JP3239307U - 立体的形状の人形 - Google Patents
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Abstract
【課題】暗い場所に於いて、ブラックライトからの光を受けると、幾何学的図形、縞模様、目、鼻等が発光することにより、外観上の演出効果を高めることができる立体的形状の人形(玩具も含む)を提供する。【解決手段】少なくとも頭部1a、胴部1b、左右の腕部1c、左右の脚部1eの各部位が一体的に連結する人形素体1と、前記人形素体の表面部分に色彩層と蛍光体とを組み合わせて設けた立体的形状の人形Xであって、暗い場所で、ブラックライトを人形素体に照射すると、各部位の少なくとも一つ以上の部位に設けられた蛍光体が、幾何学図形3Aとして発光状態に浮き出る立体的形状の人形。【選択図】図3
Description
本考案は、暗い場所に於いて、人形の表面に描いた幾何学図形、目、鼻等が、ブラックライトを受けると、発光状態に浮き出る立体的形状の人形に関する。
特許文献1の発明の課題は、 明るい場所では普通に着用出来、暗い場所でブラックライトからの光を受けて明るい所では見られなかった模様・記号・文字等を鮮やかな発光状態で浮き出させることが出来、暗い場所での演出効果を高める変化性を持った衣服を提供することであり、その構成は、「 白い無地のTシャツ1の肩もとにブラックライト4からの光を照射して励磁し赤色の可視光を放射する透明な蛍光染料を塗布した染料塗布部3Rを設け、又、同蛍光染料でTシャツ1の前面中央に文字を描いた染料塗布部3Rを設け、肩もと近くの染料塗布部3R近くにブラックライト4からの光を照射して励磁し緑色の可視光を放射する透明な蛍光染料を塗布した染料塗布部3Gを設けたのである」。
また特許文献2の発明の課題は、特許文献1のそれと略同様であり、 光変色性表示体に像を形成するためのシートを見ても形成される像を予測することができない意外性と変化性を有する光変色性玩具を提供することで、「シート状の光変色性玩具1は、スピロオキサジン誘導体又はスピロピラン誘導体から選ばれるフォトクロミック化合物を含むフォトクロミック層を備えた光変色性表示体2と、透明性支持体上に染料又は顔料を含む紫外線透過性有色像7及び紫外線吸収剤を含む紫外線吸収性無色像8を設けたシート5とからなる」。
さらに特許文献3のかくし絵玩具の構成は、「透明基材フイルムの片面に全面ベタ状もしくはパターン状の可逆性感光物質入インキ層が設けられ、該可逆性感光物質入インキ層上にパターン状の第1の前記紫外線吸収剤入インキ層が設けられ、前記透明基材フイルムのもう一方の面にパターン状の第2の前記紫外線吸収剤入インキ層が設けられている。」
付言すると、特許文献3のかくし絵玩具は、少なくとも可逆性の感光物質を有するシート状のインキ層1の上面に、例えば円形の開口部を有するシート状の紫外線吸収剤インキ層2aを重ね、紫外線を前記紫外線吸収剤インキ層2a側から照射すると、紫外線吸収剤の領域部分は紫外線を吸収し、一方、前記円形の開口部に紫外線が入り込み、その結果、前記インキ層1の開口部から露出する感光物質入インキ層部分が発行する、というものである(符号は各特許文献1のもの)。
付言すると、特許文献3のかくし絵玩具は、少なくとも可逆性の感光物質を有するシート状のインキ層1の上面に、例えば円形の開口部を有するシート状の紫外線吸収剤インキ層2aを重ね、紫外線を前記紫外線吸収剤インキ層2a側から照射すると、紫外線吸収剤の領域部分は紫外線を吸収し、一方、前記円形の開口部に紫外線が入り込み、その結果、前記インキ層1の開口部から露出する感光物質入インキ層部分が発行する、というものである(符号は各特許文献1のもの)。
しかして、特許文献1乃至特許文献3の衣服1、光変色性玩具1及びかくし絵玩具は、その構成如何を問わず、「シート状或いは布状の物品」を対象としたもので、「立体的形状の人形」を対象とするものではない。そこで、現在、立体的形状の人形を対象とし、暗い場所に於いて、ブラックライトからの光を受けると、幾何学的図形、縞模様、目、鼻等が発光することにより、外観上の演出効果を高めることができる立体的形状の人形(玩具も含む)の出現が要望されている。
そこで、本考案の主たる課題は、従来の特許文献1乃至特許文献3の問題点に鑑み、暗い場所に於いて、ブラックライトからの光を受けると、幾何学的図形、縞模様、目、鼻等が浮き出るように発光することにより、外観上の演出効果を高めることができる立体的形状の人形(玩具も含む)を提出することである。本考案の二次的課題は、例えば人形素体の色彩層が「四色定理」にしたがってカラフルに描かれており、これによって、より一層、外観上の演出効果を高めることができることである。その他の課題は従属項によって特定される。
本考案の立体的形状の人形は、少なくとも頭部、胴部、左右の腕部、左右の脚部の各部位が一体的に連結する人形素体と、前記人形素体の表面部分に色彩層と蛍光体とを組み合わせて設けた立体的形状の人形であって、暗い場所で、ブラックライトを前記人形素体に照射すると、前記各部位の少なくとも一つ以上の部位に設けられた蛍光体が、幾何学図形として発光状態に浮き出ることを特徴とする。
上記構成に於いて、前記各部位を構成する頭部の正面側の顔部分に、前記幾何学図形が現れると同時に、少なくとも該幾何学図形内に左右の目又は鼻のいずれかが発光状態に浮き出ることを特徴とする人形。この実施形態の場合、前記幾何学図形内に鼻が発光状態に浮き出るように構成するのが好ましい。
さらに、前記人形素体の色彩層は、「四色定理」にしたがって、カラフルに描かれていることを特徴とする。なお、四色定理は、四色で色分けをすることができるか、例えば四色+1色、四色+2色なども、四色定理に含まれる。
また、前記各部位を構成する胴部の正面側の胸部分乃至腹部分には、縞模様・散点模様・装飾化模様のいずれか一つが変化して発光状態に見えることを特徴とする。加えて、前記各部位には、正面視略T字型形状の腰部が含まれ、該腰部の表面にも蛍光体が設けられ、該蛍光体にブラックライトを照射すると、当該人形を識別する商標が発光状態に浮き出ることを特徴とする。なお、実施形態によっては、胴部の表面部分に、文字、図形、記号等から成る商標を印刷又は塗布し、該商標の色彩が他の色に変色して発光し、又は浮き出るように発光しても良い。
(a)請求項1に記載の考案は、暗い場所で、ブラックライトを人形素体に照射すると、人形素体を構成する各部位の少なくとも一つ以上の部位に設けられた蛍光体が、幾何学図形として発光状態に浮き出るので、人形の外観上の演出効果を高めることができる。
(b)請求項2に記載の考案は、人形素体の頭部の正面側の顔部分に、幾何学図形が現れると同時に、少なくとも該幾何学図形内に左右の目が発光状態に浮き出るので、非常に演出効果が高まる。
(c)請求項3に記載の考案は、人形素体の表面部分の色彩層は、「四色定理」にしたがってカラフルに描かれているので、意匠上の美観の効果を十分に発揮させることができる。
(d)請求項4に記載の考案は、人形の発光する外観構成が、幾何学図形が発光状態に浮き出るパターンと、縞模様・散点模様・装飾化模様のいずれか一つが他の色に変化して発光状態になるパターンとの組み合わせから成るので、非常に演出効果が高まる。
(e)請求項5に記載の考案は、商標の宣伝広告機能を発揮させることができる。
(b)請求項2に記載の考案は、人形素体の頭部の正面側の顔部分に、幾何学図形が現れると同時に、少なくとも該幾何学図形内に左右の目が発光状態に浮き出るので、非常に演出効果が高まる。
(c)請求項3に記載の考案は、人形素体の表面部分の色彩層は、「四色定理」にしたがってカラフルに描かれているので、意匠上の美観の効果を十分に発揮させることができる。
(d)請求項4に記載の考案は、人形の発光する外観構成が、幾何学図形が発光状態に浮き出るパターンと、縞模様・散点模様・装飾化模様のいずれか一つが他の色に変化して発光状態になるパターンとの組み合わせから成るので、非常に演出効果が高まる。
(e)請求項5に記載の考案は、商標の宣伝広告機能を発揮させることができる。
図1乃至図4は本考案の第1実施形態を示す各説明図、図5及び図6は本考案の第2実施形態を示す各説明図である。
本考案の第1実施形態の明るい場所での正面図。
図1を基準とする右側面図。
図1に於いて、暗い場所でブラックライト(紫外線)を照射した正面図。
図3を基準とする右側面図。
本考案の第2実施形態の図1と同様の正面図。
第2実施形態の図3と同様のブラックライト(紫外線)を照射した正面図。
以下、図面を参照にして、第1実施形態の立体的形状の人形(以下、単に「人形X」という)を説明する。この人形Xは、ベアブリック(登録商標)と称される関節構造のものである。もちろん、人形Xの外観形状は、熊、犬、猫、虎、像、リス、牛、豚等の動物であっても良い。
まず符号1は、頭部1a、胴部1b、左右の腕部1c、腰部1d、左右の脚部1e等の各部位が一体的に係合する人形素体である。人形素体1の各部位は、硬質の合成樹脂でそれぞれブロック状に形成された成形部品である。各部位の連結態様は、例えば関節構造であり、その一部又は全部が所定方向に回転可能である。望ましくは、人形素体を構成する各部材の2つ以上は、所定方向に回転可能である。
例えば略熊の頭状に形成された頭部1aは、水平方向に回転可能である。頭部1aは、左右に楕円形状の一対の耳部分を有している。また顔部分の略中心部に小突起状の鼻部分を有している。また頭部1aの下方に連結された胴部1bは、略同高の略直方体状に形成され、正面側の胸からお腹に至る表面は傾斜状に形成され、お腹に相当する下部分は、やや外方向に曲面状に突出している(腹の部分が布袋さんのように膨らんでいる)。
この実施形態では、胴部1bの下方に正面視略T字形状の腰部1dが連結されている。腰部1dは、実施形態如何によって省略しても良い。さらに、腰部1dを構成する垂直の枢支板の左右に胴部と略同高の左右一対の脚部1eを連結している。左右一対の脚部1eは前後方向に回転可能である。そして、前記胴部1bの肩部分から前記脚部1eの上端部まで左右一対の棒状の腕部1cが連結され、これらの腕部1cは弧状に形成され、それぞれ上下方向に回転可能である。
上記構成の人形素体1は、「全体が、頭部1aを略熊の頭状として、その下方に略同高の略直方体状の胴部1bを形成し、前記胴部1bの下方に略T字形状の腰部1dを介して左右一対の脚部1eを設け、さらに、前記胴部の肩部分から前記脚部の上端部まで左右一対の弧状腕部1cを形成した態様のもの」であり、この基本的構成態様から、各部位がバランス良く結合した可愛らしい熊の人形の印象を受けるものである。
次に符号2は、前記人形素体1の外表面に印刷又は塗布された無彩色(白、黒)及び有彩色(青、赤、黄、緑、紫などの色)の色彩層である。前記色彩層2は黒又は白の色の無模様一色でも良いが、実施形態では、隣接する領域が異なる色になるように塗り分ける或いは印刷することができる「四色定理」を採用している。この実施形態では、例えば頭部1aの前側の表面部分、腕部1cの外側の略半分表面部分及び脚部1eは無彩色の「白色2a」、胴部1bの前側の表面部分及び腕部1cを構成する握り手の背面側の表面部分は有彩色の「紫色2b」、頭部1aの背面側の表面部分及び腕部1cの内側の略半分表面部分は有彩色の「青色2c」、腰部1dの表面部分及び前記握り手の正面側の表面部分は有彩色の「茶色2d」である。
もちろん、色彩層1の色は、その余の色の組み合わせであっても良い。要するに、例えば地図の如く「四色定理」にしたがって、各部位を視覚により明確に識別することができるのであれば、四色を任意に組み合わせることができる。これにより、看者に対してカラフルな人形の印象を与えることができる。
次に符号3は、人形素体1の無彩色乃至有彩色の色彩層2の一部分に重なるように設けられた単数又は複数の蛍光体である。蛍光体は、二つのパターンを採用している。
(a)その一つは、暗い場所で、図示しないブラックライトを前記人形素体1に照射すると、前記各部位の少なくとも一つ以上の部位に塗布又は印刷された蛍光体3が、幾何学図形として発光状態に浮き出るもので、実施形態では、各部位の少なくとも一つの部位、例えば頭部1aを構成する正面側の顔部分に、幾何学図形3Aが現れると同時に、該幾何学図形内に左右一対の目3Bが発光状態に浮き出るパターンである。
付言すると、図1及び図2で示すように、例えば昼間の太陽光では、看者の視覚には前記幾何学図形3A及び左右一対の目3Bは略見えないものの、暗い場所で、紫外線を照射すると、図3及び図4で示すように、看者の視覚に前記幾何学図形3A及び左右一対の目3Bが、例えば青色に発色する。
ここではブラックライト(紫外線)の波長領域に関しては周知事項なので、説明は割愛する。
ここではブラックライト(紫外線)の波長領域に関しては周知事項なので、説明は割愛する。
(b)もう一つは、各部位の少なくとも一つの部位、例えば胴部1bを構成する正面側の胸部分乃至腹部分には、縞模様・散点模様・装飾化模様のいずれか一つが発光状態に浮き出るパターンである。このパターンは、例えば縞模様が他の色に変色して発光状態に見える。付言すると、図1及び図2で示すように、例えば菱形を上下及び左右方向に「四色定理」を採用して縞模様3Cに描いた場合に於いて、昼間の太陽光では、看者の視覚には、前記縞模様3Cは、緑色3a、オレンジ色3b、青色3c及び黄色3dの四色で構成されているように見えるものの、暗い場所で、紫外線を照射すると、図3及び図4で示すように、看者の視覚に前記縞模様3Cが多少の濃淡はあるものの、全ての色が、例えば青色に発色する。なお、第1実施形態では、鼻3Dは有彩色、例えば紫色2dであるが、実施形態如何によっては、前記(a)のパターンを採用し、目と同時に鼻3Dも浮き出るように発色させても良い。
なお、図1及び図2では、「色分けに関して」、便宜上、「ハッチング違い」と「格子模様の線」で区別した。したがて、例えば頭部1aの前側の表面部分、腕部1cの外側の略半分表面部分及び脚部1eは無彩色の「白色2a」なので、白色2aは同じ模様のハッチングで表現している。また、胴部1bの前側の表面部分及び腕部1cを構成する握り手の背面側の表面部分は有彩色の「紫色2b」なので、細かな格子模様の線で表現している。以下、「青色2c」、「茶色2d」も、同様に互いに区別することができるハッチングで表現している。
一方、図3及び図4は、暗い場所で、紫外線を照射したので、特に、発光した顔部分の幾何学図形3A、発光した幾何学図形内の左右一対の目3B、及び発光した胸部分乃至腹部分の縞模様3Cは、細かな点の集合模様で表現している。ところで、図3及び図4は、白色2a、紫色2b、青色2c及び茶色2dは、暗い場所で紫外線の影響を受けるので、色のトーンや色合いが変化するものの、発光した箇所を強調するために、「ハッチング違い」及び「格子模様の線」を割愛した。実際には、彩色した部分に紫外線を照射すると、例えば顔の白色が「濃いブルー」に見える、紫色2bはピンクに見える、茶色は黒っぽく見える等、色彩が変化したように見え、色彩自体が消滅した訳ではない。
次に、図5及び図6は本考案の第2実施形態を示す各説明図である。この第2実施形態と前記第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を割愛する。
この第2実施形態に於いて、前記第1実施形態と主に異なる点は、(イ)立体的形状の人形X1に於いて、さらに、幾何学図形3A内に鼻3Dが発光状態に浮き出るように構成したこと、(ロ)胴部1bの表面部分の幾何学図形3Aがハニカム形状であり、前記ハニカム形状は昼間の太陽光では、看者の視覚には見えないものの、紫外線を当てると、浮き出るように発光すること、(ハ)腰部1dの表面部分にも、蛍光体が塗布或いは印刷され、該蛍光体にブラックライトを照射すると、当該人形X1を識別する商標3Eが発光状態に浮き出ることである。なお、前記商標3Eは、胴部1bの正面側の表示部分に発光するように設けても良い。また商標3Eは、シンボルマークや図形であっても良い。さらに、幾何学図形3Aはハニカム形状であるが、もちろん、煉瓦模様、格子模様などであっても良い。なお、図6も発光した部分を点模様で示した。また色彩に関しては、便宜上、図3と同様に省略した。また商標3Eは点模様ではなく、文字として表現した。
このように、第1実施形態の前記(a)のパターンの発光領域を、頭部1a、胴部1b、腰部1dなどの2個以上の各部位の表面部分に設けても良い。このように構成しても、本考案の主たる課題を達成することができる。
〈付記〉
実用新案制度は、「方法の考案」を対象とするものではない。したがって、本考案は、色彩層の印刷形成方法や塗工形成方法等を特定要件とするものではないので、色彩層の創作過程は割愛するが、人形素体の色彩層を設け方法は、公知又は新規な構成を用いることができる。例えば特許文献3の第2頁には、「感光性物質インク」と、「グラビア等による各種の印刷法による印刷形成方法」と「グラビア等のコーティングによる塗工形成方法」が詳細に記載されているが、もちろん、このような感光性物質インク、公知の印刷形成方法、塗工形成方法等を用いても良い。
実用新案制度は、「方法の考案」を対象とするものではない。したがって、本考案は、色彩層の印刷形成方法や塗工形成方法等を特定要件とするものではないので、色彩層の創作過程は割愛するが、人形素体の色彩層を設け方法は、公知又は新規な構成を用いることができる。例えば特許文献3の第2頁には、「感光性物質インク」と、「グラビア等による各種の印刷法による印刷形成方法」と「グラビア等のコーティングによる塗工形成方法」が詳細に記載されているが、もちろん、このような感光性物質インク、公知の印刷形成方法、塗工形成方法等を用いても良い。
また特許文献1の8頁の段落0010には「蛍光染料」の幾つかが商標名で記載されているが、もちろん、このような商標名の蛍光染料を用いても良い。さらに、特許文献2の段落0017には、紫外線吸収剤が色々と記載されているが、もちろん、人形素体に色彩層を設ける場合、このような紫外線吸収剤を適宜に選択して使用しても良い。
ところで、色彩層(非蛍光層)の物質については、三菱鉛筆株式会社製造・販売しているプロッキー、ゼブラ株式会社のマッキー、寺西化学工業株式会社のマジックインキ、株式会社アサヒペンのクリエイティブカラースプレー等の商標或いは商品名称のものを使用することができる。
ところで、色彩層(非蛍光層)の物質については、三菱鉛筆株式会社製造・販売しているプロッキー、ゼブラ株式会社のマッキー、寺西化学工業株式会社のマジックインキ、株式会社アサヒペンのクリエイティブカラースプレー等の商標或いは商品名称のものを使用することができる。
また、蛍光体の物質については、三菱鉛筆株式会社の蛍光ポスカ(廃盤商品)を使用することができる。その他、ニッペホームプロダクツ株式会社の蛍光スプレーのローズピンク、ブルー、株式会社アサヒペンの蛍光塗料スプレーのレッド、グリーン、レモン、ピンク、ブルー等の商標或いは商品名称のものを使用することができる。
しかして、本考案は、人形素体1の色彩層2の一部分に蛍光体3が重なるように設けられているのが特徴であるが、色彩層2に蛍光体3が重なるように設けても良いし、又は蛍光体3に色彩層2を重なるように設けても良い。ここでは色彩層2と蛍光体3との重なり、混合、融合等の状態を「組み合わせ」という。後者の場合には、色彩層2の下方に蛍光体3が存在するので、特許文献3の如く、色彩層2に幾何学的図形、縞模様等の筋状の開口溝を形成するのが望ましい。
なお、余談であるが、「タンポ印刷」は、例えばパソコン等の電子機器を用いて凹版で柄を人形素体に印刷したもので、印刷の際、インクに透明蛍光塗料を使用し、立体的な形状の人形に加工する方法である。また「水圧転写」は、パソコン等の電子機器を用いてグラビア印刷した水転写シートの印刷物を本体に貼り付けたもので、印刷の際、インクに透明蛍光塗料を使用し、立体的な形状の人形に加工する方法である。
本考案は、暗い場所に於いて、ブラックライトを当てると、人形の表面に描いた幾何学図形、目、鼻等が発光状態に浮き出る立体的形状の人形の分野で利用できる。
X、X1…立体的形状の人形、
1…人形素体、
1a…頭部、1b…胴部、1c…左右の腕部、1d…腰部、1e…左右の脚部、
2…色彩層、
2a…白色、2b…紫色、2c…青色、2d…茶色、
3…蛍光体、
3A…幾何学図形、
3B…左右一対の目、
3C…縞模様、
3a…緑色、3b…オレンジ色、3c…青色、3d…黄色、
3D…鼻、
3E…商標。
1…人形素体、
1a…頭部、1b…胴部、1c…左右の腕部、1d…腰部、1e…左右の脚部、
2…色彩層、
2a…白色、2b…紫色、2c…青色、2d…茶色、
3…蛍光体、
3A…幾何学図形、
3B…左右一対の目、
3C…縞模様、
3a…緑色、3b…オレンジ色、3c…青色、3d…黄色、
3D…鼻、
3E…商標。
Claims (5)
- 少なくとも頭部、胴部、左右の腕部、左右の脚部の各部位が一体的に連結する人形素体と、前記人形素体の表面部分に色彩層と蛍光体とを組み合わせて設けた立体的形状の人形であって、
暗い場所で、ブラックライトを前記人形素体に照射すると、前記各部位の少なくとも一つ以上の部位に設けられた前記蛍光体が、幾何学図形として発光状態に浮き出る立体的形状の人形。 - 請求項1の立体的形状の人形に於いて、前記各部位を構成する頭部の正面側の顔部分に、前記幾何学図形が現れると同時に、少なくとも該幾何学図形内に左右の目又は鼻のいずれが発光状態に浮き出ることを特徴とする立体的形状の人形。
- 請求項1の立体的形状の人形に於いて、前記人形素体の表面部分の色彩層は、「四色定理」にしたがって、カラフルに描かれていることを特徴とする立体的形状の人形。
- 請求項1の立体的形状の人形に於いて、前記各部位を構成する胴部の正面側の胸部分乃至腹部分には、縞模様・散点模様・装飾化模様のいずれか一つが他の色に変色して発光状態に見えることを特徴とする立体的形状の人形。
- 請求項1の立体的形状の人形に於いて、前記各部位には、正面視略T字型形状の腰部が含まれ、該腰部の表面にも蛍光体が設けられ、該蛍光体にブラックライトを照射すると、当該人形を識別する商標が発光状態に浮き出ることを特徴とする立体的形状の人形。
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