JP3240972U - シート回転装置及びそのシート - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの車内での対面会話を実現できるシート回転装置及びシート回転装置を備えたシートを提供する。【解決手段】シート回転装置は、可動側板と、固定側板と、2つの規制部材と、2つの連動部と、回転部とを含む。可動側板は固定側板の一側に設置され、環状の規制部を有する。2つの規制部材と2つの連動部は固定側板に設置され、且つ環状の規制部中に位置する。回転部は可動側板と固定側板、及び2つの規制部材の間を貫通する。2つの連動部はそれぞれ前記2つの規制部材に連結することにより、前記2つの規制部材を第1相対位置から第2相対位置に変更することで、前記2つの規制部材が前記環状の規制部と噛み合わなくなる。また、回転部が回転する時、前記2つの規制部材を連動して前記第2相対位置から前記第1相対位置に変更することで、前記2つの規制部材が前記環状の規制部と噛み合うことになる。【選択図】図2

Description

本考案は、シートの分野に係り、特に、自動車等の移動車両において背凭れや座面の角度を調整するためのシート回転装置及びそのシートに関するものである。
従来技術において、カーシートは、背凭れの傾き角度のみを調整できて、そして背凭れのサイズにより90度に達することは困難である。
SUVシリーズの設計では、前席1列目のシートに加え、2列目、3列目のシートもあり、もしラゲッジスペースを空ける場合、3列目のシートを前方に移動する必要があるが、追加できるスペースは限られている。また、3列目のシートを外す必要があると、時間と労力がかかるだけでなく、全体の積載量や使用スペースの増加も限界があり、一般ユーザーにはあまり利用されてない。
また、車両をレジャー用途として使用する場合も、2列目のシートはベースの回転装置だけに頼って、2列目のシートを後方に180度回転させることで、三列目のシートと対面して座ることができる。また、3列目の乗員が他のニーズのために車の後部を向く場合は、3列目のシートも、車の後部(5番目のドア)が開いた後、回転装置によって180度回転させる必要がある。この一連の操作は時間と労力がかかるだけでなく、全体的な使用スペースの増加も限界があるため、一般ユーザーにはあまり利用されてない。
上記問題に鑑み、本考案の考案者は、従来技術の欠陥を改善するために、シート回転装置及びそのシートを考案して、それによって業界での利用を図る。
本考案の目的は、上述した従来技術の欠陥を改善するために、シート回転装置及びそのシートを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案のシート回転装置は、可動側板と、固定側板と、2つの規制部材と、2つの連動部と、回転部とを含む。前記可動側板は、第1軸孔と、対向する第1可動側面と第2可動側面とを有し、前記第1可動側面には前記第1軸孔に対応する環状の規制部が設けられ、前記第2可動側面はシートパーツを固定するように配置される。前記固定側板は、底板の一側に固定され、且つ前記第1可動側面に対向するように前記可動側板の一側に配置され、前記固定側板は、第2軸孔と、対向する第1固定側面と第2固定側面とを有し、前記第2軸孔の位置は前記第1軸孔の位置に対応し、前記第1固定側面には、第1方向に沿って前記第2軸孔に対応する2つの収容スロットが相対的に設置される。前記2つの規制部材は、前記第1固定側面に摺動可能に設置され、且つ前記第2軸孔に対応して、第2方向に沿って間隔を空けて互いに対向するよう前記環状の規制部内に配置され、前記2つの規制部材は第1相対位置と第2相対位置を有し、前記2つの規制部材が前記第1相対位置にある場合、前記2つの規制部材は前記環状の規制部と係合し、前記2つの規制部材が前記第2相対位置にある場合、前記2つの規制部材は前記環状の規制部と係合しない、前記第2方向は前記第1方向と直交する方向である。前記2つの連動部は、それぞれ前記2つの収容スロットに設置され、且つ前記2つの連動部はそれぞれ前記2つの規制部材と連結することにより、前記2つの規制部材を前記第1相対位置から前記第2相対位置に変換する。前記回転部は、前記第1軸孔と前記第2軸孔に貫設し、且つ前記2つの規制部材の間に設置され、前記回転部が回転する時、前記2つの規制部材を連動して前記第2相対位置から前記第1相対位置に変換する。
好ましくは、前記環状の規制部の内周には第1歯状部が設けられ、各前記規制部材の外側端には第2歯状部が設けられ、且つ前記第1歯状部は前記第2歯状部に対応する。
好ましくは、各前記規制部材の内側端部の端面が円弧状構造であり、前記回転部は、前記2つの規制部材に対応する位置に楕円形カム部を有する。
好ましくは、前記連動部は弾性部材であってコ字型構造を成し、且つ弾性変形していない時の前記連動部の開口の両端の距離は、前記第2相対位置に対応する。
好ましくは、前記規制部材の対向する両側面はそれぞれ嵌合部が設けられ、前記嵌合部は前記規制部材の内側端部に隣接し、前記連動部の開口の両端はそれぞれ前記2つの規制部材の同じ側の2つの前記嵌合部中に嵌合される。
好ましくは、前記固定側板には2つの位置決め部を有し、前記2つの位置決め部は、前記第2軸孔と前記2つの規制部材に対応し、前記第2方向に沿って間隔を空けて互いに対向するように前記第1固定側面に配置され、且つ前記2つの規制部材は前記2つの位置決め部にそれぞれ対応して配置され、前記2つの位置決め部は、前記2つの規制部材が前記第2方向に沿って前記第2軸孔の中心に対する変位をそれぞれ制限し、前記2つの連動部は前記2つの位置決め部の間に設置される。
好ましくは、各前記位置決め部はそれぞれ2つの案内ブロックを有し、前記2つの案内ブロックは前記第1方向に沿って間隔を空けて互いに対向するように配置され、且つ前記2つの案内ブロックの間隔距離は前記規制部材の幅に対応する。
好ましくは、前記2つの位置決め部はそれぞれ案内ブロックを含み、前記規制部材はそれぞれ前記案内ブロックに対応する案内溝を有し、且つ前記案内溝は前記第2方向に沿う長い溝である。
好ましくは、前記シート回転装置は更にスクロールスプリングを含み、前記スクロールスプリングの一端は前記第1軸孔に離れるように前記第1可動側面に設置され、前記スクロールスプリングの他端は前記第2軸孔に隣接するように前記第2固定側面に設置される。
上記目的を達成するために、本考案のシートは、2つのガイドレールと、底板と、背凭れ部と、座本体と、2つの連結軸と、2つの回転レバーとを含む。前記2つのガイドレールは、所定位置に設置される。前記底板は、摺動可能に前記2つのガイドレールに設置され、前記底板が前記2つのガイドレールに面する底面には2つの支持部が突設され、且つ前記2つの支持部は摺動可能に前記2つのガイドレールに連結される。前記背凭れ部の両側には、それぞれ請求項1ないし9のいずれが一項に記載のシート回転装置が設置され、且つ前記背凭れ部は前記シート回転装置を介して前記底板に設置される。前記座本体の両側には、それぞれ前記シート回転装置が設置され、且つ前記座本体は前記シート回転装置を介して前記底板に設置される。前記2つの連結軸は、それぞれ前記背凭れ部の2つの前記シート回転装置の2つの回転部の間、及び前記座本体の2つの前記シート回転装置の2つの回転部の間に連結される。前記2つの回転レバーは、それぞれ前記背凭れ部の1つの前記シート回転装置の前記回転部の外側端、及び前記座本体の1つの前記シート回転装置の前記回転部の外側端に連結される。
本考案のシート回転装置及びそのシートは、上記の所定の構造により、カーシートの背凭れや座面が独立して90度を超えるチルト機能を有することができるので、カーシートは、追加のシート回転機構がなくとも、ユーザーは車内に対面で会話する機能を実現できる。本考案のシート回転装置は、レジャー用車両のシートの使用において、多様の機能を提供することができるので、カーシートの適用性が大幅に改善できる。
本考案の目的、技術的特徴、および利点を容易に理解できるように、添付の図面と併せて特定の実施形態とともに以下に詳細に説明される。
本考案の実施形態の技術案をより明確に説明するために、以下では、本考案の実施形態の説明に使用する添付図面を簡単に紹介する。以下で説明する添付図面は、本考案のいくつかの実施形態にすぎず、本考案が属する技術分野の技術者は、これらの図面から他の図面を獲得することもできる。
本考案のシート回転装置の第1実施形態の分解概略図である。 本考案のシート回転装置の第1実施形態の組み立て概略図である。 本考案のシート回転装置の第1実施形態の第1動作概略図である。 本考案のシート回転装置の第1実施形態の第2動作概略図である。 本考案のシート回転装置の第2実施形態の概略図である。 本考案のシート回転装置の第3実施形態の概略図である。 本考案のシートの第1構造の概略図である。 本考案のシートの第2構造の概略図である。 本考案のシートの第1応用の概略図である。 本考案のシートの第2応用の概略図である。 本考案のシートの第3応用の概略図である。 本考案のシートの第4応用の概略図である。
以下、本考案の具現例について詳細に説明する。ただし、それらは例示として提示されるものであり、それによって、本考案が制限されるものではなく、本考案は、実用新案登録請求の範囲によってのみ定義されるのである。
本明細書において、「第1」、「第2」などの用語は、様々な要素、部品、領域、セクション、層および/または部分を説明するために使用され得るが、これらの要素、部品、領域、セクション、層および/または部分は、これらの用語によって制限されるべきではない。これらの用語は、ある要素、部品、領域、セクション、層および/または部分を、別の要素、部品、領域、セクション、層および/または部分と区別するためにのみ使用される。
別段の定義がない限り、本考案で使用されるすべての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本考案が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を持つ。一般的に使用される辞書で定義されている用語は、関連技術および本考案の文脈における意味と一致する定義を有すると解釈されるべきであり、本明細書でそのように明示的に定義されていない限り、理想化または過度に形式的に解釈されるべきではないことを理解されるべきである。
図1から図4を参照し、図1は本考案のシート回転装置の第1実施形態の分解概略図である。図2は本考案のシート回転装置の第1実施形態の組み立て概略図である。図3と図4は、本考案のシート回転装置の第1実施形態の第1と第2の動作概略図である。
図に示すように、本考案のシート回転装置1は、主に自動車等の移動車両のシートに使用され、可動側板11、固定側板12、2つの規制部材13、2つの連動部14及び回転部15を備える。
可動側板11は、金属製またはプラスチック製であり得るが、好ましくは金属製であり、第1軸孔111と、対向する第1可動側面112と第2可動側面113とを有する。また、第1可動側面112には、第1軸孔111に対応する環状の規制部114が設けられている。そして第2可動側面113は、シートパーツを固定するように配置され、そのシートパーツとは、背凭れまたは座本体などのシート部品である。
特筆すべきことは、環状の規制部114は製造してから締め付けまたは溶接などの適切な手段によって可動側板11に固定することができるが、可動側板11と一体的に形成することもできる。
固定側板12は、金属またはプラスチック製であり得るが、好ましくは金属製であり、底板(第4実施形態に示される底板または自動車車内の他の適切な位置など)の一側に固定される。また、固定側板12は第1可動側面112に対向するように可動側板11の一側に配置される。つまり、可動側板11の一側には固定側板12があり、他側にはシートパーツがある。また、固定側板12は、自動車の車室内の適切な位置に固定され、ここで可動側板11が固定側板12に対して回転すると、可動側板11がシートパーツを連動して回転させることができるので、カーシートの背凭れや座面の両方が独立して90度を超えるチルト機能を有することができる。
さらに、固定側板12は、第2軸孔121と、対向する第1固定側面122と第2固定側面123とを有する。前記第2軸孔121の位置は前記第1軸孔111の位置に対応し、つまり、可動側板11と固定側板12とを組み合わせると、第1軸孔111と第2軸孔121が同心且つ同軸の状態になる。また、固定側板12には2つの収容スロット124が設置され、その2つの収容スロット124は第1固定側面122に設置され、且つ第1方向D1に沿って前記第2軸孔121に対応するように配置される。なお、第1方向D1は、図中の上下方向であるが、これに限定されるものではなく、第2軸孔121に対して、第2軸孔121を中心として第2軸孔121の両側に対称的に配置されてもいい。
また、収容スロット124は製造してから締め付けまたは溶接などの適切な手段によって固定側板12に固定することができるが、固定側板12と一体的に形成することもできる。
2つの規制部材13は、金属またはプラスチック製であり得るが、好ましくは金属製であり、前記第1固定側面122に摺動可能に設置される。また、2つの規制部材13は、第2方向D2に沿って間隔を空けて相対的に摺動可能のように第1固定側面122に設置される。ここの第2方向D2は第1方向D1と直交する方向であるが、これに限定されるものではない。その2つの規制部材13は、第2軸孔121によって間隔され、つまり、第2軸孔121を中心として第2軸孔121の両側に対称的に配置される。また、2つの規制部材13は、環状の規制部114内に配置される。2つの規制部材13が第1固定側面122に摺動可能に配置されるため、2つの規制部材13は、第1相対位置P1と第2相対位置P2とを有する。前記2つの規制部材13が前記第1相対位置P1にある場合、前記2つの規制部材13は前記環状の規制部114と係合し、前記2つの規制部材13が前記第2相対位置P2にある場合、前記2つの規制部材13は前記環状の規制部114と係合しない、そして前記第2方向D2は前記第1方向D1と直交する方向である。
特筆すべきことは、前記環状の規制部114の内周には第1歯状部1141が設けられる。それに応じて、各前記規制部材13の外側端には第2歯状部131が設けられ、且つ前記第1歯状部1141は前記第2歯状部131に対応する。そのうち、規制部材13の外側端とは、規制部材13の組み立てが完了した時、規制部材13が環状の規制部114の内周と隣接且つ第2軸孔121と離れる一端を指している。そして規制部材13の内側端とは、規制部材13の組み立てが完了した時、規制部材13が環状の規制部114の内周と離れて且つ第2軸孔121と隣接する一端を指している。したがって、2つの規制部材13が第1相対位置P1にある時、第2歯状部131は第1歯状部1141と係合することで、規制部材13は環状の規制部114と係合することになり、固定側板12に対する可動側板11の回転が規制される。
2つの連動部14は、それぞれ前記2つの収容スロット124に設置され、且つ前記2つの連動部14はそれぞれ前記2つの規制部材13と連結することにより、前記2つの規制部材13を前記第1相対位置P1から前記第2相対位置P2に変換する。
さらに、連動部14は、ばね、板ばねなど一般的に使用される材料からなる弾性部材であることができ、且つコ字型構造を有する。また、規制部材13の対向する両側面にはそれぞれ嵌合部133が設けられ、前記嵌合部133は前記規制部材13の内側端部に隣接している。また、前記連動部14の開口の両端は、それぞれ前記2つの規制部材13の同じ側の2つの前記嵌合部133中に嵌合される。特に、連動部14が弾性変形していない時、連動部14の開口の両端の距離は、第2相対位置P2に対応する。したがって、2つの規制部材13の間の距離が開いて、第1相対位置P1にある2つの規制部材13の外力が除去されると、連動部14のばね応力によって2つの規制部材13を連動して第1相対位置P1から第2相対位置P2に変換される。
回転部15は、金属材料からなることができ、第1軸孔111と第2軸孔121を貫通して2つの制限部材13の間に位置する。回転部材15が回転すると、回転部材15は、2つの制限部材13を駆動して、第2の相対位置P2から第1の相対位置P1に変化させることができる。
詳細に言うと、回転部15は、前記2つの規制部材13に対応する位置に楕円形カム部151を有し、且つ楕円形カム部151の長軸の長さは第1相対位置P1に対応し、楕円形カム部151の短軸の長さは、第2相対位置P2以下である。それに応じて、各前記規制部材13の内側端部の端面が円弧状構造132である。故に、楕円形カム部151の長軸が第2方向D2(図示の左右方向、横方向または水平方向)に設置されると、楕円形カム部151は、円弧状構造132を介して2つの規制部材13の間の距離を押し広げることができ、それによって2つの規制部材13を連動して第2相対位置P2から第1相対位置P1に変換させる。また、楕円形カム部151の短軸が第2方向D2(図示の左右方向、横方向または水平方向)に設置されると、楕円形カム部151の短軸の長さが第2相対位置P2以下であるため、連動部14のばね応力によって、2つの規制部材13を連動して第1相対位置P1から第2相対位置P2に変換させることができる。
特筆すべきことは、前記固定側板12には2つの位置決め部を有し、その2つの位置決め部は第1固定側面122に設置される。2つの位置決め部は、前記第2軸孔121に対応して配置され、且つ前記第2方向D2に沿って間隔を空けて配置される。そのうち、2つの位置決め部が第2軸孔121に対応して配置されることは、第2軸孔121を中心として第2軸孔121の両側に対称的に配置されることである。また、前記2つの規制部材13は前記2つの位置決め部にそれぞれ対応して配置されることで、前記2つの規制部材13が前記第2方向D2に沿って前記第2軸孔121の中心に対する変位をそれぞれ制限することができる。また、2つの規制部材13に対する連動や牽引を容易にするように、前記2つの連動部14は前記2つの位置決め部の間に設置される。
本実施形態において、前記2つの位置決め部はそれぞれ2つの案内ブロック161を有し、前記2つの案内ブロック161は前記第1方向D1に沿って間隔を空けて互いに対向するように配置され、且つ前記2つの案内ブロック161の間隔距離は前記規制部材13の幅に対応する。そのため、図3,4に示すように、左側の2つの位置決め部は左側の規制部材13の第2方向D2に沿う変位を制限でき、右側の2つの位置決め部は右側の規制部材13の第2方向D2に沿う変位を制限できる。
本考案のシート回転装置が、前述の所定構造の配置によってカーシートの背凭れや座面に設置されると、ユーザーは、回転部をひねることにより、固定側板に対する可動側板の回転の自由度を制限または開放することができ、カーシートの背凭れや座面がそれぞれ90度を超えるチルト機能を有することができる。
図5を参照し、図5は本考案のシート回転装置の第2実施形態の概略図である。この実施形態において、同じ参照符号を付した要素の構成および動作は、前述の実施形態と同一または類似であるため、同一または類似の部分についての説明は、ここで重複しない。
図に示すように、本実施形態において主の違いは、2つの位置決め部はそれぞれ一つの案内ブロック161を含み、規制部材13はそれぞれ案内ブロック161に対応する案内溝134を有し、且つ案内溝は第2方向D2に沿う長い溝である。そのうち、案内ブロック161は摺動可能に案内溝134内に設置されるため、左側の案内ブロック161は左側の規制部材13の第2方向D2に沿う変位を制限でき、右側の案内ブロック161は右側の規制部材13の第2方向D2に沿う変位を制限できる。
図6を参照し、図6は本考案のシート回転装置の第3実施形態の概略図である。この実施形態において、同じ参照符号を付した要素の構成および動作は、前述の実施形態と同一または類似であるため、同一または類似の部分についての説明は、ここで重複しない。
図に示すように、本実施形態において主の違いは、前記シート回転装置1は、更にスクロールスプリング17を含むことである。前記スクロールスプリング17の一端は前記第1軸孔111に離れるように前記第1可動側面112に設置され、前記スクロールスプリング17の他端は前記第2軸孔121に隣接するように前記第2固定側面123に設置される。
固定側板12は底板に固定されて動けないので、可動側板11と固定側板12の相対角度が変化すると、スクロールスプリング17によって自動復帰の機能を達成することができる。
図7と図8を参照し、図7と図8は、本考案のシートの第1と第2構造の概略図である。この実施形態において、同じ参照符号を付した要素の構成および動作は、前述の実施形態と同一または類似であるため、同一または類似の部分についての説明は、ここで重複しない、特にシート回転装置1に関する説明は前述の通りであるため、ここでの説明を省く。図に示すように、本考案のシート2は、2つのガイドレール21と、底板22と、背凭れ部23と、座本体24と、2つの連結軸25と、2つの回転レバー26とを備える。
そのうち、2つのガイドレール21は、所定位置に設置され、例えば自動車車内のフロアに設置される。底板22は、摺動可能に前記2つのガイドレール21に設置される。前記底板22が前記2つのガイドレール21に面する底面には2つの支持部221が突設され、且つ前記2つの支持部221は摺動可能に前記2つのガイドレール21に連結される。特筆すべきことは、ガイドレール21は溝として構成し、支持部221の対応する端部はバンプとして構成することができ、またはガイドレール21はバンプとして構成し、支持部221の対応する端部は溝として構成することができ、どれも底板22をガイドレール21上に安定して摺動することができる。そのうち、背凭れ部23と座本体24はシートを形成することができ、このシートは、1人乗り、2人乗り、3人乗りまたは4人乗りのシートであり得るが、これらに限定されない。
さらに言うと、背凭れ部23の両側には、それぞれ前述したのシート回転装置1が設置される。それと似たように、座本体24の両側にも、それぞれ前述したのシート回転装置1が設置される。簡単に言うと、背凭れ部23の両側にはそれぞれ一つのシート回転装置1が設置され、座本体24の両側にもそれぞれ一つのシート回転装置1が設置されるので、背凭れ部23と座本体24の両方が、独立して90度を超えるチルト機能を有することができる。そして、前記背凭れ部23はその一つまたは2つのシート回転装置1を介して底板22に設置され、前記座本体24もその一つまたは2つのシート回転装置1を介して底板22に設置される。換言すれば、背凭れ部23と座本体24より形成したシートは底板22上に設置されるので、そのシートが底板22に沿って安定して摺動することができる。
2つの連結軸25は、それぞれ前記背凭れ部23の2つの前記シート回転装置1の2つの回転部15の間、及び前記座本体24の2つの前記シート回転装置1の2つの回転部15の間に連結される。つまり、そのうち一つの連結軸25は、背凭れ部23の左側のシート回転装置1の回転部15と、背凭れ部23の右側のシート回転装置1の回転部15との間に連結される。もう一つの連結軸25は、座本体24の左側のシート回転装置1の回転部15と、座本体24の右側のシート回転装置1の回転部15との間に連結される。このように、シートの左右のシート回転装置1は、片側で操作した時に両側が同時に動く機能を発揮することができる。
2つの回転レバー26は、それぞれ前記背凭れ部23の1つの前記シート回転装置1の前記回転部15の外側端、及び前記座本体24の1つの前記シート回転装置1の前記回転部15の外側端に連結される。つまり、そのうち一つの回転レバー26は、背凭れ部23の左側または右側のシート回転装置1の回転部15上に連結され、且つ回転部15が外部に露出する部分に連結される。そしてもう一つの回転レバー26は、座本体24の左側または右側のシート回転装置1の回転部15上に連結され、且つ回転部15が外部に露出する部分に連結される。これにより、回転レバー26を回すことにより、ユーザーが回転部15を回転またはひねり、固定側板に対する可動側板の回転の自由を制限または開放することが容易になり、それによって、自動車の背凭れ部および座本体の両方が、独立して90度を超えるチルト機能を有することができる。
図9から図12を参照し、図9から図12は、本考案のシートの第1ないし第4応用の概略図である。
図に示すように、背凭れ部23と座本体24は、独立して作動するシート回転装置1によって調整され、図9に示すように、シートを完全に水平に展開することができる。逆に、シートが完全に折りたたまれている場合は図10に示す。さらに、図11に示すように、シート回転装置1を介してシートを調節することにより、反転と類似の効果を生じさせ、シートをハッチバック車両の5番目のドアに直接対面させることができる。5番目のドアが開かれた後、シートはレジャーやその他のニーズを提供することができる。さらに、図12に示すように、シート回転装置1とガイドレール21によって位置を調整することにより、シートをフラットにすることができ、シートとシートが連結されてリクライニングチェアの機能を達成できる。
本考案のシートは、上記の所定の構造により、カーシートの背凭れや座面が独立して90度を超えるチルト機能を有することができるので、カーシートは、追加のシート回転機構がなくとも、ユーザーは車内に対面で会話する機能を実現できる。そして、レジャー用車両のシートの使用において、多様の機能を提供することができるので、カーシートの適用性が大幅に改善できる。
上記の説明は単なる例示であり、限定するためのものではない。本考案の趣旨と範囲から逸脱しない同等の修正または変更は、添付の実用新案登録請求の範囲に含まれることとする。
1 シート回転装置
11 可動側板
111 第1軸孔
112 第1可動側面
113 第2可動側面
114 環状の規制部
1141 第1歯状部
12 固定側板
121 第2軸孔
122 第1固定側面
123 第2固定側面
124 収容スロット
13 規制部材
131 第2歯状部
132 円弧状構造
133 嵌合部
134 案内溝
14 連動部
15 回転部
151 楕円形カム部
161 案内ブロック
17 スクロールスプリング
2 シート
21 ガイドレール
22 底板
221 支持部
23 背凭れ部
24 座本体
25 連結軸
26 回転レバー
D1 第1方向
D2 第2方向
P1 第1相対位置
P2 第2相対位置

Claims (10)

  1. 可動側板と、固定側板と、2つの規制部材と、2つの連動部と、回転部とを含むシート回転装置であって、
    前記可動側板は、第1軸孔と、対向する第1可動側面と第2可動側面とを有し、前記第1可動側面には前記第1軸孔に対応する環状の規制部が設けられ、前記第2可動側面はシートパーツを固定するように配置され、
    前記固定側板は、底板の一側に固定され、且つ前記第1可動側面に対向するように前記可動側板の一側に配置され、前記固定側板は、第2軸孔と、対向する第1固定側面と第2固定側面とを有し、前記第2軸孔の位置は前記第1軸孔の位置に対応し、前記第1固定側面には、第1方向に沿って前記第2軸孔に対応する2つの収容スロットが相対的に設置され、
    前記2つの規制部材は、前記第1固定側面に摺動可能に設置され、且つ前記第2軸孔に対応して、第2方向に沿って間隔を空けて互いに対向するよう前記環状の規制部内に配置され、前記2つの規制部材は第1相対位置と第2相対位置を有し、前記2つの規制部材が前記第1相対位置にある場合、前記2つの規制部材は前記環状の規制部と係合し、前記2つの規制部材が前記第2相対位置にある場合、前記2つの規制部材は前記環状の規制部と係合しない、前記第2方向は前記第1方向と直交する方向であり、
    前記2つの連動部は、それぞれ前記2つの収容スロットに設置され、且つ前記2つの連動部はそれぞれ前記2つの規制部材と連結することにより、前記2つの規制部材を前記第1相対位置から前記第2相対位置に変換し、
    前記回転部は、前記第1軸孔と前記第2軸孔に貫設し、且つ前記2つの規制部材の間に設置され、前記回転部が回転する時、前記2つの規制部材を連動して前記第2相対位置から前記第1相対位置に変換することを特徴とする、シート回転装置。
  2. 前記環状の規制部の内周には第1歯状部が設けられ、各前記規制部材の外側端には第2歯状部が設けられ、且つ前記第1歯状部は前記第2歯状部に対応することを特徴とする、請求項1に記載のシート回転装置。
  3. 各前記規制部材の内側端部の端面が円弧状構造であり、前記回転部は、前記2つの規制部材に対応する位置に楕円形カム部を有することを特徴とする、請求項2に記載のシート回転装置。
  4. 前記連動部は弾性部材であってコ字型構造を成し、且つ弾性変形していない時の前記連動部の開口の両端の距離は、前記第2相対位置に対応することを特徴とする、請求項1に記載のシート回転装置。
  5. 前記規制部材の対向する両側面はそれぞれ嵌合部が設けられ、前記嵌合部は前記規制部材の内側端部に隣接し、前記連動部の開口の両端はそれぞれ前記2つの規制部材の同じ側の2つの前記嵌合部中に嵌合されることを特徴とする、請求項4に記載のシート回転装置。
  6. 前記固定側板には2つの位置決め部を有し、前記2つの位置決め部は、前記第2軸孔と前記2つの規制部材に対応し、前記第2方向に沿って間隔を空けて互いに対向するように前記第1固定側面に配置され、且つ前記2つの規制部材は前記2つの位置決め部にそれぞれ対応して配置され、前記2つの位置決め部は、前記2つの規制部材が前記第2方向に沿って前記第2軸孔の中心に対する変位をそれぞれ制限し、前記2つの連動部は前記2つの位置決め部の間に設置されることを特徴とする、請求項1に記載のシート回転装置。
  7. 各前記位置決め部はそれぞれ2つの案内ブロックを有し、前記2つの案内ブロックは前記第1方向に沿って間隔を空けて互いに対向するように配置され、且つ前記2つの案内ブロックの間隔距離は前記規制部材の幅に対応することを特徴とする、請求項6に記載のシート回転装置。
  8. 前記2つの位置決め部はそれぞれ案内ブロックを含み、前記規制部材はそれぞれ前記案内ブロックに対応する案内溝を有し、且つ前記案内溝は前記第2方向に沿う長い溝であることを特徴とする、請求項6に記載のシート回転装置。
  9. 前記シート回転装置は更にスクロールスプリングを含み、前記スクロールスプリングの一端は前記第1軸孔に離れるように前記第1可動側面に設置され、前記スクロールスプリングの他端は前記第2軸孔に隣接するように前記第2固定側面に設置されることを特徴とする、請求項1に記載のシート回転装置。
  10. 2つのガイドレールと、底板と、背凭れ部と、座本体と、2つの連結軸と、2つの回転レバーとを含むシートであって、
    前記2つのガイドレールは、所定位置に設置され、
    前記底板は、摺動可能に前記2つのガイドレールに設置され、前記底板が前記2つのガイドレールに面する底面には2つの支持部が突設され、且つ前記2つの支持部は摺動可能に前記2つのガイドレールに連結され、
    前記背凭れ部の両側には、それぞれ請求項1ないし9のいずれが一項に記載のシート回転装置が設置され、且つ前記背凭れ部は前記シート回転装置を介して前記底板に設置され、
    前記座本体の両側には、それぞれ前記シート回転装置が設置され、且つ前記座本体は前記シート回転装置を介して前記底板に設置され、
    前記2つの連結軸は、それぞれ前記背凭れ部の2つの前記シート回転装置の2つの回転部の間、及び前記座本体の2つの前記シート回転装置の2つの回転部の間に連結され、
    前記2つの回転レバーは、それぞれ前記背凭れ部の1つの前記シート回転装置の前記回転部の外側端、及び前記座本体の1つの前記シート回転装置の前記回転部の外側端に連結されることを特徴とする、シート。
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