JP3240741B2 - ステープリング処理装置 - Google Patents

ステープリング処理装置

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JP3240741B2
JP3240741B2 JP09782893A JP9782893A JP3240741B2 JP 3240741 B2 JP3240741 B2 JP 3240741B2 JP 09782893 A JP09782893 A JP 09782893A JP 9782893 A JP9782893 A JP 9782893A JP 3240741 B2 JP3240741 B2 JP 3240741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソータあるいはフィニ
ッシャ等、複写機やプリンタ等から排出された記録シー
トを丁合いした後にこれをステープル止めするステープ
リング処理装置に係り、詳細には、ステープリング処理
の仕上がりを良好なものとするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】丁合いされた記録シートにステープリン
グ処理を行い得るステープリング処理装置としては、特
開平4−69288号公報、特開平4−59564号公
報あるいは特開平4−64490号公報等に開示された
ソータや、特開平2−233459号公報、特開平3−
106754号公報あるいは特開平3−221491号
公報等に開示されたフィニッシャが知られている。
【0003】これらソータあるいはフィニッシャは複写
機等から排出された記録シートをページ順に丁合いする
トレイを備え、このトレイに収容された記録シート束の
縁部に対してステープラがステープリング処理を行うよ
うに構成されている。また、トレイに収容された記録シ
ート束の中央部に対してステープリング処理を行い、ス
テープリング処理位置を中心にしてシート束を折り曲げ
た後にこれを排出するフィニッシャも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機にお
ける記録シートの排出はコピー面を上にしてこれを排出
する所謂フェイスアップ方式が主流であるため、上記ス
テープリング処理装置を複写機に接続した複写システム
では、ステープリング処理装置での記録シート束のペー
ジ揃えを考慮し、原稿の最終ページから複写を開始する
所謂N→1方式が採用されていた。
【0005】しかし、このN→1方式で奇数枚の片面原
稿を記録シートの両面にコピーすると、原稿の1ページ
目が記録シートの裏面側にコピーされてしまうという問
題点があり、これを防止するためには複写システムを操
作するオペレータが予め原稿枚数を当該システムに入力
し、あるいは複写作業の開始に当たって自動原稿送り装
置(ADF)に予め原稿枚数をカウントさせる等の対策
が必要であった。
【0006】このような理由から、近年では原稿の1ペ
ージ目からコピーを開始する所謂1→N方式の複写シス
テムが注目されている。しかし、この1→N方式の複写
システムでは、記録シート束のページ揃えを考慮し、コ
ピー面を下にした所謂フェイスダウン方式で記録シート
をステープリング処理装置のトレイに収容するため、当
該装置においてはステープラを従来とは上下逆さまに配
設し、トレイに収容された記録シート束の下側からステ
ープル針を打ち込むことが必要となった。その結果、以
下のような問題点が新たに発生した。
【0007】すなわち、ステープラはステープル針を保
持した可動顎を固定顎に押しつけるようにしてステープ
リング処理を行うので、ステープル針を記録シート束の
上側から打ち込んでいた従来のステープリング処理装置
では、上記固定顎の処理基準面に記録シート束の下面を
合致させてステープリング処理を行えば、記録シート束
の厚さに拘わらず常に所定の位置にステープル針を打ち
込むことができた。しかし、上述のように記録シート束
の下側からステープル針を打ち込む場合、単にステープ
ラを従来と上下逆さまに配設しただけでは、記録シート
束の厚さに応じて固定顎と記録シート束の上面との間に
隙間が形成されるので、ステープル針を打ち込んだ際に
記録シート束が不揃いとなったり、ステープル針の打ち
込み位置が記録シート束毎に異なったものとなってしま
うのである。
【0008】つまり、従来のステープリング処理装置で
は、ステープラを上下逆さまに配設して1→N方式の複
写システムに対応しても、ステープリング処理品質が悪
化するという問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、原稿の1ページ
目からコピーを開始する所謂1→N方式の複写システム
に対応し、且つ、高いステープリング処理品質を確保す
ることが可能なステープリング処理装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のステープリンク処理装置は、図1に示すよ
うに、画像記録装置から排出された記録シートを収容す
るトレイ1と、このトレイ1上で丁合いされた記録シー
ト束2の縁部にステープリング処理を施すステープラ3
とを備えたステープリング処理装置において、ステープ
リング処理の際に、上記ステープラ3に設けられた処理
基準面4と上記記録シート束2の最上面5とを所定の位
置関係に保持する位置合わせ手段6を設けたことを特徴
とするものである。
【0011】このような技術的手段において、上記ステ
ープラの処理基準面とは、記録シート束に打ち込まれた
ステープル針の先端を折り曲げる針受けを備えた面であ
り、通常ステープラの固定顎に形成されている。
【0012】また、上記位置合わせ手段としては、従来
提案されているステープリング処理の方法に応じで適宜
設計して差し支えない。例えば特開平4−69288号
公報に開示されるソータのように、記録シート束を収容
しているトレイをステープラの配設位置へ移動させてス
テープリング処理を行う装置にあっては、記録シート束
の厚さに応じてトレイの移動量を制御する手段を設ける
ことで上記位置合わせ手段が実現される。
【0013】また、例えば特開平4−59564号公報
に開示されるソータのように、トレイを固定してステー
プラを移動させる装置にあっては、記録シート束の厚さ
に応じてステープラの移動量を制御することで上記位置
合わせ手段が実現される。更に同公報に開示されるよう
に、トレイに収容された記録シート束をチャッキング装
置でステープラに引き寄せてステープリング処理を行う
装置にあっては、記録シート束を把持したチャッキング
装置を記録シート束の厚さに応じて移動させ、これによ
って上記位置合わせ手段が実現される。
【0014】更に、特開平4−64490号公報に開示
されるソータのように、トレイに収容されている記録シ
ート束をクランパーで上方から抑え込みながらステープ
リング処理を行う装置にあっては、外力に対して弾性変
形を示す材料でトレイを形成し、上記クランパーで記録
シート束を強制的に押し下げるようにして記録シート束
の最上面と上記処理基準面とを合致させ、これによって
上記位置合わせ手段を実現することもできる。
【0015】
【作用】上記技術的手段によれば、ステープリング処理
の際に位置合わせ手段が記録シート束の最上面とステー
プラの処理基準面とを常に所定の位置関係に保持するの
で、ステープラがトレイに収容された記録シート束の下
側から当該束にステープル針を打ち込んでも、記録シー
ト束の整合状態が崩れたり、記録シート束の厚さの違い
からステープル針の打ち込み位置がばらついたりするこ
とがない。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のステープ
リング処理装置を詳細に説明するが、先ず各実施例に共
通の構成を説明し、その後に本発明を実現するための具
体的実施例について説明する。
【0017】図2は本発明が適用されるソータ20を示
すものであり、同図においてソータ20は図示外のAD
F付の複写機本体10に付設されている。このソータ2
0は1→N方式の複写システムに対応しており、記録シ
ートは複写機内の反転装置で表裏をひっくり返され、コ
ピー面を下向きにしたフェイスダウン方式でソータ内の
取り込まれる。
【0018】同図において、符号21はソータ20のハ
ウジングである。ハウジング21の複写機本体10と相
反する側にはハウジング21内部に通じる開口24が上
下方向に沿って形成され、この開口24からは複数段
(この実施例では20段)のビントレイ40が上下動可
能に突出配置されている。一方、上記ハウジンク21の
頂部には、ソーティング処理不要時において使用される
ノンソート用トレイ25が配置されている。
【0019】上記複写機本体10のシート排出口11に
対応するハウジングプレート21aにはシート導入口2
6が開設されており、このシート導入口26から導入さ
れた記録シート12はシート搬送系30を介して各ビン
トレイ40若しくはノンソート用トレイ25のいずれか
に搬送されるようになっている。上記シート搬送系30
は、ビントレイ40へ記録シート12を排出するための
シート分配ステージS 1に通じる第一のシート搬送路3
2と、上記ノンソート用トレイ25に通じる第二のシー
ト搬送路33とから構成され、シート導入口26の近傍
に配設された切り換えゲート39によってがいずれか一
方のシート搬送路が切り換え選択される。
【0020】また、上記シート搬送系30下方のハウジ
ング21内にはステープラ100が配設されており、こ
のステープラ100に対向する後処理ステージS2にお
いて、ビントレイ40に収容された記録シート12に対
するステープリング処理が実行される。ステープラ10
0はステープル針を保持した可動顎を下側にして配設さ
れており、ビントレイ40の下側から記録シート12に
対してステープル針を打ち込む。
【0021】一方、上記ビントレイ40は、平板状のト
レイベース41の端縁に位置決めフランジ42を備え、
ハウジングの開口24側に向かって斜め下方に所定角度
で傾斜配置されている。また、上記トレイベース41の
縁部には、上記ステープラ100によるステープリング
処理用の切欠部(図示せず)が形成されている。
【0022】図3及び図4に示すように、ビントレイ4
0の位置決めフランジ42寄りの幅方向両側に一対の係
合ピン51,52が直接突設され、ビントレイ40の突
出方向寄りの幅方向一側には、V字状の支持アーム54
が取付けられ、この支持アーム54の下端部に係合ピン
53が突設されている。ビントレイ40の幅方向両側に
は上記係合ピン51〜53に夫々対応してカムスクリュ
55〜57が回転自在に立設されており、各係合ピン5
1〜53が夫々のカムスクリュ55〜57のカム溝55
a〜57aに係合している。
【0023】この実施例において、各カム溝55a〜5
7aのピッチは一定ではなく、上記シート分配ステージ
1及び後処理ステージS2に対応した箇所のピッチが他
の箇所のピッチより充分大きく設定されている。具体的
には、上記シート分配ステージS1及び後処理ステージ
2に位置するビントレイ40は連続した位置関係にあ
り、シート分配ステージS1に位置するビントレイ40
とその上側に位置するビントレイ40との間のギャップ
1、並びに後処理ステージS2に位置するビントレイ4
0とその上下に位置するビントレイ40との間の各ギャ
ップg2が他のビントレイ40間のギャップg0より充分
大きくなるように設定されている。尚、ここで、ギャッ
プg1,g2はソーティング処理に支障のない範囲で設定
され、また、ギャツプg0はビントレイ40が接触しな
い範囲で設定されている。
【0024】また、上記各カムスクリュ55〜57の駆
動系は、正逆転可能なビン駆動モータ(この実施例では
ステッピングモータ)58と、このビン駆動モータ58
の出力シャフトに固着される駆動プーリ59と、上記カ
ムスクリュ55〜57の下端部に取付けられる従動プー
リ60〜62と、上記駆動プーリ59と従動プーリ62
との間に掛け渡される駆動ベルト63と、各従動プーリ
60〜62間に掛け渡され、上記ビン駆動モータ58か
らの駆動力を各カムスクリュ55〜57へ同一タイミン
グで伝達するタイミングベルト64とで構成されてい
る。そして、各カムスクリュ55〜57が1回転した段
階で、各ビントレイ40が1ピッチ分だけ上昇移動若し
くは下降移動するようになっている。
【0025】次に、上記ステープラ100について説明
する。図5に示すように、ステープラ100は支持台と
しての固定顎101aに可動アーム102の基端を枢軸
103にて回転支承したものであり、上記可動アーム1
02にはこの可動アーム102と同軸に且つ図示外の付
勢スプリングにて可動アーム側へ付勢される可動顎10
1bが設けられている。上記固定顎101aには、ステ
ープラに挿入した記録シート12束の位置基準となる処
理基準面109が形成される一方、上記可動顎101b
内にはステープル針収納部104が設けられると共に、
上記可動アーム102の先端にはステープル針105を
打ち込むための打ち込み機構106が設けられ、ステー
プラ駆動モータ107の駆動力をベルト108a,カム
108b,リンクアーム108cからなる駆動力伝達機
構108を介して上記可動アーム102に伝達するよう
に構成されている。従って、ステープリング動作時には
上記駆動力伝達機構108によって可動アーム102が
下方へ揺動し、図8(b)及び(c)に示すように、固
定顎101aと可動顎101bとの間に記録シート12
束を挟持した状態で、可動アーム102と共に降下する
打ち込み機構106がステープル針105を記録シート
12束に打ち込む。尚、同図において符号135は、記
録シート12束が固定顎101aと可動顎101bとの
間に挿入されたことを検知する記録シートセンサであ
る。
【0026】また、このように構成されたステープラ1
00は図5に示す進退移動系101に搭載されている。
同図において符号111はステープラ100の進退方向
に沿うガイドレール112が敷設された支持ブラケット
であり、ステープラ100は上記ガイドレール沿って移
動自在な可動プレート113に取り付けられている。符
号114は可動プレート113を移動自在に懸架するた
めのガイドローラである。また、上記支持ブラケット1
11上にはカムアーム116を出力シャフトに固着した
進退用駆動モータ115が配設されると共に、上下方向
に延びる係合スリット119を有する係合板118が立
設されている。更に、上記カムアーム116の自由端に
は係合ピン117が突設され、この係合ピン117が上
記係合板118の係合スリット119に移動自在に係合
している。
【0027】従って、進退用駆動モータ115を回転さ
せると、上記カムアーム116の係合ピン117が係合
スリット119に沿って摺動し、係合板を立設した可動
プレート113がカムアーム116のアーム長の2倍の
ストロークで指示ブラケット111上を進退する。これ
により上記ステープラ100を、図5(a)に示す退避
位置Bから図5(b)に示すステープリング実行位置A
へ設定し、更に、退避位置Bへ復帰させることができ
る。尚、符号122はステープラ100が退避位置Bに
設定されていることを検出するための位置検出センサ、
符号123はステープラ100が実行位置Aに設定され
ていることを検出するための位置検出センサであり、可
動プレートに形成された突出片12が挿入された際に夫
々ローレベル信号を出力する。
【0028】このような構成においてソーティング処理
は以下のようにして行われる。先ず、複写機本体におい
てソーティング処理が選択されると、上記切換えゲート
39によって第一シート搬送路32が選択される。これ
により上記複写機本体10のシート排出口11から排出
される記録シート12は、上記シート分配ステージS1
へ順次搬送される。第一シート搬送路32の出口にはシ
ート出口センサ38が設けられており、このシート出口
センサ38がオン→オフに変化するタイミングに同期し
てビントレイ40が1ピッチだけ上昇若しくは下降す
る。従って、シート分配ステージS1に記録シート12
が排出される毎に次のビントレイ40がシート分配ステ
ージに設定され、記録シート12のソーティングが行わ
れる。
【0029】また、複写機本体においてステープリング
処理が予め選択されている場合には、記録シート12束
を収容したビントレイ40はソーティング処理の終了後
に順次後処理ステージS2に設定され、当該ステージS2
でステープリング処理が実行される。ビントレイ40が
後処理ステージS2に設定されると、ステープラ100
は進退移動系101によって退避位置Bからステープリ
ング実行位置Aに設定され、記録シート12束がステー
プラ100に挿入されたことを記録シートセンサ135
が検知すると、ステープラ100が記録シート12束に
ステープル針105を打ち込む。この後にステープラ1
00は退避位置Bに設定され、位置検出センサ122が
退避位置Bに設定されたステープラ100を検出する
と、ビントレイ40が1ピッチ上昇若しくは下降して記
録シート12束を収容した新たなビントレイ40が後処
理ステージS2に設定される。以下、同様にしてこの新
たなビントレイ40に対してもステープリング処理がな
される。
【0030】次に、上記ステープリング処理において、
ステープラ100の固定顎101aに形成された処理基
準面109とビントレイ40に収容された記録シート1
2束の最上面とを合致させるための構成について説明す
る。
【0031】◎第一実施例 この実施例ではビントレイ40に収容された記録シート
12束の厚さに応じて当該トレイ40の移動量を制御
し、これによって上記処理基準面109と記録シート1
2束の最上面とを合致させるように構成される。ここ
で、ビン駆動モータ58が1000パルスで一回転し、
且つ、後処理ステージS2の前後におけるビントレイ4
0の移動ピッチg2が100mmであると仮定する。す
なわち、ビン駆動モータ58に1パルスを与えると、後
処理ステージS2においてビントレイ40は0.1mm
ずつ上下動することになる。また、ステープラ100に
よるステープリング処理の最大可能枚数を82gsmの
記録シートで50枚と仮定する。
【0032】このとき、初期設定においてはビントレイ
40に収容された50枚の記録シート12の最上面とス
テープラ100の処理基準面が合致するように、各ビン
トレイ40を後処理ステージS2に設定する。従って、
50枚の記録シート12の束にステープリング処理を施
すのであれば、図5に示すように、記録シート12束は
常に処理基準面109に近接した状態でステープラ10
0に挿入される。
【0033】しかし、例えば2枚の記録シート12束に
ステープリング処理を行う場合を考慮すると、82gs
mの記録シート50枚は約5mmの厚さがあるので、2
枚の記録シート12束の最上面と処理基準面109との
間には約4.8mmの隙間が形成されることになる。つ
まり、記録シート12束の最上面と処理基準面109と
を合致させるためには、ビントレイ40を初期設定の位
置よりも4.8mmだけ上方に設定することが必要とな
る。
【0034】ここで、4.8mmはビン駆動モータ58
の48パルス分に相当するので、ビントレイ40を1ピ
ッチずつ上昇させて後処理ステージS2に設定するので
あれば、ビン駆動モータ58には1048パルスが印加
される。また、ビントレイ40を1ピッチずつ下降させ
て後処理ステージS2に設定するのであれば、ビン駆動
モータ58には952パルスが印加される。これによ
り、ビントレイ40に収容された記録シート12束の最
上面とステープラ100の処理基準面109とが合致
し、記録シート12束を処理基準面に109に近接させ
た状態で当該束ステープラ100に挿入することができ
る。
【0035】従って、この実施例では、ソーティング処
理の際に各ビントレイ40に収容された記録シート12
の枚数を予めカウントしておき、このカウント数に応じ
てビン駆動モータ58に印加するパルス数を決定すれ
ば、記録シート12束の最上面とステープラ100の処
理基準面109とを容易に合致さることができる。つま
り、この実施例において本発明の位置合わせ手段はビン
トレイ40の駆動を制御するマイクロコンピュータのソ
フト処理にて実現することができる。
【0036】◎第二実施例 本実施例ではステープリング処理の際にビントレイ40
に収容されている記録シート12束を押さえ込むクラン
パー(位置合わせ手段)をステープラ100の一側に設
け、記録シート12束の厚さに拘わらず、上記クランパ
ーで記録シート12束の最上面を強制的にステープラ1
00の処理基準面109に合致させるように構成され
る。
【0037】図7は上記クランパーを示すものである。
クランパー120は、記録シート12を押さえ込むアー
ム121と、このアーム121に連続する保持プレート
122とから構成され、保持プレート122には曲線状
スリット123が形成されている。このクランパー12
0は支持ブラケット111に形成されたピボット124
に対して回転自在に係合している。また、上記保持プレ
ート122のスリット123には可動プレート113に
形成された係合ピン125がスライド自在に係合してい
る。
【0038】このような構成において、ステープラ10
0を搭載した可動プレート113が退避位置Bからステ
ープリング実行位置Aに進出すると、係合ピン125が
保持プレート122を回転させながらスリット123内
を移動し、クランパーはピボット124を中心に回転す
る。その結果、記録シート12束の縁部がステープラ1
00に挿入されるタイミングに同期し、アーム121が
ビントレイ40に収容された記録シート12束を上方か
ら押さえ込み、記録シート12束の最上面をステープラ
100の処理基準面109に合致する高さにまで強制的
に押し下げる。このとき、ビントレイ40は弾性変形す
ることでクランパー120の押圧力を吸収する。尚、図
7においては図の簡略化のためステープラ100の描写
を省略した。
【0039】従って、この実施例では、ビントレイ40
のトレイベース41とステープラ100の処理基準面1
09とが合致するように、各ビントレイ40を後処理ス
テージS2に設定すれば、クランパーがビントレイ40
に収容されている記録シート12束の厚さ分だけトレイ
ベース41を押し下げるので、記録シート12束の厚さ
に拘わりなく常に当該束の最上面とステープラ100の
処理基準面109とを合致させることができる。
【0040】そして、以上の各実施例によれば、ステー
プリング処理の際には必ず記録シート12束の最上面と
ステープラ100の処理基準面109とが合致するの
で、記録シート12束の厚さに拘わらず、フェイスダウ
ン方式でビントレイ40に収容された記録シート12束
に対して一定の品質でステープリング処理を行うことが
できる。
【0041】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、例えば特開平4−59564号公報所載の
ソータのように、固定的に配設されたビントレイに対し
てステープラを位置決めする装置に対しても有効な手段
であることは前述の通りである。そして、同公報ソータ
において本発明を実現するためには、第一実施例に示す
ように、ステープラを位置決めするモータを記録シート
束の厚さに応じてステップ駆動すれば足りる。また、本
発明はソータにのみ適用し得るものではなく、記録シー
ト束を一部ずつ丁合いし且つステープリングするフィニ
ッシャにも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のステ
ープリング処理装置によれば、ステープリング処理の際
に位置合わせ手段が記録シート束の最上面とステープラ
の処理基準面とを常に所定の位置関係に保持するので、
ステープラがトレイに収容された記録シート束の下側か
ら当該束にステープル針を打ち込んでも、記録シート束
の整合状態が崩れたり、記録シート束の厚さの違いから
ステープル針の打ち込み位置がばらついたりすることが
なく、原稿の1ページ目からコピーを開始する所謂1→
N方式の複写システムに対応して高いステープリング処
理品質を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステープリング処理装置の構成を示
す概略図である。
【図2】 本発明の各実施例に共通するソータの構成を
示す概略図である。
【図3】 実施例に係るソータのビントレイの配置を示
す概略図である。
【図4】 実施例に係るビントレイの駆動系を示す斜視
図である。
【図5】 実施例に係るステープラを示す概略図であ
る。
【図6】 実施例に係るステープラの進退移動系を示す
概略図である。
【図7】 本発明の第二実施例に係るクランパーを示す
概略図である。
【符号の説明】
1…トレイ、2…記録シート束、3…ステープラ、4…
処理基準面、5…最上面、6…位置合わせ手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置から排出された記録シート
    を収容するトレイと、ステープル針を保持する可動顎と
    該ステープル針の先端を折り曲げる処理基準面が設けら
    れた固定顎を有して、上記トレイ上に収容された記録シ
    ート束にステープリング処理を施すステープラとを備え
    たステープリング処理装置において、上記ステープラをその可動顎が記録シート束に対して下
    方からステープル針を打ち込むように配設する一方、 ステープリング処理の際に、上記固定顎に設けられた処
    理基準面と上記記録シート束の最上面とを所定の位置関
    係に保持する位置合わせ手段を設けたことを特徴とする
    ステープリング処理装置。
  2. 【請求項2】 画像記録装置から排出された記録シート
    を収容するトレイと、ステープル針を保持する可動顎と
    該ステープル針の先端を折り曲げる処理基準面が設けら
    れた固定顎を有して、上記トレイ上に収容された記録シ
    ート束にステープリング処理を施すステープラとを備え
    たステープリング処理装置において、 上記ステープラをその可動顎が記録シート束に対して下
    方からステープル針を打ち込むように配設する一方、 ステープリング処理の際に、上記トレイに収容された記
    録シートの枚数に応じて上記固定顎に設けられた処理基
    準面と上記記録シート束の最上面とを近接させる位置合
    わせ手段を設けたことを特徴とするステープリング処理
    装置。
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