JP3240129U - 上向き照射型x線検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線検知器にほこりや塵が付きにくい上向き照射型X線検査装置を提供する。【解決手段】上向き照射型X線検査装置100は、検査対象物が搬送される既設ベルトコンベア8の上ベルト3と下ベルト4の間もしくは下ベルトの下方に設置され、検査対象物に対してX線を照射するX線発生器2と、既設ベルトコンベアの上方に設置され、検査対象物を搬送方向と直交する方向に撮像するライセンサからなるX線検知器と、既設ベルトコンベアの幅方向両端に設けられる落下防止壁7のベルト側に設けられ、検査対象物に干渉し、検査対象物がX線照射領域に収まるように検査対象物を上ベルトの中央に向かって上拡がりに押し込む干渉部材5と、が備えられる。【選択図】図1
Description
本考案は、上向き照射型X線検査装置に関する。
従来のX線検査装置は、特許文献1に示すように、コンベアの上方にX線発生器を設置し、上ベルトと下ベルトの間にX線検知器を配置するのが一般的である。この場合、X線検知器が上向きのため、ライセンサにほこりや塵が付きやすい。また、X線検査装置の筐体の正面板を開いても、上ベルトと下ベルトの間に設置したX線検知器の清掃は、X線検知器がベルトコンベア内の狭いスペースにあるので、容易ではない。
本考案の目的は、X線検知器にほこりや塵が付きにくい上向き照射型X線検査装置を提供することにある。
本考案による上向き照射型X線検査装置は、検査対象物が搬送される既設ベルトコンベアの上ベルトと下ベルトの間もしくは下ベルトの下方に設置され、前記検査対象物に対してX線を照射するX線発生器と、前記既設ベルトコンベアの上方に設置され、前記検査対象物を搬送方向と直交する方向に撮像するライセンサからなるX線検知器と、前記既設ベルトコンベアの幅方向両端に設けられる落下防止壁のベルト側に設けられ、前記検査対象物に干渉し、前記検査対象物がX線照射領域に収まるように前記検査対象物を前記上ベルトの中央に向かって上拡がりに押し込む干渉部材と、が備えられることを特徴とする。
前記X線発生器が第1X線発生器と第2X線発生器からなり、前記X線検知器が第1X線検知器と第2X線検知器からなり、前記第1X線発生器と前記第1X線検知器が、前記既設ベルトコンベアの上流側の前方側に設置され、前記第2X線発生器と前記第2X線検知器が、前記既設ベルトコンベアの下流側の後方側に設置されることを特徴とする。
本考案による上向き照射型X線検査装置は、X線発生器を既設ベルトコンベアの上ベルトと下ベルトの間もしくは下ベルトの下方に設置し、ライセンサからなるX線検知器を既設ベルトコンベアの上方に設置し、搬送方向と直交する方向に撮像するようにしたので、下向きでX線検知器にほこりや塵が付きにくい。X線発生器を既設ベルトコンベアのベルト間又は下ベルトの下方に設置すると、落下防止壁の内側の一部分が撮像できないので、検査対象物を上ベルトの中央側に上拡がりに押し込む干渉部材を設けた。これにより、X線が上向き照射であってもベルトコンベアで搬送される検査対象物をもれなく検査できる。
第1X線発生器と第2X線発生器からなるX線発生器と、第1X線検知器と第2X線検知器からなるX線検知器を設け、第1X線発生器と第1X線検知器を既設ベルトコンベアの上流の前方側に設置し、第2X線発生器と第2X線検知器を既設ベルトコンベアの下流の後方側に設置したので、既設ベルトコンベアが幅広であっても、搬送される検査対象物を検査できる。
以下、図面を参照して、本考案による上向き照射型X線検査装置を説明する。
図1は、本考案による上向き照射型X線検査装置100の右側面図である。図2は、図1の上向き照射型X線検査装置100の正面図である。図1、2に示すように、既設ベルトコンベア8は、2つのローラにベルトが巻き付けられたもので、ベルトが床から一定の高さで周回するように構成される。ベルトは断面で示し、上ベルト3がローラの上側に位置し、下ベルト4がローラの下側に位置する。上向き照射型X線検査装置100は、約60°の照射角度を有するX線発生器2と、直線的に撮像するラインセンサであるX線検知器1を備える。X線は上向きに照射される。検査対象物が搬送方向に移動すると、多数の直線的な撮像データが得られるので、コンピュータで撮像データを繋ぎ合わせる画像処理を行なうことで、X線が通過した状態での検査対象物の画像が得られる。
既設ベルトコンベア8の上ベルト3の幅方向の両端には、検査対象物がベルトの端から床に落下しないように落下防止壁7、7が設けられる。X線照射範囲に落下防止壁7、7の上端がかからないように、X線発生器2の設置高さを決める。その場合、落下防止壁7、7の足元内側部分がX線照射範囲から外れるので、検査対象物を撮像できない。そこで、
既設ベルトコンベア8の幅方向両端に干渉部材5、5を設けた。干渉部材5、5は、落下防止壁7、7のベルト側に設けられ、検査対象物に干渉し、検査対象物がX線照射領域に収まるように上ベルトの中央側に向かって上拡がりに押し込む。干渉部材5、5は、正面視でX線発生器2とX線検知器1を結ぶ線上にある。干渉部材5、5は、本実施例では多角形体としたが、表面に凹凸があるロール2本を上拡がりに設置し回転させてもよい。
既設ベルトコンベア8の幅方向両端に干渉部材5、5を設けた。干渉部材5、5は、落下防止壁7、7のベルト側に設けられ、検査対象物に干渉し、検査対象物がX線照射領域に収まるように上ベルトの中央側に向かって上拡がりに押し込む。干渉部材5、5は、正面視でX線発生器2とX線検知器1を結ぶ線上にある。干渉部材5、5は、本実施例では多角形体としたが、表面に凹凸があるロール2本を上拡がりに設置し回転させてもよい。
上向き照射型X線検査装置100は、全体が箱状の筐体14で覆われる。X線が外部に漏れないようにしている。検査対象物が出入りする筐体14の左右には、遮蔽カーテン15、15が設けられ、X線が外部に漏れないようにしている。正面上部の正面板と、天井板と、背面板は、いずれもドアのように開閉可能とした。ドアを開くとX線検知器1をアクセスでき、清掃などが容易にできる。
図3は、本考案による上向き照射型X線検査装置100の右側面図である。図4は、図3の上向き照射型X線検査装置100の正面図である。図5は、図3の上向き照射型X線検査装置100の平面図である。実施例2は、実施例1と比較して、既設ベルトコンベア8の幅がより長いという点にある。実施例2は、第1X線発生器9と第1X線検知器10が、既設ベルトコンベア8の上流側の前方側(正面側)に設置され、既設ベルトコンベア8の正面側を撮像し、第2X線発生器11と第2X線検知器12が、既設ベルトコンベア8の下流側の後方側(背面側)に設置され、既設ベルトコンベア8の背面側を撮像する。X線発生器とX線検知器を2組設けて、ベルトコンベアの幅が長くても撮像できるようにした。それぞれのX線発生器とX線検知器の配置は、実施例1と同じなので、説明は省略する。
図5に示すように、既設ベルトコンベア8の上ベルト3の幅方向の両端には、検査対象物がベルトの端から床に落下しないように落下防止壁7、7が設けられる。その場合、落下防止壁7、7の足元内側部分がX線照射範囲から外れるので、既設ベルトコンベア8の幅方向両端に干渉部材5、5を上流側と下流側に設けた。干渉部材5、5は、落下防止壁7、7の外側ではなくベルト側に設けられ、検査対象物に干渉し、検査対象物がX線照射領域に収まるように上ベルトの中央側に向かって上拡がりに押し込む。干渉部材5、5は、正面視でX線発生器2とX線検知器1を結ぶ線上にある。干渉部材5、5は、本実施例では多角形体としたが、表面に凹凸があるロール2本を上拡がりに設置し回転させてもよい。
図6は、本考案による上向き照射型X線検査装置100の右側面図である。図7は、図6の上向き照射型X線検査装置100の正面図である。実施例3は、実施例1とは異なり、X線発生器2を上ベルト3と下ベルト4の間に設置した。迂回ローラ13で、上ベルト3と下ベルト4の間隔を拡げて、X線発生器2の設置を容易とした。実施例3は、Xが上ベルト3のみ通過して検査対象物に照射されるので、減衰率が小さい。それだけ良好に撮像できる。X線発生器2とX線検知器1の配置等は、実施例1と同じなので、説明は省略する。図7に示すように、既設ベルトコンベア8の下流端に振分け板16を設け、コンピュータが異物を検出した場合は、振分け板16を下げて異物を異物回収箱17に回収し、異物がない場合は、振分け板16を戻して良品回収箱18に良品を回収することができる。
本考案は、X線を上向きに照射しX線検知器にほこりや塵が付きにくい上向き照射型X線検査装置として好適である。
1 X線検知器(ラインセンサ)
2 X線発生器
3 上ベルト
4 下ベルト
5 干渉部材
7 落下防止壁
8 既設ベルトコンベア
9 第1X線発生器
10 第1X線検知器(ラインセンサ)
11 第2X線発生器
12 第1X線検知器(ラインセンサ)
13 迂回ローラ
14 筐体
15 遮蔽カーテン
16 振分け板
17 異物回収箱
18 良品回収箱
100 上向き照射型X線検査装置
2 X線発生器
3 上ベルト
4 下ベルト
5 干渉部材
7 落下防止壁
8 既設ベルトコンベア
9 第1X線発生器
10 第1X線検知器(ラインセンサ)
11 第2X線発生器
12 第1X線検知器(ラインセンサ)
13 迂回ローラ
14 筐体
15 遮蔽カーテン
16 振分け板
17 異物回収箱
18 良品回収箱
100 上向き照射型X線検査装置
Claims (2)
- 検査対象物が搬送される既設ベルトコンベアの上ベルトと下ベルトの間もしくは下ベルトの下方に設置され、前記検査対象物に対してX線を照射するX線発生器と、
前記既設ベルトコンベアの上方に設置され、前記検査対象物を搬送方向と直交する方向に撮像するライセンサからなるX線検知器と、
前記既設ベルトコンベアの幅方向両端に設けられる落下防止壁のベルト側に設けられ、前記検査対象物に干渉し、前記検査対象物がX線照射領域に収まるように前記検査対象物を前記上ベルトの中央に向かって上拡がりに押し込む干渉部材と、
が備えられることを特徴とする上向き照射型X線検査装置。 - 前記X線発生器が第1X線発生器と第2X線発生器からなり、前記X線検知器が第1X線検知器と第2X線検知器からなり、前記第1X線発生器と前記第1X線検知器が、前記既設ベルトコンベアの上流側の前方側に設置され、前記第2X線発生器と前記第2X線検知器が、前記既設ベルトコンベアの下流側の後方側に設置されることを特徴とする請求項1に記載の上向き照射型X線検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003375U JP3240129U (ja) | 2022-10-12 | 2022-10-12 | 上向き照射型x線検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003375U JP3240129U (ja) | 2022-10-12 | 2022-10-12 | 上向き照射型x線検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240129U true JP3240129U (ja) | 2022-12-08 |
Family
ID=84321814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022003375U Active JP3240129U (ja) | 2022-10-12 | 2022-10-12 | 上向き照射型x線検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240129U (ja) |
-
2022
- 2022-10-12 JP JP2022003375U patent/JP3240129U/ja active Active
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