JP3240431B2 - 地階階段の構築方法及び構築用装置 - Google Patents

地階階段の構築方法及び構築用装置

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JP3240431B2
JP3240431B2 JP03508194A JP3508194A JP3240431B2 JP 3240431 B2 JP3240431 B2 JP 3240431B2 JP 03508194 A JP03508194 A JP 03508194A JP 3508194 A JP3508194 A JP 3508194A JP 3240431 B2 JP3240431 B2 JP 3240431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、逆打工法における設
置用階段、仮設用階段等の地階階段の構築方法及び構築
用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地階部分の構築する場合に、地上
から構真柱を埋設構築した後、地上から地下部分を堀下
げながら地下1階、地下2階と順次下方へと地下各階を
構築するいわゆる逆打工法が用いられる場合がある。こ
の逆打ち工法では、設置用階段が構築されるまで、設置
用階段とは別に別途作業用の簡易階段を構築していた。
しかし、簡易階段では強度上の信頼に欠けると共に構
築、取り外し作業が繁雑となっていた。
【0003】そこで、1階分の設置用階段をクレーンで
吊り下げ、所定位置で仮止めして作業階段として利用
し、地下階を掘削して構築し、その後、更にクレーンで
1階分の設置用階段を吊り下げて、これを前記仮止めし
た設置用階段の上端部に連結して、仮止めを外し、2階
分の設置用階段を吊り下げ、所定位置で仮止めして地下
2階を構築していた。以下同様に順次1階分の設置用階
段をクレーンで吊り下げて既設の設置用階段に連結しな
がら、設置用階段を作業用階段として使用しながら地階
を構築することも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
設置用階段を連結仮止めする際にクレーンを占有するの
で他の作業に支障を与える問題点があった。また1階分
づつ階段を連結しながら設置用階段を構築すると共に、
通常は各階毎に階高が異なるので階段下端部に高さ調節
用の梯子等を連結する必要があり、構築作業が繁雑とな
る問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、階段
設置予定位置あるいはその近接位置で、所定階分の階段
を上下に連結した連結階段を支持して下降させつつ、順
次地階を構築するので、設置用階段及び仮設用階段のい
ずれの場合の構築においても前記問題点を解決した。
【0006】即ちこの発明は、階段設置予定位置で、1
階分あるいは複数階分の階段を連結した連結階段の下端
部を支持し、該連結階段の下方を所定深さまで掘削した
後、前記連結階段の下端部を地下1階床付近まで下降す
ると共に地下1階を構築し、続いて、連結階段の下方を
所定深さまで掘削した後、前記連結階段の下端部を地下
2階床付近まで下降すると共に地下2階を構築し、以下
必要ならば前記連結階段上部に階段を適宜連結しなが
ら、前記連結階段を順次下降して所定地下階まで構築し
て、前記連結階段を所定位置で躯体と一体に固定するこ
とを特徴とした地階階段の構築方法である。
【0007】また、階段設置予定位置の近接位置で、1
階分あるいは複数階分の階段を連結した連結階段の下端
部を支持し、該連結階段の下方を所定深さまで掘削した
後、前記連結階段の下端部を地下1階床付近まで下降す
ると共に地下1階を構築し、続いて、連結階段の下方を
所定深さまで掘削した後、前記連結階段の下端部を地下
2階床付近まで下降すると共に地下2階を構築し、以下
必要ならば前記連結階段上部に階段を適宜連結しなが
ら、前記連結階段を順次下降して所定地下階まで構築し
て、その後前記連結階段を階段設置予定位置に移動し
て、前記連結階段を所定位置で躯体と一体に固定するこ
とを特徴とした地階階段の構築方法である。
【0008】階段設置予定位置で、1階分あるいは複数
階分の階段を連結した連結階段を昇降自在に支持し、該
連結階段の下方を所定深さまで掘削した後、前記連結階
段の下端部を地下1階床付近まで下降すると共に地下1
階を構築し、続いて、連結階段の下方を所定深さまで掘
削した後、前記連結階段の下端部を地下2階床付近まで
下降すると共に地下2階を構築し、以下必要ならば前記
連結階段上部に階段を適宜連結しながら、前記連結階段
を順次下降して所定地下階まで構築することを特徴とし
た地階階段の構築方法である。
【0009】また、階段設置予定位置の外周部に載置し
た基台上に、所定階段を上下に連結して構成した連結階
段を所定位置で支持して、かつ所定長さ毎に下降させる
ことができる支持昇降手段を設置した地階階段の構築用
装置である。また、階段設置予定位置の外周部に載置し
た基台上の少なくとも2か所に、昇降シリンダーをその
ロッドを上方に向けて縦方向に固定し、前記ロッドに水
平方向の支持シリンダーを固定し、該支持シリンダーの
ロッドの先端部に所定階段を上下に連結して構成した連
結階段に設けた支持穴に嵌脱できるロックピンを連設
し、前記基台に固定シリンダーを水平方向に設置し、該
固定シリンダーのロッドの先端部に前記連結階段に設け
た固定穴に嵌脱できるロックピンを連設したことを特徴
とする地階階段の構築用装置である。
【0010】
【作用】連結階段を使用したので、階段を1階毎に連結
する手間を省くことができる。連結階段の下端部を昇降
自在に支持したので、連結階段の昇降作業にクレーンな
どを使用することなく階段を構築できる。また、この発
明の構築用装置では連結階段を昇降自在に支持したの
で、連結階段を所定位置で保持できる。
【0011】
【実施例1】図1乃至図8に基づきこの発明の実施例を
説明する。
【0012】(1)連結階段の構成 階段設置予定位置に合わせた所定長さで4本の縦枠材
5、5、該縦枠材5、5の上端部を連結する横枠材6、
6、及び該縦枠材5、5の上端部を連結する横枠材7、
7から箱形枠8を形成し、該箱型枠8のフロア踊り場側
の縦枠材5、5にフロア踊り場の載置位置に合わせて支
持枠材9、9を架設固定し、該箱型枠8の中間踊り場側
の縦枠材5、5に中間踊り場載置位置に合わせて支持枠
材10、10を架設固定する。前記箱形枠8内に、フロ
ア踊り場2、踏段部3及び中間踊り場4からなる階段
1、1を、フロア踊り場2を支持枠材9、9に載置連結
し、中間踊り場4を支持枠材10、10に載置連結しな
がら、所定階分の階段1、1を架設固定する。前記にお
いて、最下に位置する階段1aは中間踊り場を省略して
あり、また、各階段1、1は所定階の階高に合わせて、
踏段部3の段数及び、フロア踊り場2と中間踊り場4と
の形状大きさが決められている。
【0013】角パイプの一面に長さ方向所定間隔(例え
ば500mm)で支持孔11、11を穿設し、該一面に隣
接する他面に長さ方向所定間隔(例えば500mm)で固
定穴12、12を穿設して案内杆13を形成する。前記
案内杆13を、前記箱形枠8の外側で、フロア踊り場2
側の縦枠材5、5の中間位置に、前記支持孔11をフロ
ア踊り場2の他側に向けて並列し、横枠材6、7に固定
する。同様に、前記案内杆13を、前記箱形枠8の外側
で、中間踊り場3側の縦枠材5、5の中間位置に、前記
支持孔11を中間踊り場2の他側に向けて並列し、横枠
材6、7に固定して、連結階段14を構成する(図2、
図3)。
【0014】(2)構築用装置の構成 階段設置予定位置25の外周側に位置する略矩形枠状の
基台15は、設置予定の階段の幅方向でフロア踊り場側
の基台枠材16、階段の幅方向で中間踊り場側の基台枠
材17の両端に、階段の長さ方向の基台枠材18、19
の両端部を夫々連結固定して構成されている(図3)。
また、前記基台15は、基台枠材16、17の中央部外
側に補助基台20、21が夫々連設固定されていると共
に、前記基台枠材16、17の中央部内側に前記連結階
段14の案内杆13を上下に挿通できる切り欠き22、
23を夫々設けてある。また、前記基台15は、その枠
内を前記連結階段14が上下方向に挿通可能な形状大き
さに形成されている。
【0015】前記基台15のフロア踊り場側の補助基台
20上及び中間踊り場側の補助基台21上で前記切り欠
き22、23に対応する位置に、昇降シリンダー28
を、そのロッド29を上方に向けて夫々配置し、前記補
助基台20、21に夫々回動可能に固定する(図2、図
4、図5、図6)。
【0016】前記基台15上に、前記昇降シリンダー2
8の両側に並列して、支持柱30、30を縦方向に立設
し、該支持柱30、30の上端部に前記ロッド29と同
軸上に縦方向の貫通孔32を穿設した案内部材31を横
方向に架設固定する。図中30a、30aは支持柱30
の補強材である。
【0017】前記ロッド29の先端部に軸受け33を固
定し、該軸受け33の上部に、前記案内部材31の貫通
孔32に摺動自在に嵌挿したガイドロッド35を連結固
定する。前記軸受け33には、設置予定の階段の長さ方
向(横方向)の貫通孔34が穿設されている。また、前
記軸受け33の前記貫通孔34の下側には、設置予定の
階段の長さ方向(貫通孔34と平行)でかつ外方に向け
た腕杆36が連設固定してある。
【0018】前記において、前記ロッド29が昇降シリ
ンダー28内に最も引かれた状態で前記ガイドロッド3
5の上端35aは前記案内部材31の上縁から上方に突
出し、前記ロッド29が最も突出した状態で前記ガイド
ロッド35の下端部35bが前記案内部材31の下縁よ
り下方に位置した状態に(前記軸受け33が前記案内部
材31に当接しないように)なっている(図7)。この
場合の昇降シリンダー28のストロークは前記案内杆1
3の支持孔11の間隔(ピッチ)の整数倍が望ましい。
【0019】前記軸受け33の腕杆36に、支持シリン
ダー37を、設置予定の階段の長さ方向でかつそのロッ
ド38を内方に向けて固定する。前記支持シリンダー3
7の前記ロッド38の先端に、前記軸受け33の貫通孔
34に摺動自在に嵌挿した上部ロックピン39をボール
ジョイントを介して回動自在に連結する。前記上部ロッ
クピン39は、前記ロッド38と同軸上に位置している
と共に、その先端部は案内杆13の支持孔11に嵌挿で
きる断面形状を有している。また、前記ロッド38が支
持シリンダー37内に最も引かれた位置で、前記上部ロ
ックピン39の先端は軸受け33の貫通孔34内に収ま
っており、前記ロッド38が最も突出した状態で上部ロ
ックピン39の先端は前記軸受け33より突出して、か
つ上部ロックピン39の基端部は貫通孔34内にある
(図7)。
【0020】次に、フロア踊り場側の前記基台枠材16
上及び中間踊り場側の基台枠材17上で前記昇降シリン
ダー28の近接した位置に軸受け40を固定する。前記
軸受け40に、設置予定の階段の幅方向(前記基台枠材
16、17に沿った方向)の貫通孔41を穿設する。ま
た、前記軸受け40の該貫通孔41の下側で、設置予定
の階段の幅方向(前記貫通孔41と平行)でかつ前記昇
降シリンダーと反対側に、腕杆42を連設固定する。
【0021】前記軸受け40の腕杆42に固定シリンダ
ー43を水平方向でかつそのロッド44を軸受け40側
に向けて固定する。前記固定シリンダー43の前記ロッ
ド44の先端に、前記軸受け40の貫通孔41に摺動自
在に嵌挿した下部ロックピン45をボールジョイントを
介して回動自在に連結する。前記下部ロックピン45
は、前記ロッド44と同軸上に位置していると共に、そ
の先端部は案内杆13の固定穴12に嵌挿できる断面形
状を有している(図8)。前記ロッド44が固定シリン
ダー43内に最も引かれた位置で前記下部ロックピン4
5の先端は、軸受け40の貫通孔41内に収まってお
り、前記ロッド44が最も突出した状態で下部ロックピ
ン45の先端は前記軸受け40より突出して、かつ下部
ロックピン45の基端部は貫通孔41内にある。
【0022】また、前記基台枠材16の両端部にガイド
ローラー47、47をそのローラー47a、47aを内
側(階段1側)に向けて固定する。同様に、前記基台枠
材17の両端部にガイドローラー48、48をそのロー
ラー48a、48aを内側(階段1側)に向けて固定
し、前記基台枠材18の両端部にガイドローラー49、
49をそのローラー49a、49aを内側(階段1側)
に向けて固定し、前記基台枠材19の両端部にガイドロ
ーラー50、50をそのローラー50a、50aを内側
(階段1側)に向けて固定する。前記ガイドローラー4
7と前記ガイドローラー49、前記ガイドローラー47
と前記ガイドローラー50、前記ガイドローラー48と
前記ガイドローラー49、前記ガイドローラー48と前
記ガイドローラー50、は夫々協働して夫々前記連結階
段14の縦枠材5の上下方向の移動を案内する(図
3)。図中52は上昇点検出用近接スイッチ、52aは
下降点検出用近接スイッチであり、軸受け33に設けた
検出部と協働して、昇降シリンダー28を自動運転する
際に使用する(図5、図6、図7)。
【0023】以上のようにして、地階階段の構築用装置
51を構成する。また、前記において、基台15上に設
置した昇降シリンダー28、支持シリンダー37、上部
ロックピン39、固定シリンダー43、下部ロックピン
45、ガイドローラー47乃至50等から支持昇降手段
27を構成している。
【0024】(4)地階階段の構築方法 次に、前記構築用装置51、連結階段14の使用、即ち
地階階段の構築方法について説明する。
【0025】 構築現場で、構真柱53を埋設構築し
た後、地表面54から所定深さ(3m程度)掘削して、
構真柱53上端部に1階床の梁55を構築する(図1
(a))。
【0026】 階段設置予定位置25に構築用装置5
1を載置し、基台15は梁55上でずれあるいは浮き上
がらないように、梁55に釘等で仮止めされている。続
いて、クレーンなどで連結階段14を吊り下げ、連結階
段14の下端部を基台15の内側に挿通する。この際、
連結階段の案内杆13、13が基台15の切り欠き2
2、23に位置し、縦部材5、5はガイドローラー47
乃至50のローラー47a乃至50aに当接して案内さ
れている。続いて、支持シリンダー37及び固定シリン
ダー43を作動させ、上部ロックピン39を案内杆13
の支持孔11に、下部ロックピン45を案内杆13の固
定孔12に夫々嵌挿して連結装置51に連結階段14を
支持して仮固定する(図1(b)、図2)。この際、昇
降シリンダー28はロッド29が最も突出した位置(軸
受け33が最上位置)にある。
【0027】 階段設置予定位置25の近接する位置
あるいはその他の場所から掘削機械を入れて、地下1階
の構築に必要な深さまで掘削する。
【0028】 で階段設置予定位置25の下方を所
定深さまで掘削が終了したならば、 (a) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて固定シリンダー43を作動させてロッド44
を引き、下部ロックピン45を固定孔12から外す。 (b) 昇降シリンダー28のロッド29を所定高さ(通
常は最下)まで下降する。この時の支持シリンダー3
7、上部ロックピン39の位置を、夫々図5中の鎖線図
示37a、39aで示す。同様に、この時の軸受け33
の位置を図6中の鎖線図示33aで示す。 (c) 固定シリンダー43を作動させてロッド44を押
し出し、下部ロックピン45を固定孔12に嵌挿する
(図8)。 (d) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて支持シリンダー37を作動させてロッド38
を引き、上部ロックピン39を支持孔11から外す(図
7(a))。昇降シリンダー28のロッド29を最上位
置まで上昇させる。 (e) 昇降シリンダー28のロッド29を若干下降さ
せ、続いて支持シリンダー37を作動させてロッド38
を押し、上部ロックピン39を支持孔11に嵌挿する。
この時の上部ロックピン39の位置を図7の鎖線図示3
9b、ロッド38の位置を図7の鎖線図示38aに示
す。以上、(a) 乃至(e) を繰り返し、連結階段14が地
下1階の床付近まで下降させる。この時の連結階段14
の下端部の位置を図1(b)の鎖線14aで示す。この
状態で、連結階段14は作業用階段として利用できる。
【0029】 地下1階の構築をする。この際、連結
階段14が地下1階の構築作業上、障害となった際に
は、 (f) 昇降シリンダー28のロッド29を若干下降さ
せ、続いて支持シリンダー37を作動させてロッド38
を引き、上部ロックピン39を支持孔11から外す。 (g) 昇降シリンダー28のロッド29を所定高さ(通
常は最下)まで下降する。 (h) 支持シリンダー37を作動させてロッド38を押
し、上部ロックピン39を支持孔11に嵌挿する。 (i) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて固定シリンダー43を作動させてロッド44
を引き、下部ロックピン45を固定孔12から外す。昇
降シリンダー28のロッド29を最上位置まで上昇させ
る。 (j) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて固定シリンダー37を作動させてロッド38
を押し、下部ロックピン45を固定孔12に嵌挿する。
以上、(f) 乃至(j) を繰り返し、連結階段14が作業に
支障ない位置まで上昇させる。
【0030】 次に階段設置予定位置25の下方(連
結階段14の下方)で地下2階構築に必要な深さまで掘
削が完了したならば、前記を行い地下2階を構築す
る。
【0031】以下所定階までを繰り返し、地下全体
を構築する。
【0032】 構築が完了した時点で、連結階段を最
下に下降した状態で、階段は所定位置に設置され、階段
1のフロア踊り場2及び中間踊り場4を躯体に固定する
(図1(c))。
【0033】 続いて、フロア踊り場2と支持枠材
9、中間踊り場4と支持枠材10、の結合を夫々外し、
箱型枠8、支持枠材9、10及び案内杆13、13をク
レーンで引上げ、階段1、1から取り外し、構築用装置
51を撤去する(図示していない)。以上で地階階段の
構築が完了する。
【0034】(4)他の構築方法・装置の説明 前記実施例において、連結階段14は、必要な階段1、
1及び案内杆13を予め全て連結して下降させたが、各
階段1、1が自立できれば、他の方法とすることもでき
る。即ち、まず最下階分の階段のみ又はこれとその上階
の複数階分の階段とを連結して連結階段として、構築用
装置51により下降させることもできる。この場合、他
の必要な階段1、1及び案内杆13を連結階段の上端部
に適宜連結しながら下降作業を行う。この方法は階段設
置位置25上方で並行して作業が進行する場合等に有効
である。
【0035】また、前記実施例において、連結階段14
に案内杆13を2本設け、これに対応して構築用装置5
1の昇降シリンダー28等支持昇降手段27も2か所設
けたが、案内杆13を3本以上設け、対応して構築用装
置51の昇降シリンダー28等支持昇降手段27も3か
所以上に設けることもできる(図示していない)。
【0036】また、前記実施例において、連結階段14
は、箱形枠8内に階段1、1を取り付けて構成したが、
上下に連結した階段1、1が自立可能であれば、これに
案内杆13を固定し、箱形枠を用いない構造とすること
もできる(図示していない)。また、連結階段14を構
成する階段1は、中間踊り場4で折り返す形状の階段と
したが、折り返しのない直線状の階段、あるいは螺旋階
段とすることもできる。
【0037】また、前記実施例において、基台15は前
記構造に限定されず、昇降シリンダー28等支持昇降手
段27を取り付け可能な構造であれば、他の構造とする
こともできる(図示していない)。
【0038】また、前記実施例において、構築用装置5
1の昇降シリンダー28は油圧、空気圧等いずれも可能
であり、支持昇降すべき連結階段14の重量でその大き
さ、設置本数が決められる。また、支持シリンダー3
7、固定シリンダー43も油圧、空気圧等いずれでも可
能である。
【0039】また、前記実施例において、構築用装置5
1の支持昇降手段27は、昇降シリンダー28、支持シ
リンダー37、固定シリンダー43等から構成したが、
同様の作動をできれば、シリンダー以外の器具、例えば
チェーンブロックやチェーンホイストあるいは、他のモ
ーターやエンジンとギア、スプロケット、チェーンなど
を組み合わせて構成することもできる(図示していな
い)。
【0040】また、前記実施例において、箱形枠8、支
持枠材9、10、案内杆13は階段1、1から撤去した
が、これらの1部または全部を撤去せず、階段1、1と
共に躯体に固定することもできる。
【0041】
【実施例2】図1、図2、図4乃至図9に基づきこの発
明の他の実施例を説明する。
【0042】この実施例は地階の階段の上部に地上階の
階段が連結した構造の構造物の地下階段を構築する際に
用いる。
【0043】前記実施例1と同様に、連結階段14及び
階段構築用装置51を使用する。
【0044】階段構築予定位置25の近接位置26に構
築用装置51を設置する(階段構築予定位置25とその
近接位置26との間に梁は存在しない)。実施例1の
乃至を順に実施して、連結階段14を作業用階段とし
て使用しながら地階の構築を完了する。この際地階の構
築と平行して、地上階の構築を進行し、階段構築予定位
置25の上方には地上階の階段が構築される。
【0045】次に、連結階段14の上端部あるいは箱型
枠8の上端部を基台15に仮止めすると共に、箱型枠8
から案内杆13を取り外し、一体の移動ユニット58を
構成する。即ち移動ユニット58は連結階段14から案
内杆13を取り外したものに構築用装置51を加えた構
成である。
【0046】次に、基台15とはり梁55の仮止めを解
除し、移動ユニット58をクレーンなどで若干吊り上
げ、地表面54と基台15との間にころ等を介装する。
次に移動ユニット58を巻取ウインチ等で引き、階段構
築予定位置まで、矢示56方向に平行移動する(図
9)。続いて、連結階段を所定位置に設置し、階段1の
フロア踊り場2及び中間踊り場4を躯体に固定する。次
にフロア踊り場2と支持枠材9、中間踊り場4と支持枠
材10、の結合を夫々外し、箱型枠8及び支持枠材9、
10を引上げ、階段1、1から取り外し、構築用装置5
1を撤去する(図示していない)。以上で地階階段の構
築が完了する。
【0047】前記において、地上階の階段の最下部が、
移動の際に支障がある場合には、最下部の階段を跳ね上
げて上方の階段に仮固定し、または最下部の階段を取り
外した後に移動作業を行い、移動後に地階の階段と地上
階の最下部の階段を連結する(図示していない)。
【0048】前記実施例において、予め基台15に車輪
を設置しておき、移動する際に、該車輪に合うレールを
基台15と地表面54との間に介装して、移動ユニット
58を引くこともできる(図示していない)。この場合
には移動作業が簡略化できる。
【0049】また、前記実施例において、移動ユニット
58の移動方法はクレーンなど他の手段によることもで
きる。また、移動ユニット58は、連結階段14あるい
は連結階段14から案内杆13、13を取り除いた構成
とすることもできる。
【0050】また、前記実施例における連結階段14、
構築用装置51の他の実施例は実施例1と同様である。
【0051】
【実施例3】図7、図8、図10乃至図13に基づきこ
の発明の実施例を説明する。この実施例は、設置用階段
とは別に工事用の仮設階段を構築する為の実施例であ
る。
【0052】(1)連結階段の構成 階段設置予定位置に合わせた平面形状で、所定階の位置
に合わせて踊り場61を形成した螺旋階段60の外周部
に上下方向の案内杆13、13を固定して1階分の階段
63を構成する。前記案内杆13は、角パイプの前記螺
旋階段60直径方向に、長さ方向所定間隔(例えば40
0mm)で、支持孔(固定孔兼用)74、74を穿設して
ある。図中62は手摺である。
【0053】前記階段63の1階分あるいは複数階分か
ら連結階段64を構成する(図11、図12)。
【0054】(2)構築用装置の構成 階段設置予定位置25の外周側で直径対称な位置に、前
記連結階段の大きさに合わせて所定距離を離して、基台
66、67を夫々載置する(図12)。前記基台66、
67の中心側には、連結階段の案内杆13を挿通できる
切り欠き68、69を設けてある。
【0055】前記基台66上で、前記切り欠き68の位
置に対応した位置に支持柱30、30を所定距離をあけ
て立設する。前記支持柱30、30の中間部に昇降シリ
ンダー28をそのロッドを29を上方に向けて配置し、
該昇降シリンダー28の上部を前記支持柱30、30に
固定ロッド70、70で架設軸止する。前記支持柱3
0、30の上端部に、前記ロッド29と同軸上に縦方向
の貫通孔32を穿設した案内部材31を架設固定する。
また、支持柱30には補強材30a、30aを固定して
ある。
【0056】前記ロッド29の先端部に軸受け33を固
定し、該軸受け33の上部に、前記案内部材31の貫通
孔32に摺動自在に嵌挿したガイドロッド35を連結固
定する。前記軸受け33には、設置予定の階段の長さ方
向(横方向)の貫通孔34が穿設されている。また、前
記軸受け33の前記貫通孔34の上側には、設置予定の
階段の長さ方向(貫通孔34と平行)でかつ外方に向け
た腕杆36が連設固定してある。
【0057】前記において、実施例1と同様に、前記ロ
ッド29が昇降シリンダー28内に最も引かれた状態で
前記ガイドロッド35の上端35aは前記案内部材31
の上縁から上方に突出し、前記ロッド29が最も突出し
た状態で前記ガイドロッド35の下端部35bが前記案
内部材31の下縁より下方に位置した状態に(前記軸受
け33が前記案内部材31に当接しないように)なって
いる。この場合の昇降シリンダー28のストロークは前
記案内杆13の支持孔74の間隔(ピッチ)の整数倍が
望ましい。ここでは、支持孔74の間隔(ピッチ)と同
一(400mm)になっている。
【0058】前記軸受け33の腕杆36に、支持シリン
ダー37を、そのロッド38を内方に向けて固定する。
前記支持シリンダー37の前記ロッド38の先端に、前
記軸受け33の貫通孔34に摺動自在に嵌挿した上部ロ
ックピン39をボールジョイントを介して回動自在に連
結する。前記上部ロックピン39は、前記ロッド38と
同軸上に位置していると共に、その先端部は案内杆13
の支持孔74に嵌挿できる断面形状を有している。ま
た、前記ロッド38が支持シリンダー37内に最も引か
れた位置で、前記上部ロックピン39の先端は軸受け3
3の貫通孔34内に収まっており、前記ロッド38が最
も突出した状態で上部ロックピン39の先端は前記軸受
け33より突出して、かつ上部ロックピン39の基端部
は貫通孔34内にある(図7(b))。
【0059】次に、支持柱30、30に軸受け40を固
定する。前記軸受け40には、前記切り欠き68に対応
して中心側に向けた貫通孔41が穿設されている。
【0060】また、前記基台66上で、支持柱30、3
0に連結した横材75の下面に、固定シリンダー43を
水平方向でかつ前記支持シリンダー37と平行に固定す
る。前記固定シリンダー43のロッド44は前記軸受け
40の貫通孔41に向けられている。前記固定シリンダ
ー43の前記ロッド44の先端に、前記軸受け40の貫
通孔41に摺動自在に嵌挿した下部ロックピン45をボ
ールジョイントを介して回動自在に連結する。
【0061】前記下部ロックピン45と前記上部ロック
ピン39の上下方向の間隔は、前記案内杆13の支持孔
74の間隔(ピッチ、ここでは400mm)の整数倍にな
っている。
【0062】また、前記下部ロックピン45は、実施例
1と同様に、前記ロッド44と同軸上に位置していると
共に、その先端部は案内杆13の支持孔74に嵌挿でき
る断面形状を有している(図8)。前記ロッド44が固
定シリンダー43内に最も引かれた位置で前記下部ロッ
クピン45の先端は、軸受け40の貫通孔41内に収ま
っており、前記ロッド44が最も突出した状態で下部ロ
ックピン45の先端は前記軸受け40より突出して、か
つ下部ロックピン45の基端部は貫通孔41内にある。
【0063】また、前記基台66及び支持柱30で、前
記切り欠き68の上下方向に、そのローラーを向けたガ
イドローラー47、47を設ける。前記ガイドローラー
47、47は夫々協働して夫々前記連結階段64の案内
杆13の上下方向の移動を案内する。
【0064】同様に他側の基台67にも、基台66と同
様に、支持柱30、補強材30a、昇降シリンダー2
8、案内部材31、上部ロックピン39付の支持シリン
ダー37、下部ロックピン45付の固定シリンダー4
3、ガイドローラー47等が設置されている。
【0065】以上のようにして、地階階段の構築用装置
71を構成する(図11乃至図13)。図中76は安全
カバーである。また、前記において、基台66、67上
に設置した昇降シリンダー28、支持シリンダー37、
上部ロックピン39、固定シリンダー43、下部ロック
ピン45、ガイドローラー47等から支持昇降手段72
を構成している。また、地階階段の構築用装置71に
は、実施例1と同様に、上昇点検出用近接スイッチ、下
降点検出用近接スイッチが設けられ、軸受け33に設け
た検出部と協働して、昇降シリンダー28を自動運転で
きるようになっている(図示していない)。
【0066】(4)地階階段の構築方法 次に、前記構築用装置71、連結階段64の使用、即ち
仮設用の地階階段の構築方法について説明する。
【0067】 実施例1と同様にして1階床の梁55
を構築する。
【0068】 階段設置予定位置25に構築用装置7
1を載置し、基台66、67は梁55上でずれあるいは
浮き上がらないように、梁55に釘等で仮止めされてい
る。続いて、クレーンなどで連結階段64を吊り下げ、
連結階段14の下端部を構築用装置71に近付け、連結
階段64の案内杆13、13を基台66の切り欠き6
8、基台67の切り欠き69に夫々挿通する。案内杆1
3はガイドローラー47、47のローラー47aに当接
して案内されている(図10(a))。
【0069】続いて、支持シリンダー37及び固定シリ
ンダー43を作動させ、上部ロックピン39を案内杆1
3の支持孔74に、下部ロックピン45を案内杆13の
他の支持孔74に夫々嵌挿して連結装置71に連結階段
64を支持して仮固定する(図10(a))。この際、
昇降シリンダー28はロッド29が最も突出した位置
(軸受け33が最上位置)にある(図11の鎖線位置3
3a、37a)。
【0070】 実施例1と同様に、地下1階の構築に
必要な深さまで掘削する。
【0071】 で階段設置予定位置25の下方を所
定深さまで掘削が終了したならば、連結階段64の上端
部に所定数の階段63を連結して、◎ (a) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて固定シリンダー43を作動させてロッド44
を引き、下部ロックピン45を支持孔74から外す。 (b) 昇降シリンダー28のロッド29を所定高さ(通
常は最下)まで下降する。この時の支持シリンダー3
7、上部ロックピン39の位置は、夫々図11中の実線
図示37、39である。同様に、この時の軸受け33の
位置は図11中の実線図示33である。 (c) 固定シリンダー43を作動させてロッド44を押
し出し、下部ロックピン45を支持孔74に嵌挿する
(図8)。 (d) 昇降シリンダー28のロッド29を若干上昇さ
せ、続いて支持シリンダー37を作動させてロッド38
を引き、上部ロックピン39を支持孔74から外す(図
7(a))。昇降シリンダー28のロッド29を最上位
置まで上昇させる。 (e) 昇降シリンダー28のロッド29を若干下降さ
せ、続いて支持シリンダー37を作動させてロッド38
を押し出し、上部ロックピン39を支持孔74に嵌挿す
る。この時の上部ロックピン39の位置を図7の鎖線図
示39b、ロッド38の位置を図7の鎖線図示38aに
示す。以上、(a) 乃至(e) を繰り返し、連結階段64を
地下1階の床付近で、作業位置に合わせて下降させる
(図1(b))。この状態で、連結階段64は作業用階
段として利用できる。
【0072】 地下1階の構築をする。この際、連結
階段14が地下1階の構築作業上、障害となった際に
は、実施例1と同様に、構築用装置71を操作して、連
結階段64を上昇させる。
【0073】 次に階段設置予定位置25の下方(連
結階段14の下方)で地下2階構築に必要な深さまで掘
削が完了したならば、連結階段64に所定数の階段63
を同様に連する(図10(b)(c))と共に、前記
を行い、地下2階を構築する。以下所定階までを
繰り返し、地下全体を構築する(図10(d))。
【0074】 地下の構築が完了し、あるいは設置用
階段が構築されて、連結階段64が不要となった段階
で、クレーンで、連結階段64まとめて、あるいは螺旋
階段60に1階ずつ分解しながら、支持昇降手段72か
ら引き抜く。続いて、支持昇降手段72を撤去する。
【0075】前記において、連結階段64に螺旋階段6
0を使用したので、比較的狭いスペースで階段を構築で
きる。また、ささら桁の量を少なくできるので軽量化で
き、昇降シリンダー28をはじめ、構築用装置71を小
形化できる効果がある。
【0076】前記実施例において、連結階段64は、適
宜階段63を連結しながら下降させたが、階段設置位置
25の上方での作業に支障がなければ、実施例1と同様
に全ての必要な階段63を予め連結しておくこともでき
る。
【0077】また、前記実施例において、階段63は螺
旋階段60を使用したが、実施例1のような階段を使用
することもできる(図示していない。)また、前記実施
例において、各シリンダー28、37、43は油圧、空
気圧等いずれの場合でも可能である。
【0078】また、前記実施例において、構築用装置7
1の支持手段72は、昇降シリンダー28、支持シリン
ダー37、固定シリンダー43等から構成したが、同様
の作動をできれば、シリンダー以外の器具とすることも
できる。例えば、昇降シリンダー28に代えて、手動又
は電動のチェーンブロックやチェーンホイスト等を使用
することもできる。とりわけ、連結階段が軽量の場合に
有効である。
【0079】例えば、図14に示すように、基台66上
の支持柱30、30上にチェーンホイスト77、ガイド
滑車78を取り付けて、前記実施例と同様の固定シリン
ダー43あるいは手動のロックピン(共に図示していな
い)を設けて、支持昇降手段83を構成する。他側の基
台67上にも同様に支持昇降手段83を設置して、構築
用装置82を構成する(図14)。図中47はガイドロ
ーラー、80はチェーン79の一端部のおもりである。
この場合、チェーンホイスト77のチェーン79の他端
部を、シャッフルを介して連結階段64の案内杆に装着
した取付金具81に連結して、チェーンホイスト77に
より連結階段64を昇降させる。
【0080】また、前記実施例における構築用装置71
の他の実施例は、実施例1の構築用装置51の場合と同
様である。
【0081】
【発明の効果】所定階分の階段を連結した連結階段の下
端部を昇降自在に支持したので、連結階段を下降させて
所定高さに作業階段を設置でき、また連結階段を上昇さ
せて作業スペースを確保できるので効率良く、階段の構
築及び地階の構築ができ、工期の短縮をはかることがで
きる効果がある。
【0082】また、階段設置予定位置の近接位置で階段
を支持昇降させ、その後、前記連結階段を階段設置予定
位置に移動した場合には、地階から地上階まで通した階
段の場合でも、地上階の階段の構築と平行して地下階の
階段を効率良く構築でき、工期の短縮をはかることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(c)はこの発明の工程を説明する
縦断面図である。
【図2】この発明の構築装置の正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】この発明の構築装置の支持手段の拡大正面図で
ある。
【図6】同じく拡大側面図である。
【図7】(a)は支持シリンダーの部分拡大縦断面図、
(b)は同じく部分拡大側面図である。
【図8】固定シリンダーの部分拡大縦断面図である。
【図9】この発明の他の実施例で、連結装置の平面図で
ある。
【図10】(a)乃至(d)はこの発明の実施例3の工
程を説明する縦断面図である。
【図11】この発明の実施例3の構築用装置の正面図で
ある。
【図12】同じく構築用装置の平面図である。
【図13】同じく構築用装置の側面図である。
【図14】同じく他の構築用装置の正面図である。
【符号の説明】
1 階段 11 支持孔 12 固定孔 13 案内杆 15 基台 25 階段構築予定位置 26 階段構築予定位置の近接位置 27 支持昇降手段 28 昇降シリンダー 37 支持シリンダー 39 上部ロックピン 43 固定シリンダー 45 下部ロックピン 51 構築用装置 54 地表面 60 螺旋階段 63 階段 64 連結階段 66、67 基台 71 構築用装置 72 支持昇降手段 73 階段設置予定位置 74 支持孔(固定孔兼用) 77 チェーンホイスト 82 構築用装置 83 支持昇降手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−24445(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/00 - 11/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段設置予定位置で、1階分あるいは複
    数階分の階段を連結した連結階段の下端部を昇降自在に
    支持し、該連結階段の下方を所定深さまで掘削した後、
    前記連結階段の下端部を地下1階床付近まで下降すると
    共に地下1階を構築し、続いて、連結階段の下方を所定
    深さまで掘削した後、前記連結階段の下端部を地下2階
    床付近まで下降すると共に地下2階を構築し、以下必要
    ならば前記連結階段上部に階段を適宜連結しながら、前
    記連結階段を順次下降して所定地下階まで構築して、前
    記連結階段を所定位置で躯体と一体に固定することを特
    徴とした地階階段の構築方法。
  2. 【請求項2】 階段設置予定位置の近接位置で、1階分
    あるいは複数階分の階段を連結した連結階段の下端部を
    昇降自在に支持し、該連結階段の下方を所定深さまで掘
    削した後、前記連結階段の下端部を地下1階床付近まで
    下降すると共に地下1階を構築し、続いて、連結階段の
    下方を所定深さまで掘削した後、前記連結階段の下端部
    を地下2階床付近まで下降すると共に地下2階を構築
    し、以下必要ならば前記連結階段上部に階段を適宜連結
    しながら、前記連結階段を順次下降して所定地下階まで
    構築して、その後前記連結階段を階段設置予定位置に移
    動して、前記連結階段を所定位置で躯体と一体に固定す
    ることを特徴とした地階階段の構築方法。
  3. 【請求項3】 階段設置予定位置で、1階分あるいは複
    数階分の階段を連結した連結階段を昇降自在に支持し、
    該連結階段の下方を所定深さまで掘削した後、前記連結
    階段の下端部を地下1階床付近まで下降すると共に地下
    1階を構築し、続いて、連結階段の下方を所定深さまで
    掘削した後、前記連結階段の下端部を地下2階床付近ま
    で下降すると共に地下2階を構築し、以下必要ならば前
    記連結階段上部に階段を適宜連結しながら、前記連結階
    段を順次下降して所定地下階まで構築することを特徴と
    した地階階段の構築方法。
  4. 【請求項4】 階段設置予定位置の外周部に載置した基
    台上に、所定階段を上下に連結して構成した連結階段を
    所定位置で昇降自在に支持して、かつ所定長さ毎に昇降
    させることができる支持昇降手段を設置した地階階段の
    構築用装置。
  5. 【請求項5】 階段設置予定位置の外周部に載置した基
    台上の少なくとも2か所に、昇降シリンダーをそのロッ
    ドを上方に向けて縦方向に固定し、前記ロッドに水平方
    向の支持シリンダーを固定し、該支持シリンダーのロッ
    ドの先端部に所定階段を上下に連結して構成した連結階
    段に設けた支持穴に嵌脱できるロックピンを連設し、前
    記基台に固定シリンダーを水平方向に設置し、該固定シ
    リンダーのロッドの先端部に連結階段に設けた固定穴に
    嵌脱できるロックピンを連設したことを特徴とする地階
    階段の構築用装置。
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