JP3239021U - 内部部品交換可能な化粧ボトル - Google Patents

Abstract

本実用新案は、内部部品交換可能な化粧ボトルに関し、同軸に設けられた蓋、２つのボタン、２つのインナー連結部材、ブラシロッド、インナーボトル、カラーおよびアウターボトルを含む。第１ボタンは、第１インナー連結部材内に配置されている。前記蓋は、第１インナー連結部材に嵌設されている。前記ブラシロッドは、ロッド体を含む。前記ロッド体の一端にヘッド部が設けられ、他端にブラシヘッドが固定連結されている。前記ブラシロッドのヘッド部は、第１インナー連結部材の内部に挿設されている。前記インナーボトルの両端にそれぞれ上連結部と下連結部が設けられ、該上連結部は、ブラシロッドのヘッド部に着脱可能に連結され、該下連結部は、カラーに固定的に連結されている。前記アウターボトルの下開口端内に第２インナー連結部が固定され、該第２インナー連結部内に第２ボタンが配置されている。前記アウターボトルは、インナーボトルの外側に嵌設され、かつカラーは、第２インナー連結部に入り込む。本実用新案は、使用者のニーズに応じて、ブラシロッドやインナーボトルを交換したり、ブラシロッドとインナーボトルを同時に交換したりすることができるので、操作が簡単である。【選択図】図１

Description

本実用新案は、化粧ボトルに関し、特に内部部品交換可能な化粧ボトルに関する。

化粧において、従来の化粧筆は、化粧によく使う道具であるため、使用する頻度が高く、一般的にはキャップやカートリッジなどのアウター部材がまだ完全な状態であっても、内部の化粧液がすでに使い尽くしており、そのまま捨てると、一定の資源の浪費を招きやすい。そのため、材料ボトルを交換できる化粧筆がいくつか出現したが、ブラシ毛が比較的壊れやすいか変形しやすいため、一旦ブラシ毛に上述の問題が発生すると、化粧筆全体を廃棄しなければならない。

上記の欠点を克服するため、本実用新案は、内部部品交換可能な化粧ボトルを提供し、化粧ボトル中の材料が尽きた後、さまざまな用途に対応するために、化粧ボトル中の内部部品の一部または全部を取り替えることができる。

本実用新案は、その技術問題を解決するために採用した技術方案が以下のとおりである。

内部部品交換可能な化粧ボトルであって、同軸に設けられた蓋、ボタン、インナー連結部材、ブラシロッド、インナーボトル、カラーおよびアウターボトルを含む。前記ボタンは、２つ設けられ、それぞれ第１ボタンと第２ボタンであり、前記インナー連結部材は、２つ設けられ、それぞれ第１インナー連結部材と第２インナー連結部材であり、前記第１ボタンは、第１インナー連結部材内に配置されている。前記蓋は、第１インナー連結部材に嵌設され、該第１インナー連結部材に固定的に連結されている。前記ブラシロッドは、ロッド体を含み、前記ロッド体の一端にヘッド部が設けられ、他端にブラシヘッドが固定連結されている。前記ブラシロッドのヘッド部は、第１インナー連結部材の内部に挿設され、該第１ボタンを押すことによりブラシロッドのヘッド部を蓋から押し出すことができる。前記インナーボトルの両端にそれぞれ上連結部と下連結部が設けられ、該上連結部は、ブラシロッドのヘッド部に着脱可能に連結され、該下連結部は、カラーに固定的に連結されている。前記アウターボトルの下開口端内に第２インナー連結部が固定され、該第２インナー連結部内に第２ボタンが配置されている。前記アウターボトルは、インナーボトルの外側に嵌設され、カラーは、第２インナー連結部に入り込み、第２ボタンを押すことによりインナーボトルをアウターボトルから押し出すことができる。

好ましくは、前記蓋の上端と下端は、共に開口端であり、その上開口端が径方向に内側に向かって延びて止め輪を形成し、該止め輪は、下方に延びて第１レバーを形成する。

好ましくは、前記ボタンは、止め部と、内側が斜面となっている押圧部とを含む。

好ましくは、前記インナー連結部材は、両端が開口した中空部材であり、該インナー連結部材の内側は、径方向に内側に向かって延びる突起と係止リブを形成し、前記突起が係止リブの上方に位置する。

好ましくは、前記ブラシロッドのヘッド部とロッド体との間に空隙があり、かつヘッド部の内側に雌ねじが設けられ、前記ヘッド部の上端に２つの対称な第１弾性部材が設けられ、前記第１弾性部材のヘッド部に第１爪が設けられ、２つの第１爪の間に隙間を有し、かつ第１爪の外側が斜面である。

好ましくは、前記インナーボトルの上下両端にそれぞれ上連結部と下連結部が設けられ、前記上連結部の外側には、雄ねじが設けられている。

好ましくは、前記カラーは、装着部と第２弾性部材とを含み、前記装着部は、インナーボトルの下連結部に嵌設されて固定連結され、前記装着部の下端に２つの対称な第２弾性部材が設けられ、前記第２弾性部材のヘッド部に第２爪が設けられ、２つの第２爪の間に隙間を有し、かつ第２爪の外側が斜面である。

好ましくは、前記上連結部の開口部の内側に、スナップリングによって上連結部に固定された内栓が設けられている。

好ましくは、前記アウターボトルの上端と下端は、共に開口端であり、その下開口端が径方向に内側に向かって延びて第２止め輪を形成し、該第２止め輪は、上方に延びて第２レバーを形成する。

好ましくは、前記ブラシロッドのロッド体の他端に装着溝が設けられ、前記ブラシヘッドは、該装着溝内に固定的に取り付けられ、前記ブラシヘッドは、プラスチックブラシヘッド、針金ブラシヘッド、綿ブラシヘッドまたはアイライナーブラシヘッドである。

本実用新案の有益な効果は、以下のとおりである。本実用新案は、蓋、ボタン、インナー連結部材、ブラシロッド、インナーボトル、カラーおよびアウターボトルを含む。インナーボトルに化粧材料が内蔵され、インナーボトルは、アウターボトルの内部に配置されている。ブラシロッドは、インナーボトルの内部に配置されている。ブラシロッドの外側に蓋が嵌設されている。ブラシロッドは、インナーボトルに螺着密封されている。ブラシロッドの交換が必要な場合、ブラシロッドの上部の第１ボタンを押すことで、古いブラシロッドを取り外して新しいブラシロッドに交換する。インナーボトルの交換が必要な場合、インナーボトルの下部の第２ボタンを押すことで、古いインナーボトルを取り外して新しいインナーボトルに交換する。本実用新案は、使用者のニーズに応じて、ブラシロッドやインナーボトルを交換したり、ブラシロッドとインナーボトルを同時に交換したりすることができる。そのため、本実用新案は、交換操作が簡単で、より強い実用的な機能を有し、かつ広い応用可能な市場を有する。

本実用新案の構成を示す図である。 本実用新案における蓋の構成を示す図である。 本実用新案におけるボタンの構成を示す図である。 本実用新案におけるインナー連結部材の構成を示す図である。 本実用新案におけるブラシロッドの構成を示す図である。 本実用新案におけるブラシロッドの断面図である。 本実用新案におけるインナーボトルの構成を示す図である。 本実用新案におけるインナーボトルの断面図である。 本実用新案における内栓の構成を示す図である。 本実用新案におけるアウターボトルの構成を示す図である。 本実用新案におけるカラーの構成を示す図である。 本実用新案におけるプラスチックブラシヘッドの構成を示す図である。 本実用新案における針金ブラシヘッドの構成を示す図である。 本実用新案における綿ブラシヘッドの構成を示す図である。 本実用新案におけるアイライナーブラシヘッドの構成を示す図である。 本実用新案における第１押圧組立体の組み立てを示す図である。 本実用新案におけるブラシロッド組立体の組立を示す図である。 本実用新案におけるインナーボトル組立体の組み立てを示す図である。 本実用新案におけるボトル組立体の組み立てを示す図である。

以下、本実用新案の実施例に関連して、本実用新案の実施例における技術方案を明確かつ完全に説明するが、説明した実施例は、本実用新案の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本実用新案における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を行うことなく得られる他のすべての実施例は、本実用新案の保護の範囲に属する。

なお、本願の明細書および請求の範囲、ならびに上記図面中の「第１」、「第２」等の用語は、類似のものを区別するためのものであり、必ずしも特定の順序や先後の順序を記載するためのものではない。このように使用される数値は、ここに説明した本願の実施形態が、例えば、ここに図示または記載されたもの以外の順序で実施されるように、適切な場合には交換可能であることを理解されたい。さらに、「含む」、「有する」、ならびにそれらの任意の変形は、排他的でない包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は、必ずしも明確に列挙されたステップまたはユニットに限定されるものではなく、むしろ、明確に記載されていない、またはこれらのプロセス、方法、製品、または装置に固有の他のステップまたはユニットを含むことができる。

説明を容易にするために、ここでは、図示される１つのデバイスまたは特徴と他のデバイスまたは特徴との空間的位置関係を説明するために、「…の上に」、「…の上方に」、「…の上面に」、「上面の」などの空間相対用語を使用する。空間相対用語は、デバイスが図に記載されている方向以外の使用中または動作中の異なる方向を含むことを意図していることを理解されたい。例えば、図面のデバイスが逆になっている場合、「他のデバイスまたは構造体の上方にある」または「他のデバイスまたは構造体の上にある」と記載されたデバイスは、「他のデバイスまたは構造体の下方にある」または「他のデバイスまたは構造体の下にある」と記載される。したがって、例示的な用語「…の上方」は、「…の上方」および「…の下方」の両方の方向を含むことができる。該デバイスは、他の異なる方法（９０度回転または他の向き）で配置されてもよく、ここで使用される空間相対説明に対応して解釈される。

実施例：図１～図１５に示すように、内部部品交換可能な化粧ボトルは、同軸に設けられた蓋１０、ボタン２０、インナー連結部材３０、ブラシロッド４０、インナーボトル５０、カラー７０およびアウターボトル６０を含む。前記ボタン２０は、２つ設けられ、それぞれ第１ボタンと第２ボタンである。前記インナー連結部材３０は、２つ設けられ、それぞれ第１インナー連結部材と第２インナー連結部材である。前記第１ボタンは、第１インナー連結部材内に配置されている。前記蓋１０は、第１インナー連結部材に嵌設され、該第１インナー連結部材に固定的に連結されている。前記ブラシロッド４０は、ロッド体４４を含み、前記ロッド体４４の一端にヘッド部４１が設けられ、他端にブラシヘッド８０が固定連結されている。前記ブラシロッド４０のヘッド部は、第１インナー連結部材の内部に挿設され、該第１ボタンを押すことによりブラシロッドのヘッド部４１を蓋１０から押し出すことができる。前記インナーボトル５０の両端にそれぞれ上連結部５１と下連結部５３が設けられ、該上連結部５１は、ブラシロッドのヘッド部４１に着脱可能に連結され、該下連結部５３は、カラー７０に固定的に連結されている。前記アウターボトル６０の下開口端内に第２インナー連結部が固定され、該第２インナー連結部内に第２ボタンが配置されている。前記アウターボトル６０は、インナーボトル５０の外側に嵌設され、カラー７０は、第２インナー連結部に入り込み、第２ボタンを押すことによりインナーボトルをアウターボトル６０から押し出すことができる。

本実用新案は、外形が限定されず、方形、円形または各種異型であり、各種の液体化粧品に適用できる。外見から見ると、本化粧ボトルは、上部が蓋１０であり、下部がアウターボトル６０である。前記蓋１０の内部に第１インナー連結部材が固定的に連結されている。第１インナー連結部材と蓋との間は、接着剤によって固定的に連結されている。第１ボタンは、第１インナー連結部材の上開口端に配置され、かつ蓋１０内に制限される。ブラシロッド４０は、第１ボタンの下方に位置する。第１ボタンとブラシロッドは、互いに接触する。第１ボタンは、第１インナー連結部材内を上下移動可能である。第１ボタンが押されると、ブラシロッド４０全体が下方へ移動して蓋１０から突出し、ブラシロッドの突出部を握り、ブラシロッド４０を蓋から引き出す。前記インナーボトル５０は、内部に化粧料を収納するためのものであり、インナーボトルの下端の下連結部５３の外側にカラー７０が嵌設されている。カラーと下連結部との間は、接着剤によって固定的に連結されている。前記アウターボトル６０の下開口端に第２インナー連結部材が配置されている。第２インナー連結部材は、ヘッド部を下にしてアウターボトルの下端に配置されている。第２インナー連結部材とアウターボトルとの間は、接着剤によって固定的に連結されている。第２インナー連結部材の開口端に第２ボタンが設けられ、第２ボタンがアウターボトル内に止められる。インナーボトル５０は、アウターボトル６０内に入れられ、そして、カラー７０は、第２インナー連結部材の内部に挿入されて第２ボタンに接触する。第２ボタンが押されると、第２ボタンがインナーボトル５０を押し上げてアウターボトル６０から突出し、インナーボトルの突出部を握ってインナーボトルをアウターボトルから取り出す。そのため、本実用新案では、材料と接触する内部部品であるブラシロッドとインナーボトルは、いずれも交換可能である。新旧インナーボトル中の化粧材料が同じであれば、インナーボトルだけを交換し、他の部品を繰り返し使用できる。ブラシロッドが壊れたのであればブラシロッドだけを交換できる。使用する化粧料が異なればブラシロッドとインナーボトルをすべて交換できる。したがって、本実用新案は、多種の使用ニーズを満たすことができ、実用性がより強く、応用範囲がより広い。

図２および図３に示すように、前記蓋１０の上端と下端は、共に開口端であり、その上開口端が径方向に内側に向かって延びて止め輪を形成し、該止め輪は、下方に延びて第１レバー１１を形成する。該第１レバー１１は、蓋と平行であり、かつ両者の間には、第１インナー連結部材の上端が挿入される一定の隙間を有する。前記ボタン２０は、止め部２１と、内側が斜面となっている押圧部２２とを含む。通常状態では、第１ボタンの止め部２１は、蓋の第１レバー１１の内側に当接して第１ボタンを蓋内に拘束する。蓋の上端が開口端となるので、蓋の上端から第１ボタンを直接押圧することができる。

図４～図６に示すように、前記インナー連結部材３０は、両端が開口した中空部材であり、該インナー連結部材３０の内側は、径方向に内側に向かって延びて突起３１と係止リブ３２を形成し、前記突起３１が係止リブ３２の上方に位置する。前記ブラシロッドのヘッド部４１とロッド体４４との間に空隙があり、かつヘッド部の内側に雌ねじ４２が設けられている。前記ヘッド部４１の上端に２つの対称な第１弾性部材４３が設けられ、前記第１弾性部材４３のヘッド部に第１爪４６が設けられ、２つの第１爪４６の間に隙間を有し、かつ第１爪４６の外側が斜面である。第１インナー連結部材の突起は、ブラシロッドの第１弾性部材の第１爪を規制するものである。通常状態では、第１弾性部材の第１爪４６は、突起に止められ、かつ第１爪が第１ボタン内に配置され、その斜面が第１ボタンの押圧部の斜面に突き当てられる。第１ボタンが押圧されると、第１ボタンの斜面が第１爪の斜面に圧力を与え、２つの第１爪を内側に寄せることで、第１爪が突起から摺動し、ブラシロッド４０が下方に移動され、係止リブ３２まで移動すると、第１爪が係止リブに止められ、その際にブラシロッドのヘッド部が蓋の下開口端から突出し、直接ブラシロッドを引き抜くので、ここでの係止リブが緩衝の役割を果たし、ボタンの作用でブラシロッドが蓋から直接飛び出すのを防ぐ。古いブラシロッドを取り出した後、新しいブラシロッドを組み込めばブラシロッドの交換が完了する。第１ボタンがブラシロッドを押圧する具体的な原理として、第１弾性部材４３の第１爪と第１インナー連結部材の内壁との間に隙間があり、第１ボタンがこの隙間に挿入され、かつ、第１ボタン上の斜面が第１爪４６上の斜面に密着しているので、第１ボタンを押し下げると２つの斜面が圧接することにより、第１爪に水平方向の分力が付与され、２つの第１爪を内側に圧縮して第１インナー連結部材の突起３１を摺動する。

図７および図８に示すように、前記インナーボトル５０の上下両端にそれぞれ上連結部５１と下連結部５３が設けられ、前記上連結部５１の外側には、雄ねじ５２が設けられている。組立時、この化粧料を充填するためのインナーボトルの上連結部は、ブラシロッドのヘッド部とロッド体との間の空隙に挿入され、雄ねじによってブラシロッド上の雌ねじに螺着される。前記上連結部５１の開口部の内側に、スナップリングによって上連結部に固定された内栓５４が設けられている。該内栓の外側には１周のスナップリングが設けられ、対応してインナーボトルの内側には１周の凹溝が設けられている。該内栓がインナーボトルに嵌められると、スナップリングが凹溝内に係入してインナーボトルと内栓とを密封して貼り合わせる。

図１１に示すように、前記カラー７０は、装着部７１と第２弾性部材７２とを含み、前記装着部７１は、インナーボトルの下連結部５３に嵌設されて固定連結されている。前記装着部７１の下端に２つの対称な第２弾性部材７２が設けられ、前記第２弾性部材７２のヘッド部に第２爪７３が設けられ、２つの第２爪７３の間に隙間を有し、かつ第２爪７３の外側が斜面である。具体的には、該装着部は、下連結部に接着剤を介して固着されている。第２インナー連結部材の突起３１は、カラーの第２弾性部材の第２爪７３を規制するものである。正常状態では、第２爪が突起に止められ、かつ第２爪が第２ボタン内に位置し、その斜面が第２ボタンの押圧部の斜面に突き当てられる。第２ボタンを押圧すると、第２ボタンの斜面が第２爪の斜面に圧力を与え、２つの第２爪を内側に寄せる。これにより、第２爪が突起から摺動してインナーボトル５０が上方へ移動し、係止リブ３２まで移動すると、第２爪が係止リブに止められる。このとき、インナーボトルの上連結部がアウターボトルの上開口端から突出して、そのままインナーボトルを引き出す。そのため、ここの係止リブは、第２ボタンの作用でインナーボトルがアウターボトルから直接飛び出すのを防ぐための緩衝の役割を果たす。古いインナーボトルを取り出した後、新しいインナーボトルを組み込めばインナーボトルの交換が完了する。第２ボタンがカラーを押圧する具体的な原理として、第２爪７３と第２インナー連結部材の内壁との間に隙間があり、第２ボタンがこの隙間に挿入され、第２ボタン上の斜面が第２爪７３の斜面に密着しているので、第２ボタンを押し上げると２つの斜面が圧接することにより、第２爪に水平方向の分力が与えられ、２つの第２爪を内側に圧縮して第２インナー連結部材の突起３１を摺動する。

図１０に示すように、前記アウターボトル６０の上端と下端は、共に開口端であり、その下開口端が径方向に内側に向かって延びて第２止め輪を形成し、該第２止め輪は、上方に延びて第２レバー６１を形成する。該第２レバー６１は、アウターボトルと平行であり、かつ両者の間に一定の隙間を有し、この隙間に第２インナー連結部材の上端が挿入される。正常状態では、第２ボタンにおける止め部２１は、アウターボトルにおける第２レバー６１の内側に当接して、第２ボタンをアウターボトル内に拘束するものである。アウターボトルの下端が開口端となっているので、アウターボトルの下端から第２ボタンを直接押圧することができる。

図５、１２～１５に示すように、前記ブラシロッドのロッド体４４の他端に装着溝４５が設けられ、前記ブラシヘッド８０は、該装着溝４５内に固定的に取り付けられ、前記ブラシヘッドは、プラスチックブラシヘッド８１、針金ブラシヘッド８２、綿ブラシヘッド８３またはアイライナーブラシヘッド８４である。したがって、本実用新案は、エッセンス、リキッドアイライナーなどの水性液体化粧品またはエッセンシャルオイル、リップオイルなどの油性液体化粧品に応用でき、広く応用されている。

本実用新案の操作手順は、図１６～１９に示すように、以下のステップを含む（図中の矢印は、組立または動作方向を示す）。
Ｓ１：第１インナー連結部材の上開口端から第１ボタンを装着し、次いで蓋１０の内部に接着剤を塗布し、さらに蓋の下開口端から第１インナー連結部材を装着し、蓋と第１インナー連結部材とを接着剤を介して固定的に連結させ、第１ボタンの上端と蓋の上端とを面一にして、第１押圧組立体を得る。
Ｓ２：ブラシヘッド８０をブラシロッドの装着溝４５内に固定し、ブラシロッドを第１押圧組立体内に挿入して、ブラシロッドの第１弾性部材４３の第１爪４６が第１インナー連結部材の突起３１を乗り越えるようにし、その斜面が第１ボタンの斜面に突き当てられ、同時に第１爪が突起に突き当てられ、ブラシロッド組立体を得る。
Ｓ３：カラーの装着部７１の内側に接着剤を塗布し、この装着部内にインナーボトルの下連結部５３を挿入してカラーとインナーボトルとを接着剤で固定的に連結させた後、インナーボトルの上連結部の開口端に内栓５４を装着し、インナーボトル組立体を得る。
Ｓ４：第２インナー連結部材の上開口端から第２ボタンを装着し、アウターボトル６０の下開口端寄りの内側に接着剤を塗布し、さらに第２インナー連結部材を、ヘッダ部を下にしてアウターボトル内に装着し、第２インナー連結部材とアウターボトルとを接着剤によって固定的に連結させ、第２ボタンの上端とアウターボトルの下端とを面一にして、第２押圧組立体を得る。
Ｓ５：アウターボトルの上開口端からインナーボトル組立体を装着し、カラーの第２弾性部材７２の第２爪が第２インナー連結部材の突起３１を乗り越えるようにし、かつ斜面を第２ボタンの斜面に突き当てられ、同時に第２爪が突起によって固定され、ボトル組立体全体を得る。
Ｓ６：最後にブラシロッド４０をインナーボトル５０内に装着し、インナーボトル上の雄ねじ５２をブラシロッド上の雌ねじ４２に螺着固定させ、使用に備える。
Ｓ７：使用時には、第１押圧組立体とブラシロッド組立体を回転させ、ブラシロッド上のブラシヘッド８０で化粧を行う。
Ｓ８：インナーボトルの化粧料が尽きたら、第１押圧組立体とブラシロッド組立体を回転させ、第１ボタンを押圧してブラシロッドを蓋１０から突出させ、さらにブラシロッドを強く引き抜き、新しいブラシロッドを組み込めばよい。組立時にブラシロッドの作用で第１ボタンを元の位置に戻すことができる。第２ボタンを押すことでインナーボトル組立体がアウターボトルから伸び、さらにアウターボトルを強く引き抜き、新しいインナーボトル組立体を組み込めばよい。組立時に、インナーボトル組立体の作用下で第２ボタンを元の位置に戻すことができる。

当業者であれば、本実用新案の概念から逸脱することなく、本実用新案の保護範囲に属するいくつかの変形および改良を行うことができることに留意されたい。したがって、本実用新案の保護範囲は、添付の請求の範囲に準ずるものとする。

１０－蓋、１１－第１レバー、２０－ボタン、２１－止め部、２２－押圧部、３０－インナー連結部材、３１－突起、３２－係止リブ、４０－ブラシロッド、４１－ヘッド部、４２－雌ねじ、４３－第１弾性部材、４４－ロッド体、４５－装着溝、４６－第１爪、５０－インナーボトル、５１－上連結部、５２－雄ねじ、５３－下連結部、５４－内栓、６０－アウターボトル、６１－第２レバー、７０－カラー、７１－装着部、７２－第２弾性部材、７３－第２爪、８０－ブラシヘッド、８１－プラスチックブラシヘッド、８２－針金ブラシヘッド、８３－綿ブラシヘッド、８４－アイライナーブラシヘッド。

Claims (10)

1. 内部部品交換可能な化粧ボトルであって、同軸に設けられた蓋（１０）、ボタン（２０）、インナー連結部材（３０）、ブラシロッド（４０）、インナーボトル（５０）、カラー（７０）およびアウターボトル（６０）を含み、
   前記ボタン（２０）は、２つ設けられ、それぞれ第１ボタンと第２ボタンであり、
   前記インナー連結部材（３０）は、２つ設けられ、それぞれ第１インナー連結部材と第２インナー連結部材であり、
   前記第１ボタンは、第１インナー連結部材内に配置され、
   前記蓋（１０）は、第１インナー連結部材に嵌設され、該第１インナー連結部材に固定的に連結され、
   前記ブラシロッド（４０）は、ロッド体（４４）を含み、前記ロッド体（４４）の一端にヘッド部（４１）が設けられ、他端にブラシヘッド（８０）が固定連結され、
   前記ブラシロッド（４０）のヘッド部は、第１インナー連結部材の内部に挿設され、該第１ボタンを押すことによりブラシロッドのヘッド部（４１）を蓋（１０）から押し出すことができ、
   前記インナーボトル（５０）の両端にそれぞれ上連結部（５１）と下連結部（５３）が設けられ、該上連結部（５１）は、ブラシロッドのヘッド部（４１）に着脱可能に連結され、該下連結部（５３）は、カラー（７０）に固定的に連結され、
   前記アウターボトル（６０）の下開口端内に第２インナー連結部が固定され、該第２インナー連結部内に第２ボタンが配置され、
   前記アウターボトル（６０）は、インナーボトル（５０）の外側に嵌設され、カラー（７０）は、第２インナー連結部に入り込み、第２ボタンを押すことによりインナーボトルをアウターボトル（６０）から押し出すことができることを特徴とする、内部部品交換可能な化粧ボトル。
2. 前記蓋（１０）の上端と下端は、共に開口端であり、その上開口端が径方向に内側に向かって延びて止め輪を形成し、
   該止め輪は、下方に延びて第１レバー（１１）を形成することを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
3. 前記ボタン（２０）は、止め部（２１）と、内側が斜面となっている押圧部（２２）とを含むことを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
4. 前記インナー連結部材（３０）は、両端が開口した中空部材であり、
   該インナー連結部材（３０）の内側は、径方向に内側に向かって延びる突起（３１）と係止リブ（３２）を形成し、前記突起（３１）が係止リブ（３２）の上方に位置することを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
5. 前記ブラシロッドのヘッド部（４１）とロッド体（４４）との間に空隙があり、かつヘッド部の内側に雌ねじ（４２）が設けられ、
   前記ヘッド部（４１）の上端に２つの対称な第１弾性部材（４３）が設けられ、前記第１弾性部材（４３）のヘッド部に第１爪（４６）が設けられ、２つの第１爪（４６）の間に隙間を有し、かつ第１爪（４６）の外側が斜面であることを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
6. 前記インナーボトル（５０）の上下両端にそれぞれ上連結部（５１）と下連結部（５３）が設けられ、
   前記上連結部（５１）の外側には、雄ねじ（５２）が設けられていることを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
7. 前記カラー（７０）は、装着部（７１）と第２弾性部材（７２）とを含み、
   前記装着部（７１）は、インナーボトルの下連結部（５３）に嵌設されて固定連結され、
   前記装着部（７１）の下端に２つの対称な第２弾性部材（７２）が設けられ、前記第２弾性部材（７２）のヘッド部に第２爪（７３）が設けられ、２つの第２爪（７３）の間に隙間を有し、かつ第２爪（７３）の外側が斜面であることを特徴とする、請求項６に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
8. 前記上連結部（５１）の開口部の内側に、スナップリングによって上連結部に固定された内栓（５４）が設けられていることを特徴とする、請求項６に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
9. 前記アウターボトル（６０）の上端と下端は、共に開口端であり、その下開口端が径方向に内側に向かって延びて第２止め輪を形成し、
   該第２止め輪は、上方に延びて第２レバー（６１）を形成することを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。
10. 前記ブラシロッドのロッド体（４４）の他端に装着溝（４５）が設けられ、
    前記ブラシヘッド（８０）は、該装着溝（４５）内に固定的に取り付けられ、
    前記ブラシヘッドは、プラスチックブラシヘッド（８１）、針金ブラシヘッド（８２）、綿ブラシヘッド（８３）またはアイライナーブラシヘッド（８４）であることを特徴とする、請求項１に記載の内部部品交換可能な化粧ボトル。

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