JP2020051798A - X線検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の請求項1記載のX線検査装置1は、搬送手段5によって検査空間3内に搬入した被検査物WにX線を照射するX線発生器と、前記被検査物Wを透過するX線を検出して透過量に応じた濃度データを出力するX線検出器と、前記X線発生器が照射するX線が前記検査空間3の外部に漏洩することを防止する遮蔽カーテン8と、を備え、前記X線検出器から出力される濃度データに基づいたX線画像を処理して前記被検査物Wの検査を行うX線検査装置1において、
前記被検査物Wの少なくとも搬送方向下流側に位置して前記被検査物Wの代わりに前記遮蔽カーテン8を押し退ける押し退け部材9と前記被検査物Wとが一緒に前記検査空間3に搬入されて得られる前記押し退け部材9を含んだ検査X線画像に対し、前記押し退け部材9に対応する該検査X線画像の縁部を検査対象領域外としてマスク設定して検査を行う画像処理部を備えることを特徴とする。
図1は実施の形態に係るX線検査装置1の外観を搬送方向上流側の斜め上方より見た斜視図である。
本実施形態に係るX線検査装置1は、装置本体として筐体2を備えている。筐体2は、装置の各部が取り付けられるフレームであるとともに、外部へのX線の漏洩が防止された遮蔽空間である検査空間3を区画する構造体でもある。また、この筐体2には、内部の検査空間3に被検査物Wを搬入する搬入口4と、内部の検査空間3から被検査物Wを搬出する搬出口(不図示)とが設けられており、搬入口4及び搬出口は連通している。
X線検査装置1では、被検査物Wの代わりに遮蔽カーテン8を押し退ける押し退け部材9が、上方から押し退け部材9の押し退ける部位を下流側にして投入され、搬入口の手前で被検査物Wと合体するようになっている。詳細な機構の説明は省略するが、例えば、X線検査装置1の前段に設置されたコンベアの位置にて作業者等の人の手により投入して合体させ、X線検査装置1の後段に設置されたコンベアの位置にて作業者等の人の手により回収する。そして、押し退け部材9は、被検査物Wの搬送面S上における移動防止部材としての役割を有する。押し退け部材9は、被検査物Wとともに検査空間3へ搬入され、搬出される。押し退け部材9は、被検査物Wに応じた形状のものを複数揃えることができる。また、押し退け部材9は、繰り返し使用することができる。なお、押し退け部材9は、ロボットアーム等を用い、被検査物Wと合体や回収をするようにしてもよい。
押し退け部材9は、位置決め部材11を有する。位置決め部材11は、押し退け部材9の内側面9a、本実施形態では各板材10の下縁中央位置にそれぞれ固定される。位置決め部材11は、押し退け部材9の内側に配置される被検査物Wと内側面9aとの間に所定距離の隙間12を形成する。すなわち、位置決め部材11は、被検査物Wとの距離をおくため、板材10と被検査物Wとが触れないように設けられる。位置決め部材11は、例えば樹脂製のブロック状により形成することができる。位置決め部材11は、樹脂であることでX線の影になりにくい。
本実施形態に係るX線検査装置1では、搬送手段であるコンベア5,6によって被検査物Wが検査空間3内に搬入される。検査空間3は、筐体2によりX線の漏洩が防止される。筐体2には、被検査物Wを搬入する搬入口4と、被検査物Wを搬出する搬出口とが設けられる。搬入口4及び搬出口には、外にX線が漏洩することを防止するための遮蔽カーテン8が取り付けられている。
押し退けられる短冊片14は、重力の作用により図4(a)に示す垂下した状態から、搬送される被検査物Wに押圧されることにより、撓められて押し退けられる。押し退け部材9が使用されない場合では、被検査物Wは、最大摩擦力が押し退け力よりも大きいと、遮蔽カーテン8を押し退けることができる。
なお、本明細書において、「軽量な被検査物」とは、遮蔽カーテン8に、必要な押し退け力を生じさせることのできない被検査物Wを言う。また、「引っ掛かり」とは、短冊片14に当たった被検査物Wが押し戻され、被検査物Wの一部分が相対的に移動する搬送面Sに摺接する状態、或いは押し戻しによって搬送面Sから浮き上がってしまうような状態を言う。
押し退け部材9により遮蔽カーテン8を通過して検査空間3に進入した被検査物Wは、X線発生器によりX線が照射される。X線の照射された被検査物Wは、透過したX線の透過量に応じた濃度データがX線検出器により検出される。X線検査装置1では、この濃度データに基づいたX線画像を処理して被検査物Wの検査を行う。
これにより、枠体構造の押し退け部材9は、被検査物Wの代わりに遮蔽カーテン8を押し退けることができる。また、押し退け部材9は、搬送面Sに載せられた被検査物Wを包囲するので、撓んだ後、被検査物Wの側部に接触しようとする短冊片14を遮ることもできる。その結果、搬送方向下流側だけでなく、側方から遮蔽カーテン8が撓んで被検査物Wに接触することも抑制できる。
図6は側面視L字形に構成される変形例に係る押し退け部材9Aの側面図である。
押し退け部材9Aは、底板15がアクリル樹脂などの樹脂材で形成され、搬送方向下流側にのみ板材10を立設した側面視L字状の構成としてもよい。底板15には、被検査物Wが載置される。また、底板15には、位置決め部材11が設けられる。位置決め部材11は、例えば底板15が四角形である場合、板材10の内側面9a、及び各辺ごとの中央部分表面の計四箇所設けられる。
押し退け部材9Bは、底板15がある四角枠状に形成してもよい。この場合、底板15は、X線が透過するアクリル樹脂などの樹脂製となる。周囲の枠体構造は、ステンレス製とすることができる。従って、押し退け部材9Bは、底板15がアクリル樹脂製、側部がステンレスよりなる板材10のトレイ、深トレイとも言える。
3…検査空間
5…搬送手段(コンベア)
8…遮蔽カーテン
9…押し退け部材
9a…内側面
11…位置決め部材
12…隙間
W…被検査物
Claims (3)
- 搬送手段(5)によって検査空間(3)内に搬入した被検査物(W)にX線を照射するX線発生器と、前記被検査物を透過するX線を検出して透過量に応じた濃度データを出力するX線検出器と、前記X線発生器が照射するX線が前記検査空間の外部に漏洩することを防止する遮蔽カーテン(8)と、を備え、前記X線検出器から出力される濃度データに基づいたX線画像を処理して前記被検査物の検査を行うX線検査装置(1)において、
前記被検査物の少なくとも搬送方向下流側に位置して前記被検査物の代わりに前記遮蔽カーテンを押し退ける押し退け部材(9)と前記被検査物とが一緒に前記検査空間に搬入されて得られる前記押し退け部材を含んだ検査X線画像に対し、前記押し退け部材に対応する該検査X線画像の縁部を検査対象領域外としてマスク設定して検査を行う画像処理部を備えることを特徴とするX線検査装置。 - 前記押し退け部材は、上下が開放された枠体構造であることを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
- 前記押し退け部材には、前記被検査物と前記押し退け部材の内側面(9a)との間に所定距離の隙間(12)を形成するための位置決め部材(11)が備えられることを特徴とする請求項1または2記載のX線検査装置。
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JP2022021222A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | トーヨーカネツ株式会社 | 自動適正荷姿保持システム |
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- 2018-09-25 JP JP2018179054A patent/JP7065742B2/ja active Active
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