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | トンネル掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193394A JPH06193394A (ja) | 1994-07-12 |
JP3241132B2 true JP3241132B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18366777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34411892A Expired - Fee Related JP3241132B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | トンネル掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241132B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34411892A patent/JP3241132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193394A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
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