JP3239044B2 - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JP3239044B2
JP3239044B2 JP13211695A JP13211695A JP3239044B2 JP 3239044 B2 JP3239044 B2 JP 3239044B2 JP 13211695 A JP13211695 A JP 13211695A JP 13211695 A JP13211695 A JP 13211695A JP 3239044 B2 JP3239044 B2 JP 3239044B2
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武清 奥村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3相のホール素子から
の信号に応じてモータ駆動電流を制御するモータ駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファン用のモータ等にホール
素子を利用した3相ブラシレスモータが利用されてい
る。この3相ブラシレスモータでは、ロータの位置を互
いに120゜位相が異なる交流信号を出力する3相のホ
ール素子によって検出し、この3相のホール素子の出力
に応じてステータコイルに対するモータ駆動電流供給を
制御する。
【0003】このようなモータにおいて、ホール素子が
故障すると、その検出信号が異常なものになる。そこ
で、この検出信号に応じたモータ駆動電流の制御に支障
をきたし、所望の回転が行えなくなる。そこで、ホール
素子の故障を検出することが好ましい。通常の場合、こ
のホール素子の故障検出は、別に設けた回転検出部から
の出力と、各ホール素子からの出力の比較などによって
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各ホール素子
の出力毎に回路を設けると、それだけ回路が大きくなっ
てしまう。このため、より簡易な回路で、ホール素子の
異常を検出することが望まれていた。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、簡易な回路で、ホール素子の異常を検出できるモ
ータ駆動回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに120
゜位相が異なる交流信号を出力する3相のホール素子か
らの信号に応じて、モータ駆動電流を制御するモータ駆
動回路であって、上記3相のホール素子からの出力信号
の信号レベルを2値化する2値化部と、この2値化回路
の出力の論理演算により異常検出信号を出力する異常検
出部と、この異常検出部の出力を積分してノイズを除去
するコンデンサを含み、コンデンサの充放電状態によっ
てホール素子の異常を検出する異常信号処理部と、上記
ホール素子からの出力信号に対応する回転パルスに応じ
て、コンデンサへの充放電電流を生成すると共に、コン
デンサの充放電状態によってモータの回転数が所定以下
になったことを検出する回転検出部と、を有し、上記異
常信号処理部のコンデンサと、上記回転検出部のコンデ
ンサを兼用することで、このコンデンサを充放電状態に
よって、モータの回転数の低下とホール素子の異常とを
併せて検出することを特徴とする。
【0007】また、上記コンデンサの充電状態の出力を
ラッチし、異常信号を出力するラッチ回路を有すること
を特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】このように、本発明によれば、2値化部におい
て3相のホール素子から信号を2値化する。そして、異
常検出部が2値化部の出力の論理演算によって異常を検
出する。
【0010】そして、本発明では、回転検出部におい
て、回転パルスに応じて充放電されるコンデンサを用い
て、モータ回転数の低下を検出するとともに、このコン
デンサにより異常検出部からの異常検出信号の出力をフ
ィルタリングする。
【0011】また、コンデンサの出力をラッチ回路でラ
ッチする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0013】「基本構成例」 図1は、本発明の実施例の基本となる構成である基本構
例の構成を示すブロック図であり、モータ駆動回路は
1つの半導体集積回路(IC)100内に形成されてい
る。モータMには、そのロータの位置を検出するため
に、3つのホール素子H1,H2,H3が設けられてい
る。なお、図においては、ホール素子H1,H2,H3
は、モータMから離れて示したが、実際には、モータM
内に設けられている。そして、このホール素子H1,H
2,H3において、図2に示すように、120゜ずつ位
相が異なる3相のホール出力波形が得られる。ここで、
ホール素子H1の出力がIN1、ホール素子H2の出力
がIN2、ホール素子H3の出力がIN3であり、これ
らIN1、IN2、IN3は、それぞれホール素子H
1,H2,H3の両端電圧の差(INn+とINn−の
差:n=1,2,3)である。
【0014】3つのホール素子H1、H2、H3には、
IC100内のホールアンプ12、14、16がそれぞ
れ接続されている。このホールアンプ12、14、16
は、ホール素子H1、H2、H3の出力IN1、IN
2、IN3を大きなゲインで増幅して、2値化する。す
なわち、出力IN1、IN2、IN3が正の時にHを出
力し、負の時にLを出力する。なお、ホールアンプ1
2、14、16の出力が、それぞれA1、A2、A3で
ある。
【0015】ホールアンプ12、14、16の出力側
は、ロジック部20に接続されており、ロジック部20
に信号A1、A2、A3が供給される。ロジック部20
には、出力部22が接続されており、この出力部22に
IC100の外部のモータMが接続されている。出力部
22は、複数の出力トランジスタを内蔵しており、この
出力トランジスタのON、OFFによって、モータMに
おける界磁電流をモータMのロータ位置に応じて制御
し、ロータを回転させる。すなわち、ロジック部20
は、供給される信号A1、A2、A3のH、Lの状況に
応じて、ロータ位置を検出し、これに応じて出力部22
の出力トランジスタのON、OFFを制御して、ロータ
に回転力が生じるように、界磁電流を制御する。
【0016】ここで、本基本構成例においては、ロジッ
ク部20にホール素子異常検出部30が接続されてお
り、ロジック部20における信号の状態により、ホール
素子H1、H2、H3の異常を検出する。すなわち、ホ
ールアンプ12、14、16の出力A1、A2、A3
は、図3に示すように120°ずつ位相がずれてそれぞ
れH、Lを繰り返す。このため、2値化された信号A
1、A2、A3は、図4に示すように、その全てがH、
またはLになることはない。そこで、ホール素子異常検
出部30は、信号A1、A2、A3のH、Lの状況を判
定し、これらが全てHまたは全てLとなったことを検出
し、ホール素子H1,H2,H3の異常を検出する。
【0017】ホール素子異常検出部30には、ローパス
フィルタ32が接続されており、このローパスフィルタ
32は、ホール素子異常検出部30の出力におけるノイ
ズを除去する。すなわち、ローパスフィルタ32には、
IC100の外部にあるコンデンサCが接続されてお
り、ホール素子異常検出部30の出力を積分する。これ
によってホール素子検出部30の出力における瞬間的な
Hが除去される。
【0018】ローパスフィルタ32にはラッチ34が接
続されており、ローパスフィルタ32を通過した信号に
おいて、Hであった場合に、ホール素子が異常であると
の情報を保持する。そして、ホール素子の異常について
の出力が端子36に現れる。なお、ホール素子異常検出
30は、ロジック部20を介し、信号A1、A2、A
3を受け入れたが、ロジック部20を介さず直接受け入
れても良い。
【0019】このように、本基本構成例によれば、ホー
ル素子異常検出部30は、ホールアンプ12、14、1
6の出力信号の論理演算によってホール素子H1、H
2、H3の異常を検出する。従って、その回路が非常に
簡単であり、確実な検出が行える。なお、異常が検出さ
れた場合には、この検出信号(端子36に現れる)によ
ってモータMへの電力供給を停止したり、ホール素子が
異常であることの表示を行ったりする。
【0020】「ロジック部20の構成」図5にロジック
部20の構成を示す。電源(5V)には、それぞれ抵抗
を介しトランジスタQ1、Q2、Q5、Q6、Q9、Q
10のエミッタが接続されている。そして、トランジス
タQ1とQ2のベース同士が接続され、トランジスタQ
5、Q6のベース同士が接続され、トランジスタQ9、
Q10のベース同士が接続されている。さらに、トラン
ジスタQ2、Q6、Q10は、そのベースコレクタ間が
短絡されている。従って、これらトランジスタQ1、Q
2、Q5、Q6、Q9、Q10によって3つのカレント
ミラー回路が構成されている。このため、トランジスタ
Q2に流れる電流に対応した電流がトランジスタQ1の
コレクタから出力され、トランジスタQ6に流れる電流
に対応した電流がトランジスタQ5のコレクタから出力
され、トランジスタQ10に流れる電流に対応した電流
がトランジスタQ9のコレクタから出力される。そし
て、トランジスタQ1、Q5、Q9のコレクタが出力部
22に接続されている。そこで、これらトランジスタQ
1、Q2、Q3の出力が出力部22に供給される。
【0021】トランジスタQ2のコレクタは、トランジ
スタQ3及びトランジスタQ8のコレクタに接続されて
いる。また、トランジスタQ6のコレクタは、トランジ
スタQ7及びトランジスタQ12のコレクタに接続され
ている。さらに、トランジスタQ10のコレクタは、ト
ランジスタQ4及びトランジスタQ11のコレクタに接
続されている。また、トランジスタQ3及びQ4のエミ
ッタは定電流源I1を介しグランドに接続されており、
トランジスタQ7及びQ8のエミッタは、定電流源I2
を介しグランドに接続され、トランジスタQ11及びQ
12のエミッタは、定電流源I3を介しグランドに接続
されている。
【0022】そして、トランジスタQ3、Q7、Q11
のベースには、所定の基準電圧Vrefが入力され、ト
ランジスタQ4のベースには信号A3が入力され、トラ
ンジスタQ8のベースには信号A2が入力され、トラン
ジスタQ12のベースには信号A1が入力されている。
また、トランジスタQ1及びQ2の共通ベースと、トラ
ンジスタQ5及びQ6の共通ベースと、トランジスタQ
9及びQ10の共通ベースがホール素子異常検出部30
へ接続され、これらのベースの状態がホール素子異常検
出部30に入力されている。なお、トランジスタQ1,
Q2,Q5,Q6,Q9,Q10は、PNP型であり、
トランジスタQ3,Q4,Q7,Q8,Q11,Q12
はNPN型である。
【0023】このような回路において、信号A1がHで
あった場合には、トランジスタQ12がONし、これに
よってトランジスタQ6に電流が流れる。従って、トラ
ンジスタQ5から出力部22に所定の出力電流が流れる
と共に、トランジスタQ5及びQ6の共通ベースがLと
なり、S2がLになる。同様に信号A2がHであった場
合にはトランジスタQ8がONし、この電流がトランジ
スタQ2、Q1に流れ、S3がLになる。さらに、信号
A3がHであった場合にはトランジスタQ4がONし、
トランジスタQ10、Q9に電流が流れ、S1がLにな
る。従って、信号A1,A2,A3がすべてHの場合に
出力S1,S2,S3がすべてLとなる。
【0024】一方、信号A1がLの場合には、トランジ
スタQ11がONとなり、トランジスタQ10に電流が
流れ、S1がLになる。同様に信号A2がLであればト
ランジスタQ7に電流が流れトランジスタQ6に電流が
流れ、S2がLになる。さらに、信号A3がLであれば
トランジスタQ3に電流が流れトランジスタQ2にも電
流が流れ、S3がLになる。従って、信号A1,A2,
A3のすべてがLになった場合にもS1,S2,S3が
すべてLになる。
【0025】そして、信号A1、A2、A3が全てH、
または全てLでない場合には、トランジスタQ2、Q
6、Q10のいずれか1つが2Iの電流を流し、いずれ
か1つのトランジスタがOFFする。従って、この状態
ではS1、S2、S3のいすれか1つがHとなる。
【0026】従って、ホール素子の故障によって、信号
A1、A2、A3の全てがHまたはLとなった場合に、
トランジスタQ2、Q6、Q10の全てが電流Iを流
し、S1、S2、S3の全てがLになる。従って、この
ロジック部20において、信号A1,A2,A3がすべ
てHまたはすべてLという状態がS1,S2,S3がす
べてLという信号に変換される。
【0027】「ホール素子異常検出部30の構成」次
に、図6にホール素子異常検出部30の構成を示す。電
源(5V)には、抵抗を介しトランジスタQ13のエミ
ッタが接続されており、このトランジスタQ13のコレ
クタは抵抗を介しグランドに接続されている。トランジ
スタQ13のコレクタにはトランジスタQ14のベース
が接続されており、このトランジスタQ14のコレクタ
は抵抗を介し電源に接続され、そのエミッタはグランド
に接続されている。トランジスタQ14のコレクタには
トランジスタQ15のベースが接続され、トランジスタ
Q15のコレクタは出力トランジスタQ22のベースに
接続されている。そして、ロジック部20の出力S3が
トランジスタQ13のベースに供給されている。同様
に、エミッタが抵抗を介し電源に接続されコレクタが抵
抗を介しグランドに接続されたトランジスタQ16と、
このトランジスタのQ16のコレクタにベースが接続さ
れコレクタが抵抗を介し電源に接続されエミッタがグラ
ンドに接続されたQ17と、このトランジスタQ17の
コレクタにベースに接続されエミッタがグランドに接続
されたQ18が設けられており、トランジスタQ16の
ベースに出力S2が供給され、トランジスタQ18のコ
レクタがトランジスタQ22のベースに接続されてい
る。さらに、同様の構成のQ19、Q20、Q21が設
けられ、Q19のベースに出力S1が供給され、トラン
ジスタQ21のコレクタが出力トランジスタQ22のベ
ースに接続されている。また、トランジスタQ22のベ
ースは抵抗Rを介し電源に接続されている。なお、トラ
ンジスタQ13,Q16,Q19はPNP型であり、ト
ランジスタQ14,Q15,Q17,Q18,Q20,
Q21,Q22はNPN型である。
【0028】このような回路において、出力S3がLで
あればトランジスタQ13がONし、これによってトラ
ンジスタQ14がONしトランジスタQ15はOFFと
なる。一方、信号S3がHであれば、トランジスタQ1
3はOFFし、トランジスタQ14もOFFし、トラン
ジスタQ15がONとなる。同様にS2がLであればト
ランジスタQ18がOFFし、S2がHであればトラン
ジスタQ18がONし、信号S1がLであればトランジ
スタQ21がOFFし、信号S1がHであればトランジ
スタQ21がONする。
【0029】そして、トランジスタQ15、Q18、Q
21のいずれか1つでもONしていれば、トランジスタ
Q22はOFFとなっている。また、トランジスタQ1
5、Q18、Q21の1つでもONしていれば、抵抗R
に電流が流れ、トランジスタQ22のベースはLとなる
ためトランジスタQ22はOFFしている。しかし、出
力S1、S2、S3のいずれもがLであった場合には、
トランジスタQ15、Q18、Q21の全てがOFFと
なり、トランジスタQ22のベースがHとなってこのト
ランジスタQ22がONとなる。
【0030】上述のように、ロジック部20の出力S
1、S2、S3の全てがLとなるのは、信号A1、A
2、A3が全てHまたは全てLとなった場合、すなわち
ホール素子H1、H2、H3のいずれかが故障した時で
ある。そこで、このホール素子異常検出部30におい
て、ホール素子の故障の場合に、トランジスタQ22が
ONする。
【0031】「ローパスフィルタ32およびラッチ34
の構成」次に、図7にローパスフィルタ32及びラッチ
34の構成を示す。ラッチ34は、2つの抵抗と、NP
N型のトランジスタQ23と、外付のコンデンサCから
なっている。トランジスタQ23のベースは抵抗を介し
電源に接続されており、このトランジスタQ23のコレ
クタは別の抵抗を介し電源に接続されている。さらにト
ランジスタQ23のエミッタはグランドに接続されてい
る。そして、トランジスタQ23のコレクタがコンデン
サCに接続されている。また、コンデンサCの他端はグ
ランドに接続されている。そして、ホール素子異常検出
部30の出力であるトランジスタQ22のコレクタがト
ランジスタQ23のベースに接続されており、トランジ
スタQ23のコレクタが出力となっている。
【0032】この回路において、トランジスタQ22が
ONとなった場合に、トランジスタQ23のベースがL
となり、このトランジスタQ23がOFFする。これに
よって、コンデンサC1に抵抗を介し充電電流が流れ、
トランジスタQ23のコレクタの電圧が上昇する。従っ
て、このトランジスタQ23のコレクタは、ホール素子
異常検出部30の出力トランジスタQ22が所定時間以
上ONした時にのみ十分高い電圧となる。
【0033】ラッチ回路34は、5つの抵抗と、3つの
NPN型のトランジスタQ24、Q25、Q26と、2
つのダイオードD1、D2からなっている。フィルタ回
路32の出力は、トランジスタQ24のベースに供給さ
れ、このトランジスタQ24はエミッタがグランドに接
続されコレクタが抵抗を介し電源に接続されている。ト
ランジスタQ24のコレクタには、エミッタがグランド
に接続されたトランジスタQ25のコレクタが接続され
ていると共に、エミッタがグランドに接続されたトラン
ジスタQ26のベースが抵抗を介し接続されている。ま
た、トランジスタQ25のベースは抵抗を介しトランジ
スタQ26のコレクタに接続されている。さらに、トラ
ンジスタQ26のコレクタは、抵抗と、トランジスタQ
26に向けて電流を流す2つの直列接続されたダイオー
ドD1、D2を介し電源に接続されている。そして、ト
ランジスタQ26のコレクタが抵抗を介し出力トランジ
スタQ28のベースに接続され、このトランジスタQ2
8のエミッタはグランドに接続され、コレクタがラッチ
の出力となっている。従って、トランジスタQ24がO
FFであった場合には、トランジスタQ26はONし、
トランジスタQ25がOFFし、トランジスタQ28の
ベースはLとなっておりトランジスタQ28はOFF状
態である。一方、トランジスタQ24がONすると、ト
ランジスタQ26がOFFし、トランジスタQ25がO
Nとなる。これによって、トランジスタQ28のベース
がHとなりトランジスタQ28がONとなる。そして、
トランジスタQ24がOFFとなった場合においても、
トランジスタQ25がONしているため、トランジスタ
Q26のベースはLであり、トランジスタQ28はON
したままとなる。従って、トランジスタQ24がONす
ることによってトランジスタQ28をONするというラ
ッチが機能する。なお、初期状態においては、コンデン
サC1が充電されていないため、トランジスタQ24は
必ずOFFであり、トランジスタQ28はOFFとなっ
ている。
【0034】以上のように、本基本構成例により、ホー
ルアンプH1,H2,H3の出力信号であるA1、A
2、A3のいずれもがHまたはLとなった場合に、これ
を検出してラッチ出力に異常についての信号を得ること
ができる。そして、本基本構成例では、ロジック部20
における回路の一部を利用して出力S1、S2、S3を
得ているため、ホール素子異常検出部30の構成をより
簡略化することができる。
【0035】「施例」 図8は施例の構成を示すものであり、基本構成例のフ
ィルタ32、ラッチ34に代えて回転検出回路40を有
している。なお、その他の構成は、基本構成例と同様で
ある。
【0036】この回転検出回路40は、ホールアンプ1
6の出力信号であるA3の状態からモータの回転状態を
検出する回路である。すなわち信号A3がH、Lを繰り
返している場合には、正常と判定するが、信号A3がH
またはLの一方に固定されてしまった場合、すなわち回
転しない状態になった場合にこれを検出するものであ
る。そして、この非回転状態の検出の際にも、コンデン
サが必要となる。本実施例では、ホール素子異常検出部
30の出力に対するフィルタリングを回転検出回路40
のコンデンサC2によって兼用する。従って、外付コン
デンサの1つを省略することができ、またIC100の
端子の数も1つ少くすることができる。
【0037】「回転検出部40の構成」図9は、回転検
出回路40の回路構成を示したものである。回転パル
ス、すなわちホールアンプ16の出力信号A3が入力さ
れるトランジスタQ66のコレクタは抵抗R1を介し電
源に接続され、エミッタはグランドに接続されている。
トランジスタQ66のコレクタは抵抗R3を介しエミッ
タが電源に接続されたPNP型トランジスタQ51のベ
ースに接続されている。このトランジスタQ51のコレ
クタは定電流源I51を介しグランドに接続されてい
る。また、トランジスタQ51のコレクタには、エミッ
タが電源に接続されたトランジスタQ52のベースが接
続されている。トランジスタQ52のコレクタは定電流
源I52を介しグランドに接続されていると共に抵抗R
4を介し電源に接続されている。また、トランジスタQ
66のコレクタは抵抗R2を介しエミッタが電源に接続
されたトランジスタQ63のベースに接続されており、
このトランジスタQ53のコレクタはトランジスタQ5
2のコレクタに接続されている。さらに、トランジスタ
Q53のコレクタはトランジスタQ54のベースに接続
されており、このトランジスタQ54のエミッタは電源
に接続され、コレクタはCORK端子に接続されてい
る。また、トランジスタQ51のコレクタはC端子に接
続されており、このC端子には他端が電源に接続された
外付コンデンサC1が接続されている。なお、トランジ
スタQ51,Q52,Q53、Q54は、すべてPNP
型である。
【0038】このような回路において回転パルスが入力
されると、そのHによって、トランジスタQ66がON
する。これにより抵抗R1に電流が流れ、トランジスタ
Q66のコレクタはLとなる。そこで、トランジスタQ
51及びQ53がONする。一方、C端子と電源の間に
は、コンデンサC1があるため、この状態において、C
端子はHとなっている。そこで、トランジスタQ52も
OFFとなっている。一方、回転パルスがLとなると、
トランジスタQ66がOFFとなり、トランジスタQ5
1、Q53がOFFとなる。しかしトランジスタQ52
は、C端子の電位が、Hから0.7V下がるまでの間
は、OFFしている。なお、定電流源I51の電流によ
ってC端子は徐々にその電位が下がる。このように、ト
ランジスタQ53がOFFであり、かつトランジスタQ
52がOFFであると、トランジスタQ52がONす
る。このQ54のコレクタはCORK端子に接続されて
おり、このCORK端子には、外付のコンデンサC2が
接続されている。そこで、トランジスタQ54のONに
よってコンデンサC2が放電される。なお、トランジス
タQ54がOFFの場合には、CORK端子とグランド
を接続する抵抗R20によってコンデンサ2が充電さ
れ、CORK端子の電圧が下がる。そして、C端子の電
圧が電源に対し0.7V以上下がった場合には、トラン
ジスタQ52がONし、トランジスタQ54がOFFす
る。これにより、CORK端子の電圧が下がることにな
る。
【0039】すなわち、図10に示すように回転パルス
としてHが入力されると、これによってC端子がHとな
り、回転パルスがOFFとなるとトランジスタQ54が
ONしCORK端子がHとなる。そしてC端子の電圧が
0.7V下がった時にトランジスタQ54がOFFとな
り、これによってCORK端子の電圧が徐々に減少し始
める。そして、回転パルスが周期的にHとなることによ
って、同様の動作が繰り返され、CORK端子は所定の
電位の間で上下を繰り返すことになる。
【0040】一方、CORK端子には抵抗R5を介しエ
ミッタが定電流源I53を介し電源に接続されたトラン
ジスタQ55のベースが接続されている。このトランジ
スタQ55のコレクタは、エミッタがグランドに接続さ
れたトランジスタQ57のコレクタに接続されている。
定電流源I53には、トランジスタQ56のエミッタが
接続されており、このトランジスタQ56のコレクタ
は、コレクタとベースが短絡されたトランジスタQ58
を介しグランドに接続されている。また、Q57とQ5
8のベースは共通接続されている。そして、トランジス
タQ56のベースは抵抗R6を介し所定の基準電位Vr
efが入力されている。そして、トランジスタQ57の
コレクタには、エミッタがグランドに接続されたトラン
ジスタQ59のベースが接続されている。なお、トラン
ジスタQ55,Q56はPNP型であり、トランジスタ
Q57,Q58,Q59はNPN型である。
【0041】従って、CORK端子の電圧が、基準電圧
Vref以上であれば、トランジスタQ55は、トラン
ジスタQ56より電流が流れ難い傾向にあり、トランジ
スタQ59はOFFしている。一方、CORK端子の電
圧が基準電圧Vrefより低くなると、トランジスタQ
55の方が、トランジスタQ56より電流が流れ易くな
り、これによって、トランジスタQ59のベース電位が
上昇して、トランジスタQ59がONする。従って、所
定の時間回転パルスが入力されないことによってトラン
ジスタQ59がONされることとなる。このトランジス
タQ59は、図6におけるトランジスタQ24に対応
し、このトランジスタQ59のコレクタが接続されるラ
ッチ回路は、図7におけるラッチ回路34と全く同一で
ある。そしてラッチ回路Q28のコレクタは、抵抗R1
1を介し電源に接続されていると共に、トランジスタQ
63のベースに接続されている。このトランジスタQ6
9はエミッタがグランドに接続されると共にコレクタが
抵抗R62を介し電源に接続されている。また、トラン
ジスタQ63のコレクタは抵抗R63を介しトランジス
タQ65のベースに接続されると共に、抵抗64を介し
トランジスタQ64のベースに接続されている。トラン
ジスタQ64のエミッタはグランドに接続されており、
コレクタは異常検出信号の出力となっている。また、ト
ランジスタQ65のエミッタはグランドに接続され、そ
のコレクタは出力部22に接続されている。なお、トラ
ンジスタQ63,Q64,Q65はNPN型である。
【0042】そして、ラッチ回路の出力トランジスタQ
28がONすると、トランジスタQ63がOFFし、ト
ランジスタQ64、Q65がONする。従って、Q64
のONによって、モータの非回転の信号を出力すること
ができる。また、トランジスタQ65をONすることに
よって、出力部22におけるモータ駆動信号の出力を停
止することによってモータの回転を停止することができ
る。
【0043】そして、本実施例においては、図6におけ
るトランジスタQ22のコレクタが抵抗R30を介しC
ORK端子に接続されている。そこで、ホール素子異常
検出部30においてホール素子の故障を検出し、トラン
ジスタQ22がONすると、これによって、コンデンサ
C2の放電が起り、CORK端子の電位が下がる。そし
て、このCORK端子の電圧が基準電圧Vrefより下
がった時に、回転停止と同様にラッチ回路に異常検出の
信号がラッチされ、トランジスタQ64、Q65がON
する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異常検出部が2値化部の出力の論理演算によって異常を
検出する。このため、比較的簡単な回路で、正確なホー
ル素子の異常検出を行うことができる。
【0045】そして、回転検出部におけるモータ回転数
の低下検出に用いるコンデンサを異常検出部の出力のフ
ィルタリングにも利用することによって、外付けコンデ
ンサを1つ減らすことができる。
【0046】また、コンデンサの出力をラッチ回路でラ
ッチする。このため、異常検出信号を保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本構成例の構成を示す図である。
【図2】 ホール素子の出力を示す波形図である。
【図3】 ホールアンプの出力を示す波形図である。
【図4】 ホールアンプの出力を示す図である。
【図5】 ロジック部20の構成を示す回路図である。
【図6】 ホール素子異常検出部30の構成を示す回路
図である。
【図7】 ローパスフィルタ回路32およびラッチ回路
34の構成を示す回路図である。
【図8】 施例の構成を示す回路図である。
【図9】 回転検出回路40の構成を示す回路図であ
る。
【図10】 各部の電位を示す波形図である。
【符号の説明】
12、14、16 ホールアンプ、20 ロジック部、
22 出力部、30ホール素子異常検出部、32 ロー
パスフィルタ回路、34 ラッチ回路、40回転検出回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに120゜位相が異なる交流信号を
    出力する3相のホール素子からの信号に応じて、モータ
    駆動電流を制御するモータ駆動回路であって、 上記3相のホール素子からの出力信号の信号レベルを2
    値化する2値化部と、この2値化回路の出力の論理演算
    により異常検出信号を出力する異常検出部と、この異常検出部の出力を積分してノイズを除去するコン
    デンサを含み、コンデンサの充放電状態によってホール
    素子の異常を検出する異常信号処理部と、 上記ホール素子からの出力信号に対応する回転パルスに
    応じて、コンデンサへの充放電電流を生成すると共に、
    コンデンサの充放電状態によってモータの回転数が所定
    以下になったことを検出する回転検出部と、 を有し、 上記異常信号処理部のコンデンサと、上記回転検出部の
    コンデンサを兼用することで、このコンデンサを充放電
    状態によって、モータの回転数の低下とホール素子の異
    常とを併せて検出する ことを特徴とするモータ駆動回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 さらに、上記コンデンサの充電状態の 出力をラッチし、異常信号
    を出力するラッチ回路を有することを特徴とするモータ
    駆動回路。
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