JP2802568B2 - 建築工法 - Google Patents
建築工法Info
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- JP2802568B2 JP2802568B2 JP5058211A JP5821193A JP2802568B2 JP 2802568 B2 JP2802568 B2 JP 2802568B2 JP 5058211 A JP5058211 A JP 5058211A JP 5821193 A JP5821193 A JP 5821193A JP 2802568 B2 JP2802568 B2 JP 2802568B2
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- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築工法に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】建築は、通常、柱を建て、この柱間に梁
を渡して、柱と梁からなる架構を順次下から上へと組み
上げていく。建築工事はその作業内容は上下、水平の荷
役の意味をもった資材の移動作業が大半を占め、このよ
うに架構を順次下から上へと組み上げていくものでは、
タワークレーン等のクレーンやリフト等での揚重機械や
揚重エリアが必要となり、足場も数多く設置しなければ
ならない。
を渡して、柱と梁からなる架構を順次下から上へと組み
上げていく。建築工事はその作業内容は上下、水平の荷
役の意味をもった資材の移動作業が大半を占め、このよ
うに架構を順次下から上へと組み上げていくものでは、
タワークレーン等のクレーンやリフト等での揚重機械や
揚重エリアが必要となり、足場も数多く設置しなければ
ならない。
【0003】このように従来の通常工法は鳶と揚重機の
連携作業が主体となり、危険作業が多くある。また、天
候の影響をもろに受け易く、雨天では工事を中断しなけ
ればならない。
連携作業が主体となり、危険作業が多くある。また、天
候の影響をもろに受け易く、雨天では工事を中断しなけ
ればならない。
【0004】これに対して、近年、架構をクライミング
させる工法も提案されている。その多くは、最上階を仮
設屋根付きの作業フロアーとして、この作業フロアーに
対して柱のリフトアップおよび継ぎ足しを行うものであ
る。
させる工法も提案されている。その多くは、最上階を仮
設屋根付きの作業フロアーとして、この作業フロアーに
対して柱のリフトアップおよび継ぎ足しを行うものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の架構
クライミング方式では、作業するエリアが常に最上階に
あり、これが建物の施工とともに上昇していくタイプが
多く、クレーン等の揚重機はやはり多く使用する。ま
た、作業床が有るとはいえ、高所作業になることはいな
めない。
クライミング方式では、作業するエリアが常に最上階に
あり、これが建物の施工とともに上昇していくタイプが
多く、クレーン等の揚重機はやはり多く使用する。ま
た、作業床が有るとはいえ、高所作業になることはいな
めない。
【0006】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、地上で最下階を順次建設することにより、ビル全体
をクライミングさせ、高所作業をなくして安全性を高
め、しかも施工サイクルが建物の高さに影響されず工期
の短縮も期待できる建築工法を提供することにある。
し、地上で最下階を順次建設することにより、ビル全体
をクライミングさせ、高所作業をなくして安全性を高
め、しかも施工サイクルが建物の高さに影響されず工期
の短縮も期待できる建築工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、柱を立てたまま載置する昇降板を有し上端位
置が地上レベルとなるリフトアップ装置と上昇させた柱
の下部を一時的に固定する係脱手段とをすくなくとも建
物基礎部の4隅の柱位置に配置して設け、リフトアップ
装置相互間に可動床を作業床として架設し、最上部の柱
を前記リフトアップ装置にセットし、該柱上端の相互間
を梁で連結し、かつその上に屋根を構築し、これらをリ
フトアップ装置の昇降板で上昇して前記柱の下端を係脱
手段で固定し、昇降板のみを下降させ、第2の柱を可動
床に搬入し、この可動床ごと第2の柱を下降させて前記
昇降板上にセットし、かつその上端を最上部の柱の下端
に接合し、可動床を上昇位置にしてこの可動床上に第2
の梁を最上部の柱の下部に接合し、一方、最上部の柱の
側部に地上位置で壁板を取り付け、前記係脱手段での最
上部の柱の下端の固定を解除して第2の柱を上昇させて
この第2の柱の下端を係脱手段で固定し、この第2の柱
の下部に第3の梁を、側部に壁板をそれぞれ設け、以下
同様に順次下方に柱と梁の組合せによる架構を接続しな
がら連続させるとともに壁板を取付けて上に押し上げて
いくことを要旨とするものである。
するため、柱を立てたまま載置する昇降板を有し上端位
置が地上レベルとなるリフトアップ装置と上昇させた柱
の下部を一時的に固定する係脱手段とをすくなくとも建
物基礎部の4隅の柱位置に配置して設け、リフトアップ
装置相互間に可動床を作業床として架設し、最上部の柱
を前記リフトアップ装置にセットし、該柱上端の相互間
を梁で連結し、かつその上に屋根を構築し、これらをリ
フトアップ装置の昇降板で上昇して前記柱の下端を係脱
手段で固定し、昇降板のみを下降させ、第2の柱を可動
床に搬入し、この可動床ごと第2の柱を下降させて前記
昇降板上にセットし、かつその上端を最上部の柱の下端
に接合し、可動床を上昇位置にしてこの可動床上に第2
の梁を最上部の柱の下部に接合し、一方、最上部の柱の
側部に地上位置で壁板を取り付け、前記係脱手段での最
上部の柱の下端の固定を解除して第2の柱を上昇させて
この第2の柱の下端を係脱手段で固定し、この第2の柱
の下部に第3の梁を、側部に壁板をそれぞれ設け、以下
同様に順次下方に柱と梁の組合せによる架構を接続しな
がら連続させるとともに壁板を取付けて上に押し上げて
いくことを要旨とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、建物基礎部に設けたリフトア
ップ装置と係脱手段とで柱と梁の組合せによる架構を順
次に接続しながら連続させるとともに壁板を取付けて上
に押し上げていくので、いわば成長するビルとして今ま
でにないタイプの施工ができ、しかもこのビル全体をク
ライミングさせる最下階の建設作業は建物基礎部で行う
ので、高所作業もなく、揚重による危険作業もなくな
る。
ップ装置と係脱手段とで柱と梁の組合せによる架構を順
次に接続しながら連続させるとともに壁板を取付けて上
に押し上げていくので、いわば成長するビルとして今ま
でにないタイプの施工ができ、しかもこのビル全体をク
ライミングさせる最下階の建設作業は建物基礎部で行う
ので、高所作業もなく、揚重による危険作業もなくな
る。
【0009】また、始めから最上階に屋根があるので、
完全に全天候型の施工が可能となる。一方、リフトアッ
プ装置の上端位置が地上レベルであることから、躯体を
支持する支点も地上なので低くなり倒れる可能性が低
く、安全性を向上できる。
完全に全天候型の施工が可能となる。一方、リフトアッ
プ装置の上端位置が地上レベルであることから、躯体を
支持する支点も地上なので低くなり倒れる可能性が低
く、安全性を向上できる。
【0010】とくに、可動床は上昇位置すなわち地上レ
ベルにある際に梁を掛け渡す作業床となり、梁を搬入し
て揚重などの昇降作業を伴うことなく即取付け作業が行
えるので作業効率が向上される。また、この作業床は昇
降するので、この作業床上に荷役機械を設置すること
で、柱のリフトアップ装置へのセット作業にも兼用させ
ることができ便利である。一方、柱の側部には壁板を取
り付けるが、この作業も地上位置で行うことができるの
で、この点からも安全性が高く、作業効率を向上でき
る。
ベルにある際に梁を掛け渡す作業床となり、梁を搬入し
て揚重などの昇降作業を伴うことなく即取付け作業が行
えるので作業効率が向上される。また、この作業床は昇
降するので、この作業床上に荷役機械を設置すること
で、柱のリフトアップ装置へのセット作業にも兼用させ
ることができ便利である。一方、柱の側部には壁板を取
り付けるが、この作業も地上位置で行うことができるの
で、この点からも安全性が高く、作業効率を向上でき
る。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1〜図8は本発明の建築工法の1実施例を
示す各工程の正面図で、図中11は最上階の第1の柱、
12はその下の階の第2の柱、13はさらにその下の階
の第3の柱、以下、第nの柱1nまでが順次接続して連
続する柱1を形成する。
説明する。図1〜図8は本発明の建築工法の1実施例を
示す各工程の正面図で、図中11は最上階の第1の柱、
12はその下の階の第2の柱、13はさらにその下の階
の第3の柱、以下、第nの柱1nまでが順次接続して連
続する柱1を形成する。
【0012】同様に図中21は最上階の第1の梁、22
はその下の階の第2の梁、23はさらにその下の階の第
3の梁、以下、第nの梁2nまでが上下に並ぶ。
はその下の階の第2の梁、23はさらにその下の階の第
3の梁、以下、第nの梁2nまでが上下に並ぶ。
【0013】先に、これら柱11〜1nの各々を押し上
げるリフトアップ装置3について説明すると、これは柱
11〜1nを立てたまま載置する昇降板4からなる。こ
の昇降板4の昇降駆動機構は本実施例では油圧ジャッキ
によるリフトアップジャッキ19により昇降板4をリフ
トアップ用支持ロッド18に沿って尺取り虫のように昇
降させるものとした。
げるリフトアップ装置3について説明すると、これは柱
11〜1nを立てたまま載置する昇降板4からなる。こ
の昇降板4の昇降駆動機構は本実施例では油圧ジャッキ
によるリフトアップジャッキ19により昇降板4をリフ
トアップ用支持ロッド18に沿って尺取り虫のように昇
降させるものとした。
【0014】他の実施例としては、昇降板4の周囲にこ
の昇降板4が係合するガイドポール5を設け、図示は省
略するが昇降板4側にピニオンとこれを駆動するモータ
を設け、ガイドポール5側に前記ピニオンが噛合うラッ
クを設けたエレベータ構造のものとしてもよい。
の昇降板4が係合するガイドポール5を設け、図示は省
略するが昇降板4側にピニオンとこれを駆動するモータ
を設け、ガイドポール5側に前記ピニオンが噛合うラッ
クを設けたエレベータ構造のものとしてもよい。
【0015】さらに、かかるリフトアップ装置3の側部
の一つは柱11〜1nの取入れ用の開口6となり、ガイ
ドポール5の上端に、柱11〜1nの挿通孔を有する係
止板7aとこの係止板7aに係止する掛合突起7bとか
らなる係脱手段7を配置した。該係脱手段7は掛合突起
7bが柱11〜1nの下部に着脱自在に取りつくもので
ある。
の一つは柱11〜1nの取入れ用の開口6となり、ガイ
ドポール5の上端に、柱11〜1nの挿通孔を有する係
止板7aとこの係止板7aに係止する掛合突起7bとか
らなる係脱手段7を配置した。該係脱手段7は掛合突起
7bが柱11〜1nの下部に着脱自在に取りつくもので
ある。
【0016】なお、この係脱手段7としては他の構成、
例えばジャッキ等の押圧装置で柱の周囲を着脱自在にホ
ールドするようなチャック形式のものでもよい。
例えばジャッキ等の押圧装置で柱の周囲を着脱自在にホ
ールドするようなチャック形式のものでもよい。
【0017】前記リフトアップ装置3はガイドポール5
の上端が地上になるように地下の建物基礎部に設置する
ものであり、この建物基礎部のすくなくとも4隅の柱位
置に配置する。図中8はこのリフトアップ装置3を設け
るための土台基礎である。
の上端が地上になるように地下の建物基礎部に設置する
ものであり、この建物基礎部のすくなくとも4隅の柱位
置に配置する。図中8はこのリフトアップ装置3を設け
るための土台基礎である。
【0018】また、相対向するリフトアップ装置3の間
は地下の空所となるが、このリフトアップ装置3のガイ
ドポール5を利用してこの部分に可動床9を作業床とし
て架設する。図9〜図12はその詳細を示すもので、ガ
イドポール5にはその外周に長さ方向に伸びるガイドレ
ール10を設け、一方、可動床9側にはこのガイドレー
ル10が嵌合して摺動する係合金物11を取り付ける。
は地下の空所となるが、このリフトアップ装置3のガイ
ドポール5を利用してこの部分に可動床9を作業床とし
て架設する。図9〜図12はその詳細を示すもので、ガ
イドポール5にはその外周に長さ方向に伸びるガイドレ
ール10を設け、一方、可動床9側にはこのガイドレー
ル10が嵌合して摺動する係合金物11を取り付ける。
【0019】さらに、可動床9側にピニオン12とこれ
を回転駆動するモーター13を設け、ガイドポール5側
に前記ピニオン12が噛合うラック14を設けた。
を回転駆動するモーター13を設け、ガイドポール5側
に前記ピニオン12が噛合うラック14を設けた。
【0020】すなわち、この可動床9は前記昇降板4と
同じようなエレベータ構造のものとし、モーター13で
ピニオン12を回転させることにより、ラック14にこ
のピニオン12が噛合って、上昇または下降する。
同じようなエレベータ構造のものとし、モーター13で
ピニオン12を回転させることにより、ラック14にこ
のピニオン12が噛合って、上昇または下降する。
【0021】はじめに図1、図2に示すように、リフト
アップ装置3に最上階の第1の柱11を立てたままで昇
降板4に載るようにセットする。この場合、第1の柱1
1の上端は係止板7aの挿通孔から上部にでるので、こ
の柱11間に最上階の第1の梁21を掛け渡して、最上
部の架構を構築する。この作業は可動床9は上昇位置に
あり地上レベルで全て行うことができ、前記第1の柱1
1のリフトアップ装置3へのセットも昇降板4を降下さ
せておき、係止板7aを挿通するように落とし込めばよ
い。
アップ装置3に最上階の第1の柱11を立てたままで昇
降板4に載るようにセットする。この場合、第1の柱1
1の上端は係止板7aの挿通孔から上部にでるので、こ
の柱11間に最上階の第1の梁21を掛け渡して、最上
部の架構を構築する。この作業は可動床9は上昇位置に
あり地上レベルで全て行うことができ、前記第1の柱1
1のリフトアップ装置3へのセットも昇降板4を降下さ
せておき、係止板7aを挿通するように落とし込めばよ
い。
【0022】そして、第1の梁21の上には本設または
仮設の屋根15を施工しておく。
仮設の屋根15を施工しておく。
【0023】このようにして、図3に示すようにリフト
アップ装置3の昇降板4を上昇させると第1の柱11は
第1の梁21との架構ごと押し上げられる。そして、図
4に示すように地上に立設する第1の柱11はその下部
に掛合突起7bを取り付け、係止板7aに係止させる。
また、昇降板4は再び降下させる。
アップ装置3の昇降板4を上昇させると第1の柱11は
第1の梁21との架構ごと押し上げられる。そして、図
4に示すように地上に立設する第1の柱11はその下部
に掛合突起7bを取り付け、係止板7aに係止させる。
また、昇降板4は再び降下させる。
【0024】次いで、この第1の柱11に接続するその
下の階の第2の柱12をセットするが、該第2の柱12
は横にした状態で可動床9に搬入し、この可動床9ごと
下降させてから該可動床9上で立てながら前記昇降板4
上にセットし、かつその上端を第1の柱11の下端に接
合する。
下の階の第2の柱12をセットするが、該第2の柱12
は横にした状態で可動床9に搬入し、この可動床9ごと
下降させてから該可動床9上で立てながら前記昇降板4
上にセットし、かつその上端を第1の柱11の下端に接
合する。
【0025】かかる柱のリフトアップ装置3へのセット
作業は図13に示すような起立用の添えマスト17aを
有する台車17を用いて行う。図中17bは該台車17
のカウンターウエイトである。
作業は図13に示すような起立用の添えマスト17aを
有する台車17を用いて行う。図中17bは該台車17
のカウンターウエイトである。
【0026】また、前記第1の柱11の側部には壁板と
してのカーテンウォール16を取り付けておくが、この
作業も地上位置で行うことができる。
してのカーテンウォール16を取り付けておくが、この
作業も地上位置で行うことができる。
【0027】図5に示すように可動床9を上昇位置にお
き、この可動床9上に搬入した第2の梁22を第1の柱
11の下部に接合し、前記第1の柱11の下部の掛合突
起7bを撤去して、第2の柱12をリフトアップ装置3
の昇降板4でその上部の架構ごと押し上げる。そして、
第2の柱12を地上に立てたところで、その下部を係脱
手段7で固定する。
き、この可動床9上に搬入した第2の梁22を第1の柱
11の下部に接合し、前記第1の柱11の下部の掛合突
起7bを撤去して、第2の柱12をリフトアップ装置3
の昇降板4でその上部の架構ごと押し上げる。そして、
第2の柱12を地上に立てたところで、その下部を係脱
手段7で固定する。
【0028】図6〜図9に示すように以下同様に、その
下の階の第3の柱13から順次第nの柱1nまでをリフ
トアップ装置3にセットし、これらを順次押し上げて連
続する柱1を形成するが、各工程に応じて下の階の第3
の梁2から第nの梁2nまでを接合すること、および、
カーテンウォール16を取り付けることを地上レベルで
行う。
下の階の第3の柱13から順次第nの柱1nまでをリフ
トアップ装置3にセットし、これらを順次押し上げて連
続する柱1を形成するが、各工程に応じて下の階の第3
の梁2から第nの梁2nまでを接合すること、および、
カーテンウォール16を取り付けることを地上レベルで
行う。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明の建築工法は、
建物基礎部に設けたリフトアップ装置と係脱手段とで柱
と梁の組合せによる架構を順次に接続しながら連続させ
るとともに壁板を取付けて上に押し上げていくので、い
わば成長するビルとして今までにないタイプの施工がで
き、しかもこのビル全体をクライミングさせる最下階の
建設作業は建物基礎部で行い、しかも壁板の取付けも地
上位置で行えることから高所作業や揚重による危険作業
が一切なくなり安全性が高く、作業効率を向上して、工
期の短縮も期待できるものである。
建物基礎部に設けたリフトアップ装置と係脱手段とで柱
と梁の組合せによる架構を順次に接続しながら連続させ
るとともに壁板を取付けて上に押し上げていくので、い
わば成長するビルとして今までにないタイプの施工がで
き、しかもこのビル全体をクライミングさせる最下階の
建設作業は建物基礎部で行い、しかも壁板の取付けも地
上位置で行えることから高所作業や揚重による危険作業
が一切なくなり安全性が高く、作業効率を向上して、工
期の短縮も期待できるものである。
【0030】また、既存のビルの下部へのつぎ足し施工
によるサイズアップの工法としても使用が考えられ、既
存のビルが上につぎ足すには下部の構造が弱いという場
合に有効に活用できるものである。
によるサイズアップの工法としても使用が考えられ、既
存のビルが上につぎ足すには下部の構造が弱いという場
合に有効に活用できるものである。
【図1】本発明の建築工法の1実施例を示す第1工程の
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明の建築工法の1実施例を示す第2工程の
側面図である。
側面図である。
【図3】本発明の建築工法の1実施例を示す第3工程の
側面図である。
側面図である。
【図4】本発明の建築工法の1実施例を示す第4工程の
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明の建築工法の1実施例を示す第5工程の
側面図である。
側面図である。
【図6】本発明の建築工法の1実施例を示す第6工程の
側面図である。
側面図である。
【図7】本発明の建築工法の1実施例を示す第7工程の
側面図である。
側面図である。
【図8】本発明の建築工法の1実施例を示す最終工程の
側面図である。
側面図である。
【図9】本発明の建築工法で使用する可動床の1例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図10】本発明の建築工法で使用する可動床の1例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図11】本発明の建築工法で使用する可動床の1例を
示す要部の平面図である。
示す要部の平面図である。
【図12】本発明の建築工法で使用する可動床の1例を
示す要部の側面図である。
示す要部の側面図である。
【図13】柱のセット装置である台車の側面図である。
1,11〜1n…柱 21〜2n…梁 3…リフトアップ装置 4…昇降板 5…ガイドポール 6…取入れ用の
開口 7…係脱手段 7a…係止板 7b…掛合突起 8…土台基礎 9…可動床 10…ガイドレ
ール 11…係合金物 12…ピニオン 13…モーター 14…ラック 15…屋根 16…カーテン
ウォール 17…台車 17a…添えマ
スト 17b…カウンターウエイト 18…リフトア
ップ用支持ロッド 19…リフトアップジャッキ
開口 7…係脱手段 7a…係止板 7b…掛合突起 8…土台基礎 9…可動床 10…ガイドレ
ール 11…係合金物 12…ピニオン 13…モーター 14…ラック 15…屋根 16…カーテン
ウォール 17…台車 17a…添えマ
スト 17b…カウンターウエイト 18…リフトア
ップ用支持ロッド 19…リフトアップジャッキ
Claims (1)
- 【請求項1】 柱を立てたまま載置する昇降板を有し上
端位置が地上レベルとなるリフトアップ装置と上昇させ
た柱の下部を一時的に固定する係脱手段とをすくなくと
も建物基礎部の4隅の柱位置に配置して設け、リフトア
ップ装置相互間に可動床を作業床として架設し、最上部
の柱を前記リフトアップ装置にセットし、該柱上端の相
互間を梁で連結し、かつその上に屋根を構築し、これら
をリフトアップ装置の昇降板で上昇して前記柱の下端を
係脱手段で固定し、昇降板のみを下降させ、第2の柱を
可動床に搬入し、この可動床ごと第2の柱を下降させて
前記昇降板上にセットし、かつその上端を最上部の柱の
下端に接合し、可動床を上昇位置にしてこの可動床上に
第2の梁を最上部の柱の下部に接合し、一方、最上部の
柱の側部に地上位置で壁板を取り付け、前記係脱手段で
の最上部の柱の下端の固定を解除して第2の柱を上昇さ
せてこの第2の柱の下端を係脱手段で固定し、この第2
の柱の下部に第3の梁を、側部に壁板をそれぞれ設け、
以下同様に順次下方に柱と梁の組合せによる架構を接続
しながら連続させるとともに壁板を取付けて上に押し上
げていくことを特徴とした建築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5058211A JP2802568B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 建築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5058211A JP2802568B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 建築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06272319A JPH06272319A (ja) | 1994-09-27 |
JP2802568B2 true JP2802568B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13077722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5058211A Expired - Lifetime JP2802568B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 建築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802568B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733688B2 (ja) * | 1986-04-16 | 1995-04-12 | 学校法人早稲田大学 | プツシユアツプ工法 |
JPH05287814A (ja) * | 1992-04-04 | 1993-11-02 | Innov Center Kk | リフトアップ工法 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5058211A patent/JP2802568B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06272319A (ja) | 1994-09-27 |
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