JP5297783B2 - 緊急地震通報システム - Google Patents

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本発明は、緊急地震速報を音声などでリアルタイムに発信し、不正情報の侵入を阻止し且つ緊急地震速報の盗聴や改竄を防ぐことができる緊急地震通報システムに関する。
緊急地震速報とは、比較的早く到達する弱い縦波(P波またはプライマリ波)の観測によって地震の発生をいち早く捉え、地震の主要動である強い横波(S波またはセカンダリ波)が到達する前に震源地付近の住民に通報することにより、S波による物的、人的被害を最小限に抑制しようとする試みである。緊急地震速報は、地震工学、情報通信およびコンピュータ技術が急速に進歩し、現在、これらを総合的に利用することによって実用段階に入っている。緊急地震速報の技術は、常時観測によってP波を捕捉し、その諸特性を分析することによって地震の規模や震源地を特定できる。
緊急地震速報の技術は、全国規模の地震観測網を保有する気象庁を中心に開発され、気象庁が有する多機能型地震計などによる地震観測網の情報に基づいて、地震規模や震源地を特定する震源決定システムを構築している。震源位置の決定の方法やアルゴリズムは、従来から種々研究されており、例えば、特開2003−114281号において、震源地付近の地震計によって震源位置を特定することにより、震源地を短時間に決定できる。また、地震による災害を最小限に抑えるには、地震情報の有効な応用方法の開発が不可欠であり、例えば、特開2005−283491号、特開2005−295290号、特開2005−326149号、特開2006−112922号、特開2006−145234号のように数多く提案されている。
緊急地震速報は、防災活動を実施するうえでも重要であり、この緊急地震速報に基づいて、その情報を利用した緊急防災対応システムの試作および実証実験も既に行われている。このような防災情報は、防災関連機関ばかりでなく、国民および企業などの多岐に亘るユーザーに活用されるべきである。また、ホームセキュリティなどのシステムや情報家電と連動することにより、低コスト化を図ってより普及することが期待されるが、現状では情報の加工と伝送に係わるインフラが未整備であるため、肝心の情報の効果が十分に発揮されていない。
最近に開発された地震情報の応用方法において、特開2005−283491号、特開2005−295290号、特開2006−145234号および特開2006−148222号では、緊急地震速報を受信する携帯電話のような携帯端末を含む装置やシステムを提案している。特開2005−326149号は、気象庁などの緊急地震速報の配信機関、データ所有者、情報加工・提供者、ネットワーク・放送運営者、各種防災対応システム管理者を包含するプラットフォームを提案している。特開2006−112922号は、複数の震源決定システムを利用することにより、より信頼性の向上した地震予測情報を伝達する。また、特開2006−145234号は、制御鍵情報によって、契約した特定の端末のみが緊急地震速報を利用することで適正な課金を可能としている。
特開2003−114281号公報 特開2005−283491号公報 特開2005−295290号公報 特開2005−326149号公報 特開2006−112922号公報 特開2006−145234号公報 特開2006−148222号公報
緊急地震通報システムは、一般に開放されたインターネット回線を経由して利用者の地震速報制御装置に送信されるため、無関係の第三者が緊急地震通報システムに突発的に介入するおそれがある。緊急地震速報を受信した個人や企業では、緊急に安全場所に避難したり重要物資を移動させることなどが必要である。このため、第三者が緊急地震通報システムに侵入して不正を働くと、不測の災害を招いたり金融犯罪が起こりうる。このため、緊急地震速報への不正な介入を防ぐことが必要であるけれども、現状では緊急地震速報に対するセキュリティーは殆ど考慮されていない。
また、開発された前記の各応用方法は、緊急地震速報を携帯端末に発信できるので有益であるけれども、中程度以上の地震発生という実際に利用される場合が年に1回もないような使用態様において、利用者に掛ける経済的負担が大きすぎることにより、たとえ実施可能であっても実用化されることが困難であると予想できる。これらの方法は、実際に利用される場合が非常に少ない使用態様であるため、地震通報システムが実際に作動していることを常に確認していないと、実際に地震が発生した際にシステムが作動しないという事態も発生するおそれがある。
本発明は、集合住宅または戸建て住宅の住民に対して、正確な緊急地震速報を配信するために提案されたものであり、無関係の第三者が介入することを防ぎ、不正情報の侵入ならびに緊急地震速報の盗聴や改竄を防止できる緊急地震通報システムを提供することを目的としている。本発明の他の目的は、地震通報システムが実際に作動していることを常時確認することにより、地震の発生時にシステムが作動しないという事態の発生を未然に防ぐ緊急地震通報システムを提供することである。
本発明に係る緊急地震通報システムでは、緊急地震速報をリアルタイムに発信する。この緊急地震通報システムは、地震情報発信センターから地震データを継続的に受信する地震情報配信センターにおいて、動的更新の暗号情報付きの返信パケットつまり受信確認信号を配信先の地震速報制御装置に定時的に発信するとともに、地震データの受信時に、配信先の予測震度、主要動到達時間などの演算・解析を行い、配信先における予測震度が所定規模以上の場合に、暗号情報付きの地震速報信号をインターネット回線を介して地震速報制御装置に送信し、該地震速報制御装置において、受信した地震速報信号の暗号情報を直近更新の暗号情報つまり保存暗号情報と照合し、暗号が一致すれば音声信号または接点信号を含む各種の警告信号を個別配信先に通報する。
本発明に係る緊急地震通報システムにおいて、一般に、地震情報配信センターの受信サーバが受信確認信号を地震速報制御装置に定時的に発信し、演算配信サーバが暗号情報付きの地震速報信号を地震速報制御装置に発信すればよい。暗号情報は、ランダムに作成する1または2バイトデータであると好ましい。また、受信確認信号は、地震速報制御装置8から定時的に送られてくるIP情報すなわちDDNS(ダイナミックドメインネームシステム)信号の返信信号に暗号情報を付けて作成され、少なくとも1時間に1回地震速報制御装置に送信されると好ましい。
本発明の緊急地震通報システムでは、集合住宅の地震速報制御装置において、暗号照合後に音声信号または接点信号をインターホン総合盤へ送信し、該インターホン総合盤および/または各住居インターホンによって緊急地震速報を各戸ごとに音声出力を行えばよい。この地震速報制御装置において、受信した地震速報信号の暗号情報を直近更新の暗号情報つまり保存暗号情報と照合し、暗号が一致すれば一致確認信号を地震情報配信センターの演算配信サーバに返信し、該演算配信サーバにおいて、地震速報制御装置からの一致確認信号を受けてから配信先の端末機に緊急地震速報をメール通知すればよい。集合住宅用または戸建て用コントローラに子機コントローラを無線接続し、暗号照合後に子機コントローラに緊急地震速報を音声出力するともに、緊急呼出器に無線連絡すると好ましい。
本発明を図面によって説明すると、本発明に係る地震通報システム1が、図1や図2に例示するような集合住宅用であると、マンションや商業ビルだけでなく、病院、サナトリウム、企業の事業所や工場、一定区域内の商店や個人住宅などの一括管理に適用でき、図9に示すようなシステムであると戸建て住宅に適用できる。地震通報システム1は、インターネット回線5を介して地震情報配信センター3を個別配信先6と接続するために、個別配信先ごとにノードを取り付け、例えば、該ノードは通常広域ネットワーク(WAN)のルータ7であり、またはLANスイッチ、交換機、イーサネット(商標名)端末やATM端末を束ねるスイッチングハブなどが該当する場合もある。
図1において、インターネット回線5は、専用通信回線網であることが望ましく、仮想閉域網、光通信網またはデジタル通信網であると好ましい。インターネット回線5は、具体的には、IP−VPN(バーチャルプライベートネットワーク)、光アクセスシステム、光アクセスネットワークなどである。インターネット回線5は、専用回線15と同一または異なる回線網である。
地震通報システム1において、地震情報発信センター2は、気象庁および民間気象業務支援センターを含み、気象庁から「緊急地震速報」として配信している。この緊急地震速報は、気象庁の「ナウキャスト地震情報」と防災科学技術研究所の「リアルタイム地震情報」とを統一したものであり、配信地震データについて、気象庁の観測網のデータだけでなく、独自性を残した防災科学技術研究所の地震観測網および大学地震観測網のデータを加えるといっそう好ましい。地震情報発信センター2と地震情報配信センター3とは、専用通信回線網のインターネット回線を介して接続する。
地震情報配信センター3の演算配信サーバ14は、受信サーバ16とともに、インターネット回線を介して受配信サーバ13と接続され、地震情報発信センター2から地震発生時に送信される震央ならびに地震の強さ(マグニチュード)予測データなどの地震データを継続的に受信する。演算配信サーバ14は、前記地震データ受信時に、数多くの配信先6に応じて、各配信先6の予測震度、主要動到達時間などの演算・解析を行い、これらが所定値(例えば、予測震度3以上)の時に、この演算・解析済みの緊急地震速報信号をインターネット回線5を介して各配信先6に適宜に送信する。この緊急地震速報信号は、速報性を要するために比較的小さいデータ量に定め、一般に7〜10バイト程度のデータ量であると好ましい。
地震速報制御装置8は、例えば、LANコネクなどによってルータ7と接続し、該ルータからインターネット回線を介して配信元3と接続し、且つ現地演算配信サーバ18とケーブル接続すればよい。地震速報制御装置8は、所望に応じて増減可能な出力端子32,36,40を備え、一般に産業用仕様であるので、出力端子36,40を介して設備機器の事前停止などを行う制御信号を出力することも可能である。地震速報制御装置8は、集合住宅内に一斉放送したりまたはインターホン総合盤10を介して各住戸インターホン59に個別送信することができる。
地震通報システム1において、地震速報制御装置8は、通常、図4のプログラムに従ってIP情報を定時的に受信サーバ16に発信し、この発信は5〜60分間隔程度であればよい。受信サーバ16では、地震速報制御装置8からIP情報の通知があると、1または2バイト程度の暗号をランダムに作成する。暗号作成について、1バイトは8ビットであり、1バイトで256種類の文字と数字を表せるから、暗号は1または2バイト程度で十分である。この暗号は演算配信サーバ14に送信され、演算配信サーバ14においてこの暗号を受信確認信号に組み入れる。この受信確認信号は、IP情報であるDDNS信号に対する返信信号(ACK)に2バイト暗号を付加した態様である。合成した受信確認信号は、直ちに地震速報制御装置8に返信される。
地震速報制御装置8は、IP情報を受信サーバ16に発信してから、送受信処理部19で受信サーバ16からの受信確認信号を受け取るので、この受信確認信号の受け取りが地震通報システム1の定期的な稼動確認になる。受信確認信号の受け取りがない場合には、直ちに緊急警報を発動することになる。受信確認信号を受け取ると、この信号から暗号情報を切り離し、得た暗号情報だけを保存する。地震速報制御装置8では、暗号情報を常に2世代保存することにより、受信確認信号と地震速報信号とがほぼ同時に発信されることで暗号不一致が発生することを回避する。
緊急地震の発生時には、演算配信サーバ14は、図6のプログラムに従って処理され、発信センター2から地震データを受信すると、数多くの配信先6について、その予測震度、主要動到達時間などの演算・解析を行い、各配信先における予測震度が所定規模以上であるか否かを判断する。予測震度が所定規模以上の場合には、保存した暗号情報を読み込み、この暗号情報は演算・解析済みの地震速報信号に組み込まれ、ついで各配信先6の地震制御装置8に送信される。所望に応じて、この送信後に、演算配信サーバ14は、地震速報制御装置8からの暗号一致確認信号の送信を待ち受けてもよい。演算配信サーバ14は、地震速報制御装置8から暗号一致確認信号を受信すると、各配信先における所定の端末機に地震発生の緊急メールを通知する。
一方、地震速報制御装置8は、緊急地震発生時には図7のプログラムに従って処理される。地震速報制御装置8は、演算配信サーバ14から緊急地震速報信号を受信すると、該信号から暗号情報を切り離す。切り離した暗号情報は、保存している暗号情報と照合し、暗号が一致するか否かを判断する。暗号が一致すれば、個々の配信先(例えば、地震速報制御装置8に接続されたインターホン総合盤、エレベータ、スピーカなど)へ地震警報信号を通報する。演算配信サーバ14で地震発生の緊急メール通知を行う場合には、地震速報制御装置8は、地震警報信号の通報と同時に、演算配信サーバ14へ暗号一致確認信号を返信する。緊急メール通知を行わない場合でも暗号一致確認信号を返信してもよい。
地震速報制御装置8に関して、図1に示すインターホン総合盤10および各住居インターホン59は、例えば、商品名:DASH WISM(アイホン製)であり、この接続の場合には、一斉放送用音声入力は外部音声ラインと称し、入力レベルは−10dBm/600Ω不平衡である。一斉放送切替用入力は、外部制御入力と称し、メーク時1kΩ以下、ブレーク時50kΩ以上、端子短結電流100mA以下、端子間電圧(開放時)直流12V以下である。このインターホンは、外部制御出力でブレークすると、音声ライン出力がオンになり、地震速報制御装置8の出力端子32から送出された音声ガイダンスが放送開始される。音声ガイダンスが放送されている間は緊急地震速報の機能が優先され、呼出通話などのインターホン機能は動作しない。音声ガイダンスが終了し、地震速報制御装置8の出力端子36により、外部制御出力のブレーク状態が待受け状態であるメーク状態に戻る。メーク状態に戻ると、通常のインターホン機能をすべて使用できる。
集合住宅用または戸建て住宅用コントローラ60,78は、例えば、RCR STD−30の無線規格に準拠する無線機器であり、集合住宅用は各住居インターホン59とケーブル接続する無線中継機能型であり(図8参照)、戸建て住宅用は地震速報制御装置77と接続する無線中継機能型である(図9参照)。この際に、コントローラ60を各住居に設置されたLAN(図示しない)に接続させることも可能である。コントローラ60,78には、緊急呼出器62、手持ちのリモートアクセス装置(図示しない)などを無線接続でき、さらに子機コントローラ64を無線接続することもできる。図示しないけれども、コントローラ60,78は、1台または複数台の無線対応の窓マグネットセンサやシーリングスイッチを無線接続したり、さらに各種の照明機器、浴室給湯器、玄関電気錠装置、赤外線センサーユニット、空調機器、床暖房装置などを遠隔操作することが可能である。
地震通報システム1は、図1に示すような配信センター3を経由する第1通報ラインと、図2に示すような配信センター3を経由しない第2通報ラインとにより、情報伝達がいっそう確実になる配信二重化を達成している。配信二重化は、配信センター3を2個所例えば東京と大阪に設置すれば比較的容易に達成でき、配信三重化以上も任意であるが経済的に好ましくない。第2通報ラインに設置する現地演算配信サーバ18は、個別配信先6の規模に応じて選定すればよく、比較的小規模であれば市販のパソコンを用いてもよい。
本発明に係る緊急地震通報システムは、一般開放のインターネット回線を利用して送配信されるけれども、該システムに無関係の第三者が介入したり緊急地震速報が盗聴や改竄されることを防ぎ、常に正確な緊急地震速報を配信する。この正確な緊急地震速報により、数秒後に地震が来ることをいち早く警告する。例えば、震度3のような中程度以上の地震発生という実際に利用される場合が年に1回もないような使用態様でも、地震速報制御装置が定時的に受信確認信号を受信することにより、地震通報システムが実際に作動していることを常に確認し、実際に地震が発生した際に地震通報システムが作動しないという事態を未然に防止できる。
本発明に係る地震通報システムは、地震警報の音声出力に既存のインターホン制御装置を利用することにより、中程度以上の地震発生という実際の利用可能性が低い使用態様においても、利用者に掛ける経済的負担を少なくして実用化を促進する。本発明の地震通報システムでは、演算・解析済みデータを地震速報制御装置で受信して地震警報を音声出力することが可能である。この地震速報制御装置は、センターサーバ方式を採用することにより、今後開発されるシステムや情報端末機器の進歩に対応させてソフトウェアをバージョンアップする場合などに、各配信先まで出向くことなく、配信センターから一括してダウンロードすることができるので省力化を促進することが可能である。
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。図1は、マンションなどの集合住宅や商業ビルなどの配信先に適用する地震通報システム1における第1通報ラインの一例を概略的に示し、第1通報ラインで使用されない経路を点線で表記する。地震通報システム1は、例えば、気象庁および民間気象業務支援センターを含む地震情報発信センター2と、該発信元から地震データを継続的に受信する地震情報配信センター3と、一般のインターネット回線もしくはIP−VPN(バーチャルプライベートネットワーク)などであるインターネット回線5を介して接続する個別配信先6のルータ7と、配信先6においてルータ7に接続する地震速報制御装置8と、該地震速報制御装置に有線または無線で接続するインターホン総合盤10と、インターホン総合盤10に有線または無線で接続された各住戸9内の各住居インターホン59とで構成する。
インターホン総合盤10および各住居インターホン59は、既存の設備のものを利用できるから、実際には、集合住宅において共有設備として地震速報制御装置8を取り付けるだけでよい。地震速報制御装置8は、インターホン総合盤10のインターホン回線を利用して、地震速報信号の暗号照合後に集合住宅の各住戸への一斉放送を可能とする。
地震情報発信センター2である気象庁および民間気象業務支援センターと配信センター3とは、通常、専用回線網のインターネット回線で連絡する。情報発信センター2では、多機能地震計などで構成した地震観測網からの情報に基づいて震源決定を行っている。この多機能地震計は、通常、地表面に設置されるため、その設置が比較的容易であって高密度の地震観測網を構築している。この観測網からのデータは地震情報発信センター2の受配信サーバ13に送信し、該受信サーバにおいて、震源位置、発生時刻、規模などを算出して地震データを作成する。
配信センター3の演算配信サーバ14は、ルータ17を介して専用回線網15のインターネット回線を経て受配信サーバ13と接続することにより、発信センター2から地震データを継続的に受信する。演算配信サーバ14は、数多くの配信先6に応じて、地震情報の受信時に、各配信先6の予測震度、主要動到達時間などの演算・解析を行い、配信先における予測震度が所定規模以上の場合に、この演算・解析済み地震データからなる緊急地震信号をインターネット回線5を介して各配信先6の地震制御装置8に送信し、該制御装置において地震速報信号の暗号照合後に受信する。
演算配信サーバ14において、例えば、特定の配信先6の震度階は、地震強度である地震マグニチュードから、震源位置と配信先6の位置との間の伝播距離による距離減衰を考慮して演算・解析する。この際に、この伝播距離間の地域に固有の地盤増幅率を考慮すればよく、地盤増幅率とは、地表面近傍の地盤の状態によって地震による震動加速度が増減速される程度を表す値である。地盤増幅率を考慮する場合には、それが全国の各地域に固有の値としてあらかじめ演算配信サーバ14のデータベースに保存している。さらに、地震データに含まれる震源位置と配信先6の位置とから距離Rを計測し、この距離Rと地震マグニチュードから、各配信先6の震度階を算出するとともに、地震のS波が配信先6に到達するまでの余裕時間を算出できる。S波の伝播速度Vは、既知の約3.5km/秒であるから、震源位置から配信先6の位置までのS波の伝播時間Tは、R/Vによって計算できる。伝播時間Tを算出すれば、地震データに含まれる地震発生時刻tと、現在の時刻tとによって、S波到達までの余裕時間Tは(T+t)−tとなる。
演算配信サーバ14で演算・解析された地震データの緊急地震速報信号は、受信サーバ16によって、ルータ17さらにインターネット回線5を介して個別配信先6の地震速報制御装置8に送信できる。個別配信先6では、集合住宅などの共有設備としてルータ7および地震速報制御装置8を設置している。地震速報制御装置8は、個別配信先6においてルータ7とLAN接続し、該ルータを経て緊急地震速報信号の暗号照合後に演算・解析済みデータを受信する。地震速報制御装置8には、現地演算配信サーバ18も接続しているが、第1通報ラインでは使用されない。
地震速報制御装置8は、図3に例示するように、主に送受信処理部19と、該送受信処理部にそれぞれ接続する音声合成ボード20、一斉放送用制御出力制御部22およびラッチングリレー駆動制御部24とで構成する。送受信処理部19には、LANコネクタを有するLAN入力部28を接続し、該コネクタを介してルータ7とケーブル接続する。音声合成ボード20は、音声出力トランス30を経てスピーカ用出力端子32と配線する。一斉放送用制御出力制御部22は、一斉放送用リレー34を経て一斉放送用出力端子36と配線する。また、ラッチングリレー駆動制御部24は、警報用ラッチングリレー38を経て警報出力端子40と配線する。端子台42には、さらに電源入力端子43および予備出力端子を取り付ける。
地震速報制御装置8では、RS232コネクタ(図示しない)を有し、該コネクタを介して現地演算配信サーバ18とケーブル接続する。RS232コネクタである緊急信号入力部48は、送受信処理部19およびラッチングリレー駆動制御部24に配線する。地震速報制御装置8には、電源入力端子43と配線する電源ランプ50と、警報用ラッチングリレー38と配線するリレー動作ランプ52と、該リレー38と接続するリセット入力操作スイッチ54とを設置する。
地震速報制御装置8では、出力端子32をインターホン総合盤10の一斉放送用音声入力端子(図示しない)に接続するとともに、一斉放送用出力端子36をインターホン総合盤10の一斉放送切替用入力端子(図示しない)と接続する。地震速報制御装置8は、地震信号を受信した場合には、出力端子32および36から信号を出力することによって、インターホン総合盤10を一斉放送状態に切り替えて各住戸内の各住居インターホン59と接続し、インターホン親機に緊急地震速報の音声ガイダンス信号を送信する。
地震速報制御装置8は、配信センター3に設置した端末DDNS(ダイナミックドメインネームシステム)サーバ(図示しない)とインターネット回線5を介して接続している。DDNSサーバは、地震速報制御装置8のホスト名とIPアドレスとの対応を常に監視し、地震速報制御装置8からIP情報(地震速報制御装置8の接続されているIPアドレス情報のことであって、ここではDDNS信号と呼ぶ)が受信サーバ16を経て通知され、この際にIPアドレスの変更があったならば、それを地震速報制御装置8のホスト名と直ちに一致させる。このため、地震速報制御装置8では、固定IPアドレスの設定することが不要である。
地震速報制御装置8では、DDNS機能を有することにより、IPアドレスが変更されても、その変更アドレスをDDNSサーバに通知するだけで、ホスト名に対応するIPアドレスを随時更新することができる。一般に、動的グローバルIPアドレスは、インターネットサービスプロバイダが与えるものであり、そのアドレスが付与されたルータの電源を入れ直した場合または一定時間通信を行わなかった場合などに変動する。
地震通報システム1の稼動態様を説明すると、地震速報制御装置8は、図4のプログラムに従って、送受信処理部19からIP情報を10分間おきに受信サーバ16に発信するように設定される(S1)。このIP情報は、受信サーバ16を経てDDNSサーバに通知され、IPアドレスの変更があったならば、それを地震速報制御装置8のホスト名と直ちに一致させる。
受信サーバ16では、地震速報制御装置8からIP情報の通知があると(S1)、図5のプログラムに従って、2バイトの暗号をランダムに作成し(S2)、該暗号を演算配信サーバ14に送信して保存させる(S3)。この暗号は、S4で受信確認信号に組み入れる。合成した受信確認信号は、直ちに地震速報制御装置8に返信される(S5)。
地震速報制御装置8は、通常の状況では図4のプログラムに従って、IP情報を受信サーバ16に発信し、次にS2で送受信処理部19で受信サーバ16からの受信確認信号を受け取るので、この受信確認信号の受け取りが地震通報システム1の定期的な稼動確認になる。受信確認信号を受け取ると、この信号から暗号情報を切り離し(S3)、得た暗号情報だけを保存する(S4)とともに3世代前の暗号情報を消去する(S5)。つまり、地震速報制御装置8では、暗号情報を常に2世代保存する。
緊急地震の発生時には、演算配信サーバ14は、図6のプログラムに従って処理され、S1で発信センター2の受配信サーバ13から地震データを受信すると、数多くの配信先6について、その予測震度、主要動到達時間などの演算・解析を行い(S2)、さらにS3で各配信先における予測震度が所定規模以上であるか否かを判断する。予測震度が所定規模以上の場合には、保存した暗号情報を読み込み(S4)、この暗号情報は通常9バイトの演算・解析済みの地震速報信号に組み込まれ(S5)、ついで各配信先6の地震制御装置8に送信される(S6)。
この送信後には、演算配信サーバ14は、地震速報制御装置8からの暗号一致確認信号の送信を待ち受ける(S7)。演算配信サーバ14は、S8において地震速報制御装置8から暗号一致確認信号を受信すると、各配信先における所定の端末機に地震発生の緊急報メールを通知する(S9)。
一方、地震速報制御装置8は、緊急地震発生時には図7のプログラムに従って処理される。地震速報制御装置8は、S1で演算配信サーバ14から緊急地震速報信号を受信すると、該信号から暗号情報を切り離す(S2)。切り離した暗号情報は、保存している暗号情報と照合し(S3)、S4で暗号が一致するか否かを判断する。暗号が一致すれば、S5で個々の配信先へ地震警報信号を通報する。地震速報制御装置8は、地震警報信号の通報と同時に、演算配信サーバ14へ暗号一致確認信号を返信してもよい。
地震速報制御装置8に関して、図1に示すインターホン総合盤10および各住居インターホン59は、例えば、商品名:DASH WISM(アイホン製)であり、この接続の場合には、一斉放送用音声入力は外部音声ラインと称し、入力レベルは−10dBm/600Ω不平衡である。一斉放送切替用入力は、外部制御入力と称し、メーク時1kΩ以下、ブレーク時50kΩ以上、端子短結電流100mA以下、端子間電圧(開放時)直流12V以下である。このインターホンは、外部制御出力でブレークすると、音声ライン出力がオンになり、地震速報制御装置8の出力端子32から送出された音声ガイダンスが放送開始される。音声ガイダンスが放送されている間は緊急地震速報の機能が優先され、呼出通話などのインターホン機能は動作しない。音声ガイダンスが終了し、地震速報制御装置8の出力端子36により、外部制御出力のブレーク状態が待受け状態であるメーク状態に戻る。メーク状態に戻ると、通常のインターホン機能をすべて使用できる。
図1に示すインターホン総合盤10および各住居インターホン5は、商品名:スマートモニオン(松下電工製)とも接続可能である。この接続の際の接点信号は、出力端子36(図3)の無電圧a接点から出て、アクセスポイントにフォトカプラを出力する。このインターホンでは、総合盤において地震速報制御装置8の地震起動信号を受け、インターホン親機の液晶表示部に「地震ピクト」を表示するとともに、独自の音声ガイダンスで緊急地震速報を放送する。
代表的な緊急地震速報のメッセージは、地震発生を検知した場合に、震源位置からのS波の予測到達時間に応じて音声ガイダンスの内容を変えて出力すると好ましい。例えば、
(1)到達時刻までに30秒以上の余裕があれば、ピッピッピの電子音に次いで「地震が発生しました」と3回繰り返す。30秒前になった時点で、次の(2)の音声ガイダンスに切り替える。
(2)到達時刻までに10〜30秒になると、ピッピッピの電子音に次いで「まもなく地震が来ます」と3回繰り返す。10秒前になった時点で、次の(3)の音声ガイダンスに切り替える。
(3)到達時刻までに10秒未満になると、ピッピッピの電子音に次いで「すぐに地震が来ます」と揺れが発生するまで繰り返す。
地震速報制御装置8は、一斉放送用出力端子36を接続することにより、集合住宅のエレベータ56(図1)の箱内部に音声ガイダンスを放送したり、警報出力端子40を有することにより、集合住宅のエレベータ56の最寄階への緊急停止・開扉などの制御運転および共用玄関58(図1)のオートロック錠の解錠などを行うことが可能である。また、集合住宅の管理事務所に非常放送設備が設置されていれば、一斉放送用出力端子36に接続することにより、駐車場、駐輪場、共用廊下などのスピーカに音声ガイダンスを出力することができる。また、一斉放送出力端子36に直接あるいは増幅器を介して適当なスピーカを接続すれば、地震速報制御装置8の出力音声をモニターすることができる。
地震通報システム1では、地震速報制御装置8で中継することにより、図8に示すように、集合住宅用コントローラ60を各住居インターホン59に有線接続できる。コントローラ60は、例えば、無線規格がRCR STD−30に準拠し、無線設備の区分がII形で防災ラジオ v−01の形式であり、小電力セキュリティ通信である。コントローラ60には、緊急呼出器62、手持ちのリモートアクセス装置(図示しない)などを無線接続でき、これらからの緊急信号や呼出信号を受信することが可能であり、さらに子機コントローラ64を無線接続することもできる。
集合住宅用コントローラ60は、各住戸において家電製品の遠隔制御機能を有し、緊急地震速報の通報だけを目的とするならば、各住居インタホーンと別の部屋に設置すればよい。コントローラ60は、配信センター3から地震速報制御装置8ならびにインターホン総合盤10および各住居インターホン59を経て地震信号を受信し、音声ガイダンスによって緊急地震速報を放送するとともに、ランプ66によって異常信号を表示する。
緊急呼出器62は、例えば2個の押しボタンを備え、緊急ボタン68が押されると、コントローラ60および各住居インターホン59さらにインターホン総合盤10を経て、マンション管理会社へ緊急信号を通報する。この通報経路は、無線対応の窓マグネットセンサなどのセキュリティ関連装置が作動した場合も同様である。一方、呼出ボタン70が押されると、コントローラ60、各住居インターホン59、インターホン総合盤10および地震速報制御装置8からインターネット回線を経て、携帯電話メールサービス会社のサーバから所定の携帯電話機へ呼出信号を送信し、定形の自動電文メールを通知してもよい。子機コントローラ64は、各住戸においてコントローラ60とは別の部屋に設置すればよく、コントローラ60を経て地震信号を受信し、音声ガイダンスによって緊急地震速報を放送するとともに、ランプ72によって異常信号を表示する。
図9において、戸建て住宅に適用可能な地震通報システム74を示す。地震通報システム74は、例えば、気象庁などを含む地震情報発信センター2と、該発信元から地震データを継続的に受信する配信センター3と、インターネット回線5を介して接続する戸建て住宅のルータ76と、該ルータに接続した地震速報制御装置77と、該制御装置にLAN接続する戸建て住宅用コントローラ78とで構成する。地震速報制御装置77は、配信センター3からインターネット回線5を経由して地震速報信号を受信し、コントローラ78のスピーカ80(図10)によって音声ガイダンスによって緊急地震速報を放送するとともに、ランプないし表示部82によって異常信号を表示する。
戸建て住宅用コントローラ78は、前記のコントローラ60と同様の無線規格および家電製品の遠隔制御機能を有する。さらに、コントローラ78は、EMI規格のVCCIクラスBに適合し、LAN規格のIEEE802.3(10BASE−T)に準拠する。コントローラ78は、電界放射エミッションおよび伝導エミッションのいずれにも規格値を満たすことを目標とする。
戸建て住宅用コントローラ78には、前記のコントローラ60と同様に、緊急呼出器62、無線対応の窓マグネットセンサ、リモートアクセス装置などを無線接続でき、これらからの緊急信号や呼出信号を受信することが可能である。さらに、子機コントローラ64を無線接続することもでき、音声ガイダンスによって緊急地震速報を放送するとともに、ランプ72によって異常信号を表示する。
図10には、戸建て住宅用コントローラ78の一例を示し、中央制御部84は、LAN送受信処理部86、表示部82および宅内送信用送受信処理部88にそれぞれ接続する。スピーカ80は、音声合成ボード90を経てLAN送受信処理部86と配線し、宅内送信用送受信処理部88にアンテナ92を設置する。
また、戸建て住宅用コントローラ78は、地震速報制御装置8と一体的に構成することも可能である。地震速報制御装置8またはこれと一体的に構成された戸建て住宅用コントローラ78は、UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)に対応することにより、ネットワーク設定を自動化でき、ルータ76につなぐだけで直ちに使用できる。UPnPは、パソコンに周辺機器を接続するときに作動するPnPをネットワークに拡張した機能であり、UPnP対応機器であれば、ネットワークに新たにつながったUPnP対応機器を検知し、自動セットアップして使えるようになる。
一方、地震通報システム1は、図2において第2通報ラインで不使用または使用不可能な経路を点線で表記し、配信センター3を介在させない図2に示すようなシステム構成も有することにより、いっそう確実性のある配信二重化を達成する。このシステム構成では、地震情報発信センター2と個別配信先6のルータ7とは、仮想ライン55によってインターネット回線5を介して直接接続され、配信先6におけるルータ7にLAN接続した現地演算配信サーバ18へデータ送信する。仮想ライン55は、通信状況を判りやすくするために図示するものであって、実際には受配信サーバ13の接続状況は不変である。地震速報制御装置8は、通常、集合住宅などの共有設備において、RS232やUSBなどのインターフェイスを介して現地演算配信サーバ18とケーブル接続する。地震速報制御装置8には、前記と同様に、インターホン総合盤10を接続する。インターホン総合盤10には、複数の各住戸内の各住居インターホン59を有線または無線で接続すればよい。
図2において、地震観測網からのデータは地震情報発信センター2の受配信サーバ13で集計され、地震の震央位置、地震の強さ(マグニチュード)などを推定し、地震情報としてインターネット回線5を介して個別配信先6の現地演算配信サーバ18へ送信する。現地演算配信サーバ18は、地震情報発信センター2から送られてきた地震情報を基にして、当該配信先における地震予測震度、予測到達余裕時間などを演算・解析し、演算・解析済みの地震速報信号を地震速報制御装置8へ送信し、該制御装置において地震速報信号を受信し、暗号照合後に警告信号を通報する。
本発明に係る地震通報システムにおける第1通報ラインの一例を概略的に示す説明図である。 図1の地震通報システムにおける第2通報ラインを概略的に示す説明図である。 本発明で用いる地震速報制御装置を示すブロック図である。 受信サーバにおける受信確認処理を示すフローチャートである。 地震速報制御装置における通常の状況時の暗号情報処理を示すフローチャートである。 演算配信サーバにおける緊急地震発生時のデータ処理を示すフローチャートである。 地震速報制御装置における緊急地震発生時のデータ処理を示すフローチャートである。 各住居インターホンと集合住宅用コントローラとの接続態様を示す概略説明図である。 戸建て住宅用の地震通報システムの一例を概略的に示す説明図である。 本発明で用いる戸建て住宅用コントローラを示すブロック図である。
符号の説明
1 地震通報システム
2 地震情報発信センター
3 配信センター
5 インターネット回線
6 個別配信先
7 ルータ
8 地震速報制御装置
10 インターホン総合盤
13 受信サーバ
14 演算配信サーバ
18 現地演算配信サーバ
19 送受信処理部
20 音声合成ボード
22 一斉放送用制御出力制御部
24 ラッチングリレー駆動制御部
32,36,40 出力端子

Claims (7)

  1. 緊急地震速報をリアルタイムに発信する地震通報システムであって、地震情報発信センターから地震データを継続的に受信する地震情報配信センターにおいて、配信先の地震速報制御装置からのIP情報に対する返信信号に暗号情報を付加した受信確認信号地震速報制御装置に定時間隔で発信するとともに、地震データの受信時に、配信先の予測震度、主要動到達時間の演算・解析を行い、配信先における予測震度が所定規模以上の場合に、暗号情報付きの地震速報信号をインターネット回線を介して地震速報制御装置に送信し、該地震速報制御装置において、受信確認信号を受け取ることにより暗号情報を更新しており、受信した地震速報信号の暗号情報を随時更新の暗号情報と照合し、暗号が一致すれば音声信号を含む警告信号を個別配信先に通報する緊急地震通報システム。
  2. 地震情報配信センターの受信サーバが受信確認信号を地震速報制御装置に定時間隔で発信し、該配信センターの演算配信サーバが暗号情報付きの地震速報信号を地震速報制御装置に発信する請求項1記載の地震通報システム。
  3. 暗号情報は、ランダムに作成する1または2バイトデータである請求項1記載の緊急地震通報システム。
  4. 受信確認信号は、各地震速報制御装置から発信されるDDNS信号の返信信号に動的更新の暗号情報を付けて作成され、少なくとも1時間に1回地震速報制御装置に送信される請求項1記載の緊急地震通報システム。
  5. 集合住宅の地震速報制御装置において、暗号照合後に音声信号をインターホン総合盤へ送信し、該インターホン総合盤および/または各住居インターホンによって緊急地震速報を各戸ごとに音声出力を行う請求項1または2記載の緊急地震通報システム。
  6. 地震速報制御装置において、受信した地震速報信号の暗号情報を随時更新の暗号情報と照合し、暗号が一致すれば一致確認信号を地震情報配信センターの演算配信サーバに返信し、該演算配信サーバにおいて、地震速報制御装置からの一致確認信号を受けてから配信先の端末機に緊急地震速報をメール通知する請求項1または2記載の地震通報システム。
  7. 集合住宅用または戸建て用コントローラに子機コントローラを無線接続し、暗号照合後に子機コントローラに緊急地震速報を音声出力するともに、緊急ボタンを押すとマンション管理会社へ緊急信号を通報する緊急呼出器に無線連絡する請求項1または2記載の地震通報システム。
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