JP3239587U - 側溝用ごみ収集具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ごみの量が多い場合でもごみを溜めることができ、溜めたごみを容易に除去でき、外部から中の様子が確認でき、ごみが流れ込みやすく、側溝内の水の流れを妨げにくい側溝用ごみ収集具を提供する。【解決手段】側溝用ごみ収集具1は、少なくとも前面部が開口した略直方体に形成され、背面部11と、側面部12,13と、底面部10と、が網目状の部材で構成され、前面部及び背面部11の幅は側溝2の幅よりも小さい寸法を有し、前面部の開口における周縁部の左右の側部が、それぞれ左右方向の外側に広がるように延びて形成された前面側部拡張部15,16と、前面部の開口における周縁部の下部が下方向に広がるように延びて形成された前面下部拡張部14と、を有している。【選択図】図6

Description

本考案は、側溝用ごみ収集具に関する。特に、ごみの量が多いときにでも確実に収集でき、側溝の水の流れを妨げにくい構造の側溝用ごみ収集具に関する。
従来、U字溝などの側溝に落ち葉や土石等のごみが溜まると、側溝内の水が流れ難くなり不衛生であるため、スコップ等を使用してごみをすくう作業や、手でつかむなどの作業が必要であった。しかし、そのようなごみの除去作業は労力がかかるため、少しでも作業負担を減らす道具が開発されている。
例えば、特許文献1には、側溝の幅方向に伸びる上枠部材と、その上枠部材に垂下状に設けられたゴミ受け部を備えた側溝用ゴミ止め具が開示されている。この側溝用ゴミ止め具によると、設置位置の選択自由度が高く、種々の溝深さにも対応できるとされている。
また、特許文献2には、立設可能な立網部を有した網体のダストトレーが開示されている。このダストトレーによると、ゴミ除去作業の負担軽減と立網部の転倒抑制を実現できるとされている。特許文献3には、U字溝のごみとりかごが開示されている。この考案によると、U字溝に設置後、ごみが溜まったら持ち上げるだけで容易にごみを取り出すことができるとされている。
特開2003-328427号公報 特開2022-38757号公報 実開昭63-108482号公報
特許文献1の側溝用ゴミ止め具は、ごみを止めて溜めることは可能であるが、板状であることから、ごみをすくうことはできず、手でつかむ等のごみの除去作業が必要となる。そのため、溜めたごみを容易に除去できるごみ収集具が望まれる。
また、特許文献2のダストトレーは、側溝内のごみを溜めることができ、かつ容易に除去できるが、ごみの量が多いときには、ごみがトレーから溢れてしまう恐れがある。また、側溝内の水の勢いが強い場合には、ダストトレーの立網部が倒れてしまう恐れもある。そのため、より安定して設置でき、ごみの量が多い場合でも収集できるごみ収集具が望まれる。
特許文献3のU字溝のごみとりかごは、箱型であるため、より大容量のごみを溜めることができ、かつ容易に除去できるが、上面があり、網目以外の部分も多いため(特許文献3の第3図参照)、上から中の様子を確認することが難しい。上から中の様子が確認できないと、ごみとりかごを取り出して中を確認するなど、手間がかかる。また、網目以外の部分が多いと、ごみが溜まったとき側溝内の水の流れを妨げることになる。そのため、外部から中の様子が確認でき、側溝内の水の流れを妨げにくい構成のごみ収集具が望まれる。
本考案は上記課題に鑑み、ごみの量が多い場合でもごみを溜めることができ、溜めたごみを容易に除去でき、外部から中の様子が確認でき、ごみが流れ込みやすく、側溝内の水の流れを妨げにくい構成の側溝用ごみ収集具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、側溝(2)に設置される側溝用ごみ収集具(1)であって、少なくとも前面部が開口した略直方体に形成され、背面部(11)と、側面部(12,13)と、底面部(10)と、が網目状の部材で構成され、前記前面部及び前記背面部(11)の幅は前記側溝(2)の幅よりも小さい寸法を有し、前記前面部の開口における周縁部の左右の側部が、それぞれ左右方向の外側に広がるように延びて形成された前面側部拡張部(15,16)と、前記前面部の開口における前記周縁部の下部が下方向に広がるように延びて形成された前面下部拡張部(14)と、を有していることを特徴とする側溝用ごみ収集具である。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記前面下部拡張部(14)の少なくとも一部分と、前記背面部(11)の下部又は前記側面部(12,13)の下部の一部分とが前記側溝(2)に当接するように前記側溝(2)内に設置した状態で、前記底面部(10)と前記側溝(2)の底面(20)との間に前記側溝(2)内を流れる水の流路が形成されることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記側溝(2)がU字溝の場合、前記背面部(11)の左右の下端部(11a,11b)が前記U字溝の側面(22,23)と底面(20)の間の湾曲部(R)に当接することを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記背面部(11)の下部が下方向に延びて形成された背面部下部拡張部(110)及び/又は前記側面部(12,13)の下部が下方向に延びて形成された側面部下部拡張部(100)を有し、前記背面部下部拡張部(110)及び/又は前記側面部下部拡張部(100)が前記側溝(2)の底面(20)に当接することを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1又は2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記側面部(12,13)の上縁がそれぞれ外方向に広がるように延びて形成された側面部上部拡張部(120,130)を有していることを特徴とする。
本考案の側溝用ごみ収集具は、ごみの量が多い場合でもごみを溜めることができ、溜めたごみを容易に除去でき、外部から中の様子が確認でき、ごみが流れ込みやすく、側溝内の水の流れを妨げにくい。
本考案の第1の実施形態に係る側溝用ごみ収集具の斜視図である。 図1の側溝用ごみ収集具の網目を示す拡大模式図である。 図1の側溝用ごみ収集具の(A)は正面図、(B)は背面図である。 図1の側溝用ごみ収集具の(A)は平面図、(B)は底面図である。 図1の側溝用ごみ収集具の(A)は左側面図、(B)は右側面図である。 図1の側溝用ごみ収集具を側溝に設置した状態を示す斜視図である。 図1の側溝用ごみ収集具の蓋の一例を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る側溝用ごみ収集具を側溝に設置した状態を示す斜視図である。 第3の実施形態に係る側溝用ごみ収集具の左側面図であり、(A)は側面部下部拡張部を有する側溝用ごみ収集具、(B)は背面部下部拡張部を有する側溝用ごみ収集具である。
以下、本考案の実施形態(以下実施例と略称する)を、図面に基づいて説明する。以下の図面において、共通する部分には同一の符号を付しており、同一符号の部分に対して重複した説明を省略する。なお、本実施例では、U字溝の略水平な部分を「U字溝の底面」と記載する。
本考案の第1の実施例に係る側溝用ごみ収集具1について図1~7を参照して説明する。図1は、側溝用ごみ収集具1の斜視図である。図2は、側溝用ごみ収集具1の網目を示す拡大模式図である。図3(A)、(B)はそれぞれ側溝用ごみ収集具1の正面図と背面図である。図4(A)、(B)、図5(A)、(B)は、それぞれ側溝用ごみ収集具1の平面図、底面図、左側面図、右側面図である。図6は、側溝用ごみ収集具1を側溝に設置した状態を示す斜視図である。図7は、側溝用ごみ収集具1の蓋の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、側溝用ごみ収集具1は、少なくとも前面部が開口した略直方体に形成され、背面部11と、側面部12,13と、底面部10が網目状の金属部材で構成されている。本実施例では図1に示すように、前面部と上面部が開口した側溝用ごみ収集具1を説明するが、前面部だけが開口した側溝用ごみ収集具1を使用することもできる。本実施例の網目状の部材には、強度があり、耐候性、防錆性が高く、かつ加工性に優れている金属部材、例えば鉄、スチール、アルミ等が使用される。より耐候性、防錆性が高くするために、亜鉛めっき加工を施したスチール等の鋼材を使用することが好ましい。また、金属部材には、千鳥状の切れ目を入れて引き伸ばす方法で菱形又は亀甲型の網目状に加工した製品(いわゆるエキスパンドメタル)を使用することが好ましい。エキスパンドメタルは1枚板から製作するため強度があり、網目の形状が保たれ、ほつれる心配がないという利点がある。また、他の金属部材に比べて開孔率が高いため換気や見通しがよく、側溝内の水の流れを妨げにくい構成にすることができる。本実施例では、このような利点を有するエキスパンドメタルを使用して、側溝用ごみ収集具1を一体構成する。網目状の金属部材はこれに限定されず、使用用途に応じて他の金網などを使用することもできる。なお、本考案の網目状の部材は、金属部材に限定されず、強化プラスチック材などの合成樹脂部材を使用することもできる。
本実施例では、網目状の金属部材として図2(A)に示すように、菱形で厚みのある網目を有する金属部材を使用する。本実施例の網目の寸法は、網目の縦幅Sが20mm程、横幅Lが50mm程で、板厚Tが2~3mm程、刻み幅(送り幅)Wが2~3mm程である。図2(A)の右図に示すように、エキスパンドメタルの網目は段状に重なっているため、水が流れやすい形状となっている。網目の寸法はこれに限定されず、いかなる寸法でもよい。なお、本実施例の網目は図2(A)に示す通りであるが、図1及び図3~9では、図2(B)に示すように網目を簡略化して示している。
本実施例の側溝用ごみ収集具1の前面部及び背面部の幅は、使用する側溝の幅よりも小さい寸法を有するように設計される。例えば、図6に示すU字溝2の場合、その底面20のU字型に合わせて、側溝用ごみ収集具1の底面10をU字型にすることもできる。本実施例で使用するU字溝2の場合、内側の横幅(内巾)W3が150mm、内側の深さが150mmのU字溝であるため、側溝用ごみ収集具1の寸法は、図3(A)に示すように横幅W1(背面部の幅)は130~140mm程、高さH1が150mm程、図4(A)に示すように縦幅L1は300mm程である。
他の寸法のU字溝の場合、例えば内巾W3が120mm、180mm、240mm、300mm、内側の深さがそれぞれ120mm、180mm、240mm、300mm等のU字溝についても同様に、側溝用ごみ収集具1の寸法の横幅W1と高さH1が設計される。なお、側溝用ごみ収集具1の縦幅L1は、U字溝の寸法に関わらず、同じ寸法とすることができる。また、側溝用ごみ収集具1の寸法は、U字溝の寸法に限らず、他の種類の側溝の場合には、その寸法に合うように設計することができる。
側溝用ごみ収集具1の前面部の開口における周縁部の左右の側部が、それぞれ左右方向の外側に広がるように延びて前面側部拡張部15,16が形成されている。本実施例では、図1に示すように、前面側部拡張部15,16が湾曲状に広がるように延びて形成されている。このような形状とすることで、ごみが流れ込みやすくなっている。図3(A)に示すように、前面側部拡張部15,16の横幅は略同一で、その幅W2は5~10mm程度である。また、図4(A)に示すように、前面側部拡張部15,16の縦幅L2は20mm程度である。前面側部拡張部15,16の横幅W2と縦幅L2の寸法は、これらに限定されず、適宜変更することができる。
左右の前面側部拡張部15,16の横幅W2が前述の寸法で形成されているため、側溝用ごみ収集具1の全体の横幅(W1+2×W2)は、図6のU字溝2の内巾W3よりも小さくすることができる。それにより、U字溝2に側溝用ごみ収集具1を容易に設置できる。なお、U字溝2の側面22,23に側溝用ごみ収集具1の側面部12,13が当接しない構成とすることもできるし、一部が当接する構成とすることもできる。
図5(A)、(B)に示すように、本実施例では側溝用ごみ収集具1の左側面12と、右側面13で、エキスパンドメタルの網目の切り方(構成)がわずかに異なっている。左側面12と右側面13の寸法が同一であれば、エキスパンドメタルの網目の構成は、左側面12と右側面13で全く同一でも異なっていてもよい。
また、図1に示すように、前面部の開口における周縁部の下部が下方向に広がるように延びて前面下部拡張部14が形成されている。図3(A)に示すように、前面下部拡張部14の高さH2は、最大で10mm程度である。また、図4(A)に示すように、前面下部拡張部14の縦幅L2は、左右の前面側部拡張部15,16の縦幅L2と同様に20mm程度である。なお、前面下部拡張部14の高さH2と縦幅L2の寸法は、前述した寸法に限定されず、適宜変更することができる。
側溝用ごみ収集具1の前面下部拡張部14の少なくとも一部分と、背面部11の下部又は側面部12,13の下部の一部分とがU字溝2に当接するように設置でき、それにより、底面部10とU字溝2の底面20との間にU字溝2内を流れる水の流路を形成することができる。このとき、前面下部拡張部14、背面部11、側面部12,13のいずれもU字溝2の底面20に当接しない構成、すなわち底面20から浮いた状態でU字溝2に保持されてもよい。特に、水の流れが多いU字溝2に側溝用ごみ収集具1を設置する場合には、底面20から浮いた状態でU字溝2に設置することが好ましいが、前面下部拡張部14はできるだけU字溝2の底面20に近い位置になるように設置することが好ましい。それにより、ごみを効率よく収集できる。
本実施例では、図6に示すように、U字溝2の側面22,23と底面20の間の湾曲した部分Rに、側溝用ごみ収集具1の背面部11の左右の下端部11a,11bがそれぞれ当接し、U字溝2の底面20には、前面下部拡張部14のみが当接する構成としている。なお、図6、8では、図の複雑化を避けるため、一方の部分Rのみを示し、他方の部分Rの図示を省略している。すなわち、側溝用ごみ収集具1の3箇所(背面部11の左右の下端部11a,11b、前面下部拡張部14)のみでU字溝2に保持されている
前述の3箇所のみならず、他の部分が当接する構成とすることもできる。例えば、U字溝2の湾曲した部分Rに背面部11の左右の下端部11a,11bがそれぞれ当接し、側面22,23に側溝用ごみ収集具1の前面側部拡張部15,16がそれぞれ当接し、底面20には、前面下部拡張部14のみが当接する構成としてもよい。この場合、側溝用ごみ収集具1は、5箇所(背面部11の左右の下端部11a,11b、前面側部拡張部15,16、前面下部拡張部14)でU字溝2に保持される。側溝用ごみ収集具1は、前述のように網目状の金属部材で構成されているため、U字溝2内の水の流れを妨げにくい構成になっているが、3箇所(又は5箇所)のみがU字溝2に当接することにより、ごみの量が多い場合でもU字溝2内の水の流れを妨げにくい構成となっている。
図1、3~5に示すように、本実施例では、更に側溝用ごみ収集具1の背面部11の上縁部が外側に広がるように延びて背面上部拡張部17が形成されている。本実施例では背面上部拡張部17が略直角に延びて形成されているが、湾曲状に延びて形成されていてもよい。図4(A)に示すように、背面上部拡張部17の縦幅L3は20mm程度である。このように背面上部拡張部17が形成されていることにより、U字溝2等に設置された側溝用ごみ収集具1を手で持ち上げる際に、背面上部拡張部17を掴むことで、持ち上げやすくなる。背面上部拡張部17は、背面部11同様に網目状の金属部材で構成されているため、手で持ち上げる際に、けがをしないよう、ゴム素材等で被覆してもよい。なお、背面上部拡張部17を有することは、本考案の必須の構成ではなく、背面上部拡張部17を有しない構成としてもよい。
また、側溝用ごみ収集具1は、図7に示すような蓋18を上に載せて、上面部の開口を閉じることができる。蓋18は、側溝用ごみ収集具1と同じエキスパンドメタルで構成されてもよいし、他の網目状の金属部材で構成されてもよい。蓋18は、人が載っても変形しないように強度があり、耐候性、防錆性が高い金属部材で構成されることが好ましい。蓋18が、網目状の金属部材で構成されていることにより、上から中の様子が確認できる。蓋18の形状は、図7に示すように板材でもよいし、凸状又は凹状に湾曲した蓋でもよい。蓋18の寸法は、横幅がU字溝2の横幅(内巾)よりも長く、縦幅が側溝用ごみ収集具1の縦幅(L1+L2+L3)よりも長いことが好ましい。このような寸法にすることで、落ち葉等の上方からのごみが側溝用ごみ収集具1に落ちるのを防ぐことができる。なお、U字溝2の広範囲に亘り、落ち葉等の上方からのごみの落下を防ぎたい場合には、U字溝2内の側溝用ごみ収集具1が設置されていない場所にも、蓋18を置くことができる。蓋18は本考案の必須の構成ではなく、上方からのごみの落下が少ない場所には、蓋18を備えなくてもよい。
図8は、本考案の第2の実施例である側溝用ごみ収集具1を、U字溝2に設置した状態を示す斜視図である。第2の実施例の側溝用ごみ収集具1で、第1の実施例で説明した側溝用ごみ収集具1と異なることは、側溝用ごみ収集具1の側面部12,13の上縁がそれぞれ外方向に広がるように延びて形成された側面部上部拡張部120,130を有している点である。本実施例では、図8に示すように、側面部12,13の側面部上部拡張部120,130がそれぞれ外方向に湾曲状に広がるように延びて形成されているが、略直角に広がるように延びて形成されていてもよい。本実施例の側溝用ごみ収集具1のそれ以外の構成は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
側溝用ごみ収集具1の側面部12,13の側面部上部拡張部120,130の横幅(広がり幅)は、それぞれ20mm程度である。このように構成することにより、側面部上部拡張部120,130を、U字溝2の側面22,23の上端面24,25に載せることができる。それにより、側溝用ごみ収集具1が、第1の実施例で説明した部分だけで保持されてるのではなく、側面部上部拡張部120,130においても保持されるため、水の流れが強いU字溝2であっても確実に保持されるという利点がある。また、U字溝2に設置した側溝用ごみ収集具1を持ち上げる際にも、背面部11の背面上部拡張部17だけではなく、側面部上部拡張部120,130を手で掴んで、持ち上げることもできる。
図9は、第3の実施例である側溝用ごみ収集具の左側面図であり、(A)は側面部下部拡張部を有する側溝用ごみ収集具、(B)は背面部下部拡張部を有する側溝用ごみ収集具である。本考案の第3の実施例の側溝用ごみ収集具1と、第1の実施例又は第2の実施例で説明した側溝用ごみ収集具1と異なることは、図9(B)に示すように、背面部11の下部が下方向に延びて形成された背面部下部拡張部110と、図9(A)に示すように、側面部12,13の下部が下方向に延びて形成された側面部下部拡張部100を有する点である。背面部下部拡張部110は、前面下部拡張部14のように、背面部11の底辺全体に均一に形成されている。背面部下部拡張部110と側面部下部拡張部100は、両方有する構成としてもよいし、どちらか一方だけ有する構成とすることもできる。それにより底面部10とU字溝2の底面20との間に、水の流路を形成しやすくなる。
例えば、側溝用ごみ収集具1の背面部下部拡張部110と、前面下部拡張部14のみをU字溝2内に当接させ、水の流路を形成することができる。また、左右の側面部下部拡張部100のみをU字溝2内に当接させ、水の流路を形成することもできる。もしくは、背面部下部拡張部110と左右の側面部下部拡張部100のみをU字溝2内に当接させ、水の流路を形成することもできる。
以上説明した様に、本考案の側溝用ごみ収集具は、網目状の金属部材で一体構成されているため、外部から中の様子が確認でき、側溝内の水の流れを妨げにくい。また、強度があり、耐候性、防錆性が高い網目状の金属部材を使用することで、側溝用ごみ収集具の耐久性が高まり、長期に亘って使用することができる。また、本考案の側溝用ごみ収集具は、少なくとも前面部が開口した略直方体に形成されているため、ごみの量が多い場合でもごみを溜めることができ、溜めたごみを容易に除去できる。更に、前面部の開口における周縁部の左右の側部が、それぞれ左右方向の外側に広がるように延びて形成されているため、ごみが流れ込みやすくなっており、効率よくごみを収集できる。
なお、上述した実施例の側溝用ごみ収集具は一例であり、その構成は、考案の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。例えば実施例では、U字溝に設置する側溝用ごみ収集具について説明したが、U字溝に限定されず、他の形状の側溝にも適用可能である。他の形状の側溝に使用する場合には、その形状に合わせた側溝用ごみ収集具を使用する。また、水が流れていない側溝に使用して、ごみを収集することも可能である。
本考案の側溝用ごみ収集具はごみの収集だけでなく、川や海等に設置して、魚介類を収集する場合にも適用できる。
1…側溝用ごみ収集具、2…U字溝(側溝)、10…底面部、11…背面部、11a,11b…背面部の左右の下端部、12,13…側面部、14…前面下部拡張部、15,16…前面側部拡張部、17…背面上部拡張部、18…蓋、20…U字溝の底面、22,23…U字溝の側面、24,25…U字溝の側面の上端面、100…側面部下部拡張部、110…背面部下部拡張部、120,130…側面部上部拡張部、R…U字溝の側面と底面の間の湾曲した部分。

Claims (5)

  1. 側溝(2)に設置される側溝用ごみ収集具(1)であって、
    少なくとも前面部が開口した略直方体に形成され、
    背面部(11)と、側面部(12,13)と、底面部(10)と、が網目状の部材で構成され、
    前記前面部及び前記背面部(11)の幅は前記側溝の幅よりも小さい寸法を有し、
    前記前面部の開口における周縁部の左右の側部が、それぞれ左右方向の外側に広がるように延びて形成された前面側部拡張部(15,16)と、
    前記前面部の開口における前記周縁部の下部が下方向に広がるように延びて形成された
    前面下部拡張部(14)と、を有していることを特徴とする側溝用ごみ収集具。
  2. 請求項1に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記前面下部拡張部(14)の少なくとも一部分と、前記背面部(11)の下部又は前記側面部(12,13)の下部の一部分とが前記側溝(2)に当接するように前記側溝(2)内に設置した状態で、前記底面部(10)と前記側溝(2)の底面(20)との間に前記側溝(2)内を流れる水の流路が形成されることを特徴とする側溝用ごみ収集具。
  3. 請求項2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記側溝(2)がU字溝の場合、前記背面部(11)の左右の下端部(11a,11b)が前記U字溝の側面(22,23)と底面(20)の間の湾曲部(R)に当接することを特徴とする側溝用ごみ収集具。
  4. 請求項2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記背面部(11)の下部が下方向に延びて形成された背面部下部拡張部(110)及び/又は前記側面部(12,13)の下部が下方向に延びて形成された側面部下部拡張部(100)を有し、前記背面部下部拡張部(110)及び/又は前記側面部下部拡張部(100)が前記側溝の底面(20)に当接することを特徴とする側溝用ごみ収集具。
  5. 請求項1又は2に記載の側溝用ごみ収集具(1)であって、前記側面部(12,13)の上縁がそれぞれ外方向に広がるように延びて形成された側面部上部拡張部(120,130)を有していることを特徴とする側溝用ごみ収集具。
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