JP3240571U - 防災システム - Google Patents

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幸男 大矢
彰 笠間
和弥 大山
朋紀 野口
大樹 菊地
康弘 井手
誠良 増田
大貴 今井
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Abstract

【課題】火災イベントが発生した場合に火災イベントの発生場所に対応した鍵を容易に特定して鍵の取り扱いを向上させる。【解決手段】防災システムは、監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置14と、監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備10と、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報34及び鍵情報を通知する端末装置14を特定する端末情報36を記憶し、火災報知設備10から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所に対応した位置情報の鍵情報34を、端末情報36に基づき特定された端末装置14に送信して表示させる管理装置として機能する情報共有サーバ12と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムに関する。
従来、防災システムが構築されたビル等の建物や複数の建物が集合的に建つ施設等で火災が発生した場合には、警備員は火災発生場所に急行し、火災の確認や初期消火等の火災への対応を取ることが求められている。
そして、防災システムによる火災に関する情報の提供方法として、警備員が所持する情報端末に当該情報を送信して表示させる方法が提案されている(特許文献1~3)。
特開2022-032412号公報 特開2015-005151号公報 特開2017-068685号公報
ところで、火災発生時に火災発生場所に到着した警備員は、火災発生場所に設置された扉を鍵で開錠する場合がある。特に、火災と断定されていないような火災の初期段階においては、セキュリティ上の観点から扉の一斉開錠は通常行われず、解錠が必要な扉を警備員が自ら鍵で開錠する必要がある。
しかしながら、警備員が鍵を常備している場合には、警備員が建物や施設の各エリアに対応した複数の鍵を持っていることが考えられ、複数の鍵の中から火災発生場所に対応した鍵を見つけ出して解錠するには時間を要する虞がある。また、警備員が管理室等に設置された鍵の保管庫から火災発生場所に対応した鍵を探して持っていくような場合にも、警備員がその中から火災発生場所に対応した鍵を探すことに時間を要する虞がある
また、何れの場合にも、特に火災発生時には早期に対応しようとする心理的負担、複雑な建物構造や改修中等による火災発生場所の把握が困難な状況等により、余計に火災発生場所に対応した鍵を見つけ出すのに時間を要する虞がある。
本考案は、火災イベントが発生した場合に火災イベントの発生場所に対応した鍵を容易に特定して鍵の取り扱いを向上させる防災システムを提供することを目的とする。
(防災システム)
本考案は、監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムであって、
監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、
監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、
監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所に対応した位置情報の鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させる管理装置と、
を備えたことを特徴とする防災システム。
(R型火災報知設備)
火災報知設備は、受信機に固有のアドレスを設定した複数の火災感知器を接続して監視領域で発生する火災イベントを監視し、火災イベントとして火災予兆又は火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災予兆又は火災の検出の要因となった火災感知器のアドレスを管理装置へ送信し、
管理装置は、火災感知器のアドレスに対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から火災感知器のアドレスを受信した場合に、少なくとも当該火災感知器のアドレスに対応した鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させる。
(P型火災報知設備)
火災報知設備は、受信機から引き出された信号回線ごとに火災感知器を接続して監視領域で発生する火災イベントを監視し、火災イベントとして火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災の検出の要因となった火災感知器が接続された信号回線の回線番号を管理装置へ送信し、
管理装置は、信号回線の回線番号に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から回線番号を受信した場合に、少なくとも当該回線番号に対応した鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させる。
(鍵情報)
鍵情報は、鍵自体を特定する情報又は鍵の保管場所を特定する情報とする。
(現場確認の応答動作)
管理装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所を特定する位置情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信し、
端末装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所、現場確認及び現場確認に対する応答の指示を含む表示を行い、
火災報知設備は、端末装置から送信される現場確認の結果に基づき所定の動作を行う。
(防災システム2)
監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムであって、
監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、
監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、
火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所を特定する情報に基づく位置情報を端末装置に送信する管理装置と、
を備え、
端末装置は、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報を記憶し、管理装置から発生場所を特定する情報に基づく位置情報を受信した場合に、少なくとも当該発生場所を特定する情報に基づく位置情報に対応した監視領域の位置情報の鍵情報を表示することを特徴とする。
(鍵情報の表示可否)
端末装置は鍵情報を表示するか否かを選択可能である。
(防災システムの効果)
本考案は、監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムであって、監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所に対応した位置情報の鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させる管理装置と、を備えるか、又は監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所を特定する情報に基づく位置情報を端末装置に送信する管理装置と、を備え、端末装置は、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報を記憶し、管理装置から発生場所を特定する情報に基づく位置情報を受信した場合に、少なくとも当該発生場所を特定する情報に基づく位置情報に対応した監視領域の位置情報の鍵情報を表示するようにしたため、火災イベントが発生した場合に警備員等の管理者が所持する端末装置に火災発生場所に対応した扉を解錠するための鍵を特定する鍵情報が表示されるため、火災イベントの発生という緊急を要する状況にあっても慌てることなく、迅速かつ容易に必要とする鍵を探し出して扉を解錠することを可能とする。
(R型火災報知設備の効果)
また火災報知設備は、受信機に固有のアドレスを設定した複数の火災感知器を接続して監視領域で発生する火災イベントを監視し、火災イベントとして火災予兆又は火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災予兆又は火災の検出の要因となった火災感知器のアドレスを管理装置へ送信し、管理装置は、火災感知器のアドレスに対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から火災感知器のアドレスを受信した場合に、少なくとも当該火災感知器のアドレスに対応した鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させるようにしたため、警備員等の管理者が所持する端末装置に、火災予兆又は火災の検出の要因となった火災感知器のアドレスにより特定される火災発生場所に対応した鍵情報が表示され、迅速かつ容易に必要とする鍵を探し出して扉を解錠することを可能とする。
(P型火災報知設備の効果)
また、火災報知設備は、受信機から引き出された信号回線ごとに火災感知器を接続して監視領域で発生する火災イベントを監視し、火災イベントとして火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災の検出の要因となった火災感知器が接続された信号回線の回線番号を管理装置へ送信し、管理装置は、信号回線の回線番号に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から回線番号を受信した場合に、少なくとも当該回線番号に対応した鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させるようにしたため、警備員等の管理者が所持する端末装置に、火災の検出の要因となった火災感知器が接続されている信号回線の回線番号により特定される火災発生場所に対応した鍵情報が表示され、迅速かつ容易に必要とする鍵を探し出して扉を解錠することを可能とする。
(鍵の管理情報の効果)
また、鍵情報は、鍵自体を特定する情報又は鍵の保管場所を特定する情報としたため、警備員が複数の鍵を持参している場合や鍵保管装置等の保管庫に多数の鍵を保管して管理している場合のどちらの場合であっても、迅速かつ容易に必要とする鍵を探し出して扉を解錠することを可能とする。
(現場確認の応答動作の効果)
また、管理装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所を特定する位置情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信し、端末装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所、現場確認及び現場確認に対する応答の指示を含む表示を行い、火災報知設備は、端末装置から送信される現場確認の結果に基づき所定の動作を行うようにしたため、火災イベントが発生した場合に、鍵の利用に合わせて火災の現場確認とその確認結果の送信を迅速かつ容易とすることで、発生した火災イベントに対してより迅速な対処を可能とする。
(鍵情報の表示可否による効果)
端末装置は鍵情報を表示するか否かを選択可能であるため、管理者に対する利便性が向上する。
防災システムの実施形態を示した説明図である。 鍵情報をリスト形式で示した説明図である。 端末装置に表示される火災通知情報画面の一例を示した説明図である。 管理装置として機能する情報共有サーバの処理動作を示したフローチャートである。
以下に、本考案に係る防災システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施形態により、本考案が限定されるものではない。
[実施形態の基本的な概念]
まず、実施形態の基本的概念について説明する。実施形態は、概略的に、防災システムに関するものである。
防災システムは、監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視するものであって、本実施形態では火災報知設備、管理装置及び端末装置を備える。
ここで、「監視対象」とは、防災システムが構築される対象であり、例えば建物や複数の建物が集合的に建つ施設等を含むものであり、「監視領域」とは監視対象における監視される領域であり、例えば監視対象が建物であれば建物内の各階や各部屋等、監視対象が複数の建物が集合的に建つ施設であれば各建物等の一定の領域を持つエリア、区域、区画を含むものである。また、「火災イベント」とは「火災」のみならず、火災の前兆となる「火災予兆」等の火災に関する事象を含む概念である。
また、防災システムが備える「端末装置」は、監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持するものであり、管理装置から必要な情報を受信し、少なくとも画面を使用した表示と操作の機能を備えた、例えばスマートフォン等の携帯電話、タブレット等を含むものである。また、管理装置との間で行われる通信方法は任意であるが、例えば監視対象とする建物や施設内に存在するLAN(ローカルエリアネットワーク)等の専用通信網を経由して行われる。
また、「管理者」とは、火災イベントが発生した際に対応が求められるその監視対象に従事する警備員や従業員等を含む概念である。また、「管理者が所持する端末装置」とは必ずしも管理者が持っている必要はなく、例えば管理者の付近に設置されたもの等、監視対象に居る管理者が確認出来る位置に配置・設置され、管理者により管理されている端末装置も含む概念である。
また、防災システムが備える「火災報知設備」は、監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信するものであり、R型(Record-type)火災報知設備やP型(Proprietary-type)火災報知設備を含むものである。また、送信先となる管理装置との間で行われる通信方法は任意であるが、例えばインターネットを含む公衆回線汎用通信網を経由して行われる。
また、「R型の火災報知設備」とした場合には、受信機に固有のアドレスを設定した複数の火災感知器(アナログ型の火災感知器)を接続して火災イベントを監視し、火災イベントとして火災予兆及び火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災予兆又は火災の検出の要因となった火災感知器のアドレスを管理装置へ送信する。
また、「P型の火災報知設備」とした場合には、受信機から引き出された信号回線ごとに火災感知器(オンオフ型の火災感知器)を接続して監視領域で発生する火災イベントを監視し、火災イベントとして火災を検出した場合に、火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災の検出の要因となった火災感知器が接続された信号回線の回線番号を管理装置へ送信する。
また、「火災イベントの発生場所を特定する情報」とは、その具体的な発生場所を直接特定するものである必要はなく、例えばR型火災報知設備における監視領域に配置された火災感知器のアドレス、P型火災報知設備における監視領域に引き出された信号回線の回線番号等のように間接的に火災イベントの発生場所を特定できるものを含む。
また、防災システムが備える「管理装置」は、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び鍵情報を通知する端末装置を特定する端末情報を記憶し、火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所に対応した位置情報の鍵情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させるものであり、例えば火災報知設備及び端末装置との間で所定の情報を共有する情報共有サーバ等が用いられる。
また、「鍵情報」は、端末装置の表示を見て管理者が使用する鍵を特定できるものであれば任意であり、鍵自体を特定する情報又は鍵の保管場所を特定する情報、それに加えて鍵が使用できる具体的な場所を示す地区名等が含まれていても良い。また、鍵自体を特定する情報又は鍵の保管場所を特定する情報は、数字、符号、図形等により表現されても良い。
また、「端末情報」は、監視領域の位置情報に対応して鍵情報を通知する端末装置を特定するものであるが、その特定される端末装置の数は任意であり、また全ての端末装置を特定するものであっても良い。
また、管理装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所を特定する位置情報を、端末情報に基づき特定された端末装置に送信し、端末装置は、鍵情報に加えて、火災イベントの発生場所、現場確認及び現場確認に対する応答の指示を含む表示を行い、火災報知設備は、端末装置から送信される現場確認の結果に基づき所定の動作を行うようにしても良い。
また、防災システムは、監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、監視領域で発生した火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、火災報知設備から火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所を特定する情報に基づく位置情報を端末装置に送信する管理装置と、を備え、端末装置は、監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報を記憶し、管理装置から発生場所を特定する情報に基づく位置情報を受信した場合に、少なくとも当該発生場所を特定する情報に基づく位置情報に対応した監視領域の位置情報の鍵情報を表示するようにして、鍵情報を端末装置に記憶させるようにしても良い。
また、端末装置は鍵情報を表示するか否かを選択可能であってもよい。ここで、鍵情報の表示の可否を選択する方法は任意であり、例えば端末装置の設定として鍵情報の表示の可否を予め選択できるもの、端末装置が鍵情報を受信したときや鍵情報を受信する前に端末装置の利用者の操作により鍵情報の表示の可否をその場に応じて選択できるもの等を含むものである。
以下、具体的な実施形態を説明する。以下に示す具体的な実施形態では、「火災報知設備」が「R型の火災報知設備又はP型の火災報知設備」であり、「監視装置」が「情報共有サーバ」である場合について説明する。
[実施形態の具体的内容]
防災システムの実施形態について、より詳細に説明する。その内容については以下のように分けて説明する。
[a.防災システム]
本考案による防災システムについて説明する。当該説明にあっては、防災システムの実施形態を示した図1を参照する。
a.防災システム
b.火災報知設備
c.情報共有サーバ
c1.情報共有サーバの構成
c2.記憶部に記憶される情報
c3.制御部
d.端末装置の火災通知情報画面
e.情報共有サーバの処理動作
f.本考案の変形例
図1に示すように、防災システムは、火災報知設備10、管理装置として機能する情報共有サーバ12及び複数の端末装置14を備える。また、火災報知設備10と情報共有サーバ12は公衆回線汎用通信網16を経由して通信を行い、情報共有サーバ12と端末装置14は専用通信網18を経由して通信を行う。
ここで、公衆回線汎用通信網16は、不特定多数の利用者によって共有して利用される回線による通信網であり、例えば申込みを行った一般利用者がログインIDとパスワードの設定により、コンピュータ等の各種の機器や装置を通信接続して利用することを可能とする通信網であり、インターネット、有線LAN、無線LAN、携帯電話網などの1又は複数の通信網で構成される公知の通信網である。
また、専用回線網18は、情報共有サーバ12を保有する事業体の管理者や従業員等の関係者のみにログインIDとパスワードを発行して限られた人に利用を可能とするイントラネット等の通信網であり、例えば構内LAN(ローカルエリアネットワーク)等公知の通信網であり、有線LAN及び無線LANを含むものである。
[b.火災報知設備]
続いて、火災報知設備10について説明する。図1に示すように、火災報知設備10は、受信機20、火災感知器22及び通信部24を備える。火災報知設備10は、R型、P型のどちらでも良く、監視対象となる、例えば複数の部屋を有する建物、商業施設や研究施設等を併存させた複数の建物を含む施設等を対象に設置される。
R型の火災報知設備10とした場合には、受信機20から監視対象となる施設等の監視領域に引き出された信号回線にアナログ型の火災感知器22を複数接続する。アナログ型の火災感知器22は、それぞれ固有のアドレスが設定され、火災に伴う煙や熱をアナログデータの信号として検出して受信機20へ送信する。受信機20は、火災感知器22から受信したアナログデータの信号に基づき、火災イベントとして火災予兆及び火災を検出し、例えば火災予兆を検出した場合には予備的な火災警報(注意警報又はプリアラーム)を出力し、火災を検出した場合には火災警報を出力し、更に火災発生地区の表示、地区音響鳴動や防排煙機器の連動制御等を行う。
ここで、「火災予兆」とは、火災感知器22からのアナログデータの信号が所定の火災予兆条件を充足した場合に受信機20で検出されるものであり、火災予兆条件は火災を検出するための所定の火災条件を充足する前に充足する条件とする。例えば、火災と検出する煙濃度が5%/mであったとすると、火災予兆と検出する煙濃度はそれより低い例えば2.5%/mとする。尚、火災予兆及び火災の検出は、火災感知器22側で行い、その検出結果を受信機10へ送信するようにしてもよい。
R型の火災報知設備10に設けた受信機20は、火災イベントとして火災予兆又は火災を検出すると、火災発生場所を示す情報として火災予兆又は火災の発生場所となった火災感知器22のアドレスを含む火災イベント信号(火災情報)を、通信部24により公衆回線汎用通信網16を経由して情報共有サーバ12へ送信する。ここで、火災イベント信号には、火災発生場所を示す情報(火災感知器22のアドレス)以外に、火災イベント(火災予兆又は火災)を示す情報、火災イベント発生時刻(時分秒)を示す情報等の火災イベントに関する任意の必要な情報を含んでよい。
また、P型の火災報知設備10とした場合には、監視対象となる施設等の監視領域を、例えば階別や地区別等で監視区域を分け、受信機20から監視区域ごとに引き出された信号回線にオンオフ型の火災感知器22を接続する。オンオフ型の火災感知器22は、火災に伴う熱や煙を検出すると発報して火災発報信号を受信機20へ送信する。受信機20は、火災感知器22から火災発報信号を受信すると、火災警報を出力し、更に火災発生地区の表示、地区音響鳴動や防排煙機器の連動制御等を行う。
P型の火災報知設備10に設けた受信機20は、火災発報信号を受信して火災イベントとして火災を検出すると、火災発生場所を示す情報として火災発報信号を受信した信号回線を示す回線番号、即ち火災発生場所となった監視区域を示す回線番号を含む火災イベント信号を、通信部24により公衆回線汎用通信網16を経由して情報共有サーバ12へ送信する。P型の火災報知設備20の場合の火災イベント信号にも、R型の火災報知設備20と同様に、火災発生場所を示す情報(回線番号)以外に、火災イベント(火災)を示す情報、火災イベント発生時刻(時分秒)を示す情報等の火災イベントに関する任意の必要な情報を含んでよい。尚、P型の火災報知設備20の場合には、受信機20は火災予兆の検出は行わず火災のみを検出することから、火災イベント信号に火災イベントを示す情報を含まなくともよい。
通信部24は、前述した通り、R型、P型の火災報知設備10いずれの場合でも受信機20から送信された火災イベント信号を、公衆回線汎用通信網16を経由して情報共有サーバ12へ送信するものである。通信部24の構成や機能は任意であるが、例えばルータ機能を備えたWi-Fi(登録商標)通信装置等の無線LAN通信装置が設けられ、公知の通信を行うものである。
[c.情報共有サーバ]
続いて、防災システムの管理装置として機能する情報共有サーバ12について説明する。
(c1.情報共有サーバの構成)
情報共有サーバ12は、公衆回線汎用通信網16を介して送信される火災イベント信号を受け取るために、例えば監視対象とする施設を運用する企業等の事業体が保有するサーバであり、施設を運用管理する警備員および事業体に所属する従業員等の管理者の所持する端末装置14に対して必要な鍵情報を含む各種情報を提供するために、その事業体専用の専用回線網18を経由して端末装置14と通信接続される。
情報共有サーバ12の構成は、図1に示すように、情報共有サーバ12は、制御部26、通信部28、操作表示部30及び記憶部32を備え、具体的には、CPU,メモリ、各種入出力ポートを備えたコンピュータ回路、ハードディスクの外部記憶装置、キーボード、ディスプレイ等を備えたコンピュータ装置等を用いて構築される。
(c2.記憶部に記憶される情報)
情報共有サーバ12の記憶部32には、鍵情報34と端末情報36が予め記憶されている。鍵情報34は、監視領域の、例えば建物や建物内の部屋等の出入口に設けられた各扉に対応した鍵を特定する情報であり、鍵情報は、施設を運用管理する管理者が鍵を所持して管理している場合と、鍵ボックスとして知られた鍵保管装置(鍵保管庫)に鍵を収納して管理している場合とで分けられる。
まず、鍵情報34について説明する。当該説明にあっては、鍵情報34をリスト形式で示した図2を参照する。尚、図2(A)は管理者が鍵を所持して管理している場合の鍵情報を示し、図2(B)は鍵保管装置に鍵を収納して管理している場合の鍵情報を示す。
警備員が鍵を所持して管理している場合の鍵情報34は、図2(A)に示すように、監視領域の位置情報として、例えば火災発生場所を示す情報となる「アドレス(又は回線番号)」に対応させて、鍵の使用場所を特定する「地区名」と使用する鍵を特定する「鍵番号」を登録(記憶)している。ここで、「鍵番号」は、警備員が所持している鍵を簡単に特定して探し出すための略称であり、例えば警備員が持参している鍵には「1番、2番、3番・・・」といった鍵番号が所持している鍵の各々に表示されている。尚、鍵を特定するために番号を用いているが、番号に限らず、使用する鍵を特定できるのであれば、文字、符号又は図形等を用いても良い。
また、鍵保管装置に鍵を収納して管理している場合の鍵情報34は、図2(B)に示すように、監視領域の位置情報として、例えば火災発生場所を示す情報となる「アドレス(又は回線番号)」に対応させて、鍵の使用場所を特定する「地区名」、使用する鍵の保管場所を特定する「鍵保管場所」、及び使用する鍵を特定する「鍵番号」を登録している。ここで、「鍵保管場所」を示す情報は任意であるが、例えば「上からm段目 左からn列目」といった鍵保管装置での保管位置(収納位置)を示す情報となる。
次に、端末情報36について説明する。端末情報36は、鍵情報34を含む火災通知情報の通知先となる端末装置14を特定するための情報であり、監視領域の位置情報として、例えば火災発生場所を示す情報となる「アドレス(又は回線番号)」に対応させて、施設等を監視している1又は複数の特定の管理者が所持している端末装置14の宛先情報が予め記憶されている。端末装置14の宛先情報は任意であるが、例えば、専用回線網18を構築するLAN(ローカルエリアネットワーク)のネットワークアドレス等とする。
(c3.制御部)
情報共有サーバ12の制御部26は、火災報知設備10から公衆回線汎用通信網16を経由して通信部28により火災イベント信号を受信した場合に、火災イベント信号に含まれる火災発生場所を示す情報となる火災感知器22のアドレス(又は回線番号)を記憶部32の鍵情報34のアドレス情報(又は回線番号情報)と比較し、火災イベント信号に含まれるアドレスに対応した鍵情報を取得し、取得した鍵情報を含む火災通知情報を生成し、通信部28から専用回線網18を経由して端末情報36に基づく通知先となる1又は複数の端末装置14へ火災通知情報を送信して表示させる。尚、情報共有サーバ12から端末装置14に送信する鍵情報には、鍵情報34に含まれるアドレス(又は回線番号)、地区名及び鍵番号(鍵保管装置に鍵を収納して管理している場合には更に「鍵保管場所」)の全てが含まれている必要はなく、例えば表示させる必要がない「アドレス」は含まないようにしても良い。
また、制御部26は、鍵保管装置に鍵を収納して管理している場合には、火災通知情報を端末装置14へ送信すると共に、例えば鍵保管装置の火災発生場所のアドレスに対応する鍵を保管している場所に設けられたLED等の表示灯により、警備員に持参すべき鍵の保管場所が一目でわかるようにしてもよい。
[d.端末装置の火災通知情報画面]
続いて、端末装置に表示される火災通知情報について説明する。当該説明にあっては、端末装置14に表示される火災通知情報画面の一例を示した図3を参照する。
端末装置14は、例えば管理者が携帯する携帯端末であり、構成、機能、種類等は任意であるが、情報を画面表示すると共に画面に設けられたタッチパネルにより画面操作が可能であり、更に専用回線網18での通信機能を備える機器・装置であるスマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、モバイルコンピュータ等とする。
端末装置14は、情報共有サーバ12から鍵情報を含む火災通知情報を受信して火災通知情報画面38を表示する。火災通知情報画面38は任意であるが、一例として示す図3では上からタイトル表示部40、火災発生場所欄42、鍵情報欄44、現場確認応答欄46及び地図情報釦48が表示され、また、画面右上にメニューダイヤログ50が表示される。
タイトル表示部40は、火災発生を示す情報であり、例えば「火災です。現場を確認してください。」と表示し、火災の発生を知らせると共に警備員に現場確認を指示する。
鍵情報欄44は、警備員が持参すべき鍵を特定する情報であり、図3では、図2(A)の鍵情報から取得した場合を示しており、例えば「A棟 3階 第05地区 5番の鍵を持参してください。」と、持参すべき鍵に対応した地区名と鍵番号が表示される。尚、「5番の鍵を持参していください。」と鍵番号だけを表示してもよい。
また、図2(B)の鍵情報から取得した場合には、例えば「鍵ボックスの上から3段目 左から5列目の5番の鍵を取り出して持参してください。」と表示される。
現場確認応答欄46は、管理者に現場確認の応答操作を指示する情報であり、現場にて火災を確認した場合には「はい」と表記した火災確認釦4610を操作し、一方非火災を確認した場合には「いいえ」と表記した非火災確認釦4620を操作する。
火災確認釦4610を操作した場合には、端末装置14から専用回線網18、情報共有サーバ12及び公衆回線汎用通信網16を経由して火災報知設備10の受信機20へ火災確認信号が送信され、火災確定に伴う所定の火災対処動作、例えば火災警報の出力、地区音響鳴動、防排煙機器の連動制御に加えて、消防機関への火災通報、非常放送設備の連動制御等が行われる。また、非火災確認釦4620を操作した場合には、同様の経路で非火災確認信号が火災報知設備10の受信機20へ送信され、所定の非火災対処動作、例えば火災警報の主音響停止、火災復旧等が行われる。
また、火災発生場所の情報である火災発生場所欄44には、その発生場所及び発生時刻が表示されているが、これは火災報知設備10から送信された火災イベント信号に含まれる火災発生場所を示す情報と火災イベント発生時刻(時分秒)を示す情報を、情報共有サーバ12の制御部26が端末装置14へ送信する火災通知情報に含んだためである。つまり、図3の火災通知情報画面38を表示するため、端末装置14に送信される火災通知情報には、鍵情報に加えて火災発生場所を示す位置情報と火災イベント発生時刻が含まれることになる。尚、火災通知情報として送信される鍵情報に含まれる位置情報を示すアドレス(又は回線番号)と火災発生場所を示す位置情報(又は回線番号)は基本的に同じになることから、火災発生場所を示す位置情報は火災通知情報に含まれていなくても良い。
[e.情報共有サーバの処理動作]
続いて、管理装置として機能する情報共有サーバの処理動作について説明する。当該説明にあっては、情報共有サーバの制御部26の処理動作を示した図4のフローチャートを参照する。
図4に示すよう、情報共有サーバ12の制御部26は、鍵情報34及び端末情報36を含む管理情報を記憶部32に事前登録した後に処理動作を開始し、火災報知設備10の受信機20からの火災イベント信号の受信を監視している(ステップS1、S2)。
また、制御部26は、監視中に火災報知設備10の受信機20から火災イベント信号を受信すると、火災イベント信号に含まれた火災発生場所の情報に対応した鍵情報34及び通知先の端末装置を特定する端末情報36を記憶部32から取得し、鍵情報を含む火災通知情報を生成して、通知先として特定された端末装置14へ送信する(ステップS2~S4)。このため、火災通知情報を受信した端末装置14には火災通知情報画面38が表示され、表示された鍵情報欄44から火災発生場所に対応した扉の解錠に必要な鍵を迅速に特定することが可能となる。
続いて、制御部26は、火災通知情報の通知先となった端末装置14からの応答受信を監視しており、応答信号を受信すると応答内容が火災確認か非火災確認か判別する(ステップS5、S6)。
そして、制御部26は、火災確認を判別した場合には、情報共有サーバ12を経由して火災報知設備10の受信機20へ火災確認信号を送信し、火災報知設備10で所定の火災対処動作が行われる(ステップS6、S7)。
一方、制御部26は、非火災確認を判別した場合には、情報共有サーバ12を経由して火災報知設備10の受信機20へ非火災確認信号を送信し、火災報知設備10で所定の非火災対処動作が行われる(ステップS6、S8)。
制御部26は、火災確認信号又は非火災確認信号の送信後、火災報知設備10の受信機20からの復旧イベント信号の受信を監視しており、復旧イベント信号を受信すると、火災イベント信号の受信監視に戻る(ステップS9、S2)。
[f.本考案の変形例]
本考案による防災システムの変形例について説明する。本考案の防災システムは、上記の実施形態以外に、以下の変形を含むものである。
(端末画面)
上記の実施形態は、端末装置に表示する火災通知情報画面として、鍵情報に加え、火災を現場確認して応答を求める旨の指示を含む情報を表示しているが、これに限定されず、少なくとも、火災発生場所と火災発生場所に対応した必要な鍵情報を含むものであればよく、例えば、「〇〇地区で火災が発生しました。△△の鍵を携帯して現場に向かってください。」といった簡易的な情報の表示としてもよい。
(火災報知設備)
上記の実施形態は、火災報知設備10が単一の場合を例にとっているが、複数の火災報知設備に関する情報を集約する場合には、火災報知設備の各々から送信される火災イベント信号を一括管理できるように、複数の火災報知設備から送信される火災イベント信号を一括管理する防災報知サーバを設け、当該防災報知サーバから火災イベント信号を送信した火災報知設備に対応する情報共有サーバに対し、受信した火災イベント信号に関する信号を送信するようにしてもよい。
情報共有サーバは管理者が所持する端末装置に鍵情報を送信するとしているが、これに限らない。鍵の保管庫又は鍵の保管庫近傍に配置された表示装置に対し、情報共有サーバが鍵情報を送信することで、鍵の保管庫又は鍵の保管庫近傍に配置された表示装置が鍵情報を表示するようにしてもよい。この場合、例えば鍵の保管庫が鍵の配置場所ごとに対応した表示灯をそれぞれ備える構成とし、情報共有サーバがどの表示灯を点灯させるかを指示する信号を送信することで、当該信号を受信した鍵の保管庫が対応する鍵の表示灯を点灯又は発光色を変更するなどして識別可能に表示するようにしてもよい。
情報共有サーバが火災情報に基づき端末装置に鍵情報を送信するものとしているが、これに限らない。情報共有サーバが記憶していた監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報について端末装置が記憶しておいてもよい。この場合、情報共有サーバが火災報知設備から受信した火災情報に含まれる火災発生場所を示す情報に基づく位置情報を含む火災通知情報を端末装置に送信し、火災通知情報を受信した端末装置が、火災通知情報に含まれる火災発生場所を示す情報に基づく位置情報に対応した監視領域の位置情報の鍵情報を特定し、当該鍵情報に関する表示を行うようにしてもよい。
火災情報が火災報知設備から情報共有サーバに送信された場合に無条件で鍵情報を端末装置で表示されるものとしているがこれに限らない。端末装置で鍵情報を表示するか否かを端末装置で操作可能にしてもよい。例えば、端末装置であらかじめ鍵情報を表示するか否かを設定可能にしてもよい。また、情報共有サーバが火災情報を受信したときに、情報共有サーバは火災通知情報を送信する前に、鍵情報に関する表示を行うかの確認を行わせる火災情報に関連する情報を端末装置に送信するものとし、火災情報に関連する情報を受信した端末装置末は鍵情報に関する表示を行うか否かを使用者に選択させる操作表示を行い、鍵情報に関する表示を行う旨の操作が行われた場合に当該操作が行われたことを示す情報を情報共有サーバに送信し、当該操作が行われたことを示す情報を受信した情報共有サーバは鍵情報を含む火災通知情報を端末装置に送信して鍵情報を端末装置に表示させるようにしてもよい。
情報共有サーバは火災情報に基づき端末装置に鍵情報を送信するもとしているが、これに限らない。情報共有サーバは外部より受信した防犯・救護に係る情報に基づき端末装置に対して対応する情報を送信してもよい。例えば、防犯に係る情報を受信した場合、当該事象に対応する装備の情報、例えば装備の内容とその保管場所、に関する情報を端末装置に送信してもよい。また、例えば、救護に係る情報を受信した場合、AED等の救護に関する機器の配置情報を表示または強調表示した地図を端末装置に送信してもよい。
(その他)
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:火災報知設備
12:情報共有サーバ
14:端末装置
16:公衆回線汎用通信網
18:専用回線網
20:受信機
22:火災感知器
24:通信部
26:制御部
28:通信部
30:操作表示部
32:記憶部
34:鍵情報
36:端末情報
38:火災通知情報画面
40:タイトル表示部
42:火災発生場所欄
44:鍵情報欄
46:現場確認応答欄
4610:火災確認釦
4620:非火災確認釦
48:地図情報釦
50:メニューダイヤログ

Claims (7)

  1. 監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムであって、
    前記監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、
    前記監視領域で発生した前記火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、
    前記監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報及び前記鍵情報を通知する前記端末装置を特定する端末情報を記憶し、前記火災報知設備から前記火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所に対応した位置情報の鍵情報を、前記端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させる管理装置と、
    を備えたことを特徴とする防災システム。
  2. 請求項1記載の防災システムにおいて、
    前記火災報知設備は、受信機に固有のアドレスを設定した複数の火災感知器を接続して前記監視領域で発生する前記火災イベントを監視し、前記火災イベントとして火災予兆又は火災を検出した場合に、前記火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災予兆又は火災の検出の要因となった火災感知器のアドレスを前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置は、前記火災感知器のアドレスに対応して使用する鍵を特定する前記鍵情報及び前記鍵情報を通知する前記端末装置を特定する前記端末情報を記憶し、前記火災報知設備から前記火災感知器のアドレスを受信した場合に、少なくとも当該火災感知器のアドレスに対応した前記鍵情報を、前記端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させることを特徴とする防災システム。
  3. 請求項1記載の防災システムにおいて、
    前記火災報知設備は、受信機から引き出された信号回線ごとに火災感知器を接続して前記監視領域で発生する前記火災イベントを監視し、前記火災イベントとして火災を検出した場合に、前記火災情報に含まれる発生場所の情報として当該火災の検出の要因となった火災感知器が接続された前記信号回線の回線番号を前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置は、前記信号回線の回線番号に対応して使用する鍵を特定する前記鍵情報及び前記鍵情報を通知する前記端末装置を特定する前記端末情報を記憶し、前記火災報知設備から前記回線番号を受信した場合に、少なくとも当該回線番号に対応した前記鍵情報を、前記端末情報に基づき特定された端末装置に送信して表示させることを特徴とする防災システム。
  4. 請求項1記載の防災システムであって、
    前記鍵情報は、鍵自体を特定する情報又は鍵の保管場所を特定する情報としたことを特徴とする防災システム。
  5. 請求項1乃至3記載の防災システムにおいて、
    前記管理装置は、前記鍵情報に加えて、前記火災イベントの発生場所を特定する位置情報を、前記端末情報に基づき特定された端末装置に送信し、
    前記端末装置は、前記鍵情報に加えて、前記火災イベントの発生場所、現場確認及び前記現場確認に対する応答の指示を含む表示を行い、
    前記火災報知設備は、前記端末装置から送信される現場確認の結果に基づき所定の動作を行うことを特徴とする防災システム。
  6. 監視対象の監視領域で発生する火災イベントを監視する防災システムであって、
    前記監視領域にて使用する鍵を管理する管理者が所持する端末装置と、
    前記監視領域で発生した前記火災イベントを検出した場合に、少なくとも当該火災イベント及びその発生場所を特定する情報を含む火災情報を送信する火災報知設備と、
    前記火災報知設備から前記火災情報を受信した場合に、少なくとも当該火災情報に含まれる発生場所を特定する情報に基づく位置情報を前記端末装置に送信する管理装置と、
    を備え、
    前記端末装置は、前記監視領域の位置情報に対応して使用する鍵を特定する鍵情報を記憶し、前記管理装置から前記発生場所を特定する情報に基づく位置情報を受信した場合に、少なくとも当該発生場所を特定する情報に基づく位置情報に対応した前記監視領域の位置情報の鍵情報を表示することを特徴とする防災システム。
  7. 請求項1又は6記載の防災システムにおいて、
    前記端末装置は前記鍵情報を表示するか否かを選択可能であることを特徴とする防災システム。
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