JP5263938B2 - ノック式の内容物吐出機構およびこの内容物吐出機構を備えたノック式ディスペンサー - Google Patents
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(1)ノック操作部復帰作動用のテーパ状面(例えば後述の第一の上広がりテーパ面5a,5a’,第二の上広がりテーパ面5c,5c’,第一の下広がりテーパ面11a,11a’,第二の下広がりテーパ面11c,11c’,上広がりテーパ面25b)およびこれに続く内容物吐出作動用の段部(例えば後述の第一の直交段部5b,5b’,11b,11b’,第二の直交段部5d,5d’,11d,11d’,急斜面状段部25b)からなる凸状部分が外周面軸方向に複数形成されたロッド状部材(例えば後述のシャフト5,25,棒状繰出し部材11)と、当該段部に対する係合部を備えた筒状部材(例えば後述の筒状繰出し部材6,26,中間伝達部材12)との協働作用により、
ノック操作時には、当該ロッド状部材および当該筒状部材が当該係合部と第1の当該段部(例えば後述の第一の直交段部5b,11b,第1の急斜面状段部25b)との係合状態で吐出孔(例えば後述の孔部2a,23b)の側の前方向へ移動するとともに、当該吐出孔にいたる内容物貯留空間(例えば後述の貯留空間A)の画定用として容器内部に設けられたシール部材(例えば後述のシール部材3,13,24)を同じく前方向に連動させ、
ノック操作解除時には、ノック操作部が弾性体(例えば後述のコイルスプリング8)の作用でノック操作前の原位置(例えば図2(b),図3(b)の位置)に復帰し、かつ、当該復帰の際に当該シール部材が容器内周面との摩擦力でノック操作解除前の元の位置に残されたまま、当該筒状部材または当該ロッド状部材が、当該筒状部材と当該テーパ状面との間の案内作用に基づいて移動することにより、当該係合部が第2の当該段部(例えば後述の第一の直交段部5b’,11b’,第二の直交段部5d,11d,第2の急斜面状段部25b)との対応位置までシフトするノック式の内容物吐出機構において、
前記ノック操作部は、
容器に対して回動可能な形で設けられ、かつ、当該ノック操作部の前方向へのストロークをその回動位置に応じて異なる長さに設定するための第1の移動量規定部(例えば後述の外側筒状部4b,切欠部4c)が形成された操作部材であり、
前記操作部材の第1の移動量規定部に対応する第2の移動量規定部(例えば後述の上段部分9b,14b,21b)が形成された操作部材受け部(例えば後述のカラーリング9,14,後軸筒21)を備え、
前記ロッド状部材は、
前記凸状部分のそれぞれが前記外周面軸方向の列ごとに飛び飛びの形で配され、かつ、任意の当該列の前記段部(例えば後述の第一の直交段部5b,5b’,11b,11b’,第二の直交段部5d,11d)の周方向隣部分に前記テーパ状面(例えば後述の第二の上広がりテーパ面5c,5c’,第二の下広がりテーパ面11c,11c’,第一の上広がりテーパ面5a’,第一の下広がりテーパ面11a’)が形成された、
ものにする。
図1は、外周面軸方向に凸状部(=軸方向の上広がりテーパ面+これに続く直交段部)が飛び飛びに形成されたシャフトを内容物貯留空間画定用のシール部材と一体化させたノック式ディスペンサー(タイプ1)の多量モードの初期状態を示し、
図2は、図1のノック式ディスペンサーの、(a)ノック操作時および(b)ノック操作解除時を示し、
図3は、図1のノック式ディスペンサーを操作ボタンの回動操作で少量モードに設定した場合を示し、
図4は、図1のシャフトを拡大した状態を示し、
図5は、外周面軸方向に凸状部(=軸方向の下広がりテーパ面+これに続く直交段部)が飛び飛びに形成されたシャフトをノック式の操作ボタンと一体化させたノック式ディスペンサー(タイプ2)の多量モードの初期状態を示し、
図6は、内容物貯留空間側の軸筒部分をカートリッジ化したノック式ディスペンサーを示している。
1は内部空間域に後述の各種内容物を収納し、また内容物吐出機構の各構成要素が収容される軸筒(シリンダ),
1aは当該軸筒の下側開口部に形成されて内周面部分が後述のヘッド2と嵌合し、また外周面部分が後述のキャップ10と嵌合する前端側筒状部,
2は軸筒1の前端側筒状部1aの内周面と嵌合する筒状のヘッド,
2aは当該ヘッドの前端部分に形成された内容物吐出用の孔部,
3は軸筒1の中にその内周面と密接する態様により配設されて、当該軸筒およびヘッド2との間に内容物貯留空間を設定するシール部材,
3aは当該シール部材の中央上端側に形成されて後述のシャフト5の前端側部分と嵌合する凹状部,
3bは軸筒1の内周面と密接する上側の逆スカート部,
3cは軸筒1の内周面と密接する下側のスカート部,
4はノック操作および回動操作が可能な操作ボタン,
4aは当該操作ボタンの天井面中央部に形成されて後述の連結部材7(図1,図2,図3,図6参照)および後述の棒状繰出し部材11(図5参照)の各上端部分と嵌合する筒状の垂下部,
4bは後述のカラーリング9の上段部分9bとの係合状態(組合せ)の違いにより当該操作ボタンのノック操作時の移動ストロークを切り換える機能を備えた外側筒状部,
4cは当該外側筒状部の下端側の一部分に、端面位置が図示上方に後退する態様で形成された切欠部,
5はシール部材3の鞘状部内周面と嵌合して、外周面には、操作ボタン4側への上広がりテーパ面とこれに続く(軸方向との)直交段部とからなる複数の凸状部が飛び飛びの態様で軸方向に形成されたシャフト,
5a,5a’などは当該凸状部の構成要素であって、シャフト外周面の相対する一対の第一の軸方向部分(シャフト外周面をその周方向に略四等分した場合の一つおきの各エリア部分)のそれぞれに形成された第一の上広がりテーパ面,
5b,5b’などは当該凸状部の構成要素であって、当該第一の上広がりテーパ面の上端から続く第一の直交段部,
5c,5c’などは当該凸状部の構成要素であって、シャフト外周面の残り一対の第二の軸方向部分に、当該第一の直交段部から周方向の隣となる位置態様で形成された第二の上広がりテーパ面,
5d,5d’などは当該凸状部の構成要素であって、当該第二の上広がりテーパ面の上端から続く第二の直交段部,
6は操作ボタン4のノック操作にともなってシャフト5およびこれと一体のシール部材3をヘッド2の側(図示下方向)に駆動する筒状繰出し部材,
6aはノック操作時に前端部分がシャフト5の直交段部5b,5b’,5d,5d’などに係止した状態で当該シャフトを前進させ、また、ノック操作解除時に内周面部分が当該シャフトの上広がりテーパ面5a,5a’,5c,5c’などに案内されながら図2(b),図3(b)の原位置に復帰する筒状テーパ部,
7は操作ボタン4の鞘状部内周面および筒状繰出し部材6の図示上側の開口部内周面とそれぞれ嵌合して両者を一体化する連結部材,
7aは当該連結部材の下側部分に形成された環鍔状部,
8は操作ボタン4を図示上方向に付勢するためのコイルスプリング,
9は軸筒1の図示上側の開口部内周面と嵌合して底面部分でコイルスプリング8を受け、連結部材7の上限位置(原位置)を画定し、また操作ボタン4の回動操作およびノック操作の際の案内部として作用するとともにノック操作時の操作ボタン移動ストロークを規定するカラーリング,
9aは当該カラーリングの内周面に形成された環状の下段部分,
9bは当該下段部分の一部から上方に延びる態様でカラーリング内周面に形成された上段部分,
10は軸筒1の図示下側の前端側筒状部1aの外周面と係合して着脱自在なキャップ,
10aは当該キャップの内面中央部分に形成されてヘッド2の孔部2aを閉じるための突状部,
Aは軸筒1,ヘッド2およびシール部材3で画定され、ノック操作にともなう当該シール部材の図示下方向への移動に応じて容積が減少する内容物収納用の貯留空間,
Sは前端側筒状部1a以外の軸筒部分での軸方向と直交する方向の軸筒内側断面積,
L1は多量モードにおける操作ボタン4の移動ストローク,
L2(=L1/2)は少量モードにおける操作ボタン4の移動ストローク,
をそれぞれ示している。
(11)第一の直交段部5b,5b’などの隣列(第二の軸方向部分)の直横には第二の上広がりテーパ面5c,5c’などが形成され、
(12)第二の直交段部5d,5d’などの隣列(第一の軸方向部分)の直横には第一の上広がりテーパ面5a,5a’が形成され、
(13)第一,第二の各直交段部からその直上の上広がりテーパ面の開始域までの間は同一径の周面部分となっている。
(21)貯留空間Aには例えば乳液やゼリー状の内容物が一杯に収納され、
(22)シール部材3およびシャフト5の一体物がその上限位置、すなわち環鍔状部7a(連結部材7)の上面部がカラーリング9の底下面に当接し、かつ、連結部材7の下面部にシャフト5の上端面が当接した状態の上限位置にあり、
(23)筒状テーパ部6aの下端部がシャフト4の最も下の第一の直交段部5bと係合し、
(24)操作ボタン4の切欠部4cがカラーリング9の上段部分9bの周方向全体にわたってその上方に位置する、すなわち操作ボタン4を押下げたときにはその切欠部4cの中にカラーリング9の上段部分9bの周方向全体が入り込める、
ようになっている。
(31)操作ボタン4と一体の連結部材7および筒状繰出し部材6が下方に移動し、
(32)筒状繰出し部材6の移動にともなう筒状テーパ部6aの下端部分(第一の直交段部5bとの係合部分)の押下げ作用により、シャフト5およびこれと一体のシール部材3が下方に駆動され、
(33)シール部材3の下方への移動にともなって貯留空間Aの内容物がヘッド2の孔部2aから吐出される。
その筒状テーパ部6aは、軸筒1にいわば固定状態のシャフト5に対し、
(41)先ず、当該筒状テーパ部の先端側内周面が、復帰前の係合相手である第一の直交段部5bの隣列(第二の軸方向部分)の第二の上広がりテーパ面5cに案内されながら、自らの弾性力に抗していくらか広がる態様で変形し、
(42)次に、自らの弾性復帰作用により当該筒状テーパ部の先端側内周面が、第二の上広がりテーパ面5cに続く第二の段部5dに入り込むとともに、隣列(第一の軸方向部分)の第一の上広がりテーパ面5a’に当接し、
(43)次に、上記(41)と同じように当該筒状テーパ部の先端側内周面が、第一の上広がりテーパ面5a’に案内されながら、自らの弾性力に抗していくらか広がる態様で変形し、
(44)次に、上記(42)と同じように自らの弾性復帰作用により、第一の上広がりテーパ面5a’に続く第一の段部5b’に当該筒状テーパ部の先端部が当接し、また、当該第一の段部の隣列(第二の軸方向部分)の第二の上広がりテーパ面5c’に当該筒状テーパ部の先端側内周面が当接する、
ことになる(図4参照)。
11は操作ボタン4の垂下部4aと嵌合して、外周面の軸方向に、下広がりテーパ部とこれに続く段部とからなる凸状部が飛び飛びの態様で形成された棒状繰出し部材,
11a,11a’などは当該凸状部の構成要素であって、棒状繰出し部材外周面の相対する第一の軸方向部分(棒状繰出し部材外周面をその周方向に略四等分した場合の一つおきの各エリア部分)のそれぞれに形成された第一の下広がりテーパ面,
11b,11b’などは当該凸状部の構成要素であって、当該第一の下広がりテーパ面の下端から続く第一の直交段部,
11c,11c’などは当該凸状部の構成要素であって、棒状繰出し部材外周面の相対する残り一対の第二の軸方向部分に、当該第一の直交段部から周方向の隣となる位置態様で形成された第二の下広がりテーパ面,
11d,11d’などは当該凸状部の構成要素であって、当該第二の下広がりテーパ面の下端から続く第二の直交段部,
12は操作ボタン4のノック操作時に棒状繰出し部材11(段部11b,11dなど)の押下げ作用によって下方に駆動される筒状の中間伝達部材,
12aは当該ノック操作時に後端部が棒状繰出し部材11の段部11b,11dなどと係合する筒状逆テーパ部,
13は軸筒1の中にその内周面と密接する態様で配設されて、当該軸筒およびヘッド2との間に内容物貯留空間を設定するシール部材,
13aは中間伝達部材12の下端側内周面と嵌合してその下端部分を受ける環溝状部,
13bは当該シール部材の中央に形成されて、貯留空間Aの内容物がまだ十分残っている使用初期段階の棒状繰出し部材11の下端側部分を収容する鞘状部,
13cは軸筒1の内周面と密接する上側の逆スカート部,
13dは軸筒1の内周面と密接する下側のスカート部,
14は軸筒1の図示上側の開口部内周面と嵌合して底面部分でコイルスプリング8を受け、棒状繰出し部材11の上限位置(原位置)を画定し、また操作ボタン4の回動操作およびノック操作の際の案内部として作用するとともにノック操作時の操作ボタン移動ストロークを規定するカラーリング,
14aは当該カラーリングの内周面に形成された環状の下段部分,
14bは当該下段部分の一部から上方に延びる態様でカラーリング内周面に形成された上段部分,
14cは中間伝達部材12の上限位置(ノック式ディスペンサーの販売段階などにおける位置)を規定する環状垂下部,
をそれぞれ示している。なお、第一の直交段部および第二の直交段部それぞれの直下部分は同一径の外周面からなっている。
(51)中間伝達部材12およびシール部材13の一体物は、ノック操作後のLだけ移動した位置に、逆スカート部13cおよびスカート部13dの軸筒内周面に対する摺動抵抗(摩擦作用)によりとどまり、
(52)中間伝達部材12は、その筒状逆テーパ部12aが復帰中の棒状繰出し部材11の第一の下広がりテーパ部11aと当接して自らの弾性に抗する形で外方に広がり、
(53)筒状逆テーパ部12aの上端部分は、先のノック操作時の係合相手であった段部11bと同列でLだけ離れた位置で直下の段部11b’に対向または当接する。
(61)操作ボタン4および棒状繰出し部材11の一体物が下方に距離L2だけ移動し、
(62)この移動にともなって中間伝達部材12の筒状逆テーパ部12aが棒状繰出し部材11の第一の段部11bで下方に駆動され、
(63)この駆動にともなってシール部材13も下方に距離L2だけ移動し、
(64)この移動分に相当する「L2×S」の量の内容物が貯留空間Aから孔部2aを介して吐出される。
21は軸筒1の上側部分とカラーリング9を一体成形した態様の後軸筒,
21aは当該後軸筒の上端側内周面に形成された環状の下段部分(=下段部分9a)
21bは当該下段部分の一部から上方に延びる態様でカラーリング内周面に形成された上段部分(=上段部分9b),
22は軸筒1の下側部分に相当して後軸筒21と着脱可能な形(アンダーカット,ネジ)で嵌合する前軸筒,
22aは当該前軸筒の下側開口部に小径態様により形成されて内周面部分で後述のカートリッジ本体23と係合し、また外周面部分でキャップ10と係合する下端側筒状部,
22bは当該下端側筒状部の始まり部分に形成された内側段部,
22cは当該下端側筒状部の始まり部分に形成されてキャップ10の開口側環状端部を保持する外側段部,
23は後軸筒21の下端部分と前軸筒22の内側段部22bとの間に上側大径部分が保持される筒状のカートリッジ本体,
23aは前軸筒22の内側段部22bに保持される外周面段部,
23bは当該カートリッジ本体の下端部分に形成された内容物吐出用の孔部,
24はカートリッジ本体23の中にその内周面と密接する態様により配設されて、当該カートリッジ本体との間で内容物貯留空間を設定するシール部材(≒シール部材3),
24aはテーパ面状の入口部分からなるシャフト嵌合用の開口部,
24bはカートリッジ本体23の内周面と密接する上側の逆スカート部,
24cはカートリッジ本体23の内周面と密接する下側のスカート部,
25はシール部材24の開口部24aの内周面と着脱可能な形で嵌合して、自外周面の軸方向に、操作ボタン4側への下広がりの急斜面状段部とこれに続く上広がりテーパ面とが順次形成されたシャフト,
25aは当該シャフトの外周面軸方向に形成された下広がりで環状の急斜面状段部,
25bは当該急斜面状段部に続く態様で外周面軸方向に形成された環状の上広がりテーパ面、
25cは当該シャフトの上端部分に形成されて、カートリッジ交換時に当該シャフトが抜けてしまうのを防止するための環状鍔部,
26は連結部材7と嵌合し、ノック操作にともなってシャフト25およびこれと一体のシール部材24をヘッド2の側に駆動する筒状繰出し部材(≒筒状繰出し部材6),
26aはその下端部分がシャフト25の急斜面状段部25aに対応する斜面として形成され、ノック操作時には当該斜面が当該急斜面状段部を押圧して下方に駆動し、ノック操作解除後はコイルスプリング8の弾性復帰作用によりシャフト25の上広がりテーパ面25bに案内されながら上方向に後退する筒状テーパ部(≒筒状テーパ部6a),
をそれぞれ示している。
(71)軸筒1にヘッド2を取り付け、
(72)その内部空間域に、当該軸筒の後端側開口部から、図1〜図4の場合のシール部材3,シャフト5,筒状繰出し部材6,連結部材7からなるユニットや、図5の場合のシール部材13,中間伝達部材12,棒状繰出し部材11からなるユニットを、当該シール部材がヘッド2の内部に入り込む形で装填し、
(72)この装填後にカラーリング4,14を軸筒1に取り付け、
(73)この取付け状態でヘッド2の孔部2aから内容物を充填する、
などの手順をとることができる。
(81)図1〜図5の上広がりテーパ面,下広がりテーパ面および直交段部のそれぞれを、シャフト5や棒状繰出し部材11の各外周面の周方向に連続して、すなわち図6のシャフトの場合と同じように連続して形成し、そのときの直交段部の軸方向間隔を少なくとも操作ボタン4の最小移動ストローク(図示の場合はL2)に設定する、
(82)図6の急斜面状段部を、図1〜図5の場合と同じようにシャフト25の外周面軸方向の列ごとにずらした形で設ける、
(83)図1〜図5の直交段部や図6の急斜面状段部の軸方向間隔を操作ボタン4の移動ストロークの1/整数分に対応させる、
(84)操作ボタン4の切欠部4c代えて下方への凸状部を形成し、かつ、カラーリング9,14や後軸筒21の上段部分9b,14b,21bに代えて当該凸状部に対応した凹状部を形成する、
(85)図1〜図5の軸筒前側(内容物貯留空間側)を図6のそれと同じようにカートリッジ化する、
(86)貯留空間Aに粘性の低い液体を収納してもノック操作以外のときは漏れ出さないように、孔部2a,23bに貯留空間Aからの内容物の圧力があらかじめ設定された値を超えると開放される弁(例えば中央に内容物通過用の切込の設けられたゴム部材など)を設ける、
ようにしてもよい。
1a:前端側筒状部
2:筒状のヘッド
2a:内容物吐出用の孔部
3:シール部材
3a:凹状部
3b:逆スカート部
3c:スカート部
4:操作ボタン
4a:筒状の垂下部
4b:外側筒状部
4c:切欠部
5:シャフト
5a,5a’:第一の上広がりテーパ面
5b,5b’:第一の直交段部
5c,5c’:第二の上広がりテーパ面
5d,5d’:第二の直交段部
6:筒状繰出し部材
6a:筒状テーパ部
7:連結部材
7a:環鍔状部
8:コイルスプリング
9:カラーリング
9a:環状の下段部分
9b:上段部分
10:キャップ
10a:突状部
A:内容物収納用の貯留空間
S:軸筒内側断面積,
L1:多量モードにおける操作ボタンの移動ストローク
L2:少量モードにおける操作ボタンの移動ストローク
11:棒状繰出し部材
11a,11a’:第一の下広がりテーパ面
11b,11b’:第一の直交段部
11c,11c’:第二の下広がりテーパ面
11d,11d’:第二の直交段部
12:筒状の中間伝達部材
12a:筒状逆テーパ部
13:シール部材
13a:環溝状部
13b:鞘状部
13c:逆スカート部
13d:スカート部
14:カラーリング
14a:環状の下段部分
14b:上段部分
14c:環状垂下部
21:後軸筒
21a:下段部分
21b:上段部分
22:前軸筒
22a:下端側筒状部
22b:内側段部
22c:外側段部
23:筒状のカートリッジ本体
23a:外周面段部
23b:内容物吐出用の孔部
24:シール部材
24a:シャフト嵌合用の開口部
24b:逆スカート部
24c:スカート部
25:シャフト
25a:環状の急斜面状段部
25b:環状の上広がりテーパ面
25c:環状鍔部
26:筒状繰出し部材
26a:筒状テーパ部
Claims (2)
- ノック操作部復帰作動用のテーパ状面およびこれに続く内容物吐出作動用の段部からなる凸状部分が外周面軸方向に複数形成されたロッド状部材と、当該段部に対する係合部を備えた筒状部材との協働作用により、
ノック操作時には、当該ロッド状部材および当該筒状部材が当該係合部と第1の当該段部との係合状態で吐出孔の側の前方向へ移動するとともに、当該吐出孔にいたる内容物貯留空間の画定用として容器内部に設けられたシール部材を同じく前方向に連動させ、
ノック操作解除時には、ノック操作部が弾性体の作用でノック操作前の原位置に復帰し、かつ、当該復帰の際に当該シール部材が容器内周面との摩擦力でノック操作解除前の元の位置に残されたまま、当該筒状部材または当該ロッド状部材が、当該筒状部材と当該テーパ状面との間の案内作用に基づいて移動することにより、当該係合部が第2の当該段部との対応位置までシフトするノック式の内容物吐出機構において、
前記ノック操作部は、
容器に対して回動可能な形で設けられ、かつ、当該ノック操作部の前方向へのストロークをその回動位置に応じて異なる長さに設定するための第1の移動量規定部が形成された操作部材であり、
前記操作部材の第1の移動量規定部に対応する第2の移動量規定部が形成された操作部材受け部を備え、
前記ロッド状部材は、
前記凸状部分のそれぞれが前記外周面軸方向の列ごとに飛び飛びの形で配され、かつ、任意の当該列の前記段部の周方向隣部分に前記テーパ状面が形成されたものである、
ことを特徴とするノック式の内容物吐出機構。 - 請求項1に記載の内容物吐出機構を備えて、内容物を収納した、
ことを特徴とするノック式ディスペンサー。
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